JP2001178081A - 電気モータ - Google Patents
電気モータInfo
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- JP2001178081A JP2001178081A JP36140399A JP36140399A JP2001178081A JP 2001178081 A JP2001178081 A JP 2001178081A JP 36140399 A JP36140399 A JP 36140399A JP 36140399 A JP36140399 A JP 36140399A JP 2001178081 A JP2001178081 A JP 2001178081A
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- recess
- recesses
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/20—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with channels or ducts for flow of cooling medium
- H02K5/203—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with channels or ducts for flow of cooling medium specially adapted for liquids, e.g. cooling jackets
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高放熱性を持ちかつ低コストなフレームを有
する電気モータを提供する。 【解決手段】 フレーム15は、ステータコアを収容す
るための円筒状ボア23を有しかつこのボアの軸線に対
し直角な横断面の外形がほぼ矩形を呈する鋳造ブロック
18を備えている。鋳造ブロック18は、冷却媒体循環
路を形成するための鋳造された凹部37、40、43で
あってかつ鋳造ブロック18の上面および下面から下面
および上面にそれぞれ向かう方向へ延在する凹部37、
40の群および凹部43の群を有する。
する電気モータを提供する。 【解決手段】 フレーム15は、ステータコアを収容す
るための円筒状ボア23を有しかつこのボアの軸線に対
し直角な横断面の外形がほぼ矩形を呈する鋳造ブロック
18を備えている。鋳造ブロック18は、冷却媒体循環
路を形成するための鋳造された凹部37、40、43で
あってかつ鋳造ブロック18の上面および下面から下面
および上面にそれぞれ向かう方向へ延在する凹部37、
40の群および凹部43の群を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、電気コイ
ルを備えたステータコアおよびこのステータコアを支持
するフレームを備えた電気モータに関し、特に、フレー
ムの内部に冷却液等の冷却媒体の循環路を設けた電気モ
ータに関するものである。
ルを備えたステータコアおよびこのステータコアを支持
するフレームを備えた電気モータに関し、特に、フレー
ムの内部に冷却液等の冷却媒体の循環路を設けた電気モ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気モータとしては、例
えば特開平11−69672号公報に記載されたものが
ある。この電気モータにおいては、ステータコアを支持
するフレームは、筒壁を有するアウターフレームと、こ
のアウターフレームの筒壁内に挿入されてステータコア
を支持するインナーフレームと、インナーフレームの両
端部外周に装着されたシール部材とを主たる構成部材と
している。インナーフレームにはその外周の全域にわた
り1本の溝が形成されおり、この溝によって、アウター
フレームの内周とインナーフレームの外周との間に1本
の冷却媒体の循環路が形成されており、冷却媒体の外部
への漏出は上記のシール部材によって防止される。
えば特開平11−69672号公報に記載されたものが
ある。この電気モータにおいては、ステータコアを支持
するフレームは、筒壁を有するアウターフレームと、こ
のアウターフレームの筒壁内に挿入されてステータコア
を支持するインナーフレームと、インナーフレームの両
端部外周に装着されたシール部材とを主たる構成部材と
している。インナーフレームにはその外周の全域にわた
り1本の溝が形成されおり、この溝によって、アウター
フレームの内周とインナーフレームの外周との間に1本
