JP2001176560A - リチウムイオン二次電池の特性調整方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の特性調整方法

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JP2001176560A JP35913199A JP35913199A JP2001176560A JP 2001176560 A JP2001176560 A JP 2001176560A JP 35913199 A JP35913199 A JP 35913199A JP 35913199 A JP35913199 A JP 35913199A JP 2001176560 A JP2001176560 A JP 2001176560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正極活物質としてリチウム−金属複合酸化物を
もつリチウムイオン二次電池の電池特性を短時間で安定
化させる方法を提供すること。 【解決手段】本発明のリチウムイオン二次電池の特性調
整方法は、正極活物質としてリチウムイオンを吸蔵およ
び放出可能なリチウム−金属複合酸化物をもつ正極と、
リチウムイオンを吸蔵および放出可能な負極とを有する
リチウムイオン二次電池に複数回の充放電を行うことに
よりその特性を調整する方法において、前記充放電は、
前記リチウムイオン二次電池の定格容量を100%とし
たときに、充電および放電を行う電気量がそれぞれ1回
あたり20%以下であって、その充放電時に前記リチウ
ム−金属複合酸化物の結晶構造が変化することを特徴と
する。つまり、正極活物質として用いたリチウム−金属
複合酸化物の結晶構造を安定化させ、電池特性の安定化
を達成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車や携帯
用電子機器のバッテリーとして用いることのできるリチ
ウムイオン二次電池の特性調整方法、たとえば、出荷前
調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー問題及び環境問題を背景に、
電力をより有効に活用する技術が求められている。その
ためには、多量の電気を蓄え、かつ効率的にその蓄えた
電気を取り出すことができる電気貯蔵手段が必要であ
る。こうした電気の貯蔵手段としては、大きな放電容量
と高い放電電圧をもち、かつ繰り返し充放電を行うこと
ができる二次電池が最適である。
【0003】このような二次電池として、充電時にはリ
チウムイオンが正極から放出されて負極に吸蔵される充
電反応が生じ、放電時には負極から放出されて正極に吸
蔵される放電反応が生じるリチウムイオン二次電池があ
る。リチウムイオン二次電池では、そのエネルギー密度
および出力密度がいずれも高く、大きな放電容量と高い
放電電圧とが得られる。また特に、リチウム−金属複合
酸化物を正極活物質として正極を構成したリチウムイオ
ン二次電池は、高容量であるので、実用的に優れている
として携帯用電子機器や電気自動車などのバッテリーな
どへの利用が期待されている。
【0004】このリチウムイオン二次電池の製造は、ケ
ース内に正極、負極、セパレータをケース内に組み入れ
た後、電解液を注入、封口して行う。この段階では、電
池として化成されていない。また、リチウムイオン二次
電池は、最初の1、2サイクルの充放電時に負極で不可
逆の反応が起きること、2サイクル目以降も充放電に伴
い電池材料の状態が変化し容量特性や内部抵抗が変化す
ることが知られており、電池容量等の電池特性が安定し
ない。したがって、一般的には、電池を製造後に、数サ
イクル以上の充放電を繰り返して電池特性を調整した
後、電池特性の検査や出荷を行っている。しかし、電池
製造において全数の電池の充放電および検査を行った場
合、多大な設備費と工数を要することになる。
【0005】従来、その解決策として、充電時間を短縮
する試みがなされていた。たとえば、特開平10−32
1262号公報は、充電末期に充電時の電流を段階的に
変化させることにより、また、特許第2793104号
公報は、充電時の電流をパルス的に流す方法により、充
