JP2001178841A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents
スプリンクラ消火設備Info
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- JP2001178841A JP2001178841A JP36680399A JP36680399A JP2001178841A JP 2001178841 A JP2001178841 A JP 2001178841A JP 36680399 A JP36680399 A JP 36680399A JP 36680399 A JP36680399 A JP 36680399A JP 2001178841 A JP2001178841 A JP 2001178841A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単でコンパクトになり、設備スペー
スが限定されている住宅などにも容易に設置することが
でき、その上信頼性が高く点検を必要としないスプリン
クラ消火設備を得ること。 【解決手段】 給水配管40に接続されたスプリンクラ
ヘッド41と、給水配管40の基端側に設けられ、一次
側に接続された給水源と二次側に接続された給水配管4
0との間を遮断する弁体31とを有する継手部1と、こ
の継手部1に設けられ、火災発生時に弁体31を開放さ
せる感熱部37と、この感熱部37に設けられた発熱手
段38とを備えた。
スが限定されている住宅などにも容易に設置することが
でき、その上信頼性が高く点検を必要としないスプリン
クラ消火設備を得ること。 【解決手段】 給水配管40に接続されたスプリンクラ
ヘッド41と、給水配管40の基端側に設けられ、一次
側に接続された給水源と二次側に接続された給水配管4
0との間を遮断する弁体31とを有する継手部1と、こ
の継手部1に設けられ、火災発生時に弁体31を開放さ
せる感熱部37と、この感熱部37に設けられた発熱手
段38とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリンクラ消火
設備に係り、住宅などの消火設備に実施して特に有効な
スプリンクラ消火設備に関するものである。
設備に係り、住宅などの消火設備に実施して特に有効な
スプリンクラ消火設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、住宅などの水損を嫌う場所に
は、一般に予作動式スプリンクラ消火設備が設置されて
いる。この種予作動式スプリンクラ消火設備の一例とし
て、例えば、特公平7−79850号公報に記載された
発明がある。
は、一般に予作動式スプリンクラ消火設備が設置されて
いる。この種予作動式スプリンクラ消火設備の一例とし
て、例えば、特公平7−79850号公報に記載された
発明がある。
【0003】この予作動式スプリンクラ消火設備は、ス
プリンクラヘッド本体側にカバープレートの落下を検出
して火災検出信号を送出するスイッチング手段と、スイ
ッチング手段からの火災検出信号を受けて警報を行うと
共に起動信号を出力する受信機とを備え、予作動弁は、
受信機からの起動信号により開放する電磁弁と前記スプ
リンクラヘッドの作動により分岐管内に封じ込められて
いた圧縮空気が放出した際の減圧を受けて開放する減圧
作動型パイロット弁を直列に設けた減圧起動配管を有
し、電磁弁と減圧作動型パイロット弁の両方の開放時に
減圧起動配管が開放されて弁を開放するようにしたもの
である。
プリンクラヘッド本体側にカバープレートの落下を検出
して火災検出信号を送出するスイッチング手段と、スイ
ッチング手段からの火災検出信号を受けて警報を行うと
共に起動信号を出力する受信機とを備え、予作動弁は、
受信機からの起動信号により開放する電磁弁と前記スプ
リンクラヘッドの作動により分岐管内に封じ込められて
いた圧縮空気が放出した際の減圧を受けて開放する減圧
作動型パイロット弁を直列に設けた減圧起動配管を有
し、電磁弁と減圧作動型パイロット弁の両方の開放時に
減圧起動配管が開放されて弁を開放するようにしたもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような予作動式
スプリンクラ消火設備においては、給水管の外径の数倍
の大きさの予作動弁と、電磁弁及び減圧作動型パイロッ
ト弁とを必要とするため、構造が複雑になるばかりでな
く、設置に大きなスペースが必要である。また、電磁弁
は駆動部を有するため信頼性に欠けるので、正常に動作
するかどうかを時々点検する必要があるが、住宅などに
設置されている場合は、住宅内に入らなければならない
ので、面倒である。
スプリンクラ消火設備においては、給水管の外径の数倍
の大きさの予作動弁と、電磁弁及び減圧作動型パイロッ
ト弁とを必要とするため、構造が複雑になるばかりでな
く、設置に大きなスペースが必要である。また、電磁弁
は駆動部を有するため信頼性に欠けるので、正常に動作
するかどうかを時々点検する必要があるが、住宅などに
設置されている場合は、住宅内に入らなければならない
ので、面倒である。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、構造が簡単でコンパクトになり、設備ス
ペースが限定されている住宅などにも容易に設置するこ
とができ、その上信頼性が高く点検を必要としないスプ
リンクラ消火設備を得ることを目的としたものである。
されたもので、構造が簡単でコンパクトになり、設備ス
ペースが限定されている住宅などにも容易に設置するこ
