JP2001178086A - ロータの製造方法およびロータ製造装置 - Google Patents

ロータの製造方法およびロータ製造装置

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JP2001178086A
JP2001178086A JP35160999A JP35160999A JP2001178086A JP 2001178086 A JP2001178086 A JP 2001178086A JP 35160999 A JP35160999 A JP 35160999A JP 35160999 A JP35160999 A JP 35160999A JP 2001178086 A JP2001178086 A JP 2001178086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータの生産効率を向上せしめるとともに製造
コストを低減せしめることができるロータの製造方法お
よびロータ製造装置を提供する。 【解決手段】ロータシャフト24の外周面に、磁粉と熱
硬化性樹脂からなる混合粉末42を圧縮成形してリング
状成形体44を形成する。次いで、ロータ製造装置46
の加熱ヒータ52によりロータシャフト24を加熱し、
該ロータシャフト24から伝達された熱でリング状成形
体44を好ましくは20℃/分以上の昇温速度で昇温せ
しめる。この昇温により、リング状成形体44中の熱硬
化性樹脂がロータシャフト24との接触界面側から該リ
ング状成形体44の外周面側に指向して硬化され、該リ
ング状成形体44がロータシャフト24に強固に接合さ
れるとともにリング磁石となる。すなわち、リング磁石
がロータシャフト24の外周面に直接形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの製造方法
およびロータ製造装置に関し、一層詳細には、ロータシ
ャフトの外周面にリング磁石を直接形成することがで
き、しかも、ロータシャフトとリング磁石とを互いに強
固に接合せしめるロータの製造方法およびロータ製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータシャフトの外周面にリング磁石が
接合されてなるロータは、例えば、以下のようにして製
造されている。
【0003】まず、磁粉と熱硬化性樹脂からなる混合粉
末を磁場内で圧縮成形することによってリング状成形体
を形成する。後述するように、熱硬化性樹脂はバインダ
ーとして作用し、5重量%以上の割合で混合される。
【0004】次に、前記リング状成形体を加熱炉内で加
熱処理して該リング状成形体中の熱硬化性樹脂を硬化せ
しめることにより、該リング状成形体中の磁粉を互いに
強固に接着せしめる。これにより該リング状成形体が硬
化せしめられ、リング磁石が得られる。
【0005】次に、ロータシャフトの外周面に前記リン
グ磁石を嵌合し、両者を接着剤等により接合せしめれ
ば、ロータシャフトの外周面にリング磁石が接合されて
なるロータが得られるに至る。
【0006】このようなロータは、例えば、モータに好
適に採用されるものであって、接合されたリング磁石の
磁気的特性が優れているほど高性能となる。近年ではロ
ータの一層の高性能化が図られており、そのため、他の
リング磁石より磁気的特性が優れるリング磁石、例え
ば、Sm−Fe−N合金からなるリング磁石をロータシ
ャフトの外周面に接合してロータとすることが試みられ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術に係るロータの製造方法においては、リング磁石をロ
ータシャフトの外周面に嵌合した後、両者を接合せしめ
るという煩雑な作業を行う必要がある。また、そのため
にロータの製造に長時間を要している。したがって、ロ
ータの生産効率が低いため、製造コストを低減すること
が困難であるという不都合がある。
【0008】そこで、ロータシャフトの外周面にリング
状成形体を直接形成し、これらをともに加熱処理するこ
とにより該リング状成形体をリング磁石とし、かつ該リ
ング磁石を前記ロータシャフトの外周面に接合せしめれ
ば、上記作業が不要となるので製造時間が著しく短縮さ
れ、その結果、ロータの生産効率が向上せしめられると
ともに製造コストが低減されよう。
【0009】すなわち、まず、ロータシャフトの外周面
