JP2005034420A - 管の無菌接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無菌領域の無菌状態を確実に維持しつつ、無菌領域内に配設された管と非無菌領域に配設された管とを接続することができ、無菌領域で扱う流体の種類を、その無菌状態を解除することなく変更できる管の無菌接続方法を提供すること。
【解決手段】本発明の管の無菌接続方法は、アイソレータ2の内部(無菌領域)に配設された第1の接続管9と、アイソレータ2の外部(非無菌領域)に配設された第2の接続管10とを無菌的に接続する方法であり、アイソレータ2の壁部(無菌領域と非無菌領域との境界部)に設けられ、密閉可能でありかつアイソレータ2内外に連通可能な小室3内に、第2の接続管10をアイソレータ2外から入れかつ小室3を密閉状態とし、次いで、小室3内を滅菌する滅菌手段4により密閉状態の小室3内を滅菌し、その後、アイソレータ2内において小室3の密閉状態を解除し、第2の接続管10に第1の接続管9を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管の無菌接続方法に関するものである。
例えば医薬品は、加熱滅菌による変性や殺菌剤の残留毒性等の問題があるため、滅菌処理を行えない場合がある。このような場合、滅菌処理を行わなくても済むように、薬剤の充填等の製造工程は無菌環境下で行われる。
この無菌環境としては、「人」の出入りによる汚染を完全に排除しようとする意図から、アイソレータの使用が推奨されている(例えば、特許文献1参照)。
アイソレータは、充填機等の生産設備を収容する隔離装置であり、「人」による設備の操作は、通常、アイソレータの壁部に取り付けられたグローブやハーフスーツを介して外部より行われる。このため、設備の操作に際して「人」の出入りによる汚染がなく、アイソレータ内を一旦滅菌すれば、理論的には長期間にわたって無菌状態が維持できる。
ところで、アイソレータ内で薬液の充填を行う場合、薬液が貯留された薬液調整タンクと、薬液充填装置および薬液充填容器をそれぞれアイソレータ内に収納し、薬液調整タンクと薬液充填装置を接続管により接続する。そして、薬液調整タンクから薬液充填装置に薬液を供給し、薬液充填容器に注入する。
このとき、充填する薬液を別の種類の薬液に変える場合、アイソレータ内に収納された薬液調整タンクを、別の種類の薬液調整タンクまたは別の薬液タンクと交換する必要がある。しかし、特許文献1に記載のアイソレータでは、薬液調整タンクの交換を行うのに、アイソレータの搬出入口を一旦開放して薬液調整タンクを交換した後、搬出入口を閉鎖し、再度、アイソレータ内を滅菌するという作業を経なければならず、時間とコストを要する。このため、例えば一週間毎に行われるアイソレ−タの洗浄滅菌に際して薬液調整タンクを交換するのが通例であり、単位期間当たりに充填し得る薬液の種類が制限されるという問題があった。
特開2002−301138号公報
本発明の目的は、無菌領域の無菌状態を確実に維持しつつ、無菌領域内に配設された管と非無菌領域に配設された管とを接続することができ、無菌領域で扱う流体の種類を、その無菌状態を解除することなく変更できる管の無菌接続方法を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 無菌領域に配設された第1の接続管と、非無菌領域に配設された第2の接続管とを、無菌的に接続する管の無菌接続方法であって、
前記無菌領域と前記非無菌領域との境界部に設けられ、密閉可能であり、かつ、前記無菌領域と前記非無菌領域とに連通可能な小室内に、前記第2の接続管を前記非無菌領域側から入れ、かつ、前記小室を密閉状態とし、
次いで、前記小室内を滅菌する滅菌手段により、密閉状態の前記小室内を滅菌し、
その後、前記無菌領域側において前記小室の密閉状態を解除して、前記第2の接続管に前記第1の接続管を接続することを特徴とする管の無菌接続方法。
(2) 前記小室は、前記無菌領域に開放する第1の開口と、前記非無菌領域に開放する第2の開口とを有する小室本体と、
