JP2001178674A - 内視鏡及び内視鏡用信号処理装置 - Google Patents

内視鏡及び内視鏡用信号処理装置

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JP2001178674A
JP2001178674A JP36825299A JP36825299A JP2001178674A JP 2001178674 A JP2001178674 A JP 2001178674A JP 36825299 A JP36825299 A JP 36825299A JP 36825299 A JP36825299 A JP 36825299A JP 2001178674 A JP2001178674 A JP 2001178674A
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color
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endoscope
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JP36825299A
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Naoyuki Nakazawa
尚之 中沢
Hiroshi Fujita
寛 藤田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常観察と蛍光観察が行えるにもかかわらず、
内視鏡信号処理装置の小形化を図ることを目的としたも
のである。 【解決手段】被検部位のカラー画像をモニタに表示させ
るために、このモニタに複数の色信号成分を出力する内
視鏡用信号処理装置であって、スイッチ43のスイッチ
動作により、通常観察画像を表示する場合には前記複数
の色信号成分をそのままモニタに出力し、又、蛍光観察
画像を表示する場合には前記複数の色信号成分のうちの
一つ(例えば、赤信号成分)をモニタに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の照明光によ
る観察像と励起光による蛍光像とを得ることのできる内
視鏡及び内視鏡信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生体からの自家蛍光や生体へ投与
した薬物の蛍光を観察可能な画像(以下、「蛍光観察画
像」という。)として検出し、この蛍光観察画像から生
体組織の変性や癌等の疾患状態を診断する蛍光観察方法
が提案されている。
【0003】生体からの自家蛍光の例として、例えば、
NADH(ニコチンアミドアデニンヌクレオチド)やF
MN(フラビンモノヌクレオチド)等がある。
【0004】また、生体へ投与する薬物の例として、H
pD(ヘマトポルフィリン)やPhotofrin等の
蛍光剤がある。これらは癌への集積性があるため、蛍光
観察により疾患部位を明確に認識することができる。
【0005】ところが、上記蛍光観察の方法を内視鏡装
置に応用して使用する場合、内視鏡装置には、既に通常
観察用の光源装置及び撮像装置が設置されているため、
蛍光観察を行うには、通常観察用の光源装置及び撮像装
置を蛍光観察用の光源装置及び撮像装置に交換しなくて
はならない。これにより、術者にとっては、交換の作業
が煩わしいものとなっていた。
【0006】そこで、特開平7−155290号公報に
おいて、交換作業の煩わしさを解消するための発明が提
案されている。この発明は、図21に示すように、光源
手段側の特徴として、内視鏡100の光源用アダプタ1
01内に反射ミラー102を設け、通常観察用光源装置
103と蛍光観察用光源装置104からの照明光を切り
換えることができるように構成されている。また、撮像
手段側の特徴として、内視鏡100の撮像用アダプタ1
05内に反射ミラー106を設け、通常観察用カメラ1
07と蛍光観察用カメラ108への反射光又は蛍光を切
り換えることができるように構成されている。また、蛍
光観察用カメラ108の撮像面に対向して、微弱な蛍光
の光増幅を行うためのI.I.(イメージインテンシフ
ァイア)109が設けられている。更に、I.I.10
9に対向して、励起光の直接反射光をカットし、蛍光の
発光のみを透過する励起光カットフィルタ110が設け
られている。
【0007】そして、反射ミラー102と106を同期
させて切り換えることにより、通常観察用光源装置10
3から被検部位111に通常照明光を照射する場合に
は、通常観察用カメラ107で通常観察像を撮像し、蛍
光観察用光源装置104から被検部位111に励起光を
照射する場合には蛍光観察用カメラ108で蛍光観察像
を撮像することができる。これらの撮像による撮像信号
は、それぞれの画像処理装置112、113で映像信号
に変換され、モニタ114に表示される。
【0008】しかし、このような構成では、交換の煩雑
さを解消できても、反射ミラー106、通常観察用カメ
ラ107と蛍光観察用カメラ108の2つのカメラ、励
起光カットフィルタ110等が必要であるため、装置全
体が大型なものとなっていた。
【0009】本発明は上述した事情を鑑みてなされたも
のであり、通常観察と蛍光観察が行えるにもかかわら
ず、内視鏡信号処理装置全体の小形化を図ることを目的
としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
記載された発明は、被検部位のカラー画像を表示手段に
表示させるために、前記表示手段に複数の色信号成分を
出力する内視鏡用信号処理装置において、前記表示手段
に通常観察画像と蛍光観察画像を切換えて又は同時に表
示するために、前記色信号成分を信号処理する内視鏡用
信号処理装置である。
【0011】本発明のうち請求項2に記載された発明
は、被検部位のカラー画像を表示手段に表示させるため
に、前記表示手段に複数の色信号成分を出力する内視鏡
用信号処理装置において、通常観察画像を表示するため
に、前記複数の色信号成分をそのまま前記表示手段に出
力する通常観察用信号処理手段と、蛍光観察画像を表示
するために、前記複数の色信号成分のうちの一つを前記
表示手段に出力する蛍光観察用信号処理手段と、を具備
することを特徴とする内視鏡用信号処理装置である。
【0012】本発明のうち請求項3に記載された発明
は、被検部位のカラー画像を表示手段に表示させるため
に、前記表示手段に複数の色信号成分を出力する内視鏡
用信号処理装置において、通常観察画像を表示するため
に、前記複数の色信号成分をそのまま前記表示手段に出
力する通常観察用信号処理手段と、蛍光観察画像を表示
するために、前記複数の色信号成分のうちの一つを前記
表示手段に出力する蛍光観察用信号処理手段と、前記通
常観察画像と蛍光観察画像を切換えて又は同時に前記表
示手段に表示する手段と、を具備することを特徴とする
