JP5110702B2 - 蛍光画像取得装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光画像取得方法および蛍光画像取得装置に関し、詳しくは、励起光の照射により被観察体から発せられる蛍光を含む像を撮像して、蛍光画像を生成する蛍光画像取得方法および蛍光画像取得装置に関するものである。
従来、体腔内の組織を観察する内視鏡装置が広く知られており、白色光によって照明された体腔内の被観察体を撮像して通常画像を得、この通常画像をモニタ画面上に表示する電子式の内視鏡が広く実用化されている。
また、被観察体を白色光で照明して観察するばかりでなく、励起光の照射により被観察体から発せられた自家蛍光を受光して蛍光画像を撮像し、この蛍光画像を上記通常画像と共にモニタ画面上に表示する蛍光内視鏡装置として使用される蛍光画像取得装置が知られている。このような自家蛍光は、生体組織内の内因性蛍光物質から発されている。例えば被観察体が気道粘膜であれば、自家蛍光の大部分は粘膜下層から発せられると考えられ、内因性蛍光物質としては、リボフラビン、トリプトファン、チロシン、NADH、NADPH、ポルフィリン、コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチンあるいはFAD等が考えられている。
さらに、このような蛍光画像取得装置としては、例えば、腫瘍親和性を有し、光により励起されたとき蛍光を発する光感受性物質(ATX-S10、5-ALA、NPe6、HAT-D01、Photofrin-2等)を蛍光薬剤として予め被験者へ投与して、癌等の腫瘍部分に吸収させておき、その部分にこの蛍光薬剤の励起波長領域にある励起光を照射して、腫瘍部分に集積した蛍光薬剤から発せられる薬剤蛍光を検出して、蛍光画像を生成する蛍光画像取得装置も知られている。
ここで、特許文献1には、上記のように白色光の照射により通常画像を撮像し、励起光の照射により蛍光画像を撮像する蛍光画像取得装置が提案されており、この特許文献1に記載の蛍光画像取得装置においては、ハード的な分光構成により白色光と励起光を交互に照射し、そして、これに同期した通常画像の取得および蛍光画像の取得が行なわれている。
また、特許文献2には、白色光と励起光とを同一光軸上に合成し、その合成した光を光感受性物質を吸収させた生体へ導光し、この生体から発せられた光情報から励起光の波長帯域を除去するとともに、波長分離手段により蛍光体域の光を透過して他の光を反射し、その分離された光を撮像する蛍光画像取得装置が提案されている。
さらに、特許文献3においては、蛍光画像信号と通常画像信号とを減算し、その差分を増幅強調するものが提案され、特許文献4においては、蛍光画像信号と通常画像信号とを合成して表示し、スクリーニングの精度向上を図るものが提案されている。
特開2004−248721号公報 特許第3718024号 特開2002−143079号公報 特開2006−314680号公報
しかしながら、上記のように白色光の照射による通常画像信号と励起光の照射による蛍光画像信号との両方を取得する装置において、特許文献1のようにハード的な分光構成により白色光と励起光を交互に照射するようにしたのでは、そのハードの構成だけ装置が大型化し、コストアップにもなる。また、特許文献2のように波長分離手段を設けるようにした場合においても同様の問題がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、照明光および励起光を被観察体へ照射して、通常画像および蛍光画像を取得する蛍光画像取得方法および蛍光画像取得装置において、装置全体の簡略化およびコストダウンを図ることができる蛍光画像取得方法および蛍光画像取得装置を提供することを目的とする。
本発明の蛍光画像取得方法は、照明光を連続的に射出するように照明光源手段を駆動するとともに、パルス状の励起光を射出するように励起光源手段をパルス駆動し、照明光が被観察体に連続的に照射されるとともに、パルス状の励起光が照明光の照射箇所と略同一箇所に照射される過程において、照明光のみが被観察体に照射されている期間において被観察体の反射光からなる第1の像を撮像するとともに、照明光および励起光の両方が照射されている期間において被観察体の反射光および被観察体から発せられた蛍光からなる第2の像を撮像し、第1の像に基づいて通常画像を生成するとともに、第1の像と第2の像とに基づいて蛍光画像を生成することを特徴とする。
本発明の蛍光画像取得装置は、照明光を連続的に射出する照明光源手段と、パルス信号に基づいてパルス駆動され、パルス状の励起光を射出する励起光源手段と、照明光と励起光とを被観察体の略同一箇所へ照射する照射手段と、照明光のみが被観察体に照射されている期間において被観察体の反射光からなる第1の像を撮像するとともに、照明光および励起光の両方が照射されている期間において被観察体の反射光および被観察体から発せられた蛍光からなる第2の像を撮像する撮像手段と、第1の像に基づいて通常画像を生成するとともに、通常画像と第2の像に基づく合波画像とに基づいて蛍光画像を生成する画像処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の蛍光画像取得装置においては、画像処理手段を、通常画像、蛍光画像および合波画像のうちの少なくとも2つの画像を用いて演算して表示用画像を生成するものとすることができる。
