JP2005204906A - 電子内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一の被写体による複数の画像データに基づき、オペレータによる切換え操作なしに、1回の操作で複数の被写体像をハードコピーとして印刷可能な電子内視鏡システムを実現する。
【解決手段】 画素信号処理回路56において、通常画素信号から通常画像情報が生成され、蛍光画素信号から蛍光画像情報が生成される。通常画像情報は、通常画像メモリ64に記録され、蛍光画像情報は、蛍光画像メモリ66に記録される。印刷開始スイッチ23の押下によるトリガー信号が制御回路54によって受信されると、実質的に同一の被写体を表示するための通常画像情報と蛍光画像情報とに基づくそれぞれのアナログ画像信号が、マルチプレクサ55を介してプリンタ62に送信される。この結果、プリンタ62によって、実質的に同一の被写体を表す一組の通常カラー画像と蛍光画像とが、それぞれハードコピーとして出力される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被写体である体腔内の観察を行なう電子内視鏡装置に関する。特に、通常の観察照明光と励起光を照射することにより被写体観察を行なう自家蛍光観察用の電子内視鏡装置において、観察された被写体像を表示するための画像データの印刷に関する。
従来、いわゆる自家蛍光による体内組織の画像を得るために、自家蛍光観察用の内視鏡装置のビデオスコープ先端部から、体腔内の観察部位に励起光を照射し、自家蛍光の強度分布が測定されている。観察部位において、正常組織は蛍光を発するのに対し、癌等の患部は蛍光を生じないため、自家蛍光の強度分布により患部を発見することが可能となる。
そして、通常の観察照明光と蛍光とによるそれぞれの被写体画像の印刷動作は、オペレータによる一方の印刷を停止する操作と、さらに他方の印刷を開始する操作とによって切換えられている。また、通常の観察照明光のみによって被写体を観察する電子内視鏡装置において、ある被写体を拡大倍率が異なる複数の被写体像として印刷する場合にも、同様に切換え操作が必要である。
同一の被写体についての複数の画像データに基づき、オペレータによる切換え操作なしに、1回の操作で複数の被写体像をハードコピーとして印刷可能な電子内視鏡システムを実現することを目的とする。
本発明の電子内視鏡システムは、被写体を観察するための観察照明光を照射する光源と、被写体にて蛍光を生じさせる短波長光を照射する短波長光源と、観察照明光と短波長光との照射を制御する照射制御手段とを備える。さらに、電子内視鏡システムは、観察照明光の反射光と蛍光とを受光して、観察照明光の反射光に基づく通常画素信号と、蛍光に基づく蛍光画素信号とを生成する撮像素子と、通常画素信号に基づいて、被写体像を表示するための通常画像を形成するとともに、蛍光画素信号に基づいて、被写体像を表示するための蛍光画像を形成する画像形成手段とを備える。そして、観察照明光と短波長光との照射制御により、画像形成手段は、オペレータによる単一の操作によって実質的に同一の被写体像を表示するための通常画像と蛍光画像とをそれぞれ静止画像として形成する。
照射制御手段は、観察照明光と短波長光とを交互に照射させるように制御することが好ましい。
電子内視鏡システムは、通常画像と蛍光画像とをそれぞれ印刷する画像印刷手段をさらに有し、オペレータによる単一の操作により、実質的に同一の被写体像を表示するための通常画像と蛍光画像とをそれぞれ印刷することが望ましい。
画像印刷手段は、実質的に同一の被写体を表示するための通常画像と蛍光画像ごとに、同一の背景色を付して印刷することが好ましい。
電子内視鏡システムは、印刷手段のパルス周期を記録する印刷情報記録手段をさらに有し、印刷情報に基づいて、通常画像と蛍光画像とが印刷されることが望ましい。