の冷却媒体の循環路が形成されており、冷却媒体の外部
への漏出は上記のシール部材によって防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の電気モータの
フレームは、低コスト、軽量、高放熱性の観点から、一
般的に、鋳造用アルミニウム材を用いて鋳造される。特
開平11−69672号公報に記載のフレーム構造は、
冷却媒体がステータコアの外周の全域にわたり循環する
ため高放熱性が得られるものの、外周に溝を有したイン
ナーフレームの鋳造型が複雑となるため、コストが高く
なる。
フレームは、低コスト、軽量、高放熱性の観点から、一
般的に、鋳造用アルミニウム材を用いて鋳造される。特
開平11−69672号公報に記載のフレーム構造は、
冷却媒体がステータコアの外周の全域にわたり循環する
ため高放熱性が得られるものの、外周に溝を有したイン
ナーフレームの鋳造型が複雑となるため、コストが高く
なる。
【0004】この出願の発明は、高放熱性を持ちかつ低
コストのフレームを備えた電気モータを提供することを
目的とする。
コストのフレームを備えた電気モータを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1発明
は、電気コイルを備えたステータコアおよびこのステー
タコアを支持するフレームを備え、このフレームには冷
却媒体循環路が備わっている電気モータにおいて、前記
フレームは、前記ステータコアを収容するための円筒状
ボアを有しかつこのボアの軸線に対し直角な横断面の外
形がほぼ矩形を呈する鋳造ブロックを備えており、前記
鋳造ブロックは、前記冷却媒体循環路を形成するための
鋳造された凹部であってかつ鋳造ブロックの互いに対抗
する一対の表面の各々から対抗する表面に向かう方向へ
延在する凹部群を有していることを特徴とする電気モー
タである。
は、電気コイルを備えたステータコアおよびこのステー
タコアを支持するフレームを備え、このフレームには冷
却媒体循環路が備わっている電気モータにおいて、前記
フレームは、前記ステータコアを収容するための円筒状
ボアを有しかつこのボアの軸線に対し直角な横断面の外
形がほぼ矩形を呈する鋳造ブロックを備えており、前記
鋳造ブロックは、前記冷却媒体循環路を形成するための
鋳造された凹部であってかつ鋳造ブロックの互いに対抗
する一対の表面の各々から対抗する表面に向かう方向へ
延在する凹部群を有していることを特徴とする電気モー
タである。
【0006】この出願の請求項2の発明は、前記凹部群
は、軸方向において前記ステータの外周側に位置しかつ
互いに直列に連通した複数の凹部およびこれら凹部に対
して冷却媒体を導入出するための一対の凹部を含んでい
ることを特徴とする請求項1に記載の電気モータであ
る。
は、軸方向において前記ステータの外周側に位置しかつ
互いに直列に連通した複数の凹部およびこれら凹部に対
して冷却媒体を導入出するための一対の凹部を含んでい
ることを特徴とする請求項1に記載の電気モータであ
る。
【0007】この出願の請求項3の発明は、前記フレー
ムは、前記鋳造ブロックの前記一対の表面の各々に固定
された蓋板および前記凹部内に配設された循環路限定部
材を更に備えており、前記冷却媒体循環路は、前記鋳造
ブロック、前記蓋板および前記循環路限定部材によって
限定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気
モータである。
ムは、前記鋳造ブロックの前記一対の表面の各々に固定
された蓋板および前記凹部内に配設された循環路限定部
材を更に備えており、前記冷却媒体循環路は、前記鋳造
ブロック、前記蓋板および前記循環路限定部材によって
限定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気
モータである。
【0008】この出願の請求項4の発明は、前記電気モ
ータの軸方向において前記ステータコアの外周側に位置
する前記複数の凹部の底から熱交換促進用フィン群が突
出していることを特徴とする請求項2または請求項3に
記載の電気モータである。
ータの軸方向において前記ステータコアの外周側に位置
する前記複数の凹部の底から熱交換促進用フィン群が突
出していることを特徴とする請求項2または請求項3に
記載の電気モータである。
【0009】この出願の請求項5の発明は、前記鋳造ブ
ロックは前記電気モータの軸方向の一端側に隣接配置さ
れる減速機のケースと一体に鋳造されていることを特徴
とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電気モ
ータである。