内視鏡用信号処理装置である。
【0013】また、本発明のうち請求項4に記載された
発明は、前記通常観察画像と前記蛍光観察画像を切換え
て前記表示手段に表示する手段は、フレーム識別信号に
同期して切換動作することを特徴とする請求項3に記載
の内視鏡用信号処理装置である。
【0014】更に、本発明のうち請求項5に記載された
発明は、前記通常観察画像と前記蛍光観察画像を同時に
前記表示手段に表示する手段は、前記表示手段にそれぞ
れを左右どちらかに表示することにより2画面表示させ
ることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用信号処理
装置である。
【0015】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、前記通常観察画像と前記蛍光観察画像を同時に前記
表示手段に表示する手段は、前記表示手段に前記両画像
を重畳して表示することを特徴とする請求項3に記載の
内視鏡用信号処理装置である。
【0016】更に、本発明のうち請求項7に記載された
発明は、前記表示手段に前記通常観察画像と前記蛍光観
察画像を重畳して表示するとは、前記両画像のうち、ど
ちらか一方を擬似カラーで、他方を通常カラーで重畳し
て表示することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用
信号処理装置である。
【0017】本発明のうち請求項8に記載された発明
は、被検部位の画像を表示手段に表示するために、前記
被検部位を撮像することにより得られる画像信号を信号
処理する内視鏡用信号処理装置において、前記画像信号
から映像信号を取り出す映像信号取出手段と、前記映像
信号を輝度信号及び色差信号に分離する色分離処理手段
と、前記輝度信号及び色差信号から複数の色信号成分に
変換する変換手段と、通常観察画像を表示するために、
前記変換手段によって変換した複数の色信号成分をその
まま前記表示手段に出力する通常観察用信号処理手段
と、蛍光観察画像を表示するために、前記複数の色信号
成分のうちの一つを前記表示手段に出力する蛍光観察用
信号処理手段と、を具備することを特徴とする内視鏡用
信号処理装置である。
【0018】また、本発明の請求項9に記載の発明は、
前記色分離処理手段は、マトリクス係数を変更すること
により、色分離後の赤、緑又は青の信号についての分光
特性を変化させる手段であることを特徴とする請求項8
に記載の内視鏡用信号処理装置である。
【0019】本発明の請求項10に記載の発明は、固体
撮像素子により被検部位を撮像することにより得られる
画像信号を信号処理する内視鏡用信号処理装置におい
て、前記固体撮像素子の受光面に設けられたカラーフィ
ルタにおける複数のカラー要素フィルタのうち、特定の
カラー要素フィルタからの出力のみを利用して、蛍光観
察画像を表示するために信号処理する内視鏡用信号処理
装置である。
【0020】また、本発明の請求項11に記載の発明
は、前記特定のカラー要素フィルタは、緑であることを
特徴とする請求項10に記載の内視鏡用信号処理装置で
ある。
【0021】更に、本発明の請求項12に記載の発明
は、前記特定のカラー要素フィルタは、通常観察用とは
別に蛍光観察用に形成されたフィルタであることを特徴
とする請求項10に記載の内視鏡用信号処理装置であ
る。
【0022】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の内視鏡用信
号処理装置に接続可能な特定構造を有する内視鏡であっ
て、前記内視鏡に設けられた対物レンズの第1面若しく
は当該対物レンズのカバーガラスから、被検部位を撮像
する固体撮像素子の受光面までの間に設けられ、励起光
のうちで、最終的に表示手段に出力される赤信号成分に
影響を与えることによって当該赤信号成分に最も雑音を
発生させる波長部分を透過させない励起光カットフィル
タを設けたことを特徴とする内視鏡である。
【0023】ここで、上記「対物レンズの第1面」と
は、対物レンズのうちで被検部位に最も近い部分をい
う。また、上記「赤信号成分に最も雑音を発生させる波
長部分」とは、半値幅にして約10nmをいう。
【0024】本発明の請求項14に記載の発明は、前記
励起光はレーザ光であることを特徴とする請求項13に
記載の内視鏡である。
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕以下に本発明
の第1の実施形態について、図1〜図12に基づいて説
明する。
【0026】図1は、本発明が適用された一実施形態の
蛍光内視鏡装置1の概略図である。この蛍光内視鏡装置
1には、内部に照明光学系5及び観察光学系6を配置し
た電子スコープ(電子内視鏡)2と、蛍光内視鏡装置1
の本体であるプロセッサ3と、通常観察画像又は蛍光観
察画像を表示するモニタ4が備えられている。更に、プ
ロセッサ3は、照明光学系5に励起光又は照明光を供給
する光源部8と、観察光学系6から得られた撮像信号を
映像信号に変換する信号処理部8と、光源部7及び信号
処理部8の制御を行うコントロールユニット9から成
る。
【0027】光源部7には、Xeランプに代表される白
色光ランプ10と、この白色光ランプ10から発生する
光束を有効利用するための反射鏡11と、照明光学系5
へ入射する光束を集光させるための集光レンズ12と、
通常観察時に照射する照明光又は蛍光観察時に照射する
励起光の切り換えを行うための切換フィルタ13と、切
換フィルタ13を回転させるモータ14とが備えられて
いる。
【0028】切換フィルタ13は、図2に拡大図示され
ているように、通常観察用フィルタ13aと蛍光観察用
フィルタ13bが配置されている。また、モータ14の
駆動により中心15を軸として図2に示す矢印の方向に
回転することで、通常観察用フィルタ13a又は蛍光観
察用フィルタ13bが集光レンズ12により集光された
白色光の光路16に介挿するように構成されている。
【0029】ここで、白色光ランプ10から発する白色
光の特性を図3に示す。また、通常観察用フィルタ13
aは、図4に示す透過特性を有するバンドパスフィルタ
であり、蛍光観察用フィルタ13bは、図5に示す透過
特性を有するバンドパスフィルタである。尚、図中で
「相対強度」はそれぞれの波長スペクトルのピークを1
00としたときの強度を示し、絶対強度を示すものでは
ない。
【0030】また、図1に示すモータ14の駆動は、コ
ントロールユニット9により制御されている。尚、上記
切換フィルタ13には通常観察用フィルタ13aを配置
しているが、これを配置せずに、単に開口部を形成する
だけでもよい。
【0031】次に、電子スコープ2は、体腔内に挿入可
能な挿入部17と、術者が電子スコープ2の使用時に把
持及び操作するための把持部18と、把持部18の側部
から延出するユニバーサルコード19と、光源部7のア
ダプタ20に接続される光源用コネクタ21と、信号処