に、磁粉と熱硬化性樹脂からなる混合粉末を圧縮成形す
ることによってリング状成形体を形成する。次いで、こ
れらをともに加熱炉内で加熱処理し、前記リング状成形
体中の熱硬化性樹脂を硬化せしめる。熱硬化性樹脂がこ
のように硬化することにより前記リング状成形体中の磁
粉同士および磁粉とロータシャフトとが互いに強固に接
着され、該リング状成形体が硬化せしめられるとともに
該リング状成形体が前記ロータシャフトに次第に接合さ
れる。
【0010】この場合、リング状成形体の硬化は、該リ
ング状成形体の外周面側から開始され、該リング状成形
体とロータシャフトとの接触界面側に指向して進行す
る。前記外周面は高温の雰囲気に曝露されているので、
曝露されていない前記接触界面よりも高温となるからで
ある。
【0011】そして、硬化の終了に伴って上記接合も終
了し、前記リング状成形体はリング磁石となる。すなわ
ち、ロータシャフトの外周面にリング磁石が接合されて
なるロータが得られると考えられる。
【0012】しかしながら、リング状成形体が上記した
ように硬化せしめられる場合には、ロータシャフトの構
成材料として一般に使用される無方向性ケイ素鋼板と熱
膨張係数に差がある磁粉、例えば、Sm−Fe−N合金
を原料としてリング磁石を形成しようとすると、加熱処
理の際にロータシャフトとリング状成形体との間に間隙
が生じ、その結果、ロータシャフトとリング磁石との接
合強度が低く、リング磁石がロータシャフトから容易に
離脱するおそれのあるロータが製造されてしまうという
不都合がある。結局、リング磁石がロータシャフトから
離脱した場合には、必然的にロータとしての作用を営む
ことができなくなる。
【0013】このように、Sm−Fe−N合金からなる
リング磁石等、ロータシャフトと熱膨張係数に差がある
リング磁石を該ロータシャフトの外周面に直接形成およ
び接合することには著しい困難が伴うため、結局、高性
能ロータの生産効率の向上および製造コストの低減を達
成することも困難となっている。
【0014】さらに、上記従来技術に係るロータの製造
方法では、混合粉末中の熱硬化性樹脂の割合を5重量%
よりも小さくすると、リング磁石の強度が低くなり、実
用に耐えうることができないという不都合がある。実用
に耐えうる強度のリング磁石を得るには、混合粉末中の
熱硬化性樹脂の割合を5重量%以上とすればよい。しか
しながら、この場合、必然的に混合粉末中の磁粉の割合
が低下するため、リング磁石の磁気的特性が低下すると
いう不具合を招く。
【0015】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、ロータシャフトと該ロータシャフトの外
周面に形成されたリング状成形体との熱膨張係数の差が
大きい場合や、該リング状成形体中の熱硬化性樹脂の割
合が5重量%よりも小さい場合であっても、該リング状
成形体が硬化されてなるリング磁石と前記ロータシャフ
トとが互いに強固に接合せしめられたロータを製造する
ことができ、しかも、ロータの製造時間を著しく短縮せ
しめることができ、これによりロータの生産効率を向上
せしめるとともに製造コストを低減することが可能なロ
ータの製造方法およびロータ製造装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、ロータシャフトの外周面に、磁粉と
熱硬化性樹脂からなる混合粉末を圧縮成形してリング状
成形体を形成し、次いで、前記ロータシャフトを加熱
し、前記ロータシャフトから伝達された熱で前記リング
状成形体を昇温せしめることによって前記リング状成形
体中の熱硬化性樹脂を前記ロータシャフトと該リング状
成形体との接触界面側から該リング状成形体の外周面側
に指向して硬化せしめ、前記ロータシャフトに該リング
状成形体を接合するとともに該リング状成形体をリング
磁石とすることを特徴とする。
【0017】このように、リング状成形体をロータシャ
フトの外周面に直接形成することにより、リング磁石を
ロータシャフトの外周面に嵌合および接合せしめるとい
う煩雑な作業が不要となる。したがって、ロータの製造
時間が著しく短縮される。また、リング状成形体をロー
タシャフトとの接触界面側から外周面側に指向して硬化
せしめることにより、該リング状成形体の主成分である
磁粉がSm−Fe−N合金からなる場合等、ロータシャ
フトと熱膨張係数に差があるリング状成形体を硬化せし
めてリング磁石とする場合でも、該リング状成形体とロ