本発明の電子内視鏡装置のプロセッサは、被写体に観察照明光を照射した際の反射光と、被写体に所定の短波長光を照射した際に生じる蛍光とを受光して、観察照明光の反射光に基づく通常画素信号と、蛍光に基づく蛍光画素信号を生成する撮像素子を備えたビデオスコープが着脱自在に接続される。そして、電子内視鏡装置のプロセッサは、観察照明光を照射する光源と、所定の短波長光を照射する短波長光源と、観察照明光と所定の短波長光との照射を制御する照射制御手段とを備える。さらに、電子内視鏡装置のプロセッサは、通常画素信号に基づいて、被写体像を表示するための通常画像を形成するとともに、蛍光画素信号に基づいて、被写体像を表示するための蛍光画像を形成する画像形成手段を備えていて、観察照明光と所定の短波長光との照射制御により、画像形成手段が、オペレータによる単一の操作によって実質的に同一の被写体像を表示するための通常画像と蛍光画像とをそれぞれ静止画像として形成する。
本発明によれば、同一の被写体による複数の画像データに基づき、オペレータによる切換え操作なしに、1回の操作で複数の被写体像をハードコピーとして印刷可能な電子内視鏡システムを実現できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における電子内視鏡装置10のブロック図である。
電子内視鏡装置10は、患者の体腔内の撮影に用いられるビデオスコープ20と、ビデオスコープ20に照明光を供給するとともにビデオスコープ20から送られてくる画像信号を処理するプロセッサ30とを備える。ビデオスコープ20は、プロセッサ30に着脱自在に接続され、さらにプロセッサ30には、モニタ60及びプリンタ62が接続されている。
プロセッサ30は、白色光源32とレーザーユニット36とを含む。白色光源32は、白色光源用電源34から電源が供給され、通常観察用の観察照明光としての白色平行光を照射する。レーザーユニット36は、被写体である体内組織から自家蛍光を放射させるための励起光として紫外光を照射する。励起光は、光路調整レンズ(コリメートレンズ)40により平行光となり、白色光と励起光が、UV反射フィルタ38に到達する。UV反射フィルタ38は、白色光の光路と励起光の光路の交差する場所に、いずれの光も45°の角度で入射するように設置されている。UV反射フィルタ38は、入射した白色光などの可視光を透過し、励起光を反射する。この結果、白色光はUV反射フィルタ38を透過し、励起光はUV反射フィルタ38により反射され、白色光と励起光とは同一の光路を進む。なお、UV反射フィルタ38はハーフミラーに置き換えても良い。
白色光と励起光とは、光量絞り(図示せず)により光量を調節され、さらに集光レンズ42により収束されてライトガイド22の入射端22Aに入射する。そして、白色光と励起光とは、ライトガイド22を介してビデオスコープ20の先端部24にあるライトガイド22の出射端22Bから、配光レンズ26を介して被写体である観察部位に向けて照射される。
UV反射フィルタ38と白色光源32の間には、第1モータ48によって駆動されるロータリーシャッタ44が設けられている。また、UV反射フィルタ38と光路調整レンズ40との間には、チョッパ46が設けられている。ロータリーシャッタ44は白色光の透過と遮断を、チョッパ46は励起光の透過と遮断をそれぞれ切換える。ロータリーシャッタ44とチョッパ46の切換え操作により、通常観察時には白色光のみがライトガイド22の入射端22Aに入射し、励起光により被写体患部を観察する自家蛍光観察時には、白色光と共に励起光もライトガイド入射端22Aに入射する。なお、白色光源32およびレーザーユニット36からは常に一定光量の光が放射されている。
白色光照射時の被写体からの反射光、及び励起光の照射により体内組織で生じた蛍光は、ビデオスコープ先端部24に設けられた対物レンズ28を経て、CCD21によって受光される。CCD21では、被写体像に対応した、白色光の反射光に基づく画素信号(通常画素信号)と、蛍光に基づく画素信号(蛍光画素信号)とがそれぞれ発生する。これらの画素信号は、プロセッサ30内に設けられた画像信号処理回路52に送信される。
また、プロセッサ30には制御回路54や、印刷情報メモリ51が設けられている。ビデオスコープ20の表面に設けられた印刷開始スイッチ23が、オペレータによって押下されると、トリガー信号が制御回路54に送信される。制御回路54は、後述するように、トリガー信号を受信すると印刷のための制御信号を画像信号処理回路52、マルチプレクサ55、及びプリンタ62へ送信する。この結果、プリンタ62は、通常画像データに基づいた被写体像である通常カラー画像と、蛍光画像データに基づいた蛍光画像を、ハードコピーとして連続的に出力する。
