JP2001178800A - ガス滅菌器の運転方法 - Google Patents
ガス滅菌器の運転方法Info
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- JP2001178800A JP2001178800A JP36854399A JP36854399A JP2001178800A JP 2001178800 A JP2001178800 A JP 2001178800A JP 36854399 A JP36854399 A JP 36854399A JP 36854399 A JP36854399 A JP 36854399A JP 2001178800 A JP2001178800 A JP 2001178800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 滅菌処理作業の短時間化と処理装置を小型の
ものとするガス滅菌器の運転方法を提供することであ
る。 【解決手段】 滅菌槽3内の滅菌工程後の使用済滅菌ガ
スを容器8へ移送し、前記容器8内の使用済滅菌ガスを
前記滅菌槽3の次回滅菌処理中に処理装置2へ供給する
ことを特徴としている。
ものとするガス滅菌器の運転方法を提供することであ
る。 【解決手段】 滅菌槽3内の滅菌工程後の使用済滅菌ガ
スを容器8へ移送し、前記容器8内の使用済滅菌ガスを
前記滅菌槽3の次回滅菌処理中に処理装置2へ供給する
ことを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、滅菌ガスを用い
て医療用具等を滅菌するガス滅菌器の運転方法に関す
る。
て医療用具等を滅菌するガス滅菌器の運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガス滅菌器の一つに、酸化エチレンガス
を滅菌ガスとして用いるガス滅菌器がある。このガス滅
菌器の運転は、高圧容器に滅菌ガスを予め加圧充填して
おき、滅菌処理ごとに、この高圧容器から前記ガス滅菌
器の滅菌槽へ滅菌ガスを供給し、医療用具等の被滅菌物
を滅菌するものである。その滅菌処理としては、滅菌工
程が終了するごとに前記滅菌槽内の滅菌ガス(以下、
「使用済滅菌ガス」と云う)を排出する。この場合、排
出する使用済滅菌ガスは人体にも有害であるため、無害
化する処理を行う。そして、その無害化処理の後,すな
わち前記滅菌槽から使用済滅菌ガスを排出した後、空気
による清浄工程を行い、その後前記被滅菌物を取出し、
滅菌処理を終了する。そして、次の被滅菌物を前記滅菌
槽内に収容し、次の滅菌処理を行う。この場合、前記無
害化処理のとき、前記滅菌槽から排出される使用済滅菌
ガスの排出量は、初期には濃度も高いため処理すべき量
が多く、そして次第に減少しながら排出されるため、処
理装置は初期の排出量に見合った大型のものを装備して
いる。
を滅菌ガスとして用いるガス滅菌器がある。このガス滅
菌器の運転は、高圧容器に滅菌ガスを予め加圧充填して
おき、滅菌処理ごとに、この高圧容器から前記ガス滅菌
器の滅菌槽へ滅菌ガスを供給し、医療用具等の被滅菌物
を滅菌するものである。その滅菌処理としては、滅菌工
程が終了するごとに前記滅菌槽内の滅菌ガス(以下、
「使用済滅菌ガス」と云う)を排出する。この場合、排
出する使用済滅菌ガスは人体にも有害であるため、無害
化する処理を行う。そして、その無害化処理の後,すな
わち前記滅菌槽から使用済滅菌ガスを排出した後、空気
による清浄工程を行い、その後前記被滅菌物を取出し、
滅菌処理を終了する。そして、次の被滅菌物を前記滅菌
槽内に収容し、次の滅菌処理を行う。この場合、前記無
害化処理のとき、前記滅菌槽から排出される使用済滅菌
ガスの排出量は、初期には濃度も高いため処理すべき量
が多く、そして次第に減少しながら排出されるため、処
理装置は初期の排出量に見合った大型のものを装備して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、滅菌作業の短時間化と処理装置を小型の
ものとするガス滅菌器の運転方法を提供することであ
る。
とする課題は、滅菌作業の短時間化と処理装置を小型の