また、画像処理手段を、通常画像と蛍光画像との輝度比率に基づいて表示用画像を生成するものとすることができる。
また、画像処理手段を、通常画像、蛍光画像および合波画像のうちの少なくとも1つに対して分光画像処理を施すものとすることができる。
また、通常画像、蛍光画像および合波画像のうちの少なくとも1つに対して分光画像処理を施すか否かを選択可能な選択手段をさらに設け、画像処理手段を、選択手段により選択されたときに分光画像処理を施すものとすることができる。
ここで、上記「略同一箇所に照射」とは、照明光の照射範囲と励起光の照射範囲とが少なくとも一部で重なり合うように照射することを意味する。
本発明の蛍光画像取得方法および装置によれば、照明光を連続的に射出するように照明光源手段を駆動するとともに、パルス状の励起光を射出するように励起光源手段をパルス駆動し、照明光が被観察体に連続的に照射されるとともに、パルス状の励起光が照明光の照射箇所と略同一箇所に照射される過程において、照明光のみが被観察体に照射されている期間において被観察体の反射光からなる第1の像を撮像するとともに、照明光および励起光の両方が照射されている期間において被観察体の反射光および被観察体から発せられた蛍光からなる第2の像を撮像し、第1の像に基づいて通常画像を生成するとともに、第1の像と第2の像とに基づいて蛍光画像を生成するようにしたので、分光構成などのメカニカルな構成を設けることなく、通常画像と蛍光画像を生成することができ、装置全体を簡略化できるとともにコストダウンを図ることができる。
また、上記本発明の蛍光画像取得装置において、通常画像、蛍光画像および合波画像のうちの少なくとも2つの画像を用いて演算して表示用画像を生成するようにしたり、通常画像、蛍光画像および合波画像のうちの少なくとも1つに対して分光画像処理を施すようにしたりした場合には、より精度の高いスクリーニングを実現することができる表示用画像を生成することができる。
また、通常画像、蛍光画像および合波画像のうちの少なくとも1つに対して分光画像処理を施すか否かを選択可能な選択手段をさらに設け、選択手段により選択されたときに分光画像処理を施すようにした場合には、用途に合わせて適切な表示用画像を生成することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による蛍光内視鏡装置の概略構成図を示すものである。本蛍光内視鏡装置100は、被観察体10へ照明光L1を照射して取得したカラー通常画像を動画として表示する通常画像モードと、被観察体10へ照明光L1および励起光L2を照射して取得した合波画像から後述の演算処理により得られる蛍光画像とカラー通常画像とを重ね合わせた蛍光重畳画像を動画として表示する蛍光画像モードとを切り替え可能に構成されている。
本蛍光内視鏡装置100は、図1に示すように、被験者の体腔内に挿入され、被観察体10を観察するためのスコープユニット110と、このスコープユニット110が電気的に着脱自在に接続されるプロセッサユニット170と、スコープユニット110が光学的に着脱自在に接続され、照明光L1を射出するキセノンランプ151を収納する照明光ユニット150と、この照明光ユニット150へ電気的かつ光学的に着脱自在に接続され、励起光L2を射出するGaN系の半導体レーザ131を収納する励起光ユニット130とを備えている。なお、プロセッサユニット170と照明光ユニット150とは、一体的に構成されているものであってもよいし、あるいは別体として構成されているものであってもよい。
上記スコープユニット110の先端には照明用光学系111が設けられている。この照明用光学系111には、照明光L1が導光されるライトガイド112の一端が対面している。ライトガイド112は、スコープユニット110の外部へ延伸するものであり、その他端には、光コネクタ113が設けられ、後述する照明光ユニット150の光コネクタ153と着脱自在に接続されている。
また、スコープユニット110の先端部には、結像レンズ115と、励起光カットフィルタ116、固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)117とが同軸上にこの順に設けられている。結像レンズ115は、被観察体10の像をCCD117上に結像するものである。励起光カットフィルタ116としては、励起光のみを遮断して他の波長の光は透過させるように、例えば、極めて狭帯域の光のみを遮断するノッチフィルタを用いることができる。なお、CCD117の撮像面には例えばRGBの色フィルタを有する原色型の色フィルタが取り付けられている。
