JP2001178988A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
に、洗剤を溶解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用させて
給水時間を洗濯物の汚れ除去に有効に利用できるように
し、かつポンプの動作音に起因する騒音を低減して静音
化する。 【解決手段】 撹拌翼3と洗濯兼脱水槽2を回転駆動す
る第1のモータ7とポンプ14を駆動する第2のモータ
15を同じインバータ回路を介して駆動し、洗濯、すす
ぎ、脱水等の一連の行程を制御する。制御手段は、ポン
プ14を動作させて風呂水等を供給する際に、水位検知
手段9によって検知される所定水位よりも低い少なくと
も1段階の水位において、第2のモータ15を停止させ
るとともに第1のモータ7を回転させて洗濯兼脱水槽2
を回転駆動するプレ洗濯槽回転行程を実施し、プレ洗濯
槽回転行程では、洗濯兼脱水槽2と水受け槽1との間の
洗濯水を洗濯兼脱水槽2内に上方より散水しない水位に
設定する。
Description
転駆動するモータと洗濯兼脱水槽内に風呂水等を供給す
るポンプを駆動するモータとをインバータ回路により駆
動するようにした洗濯機に関する。
る撹拌翼を用いた洗濯機の構成を図12を参照しながら
説明する。
部に撹拌翼81を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽82
を内包し、吊り棒83により洗濯機外枠84に吊り下げ
ている。モータ85は、Vベルト86および減速機構兼
クラッチ87を介して、撹拌翼81または洗濯兼脱水槽
82を駆動する。排水弁88は洗濯兼脱水槽82内の洗
濯水を排水し、給水弁89は洗濯兼脱水槽82内に給水
するものである。
させるための流体バランサー90を設け、洗濯兼脱水槽
82の上部には蓋91を配設している。制御装置92
は、モータ85、排水弁88、給水弁89などを制御し
て、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので
ある。
兼脱水槽82に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、運
転を開始すると、制御装置92により給水弁89が制御
されて洗濯兼脱水槽82内に所定量の水が給水され、そ
の後制御装置92により、モータ85が制御されて撹拌
翼81が回転する。撹拌翼81の回転によって洗濯兼脱
水槽82内の洗濯物と水とが撹拌され、この撹拌によっ
て洗剤が徐々に溶解して洗濯水となり、洗濯物の汚れに
作用することとなる。
成の洗濯機の場合、投入された洗剤を溶解するために、
撹拌翼81を高速で回転させて洗濯物や水を撹拌するの
が一般的であり、この場合、洗濯物に過度の機械力が加
わらないようにするため、洗濯兼脱水槽82に所定量の
水を給水してから撹拌翼81による撹拌を行っていた。
拌翼81を撹拌させないため、この給水時間は洗濯物の
汚れ除去の観点からは、意味を持たないものとなってい
た。また、給水された水は洗濯物にそのまましみ込むこ
とになり、この場合、撹拌開始によって溶解しはじめた
洗剤が洗濯物全体に浸透し、汚れ除去に必要な濃度に均
一化されるまで所定の時間が必要となり、この場合も汚
れ除去の観点からすると無駄な時間となっていた。
合、風呂水を吸水するポンプを用いて給水するものが知
られているが、このものでも上記と同様な時間面での不
具合がある。加えて、ポンプによる給水の場合には、ポ
ンプの動作音に起因する騒音に問題があった。
プにより風呂水等を給水する給水行程にて、洗剤の溶解
性を向上するとともに洗濯物に洗剤が付着する洗剤残り
を低減し、洗剤を溶解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用
させて給水時間を洗濯物の汚れ除去に有効に利用できる
ようにし、かつポンプの動作音に起因する騒音を低減し
て静音化することを目的としている。
するために、撹拌翼を内底部に回転自在に配設した洗濯
兼脱水槽を水受け槽に回転自在に内包し、撹拌翼と洗濯
兼脱水槽を第1のモータにより回転駆動し、第2のモー
タを具備するポンプ手段により洗濯兼脱水槽内に風呂水
等を供給し、制御手段により第1および第2のモータを
同じインバータ回路を介して駆動し、洗濯、すすぎ、脱
水等の一連の行程を制御するよう構成し、制御手段は、
ポンプ手段を動作させて風呂水等を供給する際に、洗濯
兼脱水槽の水位を検知する水位検知手段によって検知さ
れる所定水位よりも低い少なくとも1段階の水位におい
て、第2のモータを停止させるとともに第1のモータを
回転させて洗濯兼脱水槽を回転駆動するプレ洗濯槽回転
行程を実施し、プレ洗濯槽回転行程では、洗濯兼脱水槽
と水受け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より
散水しない水位に設定したものである。
する給水行程にて、洗剤の溶解性を向上するとともに洗
濯物に洗剤が付着する洗剤残りを低減することができ、
洗剤を溶解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用させて給水
時間を洗濯物の汚れ除去に有効に利用することができ、
かつ、ポンプの動作音に起因する騒音を低減して静音化
することができる。
は、撹拌翼を内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した水受け槽
と、前記撹拌翼と洗濯兼脱水槽を回転駆動する第1のモ
ータと、第2のモータを具備し前記洗濯兼脱水槽内に風
呂水等を供給するポンプ手段と、前記第1および第2の
モータを同じインバータ回路を介し駆動し、洗濯、すす
ぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗
濯兼脱水槽の水位を検知し前記制御手段にその出力を入
力する水位検知手段とを備え、前記制御手段は、前記ポ
ンプ手段を動作させて風呂水等を供給する際に、前記水