ものとするガス滅菌器の運転方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発
明は、滅菌槽内の滅菌工程後の使用済滅菌ガスを容器へ
移送し、前記容器内の使用済滅菌ガスを前記滅菌槽の次
回滅菌処理中に処理装置へ供給することを特徴としてい
る。
を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発
明は、滅菌槽内の滅菌工程後の使用済滅菌ガスを容器へ
移送し、前記容器内の使用済滅菌ガスを前記滅菌槽の次
回滅菌処理中に処理装置へ供給することを特徴としてい
る。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記使用済滅菌
ガスの移送が圧送による移送手段を介して行なわれるこ
とを特徴としている。
ガスの移送が圧送による移送手段を介して行なわれるこ
とを特徴としている。
【0006】さらに、請求項3に記載の発明は、前記使
用済滅菌ガスの移送が前記容器内を負圧にすることによ
り行なわれることを特徴としている。
用済滅菌ガスの移送が前記容器内を負圧にすることによ
り行なわれることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、滅菌ガスを用いて医
療用具等を滅菌するガス滅菌器において実施することが
できる。すなわち、医療用具用等の被滅菌物を前記滅菌
槽内に収容し、前記滅菌槽内の空気を排除する工程後、
滅菌ガス導入管から滅菌ガスを導入し滅菌する工程を行
う。また、滅菌ガスは人体にも有害であるため、前記滅
菌工程後において、前記滅菌槽から排出する使用済滅菌
ガスを無害化する処理装置を設置して運転する。
療用具等を滅菌するガス滅菌器において実施することが
できる。すなわち、医療用具用等の被滅菌物を前記滅菌
槽内に収容し、前記滅菌槽内の空気を排除する工程後、
滅菌ガス導入管から滅菌ガスを導入し滅菌する工程を行
う。また、滅菌ガスは人体にも有害であるため、前記滅
菌工程後において、前記滅菌槽から排出する使用済滅菌
ガスを無害化する処理装置を設置して運転する。
【0008】この発明においては、滅菌作業の全工程が
完了してから次の滅菌作業を開始するのではなく、次回
の滅菌工程と前回の使用済滅菌ガスの処理工程とを並行
して行うものである。すなわち、滅菌工程ごとに排出さ
れる使用済滅菌ガスを容器へ移送する工程を設け、この
とき前記滅菌槽は空気による清浄工程を行いつつ、使用
済滅菌ガスを確実に排出し、その後次の被滅菌物を収容
し、次の滅菌処理を行う。そして、次の滅菌処理と並行
して、前記容器へ移送した使用済滅菌ガスを、排出量が
ほぼ均一になるように、前記容器から前記処理装置へ送
出する工程を設けた運転方法である。
完了してから次の滅菌作業を開始するのではなく、次回
の滅菌工程と前回の使用済滅菌ガスの処理工程とを並行
して行うものである。すなわち、滅菌工程ごとに排出さ
れる使用済滅菌ガスを容器へ移送する工程を設け、この
とき前記滅菌槽は空気による清浄工程を行いつつ、使用
済滅菌ガスを確実に排出し、その後次の被滅菌物を収容
し、次の滅菌処理を行う。そして、次の滅菌処理と並行
して、前記容器へ移送した使用済滅菌ガスを、排出量が
ほぼ均一になるように、前記容器から前記処理装置へ送
出する工程を設けた運転方法である。
【0009】そして、滅菌工程ごとに排出される使用済
滅菌ガスを容器に移送する工程において、移送が圧送に
よる移送手段を介して行なわれるものである。また、前
記使用済滅菌ガスの移送が前記容器内を負圧にすること
により行なわれるものである。すなわち、前記容器内を
負圧にし、滅菌工程後、前記滅菌槽内の使用済滅菌ガス
を連通弁を介して負圧にした前記容器へ吸引させるもの
である。
滅菌ガスを容器に移送する工程において、移送が圧送に
よる移送手段を介して行なわれるものである。また、前
記使用済滅菌ガスの移送が前記容器内を負圧にすること
により行なわれるものである。すなわち、前記容器内を
負圧にし、滅菌工程後、前記滅菌槽内の使用済滅菌ガス
を連通弁を介して負圧にした前記容器へ吸引させるもの
である。