CCD117には、同期信号に基づいて駆動パルス信号を形成するCCD駆動回路118が接続されると共に、このCCD117が出力した画像(映像)信号をサンプリングして増幅するCDS/AGC(相関二重サンプリング/自動利得制御)回路119接続されている。またCDS/AGC回路119には、そのアナログ出力をデジタル化するA/D変換器120が接続されている。
さらにスコープユニット110内には、そこに設けられた各種回路を制御するとともに、プロセッサユニット170との間の通信制御を行う制御部121が配置されている。またスコープユニット110の根元近傍には、制御部121に接続され、動作モードの切換を行う押圧型のスイッチ122が設けられている。
また、A/D変換器120には画像信号ライン125の一端が接続され、制御部121には制御信号ライン126の一端が接続されている。画像信号ライン125および制御信号ライン126は、スコープユニット110の本体から外部へ延伸するものであり、その他端にはコネクタ127が設けられている。このコネクタ127は、後述するプロセッサユニット170のコネクタ194と着脱自在に接続されている。
照明光ユニット150は、照明光L1を発するキセノンランプ151と、このキセノンランプ151を駆動する駆動回路152と、スコープユニット110のライトガイド112の先端に設けられている光コネクタ113と着脱自在に接続される光コネクタ153とを備えている。光コネクタ153には、光コネクタ113と接続されているか否かを検知する接続検知部154が設けられている。また、キセノンランプ151と光コネクタ153との間には、照明光L1の波長帯域を、410nm以上700nm以下へ制限する波長フィルタ155と、照明光L1の光量を制御する絞り156と、410nm以上の波長の光を透過し、410nmより短い波長の光を直角に反射するダイクロイックミラー157と、集光レンズ158と、ロータリーシャッタ159とが配置されている。
さらに、照明光ユニット150には、後述する励起光ユニット130のライトガイド133の先端に設けられている光コネクタ136と着脱自在に接続される光コネクタ161が設けられている。また、この光コネクタ161には、光コネクタ136と接続されているか否かを検知する接続検知部162が設けられている。光コネクタ161には、照明光ユニット150内で励起光を導光するライトガイド163の一端(入射端)が接続されている。ライトガイド163の他端(出射端)は、このライトガイド163から射出された励起光L2がダイクロイックミラー157へ入射する位置へ配置されている。また、ライトガイド163の出射端とダイクロイックミラー157との間にはレンズ164が配置されている。
さらに、照明光ユニット150には、後述する励起光ユニット130のコネクタ142と着脱自在に接続されるコネクタ165が設けられている。コネクタ165には、コネクタ142と接続されているか否かを検知する接続検知部166が設けられている。また、照明光ユニット150には、上記コネクタ165、接続検知部166等の照明光ユニット150に設けられた各部位と接続され、各部位を制御するとともに、プロセッサユニット170および励起光ユニット130との間の通信制御を行う制御部167が配置されている。
励起光ユニット130は、励起光L2を発するGaN系の半導体レーザ131と、この半導体レーザ131を駆動する駆動回路132と、半導体レーザ131から射出された励起光L2を導光するライトガイド133とを備えている。ライトガイド133は、励起光ユニット130の筐体から外部へ延伸するものであり、その他端には、光コネクタ136が設けられている。この光コネクタ136は、照明光ユニット150の光コネクタ161と着脱自在に接続されている。半導体レーザ131と駆動回路132との間には、スイッチ134が設けられている。また、半導体レーザ131とライトガイド133の一端(入射端)との間には、集光レンズ135が配置されている。
ここで、本蛍光内視鏡装置100における半導体レーザ131を駆動する駆動回路132は、駆動パルス信号を生成し、その駆動パルス信号に基づいて半導体レーザ131を駆動するものである。そして、半導体レーザ131は、駆動パルス信号に応じて駆動し、パルス状の励起光L2を射出するものである。
さらに励起光ユニット130には、上記駆動回路132、スイッチ134等の励起光ユニット130内に設けられた各部位と接続され、これらの各部位を制御するとともに、照明光ユニット150と間の通信制御を行う制御部140が配置されている。制御部140には信号ライン141の一端が接続されている。信号ライン141は、励起光ユニット130の筐体から外部へ延伸するものであり、その他端には、コネクタ142が設けられている。コネクタ142は、照明光ユニット150のコネクタ165と着脱自在に接続されている。
プロセッサユニット170には、通常画像モードが選択された場合に信号処理を行う通常画像処理部174および表示処理部176と、蛍光画像モードが選択された場合に信号処理を行う蛍光画像処理部182および表示処理部184と、照明光および励起光の強度を制御する光量制御部186とが設けられているプロセッサ部172を備えている。