位検知手段によって検知される所定水位よりも低い少な
くとも1段階の水位において、前記第2のモータを停止
させるとともに前記第1のモータを回転させて前記洗濯
兼脱水槽を回転駆動するプレ洗濯槽回転行程を実施し、
前記プレ洗濯槽回転行程では、前記洗濯兼脱水槽と水受
け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水し
ない水位に設定したものであり、ポンプにより風呂水等
を給水する給水行程において、プレ洗濯槽回転行程を実
施することにより洗剤の溶解性を向上することができ、
しかも、プレ洗濯槽回転行程では、洗濯兼脱水槽と水受
け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水し
ない水位に設定しているので、洗濯兼脱水槽を回転駆動
することにより溶解していない洗剤粒子が混在した洗濯
水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水することがなく、洗
濯水内の洗剤が洗濯物に付着することがなくなって、洗
剤残りを低減することができ、しかも、洗剤を溶解した
洗濯水を洗濯物の汚れに作用させて給水時間を洗濯物の
汚れ除去に有効に利用することができ、かつ、ポンプの
動作音に起因する騒音を低減して静音化することができ
る。さらに、洗濯兼脱水槽内に給水した後、洗い行程、
すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、洗濯兼脱
水槽を回転駆動し洗濯兼脱水槽の外側と水受け槽との間
の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水す
る洗濯槽回転行程を実施することにより、撹拌翼を回転
させることなく洗濯水またはすすぎ水を洗濯物にまんべ
んなく散水させて汚れに作用させることができ、洗濯物
の洗いむらを少なくすることができる。
記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽回転行程
において、水位が高い程回転数を低下させるようにした
ものであり、溶解途中の洗剤粒子が混在した洗濯水を洗
濯兼脱水槽内に上方より散水するのを確実に防止するこ
とができ、洗濯物への洗剤残りを確実に低減することが
できる。
たは2に記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽
回転行程において、水位が高い程回転時間を長くしたも
のであり、水位が高い場合には洗剤の投入量が多いが、
回転時間を長くすることにより洗剤の投入量が多くても
溶解性を向上することができ、洗剤を溶解した洗濯水を
洗濯物の汚れに作用させて洗濯物の汚れ除去に有効に利
用することができ、洗い行程において、洗濯兼脱水槽を
回転駆動し洗濯兼脱水槽の外側と水受け槽との間の洗濯
水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯
槽回転行程を実施するとき、散水時には洗剤粒子がない
状態で洗濯水の有効な濃度で洗濯水を洗濯兼脱水槽の上
方から散水することができるため、洗い時の汚れの除去
作用を向上することができるとともに、洗濯物への洗剤
残りを確実に低減することができる。
たは2に記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽
回転行程において、所定水位が高い程低い水位の段階を
多くしたものであり、所定水位が高い程洗剤の投入量が
多くなるため、所定の各水位での洗剤の溶解性を維持す
るために、所定水位が高いほど、こまめにプレ洗濯槽回
転行程を実施することで各所定水位での洗剤の溶解性を
一律にすることができ、洗浄性能を維持できるととも
に、洗濯物への洗剤残りを低減することができる。
たは2に記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽
回転行程において、所定水位が高い程低い水位段階の各
段階での洗濯槽回転時間を長くしたものであり、所定水
位が高い程洗剤の投入量が多くなるため、水位が高い程
各段階での洗濯槽回転時間を長くすることで、洗剤の投
入量が多くても溶解性を向上することができ、洗剤を溶
解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用させて洗濯物の汚れ
除去に有効に利用することができ、洗い行程において、
洗濯兼脱水槽を回転駆動し洗濯兼脱水槽の外側と水受け
槽との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方よ
り散水する洗濯槽回転行程を実施するとき、散水時には
洗剤粒子がない状態で洗濯水の有効な濃度で洗濯水を洗
濯兼脱水槽の上方から散水することができるため、洗い
時の汚れの除去作用を向上することができるとともに、
洗濯物への洗剤残りを確実に低減することができる。
たは2に記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽
回転行程において、回転を間欠的に複数回実施するよう
にしたものであり、溶解途中の洗剤粒子が混在した洗濯
水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水するのを確実に防止
することができるとともに、洗剤の洗濯水内の移動が多
くなることで洗剤の溶解性を向上することができ、洗濯
物への洗剤残りを確実に低減することができ、さらに、
洗濯水の泡の成長を抑制することができ、洗い時に泡の
吹き出しを抑えることができるとともに、給水時の消費
電力量を低減することができる。
2、6に記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽
回転行程において、回転を間欠的に複数回実施し、水位
が高い程間欠回数を多くしたものであり、水位が高い程
洗剤の洗濯水内の移動を多くすることができて、洗剤の
溶解性を向上することができ、洗剤を溶解した洗濯水を
