JP2001177693A - データ通信装置およびその制御方法 - Google Patents

データ通信装置およびその制御方法

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JP2001177693A
JP2001177693A JP36034799A JP36034799A JP2001177693A JP 2001177693 A JP2001177693 A JP 2001177693A JP 36034799 A JP36034799 A JP 36034799A JP 36034799 A JP36034799 A JP 36034799A JP 2001177693 A JP2001177693 A JP 2001177693A
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JP36034799A
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Yuichi Kondo
勇一 近藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファクシミリ待機状態において、直前に設定さ
れたブック原稿の読取サイズを容易に知ることができ、
さらにブック原稿の読取サイズを選択する操作が容易で
あるデータ通信装置を提供することを目的とするもので
ある。 【解決手段】選択された原稿サイズを記憶し、ブック原
稿送信待機状態であるか否かを検出し、ブック原稿送信
待機状態を検出すると、ブック原稿送信待機状態である
ことを表示し、原稿サイズが選択されていなければ、ブ
ック読取手段が読み取り可能な最大の原稿サイズを表示
手段に表示させ、一方、原稿サイズが選択されていれ
ば、選択されている原稿サイズを表示手段に表示させ、
表示されている原稿サイズでブック原稿を、ブック読取
手段に読み取らせ、読み取ったデータを通信手段に送信
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信装置お
よびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ通信装置において、送信す
る原稿がシート状である場合に、このシート原稿を自動
送りし、このシート原稿を順次読取ることができるAD
F読取機能を備えているファクシミリ装置が知られてい
る。また、このADF読取機能は、シート原稿のサイズ
を自動認識する機能を備えている。ADF読取機能を備
えているファクシミリ装置は、ADFにセットされたシ
ート原稿のサイズを自動認識し、認識した原稿サイズに
従って、シート原稿を読み取り、読み込まれたシート原
稿のデータを、指定された宛先に送信する装置である。
【0003】また、近年では、シート状ではない厚手の
原稿や本等を読取ることが可能なブック読取機能を備え
ているファクシミリ装置が提供されている。このファク
シミリ装置は、原稿を読取るための原稿台を備え、さら
にオペレータの操作によって原稿台に置かれた原稿のサ
イズとは無関係に、原稿を読み取るサイズを選択できる
機能を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置において原稿を送信する場合、シート原稿を送信する
ことが多いのでADF読取機能の使用頻度が高い。AD
Fに原稿が置かれると、ADF読取機能を使用する送信
と判断し、原稿読取状態をADF読取状態に設定し、そ
の旨をオペレータに通知するファクシミリ装置が多い。
【0005】シート原稿を送信する場合、まず、原稿を
ADFにセットし、ファクシミリ装置の表示部において
ファクシミリ待機状態であることを確認してから宛先を
ダイヤルし、ファクシミリ送信ボタンを押下する。
【0006】一方、近年においてブック読取機能を備え
ているファクシミリ装置が提供されているので、本等の
ブック原稿の送信をする場合が多くなってきている。
【0007】上記ADF読取機能とブック読取機能とを
備えているファクシミリ装置においてブック原稿を送信
する場合、まず、ブック原稿を原稿台にセットし、ファ
クシミリ装置の表示部にファクシミリ待機状態であるこ
とが表示されていることを確認し、ブック原稿読取サイ
ズ選択ボタンを押下すると、この表示部が、ブック原稿
の読取サイズを選択するための表示を行う。この表示部
において、ブック原稿を、レター、リーガル、11×1
7等のINCH系の原稿サイズで読み取るか、A3、B
4、A4等のAB系の原稿サイズで読み取るか、予め登
録してある登録サイズで読み取るかをオペレータが選択
し、さらに、この中からブック原稿を読み取るサイズを
選択すると、(AB系の原稿サイズを選択したのであれ