通常画像処理部174は、照明光L1の被観察体10への照射によってスコープユニット110により撮像された通常像に基づいてR、G、Bの3色画像信号からなる通常画像信号を生成し、各種の信号処理を施した上、輝度(Y)信号と色差[C(R−Y,B−Y)]信号で構成されるY/C信号を生成し、表示処理部176へ出力する。表示処理部176では、Y/C信号に各種の信号処理を施し、表示用のカラー通常画像信号を生成し、このカラー通常画像信号を、例えば液晶表示装置やCRT等からなるモニタ11へ出力する。
蛍光画像処理部182は、蛍光画像モードが選択されている場合に、照明光L1および励起光L2の両方が被観察体10に照射されている期間においてスコープユニット110により撮像された合波像に基づいてR、G、Bの3色画像信号からなる合波画像信号を生成し、その合波画像信号から通常画像処理部174において取得された通常画像信号を減算して蛍光画像信号を取得する。そして、通常画像処理部174において取得された通常画像信号と上記蛍光画像信号に各種の信号処理を施した信号を重畳して蛍光重畳画像信号を生成し、その蛍光重畳画像信号にさらに各種の信号処理を施した上、輝度(Y)信号と色差[C(R−Y,B−Y)]信号で構成されるY/C信号を生成し、表示処理部184へ出力する。表示処理部184では、Y/C信号に各種の信号処理を施し、表示用の蛍光重畳画像信号を生成し、その表示用蛍光重畳画像信号をモニタ11へ出力する。
光量制御部186は、通常画像処理部174に接続され、通常画像信号に基づく輝度信号に基づいて、照明光L1および励起光L2の光量を制御する。
さらにプロセッサ部172には、キーボード型の入力部192およびスコープユニット110のコネクタ127と着脱自在に接続されるコネクタ194が接続されている。コネクタ194には、コネクタ127と接続されているか否かを検知する接続検知部195が設けられている。また、プロセッサ部172は、スコープユニット110の制御部121、照明光ユニット150の制御部167および励起光ユニット130に制御部140と接続されている。
次に、本実施形態の蛍光内視鏡装置の動作について説明する。まず、被観察体10へ照明光L1を照射して取得したカラー通常画像を動画として表示する通常画像モードの際の動作について説明する。
本蛍光内視鏡装置の使用に先立って、洗浄および殺菌されたスコープユニット110がプロセッサユニット170および照明光ユニット150へ取り付けられる。スコープユニット110の画像信号ライン125および制御信号ライン126の先端に設けられているコネクタ127は、プロセッサユニット170のコネクタ194へ接続される。また、ライトガイド112に先端に設けられている光コネクタ113は、照明光ユニット150の光コネクタ153と接続される。コネクタ194に設けられている接続検知部195は、コネクタ194へコネクタ127が接続された場合には、接続信号をプロセッサ部172へ出力する。また、光コネクタ153へ設けられている接続検知部154は、光コネクタ153へ光コネクタ113が接続された場合には接続信号を制御部167へ出力する。
プロセッサ部172は、接続検知部195および接続検知部154から接続信号が入力された場合に、照明光ユニット150のロータリーシャッタ159を回転し、通常画像モードにおける動作を可能とし、プロセッサユニット170のプロセッサ部172を介して入力部192の所定のキーの機能形態を設定し、かつプロセッサ部172およびスコープユニット110の制御部121を介して、スイッチ122の機能形態を設定する。プロセッサ部172の制御により、使用者が入力部192の所定のキーもしくはスイッチ122を押圧すると、動作モードが停止状態と通常画像モードとの間で切り替る。
使用者が入力部192の所定のキーもしくはスイッチ122を一回押圧すると、通常画像モードにおける動作が開始される。照明光ユニット150では、駆動回路152によりキセノンランプ151が点灯し、照明光L1が連続的に射出される。照明光L1は、波長フィルタ155、絞り156、ダイクロイックミラー157を経て、集光レンズ158により光コネクタ113の端面へ集光され、ライトガイド112へ入射する。ライトガイド112内を伝播した照明光L1は、ライトガイド112の先端から射出して、照明用光学系111を介して被観察体10へ連続的に照射される。
なお、照明光L1の波長帯域は、波長フィルタ155により410nm以上700nm以下へ制限され、照明光L1の光量は絞り156により制御されている。絞り156による照明光L1の光量制御動作については後述する。
CCD駆動回路118によって駆動されたCCD117がこの被観察体10の通常像を撮像し、撮像信号を出力する。この撮像信号はCDS/AGC回路119で相関二重サンプリングと自動利得制御による増幅を受けた後、A/D変換器120でA/D変換されてプロセッサユニット170のプロセッサ部172の通常画像処理部174へ入力される。通常画像処理部174では、通常画像モードが選択されている場合に、スコープユニット110から出力された信号に基づいてR、G、Bの3色画像信号からなる通常画像信号を生成し、その通常画像各種の信号処理を施した上、輝度信号Yと色差信号Cで構成されるY/C信号(カラー通常画像信号)を生成し、表示処理部176へ出力する。表示処理部176では、このY/C信号へ対し、I/P変換およびノイズ除去などの各種信号処理を施し、モニタ11へ出力する。
