JP2001177064A - 診断回路及び半導体集積回路 - Google Patents

診断回路及び半導体集積回路

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JP2001177064A
JP2001177064A JP35862299A JP35862299A JP2001177064A JP 2001177064 A JP2001177064 A JP 2001177064A JP 35862299 A JP35862299 A JP 35862299A JP 35862299 A JP35862299 A JP 35862299A JP 2001177064 A JP2001177064 A JP 2001177064A
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scan
flip
data
circuit
flop
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JP35862299A
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English (en)
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Toyohito Iketani
豊人 池谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テスト時間のオーバーヘッドを低減するため
の技術を提供することにある。 【解決手段】 スキャンチェーン(21)とは別にコン
パクタチェーン(22)が設けられ、このコンパクタチ
ェーンは、上記スキャンチェーンのデータとは無関係に
第1論理回路(111)から出力されたデータを圧縮し
て取り込む。それにより、第1論理回路から出力された
データを圧縮して取り込む際のスキャンチェーンでのデ
ータ破壊が排除され、テスト毎のスキャンチェーンの全
データ更新が不要とされることによって、テスト時間の
短縮化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の診断技
術、さらには半導体集積回路に内蔵され、当該半導体集
積回路の内部回路の自己診断を可能とするための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化、及び大規模化に伴
い、論理回路の故障解析を可能とするための診断回路が
半導体チップ内に診断回路が設けられる。半導体集積回
路の故障原因を特定するには、良品の選別に用いる診断
データを使って、良品とは異なる動作を示す論理的な位
置を探して、物理的な位置を推定すればよい。良品の選
別に使用する診断データは、良品の回路の論理的な接続
関係に従って作成される。診断回路は、故障診断のため
のデータ(故障診断データ)のスキャンイン・スキャン
アウト機能を備えたフリップフロップ回路によって構成
することができる。
【0003】尚、LSIの試験について記載された文献
の例としては、昭和50年11月30日に株式会社オー
ム社から発行された「LSIハンドブック(第649頁
〜)」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路におい
て、診断回路は、第1論理回路と、上記第1論理回路の
出力信号を取り込む第2論理回路との間に配置され、上
記第1論理回路から出力されたテスト結果を収集すると
ともに、上記第2論理回路に対しては上記第2論理回路
の動作テストのためのデータを供給する。そのような診
断回路は、上記第2論理回路に供給されるテストパター
ンデータ(擬似乱数)を発生させる機能と、データをス
キャンする機能と、テストデータを圧縮する機能とを有
する。スキャンクロック信号に同期してテストのための
スキャンデータを伝達し、その後にテストを開始し、そ
のテスト結果を収集することにより、一つの診断サイク
ルが終了される。
【0005】しかしながら、本願発明者が従来の診断回
路について検討したところ、スキャン機能と圧縮機能と
を同時に発揮することができないために、テストする毎
にスキャンチェーンのデータを更新しなければならず、
そのことが、テスト時間の短縮を阻害していることが見
いだされた。つまり、第1論理回路からのテスト結果を
圧縮しながら収集する期間においては、そのテスト結果
の圧縮のために、スキャンチェーンのスキャンデータが
破壊されてしまうことから、テスト結果の圧縮及び収集
が終了した後に、第2論理回路に供給するためにスキャ
ンチェーンにスキャンデータを供給する必要がある。こ
のようにテストする毎にスキャンチェーンの全データを
更新することが、テスト時間の短縮を阻害する。
【0006】本発明の目的は、テスト時間を短縮するた
めの技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、データのスキャンイン・スキャ
ンアウト機能を備え、第1論理回路のデータ出力端子及
び第2論理回路のデータ入力端子に対応して配置された
複数のスキャン機能付きフリップフロップと、スキャン
機能付きフリップフロップに対応して設けられ、第1論
理回路から出力されたデータを圧縮して取り込むための