ば、A3、B4、A4等のうちから1つのサイズを選択
すると、)この選択された読取サイズが表示部に表示さ
れる。
【0008】この後、ファクシミリ装置の表示部におけ
る表示状態を最初のファクシミリ送信の表示状態に戻
し、宛先をダイヤルし、ファクシミリ送信ボタンを押下
する。このようにすることによって、ファクシミリ装置
が、表示部に表示されている読取サイズにしたがって、
ブック原稿を読み取り、読み込まれたブック原稿のデー
タを指定された宛先に送信する。このように、ブック原
稿を送信する場合、送信するごとに、INCH系、AB
系等の読取サイズの種類を選択し、さらに具体的なサイ
ズを選択するという煩雑な操作を行う。
【0009】上記従来例のデータ通信装置において、本
等のブック原稿の送信をする場合が多くなりつつあるに
もかかわらず、ファクシミリ待機状態におけるブック原
稿の読取サイズを選択する操作を、ブック原稿を送信す
るごとに始めから行わなければならないので、この操作
が煩雑であるという問題がある。
【0010】本発明は、ファクシミリ待機状態におい
て、直前に設定されたブック原稿の読取サイズを容易に
知ることができ、さらにブック原稿の読取サイズを選択
する操作が容易であるデータ通信装置を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信回線を介
して送受信を行う通信手段と、本、厚手の原稿であるブ
ック原稿を読み取るブック読取手段と、シート状の原稿
を自動送りし、読み取るADF読取手段と、上記ブック
原稿を送信するときにおける原稿サイズを選択するブッ
ク原稿サイズ選択手段とを備えたデータ通信装置におい
て、上記選択された原稿サイズを記憶する記憶手段と、
ブック原稿送信待機状態であるか否かを検出する検出手
段と、上記検出手段が上記ブック原稿送信待機状態を検
出すると、上記ブック原稿送信待機状態であることを表
示する表示手段と、上記ブック原稿送信待機状態であっ
て、原稿サイズが選択されていなければ、上記ブック読
取手段が読み取り可能な最大の原稿サイズを上記表示手
段に表示させ、一方、上記ブック原稿サイズ選択手段に
よって原稿サイズが選択されていれば、上記選択されて
いる原稿サイズを上記表示手段に表示させる表示制御手
段と、上記表示されている原稿サイズでブック原稿を、
上記ブック読取手段に読み取らせる読取制御手段と、上
記読み取ったデータを上記通信手段に送信させる送信制
御手段とを有するデータ通信装置である。
【0012】また、本発明は、通信回線を介して送受信
を行う通信段階と、本、厚手の原稿であるブック原稿を
読み取るブック読取段階と、シート状の原稿を自動送り
し、読み取るADF読取段階と、上記ブック原稿を送信
するときにおける原稿サイズを選択するブック原稿サイ
ズ選択段階とを備えたデータ通信装置の制御方法におい
て、上記選択された原稿サイズを記憶する記憶段階と、
ブック原稿送信待機状態であるか否かを検出する検出段
階と、上記検出段階で上記ブック原稿送信待機状態を検
出すると、上記ブック原稿送信待機状態であることを表
示する表示段階と、上記ブック原稿送信待機状態であっ
て、原稿サイズが選択されていなければ、上記ブック読
取段階で読み取り可能な最大の原稿サイズを表示手段に
表示させ、一方、上記ブック原稿サイズ選択段階で原稿
サイズが選択されていれば、上記選択されている原稿サ
イズを上記表示手段に表示させる表示制御段階と、上記
表示されている原稿サイズでブック原稿を、ブック読取
手段に読み取らせる読取制御段階と、上記読み取ったデ
ータを通信手段に送信させる送信制御段階とを有するデ
ータ通信装置の制御方法である。
【0013】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例であるファクシミリ装置FS1の構成を示すブロ
ック図である。
【0014】CPU101は、システム制御部であっ
て、ファクシミリ装置FS1全体を制御する。ROM1
02は、CPU101の制御プログラムを格納するもの
である。RAM103は、SRAM等で構成され、プロ
グラム制御変数等を格納するものである。また、RAM
103は、オペレータが設定した回線選択方法や各種設
定値、ファクシミリ装置FS1の管理データ類、各種ワ
ーク用バッファを格納するものである。RAM103
は、選択された原稿サイズを記憶する記憶手段の例であ
る。蓄積メモリ104は、DRAM等で構成され、画像
データを蓄積するものである。
【0015】外部表示部105は、LCD、LED等で
構成され、オペレータに表示通知するものである。操作
部106は、キーボード、タッチパネル等で構成され、
オペレータが各種入力操作を行うものである。スピーカ
107は、音声によってオペレータに通知、警告をした
り、通信回線115を介して送受している信号音をモニ