ータシャフトとの間に間隙を生じせしめることなく両者
を良好に接合することができる。さらに、熱硬化性樹脂
の割合を従来よりも低減することができるので、リング
磁石の磁気的特性が向上する。したがって、高性能なロ
ータを効率よく生産することができるので、ロータの製
造コストを低減せしめることができる。
【0018】なお、ロータシャフトの加熱は、例えば、
中空部を有するロータシャフトを用いて該ロータシャフ
トの外周面にリング状成形体を形成した後、前記中空部
に加熱ヒータを挿入して、この加熱ヒータを加熱源とす
ることにより行うことができる。
【0019】また、Sm−Fe−N合金からなるリング
磁石を形成する場合、前記磁粉としてSm−Fe−N合
金粉末を使用し、前記混合粉末中の熱硬化性樹脂の割合
を3〜5重量%としてリング状成形体を形成すればよ
い。
【0020】ロータシャフトの加熱は、前記リング状成
形体の昇温速度が20℃/分以上となるように行うこと
が好ましい。このような条件下では、優れた強度を有す
るSm−Fe−N合金からなるリング磁石が得られる。
【0021】さらに、本発明は、ロータシャフトまたは
該ロータシャフトの外周面に形成された磁粉と熱硬化性
樹脂からなる混合粉末が圧縮成形されてなるリング状成
形体の温度を検知する温度検知器と、前記温度検知器に
接続された加熱制御手段と、前記加熱制御手段に接続さ
れ、前記ロータシャフトの軸の内部に挿入される加熱ヒ
ータとを備えることを特徴とする。
【0022】このような構成のロータ製造装置により、
ロータシャフトの外周面に形成されたリング状成形体
を、前記ロータシャフトとの接触界面側から該リング状
成形体の外周面側に指向して硬化せしめることが可能と
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロータの製造
方法につきこれを実施するロータ製造装置との関係で好
適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説
明する。
【0024】本実施の形態に係るロータの製造方法のフ
ローチャートを図1に示す。図1に示されるように、こ
の製造方法においては、ロータシャフトの外周面にリン
グ状成形体が形成され(工程S1)、次いで、前記ロー
タシャフトが加熱され、この加熱により前記リング状成
形体が前記ロータシャフトと該リング状成形体との接触
界面側から外周面側に指向して硬化される(工程S
2)。
【0025】リング状成形体を形成するための磁場成形
装置の全体概要を図2に示す。この磁場成形装置10に
おいては、Fe系合金等の磁性体からなる底板12a、
側板12bおよび天板12cによりダイセット12が構
成されている。そして、前記天板12cには、金型14
が設置されている。
【0026】金型14は、内側に配置された筒状のイン
サート部材16と、該インサート部材16を囲繞するリ
ング部材18とを有する。インサート部材16は、後述
するリング状成形体の作製時に変形を起こさない程度の
強度を有し、かつ耐摩耗性に優れる磁性体、例えば、W
C−Co合金からなる。また、リング部材18は、リン
グ状成形体の作製時に前記インサート部材16を支持す
るもので、この支持の際に変形を起こさない程度の強度
を有し、かつ耐摩耗性に優れる磁性体、例えば、SKD
61(JIS規格;中炭素中合金超強靱鋼)からなる。
このリング部材18は、フランジ部18aと該フランジ
部18aに接合された管状部18bとからなり、フラン
ジ部18aが前記天板12cに図示しないボルトによっ
て締結されることにより、金型14全体がダイセット1
2の上部に固定位置決めされている。なお、フランジ部
18aと管状部18bとは一体成形物であってもよい。
【0027】図2に示すように、インサート部材16の
内部には、磁性体からなるマンドレル20の上端部20
aが該インサート部材16から所定間隔離間して挿入さ
れている。そして、この上端部20aには凹部22が形
成されており、この凹部22には、無方向ケイ素鋼板等
の磁性体からなるロータシャフト24の軸26の一端部
26aが嵌合されている。この嵌合により、ロータシャ
フト24がマンドレル20の上端面に戴置される。な
お、後述するように、このロータシャフト24の軸26
には、その一端部26aから他端部26bにかけて貫通
する孔部が形成されている。
【0028】さらに、インサート部材16とマンドレル
20との間には、非磁性体からなる筒状体の下側パンチ