洗濯物の汚れに作用させて洗濯物の汚れ除去に有効に利
用することができ、洗い行程において、洗濯兼脱水槽を
回転駆動し洗濯兼脱水槽の外側と水受け槽との間の洗濯
水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯
槽回転行程を実施するとき、散水時には洗剤粒子がない
状態で洗濯水の有効な濃度で洗濯水を洗濯兼脱水槽の上
方から散水することができるため、洗い時の汚れの除去
作用を向上することができるとともに、洗濯物への洗剤
残りを確実に低減することができ、さらに、洗濯水の泡
の成長を抑制することができ、洗い時に泡の吹き出しを
抑えることができるとともに、給水時の消費電力量を低
減することができる。
2、6に記載の発明において、制御手段は、プレ洗濯槽
回転行程において、回転を間欠的に複数回実施し、間欠
的に回転させる回転時間を前半では長めに、後半では短
めに設定したものであり、前半に洗剤の洗濯水内の移動
を大きくすることで、洗剤の溶解性を早期にさらに向上
することができて、給水時の溶解時間を低減することが
でき、消費電力量を低減することができる。
しながら説明する。
1は、洗濯兼脱水槽2を回転自在に内包し、洗濯兼脱水
槽2の底部に撹拌翼3を回転自在に設けている。そして
水受け槽1は、吊り棒4により洗濯機外枠5に吊り下げ
ている。動力切換機構6は、直流ブラシレスモータで構
成した第1のモータ7からの駆動力を洗い、すすぎ時の
撹拌行程には減速して、例えば減速比6対1で撹拌翼3
に伝達し、洗濯槽回転行程または脱水時には1対1で洗
濯兼脱水槽2に伝達する。すなわち、第1のモータ7が
900r/minで回転したとすれば、洗濯時には撹拌
翼3の回転数は150r/min、脱水時には洗濯兼脱水槽
2の回転数は900r/minで回転駆動され、洗濯槽
回転行程では、後述するように、回転制御手段32を用
いて100r/minに回転駆動される。
散水用の吐出部を形成するものであり、水位検知手段9
は、洗濯兼脱水槽2内の水位を検知するもので、エアー
ホース10により水受け槽1の下部にある接続部(トリ
ップ点)11と連結し、接続部11の水圧を電気的な周
波数に変換することにより、水位を検知している(エア
ーホース10の途中のつなぎは省略している)。給水弁
12は、洗濯兼脱水槽2内に水を給水するものであり、
排水弁13は水受け槽1内の洗濯水を排水するものであ
る。
タ15により駆動されて風呂水を吸水するもので、洗濯
機外枠5に取り付け、先端に吸水フィルター16を設け
た吸水ホース17を吸水口18に連結し、吸水フィルタ
ー16を風呂の浴槽19内に入れている。給水弁12
は、注水口20を通して洗濯兼脱水槽2に水道水を給水
するとともに、風呂水使用の場合は、洗濯兼脱水槽2内
に注水すると同時に注水口20に設けた呼び水吐出口2
1から、呼び水口22に連結した呼び水パイプ23を通
り、ポンプ14のポンプケース内へ満水の状態に供給す
るようにしている。
4より吐出し、吐出パイプ25を通して注水ガイド26
に連結し、注水ガイド26に沿って洗濯兼脱水槽2内に
注水するよう構成している。
切換機構6、第1のモータ7、給水弁12、排水弁1
3、第2のモータ15などの動作を制御し、洗濯、すす
ぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御するマイクロコン
ピュータで構成した制御手段28などで構成している。
入力設定手段29からの情報を入力し、その情報を基に
表示手段30で表示して使用者に知らせるとともに、入
力設定手段29により運転開始が設定されると、水位検
知手段9などからのデータを入力し、負荷駆動手段31
を介して動力切換機構6、給水弁12、排水弁13の動
作を制御して洗濯運転を行う。
ータ7の位置検出手段33または第2のモータ15の位
置検出手段34からの情報に基づいて、駆動回路35を
介してインバータ回路36を制御することにより、第1
のモータ7または第2のモータ15を回転制御するよう
にしている。
で、図示していないが、3相巻線を有するステータと、
リング上に2極の永久磁石を配設しているロータから構
成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線7a、
第2の巻線7b、第3の巻線7cをスロットに設けた鉄
心に巻き付けて構成している。同様に第2のモータ15
も3相巻線を構成する第1の巻線15a、第2の巻線1
5b、第3の巻線15cで構成している。
タ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなる
スイッチング素子で構成している。第1のスイッチング
素子36aと第2のスイッチング素子36bの直列回路
と、第3のスイッチング素子36cと第4のスイッチン
グ素子36dの直列回路と、第5のスイッチング素子3
6eと第6のスイッチング素子36fの直列回路で構成
し、各スイッチング素子の直列回路は並列接続してい
る。
端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子
の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点
に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3
相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチン
グ素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の
オン、オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子を
それぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
ICからなる第1モータ7の3つの位置検出手段33
a、33b、33c、または第2のモータ15の3つの