なお、通常画素信号と蛍光画素信号には、画像信号処理回路52において、被写体像を動画像として表示するための所定の処理も施され、この結果、モニタ60上に被写体像が動画像として表示される。なお、自家蛍光観察時に得られる体内組織からの蛍光は微弱であり、蛍光画素信号は通常画素信号よりも強度が小さいため、画像信号処理回路52において増幅処理が施されている。
制御回路54は、白色光源用電源34、レーザーユニット36、第1及び第2モータ48及び50、画像信号処理回路52の画像信号処理動作等をコントロールする。通常観察と自家蛍光観察は、オペレータによる切換えスイッチ(図示せず)の押下によって行なわれる。なお、プロセッサ30に接続されるビデオスコープ20を認識するための情報等が、制御回路54内のフラッシュメモリ53に記録されている。
図2は、通常観察と自家蛍光観察とにおける、白色光と励起光の照射時間を示すタイミングチャートである。
白色光および励起光の照射時間は、プロセッサ30内のリアルタイムクロック(図示せず)によって測定される時間に基づいて、定められる。また、白色光および励起光の照射タイミングは、制御回路54によって生成される垂直同期信号によって制御される。すなわち、垂直同期信号に従って第1、及び第2モータ48、50の駆動が制御され、ロータリーシャッタ44の回転、及びチョッパ46の揺動による白色光及び励起光の透過と遮断がコントロールされる。その結果、白色光及び励起光の照射が制御され、所定の時間、及び周期で照射される。チョッパ46により励起光の透過と遮断をコントロールして観察部位に励起光を間欠的に照射する代わりに、レーザーユニット36から励起光が間欠的に照射されるように制御回路54によって制御してもよい。この場合、チョッパ46及び第2モータ50が不要となりコストダウンが可能となると共に、レーザーダイオード素子41を自家蛍光観察時に常時発光させることがないので、寿命を延ばすことができる。
白色光のみにより被写体が観察される通常観察においては、白色光がロータリーシャッタ44を常に透過し、レーザーユニット36から励起光が照射されないように、制御回路54によって制御される。この場合は、蛍光画素信号は生成されないため、通常画素信号の処理によって生じる通常画像データのみが生成され(図2(a)参照)、印刷開始スイッチ23が押下されると、プリンタ62によって通常カラー画像のみが出力される。また、モニタ60においては、被写体像はカラーの通常画像として表示される。
一方、励起光を用いる自家蛍光観察においては、白色光と励起光とが交互に同時間ずつ被写体に照射されるように制御され、1フレーム中において、第1フィールドでは白色光、第2フィールドでは励起光が照射される(図2(b)参照)。この場合、通常画素信号と蛍光画素信号とがそれぞれ生成されるため、これらの処理によって生じる通常画像データと蛍光画像データとにより、プリンタ62は、通常カラー画像と蛍光画像の両方をハードコピーとして出力する。
自家蛍光観察時には、1/60秒間隔(フィールド毎)で白色光の照射と励起光の照射とが切替わるため、白色光の反射光に基づく通常画素信号と、蛍光に基づく蛍光画素信号とは、実質的に同時にそれぞれ発生する。すなわち、同一フレーム内での通常画素信号と蛍光画素信号とは、ほぼ経時変化のない同一の被写体を表示するための画素信号である。
図3は、画素信号に基づく画像データの生成、出力機構を示すブロック図である。また、図4は、プリンタ62による通常カラー画像及び蛍光画像の出力を示すタイミングチャートである。
自家蛍光観察時にCCD21から送信された通常画素信号と蛍光画素信号とは、生成された順に画像信号処理回路52内に設けられた画素信号処理回路56に送信される。画素信号処理回路56において、これらの画素信号に所定の処理が施されて、通常画素信号に基づくデジタル信号である通常デジタル画像信号と、蛍光画素信号に基づくデジタル信号である蛍光デジタル画像信号とが生成される。通常デジタル画像信号は、動画像信号処理回路58と通常画像メモリ64とに送信される。一方、蛍光デジタル画像信号は、動画像信号処理回路58と蛍光画像メモリ66とに送信される。