28aの上部が挿入されている。これにより、キャビテ
イ30が形成される。すなわち、キャビテイ30の内部
には、インサート部材16の内壁、ロータシャフト24
の外周面、および下側パンチ28aの上端面が露出され
ている。
【0029】この下側パンチ28aは、前記マンドレル
20の外周壁に固定されている。そして、該下側パンチ
28aの下部には、マンドレル20を囲繞する磁性体か
らなるガイド部材31が設置されており、リング状成形
体の作製時には、下側パンチ28aは該ガイド部材31
によって支持される。
【0030】また、下側パンチ28aは、昇降装置32
により上下に変位せしめることが可能である。すなわ
ち、マンドレル20の下端部は前記昇降装置32に接続
されており、昇降装置32のロッド34が上昇あるいは
下降付勢されることに伴ってマンドレル20が上下に変
位する。その結果、マンドレル20に固定された下側パ
ンチ28aが上下に変位せしめられるに至る。
【0031】一方、下側パンチ28aに対向する上部に
は、非磁性体からなる筒状体の上側パンチ28bが配置
されている。この上側パンチ28bもまた、前記昇降装
置32に準ずる構成の昇降装置(図示せず)によって上
下に変位せしめることが可能である。この上下への変位
により、上側パンチ28bは、キャビテイ30へ挿入ま
たは離脱せしめられる。
【0032】この上側パンチ28bの内部には押止部材
36が挿入されており、この押止部材36の上端面は図
示しないコイルスプリングにより保持されている。さら
に、このコイルスプリングの上端は上側パンチ28bの
上端面の内壁に保持されている。
【0033】また、ロータシャフト24上には、該ロー
タシャフト24の軸26の他端部26bに嵌合されたダ
ミー38が載置されており、上側パンチ28bがキャビ
テイ30に挿入された際には、ロータシャフト24はダ
ミー38とともに押圧される。
【0034】また、ダイセット12の底板12aの上面
には電磁コイル40が設置されており、マンドレル20
はこの電磁コイル40内を貫通している。さらに、この
電磁コイル40は、図示しない電源に接続されている。
【0035】以上のような構成において、リング状成形
体をロータシャフト24の外周面に形成する際には(工
程S1)、まず、図2に示すように、該磁場成形装置1
0のキャビテイ30に磁粉および熱硬化性樹脂の混合粉
末42を充填する。この際、ロータシャフト24上には
ダミー38が載置されているので、混合粉末42の積層
高さをロータシャフト24の外周面よりも高くすること
ができる。
【0036】混合粉末42としては、例えば、Sm−F
e−N合金粉末(磁粉)とエポキシ樹脂粉末とを混合し
たもの等を用いることができる。なお、熱硬化性樹脂と
しては、液状樹脂を使用することもできる。ここでいう
混合粉末とは、磁粉と液状樹脂の混合物を含めていうも
のとする。
【0037】エポキシ樹脂粉末のような熱硬化性樹脂の
割合は、3〜5重量%とすることが好ましい。3重量%
より小さいと、接合強度が低いリング磁石となることが
ある。また、5重量%よりも大きいと、磁粉の割合が低
下するため、リング磁石の磁気的特性が低下する。
【0038】次いで、前記電磁コイル40に通電すれ
ば、該電磁コイル40内に磁場が発生し、これによりマ
ンドレル20が励磁されて磁気を帯びる。これに応じ、
インサート部材16およびロータシャフト24も励磁さ
れて磁気を帯びる。その結果、例えば、ロータシャフト
24がN極となり、インサート部材16がS極となる。
この場合には、ロータシャフト24からインサート部材
16へ指向する磁場が発生する。すなわち、磁場の方向
は遠心方向である。このような磁場が発生する結果、キ
ャビテイ30に充填された混合粉末42中の磁粉の磁区
の方向が遠心方向に揃う。すなわち、磁区が遠心方向に
配向される。
【0039】この状態で、図3に要部を拡大して示すよ
うに、図示しない前記昇降装置のロッドを下降付勢する
ことにより上側パンチ28bをキャビテイ30に挿入す
る。この際、押止部材36はダミー38とロータシャフ
ト24とを押圧する。さらに該上側パンチ28bを下方
へ変位せしめる場合には、図示しない前記コイルスプリ
ングが収縮することにより、押止部材36が上側パンチ
28b内で上方に変位せしめられる。したがって、押止
部材36が上側パンチ28bの下方への変位を妨げるこ
とはない。
【0040】上側パンチ28bをキャビテイ30に挿入