【0010】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明の第一実施例を
説明する概略的な説明図である。
いて詳細に説明する。図1は、この発明の第一実施例を
説明する概略的な説明図である。
【0011】図1において、ガス滅菌器1は、滅菌ガス
として酸化エチレンガスを用いるガス滅菌器であり、し
たがってこの第一実施例における処理装置2は、酸化エ
チレンガスを無害化する装置である。前記処理装置2と
しては、処理する使用済滅菌ガスを加熱し触媒で処理す
るものや、中和処理する装置などが設置される。なお、
図1において、以下に説明する各機器の制御を行なう制
御器とその接続回線は、ともに図示を省略している。
として酸化エチレンガスを用いるガス滅菌器であり、し
たがってこの第一実施例における処理装置2は、酸化エ
チレンガスを無害化する装置である。前記処理装置2と
しては、処理する使用済滅菌ガスを加熱し触媒で処理す
るものや、中和処理する装置などが設置される。なお、
図1において、以下に説明する各機器の制御を行なう制
御器とその接続回線は、ともに図示を省略している。
【0012】さて、前記ガス滅菌器1は、医療用具用等
の被滅菌物(図示省略)を収容する滅菌槽3と、この滅
菌槽3を気密に閉鎖する扉(図示省略)と、滅菌ガスを
導入する滅菌ガス導入管4と、第一空気導入管5を備え
ている。この第一空気導入管5は、第一空気導入弁6と
第一フィルター7を備えている。さらに前記滅菌槽3内
の圧力を検出する第一検出器21を備えている。
の被滅菌物(図示省略)を収容する滅菌槽3と、この滅
菌槽3を気密に閉鎖する扉(図示省略)と、滅菌ガスを
導入する滅菌ガス導入管4と、第一空気導入管5を備え
ている。この第一空気導入管5は、第一空気導入弁6と
第一フィルター7を備えている。さらに前記滅菌槽3内
の圧力を検出する第一検出器21を備えている。
【0013】そして、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガス
を蓄える容器8を設ける。前記容器8は、第二空気導入
管23を備えており、この前記第二空気導入管23は第
二空気導入弁24と第二フィルター25を備えている。
さらに、前記容器8内の圧力を検出する第二検出器22
を備えている。
を蓄える容器8を設ける。前記容器8は、第二空気導入
管23を備えており、この前記第二空気導入管23は第
二空気導入弁24と第二フィルター25を備えている。
さらに、前記容器8内の圧力を検出する第二検出器22
を備えている。
【0014】この第一実施例においては、前記滅菌槽3
と前記容器8とは、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスが
前記容器8内へ圧送されるように構成されている。すな
わち、前記滅菌槽3からの排出管9と前記容器8への移
送管14とによる使用済滅菌ガスの流路が構成されてい
る。そして、前記排出管9には、圧送を行う移送手段
(たとえば真空ポンプ)10と第一逆止弁11とが設け
られており、また前記移送管14には、第二逆止弁13
が設けられている。そして、前記排出管9と前記移送管
14とは流路切換弁12を介して接続されている。
と前記容器8とは、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスが
前記容器8内へ圧送されるように構成されている。すな
わち、前記滅菌槽3からの排出管9と前記容器8への移
送管14とによる使用済滅菌ガスの流路が構成されてい
る。そして、前記排出管9には、圧送を行う移送手段
(たとえば真空ポンプ)10と第一逆止弁11とが設け
られており、また前記移送管14には、第二逆止弁13
が設けられている。そして、前記排出管9と前記移送管
14とは流路切換弁12を介して接続されている。
【0015】また、前記容器8と前記処理装置2とは、
前記容器8からの送出管15と前記処理装置2への処理
管19とにより接続されている。そして、前記送出管1
5には、第三逆止弁16,ポンプ17および流量制御手
段18が設けられている。
前記容器8からの送出管15と前記処理装置2への処理