位置検出手段34a、34b、34cからの情報に基づ
いて回転制御手段18により制御される。位置検出手段
33a、33b、33cと位置検出手段34a、34
b、29cは電気角で120度の間隔でロータが有する
永久磁石に対向するように、ステータに配設されてい
る。
に、第1のモータ7の3つの位置検出手段33a、33
b、33cは、それぞれ図に示したようなタイミングで
パルスを出力する。回転制御手段32は、図3に示した
矢印のタイミング(3つの位置検出手段のいずれかの信
号の状態が変わったとき)を検知して、第1のモータ7
の位置検出手段33a、33b、33cの信号を基に、
スイッチング素子36a〜36fのオン、オフ状態を変
えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零
電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線7a、
第2の巻線7b、第3の巻線7cに通電して磁界を作
り、ロータを回転させる。
36eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例
えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比
を制御することで、ロータの回転数を制御するようにし
てあり、回転制御手段32は、第1のモータ7の3つの
位置検出手段33a、33b、33cのいずれかの信号
の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期より
ロータの回転数を算出して、設定回転数になるようにス
イッチング素子36a、36c、36eをPWM制御す
る。また、第2のモータ15も上記と同様に制御され
る。
どちらかを制御するかは制御手段28によりスイッチ回
路37で切り換えられる。
8の両端電圧でインバータ36の入力電流値を検知する
ものとする。商用電源39は、ダイオードブリッジ4
0、チョークコイル41、平滑用コンデンサ42からな
る直流電源変換装置を介して、インバータ36に接続し
ている。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスに
より構成した第1のモータ7の構成、インバータ36の
構成等は、これに限定されるものではない。
第1のモータ7の位置検出手段33、または第2のモー
タ15の位置検出手段34からの信号を入力して第1の
モータ7または第2のモータ15の回転数を検知する回
転数検知手段32aと、第1のモータ7または第2のモ
ータ15の回転数を設定する回転数設定手段32bと、
回転数設定手段32bと回転数検知手段32aで検知さ
れた回転数とを比較する回転数比較手段32cと、回転
数の変化量を検知する回転数変化量検知手段32dと、
回転数比較手段32cと回転数変化量検知手段32dか
らの入力に基づき、第1のモータ7または第2のモータ
15の回転数を設定回転数に近づけるためにスイッチン
グ素子36a、36c、36eの通電比の操作量を決定
する操作量決定手段と32eと、操作量決定手段と32
eにより操作された後のスイッチング素子36a、36
c、36eの通電比を設定し駆動回路35に出力する通
電比設定手段32fと、第1のモータ7の起動からの経
過時間に応じて徐々に増加したスイッチング素子36
a、36c、36eの通電比を記憶し駆動回路35に出
力する通電比記憶手段32gとで構成している。
たは第2のモータ15の起動時に、第1のモータ7の3
つの位置検出手段33a、33b、33cまたは第2の
モータ15の3つの位置検出手段34a、34b、34
cのいずれかの信号の状態が変わる回数が3回まで、す
なわち第1のモータ7または第2のモータ15が1/2
回転するまでは、通電比記憶手段32gの出力信号で、
それ以後は通電比設定手段32fの出力信号で駆動回路
35を駆動することにより、スイッチング素子36a、
36c、36eの通電比を制御するようにしている。そ
のため、回転制御手段32により、撹拌翼3の回転数
と、洗濯兼脱水槽2の回転数を自由に設定することも可
能である。
様子を示しており、第1のモータ7が900r/min
になるように、すなわち撹拌翼3が150r/minに
なるように1.6秒オン1秒オフで、正転反転を繰り返
すようにしている。
させて風呂水等を供給する際に、水位検知手段9によっ
て検知される所定水位よりも低い少なくとも1段階の水
位において、第2のモータ15を停止させるとともに第
1のモータ7を回転させて洗濯兼脱水槽2を回転駆動す
るプレ洗濯槽回転行程を実施し、プレ洗濯槽回転行程で
は、洗濯兼脱水槽2と水受け槽1との間の洗濯水を洗濯
兼脱水槽2内に上方より散水しない水位に設定してい
る。
内に給水した後、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1
つの行程において、洗濯兼脱水槽2を回転駆動し洗濯兼
脱水槽2の外側と水受け槽1との間の洗濯水が上昇し洗
濯兼脱水槽2内にその上方より散水する洗濯槽回転行程
を実施するように構成している。
ながら動作を説明する。洗濯兼脱水槽2に洗濯物と洗剤
を投入した後、給水弁12を動作させて水道水を呼び水
口22よりポンプ14に給水、いわゆる呼び水を行い
(図7のステップ51)、第2のモータ15を駆動して
ポンプ14を動作させ(ステップ52)、ポンプ14に
より洗濯兼脱水槽2内に給水する。なお、ステップ51
の呼び水は、連続して使用する場合など、ポンプ14の
ポンプケース内が満水状態のときは行わない。
9により検知した水位が所定水位よりも低い水位におい
て、第2のモータ15を停止させるとともに、第1のモ
ータ7を回転させる行程を実施する。すなわち、図6
(a)に示すように、洗濯兼脱水槽2内の水位が第1の
水位H1(例えば、水柱50mm)に達する時刻t1まで
は、図6(b)に示すように、洗濯兼脱水槽2の回転数
を0r/minとしておく。
1の水位H1を検知(ステップ53)した時刻t1以降、
時刻t2までの間(例えば、60秒間)第2のモータ1