タするものである。
【0016】画像処理部108は、読み取られた画像デ
ータに補正処理を施して高精細な画像データを出力する
ものである。スキャナ109は、CSイメージセンサ、
ADF(自動原稿送り装置)、原稿台等で構成され、原
稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換する
ものである。また、スキャナ109は、圧板やADF等
によって構成されている原稿台カバーを有する。なお、
スキャナ109がブック原稿を読み取ることができる最
大の原稿サイズを「A3」とする。
【0017】スキャナ109は、本、厚手の原稿である
ブック原稿を読み取るブック読取手段と、シート状の原
稿を自動送りし、読み取るADF読取手段との例であ
る。また、CPU101とRAM103と外部表示部1
05と操作部106とは、ブック原稿を送信するときに
おける原稿サイズを選択するブック原稿サイズ選択手段
の例である。
【0018】プリンタフォーマッタ110は、ワークス
テーション等からのファイルデータのプリントを行う際
に、プリンタ記述言語を解析し、画像データに変換する
ものである。記録部111は、受信画像やファイルデー
タを記録紙に記録するものである。MODEM112
は、ファクシミリ送受信信号の変復調を行うものであ
る。
【0019】NCU113は、通信回線制御部114を
介して、選択信号(ダイヤルパルスまたはトーンダイヤ
ラ)を通信回線115に送出する機能を有し、呼出音の
検出による自動着信も行う。通信回線115は、一般公
衆回線網である。なお、MODEM112とNCU11
3と通信回線制御部114とは、通信回線を介して送受
信を行う通信手段の例である。
【0020】図2は、上記実施例であるファクシミリ装
置FS1における操作パネル200を示す図である。
【0021】操作パネル200は、図1に示した外部表
示部105と操作部106とによって構成されるもので
ある。表示部201は、動作状態とメッセージとを表示
する。なお、表示部201において、ファクシミリ装置
FS1がADF原稿送信待機状態であれば、「ブック送
信」の欄に「シート」を表示し、ブック原稿送信待機状
態であれば、「ブック送信」の欄に、ブック原稿を読み
取る読取サイズを表示する。
【0022】テンキー202は、数字の入力キーであ
る。たとえば、表示部201がコピー機能画面を表示し
ているときには、コピーする枚数を設定する置数設定を
行い、表示部201がファクシミリ機能画面を表示して
いるときには、宛先である電話番号の入力を行う。
【0023】スタートキー203は、動作を開始するキ
ーである。たとえば、スタートキー203を押下するこ
とによって、表示部201がコピー機能画面を表示して
いるときにはコピー動作を開始し、表示部201がファ
クシミリ機能画面を表示しているときにはファクシミリ
の送信動作を開始する。ワンタッチキー204は、予め
電話番号を登録しておくと、このキーを押下するだけで
登録されている宛先へ送信を行うことができるキーであ
る。モード切替キー205は、ファクシミリモードとコ
ピーモードとの切り替えを行うキーである。
【0024】ファクシミリ機能キー206は、短縮キ
ー、ポーズキー、リダイヤルキー、オンフックキー等に
よって構成され、ファクシミリ機能動作時に使用するキ
ーである。たとえば、ポーズキーは電話番号にポーズを
入れるときに使われるキーである。
【0025】つまり、ファクシミリ装置FS1は、通信
回線を介して送受信を行う通信手段と、本、厚手の原稿
であるブック原稿を読み取るブック読取手段と、シート
状の原稿を自動送りし、読み取るADF読取手段と、上
記ブック原稿を送信するときにおける原稿サイズを選択
するブック原稿サイズ選択手段とを備えたデータ通信装
置の例である。
【0026】また、CPU101とROM102とスキ
ャナ109とは、ブック原稿送信待機状態であるか否か
を検出する検出手段の例であり、CPU101とROM
102と外部表示部105は、上記検出手段が上記ブッ
ク原稿送信待機状態を検出すると、上記ブック原稿送信
待機状態であることを表示する表示手段の例である。
【0027】さらに、CPU101とROM102と外
部表示部105は、上記ブック原稿送信待機状態であっ
て、原稿サイズが選択されていなければ、上記ブック読
取手段が読み取り可能な最大の原稿サイズを上記表示手
段に表示させ、一方、上記ブック原稿サイズ選択手段に
よって原稿サイズが選択されていれば、上記選択されて
いる原稿サイズを上記表示手段に表示させる表示制御手
段の例であり、CPU101とROM102とスキャナ
109とは、上記表示されている原稿サイズでブック原
稿を、上記ブック読取手段に読み取らせる読取制御手段
の例であり、CPU101とROM102とMODEM