そして、モニタ11は、入力されたカラー通常画像信号に基づいてカラー通常画像を動画として表示する。
また、通常画像処理部174は、画素毎の輝度信号Y、または隣接する複数画素の平均輝度信号Y’を光量制御部186へ出力する。光量制御部186では、入力された輝度信号Yまたは平均輝度信号Y’に基づいて、1フレーム毎に指定エリア内の画素の平均輝度値Yaを算出し、予めメモリ(図示省略)へ記憶されている基準輝度値Yrと比較して、比較結果に基づいて絞り制御信号を選択し、照明光ユニット150の制御部167へ出力する。この絞り制御信号としては、平均輝度値Yaが基準輝度値Yrより大きければ絞り156の絞り量を小さくする信号が選択され、平均輝度値Yaが基準輝度値Yrより小さければ絞り156の絞り量を大きくする信号が選択され、平均輝度値Yaが基準輝度値Yrと略等しい場合には、絞り量を維持する信号が選択される。
照明光ユニット150の制御部167では、この絞り制御信号に基づいて、絞り156の絞り量を制御する。
次に、蛍光画像モードの際の動作について説明する。蛍光画像モードを使用する前には、まず、洗浄および殺菌されたスコープユニット110がプロセッサユニット170および照明光ユニット150へ取り付けられる。スコープユニット110の画像信号ライン125および制御信号ライン126の先端に設けられているコネクタ127は、プロセッサユニット170のコネクタ194へ接続される。コネクタ194に設けられている接続検知部195は、コネクタ194へコネクタ127が接続された場合には、接続信号をプロセッサ部172へ出力する。また、ライトガイド112に先端に設けられている光コネクタ113は、照明光ユニット150の光コネクタ153と接続される。光コネクタ153へ設けられている接続検知部154は、光コネクタ153へ光コネクタ113が接続された場合には接続信号を制御部167へ出力する。
さらに、励起光ユニット130が照明光ユニット150へ接続される。励起光ユニット130の信号ライン141の先端に設けられているコネクタ142は、照明光ユニット150のコネクタ165へ接続される。コネクタ165に設けられている接続検知部166は、コネクタ165へコネクタ142が接続された場合には、接続信号を制御部167へ出力する。また、ライトガイド133の先端に設けられている光コネクタ136は、照明光ユニット150の光コネクタ161へ接続される。光コネクタ161に設けられている接続検知部162は、光コネクタ161へ光コネクタ136が接続された場合には接続信号を制御部167へ出力する。
励起光ユニット130の制御部140は、照明光ユニット150の制御部167と通信を行い、接続検知部166および接続検知部162から接続信号が入力された場合に、励起光ユニット130のスイッチ134を閉じ、半導体レーザ131と駆動回路132との間を電気的に接続し、駆動回路132による半導体レーザ131の駆動を可能とし、またプロセッサユニット170のプロセッサ部172を介して入力部192の所定のキーの機能形態を設定し、かつプロセッサ部172およびスコープユニット110の制御部121を介して、スイッチ122の機能形態を設定する。プロセッサ部172の制御により、使用者が入力部192の所定のキーもしくはスイッチ122を押圧すると、動作モードが停止状態、通常画像モードと蛍光画像モードの間で切り替る。なお、接続検知部166および接続検知部162に両方から接続信号が入力されていない場合、すなわち両者から接続信号が入力されていない、あるいはどちらか一方から接続入力信号が入力されていない場合には、励起光ユニット130においては、常にスイッチ134は開状態となっている。このため、励起光ユニット130が、照明光ユニット150へ接続されていない状態で、半導体レーザ131が駆動されることはない。
通常画像モードにおいて動作している際に、使用者が入力部192の所定のキーもしくはスイッチ122を一回押圧すると、蛍光画像モードにおける動作が開始される。照明光ユニット150に加え励起光ユニット130が動作を開始する。駆動回路132から出力された駆動パルス信号に基づいて半導体レーザ131がパルス駆動され、波長405nmの励起光L2が射出される。具体的には、図2に示すように、周期Tで発光期間T2のパルス幅のパルス励起光が射出される。
励起光L2は、集光レンズ135により集光され、ライトガイド133の端面へ入射する。ライトガイド133を伝播した励起光L2は、光コネクタ136、光コネクタ161を介してライトガイド163へ入射する。ライトガイド163を伝播し、その端部から射出した励起光L2は、コリメータレンズ164により平行光へ変換され、ダイクロイックミラー157へ入射する。励起光L2の波長が405nmであるため、励起光L2はダイクロイックミラー157で直角に反射し、集光レンズ158により光コネクタ113の端面へ集光され、ライトガイド112へ入射する。