理部8のアダプタ22に接続される信号処理用コネクタ
23から構成されている。
【0032】更に、電子スコープ2の内部の照明光学系
5は、光源部7から照射された照明光又は励起光を電子
スコープ2の先端に導くファイババンドル24と、被検
部位に照明光又は励起光を照射するための照明レンズ2
5により構成されている。また、観察光学系6は、図6
に拡大図示されているように、対物レンズ26と、水晶
フィルタ27と、光路変更用プリズム28と、固体撮像
素子の一種であるCCD(電荷結像素子)29により構
成されている。
【0033】対物レンズ26は、外枠が鏡筒30で形成
されており、その中にCCD29の受光面で被写体像を
結像するために必要な各種レンズが配置されている。
【0034】水晶フィルタ27は、CCD29の空間サ
ンプリング周波数に応じた光学的な低減通過フィルタ
(オプティカルローパスフィルタ)として作用する。
【0035】CCD29の受光面には、色差線順次方式
のカラーフィルタ31が取り付けられている。具体的に
は、図7に示すように、Mg(マゼンタ)、Cy(シア
ン)、Ye(イエロー)及びG(グリーン)のカラー要
素フィルタにより、モザイク状に形成されている。ま
た、各カラー要素フィルタの透過率スペクトルを図8に
示す。この図8によれば、おおよそ、MgはR(レッ
ド)とB(ブルー)の和、CyはBとGの和、YeはR
とGの和であることが分かる。
【0036】CCD29は、被検部位の反射光又は蛍光
を光電変換し、この変換した撮像信号を信号処理部8に
出力するものである。CCD29からの撮像信号出力
は、図7に示すように、ODD/EVENフィールド毎
に画素混合ラインが変わる。ODDフィールドはODD
1、ODD2、……のラインが画素混合されて出力さ
れ、EVENフィールドはEVEN1、EVEN2、…
…のラインが画素混合されて出力される。即ち、ODD
1ラインはCy+G、Ye+Mg、Cy+G、……の順
で出力され、ODD2ラインはCy+Mg、Ye+G、
Cy+Mg、……の順で出力される。また、EVEN1
ラインはG+Cy、Mg+Ye、G+Cy、……の順で
出力され、EVEN2ラインはMg+Cy、G+Ye、
Mg+Cy、……の順で出力される。
【0037】次に、本実施形態の特徴部分である信号処
理部8について説明する。
【0038】上記CCD29から出力された撮像信号
は、図9に示すように、CDS(Corelated
Double Sampling:相関2重サンプリン
グ)部32に送信される。CDS部32では、CCD2
9の出力波形の黒レベルであるフィールドスルー部と映
像部の期間をサンプリングして両者の差を取ることによ
り、純粋な映像信号を取り出すノイズ除去処理が行われ
る。
【0039】CDS部32から出力された映像信号は、
A/D変換器33を介して色分離処理部34に送信され
る。色分離処理部34では、上記映像信号が輝度(Y)
信号及び色差(R−Y、B−Y)信号に分離される。こ
の処理については、例えば、各画素を単純平均(隣り合
う画素出力を加算)して(1)式〜(4)式により、Y
信号が求められる。尚、Cy=B+G、Ye=R+Gで
ある。
【0040】
【数1】 ここでは、Y=0.3R+0.59G+0.11Bの人
間の視覚特性の近似信号として算出している。
【0041】また、色差信号は隣り合う画素の差から求
め、ライン毎にR−Y出力とB−Y出力が求められる。
【0042】具体的には、ODD1、EVEN1ライン
(添字が奇数のライン)では、(5)式に示すようにR
−Y信号が得られる。
【0043】
【数2】
【0044】同様に、ODD2、EVEN2ライン(添
字が偶数のライン)では、(6)式に示すようにB−Y
信号が得られる。
【0045】
【数3】
【0046】ところで、このままではR−YとB−Yは
同時に出力されないことになるが、色信号は人間の視覚
特性上帯域が狭くて良いため、1ライン上の色差信号又
は上下ラインの色差信号の補間(平均)で代用しいてい
る。即ち、R−Y(ODD2)=R−Y(ODD1)又
は1/2{R−Y(ODD1)+R−Y(ODD3)}
で求められ、B−Y(ODD3)=B−Y(ODD2)
又は1/2{B−Y(ODD2)+B−Y(ODD
4)}で求められる。
【0047】尚、上下ラインの補間から求める場合は、
図10に示すように、ラインメモリ34を使って1ライ
ン分のデータを遅延させて、現ラインとの演算を行なう
ことで可能となる。
【0048】このように、色分離処理部34で得られた
Y信号及び色差信号は、図9に示すスイッチ部35のス
イッチ動作により、通常観察時には通常画像メモリ36
に記憶され、蛍光観察時には蛍光画像メモリ37に記憶
される。これらに記録された映像信号は、スイッチ部3
5とスイッチ部38のスイッチ動作により、TV信号変
換部39に出力される。
【0049】TV信号変換部39は、通常画像メモリ3
5又は蛍光画像メモリ36に記録された映像信号を通常
観察画像又は蛍光観察画像としてモニタ4に表示するた
めに、NTSC信号やRGB信号に変換する。このTV
信号変換部39は本実施の形態の最も特徴的な部分であ
るため、図11を用いて更に詳細に説明する。
【0050】まず、RGB信号をモニタ4に出力する場
合について説明する。
【0051】通常観察画像をモニタ4に表示する場合
は、通常画像メモリ36に記憶されている映像信号が変
換部40、41、42において、R=Y+(R−Y)、
B=Y+(B−Y)、G=Y−0.3/0.59(R−
Y)−0.11/0.59(B−Y)の変換式により
R、G、Bの各信号成分に変換される。そして、これら
変換されたR、G、Bの信号成分(最終R,G,B信
号)がそれぞれモニタ4に出力されるように、スイッチ
43が動作する。即ち、スイッチ43a、43bが図1
1の紙面上における下の接点に接触する。
【0052】一方、蛍光観察画像をモニタ4に表示する
場合は、蛍光画像メモリ37に記憶されている映像信号
が上記と同様に変換部40、41、42においてR、
G、Bの信号成分に変換される。但し、スイッチ43
は、モニタ4へのRGB出力を全てR信号成分になるよ
うに動作する。即ち、スイッチ43a、43bが図11
の紙面上における上の接点に接触する。
【0053】次に、NTSC信号をモニタ4に出力する
場合について説明する。
【0054】通常観察画像をモニタ4に表示する場合
は、通常画像メモリ36に記憶されている映像信号のう
ちY信号はそのままで、色差信号は直交変調部44で色
搬送波の周波数により直交変調される。そして、Y信号
と直交変調された色差信号が加算器45で加算されモニ
タ4に出力されるように、スイッチ43が動作する。
【0055】即ち、スイッチ43cが図11の紙面上に
おける下の接点に接触する。
【0056】一方、蛍光観察画像をモニタ4に表示する
場合は、蛍光画像メモリ37に記憶されている映像信号
のうち色差信号については、上記と同様に直交変調部4
4で直交変調される。但し、モニタ4へのNTSC出力