112とは、上記読み取ったデータを上記通信手段に送
信させる送信制御手段の例である。
【0028】また、CPU101とROM102とスキ
ャナ109とは、上記ADF読取手段における原稿の有
無、または、上記ブック読取手段における原稿台カバー
の開閉を検出する手段の例である。
【0029】次に、上記実施例であるファクシミリ装置
FS1において、原稿を読み取り、この原稿のデータを
送信するために、ブック原稿サイズの選択を行う動作に
ついて説明する。なお、ブック原稿サイズは、送信する
ブック原稿を読み取る読取サイズである。
【0030】図3は、ファクシミリ装置FS1における
ブック原稿サイズを設定する動作を示すフローチャート
である。
【0031】なお、この動作は、ファクシミリ装置FS
1におけるファクシミリ待機状態において行うものと
し、本等のブック原稿を送信するために、原稿サイズの
情報を得る目的で行う。
【0032】図4は、ファクシミリ装置FS1の表示部
201における表示内容の例を示す図である。
【0033】図4(1)、(2)、(3)は、上記実施
例において、ファクシミリ待機状態における表示内容の
例を示す図である。表示部201において、ファクシミ
リ待機状態であることを表示するファクシミリ待機画面
の「ブック送信」の欄に、ファクシミリ装置FS1がA
DF原稿送信待機状態であれば、「シート」を表示し、
一方、ブック原稿送信待機状態であれば、現在設定され
ているブック原稿サイズを表示する。
【0034】最初に、ADFに原稿があるか否かを判断
する(S31)。ADFに原稿があれば(S31)、圧
板やADF等によって構成されている原稿台カバーが閉
まっているかを判断する(S32)。
【0035】図4(1)は、上記設定動作において、フ
ァクシミリ装置FS1がADF原稿送信待機状態である
と設定され、表示部201におけるファクシミリ待機画
面の「ブック送信」の欄に「シート」が表示されている
場合を示す図である。
【0036】原稿台カバーが閉まっていれば(S3
2)、ADF原稿送信待機状態であると設定し(S3
6)、ブック原稿サイズを選択することを禁止し(S3
7)、表示部201におけるファクシミリ待機画面に、
図4(1)に示すように、「シート」を表示する。
【0037】原稿台カバーが開いていれば(S32)、
表示部201に表示されている「ブック送信」の欄の表
示が「シート」であるか否かを判断する(S33)。
【0038】ADFに原稿がなければ(S31)、表示
部201に表示されている「ブック送信」の欄の表示が
「シート」であるか否かを判断する(S33)。
【0039】図4(2)は、上記設定動作において、フ
ァクシミリ装置FS1におけるブック読取手段が読み取
り可能な最大の原稿サイズである「A3」に、ブック原
稿サイズが設定され、表示部201におけるファクシミ
リ待機画面の「ブック送信」の欄に「A3」が表示され
ている場合を示す図である。
【0040】表示部201に表示されている「ブック送
信」の欄の表示が「シート」であれば(S33)、ブッ
ク原稿サイズとして、ブック読取手段が読み取り可能な
最大の原稿サイズである「A3」を設定し(S34)、
ブック原稿サイズを選択することを許可し(S35)、
表示部201におけるファクシミリ待機画面に、図4
(2)に示すように、「A3」を表示する。
【0041】図4(3)は、上記設定動作において、オ
ペレータによって設定されているブック原稿サイズが
「11×17」であって、表示部201におけるファク
シミリ待機画面の「ブック送信」の欄に「11×17」
が表示されている場合を示す図である。
【0042】表示部201に表示されている「ブック送
信」の欄の表示が「シート」でなければ(S33)、オ
ペレータによって、複数のブック原稿サイズのうちのど
れかのサイズが設定されているものと判断し、表示部2
01におけるファクシミリ待機画面に、設定されている
ブック原稿サイズを表示し、たとえば、図4(3)に示
すように「11×17」を表示する。
【0043】なお、ファクシミリ装置FS1において、
表示部201におけるファクシミリ待機画面の「ブック
送信」の欄に「シート」が表示されていれば、ADF読
取手段を使用する読み取りと判断する。また、表示部2
01におけるファクシミリ待機画面の「ブック送信」の
欄に「シート」が表示されていれば、ADF読取手段に
よって、ADFにセットされたシート原稿のサイズが自
動認識される。
【0044】図5は、ファクシミリ装置FS1における
ブック原稿サイズを選択する動作を示すフローチャート
である。
【0045】オペレータがブック原稿サイズを選択しよ
うとする場合、ファクシミリ待機状態において操作部1
06を操作し、ブック原稿サイズを選択する。
【0046】ファクシミリ待機状態において、図示しな
いブック送信ボタンが押下されることによって、ブック