ライトガイド112内を伝播した励起光L2は、ライトガイド112の先端から射出して、照明用光学系111を介して被観察体10へ照射される。なお、この際には、被観察体10の励起光L2の照射位置へは照明光L1も照射されている。なお、励起光L2の光量は、駆動回路132の駆動電流により制御されている。この駆動電流による励起光L2の光量制御動作については後述する。
そして、CCD駆動回路118により駆動されたCCD117は、図2に示す照射光L1のみが照射されている期間T1においては、被観察体10で反射された照明光L1の反射光からなる通常像を撮像し、図2に示す照射光L1と励起光L2との両方が照射されている期間T2においては、被観察体10で反射された照明光L1の反射光と励起光L2の照射により被観察体10から発せられた蛍光とからなる合波像を撮像する。なお、CCD117の先端には、波長410nm以下の光をカットする励起光カットフィルタが設けられているため、励起光L2の反射光はほとんどCCD117へは入射しない。
CCD117は撮像信号を出力し、この撮像信号はCDS/AGC回路119で相関二重サンプリングと自動利得制御による増幅を受けた後、A/D変換器120でA/D変換されて、RGB画像信号としてプロセッサユニット170のプロセッサ部172へ入力される。このとき通常像に基づくRGB画像信号は通常画像処理部174に入力され、合波像に基づくRGB画像信号は蛍光画像処理部182に入力される。
そして、通常画像処理部174は、入力されたRGB画像信号から通常画像信号を生成し、その通常画像信号を蛍光画像処理部182に出力する。
一方、蛍光画像処理部182は、入力されたRGB画像信号から合波画像信号を生成し、その合波画像信号から通常画像信号を減算して蛍光画像信号を生成する。そして、上記蛍光画像信号に各種の信号処理を施した上、通常画像信号を重畳して蛍光重畳画像信号を生成し、その蛍光重畳画像信号にさらに各種の信号処理を施した上、輝度(Y)信号と色差[C(R−Y,B−Y)]信号で構成されるY/C信号を生成し、表示処理部184へ出力する。表示処理部184では、Y/C信号に各種の信号処理を施し、表示用蛍光重畳画像信号を生成し、その表示用蛍光重畳画像信号をモニタ11へ出力する。
そして、モニタ11は、入力された表示用蛍光重畳画像信号に基づいて、蛍光画像と通常画像とが重ねあわされた蛍光重畳画像を動画として表示する。
また、通常画像処理部174は、画素毎の輝度信号Y、または隣接する複数画素の平均輝度信号Y’を光量制御部186へ出力する。光量制御部186では、1フレーム毎に指定エリア内の画素の平均輝度値Yaを算出し、予めメモリ(図示省略)へ記憶されている基準輝度値Yrと比較して、比較結果に基づいて絞り制御信号を選択し、照明光ユニット150の制御部167へ出力する。この絞り制御信号としては、平均輝度値Yaが基準輝度値Yrより大きければ絞り156の絞り量を小さくする信号が選択され、平均輝度値Yaが基準輝度値Yrより小さければ絞り156の絞り量を大きくする信号が選択され、平均輝度値Yaが基準輝度値Yrと略等しい場合には、絞り量を維持する信号が選択される。また、照明光L1の光量と励起光L2の光量との比率が所定の値になるように、絞り制御信号と対応する駆動電流制御信号が出力される。なお、照明光L1の光量と励起光L2の光量との比率は、予め入力部192からの入力操作により設定可能であり、光量制御部186ではこの設定された比率と、照明光L1の絞り量とに基づいて、半導体レーザ131の駆動電流量を決定し、駆動電流制御信号を出力する。
照明光ユニット150の制御部167では、この絞り制御信号に基づいて、絞り156の絞り量を制御する。また、励起光ユニット130の制御部140では、この駆動電流制御信号に基づいて、駆動回路132から半導体レーザ131へ供給する電流値が制御される。
また、上記説明においては、蛍光画像信号と通常画像信号を重畳して蛍光重畳画像信号を生成し、その蛍光重畳画像信号に基づいて表示用蛍光重畳画像を表示するようにしたが、これに限らず、たとえば、蛍光画像信号を通常画像信号の輝度信号Yの値で除算することにより蛍光収率を求め、この蛍光収率に対して、その大きさに応じて赤、黄、緑の色を順次割り当てて、表示用蛍光画像を作成し、その表示用蛍光画像をモニタ11に表示させるようにしてもよい。
また、正常組織から発せられる蛍光と病変組織から発せられる蛍光とでは強度が異なることを利用して、上記のようにして求めた蛍光収率に基づいて被観察体10が病変組織であるか正常組織であるかを判断する判断部を設けるようにしてもよい。そして、判断部において、正常組織であると判断された場合には、通常画像を表示し、病変組織であると判断された場合には、蛍光収率に応じて該当画素の通常画像色を変更した新規蛍光画像を生成して表示するようにしてもよい。