とができ、その上信頼性が高く点検を必要としないスプ
リンクラ消火設備を得ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスプリンク
ラ消火設備は、給水配管に接続されたスプリンクラヘッ
ドと、前記給水配管の基端部に設けられ、一次側に接続
された給水源と二次側に接続された前記給水配管との間
を遮断する弁体を有する継手部と、該継手部に設けら
れ、火災発生時に前記弁体を開放させる感熱部と、該感
熱部に設けられた発熱手段とを備えたものである。
ラ消火設備は、給水配管に接続されたスプリンクラヘッ
ドと、前記給水配管の基端部に設けられ、一次側に接続
された給水源と二次側に接続された前記給水配管との間
を遮断する弁体を有する継手部と、該継手部に設けら
れ、火災発生時に前記弁体を開放させる感熱部と、該感
熱部に設けられた発熱手段とを備えたものである。
【0007】また、上記のスプリンクラヘッドに設けら
れ、該スプリンクラヘッドの動作を事前又はほぼ同時に
検出する火災検出手段を有し、該火災検出手段の動作に
より発熱手段を発熱させるようにした。さらに、継手部
をT字状又はY字状に形成された接続管と、該接続管に
接続される弁本体とで構成し、該接続管の残りの接続口
に給水源と生活配管を接続した。
れ、該スプリンクラヘッドの動作を事前又はほぼ同時に
検出する火災検出手段を有し、該火災検出手段の動作に
より発熱手段を発熱させるようにした。さらに、継手部
をT字状又はY字状に形成された接続管と、該接続管に
接続される弁本体とで構成し、該接続管の残りの接続口
に給水源と生活配管を接続した。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は本発明の
実施の形態1に係るスプリンクラ消火設備を模式的に示
した説明図、図2は図1の継手部の分解図である。図に
おいて、1は継手部、40は継手部1に連結された消火
水の給水配管で、下流側にはコンシールド型の接点付き
閉鎖型スプリンクラヘッド41(以下、単にスプリンク
ラヘッドという)が接続されている。54は火災信号を
受信して発熱手段38に通電する受信機である。以下、
各部の構成について詳細に説明する。
実施の形態1に係るスプリンクラ消火設備を模式的に示
した説明図、図2は図1の継手部の分解図である。図に
おいて、1は継手部、40は継手部1に連結された消火
水の給水配管で、下流側にはコンシールド型の接点付き
閉鎖型スプリンクラヘッド41(以下、単にスプリンク
ラヘッドという)が接続されている。54は火災信号を
受信して発熱手段38に通電する受信機である。以下、
各部の構成について詳細に説明する。
【0009】継手部1において、2は継手部1の一次側
を構成する筒状の接続管で、前端部(以下の説明では、
図の左側を前側又は前端部といい、右側を後側又は後端
部という)にはおねじを有し、例えば水道本管7などの
給水源に接続される第1の接続口3が設けられており、
後端部にはおねじを有し、通水路5によって第1の接続
口3に連通して後述の弁本体11が接続される第2の接
続口4が設けられている。そして、第1、第2の接続口
3,4の間には、おねじを有し、これら接続口3,4と
直交して分岐し、通水路5に連通して流し台、洗面台等
への給水管(以下、生活配管という)が接続される第3
の接続口6が設けられており、全体としてT字状に形成
されている。なお、この接続管2はY字状に形成しても
よい。
を構成する筒状の接続管で、前端部(以下の説明では、
図の左側を前側又は前端部といい、右側を後側又は後端
部という)にはおねじを有し、例えば水道本管7などの
給水源に接続される第1の接続口3が設けられており、
後端部にはおねじを有し、通水路5によって第1の接続
口3に連通して後述の弁本体11が接続される第2の接
続口4が設けられている。そして、第1、第2の接続口
3,4の間には、おねじを有し、これら接続口3,4と
直交して分岐し、通水路5に連通して流し台、洗面台等
への給水管(以下、生活配管という)が接続される第3
の接続口6が設けられており、全体としてT字状に形成
されている。なお、この接続管2はY字状に形成しても
よい。
【0010】11は継手部1の二次側を構成する弁本体
で、前端部にはめねじを有し、接続管2の第2の接続口
4に接続される前側接続口12が設けられており、後端
部にはめねじを有し、通水路14により前側接続口12
と連通されて、後述のフレーム21が接続される後側接
続口13が設けられている。通水路14の前側接続口1
2の下流側には縮径された小径部15が形成されてお
り、その下流側にはこれより大径の弁座16が設けられ
て再び拡径されている。そして、弁座16の後側には、
前後の接続口12,13と直交して分岐し、めねじを有
する給水配管40の接続口17が設けられており、全体
としてT字状に形成されている。なお、弁本体11に設
けられる前後の接続口12,13及び接続口17は、ほ
ぼ同径に形成されている。つまり、弁本体11の外径
は、接続管2、給水配管40の外径とほぼ等しく形成さ
れている。
で、前端部にはめねじを有し、接続管2の第2の接続口
4に接続される前側接続口12が設けられており、後端
部にはめねじを有し、通水路14により前側接続口12
と連通されて、後述のフレーム21が接続される後側接
続口13が設けられている。通水路14の前側接続口1
2の下流側には縮径された小径部15が形成されてお
り、その下流側にはこれより大径の弁座16が設けられ
て再び拡径されている。そして、弁座16の後側には、
前後の接続口12,13と直交して分岐し、めねじを有