した後、さらに下方へ変位せしめる際には、下側パンチ
28aを確実に固定位置決めせしめる。この固定位置決
めは、前記昇降装置32のロッド34を停止位置決めす
ることにより達成される。
【0041】この際に、混合粉末42が下側パンチ28
aおよび上側パンチ28bから押圧されることにより該
混合粉末42が圧縮成形され、図3に示すように、ロー
タシャフト24の外周面にリング状成形体44が形成さ
れる。なお、前記圧縮成形の際には、ロータシャフト2
4は押止部材36およびマンドレル20により堅牢に支
持される。また、下側パンチ28aはガイド部材31に
よって堅牢に支持されているので、この圧縮成形の最中
に下方へ変位することはない。
【0042】次いで、図示しない前記昇降装置のロッド
を上昇付勢して上側パンチ28bを金型14から離脱せ
しめる。これによりロータシャフト24が解放され、金
型14の内部から取り出すことが可能となる。
【0043】このようにしてロータシャフト24の外周
面に形成されたリング状成形体44中の熱硬化性樹脂
を、次いで、加熱処理することにより硬化せしめる(工
程S2)。これによりリング状成形体44を硬化せし
め、ロータシャフト24に接合せしめるとともにリング
磁石とする。
【0044】この加熱処理の際には、ロータシャフト2
4を加熱し、該ロータシャフト24から伝達された熱で
リング状成形体44を昇温せしめることが好ましい。こ
のように昇温せしめることにより、該リング状成形体4
4は、ロータシャフト24との接触界面側から該リング
状成形体44の外周面側に指向して硬化される。
【0045】ロータシャフト24の加熱は、例えば、図
4に示すように、本実施の形態に係るロータ製造装置4
6によって、ロータシャフト24の昇温速度等を制御せ
しめながら行うことができる。
【0046】このロータ製造装置46は、熱電対48
と、加熱制御機構50と、加熱ヒータ52とを備え、熱
電対48と加熱制御機構50とはリード線54aを介し
て接続されており、かつ、加熱制御機構50と加熱ヒー
タ52とはリード線54b、54cを介して接続されて
いる。また、加熱制御機構50は、図示しない電源に接
続されていることは勿論である。この電源から加熱制御
機構50に通電せしめることにより、該加熱制御機構5
0が付勢される。
【0047】図4に示すように、加熱ヒータ52はロー
タシャフト24の軸26に形成された孔部26cに挿入
されている。また、熱電対48はロータシャフト24と
リング状成形体44との接触界面近傍のロータシャフト
24側に当接されており、この箇所の温度を検知する。
そして、この熱電対48により検知された温度に基づい
て、加熱制御機構50が、該加熱制御機構50に設定さ
れた加熱処理条件(昇温速度や加熱処理温度、保持時
間)に従うように加熱ヒータ52を制御しながら発熱せ
しめる。
【0048】すなわち、加熱制御機構50は、所定時間
当たりのロータシャフト24の温度差を実昇温速度に換
算し、例えば、実昇温速度が設定された昇温速度よりも
速い場合には、加熱ヒータ52の発熱の度合いを小さく
する。そして、ロータシャフト24の温度が設定された
加熱処理温度に到達した際には、設定された保持時間の
間、この加熱処理温度が保持されるように加熱ヒータ5
2の発熱の度合いを制御し、以後は加熱ヒータ52の発
熱を停止せしめる。
【0049】このように、ロータシャフト24の昇温速
度や加熱処理温度、保持時間等を加熱処理条件として加
熱制御機構50に設定することにより、加熱ヒータ52
の発熱は、設定された昇温速度でロータシャフト24が
昇温され、加熱処理温度に到達した際にはその加熱処理
温度を保持し、保持時間終了後は加熱を終了せしめるよ
うに制御される。
【0050】なお、ロータシャフト24が昇温された場
合、熱は速やかに該ロータシャフト24からリング状成
形体44に伝達される。したがって、ロータシャフト2
4の昇温速度や加熱処理温度は、実質的にはリング状成
形体44の昇温速度や加熱処理温度とみなすことができ
る。
【0051】ロータシャフト24の昇温速度、すなわ
ち、リング状成形体44の昇温速度は20℃/分以上と
することが好ましい。このような昇温速度でリング状成
形体44を昇温した場合、熱硬化性樹脂量の割合が3重
量%程度であっても、優れた強度を有するリング磁石が
得られる。20℃/分よりも遅いと、強度が低いリング
磁石となることがある。
【0052】また、リング状成形体44の加熱処理温度