動画像信号処理回路58において受信された通常デジタル画像信号は、被写体像を動画の通常カラー映像として表示するための通常デジタル映像信号に変換され、モニタ60に送信される。また、動画像信号処理回路58において受信された蛍光デジタル画像信号は、被写体像を動画の蛍光映像として表示するための蛍光デジタル映像信号に変換され、モニタ60に送信される。すなわち、モニタ60は、通常観察時には通常カラー映像、自家蛍光観察時には蛍光映像を表示する。
通常画像メモリ64においては、受信した通常デジタル画像信号が、通常カラー画像としての被写体像を出力するための通常画像データとして記録される。また、蛍光画像メモリ66においては、受信した蛍光デジタル画像信号が、蛍光画像としての被写体像を出力するための蛍光画像データとして記録される。
なお、一連の被写体観察において、通常画素信号と蛍光画素信号とは、順次生成されて画素信号処理回路56によって受信される。そのため、通常画像メモリ64及び蛍光画像メモリ66には、通常画像データ、及び蛍光画像データが、それぞれ順次書き込まれ、更新される。
印刷開始スイッチ23の押下によるトリガー信号が制御回路54によって受信されると、通常画像データを通常デジタル画像信号として出力させるための制御信号が、制御回路54から通常画像メモリ64に送信される。この結果、通常画像メモリ64に記録された、通常画像データに基づく通常デジタル画像信号が、第1D/A変換器68に送信され、アナログ化処理される。このアナログ化処理によって生じた通常アナログ画像信号が、マルチプレクサ55に送られる。
制御回路54によって受信されたトリガー信号により、記録された蛍光画像データを蛍光デジタル画像信号として出力させるための制御信号が、制御回路54から蛍光画像メモリ66に送信される。この結果、蛍光画像メモリ66に記録された蛍光画像データに基づく蛍光デジタル画像信号が、第2D/A変換器70に送信され、アナログ化されて蛍光アナログ画像信号が生じる。蛍光アナログ画像信号は、さらに、マルチプレクサ55に送られる。
トリガー信号によって、マルチプレクサ55に送信される通常アナログ画像信号と蛍光アナログ画像信号とは、同一フレーム内での通常画素信号と蛍光画素信号とに基づいて生成(図2参照)されている。
また、トリガー信号を受信した制御回路54は、印刷情報メモリ51に格納されている印刷情報を読み出す。この印刷情報は、通常画像データと蛍光画像データとをプリンタ62のパルス周期に合わせて送信させるためのデータである。読み出された印刷情報に基づいて、制御回路54は、マルチプレクサ55がプリンタ62へ信号を送信するタイミングを制御するための制御信号をマルチプレクサ55に送信し、さらに、プリンタ62の動作を制御する制御信号をプリンタ62に送信する。この結果、マルチプレクサ55は、適当なタイミングで、所定の順番に従って、通常アナログ画像信号、及び蛍光アナログ画像信号をプリンタ62に送信する。プリンタ62は、受信したアナログ画像信号に応じた、通常カラー画像としての被写体像、及び蛍光画像としての被写体像を、それぞれハードコピーとして順次出力する(図4参照)。
図5は、自家蛍光観察時に、一回の印刷開始動作によって出力された通常カラー画像72及び蛍光画像74を示す図である。
印刷開始スイッチ23の押下による印刷開始動作(トリガー信号)によって、自家蛍光観察時に出力された通常カラー画像72及び蛍光画像74は、実質的に同一の被写体を表すため、表示される被写体の形状は同一であるが、色調が異なっている。すなわち、通常のカラー画像として被写体が表される通常カラー画像72に対し、患部を容易に見定めるための自家蛍光観察による蛍光画像74は、陰影が強調され、色調に乏しい画像である。
通常カラー画像72及び蛍光画像74のように、実質的に同一の被写体を示す一組のハードコピーは、図5における1枚の用紙印刷での印刷に限定されず、個別の用紙にそれぞれ印刷されても良い。