する給水配管40の接続口17が設けられており、全体
としてT字状に形成されている。なお、弁本体11に設
けられる前後の接続口12,13及び接続口17は、ほ
ぼ同径に形成されている。つまり、弁本体11の外径
は、接続管2、給水配管40の外径とほぼ等しく形成さ
れている。
【0011】21はフレームで、前端部にはおねじを有
し、弁本体11の後側接続口13に接続される接続部2
2が設けられており、この接続部22の中心部には、後
述の弁体31の弁桿34が摺動可能に挿通されるガイド
穴23が貫設されている。そして、接続部22の後側に
は、対向して一対の支持枠24が延設されており、その
後端部には軸受25が設けられている。
し、弁本体11の後側接続口13に接続される接続部2
2が設けられており、この接続部22の中心部には、後
述の弁体31の弁桿34が摺動可能に挿通されるガイド
穴23が貫設されている。そして、接続部22の後側に
は、対向して一対の支持枠24が延設されており、その
後端部には軸受25が設けられている。
【0012】31はねじ接合された弁本体11の通水路
14と、フレーム21のガイド穴23内に配設された弁
体で、前端部には弁本体11の小径部15の径とほぼ等
しい外径の弁部32が設けられており、この弁部32に
は弁本体11の弁座16の径とほぼ等しい外径で、シー
ル機能を備えた付勢手段である皿ばね33が一体に設け
られている。なお、この皿ばね33の外面に、例えばテ
フロン(登録商標)をコーティングすれば、シール機能
をより向上させることができる。
14と、フレーム21のガイド穴23内に配設された弁
体で、前端部には弁本体11の小径部15の径とほぼ等
しい外径の弁部32が設けられており、この弁部32に
は弁本体11の弁座16の径とほぼ等しい外径で、シー
ル機能を備えた付勢手段である皿ばね33が一体に設け
られている。なお、この皿ばね33の外面に、例えばテ
フロン(登録商標)をコーティングすれば、シール機能
をより向上させることができる。
【0013】34は弁部32から後側に延設された弁桿
で、弁部32から傾斜面により徐々に縮径されて縮径部
が形成され、ついで僅かに拡径されて、フレーム21の
ガイド穴23に摺動可能に挿通されるスライド部35が
形成されており、その後端面には取付穴36が設けられ
ている。37は感熱部を構成する、例えばガラス管内に
アルコールの如き熱膨張性液体が封入されたグラスバル
ブで、その外周には発熱手段である例えばニクロム線の
如き発熱体38が巻回されている。なお、発熱手段に
は、ニクロム線に代えて熱によって爆発するイニシエー
ターを用いてもよい。
で、弁部32から傾斜面により徐々に縮径されて縮径部
が形成され、ついで僅かに拡径されて、フレーム21の
ガイド穴23に摺動可能に挿通されるスライド部35が
形成されており、その後端面には取付穴36が設けられ
ている。37は感熱部を構成する、例えばガラス管内に
アルコールの如き熱膨張性液体が封入されたグラスバル
ブで、その外周には発熱手段である例えばニクロム線の
如き発熱体38が巻回されている。なお、発熱手段に
は、ニクロム線に代えて熱によって爆発するイニシエー
ターを用いてもよい。
【0014】次に、上記のように構成した継手部1の組
立手順の一例について説明する。先ず、弁本体11内に
後側接続口13から弁体31を挿入し、その弁部32を
小径部15内に嵌入して皿ばね33を弁座16に当接す
る。ついで、弁本体11の後側接続口13にフレーム2
1の接続部22を挿入し、そのガイド穴23を弁体31
のスライド部35に嵌合する。そして、フレーム21の
軸受25と弁体31の取付穴36との間に、発熱体38
が巻回されたグラスバルブ37を配設する。この状態で
フレーム21の接続部22を弁本体11の後側接続口1
3に螺入し、両者を一体に接合する。
立手順の一例について説明する。先ず、弁本体11内に
後側接続口13から弁体31を挿入し、その弁部32を
小径部15内に嵌入して皿ばね33を弁座16に当接す
る。ついで、弁本体11の後側接続口13にフレーム2
1の接続部22を挿入し、そのガイド穴23を弁体31
のスライド部35に嵌合する。そして、フレーム21の
軸受25と弁体31の取付穴36との間に、発熱体38
が巻回されたグラスバルブ37を配設する。この状態で
フレーム21の接続部22を弁本体11の後側接続口1
3に螺入し、両者を一体に接合する。
【0015】これにより、弁体31はグラスバルブ37
に押圧されてその皿ばね33が弁座16に圧着され、小
径部15を水密に閉塞する。このとき、弁体31は皿ば
ね33の反力により常時矢印方向(フレーム21側)に
付勢されている。この状態で弁本体11の前側接続口1
2を接続管2の第2の接続口4に螺入すれば、一次側の
通水路5と二次側の通水路14とが弁体31によって遮
断された継手部1が完成する。
に押圧されてその皿ばね33が弁座16に圧着され、小
径部15を水密に閉塞する。このとき、弁体31は皿ば
ね33の反力により常時矢印方向(フレーム21側)に
付勢されている。この状態で弁本体11の前側接続口1
2を接続管2の第2の接続口4に螺入すれば、一次側の
通水路5と二次側の通水路14とが弁体31によって遮
断された継手部1が完成する。
【0016】なお、接続管2、弁本体11及びフレーム
21の各接続手段は上記に限定するものではなく、例え
ばおねじとめねじを逆にしてもよく、あるいはナットに
より接続する等、適宜の手段を用いることができる。
21の各接続手段は上記に限定するものではなく、例え
ばおねじとめねじを逆にしてもよく、あるいはナットに