前記第1の開口を気密的に封止するよう、前記小室本体に着脱自在に装着される第1の蓋と、
前記第2の開口を気密的に封止するよう、前記小室本体に着脱自在に装着される第2の蓋とを有する上記(1)に記載の管の無菌接続方法。
(3) 前記第2の蓋は、前記第2の接続管に固定されている上記(2)に記載の管の無菌接続方法。
(4) 前記滅菌手段は、過酸化水素ガスを前記小室内に供給するものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の管の無菌接続方法。
(5) 前記滅菌手段は、減圧状態の前記小室内に、前記過酸化水素ガスを供給する上記(4)に記載の管の無菌接続方法。
(6) 前記減圧状態の小室内の圧力は、50kPa以下である上記(5)に記載の管の無菌接続方法。
(7) 前記滅菌手段により前記小室内に過酸化水素ガスを供給し、所定時間が経過した後、前記小室内を再度減圧する上記(5)または(6)に記載の管の無菌接続方法。
(8) 前記所定時間は、10分以下である上記(7)に記載の管の無菌接続方法。
(9) 前記小室の容量は、1〜20Lである上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の管の無菌接続方法。
(10) 前記無菌領域は、アイソレータの内部空間である上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の管の無菌接続方法。
本発明によれば、無菌領域の無菌状態を維持しつつ、無菌領域内に配設された第1の接続管と、非無菌領域に配設された第2の接続管とを無菌的に接続することができる。
例えば無菌領域に配設された薬液充填装置に第1の接続管を接続するとともに、非無菌領域に配設された薬液調整タンクに第2の接続管を接続し、これら第1の接続管と第2の接続管とを、本発明の無菌接続方法により接続するようにすれば、無菌領域の無菌状態を維持しながら、薬液調整タンクの交換を行うことができる。したがって、薬液調整タンクの交換に際して、無菌領域を開放して薬液調整タンクを搬出入し、再度無菌領域に対して滅菌処理を施すという作業が不要となるので、薬液調整タンクの交換を短時間で容易に行うことができる。
以下、本発明の管の無菌接続方法について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
本明細書において、「無菌領域」とは、「非無菌領域」に対して滅菌レベルが相対的に高い領域のことを言い、「非無菌領域」には、全く滅菌処理が施されていない領域および滅菌処理が施されている領域のいずれの領域をも含む。
なお、以下では、本発明の管の無菌接続方法を、接続管を介してアイソレータ内に薬液を供給し、これを薬液充填容器に充填する薬液充填システムに適用した場合を一例にして説明する。
まず、薬液の充填を行うための薬液充填システムについて説明する。
図1は、本発明の管の無菌接続方法が適用される薬液充填システムの構成を示す模式図である。なお、図1では、図が煩雑となるのを避けるため一部の部材を省略して示した。
図1に示す薬液充填システム1は、アイソレータ2と、アイソレータ2と外部との境界部に設けられた小室3と、アイソレータ2の外部に配設された過酸化水素ガス供給装置40(滅菌手段4)および薬液調整タンク5と、アイソレータ2内に配設された薬液充填装置6とを有している。
この薬液充填システム1では、アイソレータ2の内部空間が無菌領域を構成し、アイソレータ2の外部空間が非無菌領域を構成する。
アイソレータ2には、グローブ21、HEPA(High Efficiency Paticulate Air)フィルター内蔵の給気ブロア22が取り付けられている。
グローブ21は、アイソレータ2の壁部や底部等に設けられており、操作者は、このブローブ21を装着することにより、アイソレータ2内に立ち入ることなく、アイソレータ2の外部より薬液充填装置6等のアイソレータ2内に収納された設備を操作することができる。