複数のコンパクタとを含み、複数のスキャン機能付きフ
リップフロップを結合することによりスキャンチェーン
を形成し、複数のコンパクタを結合することによりコン
パクタチェーンを形成する。
【0010】上記の手段によれば、スキャンチェーンと
は別にコンパクタチェーンが設けられ、このコンパクタ
チェーンは、上記スキャンチェーンのデータとは無関係
に上記第1論理回路から出力されたデータを圧縮して取
り込む。このことが、上記第1論理回路から出力された
データを圧縮して取り込む際のスキャンチェーンでのデ
ータ破壊を排除し、テスト毎のスキャンチェーンの全デ
ータ更新を不要とすることによって、テスト時間の短縮
化を達成する。
【0011】このとき、より具体的には、上記スキャン
機能付きフリップフロップのスキャン出力端子を、それ
に隣接配置されたスキャン機能付きフリップフロップの
スキャン入力端子に結合することによって、データを順
次伝達可能なスキャンチェーンを形成し、且つ、上記コ
ンパクタの出力端子を、それに隣接配置されたコンパク
タの入力端子に結合することによって、上記第1論理回
路から出力されたテスト結果を論理演算により圧縮する
ためのコンパクタチェーンを形成することができる。
【0012】また、上記スキャンチェーンの先頭に位置
するスキャン機能付きフリップフロップにおけるスキャ
ン入力端子、及び上記コンパクタチェーンの先頭に位置
するコンパクタにおける入力端子に伝達されるパターン
データを発生するためのパターン発生回路と、上記スキ
ャンチェーンの後尾に位置するスキャン機能付きフリッ
プフロップにおけるスキャン出力端子からの出力データ
と、上記コンパクタチェーンの後尾に位置するコンパク
タにおける出力端子からの出力データとを符号化する符
号化回路とを設けることができる。
【0013】さらに、第1スキャンクロック信号と、そ
れとは位相が異なる第2スキャンクロック信号とを発生
するための制御回路を含むとき、スキャン機能付きフリ
ップフロップは、第1論理回路からクロック信号に同期
して出力されるデータを取り込み、第1スキャンクロッ
ク信号に同期してスキャンデータを取り込むための第1
フリップフロップと、第2スキャンクロック信号に同期
して第1フリップフロップの出力信号を取り込む第2フ
リップフロップとを含んで構成することができる。
【0014】そして、そのような診断回路は、それの診
断対象とされる論理回路と共に、一つの半導体基板に形
成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図11には、本発明にかかる診断
回路が適用されるマイクロプロセッシングユニットが示
される。このマイクロプロセッシングユニット110
は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技
術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板
に形成される。
【0016】111はインストラクションフェッチ回路
であり、このインストラクションフェッチ回路111
は、図示されないプログラムメモリに格納されている命
令コードをフェッチし、それを一般的に保持する機能を
有する。フェッチされた命令コードは、後段の診断ユニ
ット112を介してインストラクションデコーダ113
に伝達される。このインストラクションデコーダ113
は、入力された命令コードをデコードして各部の動作制
御信号を生成する。生成された制御信号は後段の診断ユ
ニット114を介して各部に供給される。
【0017】115は実行ユニットであり、この実行ユ
ニット115は、上記インストラクションデコーダ11
3から出力された制御信号に基づいて、入力データの演
算処理を実行する。この演算結果は、後段の診断ユニッ
ト116を介してレジスタファイル117に保持され
る。そしてこのレジスタファイル117に保持されてい
るデータは、適宜に読み出されて上記実行ユニット11
5での演算処理に使用される。実行ユニット115での
演算結果は、バスを介してこのマイクロプロセッシング
ユニット110の外部に出力可能とされている。
【0018】診断ユニット112は、インストラクショ
ンフェッチ回路111と、インストラクションレジスタ
113との間に配置され、外部から上記インストラクシ
ョンフェッチ回路111にテストパターンが与えられた
場合において上記インストラクションフェッチ回路11
1から出力されたテスト結果を収集するとともに、上記
インストラクションレジスタ113に対しては、それの
動作テストのためのデータを供給する。
【0019】診断ユニット114は、インストラクショ
ンデコーダ113と、動作制御信号が供給される回路と
の間に配置され、インストラクションデコーダ113か
ら出力されたテスト結果を収集するとともに、動作制御
信号が供給される回路に対しては、それらの動作テスト
のためのデータを供給する。
【0020】診断ユニット116は、実行ユニット11
5と、レジスタファイル117との間に配置され、上記
実行ユニット115から出力されたテスト結果を収集す
るとともに、上記レジスタファイル117に対しては、
それの動作テストのためのデータを供給する。
【0021】そして、上記診断ユニット112,11
4,116に供給されるパターンデータを発生するため
のパターン発生回路14、上記診断ユニット112,1
