JP2001178538A - 柄付きブラシ - Google Patents

柄付きブラシ

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JP2001178538A
JP2001178538A JP36848399A JP36848399A JP2001178538A JP 2001178538 A JP2001178538 A JP 2001178538A JP 36848399 A JP36848399 A JP 36848399A JP 36848399 A JP36848399 A JP 36848399A JP 2001178538 A JP2001178538 A JP 2001178538A
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JP
Japan
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molding material
handle
cavity
brush
toothbrush
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JP36848399A
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Akiyoshi Umehara
章義 梅原
Keiji Matsumoto
桂二 松本
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2色成形法によって成形された柄付きブラシ
であって、柄部の反りや捻れや表示された図形の変形が
ない、商品性の高い柄付きブラシを得る。 【解決手段】 1次成形材により成形された柄付きブラ
シの柄本体10が2次成形材充填用の空洞16を隔てて
軸線X方向に2分割され、各分割片13A,13Bがこ
の空洞を通る1次成形材からなる中継部15で連結さ
れ、かつ前記空洞に2次成形材が充填された柄付きブラ
シであって、空洞16の軸線X方向両側にそれぞれ、中
継部15から突出して軸方向に延びるサイドリブ20が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柄の部分がいわゆ
る2色成形法によって成形された柄付きブラシに関する
ものであり、2色成形に起因するハンドル部の反りや捻
れ、また表示面に表示された図形の変形などが防止され
た柄付きブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の柄付きブラシ例えば歯ブラシは、
手で握るハンドル部の屈伸性を制御したり、ハンドル部
の軸面に鮮明で恒久的な図形(文字を含む)を表示する
目的で、いわゆる2色成形法を用い、ハンドル部に形成
された2次成形材充填用の空洞(以下単に「空洞」とい
う)に柄本体とは色や柔軟性が異なる熱可塑性樹脂やエ
ラストマーなどの2次成形材を充填したものが増えてき
ている。特に、この空洞をハンドル部の軸方向に長く形
成し、この空洞に充填された2次成形材の面に1次成形
材による文字列や図柄が表示されるように成形されたも
のが多い。
【0003】図3(a)(b)(c)に、文字列が表示
されるように成形する2色成形法の概略を示す。図3
(a)は、2色成形終了後の歯ブラシの柄部を複数の文
字1…が表示された面(以下「表示面」という)から見
た平面図であり、図3(b)は1次成形材を用いた1次
成形終了時の柄本体100を表示面側から見た平面図で
あり、図3(c)は図3(b)の軸線Xで切った柄本体
100の断面図である。図3(a)においてこの柄本体
100は、軸線Xに沿って、刷毛を植える植毛部11
と、屈伸するように成形された頸部12と、使用者が握
るハンドル部113とからなっている。このハンドル部
は主として1次成形材からなる柄本体100によって成
形されているが、ハンドル部113の中央部には、柄本
体100とは色・材質が異なる2次成形材による2色部
114が軸線X方向に長く延びて形成され、この2色部
の表示面に、1次成形材による文字1…が表示されてい
る。
【0004】この歯ブラシの柄は以下の方法により製造
される。まず図示しない1次成形用鋳型と1次成形材と
を用い、図3(b)(c)に示す構造の柄本体100を
成形する。この柄本体100は、ハンドル部113が2
次成形材充填用の空洞116によって軸線X方向に2分
割され、各分割片113A.113Bが、この空洞11
6を通る1次成形材からなる中継部115で連結されて
いる。この中継部115からは、文字1…を表示する図
形突起117…が2次成形終了後の表示面に達するよう
に突設されている。次にこの柄本体100を少なくとも
空洞116を覆う2次成形用鋳型に装填し、この空洞1
16に2次成形材を射出注入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記歯ブラシの柄にお
いて中継部115は、分割片113A,113Bより細
く成形され、かつその片面(表示面側)には図形突起1
7…が突設されているので、柄本体100を1次成形鋳
型から取出した状態で各部の収縮量に差が生じ、特に中
継部115では表示面を内側にして弓なりに反ったり捻
れたりする傾向がある。この状態で2次成形を行うと、
中継部115の残留ひずみによって製品化された後のハ
ンドル部113にも反りや捻れが生じる。また、図形突
起117…はそれぞれ形状や大きさが異なるため、その
収縮差により中継部115が波打ち、図形突起117…
の表面性が低下する。この結果、柄本体100を2次成
形用鋳型に装填し2次成形材を空洞に注入すると、前記
の反りや捻れも加わって図形突起117…の表面と2次
成形用鋳型の面との密着性が低下し、図形突起の表面に
2次成形材がかぶって文字が変形し、または不鮮明にな
る。また場合によっては2次成形材が分割片13A、1
3Bの表面にまではみ出して商品性を著しく低下させ
る。本発明は前記の課題を解決するためになされたもの
であって、従ってその目的は、2色成形法によって成形
された柄付きブラシの柄における反りや捻れや図形の変
形を防止した商品性の高い柄付きブラシを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、1次成形材により成形された柄付きブラ
シのハンドル部が2次成形材充填用の空洞を隔てて軸方