の輝度成分をR信号成分そのものとし、クロマ信号をな
しとするようにスイッチ43が動作する。即ち、スイッ
チ43cが図8の紙面上における上の接点に接触する。
【0057】尚、図11では、D/A変換器が省略され
ているが、変換部40、41、42及び直交変調部44
に入力する前の部分に設けてもよく、また、出力した後
の部分に設けてもよい。即ち、変換部40、41、42
及び直交変調部44では、デジタル信号で変換等が行わ
れてもよく、アナログ信号で変換等が行われてもよい。
【0058】続いて、本実施形態における蛍光内視鏡装
置1の動作について説明する。
【0059】まず、蛍光内視鏡装置1による観察をする
24時間から36時間前に、被験者に癌等への集積性が
ある蛍光剤を投与する。本実施形態における蛍光内視鏡
装置1を使用する場合には、図12に示すような特性を
有する蛍光剤を投与することが最適である。この蛍光剤
の特性は、約450nm〜550nmの波長の可視光で
ある励起光(図12中の点線で示すスペクトル)を照射
すると、ほぼ同じ波長の直接反射光が反射すると共に、
に約550nm〜650nmの波長の蛍光(図12中の
実線で示すスペクトル)が発光するものである。また、
この蛍光のスペクトルは、最終R信号のスペクトル(図
12中の太線で示すスペクトル)に含まれるものでもあ
る。
【0060】次に、蛍光内視鏡装置1を用いて通常観察
又は蛍光観察を行う動作について説明する。
【0061】まず、電子スコープ2により通常観察を行
う場合には、術者が手動でプロセッサ3に設けられた図
示しない切換スイッチを動作させる。すると、図1に示
すコントロールユニット9から光源部7及び信号処理部
8に通常表示切換信号が送られる。光源部7では、この
信号に基づいて白色光ランプ10から照射される白色光
の光路が図2に示す通常観察用フィルタ13aを透過す
るように、モータ14が駆動する。また、信号処理部8
にも送られた通常表示切換信号に基づいて、図9のスイ
ッチ35、38及びTV信号変換部39における図11
に示すスイッチ43も制御される。即ち、スイッチ3
5、38が図9の紙面上における上の接点にそれぞれ接
触し、また、スイッチ43a、43bが図11の紙面上
における下の接点に接触するか(RGB出力の場合)、
スイッチ43cが図11の紙面上における下の接点に接
触する(NTSC出力の場合)。
【0062】通常観察用フィルタ13aを透過した照明
光は、図1に示すファイババンドル24を介して照明レ
ンズ25から被検部位に照射される。この照明光の反射
光は、図6に示す対物レンズ26、水晶フィルタ27、
光路変更用プリズム28及びカラーフィルタ31を介し
てCCD29により撮像される。
【0063】CCD29の撮像により得られた撮像信号
は、信号処理部8に送信される。信号処理部8では、図
9に示すCDS部32、A/D変換器33、色分離処理
部34により上述の各処理が行われ、通常観察画像の映
像信号として通常画像メモリ36に記憶される。通常観
察画像をモニタ4上に表示する場合には、通常画像メモ
リ36に記憶された映像信号が、TV信号変換部39で
上記のようにRGB信号又はNTSC信号に変換され、
最終色(R、G、B)信号成分がモニタ4に表示され
る。
【0064】一方、電子スコープ2により蛍光観察を行
う場合には、術者が手動でプロセッサ3に設けられた図
示しない切換スイッチを動作させる。すると、コントロ
ールユニット9から光源部7及び信号処理部8に蛍光表
示切換信号が送られる。光源部7では、この信号に基づ
いて白色光ランプ10から照射される照明光の光路16
が図2に示す蛍光観察用フィルタ13bを透過するよう
に、モータ14が駆動される。また、信号処理部8にも
送られた蛍光表示切換信号に基づいて、図9に示すスイ
ッチ35、38及びTV信号変換部39における図11
に示すスイッチ43も制御される。即ち、スイッチ3
5、38が図9の紙面上における下の接点にそれぞれ接
触し、また、スイッチ43a、43bが図11の紙面上
における上の接点に接触するか(RGB出力の場合)、
スイッチ43cが図11の紙面上における上の接点に接
触する(NTSC出力の場合)。
【0065】蛍光観察用フィルタ13bを透過した励起
光は、ファイババンドル24を介して照明レンズ25か
ら被検部位に照射される。被検部位が上記蛍光剤の集積
する癌等である場合には、励起光の直接反射光が反射す
ると共に、図12の細い実線で示すような波長スペクト
ルの蛍光が発光する。この励起光の直接反射光と蛍光
は、対物レンズ26、水晶フィルタ27、光路変更用プ
リズム28及びカラーフィルタ31を介してCCD29
により撮像される。
【0066】CCD29の撮像により得られた撮像信号
は、信号処理部8に送信される。信号処理部8では、C
DS部32、A/D変換器33、色分離処理部34によ
り上述の各処理が行われ、蛍光観察画像の映像信号とし
て蛍光画像メモリ37に記憶される。蛍光観察画像をモ
ニタ4上に表示する場合には、蛍光画像メモリ37に記
憶された映像信号が、TV信号変換部39で上記のよう
にRGB信号又はNTSC信号に変換され、最終R信号
成分のみがモニタ4に出力される。即ち、従来は、励起
光の直接反射光を実質的にカットするために励起光カッ
トフィルタ110を備える必要があったが、本実施形態
では、信号処理部8による信号処理により励起光の直接
反射光をカットすることができる。
【0067】また、上記の如く、信号処理部8によって
生成される最終R信号は、蛍光発光スペクトルの波長領
域を含んでいるため、モニタ4に最終R信号成分のみを
表示させることにより、蛍光剤が集積されている部位を
表示することができる。
【0068】ここで、一般に、蛍光はその励起光の強度
に比較して微弱なため、励起光の直接反射光が存在した
場合には明瞭な蛍光像を得ることはできない。しかし、
本実施形態で使用する蛍光剤は、図12で示した様に、
その励起光の波長スペクトルが最終R信号の波長スペク
トルにほとんど含まれない特性を有し、かつ、体腔内は
赤成分を主成分としているために励起光によって直接反
射する成分は少ないから、最終R信号のみの出力で明瞭
な蛍光像を得ることができる。
【0069】このように、本実施形態によれば、色差線
順次方式のCCD29を備えた電子スコープ2を用いる
と共に、信号処理部8のTV信号変換部39により上記
のような特殊な信号処理を行えば、上記の最適な蛍光剤
を使用することで、通常観察画像と蛍光観察画像を切換
えてモニタ4に表示することができる。これにより、従
来、通常観察用カメラ107と蛍光観察用カメラ108
というように2つのカメラが必要であったものが1つで
済み、また、反射ミラー106も不要であるため、蛍光
内視鏡装置の小形化及び製造コストの削減が可能とな
る。
【0070】また、本実施形態では、微弱な発光を発す
る蛍光を直接モニタ4上に表示せずに、最終R信号に係
る画像を表示することで間接的に蛍光発光する部位を表