14,116に含まれるフリップフロップの動作制御を
行うための制御回路15、及び上記診断ユニット11
2,114,116から出力されたテスト結果の圧縮デ
ータを符号化するための符号化回路16とが設けられて
いる。ここで、上記診断ユニット112,114,11
6と、パターン発生回路14、制御回路15、及び符号
化回路16とを診断回路と総称する。
【0022】上記診断ユニット112,114,116
は基本的には互いに同一構成のもが適用される。それゆ
え、以下の説明では、診断ユニット112についてのみ
詳細に述べる。
【0023】図1には、診断ユニット112と、それの
周辺部の構成が示される。
【0024】診断ユニット112は、複数個の圧縮機能
付きフリップフロップ112−1〜112−nが結合さ
れて成る。複数個の圧縮機能付きフリップフロップ11
2−1〜112−nは互いに同一構成とされる。複数個
の圧縮機能付きフリップフロップ112−1〜112−
nのうちの一つである圧縮機能付きフリップフロップ1
12が図2に拡大して示される。
【0025】図2に示されるようにこの圧縮機能付きフ
リップフロップ112は、スキャン機能(スキャンイン
・スキャンアウト機能)を備えたスキャン機能付きフリ
ップフロップ部18と、コンパクタ19とを含んで成
る。スキャン機能付きフリップフロップ部18は、デー
タ入力端子D、クロック信号入力端子CK、スキャンデ
ータ入力端子SID、第1スキャンクロック入力端子S
CK1、及び第2スキャンクロック入力端子SCK2な
どの入力端子や、データ出力端子Q、スキャンデータ出
力端子SODなどを有する。また、コンパクタ19は、
テスト結果や前段の圧縮結果を取り込むための2つのコ
ンパクタ入力端子CIN1,CIN2と、この入力端子
CIN1,CIN2から入力されたデータの圧縮結果を
出力するためのコンパクタ出力端子COUTとを含む。
【0026】図1において、圧縮機能付きフリップフロ
ップ112−1〜112−nは、次のように結合され
る。
【0027】圧縮機能付きフリップフロップ112−1
におけるスキャンデータ出力端子SODは、それに隣接
する圧縮機能付きフリップフロップ112−2における
スキャンデータ入力端子SIDに結合され、圧縮機能付
きフリップフロップ112−2におけるスキャンデータ
出力端子SODは、それに隣接する圧縮機能付きフリッ
プフロップ112−3(図示せず)におけるスキャンデ
ータ入力端子SIDに結合される。そのように圧縮機能
付きフリップフロップにおけるスキャンデータ出力端子
が、それに隣接する圧縮機能付きフリップフロップにお
けるスキャンデータ入力端子に結合されることにより、
スキャンチェーン21が形成され、最終的には、圧縮機
能付きフリップフロップ112−nにおけるスキャンデ
ータ出力端子SODからの出力データが符号化回路16
に伝達されるようになっている。
【0028】圧縮機能付きフリップフロップ112−1
におけるコンパクタ出力端子COUTは、それに隣接す
る圧縮機能付きフリップフロップ112−2における第
2コンパクタ入力端子CIN2に結合され、圧縮機能付
きフリップフロップ11−2におけるコンパクタ出力端
子COUTは、それに隣接する圧縮機能付きフリップフ
ロップ112−3(図示せず)における第2コンパクタ
入力端子CIN2に結合される。そのように圧縮機能付
きフリップフロップにおけるコンパクタ出力端子が、そ
れに隣接する圧縮機能付きフリップフロップにおける第
2コンパクタ入力端子に結合されることにより、コンパ
クタチェーン22が形成され、このコンパクタチェーン
22の後尾に位置するコンパクタの出力端子COUTか
らの出力データが符号化回路16に伝達されるようにな
っている。
【0029】圧縮機能付きフリップフロップ112−1
におけるスキャンデータ入力端子、及び第2コンパクタ
入力端子CIN2は、パターン発生回路14に結合さ
れ、このパターン発生回路14で発生されたパターンデ
ータが圧縮機能付きフリップフロップ112−1に取り
込まれるようになっている。
【0030】圧縮機能付きフリップフロップ112−2
におけるデータ入力端子Dとクロック入力端子CKは、
インストラクションフェッチ回路111に結合されるこ
とにより、このインストラクションフェッチ回路111
からのテスト結果がクロック信号に同期して圧縮機能付
きフリップフロップ112−2に取り込まれる。また、
圧縮機能付きフリップフロップ112−2におけるデー
タ出力端子Dは、インストラクションデコーダ113の
入力端子に結合され、圧縮機能付きフリップフロップ1
12−2からの出力データがインストラクションデコー
ダ113に入力されるようになっている。
【0031】同様に、圧縮機能付きフリップフロップ1
12−nにおけるデータ入力端子Dとクロック入力端子
CKは、インストラクションフェッチ回路111に結合
されることにより、このインストラクションフェッチ回
路111からのテスト結果がクロック信号に同期して圧
縮機能付きフリップフロップ112−nに取り込まれ
る。また、圧縮機能付きフリップフロップ112−nに
おけるデータ出力端子Dは、インストラクションデコー
ダ113の入力端子に結合され、圧縮機能付きフリップ
フロップ112−nからの出力データがインストラクシ
ョンデコーダ113に入力されるようになっている。