図6は、自家蛍光観察時に、異なる印刷開始動作によって出力された二組の通常カラー画像及び蛍光画像であって、いずれも個別の用紙に印刷された場合を示す図である。
一回の印刷開始動作(トリガー信号)によって出力された通常カラー画像76と蛍光画像78とは、実質的に同一の被写体を表す。自家蛍光観察が継続され、再度、印刷開始スイッチ23が押下されたことにより出力されたハードコピーが、通常カラー画像80と蛍光画像82である。このように、一連の自家蛍光観察において2回の印刷開始動作が行なわれた場合、対象となる二組のハードコピーの背景は、互いに異なる色で色付けされている。この背景色は、それぞれ同時に撮像された実質的に同一の被写体を表示する一組のハードコピーであることを明確にするために着色される。
用いられる背景色は、制御回路54によって判断される。すなわち、一連の印刷開始動作のうちで、2回目のトリガー信号を受信すると、先の印刷時とは異なる特定の色を背景色として印刷用紙に付すように制御する信号が、制御回路54からプリンタ62に送信される。プリンタ62によってこの信号が受信されると、2枚のハードコピーが、いずれも指定された色の背景色を伴って出力される。なお、一連の印刷開始動作のうちで3回目以降についても、同様に、一連の印刷でそれまでに用いられていない新たな色が、背景色として指定される。
以上のように、本実施形態によれば、画素信号処理回路56において、通常画素信号から通常画像データが生成され、蛍光画素信号からは蛍光画像データが生成される。通常画像データは、通常画像メモリ64に記録され、蛍光画像データは、蛍光画像メモリ66に記録される。印刷開始スイッチ23の押下によるトリガー信号が制御回路54によって受信されると、実質的に同一の被写体を表示するための通常画像データと蛍光画像データとに基づくそれぞれのアナログ画像信号が、マルチプレクサ55を介してプリンタ62に送信される。この結果、一組の通常カラー画像と蛍光画像とが、それぞれプリンタ62によってハードコピーとして出力される。
本実施形態は、実質的に同一の被写体についての複数の画像データが生成され、記録される限り、通常画像データと蛍光画像データとの場合に限定されない。例えば、励起光を照射しない通常観察時における複数の拡大倍率の異なる通常画像データであっても良い。この場合、CCD21によって生成された通常画素信号による複数の通常画像データをそれぞれ記録する複数の通常画像メモリや、各通常画像メモリに対応するD/A変換器が設けられる。またこの場合は、励起光の照射が不要であるため、本実施形態の電子内視鏡システムにおける電子内視鏡装置は、必ずしも自家蛍光観察可能である必要はない。
また、ビデオスコープ先端部24に2つのCCDが備えられた、いわゆる親子内視鏡装置により、ある被写体患部における、拡大倍率を始めとした撮像範囲が異なる通常画像データが得られても良い。この場合、複数のCCDによって同時に生成された複数の画素信号による複数の通常画像データを、それぞれ記録する複数の通常画像メモリや、各通常画像メモリに対応するD/A変換器が設けられる。この場合も、励起光の照射が不要であるため、本実施形態の電子内視鏡システムにおける電子内視鏡装置は、必ずしも自家蛍光観察可能である必要はない。
蛍光画像データにより特定された患部の位置をより明確に示すために、患部に特定の色を付けた合成画像を表示するための画像データ(以下、合成画像データという)が、通常画像データと蛍光画像データとに加えられてもよい。すなわち、被写体を実質的に同時に撮像した結果、同一の被写体を表示するように生成される通常画像データ、蛍光画像データ及び合成画像データをそれぞれ記録し、出力しても良い。この場合、合成画像情報メモリや、これに対応するD/A変換器がさらに設けられる。あるいは、実質的に同一の被写体を表す、通常画像データ、蛍光画像データ、及び合成画像データのうちいずれか2つが生成されて、それぞれ記録、出力されても良い。
実質的に同時に被写体を撮像することにより生成された、通常画像データと蛍光画像データとは、ハードコピーとして出力されずに、電子内視鏡装置10の外部にあるハードディスク等の記録装置に記録されるように出力されても良い。