原稿サイズ選択要求が発生する。
【0047】ブック原稿サイズ選択要求が発生すると、
ブック原稿サイズを選択することが可能であるか否かを
判断する(S41)。たとえば、ADFに原稿があり、
原稿台カバーが閉まっている場合のように、ブック原稿
サイズを選択することが不可能であれば(S41)、ブ
ック原稿サイズを選択する動作を終了する。
【0048】ブック原稿サイズを選択することが可能で
あれば(S41)、登録等でファクシミリ装置FS1に
予め記憶されているブック原稿サイズを読み出し、ブッ
ク原稿サイズが、レター、リーガル、11×17等のI
NCH系の原稿サイズであるか、A3、B4、A4等の
AB系の原稿サイズであるかが、オペレータによって選
択される(S42)。
【0049】INCH系の原稿サイズが選択されれば
(S42)、INCH系の原稿サイズを表示用のバッフ
ァに格納し(S43)、AB系の原稿サイズが選択され
れば(S42)、AB系の原稿サイズを表示用のバッフ
ァに格納する(S44)。
【0050】次に、表示用のバッファに格納された原稿
サイズに基づいて、ブック原稿サイズ選択画面を表示部
201に表示する(S45)。なお、ブック原稿サイズ
選択画面において、現在選択されている原稿サイズの背
景を黒反転して表示する。
【0051】図4(4)は、上記選択動作において、A
B系の原稿サイズが選択され、表示部201におけるブ
ック原稿サイズ選択画面にAB系の原稿サイズが表示さ
れている場合を示す図である。このブック原稿サイズ選
択画面において、背景が黒反転して表示されている「A
3」が、現在選択されている原稿サイズである。
【0052】図4(5)は、上記選択動作において、I
NCH系の原稿サイズが選択され、表示部201におけ
るブック原稿サイズ選択画面にINCH系の原稿サイズ
が表示されている場合を示す図である。このブック原稿
サイズ選択画面において、背景が黒反転して表示されて
いる「11×17」が、現在選択されている原稿サイズ
である。
【0053】次に、ADFにおける原稿の有無を判断す
る(S46)。ADFに原稿があれば(S46)、AD
F原稿送信待機状態であると判断し、ブック原稿サイズ
を選択することを禁止し(S51)、ブック原稿サイズ
を選択する動作を終了する。上記動作終了後、表示部2
01におけるファクシミリ待機画面の「ブック送信」の
欄に「シート」を表示する。
【0054】ADFに原稿がなければ(S46)、操作
部106でキーが押下されたか否かを判断する(S4
7)。キーが押下されず(S47)、所定の時間が経過
していなければ(S48)、ステップS46へ戻る。
【0055】所定の時間が経過すれば(S48)、ブッ
ク原稿サイズ選択画面において、背景が黒反転して表示
されている原稿サイズを、ブック原稿サイズに設定し、
ブック原稿サイズを選択することを許可し(S50)、
ブック原稿サイズを選択する動作を終了する。上記動作
終了後、表示部201におけるファクシミリ待機画面の
「ブック送信」の欄に、設定されたブック原稿サイズを
表示し、たとえば、図4(3)に示すように、「11×
17」を表示する。
【0056】操作部106のキーが押下されていれば
(S47)、押下されたキーが、ブック送信ボタンであ
るか否かを判断する(S49)。ブック送信ボタンが押
下されていれば(S49)、ブック原稿サイズ選択画面
において、背景が黒反転して表示されている原稿サイズ
以外のサイズを、オペレータが選択するものと判断す
る。たとえば、選択された原稿サイズがAB系であれ
ば、A3からB4へというように、現在選択されている
原稿サイズよりも1ランク小さい原稿サイズにし、ステ
ップS45へ戻り、表示部201にブック原稿サイズ選
択画面を表示させる(S45)。
【0057】ブック送信ボタンが押下されなければ(S
49)、ブック原稿サイズ選択画面において、背景が黒
反転して表示されている原稿サイズを、ブック原稿サイ
ズに設定し、ブック原稿サイズを選択することを許可し
(S50)、ブック原稿サイズを選択する動作を終了す
る。上記動作終了後、表示部201におけるファクシミ
リ待機画面の「ブック送信」の欄に、設定されたブック
原稿サイズを表示する。
【0058】上記実施例では、ステップS42におい
て、INCH系の原稿サイズであるか、AB系の原稿サ
イズであるかを判断する。ただし、INCH系、AB系
以外の1つまたは2つ以上の非定形サイズを、ファクシ
ミリ装置FS1に予め登録しておき、ステップS42に
おいて、INCH系の原稿サイズであるか、AB系の原
稿サイズであるか、上記登録した非定形の原稿サイズで
あるかを選択するようにしてもよい。
【0059】上記実施例において、ファクシミリ待機状
態であれば、ブック原稿サイズがファクシミリ待機画面
に表示されるので、直前に設定されたブック原稿サイズ