より接続する等、適宜の手段を用いることができる。
【0017】スプリンクラヘッド41の一例を図3に示
す。42はスプリンクラヘッドの本体(以下、単に本体
という)で、感熱部であるグラスバルブ43を天井板5
5に設けた開口部56から屋内側に突出させ、天井裏に
設置された給水配管40に接続された枝管40aに接続
したものである。44は屋内側において本体42の外周
を覆うカバーで、以下の説明では、本体42とカバー4
4を合わせてスプリンクラヘッド41という。
す。42はスプリンクラヘッドの本体(以下、単に本体
という)で、感熱部であるグラスバルブ43を天井板5
5に設けた開口部56から屋内側に突出させ、天井裏に
設置された給水配管40に接続された枝管40aに接続
したものである。44は屋内側において本体42の外周
を覆うカバーで、以下の説明では、本体42とカバー4
4を合わせてスプリンクラヘッド41という。
【0018】グラスバルブ43は、本体42の放水口を
閉塞する弁(図示せず)とフレーム45との間に保持さ
れており、フレーム45にはデフレクタ46が取付けら
れている。47は金属材料からなりカバー44を構成す
る取付部材で、円筒部とフランジ部とからなり、本体4
2を囲繞して配設され、フランジ部が天井板55に固定
されている。
閉塞する弁(図示せず)とフレーム45との間に保持さ
れており、フレーム45にはデフレクタ46が取付けら
れている。47は金属材料からなりカバー44を構成す
る取付部材で、円筒部とフランジ部とからなり、本体4
2を囲繞して配設され、フランジ部が天井板55に固定
されている。
【0019】48は金属材料からなり、取付部材47と
共にカバー44を構成する有底円筒状のカバー部材で、
開口部が取付部材47の円筒部に嵌合され、両者はグラ
スバルブ43の破裂温度(スプリンクラヘッドの動作温
度)より低い温度で溶融する低融点合金(はんだ)によ
り接合されている。なお、カバー部材48 (必要に応じ
て取付部材47とカバー部材48)は、熱気流等が内部
に侵入し易いように網目状に形成してもよく、あるいは
複数の穴をあけてもよい。49はデフレクタ46とカバ
ー部材48との間に介装したばねで、カバー部材48を
常時下方に付勢している。
共にカバー44を構成する有底円筒状のカバー部材で、
開口部が取付部材47の円筒部に嵌合され、両者はグラ
スバルブ43の破裂温度(スプリンクラヘッドの動作温
度)より低い温度で溶融する低融点合金(はんだ)によ
り接合されている。なお、カバー部材48 (必要に応じ
て取付部材47とカバー部材48)は、熱気流等が内部
に侵入し易いように網目状に形成してもよく、あるいは
複数の穴をあけてもよい。49はデフレクタ46とカバ
ー部材48との間に介装したばねで、カバー部材48を
常時下方に付勢している。
【0020】50は火災の発生を検知してこれを受信機
54に送信し又は検知させる火災検出手段で、取付部材
47の円筒部の内壁に設けられたリードスイッチ51
と、カバー部材48の外壁にリードスイッチ51と対向
して取付けられた永久磁石52とからなり、リードスイ
ッチ51の可動接片は永久磁石52に吸引されて常時閉
成している。このリードスイッチ51は信号線53によ
り受信機54に接続されており、受信機54の出力側に
は継手部1のグラスバルブ37に巻回した発熱体38が
接続されている。この受信機54は、例えば、住戸のメ
ータボックス内などに設置される。メータボックス内に
設置することで、住戸の外から火災検出手段50に正常
に通電されているかどうかを確認することができる。
54に送信し又は検知させる火災検出手段で、取付部材
47の円筒部の内壁に設けられたリードスイッチ51
と、カバー部材48の外壁にリードスイッチ51と対向
して取付けられた永久磁石52とからなり、リードスイ
ッチ51の可動接片は永久磁石52に吸引されて常時閉
成している。このリードスイッチ51は信号線53によ
り受信機54に接続されており、受信機54の出力側に
は継手部1のグラスバルブ37に巻回した発熱体38が
接続されている。この受信機54は、例えば、住戸のメ
ータボックス内などに設置される。メータボックス内に
設置することで、住戸の外から火災検出手段50に正常
に通電されているかどうかを確認することができる。
【0021】上記のような各部からなるスプリンクラ消
火設備は、継手部1の接続管2の第1の接続口3を給水
源の配管7に接続し、接続口6を生活配管に接続する。
また、弁本体11の接続口17に、下流側にスプリンク
ラヘッド41が接続された給水配管40の基端部を接続
し、グラスバルブ37に巻回した発熱体38の端子を受
信機54の出力側に接続することにより設置される。こ
のとき、継手部1の一次側の通水路5と二次側の通水路
14とは弁体31により閉塞されているので、給水源か
らの水は、生活配管には流れるが給水配管40には流れ
ず、給水配管40はいわゆる空配管状態にある。
火設備は、継手部1の接続管2の第1の接続口3を給水
源の配管7に接続し、接続口6を生活配管に接続する。
また、弁本体11の接続口17に、下流側にスプリンク
ラヘッド41が接続された給水配管40の基端部を接続
し、グラスバルブ37に巻回した発熱体38の端子を受
信機54の出力側に接続することにより設置される。こ
のとき、継手部1の一次側の通水路5と二次側の通水路
14とは弁体31により閉塞されているので、給水源か
らの水は、生活配管には流れるが給水配管40には流れ
ず、給水配管40はいわゆる空配管状態にある。
【0022】次に、本実施の形態の作用を説明する。監
視時においては、スプリンクラヘッド41の火災検出手