管19とにより接続されている。そして、前記送出管1
5には、第三逆止弁16,ポンプ17および流量制御手
段18が設けられている。
【0016】さらに、前記排出管9は、前記処理装置2
と接続した構成となっている。すなわち、前記流路切換
弁12に接続した排気管20を前記処理管19へ接続し
ている。
と接続した構成となっている。すなわち、前記流路切換
弁12に接続した排気管20を前記処理管19へ接続し
ている。
【0017】つぎに、前記構成における前記ガス滅菌器
1の運転方法を説明する。この第一実施例における前記
ガス滅菌器1の運転は、基本的に、高圧容器(図示省
略)内に滅菌ガス(酸化エチレンガス)を予め加圧充填
しておき、滅菌処理ごとに、この高圧容器から前記滅菌
槽3内へ滅菌ガスを供給する運転となっている。そし
て、その滅菌処理は、従来と同様、前記滅菌槽3内の空
気排除工程,前記滅菌槽3内への滅菌ガス供給工程,前
記滅菌槽3内の滅菌工程,前記滅菌槽3内の使用済滅菌
ガスの排除工程および前記滅菌槽3内の空気清浄工程等
からなっている。
1の運転方法を説明する。この第一実施例における前記
ガス滅菌器1の運転は、基本的に、高圧容器(図示省
略)内に滅菌ガス(酸化エチレンガス)を予め加圧充填
しておき、滅菌処理ごとに、この高圧容器から前記滅菌
槽3内へ滅菌ガスを供給する運転となっている。そし
て、その滅菌処理は、従来と同様、前記滅菌槽3内の空
気排除工程,前記滅菌槽3内への滅菌ガス供給工程,前
記滅菌槽3内の滅菌工程,前記滅菌槽3内の使用済滅菌
ガスの排除工程および前記滅菌槽3内の空気清浄工程等
からなっている。
【0018】さて、この第一実施例においては、前記滅
菌工程が終了すると、まず前記流路切換弁12を操作し
て、前記排出管9と前記移送管14とを連通状態とす
る。この状態で前記移送手段10を作動させる。する
と、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスは、前記滅菌槽3
から、前記移送手段10の圧送により、前記排出管9お
よび前記移送管14を経て、前記容器8内へ移送され
る。そして、所定時間経過後において、前記移送が終了
すると、前記流路切換弁12を切り換えて、前記排出管
9と前記移送管14との連通を遮断するとともに、前記
排出管9と前記排気管20とを連通させる。
菌工程が終了すると、まず前記流路切換弁12を操作し
て、前記排出管9と前記移送管14とを連通状態とす
る。この状態で前記移送手段10を作動させる。する
と、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスは、前記滅菌槽3
から、前記移送手段10の圧送により、前記排出管9お
よび前記移送管14を経て、前記容器8内へ移送され
る。そして、所定時間経過後において、前記移送が終了
すると、前記流路切換弁12を切り換えて、前記排出管
9と前記移送管14との連通を遮断するとともに、前記
排出管9と前記排気管20とを連通させる。
【0019】つぎに、使用済滅菌ガスの移送により、前
記滅菌槽3内の圧力が所定圧力になったことを前記第一
検出器21が検出すると、前記第一空気導入弁6を開い
て、前記第一空気導入管5から前記第一フィルター7に
て清浄に処理された空気を前記滅菌槽3へ導入する。導
入した空気は、前記滅菌槽3内に残存している微量の使
用済滅菌ガスとともに、前記滅菌槽3内から、前記移送
手段10により、前記排出管9,前記排気管20および
前記処理管19を経て、前記処理装置2へ送られ、ここ
において適宜な無害化処理を受ける。そして、このよう
な前記滅菌槽3内の空気清浄工程が所定時間行われる。
記滅菌槽3内の圧力が所定圧力になったことを前記第一
検出器21が検出すると、前記第一空気導入弁6を開い
て、前記第一空気導入管5から前記第一フィルター7に
て清浄に処理された空気を前記滅菌槽3へ導入する。導
入した空気は、前記滅菌槽3内に残存している微量の使
用済滅菌ガスとともに、前記滅菌槽3内から、前記移送
手段10により、前記排出管9,前記排気管20および
前記処理管19を経て、前記処理装置2へ送られ、ここ