ロックは前記電気モータの軸方向の一端側に隣接配置さ
れる減速機のケースと一体に鋳造されていることを特徴
とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電気モ
ータである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの出願の請求項1〜請求
項5の発明に係る電気モータの縦断面図である。図1に
おいて、電気モータ10は自動車の原動機として使用さ
れる3相の双突極型スイッチドリラクタンスモータであ
り、回転自在なシャフト11と、このシャフト11と一
体回転するようにシャフト11に結合されたロータコア
12と、電気コイル13を備えたステータコア14と、
このステータコア14を支持するフレーム15を備えて
いる。
項5の発明に係る電気モータの縦断面図である。図1に
おいて、電気モータ10は自動車の原動機として使用さ
れる3相の双突極型スイッチドリラクタンスモータであ
り、回転自在なシャフト11と、このシャフト11と一
体回転するようにシャフト11に結合されたロータコア
12と、電気コイル13を備えたステータコア14と、
このステータコア14を支持するフレーム15を備えて
いる。
【0011】シャフト11は、中空であり、その両端部
にてボールベアリング16および17を介してフレーム
15に支持されている。
にてボールベアリング16および17を介してフレーム
15に支持されている。
【0012】ロータコア12およびステータコア14の
それぞれは、軟磁性鋼板を多数枚積層して構成されてい
る。
それぞれは、軟磁性鋼板を多数枚積層して構成されてい
る。
【0013】フレーム15は、鋳造用アルミニウム材を
用いて鋳造された鋳造ブロック18を備えている。この
鋳造ブロック18の一端(図1で左端)にはボールベア
リング16を介してシャフト11の一端を支持するブラ
ケット19が結合されて一体化されている。また、鋳造
ブロック18の他端(図1で右端)には、ボールベアリ
ング17を介してシャフト11の他端を支持するブラケ
ット20と、シャフト11の回転を減速して車輪側へ伝
達する減速機21のケース22が一体に形成されてい
る。
用いて鋳造された鋳造ブロック18を備えている。この
鋳造ブロック18の一端(図1で左端)にはボールベア
リング16を介してシャフト11の一端を支持するブラ
ケット19が結合されて一体化されている。また、鋳造
ブロック18の他端(図1で右端)には、ボールベアリ
ング17を介してシャフト11の他端を支持するブラケ
ット20と、シャフト11の回転を減速して車輪側へ伝
達する減速機21のケース22が一体に形成されてい
る。
【0014】図2は、フレーム15の横断面を示す。こ
の図2に示されるように、鋳造ブロック18はステータ
コア14を収容するための円筒状ボア23を有しかつこ
の円筒状ボア23の軸線に対し直角な横断面の外形がぼ
ぼ矩形を呈している。円筒状ボア23は、鋳造ブロック
18に鋳込まれた鋼管24により形成されている。鋼管
24は、機械構造用鋼管を所定長さに切断して形成され
たものであり、ステータコア14は鋼管24の内側に圧
入されている。
の図2に示されるように、鋳造ブロック18はステータ
コア14を収容するための円筒状ボア23を有しかつこ
の円筒状ボア23の軸線に対し直角な横断面の外形がぼ
ぼ矩形を呈している。円筒状ボア23は、鋳造ブロック
18に鋳込まれた鋼管24により形成されている。鋼管
24は、機械構造用鋼管を所定長さに切断して形成され
たものであり、ステータコア14は鋼管24の内側に圧
入されている。
【0015】図3は、図2に示される上蓋板25を取り
除いた状態にて鋳造ブロック18を上方から見た図であ
る。図4は、図2に示される下蓋板26を取り除いた状
態にて鋳造ブロック18を下方から見た図である。図5
は、図3に示される循環路限定部材27、28を取り除
いた状態にて鋳造ブロック18を上方から見た図であ
る。図6は、図4に示される循環路限定部材29〜34
を取り除いた状態にて鋳造ブロック18を下方から見た
図である。図2〜図6に示されるように、鋳造ブロック
18は、その上面66から下面67に向かう方向へ延在
する凹部35〜40からなる凹部群と、下面67から上
面66に向かう方向へ延在する凹部41〜43からなる
凹部群が、共に鋳造によって形成されている。
除いた状態にて鋳造ブロック18を上方から見た図であ
る。図4は、図2に示される下蓋板26を取り除いた状
態にて鋳造ブロック18を下方から見た図である。図5
は、図3に示される循環路限定部材27、28を取り除
いた状態にて鋳造ブロック18を上方から見た図であ