電時間の短縮が図られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、リチウムイオン二次電池に充電する時間の
短縮はできるものの、電池の特性を安定化するためには
依然として数サイクルの充放電を行う必要があるので、
大幅な時間の短縮は期待できない。
【0007】したがって、本発明では、リチウムイオン
二次電池の電池特性を短時間で安定化させる方法を提供
することを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する目的
で本発明者らは鋭意研究を行った結果、正極活物質とし
て用いるリチウム−金属複合酸化物について結晶構造を
安定化させることにより電池特性も安定化することを発
見した。そして、リチウム−金属複合酸化物の結晶構造
は、リチウムイオンの吸放出にともなう結晶構造の変化
を繰り返すことによって安定化することを発見した。本
発明者らは、以上の知見に基づいて以下の発明を行っ
た。
【0009】すなわち、上記課題を解決する本発明のリ
チウムイオン二次電池の特性調整方法は、正極活物質と
してリチウムイオンを吸蔵および放出可能なリチウム−
金属複合酸化物をもつ正極と、リチウムイオンを吸蔵お
よび放出可能な負極とを有するリチウムイオン二次電池
に複数回の充放電を行うことによりその特性を調整する
方法において、前記充放電は、前記リチウムイオン二次
電池の定格容量を100%としたときに、充電および放
電を行う電気量がそれぞれ1回あたり20%以下であっ
て、その充放電時に前記リチウム−金属複合酸化物の結
晶構造が変化することを特徴とする。
【0010】つまり、本発明のリチウムイオン二次電池
の特性調整方法は、電池特性を安定化させるメカニズム
の発見に基づいて、リチウムイオン二次電池に適正な操
作を行うことによって、極短時間で電池特性の安定化を
図るものである。すなわち、リチウムイオン二次電池に
対して、正極活物質として用いたリチウム−金属複合酸
化物の結晶構造が変化する範囲で集中して充放電を行う
ことにより結晶構造を安定化させ、電池特性の安定化を
達成できるのである。したがって、電池の特性調整のた
めの前述の充放電時には、正極活物質に用いたリチウム
−金属複合酸化物の結晶構造が少なくとも1回は変化す
る必要がある。
【0011】たとえば、文献(W.Li et al.
Solid State Ionics、67、12
3(1993);T.Ohzuku et al.
J.Electrochem.Soc.、140、N
o.7、1862(1993);H.Arai et
al. Solid State Ionics、8
0、261(1995))によると、リチウム−ニケッ
ル複合酸化物(Li(1-x)NiO2:xは0〜1の範囲)
では、図6に示すように、電池の充放電にともなうリチ
ウム含有量が変化(xの値が0〜1に変化)するにした
がってその結晶構造が六方晶(H1)、単斜晶、そして
六方晶(H2,H3)へと変化する。充放電は、この結
晶構造が変化する部分を含む範囲で行われる必要があ
る。
【0012】本発明のリチウムイオン二次電池の特性調
整方法を用いれば、短時間の充放電で電池を安定化する
ことができ、充放電設備費の低減が可能となる。
【0013】前述のリチウム−金属複合酸化物が、リチ
ウムニッケル酸化物を含む場合には、前述の充放電の時
に正極電位の変化する範囲が、金属リチウムの電位に対
して3.7V〜3.9Vの範囲と重なる部分を有するこ
とが好ましい。
【0014】ここで正極電位の変化する範囲が3.7V
〜3.9Vの範囲と重なる部分を有するとは、以下の意
味である。すなわち、本発明のリチウムイオン二次電池
の特性調整方法における複数回行われる充放電の時にリ
チウムイオンの吸放出にともない正極の電位が変化す
る。その正極電位の変化する範囲が、3.7V〜3.9
Vの範囲と一部分でも重なる部分を有するという意味で
ある。これは、以下の電池電圧の範囲についても同様で
ある。
【0015】リチウムニッケル酸化物の結晶構造の変化
は、リチウムイオン二次電池に用いる場合に正極電位が
金属リチウムに対して+3.7V〜3.9Vの範囲であ
るので、充放電をこの範囲で行うこととしたのである。