において適宜な無害化処理を受ける。そして、このよう
な前記滅菌槽3内の空気清浄工程が所定時間行われる。
【0020】つぎに、前記空気清浄工程が終了すると、
前記滅菌槽3から被滅菌物を取出し、次の被滅菌物の滅
菌処理へ移行する。
前記滅菌槽3から被滅菌物を取出し、次の被滅菌物の滅
菌処理へ移行する。
【0021】これと同時に、前記ポンプ17を作動させ
ることにより、前記容器8内の使用済滅菌ガスは、前記
送出管15および前記処理管19を経て、前記処理装置
2へ送り出され、ここにおいて適宜な無害化処理を受け
る。この送り出しに際しては、前記流量制御手段18に
より、前記処理装置2の処理能力に応じた流量で送り出
すことができる。
ることにより、前記容器8内の使用済滅菌ガスは、前記
送出管15および前記処理管19を経て、前記処理装置
2へ送り出され、ここにおいて適宜な無害化処理を受け
る。この送り出しに際しては、前記流量制御手段18に
より、前記処理装置2の処理能力に応じた流量で送り出
すことができる。
【0022】そして、使用済滅菌ガスの送り出しによ
り、前記容器8内の圧力が所定圧力になったことを前記
第二検出器22が検出すると、前記第二空気導入弁24
を開いて、前記第二空気導入管23から前記第二フィル
ター25にて清浄に処理された空気を前記容器8内へ導
入する。導入した空気は、前記容器8内に残存している
微量の使用済滅菌ガスとともに、前記容器8内から前記
ポンプ17により、前記処理装置2へ送られ、ここにお
いて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前
記容器8内の空気清浄工程が所定時間行われ、この工程
が終了すると、次の移送まで待機状態となる。前記容器
8におけるこのような一連の作動は、比較的長い時間を
要する前記滅菌槽3における前記滅菌処理の間に行うこ
とができる。
り、前記容器8内の圧力が所定圧力になったことを前記
第二検出器22が検出すると、前記第二空気導入弁24
を開いて、前記第二空気導入管23から前記第二フィル
ター25にて清浄に処理された空気を前記容器8内へ導
入する。導入した空気は、前記容器8内に残存している
微量の使用済滅菌ガスとともに、前記容器8内から前記
ポンプ17により、前記処理装置2へ送られ、ここにお
いて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前
記容器8内の空気清浄工程が所定時間行われ、この工程
が終了すると、次の移送まで待機状態となる。前記容器
8におけるこのような一連の作動は、比較的長い時間を
要する前記滅菌槽3における前記滅菌処理の間に行うこ
とができる。
【0023】以上のように、この第一実施例によれば、
前記滅菌槽3における次回の滅菌処理の間に、前記容器
8から使用済滅菌ガスの前記処理装置2への送り出しお
よび前記容器8内の空気清浄工程を完了させ、次の受け
入れに対する待機状態とすることができる。すなわち、
この第一実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の
滅菌処理と、前記容器8からの送り出しに伴う前記処理
装置2における前回の使用済滅菌ガスの無害化処理とを
並行して行うことができる。
前記滅菌槽3における次回の滅菌処理の間に、前記容器
8から使用済滅菌ガスの前記処理装置2への送り出しお
よび前記容器8内の空気清浄工程を完了させ、次の受け
入れに対する待機状態とすることができる。すなわち、
この第一実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の
滅菌処理と、前記容器8からの送り出しに伴う前記処理
装置2における前回の使用済滅菌ガスの無害化処理とを
並行して行うことができる。
【0024】つぎに、この発明の第二実施例について図
2に基づいて詳細に説明する。図2は、この発明の第二
実施例を説明する概略的な説明図である。
2に基づいて詳細に説明する。図2は、この発明の第二
実施例を説明する概略的な説明図である。
【0025】この第二実施例を示す図2において、前記
第一実施例を示す図1において使用されている符号と同