を容易に知ることができる。さらに、ブック原稿を送信
するときに、ファクシミリ待機画面においてブック原稿
サイズを確認し、この表示されているブック原稿サイズ
で送信してもよければ、原稿を原稿台にセットし、宛先
をダイヤルし、スタートキー203を押下することによ
って送信することができる。また、ブック原稿サイズを
変更する場合、上記ブック送信ボタンを押下し、上記選
択動作を行う。
【0060】上記実施例によれば、ファクシミリ装置F
S1において、ファクシミリ待機状態であれば、ブック
原稿サイズを選択するための画面を表示させる操作を行
わなくても、ブック原稿サイズを容易に確認することが
でき、さらにブック原稿サイズを変更する場合、ブック
原稿サイズが表示されている状態からブック原稿サイズ
を選択する操作を行うことができるので、ブック原稿サ
イズを選択する操作が容易である。
【0061】図6は、ファクシミリ装置FS1のメモリ
マップを示す図である。
【0062】なお、上記実施例は、コピー機能を有する
ファクシミリ装置であるが、上記実施例を、ホストコン
ピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等の
複数の機器からなるシステムに適用してもよく、また、
複写機、ファクシミリ装置等の1つの機器からなる装置
に適用してもよい。
【0063】また、上記実施例を実現するソフトウエア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムま
たは装置に供給し、このシステムまたは装置のコンピュ
ータ(CPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されてい
るプログラムコードを読み出し、実行することによっ
て、上記実施例と同様の動作を行う。
【0064】プログラムを記録する記憶媒体として、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いる
ことができる。
【0065】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動してい
るOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の
一部または全部を行う場合も、この処理によって上記実
施例の機能が実現される。
【0066】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入されている機能拡張ボ
ード、またはコンピュータに接続されている機能拡張ユ
ニットに備えられているメモリに書き込まれた後、この
プログラムコードの指示に基づき、この機能拡張ボード
や機能拡張ユニットに備えられているCPU等が実際の
一部または全部を行う場合も、この処理によって上記実
施例の機能が実現される。
【0067】つまり、上記実施例は、通信回線を介して
送受信を行う通信手順と、本、厚手の原稿であるブック
原稿を読み取るブック読取手順と、シート状の原稿を自
動送りし、読み取るADF読取手順と、上記ブック原稿
を送信するときにおける原稿サイズを選択するブック原
稿サイズ選択手順と、上記選択された原稿サイズを記憶
する記憶手順と、ブック原稿送信待機状態であるか否か
を検出する検出手順と、上記検出手順で上記ブック原稿
送信待機状態を検出すると、上記ブック原稿送信待機状
態であることを表示する表示手順と、上記ブック原稿送
信待機状態であって、原稿サイズが選択されていなけれ
ば、上記ブック読取手順で読み取り可能な最大の原稿サ
イズを表示手段に表示させ、一方、上記ブック原稿サイ
ズ選択手順で原稿サイズが選択されていれば、上記選択
されている原稿サイズを上記表示手段に表示させる表示
制御手順と、上記表示されている原稿サイズでブック原
稿を、ブック読取手段に読み取らせる読取制御手順と、
上記読み取ったデータを通信手段に送信させる送信制御
手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体の例である。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ADF読取機能とブッ
ク読取機能とを有するデータ通信装置において、ブック
原稿の読取サイズを選択するための画面を表示させる操
作を行わなくても、直前に設定されたブック原稿の読取
サイズを容易に知ることができ、さらにこの読取サイズ
を変更する場合、この読取サイズが表示されている状態
からブック原稿の読取サイズを選択する操作を行うこと
ができるので、ブック原稿の読取サイズを選択する操作
が容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置FS