ただし、充放電時の正極電位の変化範囲は、電池に用い
た正極活物質としてのリチウムニッケル酸化物について
実際に結晶構造が変化する電位を含む必要がある。
【0016】さらに、同じく前述のリチウム−金属複合
酸化物が、リチウムニッケル酸化物を含み、負極に炭素
系材料が用いられている場合は、前述の充放電の時にリ
チウムイオン二次電池の電池電圧の変化する範囲が、
0.3V〜3.9Vの範囲と重なる部分を有することが
好ましい。
【0017】リチウムニッケル酸化物の結晶構造の変化
は、負極に炭素系材料を用いたリチウムイオン二次電池
に用いる場合に電池電圧が0.3V〜3.9Vの範囲で
あるので、充放電をこの範囲で行うこととしたのであ
る。
【0018】そして、さらに同じく前述のリチウム−金
属複合酸化物が、リチウムニッケル酸化物を含む場合
は、リチウムイオン二次電池に対して、前述の充放電の
前に定格容量の1/10〜1/2の電気量を充電するこ
とが好ましい。
【0019】定格容量の1/10〜1/2の電気量を充
電することによって、おおむね正極活物質のリチウムニ
ッケル酸化物の構造変化が生起する前後のリチウム含量
となるからである。
【0020】また、前述の充放電は、180秒以内の充
電、180秒以内の休止、180秒以内の放電、180
秒以内の休止を行うことであって、その充放電の回数
は、少なくとも5回であることが好ましい。充電時間、
放電時間、休止時間をこれより長くしても電池の特性を
調整する効果はそれ以上向上せず、かえって電池の特性
安定化に長時間を要することとなるからである。
【0021】そして、前述の充放電により行う総充電容
量または総放電容量が、リチウムイオン二次電池の定格
容量の1/18以上であることが好ましい。これより少
ないと充分な効果が得られないからである。
【0022】そしてまた、前述の充放電を行う時の電流
値は、0.2C〜8Cであることが好ましい。
【0023】電流値は、充放電設備の費用、電池の過電
圧を考慮すると8C以下が好ましい。一方、充放電の電
流が0.2Cを下回ると、充分な効果を得るためには、
長時間を要するため0.2C以上が好ましい。なお、こ
こで「C」とは、放電率を表し、電池を定電流で放電し
たときに5時間で下限電圧まで放電しきる電流値が0.
2Cとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明のリチウムイオン二
次電池の特性調整方法の実施形態について、詳細に説明
する。なお、本発明は、以下の実施形態により限定され
るものではない。また、図は模式図であり、寸法・形態
等は正確なものではない。
【0025】本実施形態のリチウムイオン二次電池の特
性調整方法は、リチウムイオン二次電池に対して充放電
を複数回繰り返すことによって行う。
【0026】リチウムイオン二次電池は、正極活物質と
してリチウムイオンを吸蔵および放出可能なリチウム−
金属複合酸化物をもつ正極と、リチウムイオンを吸蔵お
よび放出可能な負極とを有するリチウムイオン二次電池
である。以下に本発明のリチウムイオン二次電池の特性
調整方法が適用できるリチウムイオン二次電池を具体例
に基づいて説明する。
【0027】本発明の適用できるリチウムイオン二次電
池は、その形状には特に制限を受けず、コイン型、円筒
型、角型等、種々の形状の電池として使用できる。本実
施形態では、図1に示すような円筒型のリチウムイオン
二次電池100に基づいて説明を行う。
【0028】図1は、本実施形態における円筒型のリチ
ウムイオン二次電池100の断面斜視模式図を示す。本
実施形態のリチウムイオン二次電池100は、正極1お
よび負極2をシート形状として両者をセパレータ4を介
して積層し渦巻き型に多数回巻き回した巻回体を空隙を
満たす電解液3とともに所定の円筒状のケース7内に収
納したものである。正極1と正極端子部5とについて、
そして負極2と負極端子部6とについては、それぞれ電
気的に接合されている。
【0029】正極1は、リチウムイオンを充電時には放
出し、かつ放電時には吸蔵することができるリチウム−
金属複合酸化物を正極活物質にもつ。リチウム−金属複
合酸化物は、電子とリチウムイオンの拡散性能に優れる
など活物質の性能に優れる。そのため、このようなリチ