なお、通常画像についても、所定のゲインおよび/またはオフセットをかけて新規通常画像を生成して表示するようにしてもよい。なお、この場合、通常画像に対するゲインおよび/またはオフセットは、蛍光画像に対するゲインおよび/またはオフセットと異なるものとすることが望ましく、たとえば、蛍光画像に対するゲインGAINf>通常画像に対するゲインGAINn、蛍光画像に対するオフセットOFFSETf>通常画像に対するオフセットOFFSETnとすることができる。
また、蛍光強調のために合波画像信号に蛍光画像信号を加算して表示用蛍光画像を生成するようにしてもよい。
また、上記実施形態の蛍光内視鏡装置においては、上述したように通常画像信号は照明光L1のみが照射されている期間に撮像された通常像に基づいて生成し、蛍光画像信号は照明光L1と励起光L2の両方が照射されている期間に撮像された合波像に基づいて生成するようにしているが、通常像が撮像された期間と合波像が撮像された期間とが異なるので、それぞれの像に対応する被観察体10における撮像位置が異なる場合がある。このような場合には、たとえば、通常像に基づく通常画像信号と合波像に基づく合波画像信号とに基づいて撮像位置のずれを検出し、その位置ずれ量に応じて、たとえば、いずれか一方の画像信号にシフト補正などを施して位置合わせをするようにしてもよい。
また、図3に示すように、上記実施形態の蛍光内視鏡装置にさらに分光画像処理部188を設け、通常画像処理部174において取得されたRGB画像信号からなる通常画像信号、蛍光画像処理部182において取得されたRGB画像信号からなる合波画像信号および蛍光画像信号のうちの少なくとも一つに分光画像処理を施すようにしてもよい。なお、分光画像処理を施すか否かは入力部192からの入力操作により選択可能である。
以下、通常画像信号、蛍光画像信号または合波画像信号に分光画像処理を施す場合の作用について説明する。
分光画像処理部188では、各画素毎に、通常画像信号、蛍光画像信号または合波画像信号の3色画像信号R、G、Bに対して、メモリ(図示省略)に記憶されている推定マトリクスデータの全てのパラメータからなる3×59のマトリクスを用いて、次式(1)で示すマトリクス演算を行って、分光推定データ(q1〜q59)を作成する。
Figure 0005110702
ここで、推定マトリクスデータは、上述したようにテーブルとしてメモリ(図示省略)にあらかじめ記憶されている。なお、この推定マトリクスデータの詳細は、特開2003−93336号公報あるいは特開2007−202621号公報などに開示されている。本実施形態において、このメモリに格納されている推定マトリクスデータの一例は次の表1のようになる。
Figure 0005110702
この表1の推定マトリクスデータは、例えば410nmから700nmの波長域を5nm間隔で分けた59の波長域パラメータ(係数セット)p1〜p59からなる。パラメータp1〜p59は各々、マトリクス演算のための係数kpr,kpg,kpb(p=1〜59)から構成されている。
そして、たとえば、入力部192の操作によってλ1,λ2,λ3の3つの波長域が選択され、メモリに記憶されている推定マトリクスデータの中からそれらの3つの選択波長域に対応するパラメータをメモリから読み出す。
例えば、3つの波長域λ1,λ2,λ3として波長500nm,620nm,650nmが選択された場合は、それぞれの波長に対応する表1のパラメータp21,p45,p51の係数が用いられて、通常画像信号、蛍光画像信号または合波画像信号のRGB信号に上式(1)のマトリクス演算が施され、分光推定データλ1s,λ2s,λ3sが算出される。
そして、この算出された分光推定データλ1s,λ2s,λ3sにそれぞれ適切なゲイン、オフセットを加味して擬似色分光推定データλ1t,λ2t,λ3tが算出され、この擬似色分光推定データλ1t,λ2t,λ3tがそれぞれR’、G’、B’の画像信号とされる。
そして、この擬似3色画像信号R’、G’、B’を用いて、輝度信号Yと色差信号Cで構成されるY/C信号を生成し、表示処理部184へ出力する。表示処理部184では、Y/C信号に各種の信号処理を施し、擬似カラー画像信号を生成し、その擬似カラー画像信号をモニタ11へ出力する。
なお、分光画像処理部188においても、蛍光収率を求め、該蛍光収率に基づいて蛍光画像を生成するようにしてもよい。
具体的には、分光画像処理部188は、参照光強度として通常画像信号に対する分光画像処理で取得した輝度信号Yの値を使用し、蛍光画像に対する分光画像処理で取得した輝度信号Y’を輝度信号Yの値で除算することにより、推定蛍光収率を求め、この推定蛍光収率に対して、例えば、図4に示すように、赤、黄、緑の色を順次割り当てて、表示用蛍光画像を作成する。この場合には推定蛍光収率が小さくなる病変組織は赤色に、推定蛍光収率が大きい正常組織は緑色に表示される。なお、推定蛍光収率が所定の下限値以下である場合には、赤のみを割り当て、所定の上限値以上である場合には緑を割り当てる。あるいは、図5に示すように、推定蛍光収率に対して、赤、黄、緑、シアン、青を割り当て、推定蛍光収率が所定の下限値以下である場合、あるいは所定の上限値以上である場合には無彩色を割り当ててもよい。