【0032】さらに、上記圧縮機能付きフリップフロッ
プ112−1〜112−nにおける第1スキャンクロッ
ク入力端子SCK1と、第2スキャンクロック入力端子
SCK2とは、制御回路15に結合され、この制御回路
15において生成されたスキャンクロック信号φSCK
1,φSCK2が、上記圧縮機能付きフリップフロップ
112−1〜112−nにおける第1スキャンクロック
入力端子SCK1と、第2スキャンクロック入力端子S
CK2とに伝達されるようになっている。
【0033】次に、圧縮機能付きフリップフロップ11
2−1〜112−nの構成例について説明する。圧縮機
能付きフリップフロップ112−1〜112−nは互い
に同一構成とされるため、以下の説明では、圧縮機能付
きフリップフロップ112−nを中心に説明する。
【0034】コンパクタ19は、図3に示されるよう
に、2入力の排他的論理和回路G1によって構成するこ
とができる。入力端子には、キャプチャ出力(インスト
ラクションフェッチ回路111からのテスト結果)と、
前段圧縮結果とが入力され、それらの排他的論理和が圧
縮結果として出力される。
【0035】図5には、コンパクタ19として排他的論
理和回路G1を適用した場合における圧縮機能付きフリ
ップフロップ112−nの構成例が示される。
【0036】第1フリップフロップFF1が設けられ、
この第1フリップフロップの後段に第2フリップフロッ
プが配置される。第1フリップフロップFF1は、クロ
ック入力端子CKから入力されたクロック信号φCKに
同期して、データ入力端子Dからのデータを取り込む。
また、第1スキャンクロック入力端子SCK1から入力
されたスキャンクロック信号φSCK1に同期してスキ
ャンデータ入力端子SIDから入力されたスキャンデー
タが第1フリップフロップFF1に取り込まれる。第2
フリップフロップFF2は、第2スキャンクロック入力
端子SCK2から入力されたスキャンクロック信号φS
CK2に同期して上記第1フリップフロップFF1の出
力信号を取り込む。この第2フリップフロップFF2の
出力端子からデータ出力端子Q、及びスキャンデータ出
力端子SODが引き出される。
【0037】コンパクタ19を構成する排他的論理和回
路G1の一方の入力端子は、データ入力端子Dに結合さ
れることにより、インストラクションフェッチ回路11
1からのテスト結果が伝達される。また、上記排他的論
理和回路G1の他方の入力端子は、第2コンパクタ入力
端子CIN2に結合され、前段に配置された圧縮機能付
きコンパクタ19からの出圧縮結果が上記排他的論理和
回路G1の他方の入力端子に伝達されるようになってい
る。上記排他的論理和回路G1の出力端子から、この圧
縮機能付きフリップフロップ112−nのコンパクタ出
力端子COUTが引き出される。
【0038】図13には、圧縮機能付きフリップフロッ
プ112−nにおける第1フリップフロップFF1の構
成例が示される。
【0039】第1スキャンクロック入力端子SCK1か
ら入力された第1スキャンクロック信号φSCKによっ
て動作制御されるトライステートバッファ131、クロ
ック入力端子CKから入力されたクロック信号φSCK
に動作制御されるトライステートバッファ132が設け
られる。第1スキャンクロック信号φSCK1と、クロ
ック信号φCKとの論理和を得る論理和回路135、こ
の論理和回路135の出力信号によって動作制御される
トライステートバッファ134が設けられる。インバー
タ133が設けられ、このインバータ133とトライス
テートバッファ134とがリング状に結合されることに
よってラッチ回路が形成される。このラッチ回路のデー
タ入力端子には、上記トライステートバッファ131,
132の出力信号が伝達されるようになっている。クロ
ック信号φCKがハイレベルのとき、データ入力端子D
からの入力データが取り込まれ、クロック信号がローレ
ベルになるタイミングで、トライステートバッファ13
2の出力データが、インバータ133とトライステート
バッファ134とから成るラッチ回路に保持される。ま
た、第1スキャンクロック信号φSCK1がハイレベル
のとき、スキャンデータ入力端子SIDからの入力デー
タが取り込まれ、クロック信号φCKがローレベルにな
るタイミングで、トライステートバッファ132の出力
データが、インバータ133とトライステートバッファ
134とから成るラッチ回路に保持される。
【0040】図14には第2フリップフロップFF2の
構成例が示される。
【0041】第2スキャンクロック信号入力端子SCK
2からの第2スキャンクロック信号φSCK2によって
動作制御されるトライステートバッファ141と、この
トライステートバッファ141の出力信号を反転するた
めのインバータ142と、このインバータ142に並列
接続されたトライステートバッファ143とを含んで成
る。トライステートバッファ143は、上記トライステ
ートバッファ141と同様に第2スキャンクロック信号
φSCK2によって動作制御される。トライステートバ
ッファ141の入力端子には、上記第1フリップフロッ
プFF1の出力信号が伝達される。第2スキャンクロッ
ク信号φSCK2がローレベルにされるタイミングで、
トライステートバッファ141の出力信号が、インバー
タ142とトライステートバッファ143とから成るラ
ッチ回路に保持される。
【0042】次に、診断回路の動作を説明する。