ウムおよび遷移金属の複合酸化物を正極活物質に用いれ
ば、高い充放電効率と良好なサイクル特性とが得られ
る。さらに正極1は、正極活物質、導電材および結着材
を混合して得られた正極合材が集電体に塗布されてなる
ものを用いることが好ましい。
【0030】正極活物質には、リチウム−金属複合酸化
物であれば特に限定されるものではなく、公知の活物質
を用いることができる。たとえば、Li(1-X)NiO2
Li (1-X)MnO2、Li(1-X)Mn24、Li(1-X)Co
2や、各々にLi、Al、そしてCr等の遷移金属を
添加または置換した材料等が挙げられる。なお、正極活
物質としては、1種類の物質を単独で用いる場合に限定
されず、複数の物質を混合して用いてもよい。そして、
この正極活物質の例示におけるXは0〜1の数を示す。
【0031】また、負極2については、リチウムイオン
を充電時には吸蔵し、かつ放電時には放出することがで
きれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、
公知の材料構成のものを用いることができる。特に、負
極活物質、導電材および結着剤を混合して得られた負極
合材が集電体に塗布されてなるものを用いることが好ま
しい。負極活物質としては、その活物質の種類で特に限
定されるものではなく、公知の負極活物質を用いること
ができる。中でも、結晶性の高い天然黒鉛や人造黒鉛な
どの炭素材料は、リチウムイオンの吸蔵性能および拡散
性能に優れるなど活物質の性能に優れる。そのため、こ
のような炭素材料を負極活物質に用いれば、高い充放電
効率と良好なサイクル特性とが得られる。さらには、負
極2として金属リチウムもしくはリチウム合金を使用す
ることが電池容量の観点からは、より好ましい。
【0032】電解液3は、有機溶媒に支持塩を溶解させ
たものである。
【0033】有機溶媒は、通常リチウムイオン二次電池
の電解液の用いられる有機溶媒であれば特に限定される
ものではなく、例えば、カーボネート化合物、ラクトン
化合物、エーテル化合物、スルホラン化合物、ジオキソ
ラン化合物、ケトン化合物、ニトリル化合物、ハロゲン
化炭化水素化合物等を挙げることができる。
【0034】具体的には、ジメチルカーボネート、メチ
ルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、エチレング
リコールジメチルカーボネート、プロピレングリコール
ジメチルカーボネート、エチレングリコールジエチルカ
ーボネート、ビニレンカーボネート等のカーボネート
類、γ−ブチルラクトン等のラクトン類、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフ
ラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサンなどの
エーテル類、スルホラン、3−メチルスルホラン等のス
ルホラン類、1.3−ジオキソラン等のジオキソラン
類、4−メチル−2−ペンタノン等のケトン類、アセト
ニトリル、ピロピオニトリル、パレロニトリル、ベンソ
ニトリル等のニトリル類、1,2−ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、その他のメチルフォルメート、
ジメチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等が挙げられ、これらを単独で、また
は、これらから選ばれる複数の有機溶媒を混合した混合
物であっても良い。
【0035】例に挙げたこれらの有機溶媒のうち、特
に、カーボネート類、エーテル類からなる群より選ばれ
た一種以上の非水溶媒を用いることにより、支持塩の溶
解性、誘電率および粘度において優れ、電池の充放電効
率も高いので、好ましい。
【0036】支持塩は、その種類が特に限定されるもの
ではないが、LiPF6、LiBF4、LiClO4及び
LiAsF6から選ばれる無機塩、該無機塩の誘導体、
LiSO3CF3、LiC(SO3CF32およびLiN
(SO3CF33から選ばれる有機塩、並びに該有機塩
の誘導体の少なくとも1種であることが好ましい。
【0037】この支持塩により、電池性能をさらに優れ