段50を構成するリードスイッチ51の可動接片は、永
久磁石52に吸引されて閉じられており、受信機54か
ら信号線53を介して常時通電されている。
視時においては、スプリンクラヘッド41の火災検出手
段50を構成するリードスイッチ51の可動接片は、永
久磁石52に吸引されて閉じられており、受信機54か
ら信号線53を介して常時通電されている。
【0023】火災が発生すると、その火災あるいは熱気
流によってスプリンクラヘッド41のカバー44を構成
する取付部材47及びカバー部材48が加熱され、その
熱によって両者を接合する低融点合金が溶融して接合が
離れ、カバー部材48はばね49の付勢力によって永久
磁石52と共に押出され、落下する。これにより、リー
ドスイッチ51の可動接片が開放されるため、受信機5
4からの通電がOFFされる。
流によってスプリンクラヘッド41のカバー44を構成
する取付部材47及びカバー部材48が加熱され、その
熱によって両者を接合する低融点合金が溶融して接合が
離れ、カバー部材48はばね49の付勢力によって永久
磁石52と共に押出され、落下する。これにより、リー
ドスイッチ51の可動接片が開放されるため、受信機5
4からの通電がOFFされる。
【0024】受信機54は通電がOFFされたことを検
出すると、発熱体38に通電し、グラスバルブ37を加
熱して封入した熱膨張性液体を膨張させ、ある温度に達
するとグラスバルブ37が破裂する。このとき、発熱体
38は、グラスバルブ37の破裂による風圧と熱膨張性
液体の飛散により、図4に示すように、支持枠24の外
にはじき出される。
出すると、発熱体38に通電し、グラスバルブ37を加
熱して封入した熱膨張性液体を膨張させ、ある温度に達
するとグラスバルブ37が破裂する。このとき、発熱体
38は、グラスバルブ37の破裂による風圧と熱膨張性
液体の飛散により、図4に示すように、支持枠24の外
にはじき出される。
【0025】グラスバルブ37が破裂すると、これに保
持されていた弁体31は給水源からの水圧及び皿ばね3
3の付勢力により、図4に示すように、フレーム21の
スライド穴23に沿って後退し、弁桿34の傾斜面がス
ライド穴23の開口部に当って停止する。これにより、
小径部15が開放され、一次側の通水路5と二次側の通
水路14が連通し、給水源からの消火水が接続口17か
ら給水配管40に送られる。なお、弁体31は消火水の
水圧によりその位置に保持される。
持されていた弁体31は給水源からの水圧及び皿ばね3
3の付勢力により、図4に示すように、フレーム21の
スライド穴23に沿って後退し、弁桿34の傾斜面がス
ライド穴23の開口部に当って停止する。これにより、
小径部15が開放され、一次側の通水路5と二次側の通
水路14が連通し、給水源からの消火水が接続口17か
ら給水配管40に送られる。なお、弁体31は消火水の
水圧によりその位置に保持される。
【0026】一方、スプリンクラヘッド41のグラスバ
ルブ43は、火災あるいは熱気流によりさらに加熱さ
れ、ある温度に達すると破裂してこれに支持されていた
本体42の弁が落下し、放水口を開放する。これによ
り、給水配管40内の消火水が放水口から放水されて消
火する。
ルブ43は、火災あるいは熱気流によりさらに加熱さ
れ、ある温度に達すると破裂してこれに支持されていた
本体42の弁が落下し、放水口を開放する。これによ
り、給水配管40内の消火水が放水口から放水されて消
火する。
【0027】ところで、監視時に外的衝撃などによって
スプリンクラヘッド41のカバー部材48が外れたりす
ると、受信機54から火災検出手段50への通電がOF
Fされるため、発熱体38に通電されてグラスバルブ3
7が破裂し、給水配管40に消火水が送水される。しか
し、火災が発生していないのでスプリンクラヘッド41
が動作しないため、スプリンクラヘッド41から放水さ
れて水損を生じることはない。
スプリンクラヘッド41のカバー部材48が外れたりす
ると、受信機54から火災検出手段50への通電がOF
Fされるため、発熱体38に通電されてグラスバルブ3
7が破裂し、給水配管40に消火水が送水される。しか
し、火災が発生していないのでスプリンクラヘッド41
が動作しないため、スプリンクラヘッド41から放水さ
れて水損を生じることはない。
【0028】本実施の形態に係るスプリンクラ消火設備
は、一次側に給水源が接続され、火災検出手段50を備
えたスプリンクラヘッド41が接続された給水配管40
が二次側に接続された継手部1を有し、この継手部1に
一次側と二次側を遮断する弁体31を配設してこの弁体
31を発熱手段38を備えた感熱部37により保持し、
火災検出手段50が火災の発生を検出したときは発熱手
段38に通電して感熱部31を加熱破壊し、弁体31を
後退させて一次側と二次側を開放するようにしたので、
構造が簡単で動作が確実である。また、弁体31の開放
は、感熱部37の加熱破壊によって行われるので、通常
のスプリンクラヘッドの動作と同程度の信頼性を得るこ
とができる。したがって、信頼性が高まり点検を必要と
しないスプリンクラ消火設備を得ることができる。
は、一次側に給水源が接続され、火災検出手段50を備
えたスプリンクラヘッド41が接続された給水配管40
が二次側に接続された継手部1を有し、この継手部1に
一次側と二次側を遮断する弁体31を配設してこの弁体
31を発熱手段38を備えた感熱部37により保持し、
火災検出手段50が火災の発生を検出したときは発熱手
段38に通電して感熱部31を加熱破壊し、弁体31を
後退させて一次側と二次側を開放するようにしたので、
構造が簡単で動作が確実である。また、弁体31の開放