は、混合された熱硬化性樹脂が硬化する温度に設定すれ
ばよい。例えば、エポキシ樹脂粉末が混合されている場
合には加熱処理温度を200℃とし、保持時間を5分程
度とすればよい。
【0053】上記したように、この加熱処理の際には、
リング状成形体44は、ロータシャフト24との接触界
面側から該リング状成形体44の外周面側に指向して硬
化される。このため、加熱処理の際に、ロータシャフト
24とリング状成形体44との間に間隙が生じることが
ない。したがって、加熱処理に伴って該リング状成形体
44がロータシャフト24に接合されるとともに該リン
グ状成形体44がリング磁石となることにより得られた
ロータにおいては、ロータシャフト24とリング磁石と
が互いに強固に接合されている。
【0054】このように、リング状成形体44を、ロー
タシャフト24との接触界面側から外周面側に指向して
硬化せしめることにより、該リング状成形体44中の熱
硬化性樹脂の割合が低い場合であっても、ロータシャフ
ト24とリング磁石とが互いに強固に接合され、該リン
グ磁石の強度が優れたロータが製造されるに至る。
【0055】なお、上記した実施の形態においては、ロ
ータシャフト24の加熱を、該ロータシャフト24の軸
26に形成された孔部26cに挿入された加熱ヒータ5
2により行ったが、加熱方法は特にこれに限定されるも
のではない。
【0056】また、磁場成形装置10による混合粉末の
圧縮成形の際に、ロータシャフト24やマンドレル20
をN極とし、インサート部材16をS極としたが、ロー
タシャフト24やマンドレル20をS極とし、インサー
ト部材16をN極としてもよい。
【0057】
【実施例】磁粉としてのSm−Fe−N合金粉末とエポ
キシ樹脂粉末とを種々の割合で混合し、図1に示した磁
場成形装置10を使用して、ロータシャフト24の外周
面にリング状成形体44を形成した。そして、前記ロー
タシャフト24の軸26の孔部26cに、加熱制御機構
50に接続された加熱ヒータ52を挿入し、この加熱ヒ
ータ52により種々の昇温速度で200℃までロータシ
ャフト24を昇温せしめ、昇温後は60分保持してロー
タを製造した。そして、これらのロータについてせん断
試験を行い、各ロータのせん断強度を測定した。結果を
図5に示す。なお、図5において、●はロータシャフト
24とリング磁石との接合強度が充分でなくせん断強度
が測定できなかったもの、○は15.0MPaのせん断
強度を示したもの、◎は20.2MPaのせん断強度を
示したものを表している。
【0058】図5から、エポキシ樹脂粉末の割合が3重
量%未満である場合や、熱硬化性樹脂の混合割合が多い
場合であっても昇温速度が5℃/分以下である際には、
ロータシャフト24とリング磁石の接合強度が充分でな
いことが分かる。また、昇温速度が速くなるほどロータ
のせん断強度が高くなり、20℃/分以上であるときに
は、熱硬化性樹脂の混合割合が3重量%程度であっても
著しく高いせん断強度を有するロータであることが明ら
かである。
【0059】なお、130℃までロータシャフト24を
昇温せしめた以外は上記と同様にしてロータを製造した
後にせん断強度の測定を行ったところ、図5と略同様の
結果が得られた。このことから、昇温速度を速くするこ
とによってせん断強度の高いロータが得られることが諒
解される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るロー
タの製造方法によれば、リング状成形体をロータシャフ
トの外周面に直接形成するので、リング磁石をロータシ
ャフトの外周面に嵌合および接合せしめるという煩雑な
作業が不要となる。したがって、ロータの製造時間を著
しく短縮することができる。
【0061】また、リング状成形体をロータシャフトと
の接触界面側から外周面側に指向して硬化せしめるの
で、該リング状成形体がSm−Fe−N合金からなる場
合等、ロータシャフトと熱膨張係数に差があるリング状
成形体を硬化せしめてリング磁石とする場合であって
も、該リング状成形体とロータシャフトとの間に間隙を
生じせしめることなく両者を良好に接合することができ
る。したがって、ロータが効率よく生産されるとともに
ロータの製造コストが低減される。
【0062】さらに、本発明に係るロータの製造方法に
よれば、従来技術に係るロータの製造方法よりも、リン
グ磁石の原料である熱硬化性樹脂の混合割合を低減せし
めることができる。すなわち、磁粉の混合割合を高める