たものとすることができ、かつその電池性能を室温以外
の温度域においてもさらに高く維持することができる上
に、極めて難燃性に優れる。
【0038】支持塩の濃度についても特に限定されるも
のではなく、用途に応じ、支持塩および有機溶媒の種類
を考慮して適切に選択することが好ましい。
【0039】セパレータ4は、正極1および負極2を電
気的に絶縁し、電解液3を保持する役割を果たすもので
ある。たとえば、ポリエチレン等の微多孔質膜を用いれ
ばよい。なおセパレータ4は、正極1と負極2との絶縁
を担保するため、正極1および負極2よりもさらに大き
いものとするのが好ましい。
【0040】ケース7は、特に限定されるものではな
く、公知の材料、形態で作成することができる。
【0041】ガスケット72は、ケースと端子部5、6
の間の電気的な絶縁と、ケース7内の密閉性とを担保す
るものである。たとえば、電解液にたいして、化学的、
電気的に安定であるポリプロピレンのような高分子等か
ら構成できる。
【0042】上記構成からなるリチウムイオン二次電池
の製造方法について説明する。
【0043】以下に上述した円筒型電池の作製方法の例
を以下に述べる。正極活物質としてのLiNiO2と導
電材としてのアセチレンブラックと結着材としてのポリ
フッ化ビニリデンとを混合して、正極合材とする。この
正極合材を分散材としてのN−メチル−2−ピロリドン
に分散させ、スラリー状とする。このスラリーをアルミ
ニウム製の正極集電体11に塗布し、乾燥した後にプレ
ス成型して図2に示すように、正極合材層12を形成
し、正極1とする。負極活物質としてのグラファイトを
結着材としてのポリフッ化ビニリデンとを混合して、負
極合材とする。この負極合材を分散材としてのN−メチ
ル−2−ピロリドンに分散させ、スラリー状とする。こ
のスラリーを正極1と同様に銅製の負極集電体21にに
塗布し乾燥後、プレス成型して負極合材層22を形成
し、負極2とする。
【0044】この正極1および負極2を、シート形状と
して、両者をセパレータ4を介して積層し、渦巻き型に
多数回巻き回して巻回体として、所定の円筒状のケース
7内に収納したものである。
【0045】すなわち、電極の構成は、図2に示すよう
に負極集電体21に形成された負極合材22と、正極集
電体11に形成された正極合材12とが合材面が相対す
るように配置され、その間にセパレータ4と電解液3が
介在して巻き回して巻回体とし絶縁板を介して図1に示
すケース7の中に収納されて構成される。
【0046】この巻回体の負極集電体21端部には負極
リード23が溶接され端部にニッケル製の負極端子部6
が電流遮断用薄板71を介してを介してケース7に溶接
される。一方、正極集電体11に溶接された正極リード
13には端部にアルミニウム製の正極端子部5が取り付
けられ、電流遮断用薄板71を介して電池蓋として固定
される。その結果、ケース7の底部が負極端子部6とな
り、ケースの蓋部分が正極端子部5となる。ケース7に
収納された巻回体には、上記の電解液3が注入されガス
ケット72で密封され安全蓋73を配備され、大きさが
直径18mm、高さ65mmの円筒型リチウムイオン二次電
池100が形成できる。
【0047】円筒型リチウムイオン二次電池100は、
上述と同様の方法で、正極1、負極2、電解液3を作製
し、厚さ25μmの微孔ポリエチレン製フィルムをセパ
レータ4とし、前述の正極1および負極2を順々積層し
てから渦巻き型に多数回巻回することにより巻回体を形
成する。次にケース7の底部に絶縁体71を挿入し、上
記巻回体を収納した。そして、負極、正極の端子部6、
5をケース7の底および蓋に接続させ上述の電解液3
を、上述のようにして作製したケース7内に注入し、密
封することで作製できる。
【0048】充放電は、特性調整の目的で行うものであ
り、リチウムイオン二次電池の定格容量を100%とし
たときに、充電および放電を行う電気量がそれぞれ1回
あたり20%以下であって、その充放電時に前記リチウ
ム−金属複合酸化物の結晶構造が変化するように行う。
さらに好ましくは、充電および放電を行う電気量はそれ
ぞれ1回あたり7%以下である。この充放電の前後に、
特性調整の目的で行う以外の充電もしくは放電を行って