示しているため、蛍光が微弱な発光であってもモニタ4
上に明瞭に癌等の形態を表示することができる。これに
より、図21に示す従来の蛍光内視鏡装置のように、蛍
光観察用カメラ108の撮像面に対向して、微弱な蛍光
の光増幅を行うためのI.I.109を設ける必要がな
いため、この点においても蛍光内視鏡装置の小型化が可
能となる。
【0071】更に、本実施形態は、信号処理部8に特徴
があり、従来から使用されてきた一般の電子スコープを
そのまま利用することができるため、経済的である。
【0072】〔第2の実施形態〕以下に本発明の第2の
実施形態について、主に図13に基づいて説明する。
尚、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を
用いて、その説明を省略する。
【0073】第1の実施形態では、通常観察と蛍光観察
を切り換えるために、術者がプロセッサ3に設けられた
図示しない切換スイッチを手動で動作することにより、
切換フィルタ13を回転させ、併せてスイッチ35、3
8も切り換えるように構成されていた。これに対して、
本実施形態は、図13に示す様にフレーム識別信号に同
期させて、図2の切換フィルタ13の回転と、図9のス
イッチ35、38の切り換えを行う構成としたものであ
る。
【0074】具体的には、通常/蛍光切換信号にフレー
ム識別信号を用い、切換フィルタをフレーム識別信号の
周波数で回転させる。これにより、図13に示す様に、
フレーム識別信号がLowの時は通常観察用の照明光が
照明され、Highの時は蛍光観察用の照明光が照明さ
れるというように、時系列的に照明光が切り換わる。
【0075】また、照明光が時系列的に切り換わるた
め、CCD29から出力される信号もフィールド毎に、
通常/蛍光撮像信号として順に出力される。この場合、
本実施形態では、CCDフィールド蓄積型のCCDを使
用しており、照明光の照射とCCD出力は、1フィール
ド遅れて出力される。
【0076】その後の処理は、第1の実施形態において
図9を用いて説明した処理と同じであり、通常/蛍光表
示切換信号にフレーム識別信号を用いれば、通常観察画
像と蛍光観察画像が時系列的にモニタ4に表示される。
【0077】これ以外の構成は、第1の実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0078】このように、本実施形態によれば、自動的
に通常観察画像と蛍光観察画像をモニタ4に表示するこ
とが可能となる。これにより、第1の実施形態の効果に
加えて、術者は蛍光内視鏡装置1の操作を容易に行うこ
とができるという効果を奏する。
【0079】尚、第1の実施形態と本実施形態を組み合
わせても良く、通常/蛍光の照明光の制御から通常画像
メモリ36(又は蛍光画像メモリ37)の入力までは通
常/蛍光を時系列的に切り換えるようにし、モニタ4へ
の表示を手動で切り換えてもよい。
【0080】〔第3の実施形態〕以下に本発明の第3の
実施形態について、主に図14に基づいて説明する。
尚、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を
用いて、その説明を省略する。
【0081】第1の実施形態では、通常観察画像と蛍光
観察画像を手動で切り換えてモニタ4に表示していた。
また、第2の実施形態では、通常観察画像と蛍光観察画
像を自動で時間的に切り換えてモニタ4に表示してい
た。これに対して、本実施形態では、通常観察画像と蛍
光観察画像を1つのモニタ4上で2画面同時表示を可能
としたものである。
【0082】具体的には、プロセッサ3に設けられた図
示しない同時表示切換スイッチをONすることにより、
コントロールユニット9から光源部7及び信号処理部8
に通常観察画像と蛍光観察画像の同時表示を行う旨の信
号(通常・蛍光表示切換信号)が送られる。これによ
り、信号処理部8からコントロールユニット9を介して
TVフレーム信号が送信され、このTVフレーム信号に
基づいて照明光が1フィールドずつ切り換わるようにモ
ータ14が回転する。また、信号処理部8においてもス
イッチ35の切り換えが制御され、2つの画像メモリ3
6、37にフレーム毎に得られた撮像信号が書き込まれ
る。そして、2fh信号(水平TV同期信号の2倍の周
波数の信号)によりスイッチ38の切り換えが制御さ
れ、水平TV同期信号の2倍の周波数で両メモリ36、
37から映像信号が出力される。これにより、モニタ4
の画面上の左(右)半分に通常観察画像が表示され、右
(左)半分に蛍光観察画像が表示される。これ以外の構
成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略す
る。
【0083】このように、本実施形態では、通常観察画
像と蛍光観察画像をモニタ4上に2画面表示することが
できるため、第1の実施形態の効果に加えて、術者の診
断について視覚面から容易化を図ることができるという
効果を奏する。
【0084】〔第4の実施形態〕以下に本発明の第4の
実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と同一
の構成要素には同一の符号を用いて、その説明を省略す
る。
【0085】第1の実施形態では、色分離処理部34に
おいて簡易的な色分離処理をおこなっていた。これに対
して、本実施形態では、CCD29からの撮像信号出力
を(7)式に示すようなマトリクス演算することとし、
そのマトリクス係数を通常画像と蛍光画像とで、それぞ
れに適した係数に切り換える構成としたものである。
【0086】
【数4】 ここで、Y1、2R−G及び2B−Gは、第1の実施形
態における色分離と同じである。即ち、Y1は隣り合う
画素の加算から求められ、2R−G及び2B−Gは隣り
合う画素の差から求められる。
【0087】具体的には、通常観察用と蛍光観察用の2
種類のマトリクス係数データを予め図示していないRO
M等の記憶部に記憶させておく。このうち、通常観察用
の係数データは、通常観察画像を形成するように、RG
Bの各信号成分を出力するものである。また、蛍光観察
用の係数データは、蛍光観察画像を形成するように、R
GBの各信号成分の出力を全てR信号成分とするもので
ある。
【0088】そして、通常/蛍光表示切換信号に基づい
て、通常観察であるか蛍光観察であるかを認識し、通常
観察である場合には記憶部から通常観察用の係数データ
を読み出し、蛍光観察である場合には記憶部から蛍光観
察用の係数データを読み出して、上記マトリクス係数を
変更する。
【0089】更に、本実施形態では図15に示すよう
に、1H(水平期間)遅延メモリ46、47及び加算器
48を用いることにより色差線順次信号を同時化してい
る。
【0090】これ以外の構成は、第1の実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0091】このように、本実施形態では、マトリクス