【0043】図6には、圧縮機能付きフリップフロップ
112−1〜112−nの動作タイミングが示される。
【0044】図6に示されるように、第1スキャンクロ
ック信号φSCK1と第2スキャンクロック信号φSC
K2とは互いに位相がずれている。そして、第2スキャ
ンクロック信号φSCK2の立下がりタイミングから、
第1スキャンクロック信号φSCK1の立ち上がりタイ
ミングの間に、クロック入力端子CKに伝達されたクロ
ック信号φCKが立ち上がるように、スキャンクロック
信号の発生タイミングが調整されている。
【0045】パターン発生回路14から出力されたパタ
ーンデータは、第1スキャンクロック信号φSCK1及
び第2スキャンクロック信号φSCK2に同期してスキ
ャンチェーン21を伝搬し、圧縮機能付きフリップフロ
ップ112−1〜112−nにおけるデータ出力端子Q
から出力されてインストラクションデコーダ113に伝
達される。つまり、圧縮機能付きフリップフロップ11
2−1〜112−nにおいて、スキャンデータ入力端子
SIDから入力されたスキャンデータ(パターンデー
タ)が第1スキャンクロック信号φSCK1に同期して
第1フリップフロップFF1に保持され、その保持デー
タが、第2スキャンクロック信号φSCK2に同期して
第2フリップフロップFF2に保持され、その保持デー
タが、インストラクションデコーダ113の動作テスト
用としてインストラクションデコーダ113に伝達され
る。このスキャンデータ入力に応じて当該インストラク
ションデコーダ113から出力されたデータは、図11
に示される診断ユニット114において収集される。
【0046】インストラクションフェッチ回路111か
らクロック信号φCKに同期して出力されたテスト結果
はコンパクタチェーン22で圧縮されてから符号化回路
16に入力され、そこで符号化される。すなわち、対応
する圧縮機能付きフリップフロップ112−1〜112
−nにおけるデータ入力端子Dに伝達される。このテス
ト結果は、対応する圧縮機能付きフリップフロップ11
2−1〜112−nに含まれるコンパクタ19の一方の
コンパクタ入力端子CIN1に伝達され、このコンパク
タ19の他方の入力端子CIN2から入力された信号と
の排他的論理和が求められることにより、データ圧縮が
行われる。ここで、コンパクタ19の他方の入力端子C
IN2から入力された信号とは、圧縮機能付きフリップ
フロップ112−1の場合にはパターン発生回路14の
出力信号であり、それ以外の圧縮機能付きフリップフロ
ップ112−2〜112−nにおいては、前段の圧縮機
能付きフリップフロップにおけるコンパクタ出力端子C
OUTからの出力信号とされる。つまり、圧縮機能付き
フリップフロップ112−1におけるコンパクタ出力端
子COUTからの出力信号は、圧縮機能付きフリップフ
ロップ112−2における第2コンパクタ入力端子CI
N2に入力され、圧縮機能付きフリップフロップ112
−2におけるコンパクタ出力端子COUTからの出力信
号は、圧縮機能付きフリップフロップ112−3(図示
せず)における第2コンパクタ入力端子CIN2に入力
される。
【0047】このようにインストラクションフェッチ回
路111からのテスト結果は、コンパクタチェーン22
においてデータ圧縮され、最終的に符号化回路16に取
り込まれる。
【0048】このとき、第1フリップフロップFF1に
先に保持されていたパターンデータは、データ入力端子
Dからのデータ入力によって破壊されるが、第2フリッ
プフロップFF2に保持されているパターンデータは、
データ入力端子Dからの入力データによっては破壊され
ない。この第2フリップフロップFF2に保持されてい
るパターンデータは、次に第1スキャンクロック信号φ
SCK1が入力されることにより、後段の圧縮機能付き
フリップフロップにおける第1フリップフロップFF1
に取り込まれて保持され、そしてその保持データは、第
2スキャンクロック信号φSCK2に同期して第2フリ
ップフロップFF2に伝達される。
【0049】このようにスキャンチェーン21とは別に
コンパクタチェーン22が設けられているため、スキャ
ンチェーン21を伝達するパターンデータは、コンパク
タチェーン22のデータによって破壊されないで済む。
このことから、1回のスキャンにおいて、第1スキャン
クロック信号φSCK1、第2スキャンクロック信号φ
SCK2が入力される毎に、異なるパターンデータを複
数回にわたりインストラクションデコーダ113に与え
ることができる。例えば、圧縮機能付きフリップフロッ
プ112−1〜112−1nが全部で100個ある場
合、第1スキャンクロック信号φSCK1、及び第2ス
キャンクロック信号φSCK2が1クロック入力される
毎に、スキャンチェーン21を伝達するデータのパター
ンが変更されるため、1回のスキャンで100種類のパ
ターンデータをインストラクションデコーダに供給する
ことができる。
【0050】図12には、図1に示される上記診断ユニ
ット112−1〜112−nの比較対象とされる回路が
示される。
【0051】図12に示される診断ユニット120は、
2入力の論理積回路121〜129、排他的論理和回路
133〜138、フリップフロップ139〜146、セ
レクタ132、インバータ130,131が結合されて
成る。
【0052】インストラクションデコーダ113に供給