は、感熱部37の加熱破壊によって行われるので、通常
のスプリンクラヘッドの動作と同程度の信頼性を得るこ
とができる。したがって、信頼性が高まり点検を必要と
しないスプリンクラ消火設備を得ることができる。
【0029】また、従来のように大型の予作動弁等を用
いることなく、生活配管や給水管とほぼ同径の継手部を
用いるようにしたので、設備が非常にコンパクトにな
り、コストダウンできるばかりでなく、設備スペースが
限定された住宅などにも容易に設置することができる。
いることなく、生活配管や給水管とほぼ同径の継手部を
用いるようにしたので、設備が非常にコンパクトにな
り、コストダウンできるばかりでなく、設備スペースが
限定された住宅などにも容易に設置することができる。
【0030】さらに、スプリンクラヘッドに設けた火災
検出手段により火災の発生を検出するようにしたので、
火災感知器が不要になり、設備が簡単になってより信頼
性を高めることができる。また、継手部を、T字状又は
Y字状に形成された接続管と、この接続管に接続される
弁本体とで構成し、接続管の残りの接続口に給水源と生
活配管を接続することで、給水源と生活配管との分岐部
の直近に継手部の弁本体の弁体が設けられるため、接続
管と弁本体の間のわずかな隙間にしか停滞水(いわゆる
死水)が生じない。なお、接続管をY字状に形成し、両
端の接続口に給水源と生活配管を接続し、中央の接続口
に弁本体を接続するようにすれば、生活配管の使用によ
り、停滞水がその水流に巻き込まれるので、停滞水をほ
とんどなくすことができる。
検出手段により火災の発生を検出するようにしたので、
火災感知器が不要になり、設備が簡単になってより信頼
性を高めることができる。また、継手部を、T字状又は
Y字状に形成された接続管と、この接続管に接続される
弁本体とで構成し、接続管の残りの接続口に給水源と生
活配管を接続することで、給水源と生活配管との分岐部
の直近に継手部の弁本体の弁体が設けられるため、接続
管と弁本体の間のわずかな隙間にしか停滞水(いわゆる
死水)が生じない。なお、接続管をY字状に形成し、両
端の接続口に給水源と生活配管を接続し、中央の接続口
に弁本体を接続するようにすれば、生活配管の使用によ
り、停滞水がその水流に巻き込まれるので、停滞水をほ
とんどなくすことができる。
【0031】〔実施の形態2〕図5は本発明の実施の形
態2を模式的に示した説明図である。なお、実施の形態
1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略す
る。54aは建物の壁60等に取付けた受信機で、実施
の形態1の受信機54に加えて、例えば、ブザー、ラン
プ等の警報装置(図示せず)及び押ボタンスイッチ57
を設けたものである。この押ボタンスイッチ57は、受
信機54aと発熱手段38との間に設けた図示しないス
イッチを開放させるものである。なお、図には継手部1
を壁60の内側に設置して、フレーム21の支持枠24
のみを壁60の開口部61から室62内に突出させた例
が示してある。
態2を模式的に示した説明図である。なお、実施の形態
1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略す
る。54aは建物の壁60等に取付けた受信機で、実施
の形態1の受信機54に加えて、例えば、ブザー、ラン
プ等の警報装置(図示せず)及び押ボタンスイッチ57
を設けたものである。この押ボタンスイッチ57は、受
信機54aと発熱手段38との間に設けた図示しないス
イッチを開放させるものである。なお、図には継手部1
を壁60の内側に設置して、フレーム21の支持枠24
のみを壁60の開口部61から室62内に突出させた例
が示してある。
【0032】本実施の形態の作用は、実施の形態1の場
合とほぼ同様であるが、スプリンクラヘッド41に設け
た火災検出手段50が火災の発生を検出すると、受信機
54aがこれを検知して継手部1の発熱体38に通電す
ると共に、警報装置が作動してブザーを鳴らしあるいは
ランプを点滅させる。これを知った居住者は室62に駆
けつけて火災発生の有無を確認し、火災が発生している
ときは非常措置を講ずると共に、グラスバルブ37の破
壊によってスプリンクラヘッド41から消火水を放水さ
せ、消火する。なお、この際、感熱部37は室62内に
突出しているので、居住者が自ら感熱部を破壊してもよ
い。
合とほぼ同様であるが、スプリンクラヘッド41に設け
た火災検出手段50が火災の発生を検出すると、受信機
54aがこれを検知して継手部1の発熱体38に通電す
ると共に、警報装置が作動してブザーを鳴らしあるいは
ランプを点滅させる。これを知った居住者は室62に駆
けつけて火災発生の有無を確認し、火災が発生している
ときは非常措置を講ずると共に、グラスバルブ37の破
壊によってスプリンクラヘッド41から消火水を放水さ
せ、消火する。なお、この際、感熱部37は室62内に
突出しているので、居住者が自ら感熱部を破壊してもよ
い。
【0033】また、なんらかの理由で火災が発生してい
ないにもかかわらず警報装置が作動した場合は、押ボタ
ンスイッチ57を操作して警報及び発熱体への通電を停
止させる。なお、受信機54aにさらにタイマーを設
け、受信機54aが火災の発生を検知したときはタイマ
ーを発動させ、所定の時間(例えば、1分〜2分)経過
したのちに発熱体38に通電するようにしてもよい。
ないにもかかわらず警報装置が作動した場合は、押ボタ
ンスイッチ57を操作して警報及び発熱体への通電を停
止させる。なお、受信機54aにさらにタイマーを設
け、受信機54aが火災の発生を検知したときはタイマ