係数を変更することができるため、第1の実施形態の効
果に加えて、通常観察時と蛍光観察時とで、それぞれの
画像に最適な分光特性の色分離を行うことができるとい
う効果を奏する。また、マトリクス係数を変更すること
によって、第1の実施形態における図11に示すスイッ
チ43が不要となるという効果も奏する。
【0092】〔第5の実施形態〕以下に本発明の第5の
実施形態について、主に図16に基づいて説明する。
尚、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を
用いて、その説明を省略する。
【0093】第1、2の実施形態では、通常観察画像と
蛍光観察画像を時間的に切り換えてモニタ4に表示し、
第3の実施形態では、通常観察画像と蛍光観察画像を2
画面に分割してモニタ4に同時に表示していた。これに
対して、本実施形態では、通常観察画像と蛍光観察画像
を1画面として(2画面に分割せず)同時にモニタ4に
表示することとした。
【0094】具体的には、術者がプロセッサ3に設けら
れた図示しない同時表示切換スイッチをONすると、上
記第3の実施形態と同様にコントロールユニット9から
光源部7及び信号処理部8に通常観察画像と蛍光観察画
像の同時表示を行う旨の信号(通常/蛍光表示切換信
号)が送られる。これにより、図16に示す如く、信号
処理部9においてスイッチ35の切り換えが制御され、
2つの画像メモリ36、37にそれぞれ通常照明光によ
り得られた撮像信号と蛍光励起光により得られた撮像信
号が書き込まれる。そして、蛍光画像メモリ37に記憶
されている映像信号を擬似カラー発生部49に入力して
擬似カラー化し、加算器45で通常画像メモリ36に記
憶されている映像信号に重畳して、TV信号変換部に出
力する。
【0095】但し、この場合、通常/蛍光表示切換信号
(切換フィルタ13の回転にも同期している)は、例え
ば、30Hzの周波数とし、人間の目で通常観察画像と
蛍光観察画像が時間的にずれない程度であることが必要
である。これ以外の構成は、第1の実施形態と同様であ
るため、説明を省略する。
【0096】このように、本実施形態では、蛍光観察画
像を擬似カラーとして通常観察画像における体腔内の色
彩と区別できるように表示することにより、第3の実施
形態に比べ、術者の診断について視覚面から更なる容易
化を図ることができるという効果を奏する。
【0097】〔第6の実施形態〕以下に本発明の第6の
実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と同一
の構成要素には同一の符号を用いて、その説明を省略す
る。
【0098】第1の実施形態では、色差線順次方式のカ
ラーフィルタ31における各カラー要素フィルタが画素
混合されて信号処理部9に出力されていた。これに対し
て、本実施形態では、カラーフィルタ31における各カ
ラー要素フィルタのうち特定のカラー要素フィルタから
の出力のみを利用して、画像化するものである。尚、使
用する蛍光剤は第1の実施形態のものと同じである。
【0099】具体的には、色差線順次方式のカラーフィ
ルタ31のうちG要素フィルタからの出力のみを利用し
て画像化する。G要素フィルタの透過率スペクトルは、
図8及び図12からわかる様に、第1の実施形態におけ
る最適な蛍光剤の蛍光発光の波長スペクトルを含んでい
る。
【0100】そして、蛍光観察画像を得るときは、G要
素フィルタを透過した蛍光の発光に基づいて画像化し、
通常観察画像を得るときは、各要素フィルタ部分を透過
した反射光に基づいて画像化する。この場合、蛍光観察
時に利用されていないカラー要素フィルタの部分は、当
該G信号で補間することにより画像化する。
【0101】また、第1の実施形態と同様に、その励起
光の波長スペクトルがG要素フィルタの波長スペクトル
にほとんど含まれない特性を有し、かつ、体腔内は赤成
分を主成分としているために、励起光によって直接反射
してG要素フィルタで画像化される成分は少ないから、
G要素フィルタのみの出力で明瞭な蛍光像を得ることが
できる。
【0102】尚、本実施形態のように、特定のカラー要
素フィルタからの出力のみを利用して画像化すること
は、本実施形態のように色差線順次方式のカラーフィル
タ31に限られず、R、G、Bのカラー要素から成るB
eyer(ベイヤー)配列のカラーフィルタでも行うこ
とができる。
【0103】これ以外の構成は、第1の実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0104】このように、本実施形態では、Beyer
配列のカラーフィルタを有するCCDも使用することが
できるため、第1の実施形態に比べて、より多くの種類
の電子スコープを使用することができるという効果を奏
する。
【0105】〔第7の実施形態〕以下に本発明の第7の
実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と同一
の構成要素には同一の符号を用いて、その説明を省略す
る。
【0106】第1の実施形態では、図7に示すようなカ
ラー要素フィルタにより構成されるカラーフィルタ31
を用いていた。これに対して、本実施形態では、カラー
フィルタ31に代えて、図17に示すような蛍光スペク
トル専用のカラーフィルタ51を設けることとした。
【0107】具体的には、カラーフィルタ51は、図7
で示したカラーフィルタ31のカラー要素フィルタのう
ち、G(グリーン)の一部が蛍光スペクトルを透過する
K(蛍光専用)フィルタに置き換わった構成を有してい
る。
【0108】そして、蛍光観察画像を得るときは、K要
素フィルタを透過した蛍光の発光に基づいて画像化し、
通常観察画像を得るときは、K要素フィルタ部分を近隣
のG要素フィルタで補間して画像化する。
【0109】これ以外の構成は、第1の実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0110】このように、本実施形態では、蛍光観察画
像専用の電子スコープにも対応することができるという
効果を奏する。
【0111】〔第8の実施形態〕以下に本発明の第8の
実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と同一
の構成要素には同一の符号を用いて、その説明を省略す
る。
【0112】第1の実施形態でも、蛍光像をモニタ4に
明瞭に表示することは可能であるが、本実施形態は、よ
り明瞭に表示することとしたものである。
【0113】図12に示すように、最終R信号は励起光
の直接反射光に係る波長スペクトルの一部を含んでいる
ため、励起光の直接反射光が蛍光観察時に雑音として検
出される。これにより、蛍光像を明瞭に表示することに
関しては完全ではない。そこで、本実施形態では、図1
8に示すように対物レンズ27の第1面(最先端部分)
に、蛍光励起光カットフィルタ52を蒸着法やスパッタ
リング法等によりコーティングしたものである。