一の符号は、同一の部材名を表しており、それらの詳細
な説明は省略する。なお、図2において、以下に説明す
る各機器の制御を行なう制御器とその接続回線は、とも
に図示を省略している。
第一実施例を示す図1において使用されている符号と同
一の符号は、同一の部材名を表しており、それらの詳細
な説明は省略する。なお、図2において、以下に説明す
る各機器の制御を行なう制御器とその接続回線は、とも
に図示を省略している。
【0026】この第二実施例においては、前記滅菌槽3
と前記容器8とは、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスが
前記容器8内を負圧にすることにより移送されるように
構成されている。すなわち、前記滅菌槽3からの排出管
9と前記容器8への移送管14とによる使用済滅菌ガス
の流路が構成されている。そして、前記排出管9と前記
移送管14とは連通弁28を介して接続されている。
と前記容器8とは、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスが
前記容器8内を負圧にすることにより移送されるように
構成されている。すなわち、前記滅菌槽3からの排出管
9と前記容器8への移送管14とによる使用済滅菌ガス
の流路が構成されている。そして、前記排出管9と前記
移送管14とは連通弁28を介して接続されている。
【0027】さらに、前記排出管9は、前記処理装置2
と接続した構成となっている。すなわち、前記排出管9
に接続される第二排気管26を設け、この第二排気管2
6は前記処理管19を介して、前記処理装置2と接続し
ている。前記第二排気管26には、制御弁27および前
記移送手段10を設けている。
と接続した構成となっている。すなわち、前記排出管9
に接続される第二排気管26を設け、この第二排気管2
6は前記処理管19を介して、前記処理装置2と接続し
ている。前記第二排気管26には、制御弁27および前
記移送手段10を設けている。
【0028】つぎに、前記構成における前記ガス滅菌器
1の運転方法を説明する。この第二実施例における前記
ガス滅菌器1の運転は、その基本的な部分は、前記第一
実施例と同様であり、その詳細な説明は省略する。
1の運転方法を説明する。この第二実施例における前記
ガス滅菌器1の運転は、その基本的な部分は、前記第一
実施例と同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0029】さて、この第二実施例においては、前記滅
菌工程が終了するまでに、まず前記ポンプ17の作動に
より前記容器8内を負圧にする工程を行い、前記容器8
内を負圧にした状態で待機する。そして、前記滅菌槽3
における滅菌工程が終了すると、前記連通弁28を開く
ことにより、前記滅菌槽3内に残っている使用済滅菌ガ
スを前記滅菌槽3内から、前記排出管9および前記移送
管14を経て、負圧にしてある前記容器8へ吸引させる
ことにより移送する第一移送工程を行う。つぎに、この
使用済滅菌ガスの移送により、前記滅菌槽3内が所定圧
力になったことを前記第一検出器21が検出すると、前
記第一空気導入弁6を開く。そして、前記第一空気導入
管5から前記第一フィルター7にて清浄に処理された空
気を前記滅菌槽3へ導入し、前記容器8内へ使用済滅菌
ガスがさらに吸引される第二移送工程を行う。これらの
移送工程を所定時間行った後、前記連通弁28を閉じ、
前記滅菌槽3と前記容器8の連通を遮断する。
菌工程が終了するまでに、まず前記ポンプ17の作動に
より前記容器8内を負圧にする工程を行い、前記容器8
内を負圧にした状態で待機する。そして、前記滅菌槽3
における滅菌工程が終了すると、前記連通弁28を開く
ことにより、前記滅菌槽3内に残っている使用済滅菌ガ
スを前記滅菌槽3内から、前記排出管9および前記移送
管14を経て、負圧にしてある前記容器8へ吸引させる
ことにより移送する第一移送工程を行う。つぎに、この
使用済滅菌ガスの移送により、前記滅菌槽3内が所定圧
力になったことを前記第一検出器21が検出すると、前
記第一空気導入弁6を開く。そして、前記第一空気導入
管5から前記第一フィルター7にて清浄に処理された空