5を停止してポンプ14をオフ(ステップ54)して吸
水を止める。そして、第1のモータ7を駆動して洗濯兼
脱水槽2を第1の設定回転数N1(例えば、100r/
min)で回転させるプレ洗濯槽回転行程を実施し、設
定時間後第1のモータ7を停止させる(ステップ5
5)。
15を駆動してポンプ14を駆動し、所定水位Hsまで
吸水し(ステップ57)、所定水位Hsを検知した時刻
tsで第2のモータ15をオフし、ポンプ14による給
水行程を終了する(ステップ58)。その後、洗濯兼脱
水槽2を回転数Ns(例えば150r/min)で回転
させる洗い時の洗濯槽回転行程を実施する。
および第2のモータ15をインバータ回路36により駆
動し、インバータ回路36を制御手段28により制御
し、第2のモータ15を駆動してポンプ14を駆動させ
た場合に、所定水位より低い第1の水位H1にて第2の
モータ15を停止し、洗濯兼脱水槽2を第1の設定回転
数N1で回転させるプレ洗濯槽回転行程を実施すること
により、図8に示すように、洗濯兼脱水槽2のゆるやか
な回転に伴い、洗濯水にゆるやかな遠心力が働いて中央
部が少し下降して洗濯水の循環を促し、投入された洗剤
の溶解性を向上することができ、以後の行程での洗浄性
能の向上に寄与することができる。
水槽2と水受け槽1との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽2内
に上方より散水しない水位に設定しているので、洗濯水
が洗濯兼脱水槽2の上部に達することがなく、洗濯兼脱
水槽2を回転駆動することにより溶解していない洗剤粒
子が混在した洗濯水を洗濯兼脱水槽2内に上方より散水
することがなく、洗濯水内の溶解していない洗剤粒子が
洗濯物に付着することがなくなって、洗剤残りを低減す
ることができる。
い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、
洗濯兼脱水槽2を回転駆動し洗濯兼脱水槽2の外側と水
受け槽1との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽2内にそ
の上方より散水する洗濯槽回転行程を実施することによ
り、洗濯水を洗濯物にまんべんなく散水させて汚れに作
用させることができ、洗濯物の洗いむらを少なくするこ
とができる。
36を介して駆動させることで静音化ができる。また、
洗濯物が十分に湿って布かさが小さくなった状態で、は
じめて洗濯兼脱水槽2を第1の設定回転数N1に上げる
ので、洗濯物と内蓋等の摩擦力が少なくなり、洗濯物の
傷みを少なくすることができる。
せて風呂水等を供給する際に、所定水位よりも低い第1
の水位H1において、第2のモータ15を停止させると
ともに、第1のモータ7を回転させるように構成してい
るが、所定水位Hsより低い複数の水位において、第2
のモータ15を停止させるとともに、第1のモータ7を
回転させるようにしてもよく、同様の作用効果を得るこ
とができる。
い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、
洗濯兼脱水槽2を回転駆動する洗濯槽回転行程を実施す
るようにしているが、洗濯水を洗濯物に十分に散水した
後、撹拌翼3を回転するようにしてもよい。
プレ洗濯槽回転行程において、水位が高い程回転数を低
下させるようにしている。また、プレ洗濯槽回転行程に
おいて、水位が高い程回転時間を長くしている。他の構
成は上記実施例1と同じである。
兼脱水槽2に洗濯物と洗剤を投入した後、制御手段28
はインバータ回路36を介して第2のモータ15を駆動
してポンプ14を駆動し、洗濯兼脱水槽2内に給水す
る。このとき、図9(a)(b)の点線で示すように、
風呂水の給水による洗濯兼脱水槽2内の水位が第1の水
位H1(例えば、水柱50mm)に達した時刻t1以降、
時刻t2までの間(例えば、60秒間)は、洗濯兼脱水
槽2を第1の設定回転数N1(例えば100r/mi
n)で回転させてプレ洗濯槽回転行程を実施し、上記実
施例1と同じ動作をする。
ば、水柱50mm)より高い水位H 1’(例えば、水柱
100mm)に達した場合は、時刻t1’以降、時刻
t2’までの間(例えば、90秒間)は、洗濯兼脱水槽
2を第1の設定回転数N1より低い回転数N1’(例えば
70r/min)で回転させてプレ洗濯槽回転行程を実
施する。
行程を実施する所定水位Hsより低い水位H1、H1’に
おいて、水位が高くなる程、プレ洗濯槽回転行程の回転
数を第1の設定回転数N1より回転数N1’に下げること
で、プレ洗濯槽回転行程での洗濯兼脱水槽2の回転によ
る水のすり鉢状態を緩和することができ、洗剤の溶解途
中の洗剤粒子が洗濯兼脱水槽2の上部より散水しないよ
うにでき、洗濯物への洗剤残りを確実に低減することが
できる。
行程の回転数を第1の設定回転数N 1より回転数N1’に
下げるとともに、プレ洗濯槽回転行程を例えば60秒か
ら90秒に長くすることで、洗剤の溶解性を向上するこ
とができ、所定水位Hsに達してからの洗い時等の散水
時には洗剤粒子が少ない状態で洗濯水の有効な濃度で洗
濯兼脱水槽2の上部より散水することができるため、洗
い時の汚れの除去作用(洗浄性能)を向上することがで
きるとともに、洗濯物への洗剤残りを確実に低減するこ
とができる。
において、水位が高い程回転数を低下させるようにし、
回転時間を長くしているが、回転数を低下させること
と、回転時間を長くすることとをそれぞれ単独に実施し
てもよいことはいうまでもない。
プレ洗濯槽回転行程において、所定水位Hsが高い程、
低い水位の段階を2回、3回と多くするようにしてい
る。また、プレ洗濯槽回転行程において、所定水位Hs
が高い程低い水位段階の各段階での洗濯槽回転時間を長
くするようにしている。他の構成は上記実施例1と同じ
である。
兼脱水槽2に洗濯物を投入し、洗濯物の量が少ない場合
は、所定水位Hsを例えば低水位とし、洗濯物の量が多
い場合は所定水位Hsを例えば高水位とする。この場
合、洗剤の投入量は水量に応じて投入するため、水位が