給気ブロア22は、バルブ221を介して導入された過酸化水素等の滅菌ガスをアイソレータ2内に噴出するものである。この給気ブロア22から噴出される滅菌ガスにより、アイソレータ2内を定期的に滅菌するようになっている。この定期的な滅菌作業は、例えば1週間に1回程度の頻度で行われる。
このアイソレータ2内には、薬液充填装置6および薬液充填容器7が収納されている。
薬液充填装置6は、例えば、バイアル、アンプル、プレフィルドシリンジの外筒等の各種の薬液充填容器(医療器具)7に、薬液を所定量注入する装置であり、薬液導入部61と薬液注入部62とを有している。
薬液導入部61には、薬液導入管8の一端が接続され、この薬液導入管8を介して薬液が導入される。この薬液導入部61に導入された薬液は、薬液流路管63を介して薬液注入部62に供給される。
薬液注入部62は、薬液を所定量で吐出し、薬液充填容器7に注入するものであり、薬液を吐出させるための加圧機構(図示せず)と、薬液の吐出ノズル621等とを有している。
この薬液注入部62は、例えば、その直下に搬送されてくる薬液充填容器7に、順次、所定量の薬液を注入する。
また、薬液導入管8の他端には、第1の接続管9が接続されている。この第1の接続管9の薬液導入管8と反対側の端部には、後述する第2の接続管10と接続される接続部91が設けられている。
アイソレータ2の壁部には、小室3が設けられている。
小室3は、両端が開放する円筒状の小室本体30を有している。この小室本体30は、アイソレータ2の壁部を貫通して設けられ、その一端にアイソレータ2の内部に開放する第1の開口36と、その他端にアイソレータ2の外部に開放する第2の開口37とを有している。これにより、小室3は、アイソレータ2内と外部とに連通可能となっている。
この小室本体30には、第1の開口36を気密的に封止する第1の蓋33と、第2の開口37を気密的に封止する第2の蓋34とを、着脱自在に装着可能である。このうち、第2の蓋34は、第2の接続管10の外周部に固定(固着)されている。
小室3は、小室本体30の両端に、それぞれ、第1の蓋33と第2の蓋34とを装着することにより、その内部が密閉状態となる。
また、この小室本体30の側壁部には、第1のバルブ31および第2のバルブ32が、それぞれ小室本体30の内部に連通するように設けられている。第1のバルブ31には、過酸化水素ガス供給装置40に接続された蒸気供給管41の一端が接続されており、第2のバルブ32には、ポンプ11に接続されたポンプ接続管111の一端が接続されている。
ポンプ11は、小室3内のエアーを排気または小室3内へエアーを給気するものであり、この排気量および給気量を調節することにより、小室3内の圧力を調整することができる。
この小室3の容量は、接続する管の種類等に応じて適宜設定され、特に限定されないが、1〜20L程度であるのが好ましく、5〜10L程度であるのがより好ましい。小室3の容量が小さ過ぎると、第2の接続管10の寸法が制限され、一方、小室3の容量が多過ぎると、後述する小室3内の滅菌工程に際して、小室3を滅菌するための滅菌ガス等を多量に要し、コスト高になるおそれがある。
アイソレータ2の外部には、滅菌手段4として過酸化水素ガス供給装置40と、薬液調整タンク5とが設置されている。
過酸化水素ガス供給装置40は、小室3内に過酸化水素ガスを供給することにより、小室3内を滅菌するものである。過酸化水素ガスによる滅菌方法は、比較的容易に滅菌処理を施すことができ、加熱を要しないため、熱により変質・劣化し易い薬液を充填する薬液充填システム1への適用に適する。また、過酸化水素ガスは、小室3内の滅菌に使用した後、排気により消失するか、付着残留したガスも経時的に消失するので、滅菌による残留毒性の問題を回避することができるという利点もある。
なお、このような滅菌には、過酸化水素ガスの他、例えば、ホルマリン、エチレンオキサイドガス等の滅菌液や滅菌ガス(滅菌用の流体)を用いることもできる。また、滅菌方法としても、必要に応じて、滅菌用の流体を用いる滅菌方法の他、例えば、高温高圧水蒸気滅菌法(オートクレーブ滅菌法)、乾熱滅菌法等を用いることもできる。