気を前記滅菌槽3へ導入し、前記容器8内へ使用済滅菌
ガスがさらに吸引される第二移送工程を行う。これらの
移送工程を所定時間行った後、前記連通弁28を閉じ、
前記滅菌槽3と前記容器8の連通を遮断する。
【0030】そして、前記滅菌槽3内の微量の残存使用
済滅菌ガスは、前記制御弁27を開き、さらに前記移送
手段10の作動により、前記滅菌槽3から前記排出管
9,前記第二排気管26および前記処理管19を経て、
前記処理装置2へ送られ、ここにおいて適宜な無害化処
理を受ける。そして、このような前記滅菌槽3内の空気
清浄工程が所定時間行われる。
済滅菌ガスは、前記制御弁27を開き、さらに前記移送
手段10の作動により、前記滅菌槽3から前記排出管
9,前記第二排気管26および前記処理管19を経て、
前記処理装置2へ送られ、ここにおいて適宜な無害化処
理を受ける。そして、このような前記滅菌槽3内の空気
清浄工程が所定時間行われる。
【0031】つぎに、前記空気清浄工程が終了すると、
前記滅菌槽3から被滅菌物を取出し、次の被滅菌物の滅
菌処理へ移行する。
前記滅菌槽3から被滅菌物を取出し、次の被滅菌物の滅
菌処理へ移行する。
【0032】これと同時に、前記ポンプ17を作動させ
ることにより、前記容器8内の使用済滅菌ガスは、前記
送出管15および前記処理管19を経て、前記処理装置
2へ送り出され、ここにおいて適宜な無害化処理を受け
る。この送り出しに際しては、前記流量制御手段18に
より、前記処理装置2の処理能力に応じた流量で送り出
すことができる。
ることにより、前記容器8内の使用済滅菌ガスは、前記
送出管15および前記処理管19を経て、前記処理装置
2へ送り出され、ここにおいて適宜な無害化処理を受け
る。この送り出しに際しては、前記流量制御手段18に
より、前記処理装置2の処理能力に応じた流量で送り出
すことができる。
【0033】そして、使用済滅菌ガスの送り出しによ
り、前記容器8内の圧力が所定圧力になったことを前記
第二検出器22が検出すると、前記第二空気導入弁24
を開いて、前記第二空気導入管23から前記第二フィル
ター25にて清浄に処理された空気を前記容器8内へ導
入する。導入した空気は、前記容器8内に残存している
微量の使用済滅菌ガスとともに、前記容器8内から前記
ポンプ17により、前記処理装置2へ送られ、ここにお
いて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前
記容器8内の空気清浄工程が所定時間行われ、この工程
が終了すると、前記ポンプ17は停止し、次回の前記容
器8を負圧にする工程まで待機状態となる。前記容器8
におけるこのような一連の作動は、比較的長い時間を要
する前記滅菌槽3における前記滅菌処理の間に行うこと
ができる。
り、前記容器8内の圧力が所定圧力になったことを前記
第二検出器22が検出すると、前記第二空気導入弁24
を開いて、前記第二空気導入管23から前記第二フィル
ター25にて清浄に処理された空気を前記容器8内へ導
入する。導入した空気は、前記容器8内に残存している
微量の使用済滅菌ガスとともに、前記容器8内から前記
ポンプ17により、前記処理装置2へ送られ、ここにお
いて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前
記容器8内の空気清浄工程が所定時間行われ、この工程
が終了すると、前記ポンプ17は停止し、次回の前記容
器8を負圧にする工程まで待機状態となる。前記容器8
におけるこのような一連の作動は、比較的長い時間を要
する前記滅菌槽3における前記滅菌処理の間に行うこと
ができる。
【0034】以上のように、この第二実施例によれば、
前記滅菌槽3における次回の滅菌処理の間に、前記容器
8から使用済滅菌ガスの前記処理装置2への送り出しお
よび前記容器8内の空気清浄工程を完了させ、次の受け
入れに対する待機状態とすることができる。すなわち、
この第二実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の
滅菌処理と、前記容器8からの送り出しに伴う前記処理
装置2における前回の使用済滅菌ガスの無害化処理とを