る。図6は、図4に示される循環路限定部材29〜34
を取り除いた状態にて鋳造ブロック18を下方から見た
図である。図2〜図6に示されるように、鋳造ブロック
18は、その上面66から下面67に向かう方向へ延在
する凹部35〜40からなる凹部群と、下面67から上
面66に向かう方向へ延在する凹部41〜43からなる
凹部群が、共に鋳造によって形成されている。
【0016】凹部35と凹部41は上下方向の通孔44
により連通され、凹部36と凹部42は上下方向の通孔
45により連通され、凹部37と凹部43は上下方向の
通孔46により連通され、凹部38と凹部41は上下方
向の通孔47により連通され、凹部39と凹部42は上
下方向の通孔48により連通され、凹部40と凹部43
は上下方向の通孔49により連通されている。通孔44
〜49は、鋼管24の半径方向外側に位置していて、何
れも鋳造により形成されている。
により連通され、凹部36と凹部42は上下方向の通孔
45により連通され、凹部37と凹部43は上下方向の
通孔46により連通され、凹部38と凹部41は上下方
向の通孔47により連通され、凹部39と凹部42は上
下方向の通孔48により連通され、凹部40と凹部43
は上下方向の通孔49により連通されている。通孔44
〜49は、鋼管24の半径方向外側に位置していて、何
れも鋳造により形成されている。
【0017】また、凹部35と凹部36は鋳造ブロック
18の上面に形成された凹部50により連通されてお
り、凹部39と凹部40は鋳造ブロック18の上面に形
成された凹部51により連通されている。
18の上面に形成された凹部50により連通されてお
り、凹部39と凹部40は鋳造ブロック18の上面に形
成された凹部51により連通されている。
【0018】更に、鋳造ブロック18の上面66には、
鋳造ブロック18に取り付けられた冷却媒体入口52に
連通する凹部53と、鋳造ブロック18に取り付けられ
た冷却媒体出口54および凹部38に連通する凹部55
が形成されている。凹部50、51、53、55も鋳造
により形成されている。
鋳造ブロック18に取り付けられた冷却媒体入口52に
連通する凹部53と、鋳造ブロック18に取り付けられ
た冷却媒体出口54および凹部38に連通する凹部55
が形成されている。凹部50、51、53、55も鋳造
により形成されている。
【0019】凹部35〜40のそれぞれの底からは熱交
換促進用フィン群56〜61が突出し、同様に凹部41
〜43のそれぞれの底からは熱交換促進用フィン群62
〜64が突出している。熱交換促進用フィン群56〜6
4のそれぞれは、円筒状ボア23の周方向に延在する4
つのフィンからなっており、鋳造によって形成されてい
る。
換促進用フィン群56〜61が突出し、同様に凹部41
〜43のそれぞれの底からは熱交換促進用フィン群62
〜64が突出している。熱交換促進用フィン群56〜6
4のそれぞれは、円筒状ボア23の周方向に延在する4
つのフィンからなっており、鋳造によって形成されてい
る。
【0020】図3に示されるように、凹部35、36、
37内には上蓋板25に固定された循環路限定部材27
が配設され、凹部38、39、40内には上蓋板25に
固定された循環路限定部材28が配設されている。図2
に示されるように、循環路限定部材27の横断面はほぼ
三角形であり、上蓋板25の内面に当接する平面と、熱
交換促進用フィン群56〜58の頂部に近接して熱交換
促進用フィン群56〜58を構成する各フィンの両側を
円筒状ボア23の周方向に延在する多数の流路を限定す
る円弧面と、鋳造ブロック18の内面に近接する平面を
有している。循環路限定部材28の横断面もほぼ三角形
であり、上蓋板25の内面に当接する平面と、熱交換促
進用フィン群59〜61の頂部に近接して熱交換促進用
フィン群59〜61を構成する各フィンの両側を円筒状
ボア23の周方向に延在する多数の流路を限定する円弧
面と、鋳造ブロック18の内面に近接する平面を有して
いる。図2および図3に示されるように、循環路限定部
材27の上蓋板25に接する平面には、凹部53および
凹部37と連通する凹部65が設けられている。循環路
限定部材27、28は、鋳造用アルミニウム材を用いて
鋳造により形成されているが、樹脂材料により形成する
こととしても良い。
37内には上蓋板25に固定された循環路限定部材27
が配設され、凹部38、39、40内には上蓋板25に
固定された循環路限定部材28が配設されている。図2
に示されるように、循環路限定部材27の横断面はほぼ
三角形であり、上蓋板25の内面に当接する平面と、熱
交換促進用フィン群56〜58の頂部に近接して熱交換
促進用フィン群56〜58を構成する各フィンの両側を