【0114】ここで、図19に、この蛍光励起光カット
フィルタ52の分光特性を示す。この分光特性は、図1
2に示すように、励起光により最終R信号が影響を受け
て最も雑音が発生する波長が520nmであるため、こ
の波長部分(半値幅にして10nm)をカットする性能
を有する。
【0115】これ以外の構成は、第1の実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0116】これにより、本実施形態は、第1の実施形
態に比較して、より明確にモニタ4上に蛍光像を表示す
ることができるという効果を奏する。
【0117】尚、この蛍光励起光カットフィルタ52
は、可視光のごく一部(半値幅にして10nm程度)し
かカットしないので、通常観察時においてその色再現性
に使用上の支障をきたすという不都合は生じない。
【0118】〔第9の実施形態〕以下に本発明の第9の
実施形態について説明する。尚、第1、8の実施形態と
同一の構成要素には同一の符号を用いて、その説明を省
略する。
【0119】第1の実施形態では、図1に示すように、
白色光ランプ11と切換フィルタ14を用いることによ
り励起光を照射する構成としていた。これに対して、本
実施形態では、色素レーザなどを照射することができる
図示しないレーザ装置を使用する。また更に、上記第8
の実施形態で用いた蛍光励起光カットフィルタ52も使
用する。
【0120】図20に、本実施形態で用いるレーザ装置
から照射するレーザの波長特性を点線で示し、蛍光励起
光カットフィルタ52の分光特性を実線で示す。このよ
うに、本実施形態では、単波長成分を高強度出力するこ
とのできるレーザ光を用いて蛍光剤を励起して蛍光を発
光させ、その際に発生する上記第7の実施形態の励起光
に比べて強度の大きい反射成分及び散乱成分を蛍光励起
光カットフィルタ52でカットしている。
【0121】これにより、本実施形態は、たとえ励起光
の波長領域を狭くしても、上記第8の実施形態の場合と
同様に、蛍光像をより明確に表示することことができ
る。また、本実施形態についても上記第8の実施形態と
同様に、この蛍光励起光カットフィルタ52は可視光の
ごく一部しかカットしないので、通常観察時においてそ
の色再現性に使用上の支障をきたすという不都合は生じ
ない。
【0122】尚、上記第8及び第9の実施形態では、蛍
光励起光カットフィルタ52の形成又は配置に関して、
対物レンズ27の第1面に限ることはなく、その使用上
において上記機能を発揮できる位置であれば、第1面か
らCCD30の間のどの位置に形成又は配置してもよ
い。また、対物レンズ26よりも更に先端側に、対物レ
ンズ29を保護するためのカバーガラスを設けた場合に
は、カバーガラスに蛍光励起光カットフィルタ52をコ
ーティングしてもよい。
【0123】また、上記第8及び第9の実施形態に示し
た蛍光励起光カットフィルタ52は、同時式(白色光を
被検部位に照射して反射光をカラーフィルタを使用した
CCDで撮像する方式)の蛍光内視鏡装置に使用するこ
とに限るものではなく、面順次式(R、G、Bの照明光
を被検部位に順次照射して反射光をカラーフィルタを使
用しないCCDで撮像する方式)の蛍光内視鏡装置に使
用しても、上記同時式の場合と同等の明瞭な蛍光像を得
ることができる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内視鏡信号処理装置で特殊な信号処理を行えば、内視鏡
による通常観察と蛍光観察が行えるにもかかわらず、装
置全体の小形化を図ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る蛍光内視鏡装置
全体の概略図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る切換フィルタの
拡大図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る白色光ランプか
ら発する白色光の特性を示す波長スペクトルの図。
【図4】通常観察用フィルタの透過特性を示す図。
【図5】蛍光観察用フィルタの透過特性を示す図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る観察光学系の拡
大図。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るカラーフィルタ
を表す図。
【図8】Mg(マゼンタ)、Cy(シアン)、Ye(イ
エロー)及びG(グリーン)の各波長スペクトルを表す
図。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る信号処理部の内
部処理を示した図。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る信号処理部の
内部処理を示した図。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る信号処理部の
特にTV信号変換部の内部処理を示した図。
【図12】本発明の第1の実施形態の蛍光内視鏡装置及
び蛍光剤を使用する場合の励起光、蛍光及び最終R信号
の波長スペクトル。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る信号処理部の
内部処理を示した図。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る信号処理部の
内部処理を示した図。
【図15】本発明の第4の実施形態に係る信号処理部の
内部処理を示した図。
【図16】本発明の第5の実施形態に係る信号処理部の
内部処理を示した図。
【図17】本発明の第7の実施形態に係るカラーフィル
タを表す図。
【図18】本発明の第8の実施形態に係る電子スコープ
の観察光学系の拡大図。
【図19】本発明の第8の実施形態に係る蛍光励起光カ
ットフィルタの分光特性を示す図。
【図20】本発明の第9の実施形態に係るレーザ装置か
ら照射されるレーザ光の波長特性及び蛍光励起光カット
フィルタの分光特性を示す図。
【図21】従来の蛍光内視鏡装置全体の概略図。
【符号の説明】