並行して行うことができる。
前記滅菌槽3における次回の滅菌処理の間に、前記容器
8から使用済滅菌ガスの前記処理装置2への送り出しお
よび前記容器8内の空気清浄工程を完了させ、次の受け
入れに対する待機状態とすることができる。すなわち、
この第二実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の
滅菌処理と、前記容器8からの送り出しに伴う前記処理
装置2における前回の使用済滅菌ガスの無害化処理とを
並行して行うことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、滅菌作業の全工程が
完了してから次の滅菌作業を開始するのではなく、次回
の滅菌工程と排出された前回の使用済滅菌ガスの処理工
程とを並行して行うことができ、滅菌作業の短時間化が
できるとともに、処理装置は初期の多くの排出量に見合
ったものにする必要がなく、ほぼ均一化された排出量を
処理すれば良い小型のものとすることができる。そのた
め、従来のような大掛かりな滅菌ガス処理装置や排出設
備を設けなくてもよい。
完了してから次の滅菌作業を開始するのではなく、次回
の滅菌工程と排出された前回の使用済滅菌ガスの処理工
程とを並行して行うことができ、滅菌作業の短時間化が
できるとともに、処理装置は初期の多くの排出量に見合
ったものにする必要がなく、ほぼ均一化された排出量を
処理すれば良い小型のものとすることができる。そのた
め、従来のような大掛かりな滅菌ガス処理装置や排出設
備を設けなくてもよい。
【図1】この発明の第一実施例を説明する概略的な説明
図である。
図である。
【図2】この発明の第二実施例を説明する概略的な説明
図である。
図である。
1 ガス滅菌器 2 処理装置 3 滅菌槽 8 容器 10 移送手段
Claims (3)
- 【請求項1】 滅菌槽3内の滅菌工程後の使用済滅菌ガ
スを容器8へ移送し、前記容器8内の使用済滅菌ガスを
前記滅菌槽3の次回滅菌処理中に処理装置2へ供給する
ことを特徴とするガス滅菌器の運転方法。 - 【請求項2】 前記使用済滅菌ガスの移送が圧送による
移送手段10を介して行なわれることを特徴とする請求
項1に記載のガス滅菌器の運転方法。 - 【請求項3】 前記使用済滅菌ガスの移送が前記容器8
内を負圧にすることにより行なわれることを特徴とする
請求項1に記載のガス滅菌器の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36854399A JP2001178800A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | ガス滅菌器の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36854399A JP2001178800A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | ガス滅菌器の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001178800A true JP2001178800A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18492103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36854399A Pending JP2001178800A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | ガス滅菌器の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001178800A (ja) |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP36854399A patent/JP2001178800A/ja active Pending
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