するためのパターンを発生する場合には、制御信号BM
CUTがハイレベルにされることで、論理積回路12
1,123,125,127の出力端子がローレベルに
固定される。また、セレクタ132により「1」側が選
択されることにより、スキャンデータ入力端子SDIか
らパターンデータが伝達され、それが、スキャンクロッ
ク入力端子C1,C2にから入力されるスキャンクロッ
クに同期してフリップフロップ139〜146によって
順次シフトされる。インストラクションフェッチ回路1
11から出力されたテスト結果を取り込む場合、制御信
号BMCUTがローレベルにされる。これにより、イン
ストラクションフェッチ回路111から出力されたテス
ト結果が、論理積回路121,123,125,127
を介して取り込まれる。このとき、制御信号MCCUT
がローレベルにされて論理積回路122,124,12
6,128が活性化される。また、制御信号BMSCN
がハイレベルにされて論理積回路129が活性化され
る。そして、選択信号BINTによってセレクタの
「0」側が選択される。この状態で、スキャンクロック
信号C1,C2に同期してスキャンされ、インストラク
ションフェッチ回路111から出力されたテスト結果が
圧縮される。
【0053】このように、インストラクションフェッチ
回路111から出力されたテスト結果を取り込む場合
に、フリップフロップ139〜146のスキャンチェー
ンが使用されるため、それまで、フリップフロップに保
持されていたパターンデータが全て破壊されてしまう。
このため、インストラクションフェッチ回路111から
出力されたテスト結果を圧縮して収集した後に、インス
トラクションデコーダ113に供給するためのパターン
データを、新たに取り込む必要がある。換言すれば、ス
キャン毎に1回のテストしかできない。このため、診断
に長時間を要する。故障検出率の向上を図るには、大量
のパターンデータが必要とされるため、テスト時間の短
縮を優先させる場合には、パターンデータを少なくして
故障検出率の低下を余儀なくされる。
【0054】これに対して、図1に示される回路構成に
よれば、スキャンチェーン21とは別にコンパクタチェ
ーン22が設けられているため、スキャンチェーン21
を伝達するパターンデータは、コンパクタチェーン22
データによって破壊されないで済む。このことから、ス
キャンパターンデータの転送に要する時間を大幅に短縮
することができる。また、診断に要する時間を等しくし
た場合には、より多くの異なるパターンデータをインス
トラクションデコーダ113に与えることができるた
め、故障検出率の向上を図ることができる。
【0055】上記例によれば、以下の作用効果を得るこ
とができる。
【0056】(1)スキャンチェーン21とは別にコン
パクタチェーン22が設けられ、このコンパクタチェー
ン22は、スキャンチェーン21のデータとは無関係に
第1論理回路から出力されたデータを圧縮して取り込
む。それにより、インストラクションフェッチ回路11
1から出力されたデータを圧縮して取り込む際のスキャ
ンチェーン21でのデータ破壊が排除され、テスト毎の
スキャンチェーンの全データ更新が不要とされることに
よって、テスト時間の短縮化を図ることができる。
【0057】(2)上記のように、インストラクション
フェッチ回路111から出力されたデータを圧縮して取
り込む際のスキャンチェーン21でのデータ破壊が排除
され、テスト毎のスキャンチェーンの全データ更新が不
要とされるので、テストに要する時間を従来と同じにす
れば、その分、より多くのパターンデータをインストラ
クションデコーダ113に供給することができるため、
故障検出率の向上を図ることができる。
【0058】図4には、コンパクタの別の構成例が示さ
れる。
【0059】図4に示されるコンパクタ19は、排他的
論理和回路G1の後段にフリップフロップ41を設けて
いる。排他的論理和回路G1の出力信号は、データ入力
端子Dに伝達され、取り込み用クロック信号が、クロッ
ク入力端子CKに与えられる毎に、排他的論理和回路G
1の出力信号がデータ出力端子Qから出力される。
【0060】ここで、第1スキャンクロックφSCK1
が入力され、第2スキャンクロックφSCK2が入力さ
れ、そしてクロック信号φCKが入力されることで、1
テストサイクルが終了するものとすると、図5に示され
る構成を採用する場合、コンパクタチェーン22におい
てフリップフロップが介在されないため、コンパクタチ
ェーン22において存在する寄生容量や配線抵抗による
時定数に起因する信号遅延のために、1テストサイクル
当たりのテスト時間の短縮化に限界があるのに対して、
図4に示される構成を採用した場合には、排他的論理和
回路G1の出力信号を、それの直ぐ後段で第3フリップ
フロップFF3に取り込むことができるので、上記寄生
容量や配線抵抗による時定数の影響を大幅に低減するこ
とができ、1テストサイクル当たりのテスト時間の短縮
化を図ることができる。通常、テストサイクルは数万サ
イクルに及ぶから、1テストサイクル当たりのテスト時
間の短縮化は、全体としてはテスト時間の大幅な時間短
縮につながる。
【0061】図7には、圧縮機能付きフリップフロップ
の別の構成が示される。
【0062】図7に示される圧縮機能付きフリップフロ
ップが、図5に示されるのと異なるのは、コンパクタ入
力端子CIN1が第1フリップフロップFF1の出力端