ーを発動させ、所定の時間(例えば、1分〜2分)経過
したのちに発熱体38に通電するようにしてもよい。
【0034】本実施の形態においては、受信機54aに
警報装置及び押しボタンスイッチ57を設けたので、火
災が発生していないのにもかかわらず受信機54aが火
災の発生を検知したときは、警報装置を作動させて居住
者に知らせ、居住者は火災発生の有無を確認して押ボタ
ンスイッチ57を操作し、警報及び発熱体38への通電
を停止して感熱部37を保護するようにしたので、給水
配管40への流水を防止することができる。また、受信
機54aにタイマーを設けた場合は、発熱体38への通
電を遅らせることができるので、この間に感熱部37へ
の通電を阻止することができる。
警報装置及び押しボタンスイッチ57を設けたので、火
災が発生していないのにもかかわらず受信機54aが火
災の発生を検知したときは、警報装置を作動させて居住
者に知らせ、居住者は火災発生の有無を確認して押ボタ
ンスイッチ57を操作し、警報及び発熱体38への通電
を停止して感熱部37を保護するようにしたので、給水
配管40への流水を防止することができる。また、受信
機54aにタイマーを設けた場合は、発熱体38への通
電を遅らせることができるので、この間に感熱部37へ
の通電を阻止することができる。
【0035】本発明に使用するスプリンクラヘッド41
を構成する本体42、カバー44等は上記の実施の形態
に限定するものではなく、本体にマルチ型のスプリンク
ラヘッドその他の方式のものを用い、あるいはカバーを
直接本体に取付けるなど、適宜構造のものを使用するこ
とができる。
を構成する本体42、カバー44等は上記の実施の形態
に限定するものではなく、本体にマルチ型のスプリンク
ラヘッドその他の方式のものを用い、あるいはカバーを
直接本体に取付けるなど、適宜構造のものを使用するこ
とができる。
【0036】また、カバーの落下により火災検出手段へ
の通電がOFFして受信機がこれを検出する場合を示し
たが、例えばカバーが落下したときに受信機に火災信号
を送信するようにしてもよく、さらに、火災検出手段を
リードスイッチと永久磁石により構成した場合を示した
が、その他の接点機構を用いるなど、適宜変更すること
ができる。また、上記の説明では、スプリンクラヘッド
が動作する前に、火災検出手段が火災の発生を検出する
場合を示したが、スプリンクラヘッドの動作とほぼ同時
に火災検出手段が火災の発生を検出するように構成して
もよい。
の通電がOFFして受信機がこれを検出する場合を示し
たが、例えばカバーが落下したときに受信機に火災信号
を送信するようにしてもよく、さらに、火災検出手段を
リードスイッチと永久磁石により構成した場合を示した
が、その他の接点機構を用いるなど、適宜変更すること
ができる。また、上記の説明では、スプリンクラヘッド
が動作する前に、火災検出手段が火災の発生を検出する
場合を示したが、スプリンクラヘッドの動作とほぼ同時
に火災検出手段が火災の発生を検出するように構成して
もよい。
【0037】さらに、上記の説明では、火災検出手段を
備えたコンシールド型の閉鎖型スプリンクラヘッドを用
いた場合を示したが、火災検出手段が設けられていない
閉鎖型スプリンクラヘッド又はコンシールド型の閉鎖型
スプリンクラヘッドを給水配管に接続して設置し、これ
とは別に、天井等に火災感知器を設置して、火災発生時
に火災感知器の火災信号を受信機に送信するようにして
もよい。
備えたコンシールド型の閉鎖型スプリンクラヘッドを用
いた場合を示したが、火災検出手段が設けられていない
閉鎖型スプリンクラヘッド又はコンシールド型の閉鎖型
スプリンクラヘッドを給水配管に接続して設置し、これ
とは別に、天井等に火災感知器を設置して、火災発生時
に火災感知器の火災信号を受信機に送信するようにして
もよい。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るスプリンクラ消火設備は、
給水配管に接続されたスプリンクラヘッドと、給水配管
の基端部に設けられ、一次側に接続された給水源と二次
側に接続された給水配管との間を遮断する弁体を有する
継手部と、この継手部に設けられ、火災発生時に弁体を
開放させる感熱部と、感熱部に設けられた発熱手段とを
備えたので、構造が簡単で動作が確実であり、信頼性が
高く点検を必要としないスプリンクラ消火設備を得るこ
とができる。また、設備がコンパクトになり、コストダ
ウンできるばかりでなく、設備スペースが限定された住
宅などにも容易に設置することができる。
給水配管に接続されたスプリンクラヘッドと、給水配管
の基端部に設けられ、一次側に接続された給水源と二次
側に接続された給水配管との間を遮断する弁体を有する
継手部と、この継手部に設けられ、火災発生時に弁体を
開放させる感熱部と、感熱部に設けられた発熱手段とを
備えたので、構造が簡単で動作が確実であり、信頼性が
高く点検を必要としないスプリンクラ消火設備を得るこ
とができる。また、設備がコンパクトになり、コストダ
ウンできるばかりでなく、設備スペースが限定された住
宅などにも容易に設置することができる。
【0039】また、上記のスプリンクラヘッドに設けら
れ、スプリンクラヘッドの動作を事前又はほぼ同時に検
出する火災検出手段を有し、この火災検出手段の動作に
より発熱手段を発熱させるようにしたので、火災感知器
が不要になり、設備が簡単になってより信頼性を高める
ことができる。
れ、スプリンクラヘッドの動作を事前又はほぼ同時に検
出する火災検出手段を有し、この火災検出手段の動作に
より発熱手段を発熱させるようにしたので、火災感知器