この過酸化水素ガス供給装置40には、蒸気供給管41の一端が接続され、その他端が第1のバルブ31に接続されている。この蒸気供給管41を介して、過酸化水素ガス供給装置40から小室3内に過酸化水素ガスが供給される。
薬液調整タンク5は、薬液充填容器7に充填する薬液を貯留するタンクである。この薬液調整タンク5には、薬液供給管51の一端が接続されている。
また、薬液供給管51の他端には、第2の接続管10が接続されている。この第2の接続管10の薬液供給管51と反対側の端部には、第1の接続管9と接続される接続部101が設けられている。この接続部101には、キャップが着脱可能に装着されるようになっており、キャップが装着された状態で第2の接続管10内が密閉される。また、この第2の接続管10の外周部には、薬液供給管51側の端部近傍に、第2の蓋34が固定されている。
このような薬液充填システム1では、第1の接続管9と第2の接続管10を接続した状態で、薬液調整タンク5に貯留された薬液が、薬液供給管51、第1の接続管9、第2の接続管10および薬液導入管8を介して薬液充填装置6に導入される。そして、薬液充填装置6により、薬液充填容器7に薬液が充填(供給)される。
次に、本発明の管の無菌接続方法を、この薬液充填システム1において、第1の接続管9と第2の接続管10を接続する場合を代表に説明する。
図2〜図5は、それぞれ、本発明の管の無菌接続方法を説明するための図、図6は、滅菌時の小室内の圧力変化を模式的に示すグラフである。
[1] まず、図2に示すように、第1の開口36を封止するように、第1の蓋33を小室本体30に装着し、第2の開口37は、開放状態とする。
[2] 次に、図3に示すように、小室本体30内に、アイソレータ2の外部から、第2の開口37を介して、第2の蓋34が固定された第2の接続管10を入れ、第2の開口37を封止するように、第2の蓋34を小室本体30に装着する。これにより、小室3は、密閉状態となる。
なお、第2の接続管10の内部には、滅菌処理が施されており、接続部101は、キャップにより密閉され、無菌状態が維持されている。
[3] 次に、この状態で、小室3内を滅菌する。この滅菌工程について、図6を参照しながら説明する。
[3−1] まず、ポンプ11を作動させることにより、小室3内を減圧状態にする(図6中、区間a)。このとき、小室3内の圧力Pは、50kPa以下とするのが好ましく、1〜30kPa程度であるのがより好ましい。小室3内の圧力Pを前記範囲とすることにより、次工程において、過酸化水素ガスを効率よく小室3内に導入することができる。
[3−2] 次いで、過酸化水素ガス供給装置40を作動させ、加温状態の過酸化水素ガスを小室3内に供給する。ここで、小室3内は減圧状態となっているので、過酸化水素ガスは小室3内に速やかに導入される。また、小室3内に導入された過酸化水素ガスは、急激に温度が下がることで、第2の接続管10の表面に凝集する。これにより、第2の接続管10の滅菌をより確実かつ短時間で行うことが可能となる。また、このとき、小室3内の圧力は、若干上昇する(図6中、区間b)。
[3−3] 次いで、所定時間(図6中、区間b+c)が経過した後、ポンプ11を作動させることにより、小室3内を再度減圧する(図6中、区間d)。これにより、第2の接続管10の表面に凝集していた過酸化水素が気化する。
このときの小室3内の圧力は、前記工程[3−1]と同等以下とするのが好ましい。
また、所定時間(放置時間)は、0.1秒〜10分程度であるのが好ましく、1〜3分程度であるのがより好ましい。放置時間が短過ぎると、過酸化水素ガスの供給量(導入量)等によっては、第2の接続管10を十分に滅菌することができなくなるおそれがあり、一方、放置時間を前記範囲を超えて長くしても、それ以上、滅菌効果の向上は期待できず、時間のロスとなるだけで好ましくない。
[3−4] 次に、図4に示すように、フィルター付クリーンエアー導入バルブ331を開ける。これにより、小室3の密閉状態が解除され、小室3内の圧力は、大気圧に復帰する(図6中、区間e)。