子に結合されている点である。
【0063】図8には、図7に示される圧縮機能付きフ
リップフロップを適用した場合動作タイミングが示され
る。
【0064】基本的には図6に示されるのと同様である
が、コンパクタ入力端子CIN1が第1フリップフロッ
プFF1の出力端子に結合されているため、インストラ
クションフェッチ回路111から伝達されたテスト結果
が、第1フリップフロップFF1の出力端子から出力さ
れるまでの時間、圧縮データの更新が遅延されるが、最
終的に収集された圧縮データには、第1フリップフロッ
プFF1の故障診断情報をも含むから、この第1フリッ
プフロップFF1の動作診断をも可能とする。
【0065】図9には、圧縮機能付きフリップフロップ
の別の構成が示される。
【0066】図9に示される構成では、第2フリップフ
ロップFF2からのスキャン出力信号と、コンパクタ1
9の出力信号とを選択するためのセレクタSELが設け
られている。セレクタSELは、選択制御信号入力端子
SCから入力される選択制御信号φSCの論理に応じ
て、第2フリップフロップFF2からのスキャン出力信
号と、コンパクタ19の出力信号とを、共通の出力端子
COUT/SODを介して選択的に出力する。特に制限
されないが、選択制御信号φSCがハイレベルの場合に
は、第2フリップフロップFF2からのスキャン出力信
号が選択的に出力され、選択信号φSCがローレベルの
場合には、コンパクタ19の出力信号が選択的に出力さ
れる。選択制御信号は、図1に示される制御回路15に
おいて生成することができる。
【0067】出力端子COUT/SODを、第2フリッ
プフロップFF2からのスキャン出力と、コンパクタ1
9からの信号出力とに使用することができるため、図5
や図7に示されるように、第2フリップフロップFF2
からのスキャン出力信号と、コンパクタ19からの出力
信号とを個別的に外部出力する場合に比べて、配線数の
減少を図ることができる。
【0068】図10には、圧縮機能付きフリップフロッ
プの別の構成が示される。
【0069】図10に示されるのが、図9に示されるの
と異なるのは、排他的論理和回路G1と第セレクタSE
Lとの間に第3フリップフロップFF3を設けた点であ
る。この場合、コンパクタ19は、排他的論理和回路G
1と第3フリップフロップFF3とを含んで構成され
る。第3フリップフロップFF3は、第2フリップフロ
ップFF2と同一構成のものを適用することができる。
特に制限されないが、選択制御信号φSCがハイレベル
の場合には、第2フリップフロップFF2からのスキャ
ン出力信号が選択的に出力され、選択信号φSCがロー
レベルの場合には、第3フリップフロップFF3の出力
信号が選択的に出力される。選択制御信号は、図1に示
される制御回路15において生成することができる。こ
の場合においても、図5や図7に示されるように、第2
フリップフロップFF2からのスキャン出力信号と、コ
ンパクタ19からの出力信号とを個別的に外部出力する
場合に比べて、配線数の減少を図ることができる。ま
た、排他的論理和回路G1の後段に第3フリップフロッ
プFF3を設けているため、図4に示される場合と同様
の作用効果を得ることができる。
【0070】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0071】例えば、上記の例ではコンパクタとして排
他的論理和回路G1を使用したが、他の論理ゲート例え
ば論理積回路や論理和回路を適用しても良い。
【0072】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロプロセッシングユニットに適用した場合について説明
したが、本発明はそれに限定されるものではなく、各種
半導体集積回路に広く適用することができる。
【0073】本発明は、少なくとも論理回路を含むこと
を条件に適用することができる。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0075】すなわち、スキャンチェーンとは別にコン
パクタチェーンが設けられ、このコンパクタチェーン
は、スキャンチェーンのデータとは無関係に第1論理回
路から出力されたデータを圧縮して取り込む。それによ
り、第1論理回路から出力されたデータを圧縮して取り
込む際のスキャンチェーンでのデータ破壊が排除され、
テスト毎のスキャンチェーンの全データ更新が不要とさ
れることによって、テスト時間の短縮化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる診断回路の構成例ブロック図で
ある。
【図2】上記診断回路における圧縮機能付きフリップフ
ロップの構成例ブロック図である。
【図3】上記圧縮機能付きフリップフロップに含まれる
コンパクタの具体的な構成例の回路図である。
【図4】上記コンパクタの別の構成例回路図である。
【図5】上記圧縮機能付きフリップフロップのさらに詳
細な構成例回路図である。
【図6】上記圧縮機能付きフリップフロップにおける主
要部の動作タイミング図である。
【図7】上記圧縮機能付きフリップフロップの別の構成
例回路図である。
【図8】図7に示される圧縮機能付きフリップフロップ
における主要部の動作タイミング図である。
【図9】上記圧縮機能付きフリップフロップの別の構成
例回路図である。