ことができるので、リング磁石の磁気的特性が向上す
る。したがって、高性能のロータが得られるという効果
を奏する。
【0063】また、本発明に係るロータ製造装置によれ
ば、ロータシャフトの外周面に形成されたリング状成形
体を、前記ロータシャフトとの接触界面側から該リング
状成形体の外周面側に指向して硬化せしめることができ
る。これにより、該リング状成形体とロータシャフトと
が互いに接合する際に、間隙が生じることを回避するこ
とができる。したがって、リング磁石がロータシャフト
に強固に接合されてなるロータが得られるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るロータの製造方法のフロー
チャートである。
【図2】ロータシャフトの外周面にリング状成形体を作
製する際に使用される磁場成形装置の概略縦断面図であ
る。
【図3】図2の磁場成形装置によりロータシャフトの外
周面にリング状成形体が形成された状態を示す要部拡大
縦断面図である。
【図4】本実施の形態に係るロータ製造装置を使用して
ロータシャフトを加熱している状態を示す要部拡大縦断
面図である。
【図5】昇温速度および熱硬化性樹脂の混合割合と、ロ
ータのせん断強度との関係を説明するグラフである。
【符号の説明】
10…磁場成形装置 14…金型 20…マンドレル 24…ロータシ
ャフト 26…軸 26c…孔部 28a、28b…パンチ 30…キャビテ
イ 40…電磁コイル 42…混合粉末 44…リング状成形体 46…ロータ製
造装置 48…熱電対 50…加熱制御
機構 52…加熱ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 敏行 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H621 HH01 JK01 JK17 5H622 CA01 CA05 DD04 PP01 PP20 QA02 QA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータシャフトの外周面に、磁粉と熱硬化
    性樹脂からなる混合粉末を圧縮成形してリング状成形体
    を形成し、 次いで、前記ロータシャフトを加熱し、前記ロータシャ
    フトから伝達された熱で前記リング状成形体を昇温せし
    めることによって前記リング状成形体中の熱硬化性樹脂
    を前記ロータシャフトと該リング状成形体との接触界面
    側から該リング状成形体の外周面側に指向して硬化せし
    め、前記ロータシャフトに該リング状成形体を接合する
    とともに該リング状成形体をリング磁石とすることを特
    徴とするロータの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のロータの製造方法におい
    て、 ロータシャフトとして中空部を有するものを用い、か
    つ、前記中空部に加熱ヒータを挿入し、前記加熱ヒータ
    により前記ロータシャフトを加熱することを特徴とする
    ロータの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のロータの製造方法
    において、 前記磁粉としてSm−Fe−N合金粉末を使用し、か
    つ、前記混合粉末中の熱硬化性樹脂の割合を3〜5重量
    %とすることを特徴とするロータの製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載のロー
    タの製造方法において、 前記加熱ヒータに加熱制御手段を接続し、前記加熱制御
    手段により前記リング状成形体の昇温速度を20℃/分
    以上に制御しながら前記ロータシャフトを加熱すること
    を特徴とするロータの製造方法。
  5. 【請求項5】ロータシャフトまたは該ロータシャフトの
    外周面に形成された磁粉と熱硬化性樹脂からなる混合粉
    末が圧縮成形されてなるリング状成形体の温度を検知す
    る温度検知器と、 前記温度検知器に接続された加熱制御手段と、 前記加熱制御手段に接続され、前記ロータシャフトの軸
    の内部に挿入される加熱ヒータと、 を備えることを特徴とするロータ製造装置。
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