1 蛍光内視鏡装置 2 電子スコープ(電子内視鏡) 3 プロセッサ 4 モニタ 5 照明光学系 6 観察光学系 7 光源部 8 信号処理部 9 コントロールユニット 10 白色光ランプ 11 反射鏡 12 集光レンズ 13 切換フィルタ 13a 通常観察用フィルタ 13b 蛍光観察用フィルタ 14 モータ 15 (切換フィルタ13の)中心 16 (白色光の)光路 17 挿入部 18 把持部 19 ユニバーサルコード 20 アダプタ 21 光源用コネクタ 22 アダプタ 23 信号処理用コネクタ 24 ファイババンドル 25 照明レンズ 26 対物レンズ 27 水晶フィルタ 28 光路変換用プリズム 29 CCD 30 鏡筒 31 カラーフィルタ 32 CDS部 33 A/D変換器 34 色分離処理部 35 スイッチ 36 通常画像メモリ 37 蛍光画像メモリ 38 スイッチ 39 TV信号変換部 40 変換部 41 変換部 42 変換部 43 スイッチ 44 直交変調部 45 加算器 46 1H(水平期間)遅延メモリ 47 1H(水平期間)遅延メモリ 48 加算器 49 擬似カラー発生部 50 加算器 51 カラーフィルタ 52 蛍光励起光カットフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 LL01 MM02 NN05 QQ04 SS09 SS21 TT13 WW04 WW08 WW10 WW17 XX02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検部位のカラー画像を表示手段に表示
    させるために、前記表示手段に複数の色信号成分を出力
    する内視鏡用信号処理装置において、 前記表示手段に通常観察画像と蛍光観察画像を切換えて
    又は同時に表示するために、前記色信号成分を信号処理
    する内視鏡用信号処理装置。
  2. 【請求項2】 被検部位のカラー画像を表示手段に表示
    させるために、前記表示手段に複数の色信号成分を出力
    する内視鏡用信号処理装置において、 通常観察画像を表示するために、前記複数の色信号成分
    をそのまま前記表示手段に出力する通常観察用信号処理
    手段と、 蛍光観察画像を表示するために、前記複数の色信号成分
    のうちの一つを前記表示手段に出力する蛍光観察用信号
    処理手段と、を具備することを特徴とする内視鏡用信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 被検部位のカラー画像を表示手段に表示
    させるために、前記表示手段に複数の色信号成分を出力
    する内視鏡用信号処理装置において、 通常観察画像を表示するために、前記複数の色信号成分
    をそのまま前記表示手段に出力する通常観察用信号処理
    手段と、 蛍光観察画像を表示するために、前記複数の色信号成分
    のうちの一つを前記表示手段に出力する蛍光観察用信号
    処理手段と、 前記通常観察画像と蛍光観察画像を切換えて又は同時に
    前記表示手段に表示する手段と、を具備することを特徴
    とする内視鏡用信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記通常観察画像と前記蛍光観察画像を
    切換えて前記表示手段に表示する手段は、フレーム識別
    信号に同期して切換動作することを特徴とする請求項3
    に記載の内視鏡用信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記通常観察画像と前記蛍光観察画像を
    同時に前記表示手段に表示する手段は、前記表示手段に
    それぞれを左右どちらかに表示することにより2画面表
    示させることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用信
    号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記通常観察画像と前記蛍光観察画像を
    同時に前記表示手段に表示する手段は、前記表示手段に
    前記両画像を重畳して表示することを特徴とする請求項
    3に記載の内視鏡用信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段に前記通常観察画像と前記
    蛍光観察画像を重畳して表示するとは、前記両画像のう
    ち、どちらか一方を擬似カラーで、他方を通常カラーで
    重畳して表示することを特徴とする請求項6に記載の内
    視鏡用信号処理装置。
  8. 【請求項8】 被検部位の画像を表示手段に表示するた
    めに、前記被検部位を撮像することにより得られる画像
    信号を信号処理する内視鏡用信号処理装置において、 前記画像信号から映像信号を取り出す映像信号取出手段
    と、 前記映像信号を輝度信号及び色差信号に分離する色分離
    処理手段と、 前記輝度信号及び色差信号から複数の色信号成分に変換
    する変換手段と、通常観察画像を表示するために、前記
    変換手段によって変換した複数の色信号成分をそのまま
    前記表示手段に出力する通常観察用信号処理手段と、 蛍光観察画像を表示するために、前記複数の色信号成分
    のうちの一つを前記表示手段に出力する蛍光観察用信号
    処理手段と、を具備することを特徴とする内視鏡用信号
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記色分離処理手段は、マトリクス係数
    を変更することにより、色分離後の赤、緑又は青の信号
    についての分光特性を変化させる手段であることを特徴
    とする請求項8に記載の内視鏡用信号処理装置。
  10. 【請求項10】 固体撮像素子により被検部位を撮像す
    ることにより得られる画像信号を信号処理する内視鏡用
    信号処理装置において、 前記固体撮像素子の受光面に設けられたカラーフィルタ
    における複数のカラー要素フィルタのうち、特定のカラ
    ー要素フィルタからの出力のみを利用して、蛍光観察画
    像を表示するために信号処理する内視鏡用信号処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記特定のカラー要素フィルタは、緑
    であることを特徴とする請求項10に記載の内視鏡用信
    号処理装置。
  12. 【請求項12】 前記特定のカラー要素フィルタは、通
    常観察用とは別に蛍光観察用に形成されたフィルタであ
    ることを特徴とする請求項10に記載の内視鏡用信号処
    理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれか一
    項に記載の内視鏡用信号処理装置に接続可能な特定構造
    を有する内視鏡であって、前記内視鏡に設けられた対物
    レンズの第1面若しくは当該対物レンズのカバーガラス
    から、被検部位を撮像する固体撮像素子の受光面までの
    間に設けられ、励起光のうちで、最終的に表示手段に出
    力される赤信号成分に影響を与えることによって当該赤
    信号成分に最も雑音を発生させる波長部分を透過させな
    い励起光カットフィルタを設けたことを特徴とする内視
    鏡。
  14. 【請求項14】 前記励起光はレーザ光であることを特
    徴とする請求項13に記載の内視鏡。
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