円筒状ボア23の周方向に延在する多数の流路を限定す
る円弧面と、鋳造ブロック18の内面に近接する平面を
有している。循環路限定部材28の横断面もほぼ三角形
であり、上蓋板25の内面に当接する平面と、熱交換促
進用フィン群59〜61の頂部に近接して熱交換促進用
フィン群59〜61を構成する各フィンの両側を円筒状
ボア23の周方向に延在する多数の流路を限定する円弧
面と、鋳造ブロック18の内面に近接する平面を有して
いる。図2および図3に示されるように、循環路限定部
材27の上蓋板25に接する平面には、凹部53および
凹部37と連通する凹部65が設けられている。循環路
限定部材27、28は、鋳造用アルミニウム材を用いて
鋳造により形成されているが、樹脂材料により形成する
こととしても良い。
【0021】図4に示されるように、凹部41〜43内
には循環路限定部材29〜34が配設されている。循環
路限定部材29〜34は、鋼板材にプレス加工を施すこ
とにより形成されているが、樹脂材料により形成するこ
ととしても良く、図2に示されるように、熱交換促進用
フィン群62〜64の頂部に近接して熱交換促進用フィ
ン群62〜64を構成する各フィンの両側を円筒状ボア
23の周方向に延在する多数の流路を限定する円弧状壁
を有している。
には循環路限定部材29〜34が配設されている。循環
路限定部材29〜34は、鋼板材にプレス加工を施すこ
とにより形成されているが、樹脂材料により形成するこ
ととしても良く、図2に示されるように、熱交換促進用
フィン群62〜64の頂部に近接して熱交換促進用フィ
ン群62〜64を構成する各フィンの両側を円筒状ボア
23の周方向に延在する多数の流路を限定する円弧状壁
を有している。
【0022】上蓋板25および下蓋板26は鋼板材から
形成されており、ボルトにより鋳造ブロック18に固定
されている。上蓋板25の上には、電気モータ10の通
電を制御するインバータ等が取付けられる。
形成されており、ボルトにより鋳造ブロック18に固定
されている。上蓋板25の上には、電気モータ10の通
電を制御するインバータ等が取付けられる。
【0023】冷却媒体入口52にはポンプによりリザー
バタンクの冷却媒体、例えば水が供給される。冷却媒体
入口52に供給された冷却媒体は、凹部53−凹部65
−凹部37−通孔46−凹部43−通孔49−凹部40
−凹部51−凹部39−通孔48−凹部42−通孔45
−凹部36−凹部50−凹部35−通孔44−凹部41
−通孔47−凹部38−凹部55を順次流れて冷却媒体
出口54からリザーバタンクへ戻る。電気モータ10の
作動中における電気コイル13の発熱は、主にステータ
コア14と鋼管24を介して鋳造ブロック18に伝達
し、更に鋳造ブロック18内を循環している冷却媒体に
伝達して冷却媒体と共に外部へ放出される。冷却媒体
は、鋳造ブロック18の内部を、ステータコア14の外
周の全域にわたって循環するものであり、また冷却媒体
が流れる凹部35〜43の底には熱交換促進用フィン群
56〜64が存在するので、放熱性は高いものである。
バタンクの冷却媒体、例えば水が供給される。冷却媒体
入口52に供給された冷却媒体は、凹部53−凹部65
−凹部37−通孔46−凹部43−通孔49−凹部40
−凹部51−凹部39−通孔48−凹部42−通孔45
−凹部36−凹部50−凹部35−通孔44−凹部41
−通孔47−凹部38−凹部55を順次流れて冷却媒体
出口54からリザーバタンクへ戻る。電気モータ10の
作動中における電気コイル13の発熱は、主にステータ
コア14と鋼管24を介して鋳造ブロック18に伝達
し、更に鋳造ブロック18内を循環している冷却媒体に
伝達して冷却媒体と共に外部へ放出される。冷却媒体
は、鋳造ブロック18の内部を、ステータコア14の外
周の全域にわたって循環するものであり、また冷却媒体
が流れる凹部35〜43の底には熱交換促進用フィン群
56〜64が存在するので、放熱性は高いものである。
【0024】鋳造ブロック18に備わった凹部35〜4
3、50、51、53、55、通孔44〜49、熱交換
促進用フィン群56〜64は、鋳造ブロック18の鋳造
用の上下方向に開かれる上型および下型によって形成す
ることができ、鋳造ブロック18と減速機21のケース
22が一体である場合に有利である。また、上蓋板2
5、下蓋板26、循環路限定部材27〜34も安価に製
造することができる。
3、50、51、53、55、通孔44〜49、熱交換
促進用フィン群56〜64は、鋳造ブロック18の鋳造
用の上下方向に開かれる上型および下型によって形成す
ることができ、鋳造ブロック18と減速機21のケース