が不要になり、設備が簡単になってより信頼性を高める
ことができる。
【0040】さらに、継手部を、T字状又はY字状に形
成された接続管と、この接続管に接続される弁本体とで
構成し、接続管の残りの接続口に給水源と生活配管を接
続するようにしたので、給水源と生活配管との分岐部の
直近に継手部の弁本体の弁体を設けられるため、接続管
と弁本体の間のわずかな隙間にしか停滞水(いわゆる死
水)が生じない。
成された接続管と、この接続管に接続される弁本体とで
構成し、接続管の残りの接続口に給水源と生活配管を接
続するようにしたので、給水源と生活配管との分岐部の
直近に継手部の弁本体の弁体を設けられるため、接続管
と弁本体の間のわずかな隙間にしか停滞水(いわゆる死
水)が生じない。
【図1】本発明の実施の形態1を模式的に示した説明図
である。
である。
【図2】図1の継手部の分解断面図である。
【図3】図1のスプリンクラヘッドの一例の説明図であ
る。
る。
【図4】実施の形態1の作用説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2を模式的に示した説明図
である。
である。
1 継手部 2 接続管 5 一次側の通水路 11 弁本体 14 二次側の通水路 15 小径部 16 弁座 21 フレーム 23 スライド穴 24 支持枠 31 弁体 32 弁部 33 皿ばね 34 弁桿 35 スライド部 37 感熱部(グラスバルブ) 38 発熱手段(発熱体) 40 給水配管 41 スプリンクラヘッド 42 本体 44 カバー 50 火災検出手段 54,54a 受信機
Claims (3)
- 【請求項1】 給水配管に接続されたスプリンクラヘッ
ドと、 前記給水配管の基端側に設けられ、一次側に接続された
給水源と二次側に接続された前記給水配管との間を遮断
する弁体を有する継手部と、 該継手部に設けられ、火災発生時に前記弁体を開放させ
る感熱部と、 該感熱部に設けられた発熱手段とを備えたことを特徴と
するスプリンクラ消火設備。 - 【請求項2】 スプリンクラヘッドに設けられ、該スプ
リンクラヘッドの動作を事前又はほぼ同時に検出する火
災検出手段を有し、該火災検出手段の動作により発熱手
段を発熱させることを特徴とする請求項1記載のスプリ
ンクラ消火設備。 - 【請求項3】 継手部を、T字状又はY字状に形成され
た接続管と、該接続管に接続される弁本体とで構成し、
該接続管の残りの接続口に給水源と生活配管を接続した
ことを特徴とする請求項1又は2記載のスプリンクラ消
火設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36680399A JP2001178841A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | スプリンクラ消火設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36680399A JP2001178841A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | スプリンクラ消火設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001178841A true JP2001178841A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18487723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36680399A Pending JP2001178841A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | スプリンクラ消火設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001178841A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007144462A1 (en) * | 2006-06-12 | 2007-12-21 | Marioff Corporation Oy | Method and apparatus in connection with spraying head and protective element of spraying head |
JP2016202577A (ja) * | 2015-04-22 | 2016-12-08 | 能美防災株式会社 | 感熱開放継手 |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36680399A patent/JP2001178841A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007144462A1 (en) * | 2006-06-12 | 2007-12-21 | Marioff Corporation Oy | Method and apparatus in connection with spraying head and protective element of spraying head |
JP2016202577A (ja) * | 2015-04-22 | 2016-12-08 | 能美防災株式会社 | 感熱開放継手 |
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