高くなればなる程、洗剤の投入量が多くなる。
場合は、上記実施例1と同様に、プレ洗濯槽回転行程は
1回と少なく、所定水位Hsが高い(高水位)の場合
は、図10(a)(b)に示すように、プレ洗濯槽回転
行程は3回と多くする。ただし、3回でなくても複数回
に設定してもよい。
図10(a)(b)に示すように、風呂水の給水による
洗濯兼脱水槽2内の水位が第1の水位H1(例えば、水
柱50mm)に達した時刻t1以降、時刻t2までの間
(例えば、60秒間)は第2のモータ15を停止し、ポ
ンプ14は吸水を止め、洗濯兼脱水槽2を第1の回転数
N1(例えば100r/min)で回転させてプレ洗濯
槽回転行程を実施する。
00mm)まで給水するため、水位が第2の水位H2に
達する時刻t3までは第1のモータ7を停止し、プレ洗
濯槽回転行程を停止するとともに、第2のモータ15を
駆動してポンプ14を回転させて吸水する。そして、第
2の水位H2(例えば、水柱100mm)を検知した時
刻t3以降、時刻t4までの間(例えば、90秒間)は第
2のモータ15を停止し、ポンプ14は吸水を止め、洗
濯兼脱水槽2を第2の回転数N2(例えば70r/mi
n)で回転させてプレ洗濯槽回転行程を実施する。
給水し、第3の水位H3(例えば、水柱150mm)
で、時刻t5以降、時刻t6までの間(例えば、120秒
間)は第2のモータ15を停止し、ポンプ14は吸水を
止め、洗濯兼脱水槽2を第3の回転数N3(例えば50
r/min)で回転させてプレ洗濯槽回転行程を実施
し、その後所定水位Hsである高水位まで給水する。
高い程洗剤量が多く投入されるため、プレ洗濯槽回転行
程を実施する水位の段階を多くすることで、所定の各水
位での洗剤の溶解性を一律に維持することができ、洗い
時の汚れの除去作用(洗浄性能)の維持と衣類への洗剤
残りを低減することができる。
水位段階での各段階のプレ洗濯槽回転行程の回転時間を
長くすることで、洗剤の溶解性を向上することができ、
洗い時の散水時には洗剤粒子が少ない状態で洗濯水の有
効な濃度で洗濯兼脱水槽2の上方から散水することがで
き、洗い時の汚れの除去作用(洗浄性能)を向上するこ
とができるとともに、洗濯物への洗剤残りを確実に低減
することができる。
において、所定水位Hsが高い程、低い水位の段階を多
くし、低い水位段階の各段階での洗濯槽回転時間を長く
しているが、低い水位の段階を多くすることと、低い水
位段階の各段階での洗濯槽回転時間を長くすることとを
それぞれ単独で実施してもよいことはいうまでもない。
プレ洗濯槽回転行程において、回転を間欠的に複数回実
施するようにし、水位が高い程間欠回数を多くし、ま
た、間欠的に回転させる回転時間を前半では長めに、後
半では短めに設定している。他の構成は上記実施例1と
同じである。
兼脱水槽2に洗濯物と洗剤を投入した後、制御手段28
はインバータ回路36を介して第2のモータ15を駆動
してポンプ14を駆動し、洗濯兼脱水槽2内に給水す
る。このとき、図11(a)(b)に示すように、風呂
水の給水による洗濯兼脱水槽2内の水位が第1の水位H
1(例えば、水柱50mm)に達した時刻t1以降、時刻
t2までの間は、洗濯兼脱水槽2を第1の設定回転数N1
(例えば100r/min)で回転させてプレ洗濯槽回
転行程を間欠的に2回実施し、プレ洗濯槽回転行程の第
1の設定回転数N1での回転時間を短くする。ここで、
前半のプレ洗濯槽回転行程の第1の回転数N1での回転
時間を長くし、後半の回転時間を短くしている。
えば、水柱100mm)に達した時刻t3以降、時刻t4
までの間は、洗濯兼脱水槽2を第2の設定回転数N
2(例えば70r/min)で回転させてプレ洗濯槽回
転行程を間欠的に3回実施し、つぎに給水した後、第3
の水位H3(例えば、水柱150mm)に達した時刻t5
以降、時刻t6までの間は、洗濯兼脱水槽2を第3の設
定回転数N3(例えば50r/min)で回転させてプ
レ洗濯槽回転行程を間欠的に4回実施する。ここでも同
様に、前半のプレ洗濯槽回転行程の回転時間を長くし、
後半の回転時間を徐々に短くしている。
レ洗濯槽回転行程を2回、3回、4回としているが、要
は徐々に水位が上がる程、回数を増やせばよい。
行程を間欠的に複数回実施することで、洗濯水が洗濯兼
脱水槽2の外側と水受け槽1との間を往復運動し、洗剤
の洗濯水内の移動が多くなるため、洗剤の溶解性を向上
することができ、洗濯物への洗剤残りを確実に低減でき
るとともに、プレ洗濯槽回転行程での回転時間が短くな
ることで、洗濯水の泡の成長を抑制することができ、洗
い時にさらに本格的に洗濯槽回転行程を実施するときに
泡の吹き出しを抑えることができる。さらに、プレ洗濯
槽回転行程を間欠的に行うため、第1のモータ7を回転
駆動させる時間が短くなるため、消費電力量の低減にも
つながる。
内の移動量を多くしないと洗剤がまんべんなく溶解する
ことができないが、プレ洗濯槽回転行程において、水位
が高い程間欠回数を多くしているので、洗剤の溶解性を
向上することができ、洗い時の散水時には洗剤粒子が少
ない状態で洗濯水の有効な濃度で洗濯兼脱水槽2の上方
から散水することができ、洗い時の汚れの除去作用(洗
浄性能)を向上できるとともに、洗濯物への洗剤残りを
確実に低減することができる。
外側と水受け槽1との間に発生した泡の洗濯兼脱水槽2
上部への成長が早いが、間欠回数を多くすることで泡の
成長を抑制することができ、洗い時にさらに本格的に洗
濯槽回転行程を実施するときに泡の吹き出しを抑えるこ
とができる。また、プレ洗濯槽回転行程を間欠的に行う
ため、洗い時間を短縮することができる。
に近い状況であるが、プレ洗濯槽回転行程において、間
欠的に回転させる回転時間を前半では長めに、後半では
短めに設定しているので、洗剤の溶解性を早期に向上す
ることができて、給水時の洗剤の溶解時間を短縮するこ
とができ、消費電力量を低減することができる。さら
に、洗剤の溶解初期段階でプレ洗濯槽回転行程の回転時
間を長くしているため、泡の成長を抑えることができ、
洗い時、すすぎ時の排水不良を抑えることができる。
において、回転を間欠的に複数回実施するようにし、水