【図10】上記圧縮機能付きフリップフロップの別の構
成例回路図である。
【図11】上記診断回路が含まれるマイクロプロセッシ
ングユニットの構成例ブロック図である。
【図12】本発明にかかる診断回路の比較対象とされる
回路の構成例回路図である。
【図13】上記圧縮機能付きフリップフロップにおける
主要部の構成例回路図である。
【図14】上記圧縮機能付きフリップフロップにおける
主要部の構成例回路図である。
【符号の説明】
14 パターン発生回路 15 制御回路 16 符号化回路 18 スキャン機能付きフリップフロップ 19 コンパクタ 110 マイクロプロセッサ 111 インストラクションフェッチ回路 112 診断ユニット 112−1〜112−n 圧縮機能付きフリップフロッ
プ 113 インストラクションデコーダ 114 診断ユニット 115 実行ユニット 116 診断ユニット 117 レジスタファイル FF1 第1フリップフロップ FF2 第2フリップフロップ FF3 第3フリップフロップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1論理回路と、上記第1論理回路の出
    力信号を取り込む第2論理回路との間に配置され、上記
    第1論理回路から出力されたテスト結果を収集するとと
    もに、上記第2論理回路に対しては上記第2論理回路の
    動作テストのためのデータを供給可能な診断回路であっ
    て、 データのスキャンイン・スキャンアウト機能を備え、上
    記第1論理回路のデータ出力端子及び上記第2論理回路
    のデータ入力端子に対応して配置された複数のスキャン
    機能付きフリップフロップと、 上記スキャン機能付きフリップフロップに対応して設け
    られ、上記第1論理回路から出力されたデータを圧縮し
    て取り込むための複数のコンパクタと、を含み、 上記複数のスキャン機能付きフリップフロップが結合さ
    れることによりスキャンチェーンが形成され、上記複数
    のコンパクタが結合されることによりコンパクタチェー
    ンが形成されることを特徴とする診断回路。
  2. 【請求項2】 第1論理回路と、上記第1論理回路の出
    力信号を取り込む第2論理回路との間に配置され、上記
    第1論理回路から出力されたテスト結果を収集するとと
    もに、上記第2論理回路に対しては上記第2論理回路の
    動作テストのためのデータを供給可能な診断回路であっ
    て、 データのスキャンイン・スキャンアウト機能を備え、上
    記第1論理回路のデータ出力端子及び上記第2論理回路
    のデータ入力端子に対応して配置された複数のスキャン
    機能付きフリップフロップと、 上記スキャン機能付きフリップフロップに対応して設け
    られ、上記第1論理回路から出力されたデータを圧縮し
    て取り込むための複数のコンパクタと、を含み、 上記スキャン機能付きフリップフロップのスキャン出力
    端子が、それに隣接配置されたスキャン機能付きフリッ
    プフロップのスキャン入力端子に結合されることによっ
    て、データを順次伝達可能なスキャンチェーンが形成さ
    れ、且つ、上記コンパクタの出力端子が、それに隣接配
    置されたコンパクタの入力端子に結合されることによっ
    て、上記第1論理回路から出力されたテスト結果を論理
    演算により圧縮するためのコンパクタチェーンが形成さ
    れたことを特徴とする診断回路。
  3. 【請求項3】 上記スキャンチェーンの先頭に位置する
    スキャン機能付きフリップフロップにおけるスキャン入
    力端子、及び上記コンパクタチェーンの先頭に位置する
    コンパクタにおける入力端子に伝達されるパターンデー
    タを発生するためのパターン発生回路と、 上記スキャンチェーンの後尾に位置するスキャン機能付
    きフリップフロップにおけるスキャン出力端子からの出
    力データと、上記コンパクタチェーンの後尾に位置する
    コンパクタにおける出力端子からの出力データとを符号
    化する符号化回路とを含む請求項1又は2記載の診断回
    路。
  4. 【請求項4】 第1スキャンクロック信号と、それとは
    位相が異なる第2スキャンクロック信号とを発生するた
    めの制御回路を含むとき、上記スキャン機能付きフリッ
    プフロップは、上記第1論理回路からクロック信号に同
    期して出力されるデータを取り込み、上記第1スキャン
    クロック信号に同期してスキャンデータを取り込むため
    の第1フリップフロップと、上記第2スキャンクロック
    信号に同期して上記第1フリップフロップの出力信号を
    取り込む第2フリップフロップとを含んで成る請求項1
    乃至3の何れか1項記載の診断回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1項記載の診断
    回路と、上記診断回路の診断対象とされる論理回路とを
    含んで一つの半導体基板に形成された半導体集積回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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