[4] 次に、図5に示すように、第1の蓋33を開け、第2の接続管10の端部に装着されたキャップを取り外し、第2の接続管10に第1の接続管9を接続する。これにより、アイソレータ2内の無菌状態を維持しつつ、第1の接続管9と第2の接続管10とが無菌的に接続される。
以上のようにして、第1の接続管9と第2の接続管10を接続した後、薬液調整タンク5に貯留された薬液を、薬液供給管51、第1の接続管9、第2の接続管10、薬液導入管8を介して薬液充填装置6に導入する。そして、薬液充填装置6によって薬液充填容器7に薬液を充填する。
必要時に、充填する薬液を別の種類の薬液に変える場合には、別の種類の薬液調整タンクに接続された第2の接続管10を、前記工程[1]〜[4]と同様にして第1の接続管9に接続する。これにより、アイソレータ2の無菌状態を維持しながら、薬液調整タンク5の交換を行うことができる。
したがって、薬液調整タンク5の交換に際して、アイソレータ2を開放して薬液調整タンク5を搬出入し、再度、アイソレータ2内を滅菌するという作業が不要となるので、薬液調整タンク5の交換を短時間で容易に行うことができる。
以上、本発明の管の無菌接続方法について図示の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、無菌領域に配設する設備、無菌領域に供給する流体も、前記実施形態に限定されず、通常、無菌領域で扱う各種設備、流体に変更することができる。
また、本発明の管の無菌接続方法は、必要に応じて、任意の目的で工程を追加することもできる。
本発明の管の無菌接続方法が適用される薬液充填システムの構成を示す模式図である。 本発明の管の無菌接続方法を説明するための図である。 本発明の管の無菌接続方法を説明するための図である。 本発明の管の無菌接続方法を説明するための図である。 本発明の管の無菌接続方法を説明するための図である。 滅菌時の小室内の圧力変化を模式的に示すグラフである。
符号の説明
1 薬液充填システム
2 アイソレータ
21 グローブ
22 給気ブロア
221 バルブ
3 小室
30 小室本体
31 第1のバルブ
32 第2のバルブ
33 第1の蓋
331 クリーンエアー導入バルブ
34 第2の蓋
36 第1の開口
37 第2の開口
4 滅菌手段
40 過酸化水素ガス供給装置
41 蒸気供給管
5 薬液調整タンク
51 薬液供給管
6 薬液充填装置
61 薬液導入部
62 薬液注入部
621 吐出ノズル
63 薬液流路管
7 薬液充填容器
8 薬液導入管
9 第1の接続管
91 接続部
10 第2の接続管
101 接続部
11 ポンプ
111 ポンプ接続管

Claims (5)

  1. 無菌領域に配設された第1の接続管と、非無菌領域に配設された第2の接続管とを、無菌的に接続する管の無菌接続方法であって、
    前記無菌領域と前記非無菌領域との境界部に設けられ、密閉可能であり、かつ、前記無菌領域と前記非無菌領域とに連通可能な小室内に、前記第2の接続管を前記非無菌領域側から入れ、かつ、前記小室を密閉状態とし、
    次いで、前記小室内を滅菌する滅菌手段により、密閉状態の前記小室内を滅菌し、
    その後、前記無菌領域側において前記小室の密閉状態を解除して、前記第2の接続管に前記第1の接続管を接続することを特徴とする管の無菌接続方法。
  2. 前記小室は、前記無菌領域に開放する第1の開口と、前記非無菌領域に開放する第2の開口とを有する小室本体と、
    前記第1の開口を気密的に封止するよう、前記小室本体に着脱自在に装着される第1の蓋と、
    前記第2の開口を気密的に封止するよう、前記小室本体に着脱自在に装着される第2の蓋とを有する請求項1に記載の管の無菌接続方法。
  3. 前記第2の蓋は、前記第2の接続管に固定されている請求項2に記載の管の無菌接続方法。
  4. 前記滅菌手段は、過酸化水素ガスを前記小室内に供給するものである請求項1ないし3のいずれかに記載の管の無菌接続方法。
  5. 前記滅菌手段は、減圧状態の前記小室内に、前記過酸化水素ガスを供給する請求項4に記載の管の無菌接続方法。
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