本実施形態の電子内視鏡装置のブロック図である。 通常観察と自家蛍光観察とにおける、白色光と励起光の照射時間を示すタイミングチャートである。 画素信号に基づく画像データの生成、出力機構を示すブロック図である。 プリンタによる画像の出力を示すタイミングチャートである。 自家蛍光観察時に一回の印刷開始動作によって出力された通常カラー画像及び蛍光画像を示す図である。 自家蛍光観察時に異なる印刷開始動作によって出力された二組の通常カラー画像及び蛍光画像を示す図である。
符号の説明
10 電子内視鏡装置
21 CCD(撮像素子)
32 白色光源(光源)
36 レーザーユニット(短波長光源)
44 ロータリーシャッタ(照射制御手段)
46 チョッパ(照射制御手段)
48 第1モータ(照射制御手段)
50 第2モータ(照射制御手段)
51 印刷情報メモリ(印刷情報記録手段)
52 画像信号処理回路
54 制御回路(照射制御手段)
56 画素信号処理回路(画像形成手段)
62 プリンタ(画像印刷手段)
64 通常画像メモリ
66 蛍光画像メモリ


Claims (6)

  1. 被写体を観察するための観察照明光を照射する光源と、
    前記被写体にて蛍光を生じさせる短波長光を照射する短波長光源と、
    前記観察照明光と前記短波長光との照射を制御する照射制御手段と、
    前記観察照明光の反射光と前記蛍光とを受光して、前記観察照明光の反射光に基づく通常画素信号と、前記蛍光に基づく蛍光画素信号とを生成する撮像素子と、
    前記通常画素信号に基づいて、被写体像を表示するための通常画像を形成するとともに、前記蛍光画素信号に基づいて、被写体像を表示するための蛍光画像を形成する画像形成手段とを備え、
    前記観察照明光と前記短波長光との照射制御により、前記画像形成手段が、オペレータによる単一の操作によって実質的に同一の被写体像を表示するための前記通常画像と前記蛍光画像とをそれぞれ静止画像として形成することを特徴とする電子内視鏡システム。
  2. 前記照射制御手段が、前記観察照明光と前記短波長光とを交互に照射させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡システム。
  3. 前記通常画像と前記蛍光画像とをそれぞれ印刷する画像印刷手段をさらに有し、オペレータによる前記単一の操作により、実質的に同一の被写体像を表示するための前記通常画像と前記蛍光画像とをそれぞれ印刷することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡システム。
  4. 前記画像印刷手段が、実質的に同一の被写体を表示するための前記通常画像と前記蛍光画像ごとに、同一の背景色を付して印刷することを特徴とする請求項3に記載の電子内視鏡システム。
  5. 前記画像印刷手段のパルス周期を記録する印刷情報記録手段をさらに有し、
    前記印刷情報に基づいて、前記通常画像と前記蛍光画像とが印刷されることを特徴とする請求項3に記載の電子内視鏡システム。
  6. 被写体に観察照明光を照射した際の反射光と、前記被写体に所定の短波長光を照射した際に生じる蛍光とを受光して、前記観察照明光の反射光に基づく通常画素信号と、前記蛍光に基づく蛍光画素信号を生成する撮像素子を備えたビデオスコープが着脱自在に接続される電子内視鏡装置のプロセッサであって、
    前記観察照明光を照射する光源と、
    前記所定の短波長光を照射する短波長光源と、
    前記観察照明光と前記所定の短波長光との照射を制御する照射制御手段と、
    前記通常画素信号に基づいて、被写体像を表示するための通常画像を形成するとともに、前記蛍光画素信号に基づいて、被写体像を表示するための蛍光画像を形成する画像形成手段とを備え、
    前記観察照明光と前記所定の短波長光との照射制御により、前記画像形成手段が、オペレータによる単一の操作によって実質的に同一の被写体像を表示するための前記通常画像と前記蛍光画像とをそれぞれ静止画像として形成することを特徴とする電子内視鏡装置のプロセッサ。

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