向に分割され、各分割片がこの空洞を通る1次成形材か
らなる中継部で連結され、かつ前記空洞に2次成形材が
充填されてなる柄付きブラシであって、前記空洞の軸方
向両側にそれぞれ、中継部から突出して軸方向に延びる
サイドリブが設けられている柄付きブラシを提供する。
【0007】この柄付きブラシは、ハンドル部の分割片
が中継部と、空洞の軸方向に延びる2条のサイドリブと
により支えられることになり、1次成形鋳型から取出し
た状態で反りや捻れが防止され、2次成形後にも反り、
捻れが防止される。
【0008】前記空洞に充填された2次成形材の表面に
1次成形材による図形が表示された柄付きブラシにあっ
ては、前記サイドリブは図形が表示された表示面の裏側
に形成されていることが好ましい。サイドリブの一部が
ハンドル部の表面に露出していても表示面の裏側であれ
ば図形による商品デザインの障害とならず、また中継部
と2条のサイドリブとが断面Y字形の配置となるため、
反り、捻れ、図形の変形に対する抵抗性がさらに向上
し、商品性の高い柄付きブラシが得られる。もちろんサ
イドリブはハンドル部の表面に露出していなくてもよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
歯ブラシハンドルについて図面を用いて詳しく説明する
が、本発明はこの実施形態により何らの制限も受けるも
のではない。図1(a)は、この実施形態の歯ブラシハ
ンドルを、複数の文字1…が表示された表示面の側から
見た平面図であり、図1(b)は、同じ歯ブラシハンド
ルを裏面から見た平面図である。図2(a)は同じ歯ブ
ラシハンドルを図1の軸線Xに沿って切った断面図であ
り、図2(b)は、図1の横断線Yで切った断面図であ
る。図1(a)(b)において、この実施形態の歯ブラ
シハンドルは、軸線Xに沿って刷毛を植える植毛部11
と、屈伸するように成形された頸部12と、使用者が握
るハンドル部13とからなっている。この歯ブラシハン
ドルは、主として1次成形材(ポリプロピレン)からな
る柄本体10によって形成されているが、ハンドル部1
3の中央部には、柄本体10とは色・材質が異なる2次
成形材(ポリオレフィン系エラストマー)による2色部
14が軸線X方向に長く延びて形成され、この2色部1
4の表示面には、1次成形材による文字1…が表示され
ている。また2色部14の裏面には、軸線X方向両側
に、1次成形材からなるサイドリブ20,20が露出し
ている。
【0010】この実施形態の歯ブラシハンドルは、図2
(a)(b)に示すように、1次成形材により成形され
た歯ブラシハンドルの柄本体10が2次成形材充填用の
空洞16を隔てて軸線X方向に2分割され、各分割片1
3A,13Bはこの空洞を通る1次成形材からなる中継
部15によって連結されている。そしてこの空洞16に
2次成形材が充填されて2色部14を形成している。空
洞16の軸線X方向両側にはそれぞれ、前記中継部15
から突出して軸線Y方向に延びるサイドリブ20が設け
られている。また、中継部15には部分的に貫通孔18
が形成されていて、2次成形に際して空洞16の全体に
2次成形材が流入して充填されるようになっている。こ
の貫通孔の代わりに中継部15が2本以上の平行配置さ
れた部材からなっていてもよく、この場合はこれら部材
の隙間が2次成形材の流通路となる。
【0011】この歯ブラシハンドルは以下の方法で製造
することができる。まず1次成形鋳型と1次成形材とを
用いて柄本体10を成形する。この柄本体10は、ハン
ドル部13が2次成形材充填用の空洞16によって軸線
X方向に2分割され、各分割片13A,13Bが、この
空洞16を通る1次成形材からなる中継部15で連結さ
れ、この中継部15から文字1…を表示する図形突起1
7…が2次成形後の表示面に達するように突設されてい
る。またこの中継部15から表示面の裏側の双方の側部
に向けて、突出するサイドリブ20が軸線X方向に延び
て形成されている。さらに、この中継部15には部分的
に、2次成形材を流通するための貫通孔18が形成され
ている。次にこの柄本体10を少なくとも空洞16を覆
う2次成形用鋳型に装填し、この空洞16に2次成形材
を射出注入する。
【0012】得られた歯ブラシハンドルは、1次成形の
段階で柄本体10に反りや捻れが生じていないので2次
成形後にも変形が認められず、また表示面の文字にも変
形や2次成形材のかぶりが認められない。
【0013】
【発明の効果】本発明の柄付きブラシは、軸方向両側
に、中継部から突出して軸方向に延びるサイドリブがそ
れぞれ設けられているので、ハンドル部に反りや捻れや
図形の変形が認められず、商品性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す(a)は表示面側
から見た平面図、(b)は裏面から見た平面図。
【図2】 (a)は図1の線X−Xで切った断面図、
(b)は、図1の線Y−Yで切った断面図。
【図3】 (a)は従来の柄付きブラシの柄部の一例を
示す表示面側から見た平面図、(b)はその柄本体の平
面図、(c)はその軸線Xで切った断面図。
【符号の説明】
1:文字 10:柄本体 11:植毛部 12:頸部 13:ハンドル部 13A,13B:分割片 14:2色部 15:中継部 16:空洞 17:図形突起 18:貫通孔 20:サイドリブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次成形材により成形された柄付きブラ
    シの手で握るハンドル部が2次成形材充填用の空洞を隔
    てて軸方向に分割され、各分割片がこの空洞を通る1次
    成形材からなる中継部で連結され、かつ前記空洞に2次
    成形材が充填されてなる柄付きブラシであって、 前記空洞の軸方向両側にそれぞれ、中継部から突出して
    軸方向に延びるサイドリブが設けられたことを特徴とす
    る柄付きブラシ。
  2. 【請求項2】 前記空洞に充填された2次成形材の表面
    に1次成形材による図形が表示された柄付きブラシであ
    って、 前記サイドリブは図形が表示された表示面の裏側に形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の柄付きブラ
    シ。
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Effective date: 20070306