1の構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例であるファクシミリ装置FS1にお
ける操作パネル200を示す図である。
【図3】ファクシミリ装置FS1におけるブック原稿サ
イズを設定する動作を示すフローチャートである。
【図4】ファクシミリ装置FS1の表示部201におけ
る表示内容の例を示す図である。
【図5】ファクシミリ装置FS1におけるブック原稿サ
イズを選択する動作を示すフローチャートである。
【図6】ファクシミリ装置FS1のメモリマップを示す
図である。
【符号の説明】
FS1……ファクシミリ装置、 101……CPU、 102……ROM、 103……RAM、 104……蓄積メモリ、 105……外部表示部、 106……操作部、 107……スピーカ、 108……画像処理部、 109……スキャナ、 110……プリンタフォーマッタ、 111……記録部、 112……MODEM、 113……NCU、 114……通信回線制御部、 115……通信回線、 200……操作パネル、 201……表示部、 202……テンキー、 203……スタートキー、 204……ワンタッチキー、 205……モード切替キー、 206……ファクシミリ機能キー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して送受信を行う通信手段
    と、本、厚手の原稿であるブック原稿を読み取るブック
    読取手段と、シート状の原稿を自動送りし、読み取るA
    DF読取手段と、上記ブック原稿を送信するときにおけ
    る原稿サイズを選択するブック原稿サイズ選択手段とを
    備えたデータ通信装置において、 上記選択された原稿サイズを記憶する記憶手段と;ブッ
    ク原稿送信待機状態であるか否かを検出する検出手段
    と;上記検出手段が上記ブック原稿送信待機状態を検出
    すると、上記ブック原稿送信待機状態であることを表示
    する表示手段と;上記ブック原稿送信待機状態であっ
    て、原稿サイズが選択されていなければ、上記ブック読
    取手段が読み取り可能な最大の原稿サイズを上記表示手
    段に表示させ、一方、上記ブック原稿サイズ選択手段に
    よって原稿サイズが選択されていれば、上記選択されて
    いる原稿サイズを上記表示手段に表示させる表示制御手
    段と;上記表示されている原稿サイズでブック原稿を、
    上記ブック読取手段に読み取らせる読取制御手段と;上
    記読み取ったデータを上記通信手段に送信させる送信制
    御手段と;を有することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記検出手段は、上記ADF読取手段における原稿の有
    無、または、上記ブック読取手段における原稿台カバー
    の開閉を検出する手段であることを特徴とするデータ通
    信装置。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して送受信を行う通信段階
    と、本、厚手の原稿であるブック原稿を読み取るブック
    読取段階と、シート状の原稿を自動送りし、読み取るA
    DF読取段階と、上記ブック原稿を送信するときにおけ
    る原稿サイズを選択するブック原稿サイズ選択段階とを
    備えたデータ通信装置の制御方法において、 上記選択された原稿サイズを記憶する記憶段階と;ブッ
    ク原稿送信待機状態であるか否かを検出する検出段階
    と;上記検出段階で上記ブック原稿送信待機状態を検出
    すると、上記ブック原稿送信待機状態であることを表示
    する表示段階と;上記ブック原稿送信待機状態であっ
    て、原稿サイズが選択されていなければ、上記ブック読
    取段階が読み取り可能な最大の原稿サイズを表示手段に
    表示させ、一方、上記ブック原稿サイズ選択段階で原稿
    サイズが選択されていれば、上記選択されている原稿サ
    イズを上記表示手段に表示させる表示制御段階と;上記
    表示されている原稿サイズでブック原稿を、ブック読取
    手段に読み取らせる読取制御段階と;上記読み取ったデ
    ータを通信手段に送信させる送信制御段階と;を有する
    ことを特徴とするデータ通信装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記検出段階は、上記ADF読取段階における原稿の有
    無、または、上記ブック読取段階における原稿台カバー
    の開閉を検出する段階であることを特徴とするデータ通
    信装置の制御方法。
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