位が高い程間欠回数を多くし、さらに、間欠的に回転さ
せる回転時間を前半では長めに、後半では短めに設定し
ているが、回転を間欠的に複数回実施することと、水位
が高い程間欠回数を多くすることと、間欠的に回転させ
る回転時間を前半では長めに、後半では短めに設定する
こととをそれぞれ単独で実施してもよいことはいうまで
もない。
発明によれば、撹拌翼を内底部に回転自在に配設した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した
水受け槽と、前記撹拌翼と洗濯兼脱水槽を回転駆動する
第1のモータと、第2のモータを具備し前記洗濯兼脱水
槽内に風呂水等を供給するポンプ手段と、前記第1およ
び第2のモータを同じインバータ回路を介し駆動し、洗
濯、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段
と、前記洗濯兼脱水槽の水位を検知し前記制御手段にそ
の出力を入力する水位検知手段とを備え、前記制御手段
は、前記ポンプ手段を動作させて風呂水等を供給する際
に、前記水位検知手段によって検知される所定水位より
も低い少なくとも1段階の水位において、前記第2のモ
ータを停止させるとともに前記第1のモータを回転させ
て前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するプレ洗濯槽回転行程
を実施し、前記プレ洗濯槽回転行程では、前記洗濯兼脱
水槽と水受け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方
より散水しない水位に設定したから、ポンプにより風呂
水等を給水する給水行程において、プレ洗濯槽回転行程
を実施することにより洗剤の溶解性を向上することがで
き、しかも、プレ洗濯槽回転行程では、洗濯兼脱水槽と
水受け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散
水しない水位に設定しているので、洗濯兼脱水槽を回転
駆動することにより溶解していない洗剤粒子が混在した
洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水することがな
く、洗濯水内の洗剤が洗濯物に付着することがなくなっ
て、洗剤残りを低減することができ、しかも、洗剤を溶
解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用させて給水時間を洗
濯物の汚れ除去に有効に利用することができ、かつ、ポ
ンプの動作音に起因する騒音を低減して静音化すること
ができる。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、水位が高い程
回転数を低下させるようにしたから、溶解途中の洗剤粒
子が混在した洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水す
るのを確実に防止することができ、洗濯物への洗剤残り
を確実に低減することができる。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、水位が高い程
回転時間を長くしたから、洗剤の投入量が多くても溶解
性を向上することができ、洗剤を溶解した洗濯水を洗濯
物の汚れに作用させて洗濯物の汚れ除去に有効に利用す
ることができ、洗い行程において、洗濯兼脱水槽内に上
方より散水する洗濯槽回転行程を実施するとき、散水時
には洗剤粒子がない状態で洗濯水の有効な濃度で洗濯水
を洗濯兼脱水槽の上方から散水することができるため、
洗い時の汚れの除去作用を向上することができるととも
に、洗濯物への洗剤残りを確実に低減することができ
る。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、所定水位が高
い程低い水位の段階を多くしたから、各所定水位での洗
剤の溶解性を一律にすることができ、洗浄性能を維持で
きるとともに、洗濯物への洗剤残りを低減することがで
きる。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、所定水位が高
い程低い水位段階の各段階での洗濯槽回転時間を長くし
たから、所定水位が高い程洗剤の投入量が多くなるた
め、水位が高い程各段階での洗濯槽回転時間を長くする
ことで、洗剤の投入量が多くても溶解性を向上すること
ができ、洗剤を溶解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用さ
せて洗濯物の汚れ除去に有効に利用することができ、洗
い行程において、洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗
濯槽回転行程を実施するとき、散水時には洗剤粒子がな
い状態で洗濯水の有効な濃度で洗濯水を洗濯兼脱水槽の
上方から散水することができるため、洗い時の汚れの除
去作用を向上することができるとともに、洗濯物への洗
剤残りを確実に低減することができる。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、回転を間欠的
に複数回実施するようにしたから、溶解途中の洗剤粒子
が混在した洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水する
のを確実に防止することができるとともに、洗剤の洗濯
水内の移動が多くなることで洗剤の溶解性を向上するこ
とができ、洗濯物への洗剤残りを確実に低減することが
でき、さらに、洗濯水の泡の成長を抑制することがで
き、洗い時に泡の吹き出しを抑えることができるととも
に、給水時の消費電力量を低減することができる。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、回転を間欠的
に複数回実施し、水位が高い程間欠回数を多くしたか
ら、水位が高い程洗剤の洗濯水内の移動を多くすること