なお、本実施の形態においては、参照光強度として通常画像信号に対する分光画像処理で取得した輝度信号Yの値を用いたが、例えば、正常組織から発せられる蛍光強度と病変組織から発せられる蛍光強度との差が少ない長波長帯域、例えば620nmにおける分光推定データから求めた光強度などを用いてもよい。
そして、たとえば、分光画像処理部188では、観察者が、推定蛍光収率が小さくなる病変組織の位置を確認しやすいように、通常画像の輝度信号Yを反映させた画像、すなわち白黒通常画像へ、上述の推定蛍光収率に任意のゲイン、オフセットを加味したデータをR、G、Bの1つもしくは2つに割り当てて生成した蛍光画像を重畳して表示用蛍光重畳画像を生成し、表示処理部184へ出力する。表示処理部184では、分光画像処理部188から出力されたカラー通常画像と表示用蛍光重畳画像を並べて表示した表示画像を生成し、モニタ11へ出力して表示させても良い。
さらに、本発明の形態は、上記のような実施形態に限定されるものではなく、例えばスコープ部先端にLED等の光源部を備えた内視鏡装置、あるいはカプセル内視鏡装置等であってもよい。
また、CCD117のモザイクフィルタとしては、原色型の3色フィルタを用いて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、4色型あるいは補色型等のモザイクフィルタ等を用いることもできる。
なお、本実施の形態においては、生体組織そのものから発せられる自家蛍光を取得したが、取得する蛍光は例えば蛍光薬剤であるインドシアニングリーン(Indocyanine green)等が注入された観察部から発せられる薬剤蛍光であってもよい。また、励起光として405nmの光を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、蛍光薬剤としてインドシアニングリーン(Indocyanine green)を用いる場合であれば、700nm〜800nmの波長帯域の光を励起光として使用することができ、800nm以上の波長帯域の薬剤蛍光が発せられる。さらに、励起光光源の種類はレーザに限らず、LEDでも良い。
本発明の蛍光内視鏡装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明の蛍光内視鏡装置の一実施形態における照明光と励起光の発光パターンを示す図 本発明の蛍光内視鏡装置のその他の実施形態の概略構成を示すブロック図 蛍光収率に対する色の割り当て方法の説明図 他の蛍光収率に対する色の割り当て方法の説明図
符号の説明
10 被観察体
11 モニタ
100 蛍光内視鏡装置
110 スコープユニット
111 照明用光学系
118 CCD駆動回路
119 CDS/AGC回路
120 A/D変換器
121 制御部
122 スイッチ
130 励起光ユニット
131 半導体レーザ
132 駆動回路
134 スイッチ
140 制御部
150 照明光ユニット
151 キセノンランプ
152 駆動回路
167 制御部
170 プロセッサユニット
172 プロセッサ部
174 通常画像処理部
176 表示処理部
182 蛍光画像処理部
184 表示処理部
186 光量制御部
188 分光画像処理部
192 入力部

Claims (5)

  1. 照明光を連続的に射出する照明光源手段と、
    パルス信号に基づいてパルス駆動され、パルス状の励起光を射出する励起光源手段と、
    前記照明光と前記励起光とを被観察体の略同一箇所へ照射する照射手段と、
    前記照明光のみが前記被観察体に照射されている期間において前記被観察体の反射光からなる第1の像を撮像するとともに、前記照明光および前記励起光の両方が照射されている期間において前記被観察体の反射光および前記被観察体から発せられた蛍光からなる第2の像を撮像する撮像手段と、
    前記第1の像に基づいて通常画像を生成するとともに、該通常画像と前記第2の像に基づく合波画像とに基づいて蛍光画像を生成する画像処理手段とを備えたことを特徴とする蛍光画像取得装置。
  2. 前記画像処理手段が、前記通常画像、前記蛍光画像および前記合波画像のうちの少なくとも2つの画像を用いて演算して表示用画像を生成するものであることを特徴とする請求項記載の蛍光画像取得装置。
  3. 前記画像処理手段が、前記通常画像と前記蛍光画像との輝度比率に基づいて前記表示用画像を生成するものであることを特徴とする請求項記載の蛍光画像取得装置。
  4. 前記画像処理手段が、前記通常画像、前記蛍光画像および前記合波画像のうちの少なくとも1つに対して分光画像処理を施すものであることを特徴とする請求項からいずれか1項記載の蛍光画像取得装置。
  5. 前記通常画像、前記蛍光画像および前記合波画像のうちの少なくとも1つに対して分光画像処理を施すか否かを選択可能な選択手段を備えたことを特徴とする請求項記載の蛍光画像取得装置。
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