22が一体である場合に有利である。また、上蓋板2
5、下蓋板26、循環路限定部材27〜34も安価に製
造することができる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の発明
に係る電気モータにおいては、フレームは、ステータコ
アを収容するための円筒状ボアを有しかつこのボアの軸
線に対し直角な横断面の外形がほぼ矩形を呈する鋳造ブ
ロックを備えており、鋳造ブロックは、冷却媒体循環路
を形成するための鋳造された凹部であってかつ鋳造ブロ
ックの互いに対抗する一対の表面の各々から対抗する表
面に向かう方向へ延在する凹部群を有していることか
ら、高放熱性を持ちかつ低コストとすることができる。
に係る電気モータにおいては、フレームは、ステータコ
アを収容するための円筒状ボアを有しかつこのボアの軸
線に対し直角な横断面の外形がほぼ矩形を呈する鋳造ブ
ロックを備えており、鋳造ブロックは、冷却媒体循環路
を形成するための鋳造された凹部であってかつ鋳造ブロ
ックの互いに対抗する一対の表面の各々から対抗する表
面に向かう方向へ延在する凹部群を有していることか
ら、高放熱性を持ちかつ低コストとすることができる。
【図1】この出願の発明に係る電気モータの縦断面図で
ある。
ある。
【図2】図1中のフレームの横断面図である。
【図3】図2に示される上蓋板を取り除いた状態にて鋳
造ブロックを上方から見た図である。
造ブロックを上方から見た図である。
【図4】図2に示される下蓋板を取り除いた状態にて鋳
造ブロックを下方から見た図である。
造ブロックを下方から見た図である。
【図5】図3に示される循環路限定部材を取り除いた状
態にて鋳造ブロックを上方から見た図である。
態にて鋳造ブロックを上方から見た図である。
【図6】図4に示される循環路限定部材を取り除いた状
態にて鋳造ブロックを下方から見た図である。
態にて鋳造ブロックを下方から見た図である。
10・・・電気モータ 11・・・シャフト 12・・・ロータコア 13・・・電気コイル 14・・・ステータコア 15・・・フレーム 18・・・鋳造ブロック 22・・・減速機のケース 25・・・上蓋板 26・・・下蓋板 27〜34・・・循環路限定部材 35〜43、53、55、65・・・凹部 56〜64・・・熱交換促進用フィン群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸嶋 裕基 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5H605 AA01 BB05 CC01 DD13 5H609 BB03 PP02 PP05 QQ04 QQ10 QQ18 RR01 RR33 RR37 RR39 RR43 RR46 RR53 RR63
Claims (5)
- 【請求項1】 電気コイルを備えたステータコアおよび
このステータコアを支持するフレームを備え、このフレ
ームには冷却媒体循環路が備わっている電気モータにお
いて、 前記フレームは、前記ステータコアを収容するための円
筒状ボアを有しかつこのボアの軸線に対し直角な横断面
の外形がほぼ矩形を呈する鋳造ブロックを備えており、 前記鋳造ブロックは、前記冷却媒体循環路を形成するた
めの鋳造された凹部であってかつ鋳造ブロックの互いに
対抗する一対の表面の各々から対抗する表面に向かう方
向へ延在する凹部群を有していることを特徴とする電気
モータ。 - 【請求項2】 前記凹部群は、軸方向において前記ステ
ータの外周側に位置しかつ互いに直列に連通した複数の
凹部およびこれら凹部に対して冷却媒体を導入出するた
めの一対の凹部を含んでいることを特徴とする請求項1
に記載の電気モータ。 - 【請求項3】 前記フレームは、前記鋳造ブロックの前
記一対の表面の各々に固定された蓋板および前記凹部内
に配設された循環路限定部材を更に備えており、 前記冷却媒体循環路は、前記鋳造ブロック、前記蓋板お
よび前記循環路限定部材によって限定されていることを
特徴とする請求項2に記載の電気モータ。 - 【請求項4】 前記電気モータの軸方向において前記ス
テータコアの外周側に位置する前記複数の凹部の底から
熱交換促進用フィン群が突出していることを特徴とする
請求項2または請求項3に記載の電気モータ。 - 【請求項5】 前記鋳造ブロックは前記電気モータの軸
方向の一端側に隣接配置される減速機のケースと一体に
鋳造されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の
何れか1項に記載の電気モータ。
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