ができて、洗剤の溶解性を向上することができ、洗剤を
溶解した洗濯水を洗濯物の汚れに作用させて洗濯物の汚
れ除去に有効に利用することができ、洗い行程におい
て、洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程
を実施するとき、散水時には洗剤粒子がない状態で洗濯
水の有効な濃度で洗濯水を洗濯兼脱水槽の上方から散水
することができるため、洗い時の汚れの除去作用を向上
することができるとともに、洗濯物への洗剤残りを確実
に低減することができ、さらに、洗濯水の泡の成長を抑
制することができ、洗い時に泡の吹き出しを抑えること
ができるとともに、給水時の消費電力量を低減すること
ができる。
御手段は、プレ洗濯槽回転行程において、回転を間欠的
に複数回実施し、間欠的に回転させる回転時間を前半で
は長めに、後半では短めに設定したから、前半に洗剤の
洗濯水内の移動を大きくすることで、洗剤の溶解性を早
期にさらに向上することができて、給水時の溶解時間を
低減することができ、消費電力量を低減することができ
る。
ングチャート
イミングチャート
ミングチャート
イミングチャート
イミングチャート
Claims (8)
- 【請求項1】 撹拌翼を内底部に回転自在に配設した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した
水受け槽と、前記撹拌翼と洗濯兼脱水槽を回転駆動する
第1のモータと、第2のモータを具備し前記洗濯兼脱水
槽内に風呂水等を供給するポンプ手段と、前記第1およ
び第2のモータを同じインバータ回路を介し駆動し、洗
濯、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段
と、前記洗濯兼脱水槽の水位を検知し前記制御手段にそ
の出力を入力する水位検知手段とを備え、前記制御手段
は、前記ポンプ手段を動作させて風呂水等を供給する際
に、前記水位検知手段によって検知される所定水位より
も低い少なくとも1段階の水位において、前記第2のモ
ータを停止させるとともに前記第1のモータを回転させ
て前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するプレ洗濯槽回転行程
を実施し、前記プレ洗濯槽回転行程では、前記洗濯兼脱
水槽と水受け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方
より散水しない水位に設定した洗濯機。 - 【請求項2】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、水位が高い程回転数を低下させるようにした請求項
1記載の洗濯機。 - 【請求項3】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、水位が高い程回転時間を長くした請求項1または2
記載の洗濯機。 - 【請求項4】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、所定水位が高い程低い水位の段階を多くした請求項
1または2記載の洗濯機。 - 【請求項5】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、所定水位が高い程低い水位段階の各段階での洗濯槽
回転時間を長くした請求項1または2記載の洗濯機。 - 【請求項6】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、回転を間欠的に複数回実施するようにした請求項1
または2記載の洗濯機。 - 【請求項7】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、回転を間欠的に複数回実施し、水位が高い程間欠回
数を多くした請求項1、2、6のいずれか1項に記載の
洗濯機。 - 【請求項8】 制御手段は、プレ洗濯槽回転行程におい
て、回転を間欠的に複数回実施し、間欠的に回転させる
回転時間を前半では長めに、後半では短めに設定した請
求項1、2、6のいずれか1項に記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36984699A JP2001178988A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36984699A JP2001178988A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001178988A true JP2001178988A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18495463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36984699A Pending JP2001178988A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001178988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021186218A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP36984699A patent/JP2001178988A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021186218A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
JP7290603B2 (ja) | 2020-05-29 | 2023-06-13 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
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