もよいことは言うまでもない。本明細書において「充放
電」という場合には、特に断りがない限り「特性調整の
目的で行う充電および放電」を意味するものとする。こ
の充放電時の充電もしくは放電時の電気量は、できるだ
け少ない方が電池特性調整に要する時間が短縮できるの
で好ましい。しかしながら、その電気量は、最低でも正
極活物質として用いたリチウム−金属複合酸化物がその
充放電の際に結晶構造の変化を生起する電気量であるこ
とが必要である。ここで定格容量とは、電池特性が安定
した後に、完全充電した電池から、0.2Cの放電率で
放電したときに取り出せる容量をいう。
【0049】このようにリチウムイオン二次電池に充放
電を繰り返すことによって、電池特性の安定化の一因で
あるリチウム−金属複合酸化物の結晶構造の変化を集中
的に繰り返すことで、電池特性の安定化が短時間に達成
できる。
【0050】充放電は、正極活物質としてのリチウム−
金属複合酸化物の結晶構造が変化するリチウム含有量を
含む範囲で行われる。
【0051】したがって、充放電を複数回行う前には、
リチウム−金属複合酸化物の結晶構造が変化するリチウ
ム含有量程度となるように、リチウムイオン二次電池に
充電もしくは放電を行う。その充電量としては、定格容
量の1/10〜1/2の電気量であることが好ましい。
【0052】また、リチウム−金属複合酸化物にリチウ
ム−ニッケル酸化物を用いる場合は、充放電の時に正極
電位の変化する範囲が、金属リチウムの電位に対して+
3.7V〜3.9Vの範囲と重なる部分を有するよう
に、充放電前に電池に充電を行うことが好ましい。
【0053】さらに、同じく前述のリチウム−金属複合
酸化物が、リチウムニッケル酸化物を含み、負極に炭素
系材料が用いられている場合は、前述の充放電の時にリ
チウムイオン二次電池の電池電圧の変化する範囲が、
0.3V〜3.9Vの範囲と重なる部分を有するよう
に、充放電前に電池に充電を行うことが好ましい。
【0054】また、充放電は、180秒以内、より好ま
しくは60秒以内の充電と、180秒以内、より好まし
くは60秒以内の休止と、180秒以内、より好ましく
は60秒以内の放電と、180秒以内、より好ましくは
60秒以内の休止とを行うことであって、その充放電の
回数は、少なくとも5回であることが好ましい。充電時
間、放電時間、休止時間がこれより長くても電池の特性
調整効果は向上しないからである。
【0055】そして、充放電の回数は、総充電容量また
は総放電容量が、リチウムイオン二次電池の定格容量の
1/18以上、より好ましくは1/9以上となるように
することが好ましい。これより少ないと充分な効果が得
られないからである。また、この時の充放電の繰り返し
回数は、5回以上とすることが好ましい。
【0056】また、充放電を行う時の電流値は、0.2
C〜8C、より好ましくは0.5C〜4Cであることが
好ましい。これより多くても少なくても充分な効果が得
られないからである。
【0057】本実施形態の方法を用いれば、短時間の充
放電で電池を安定化することができ、充放電設備費等の
低減が可能となる。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。しかしながら、本発明は下記の実施例に限定さ
れるものではない。
【0059】正極活物質にリチウムニッケル酸化物、負
極活物質にグラファイトを用いた18650サイズの電
池を作製して、電池製造後の初期充放電条件が、その後
の電池特性に与える影響を評価した。
【0060】〈試験用リチウムイオン二次電池の作成〉
正極は、活物質、導電剤、バインダを溶剤に混合した後
アルミニウム箔の集電体に塗工、プレスして製作した。
正極の電極面積は、900cm2 とした。負極は、活物
質とバインダを溶剤に混合した後、銅箔集電体上に塗
工、プレスして製作した。セパレ−タには25μmのポ
リエチレン製の微孔フィルムを使用し、ケースサイズが
直径18mm、高さ65mmのスパイラル状の円筒型電
池を製作した。その後、電解液を注入し、封口した。電
解液は、LiPF6をエチレンカーボネートとジエチル
カーボネートとを体積比で3:7の混合後溶媒に1mo
l/L溶解したものを用いた。電池の1Cは1000m
Aであった。
【0061】〈電池特性測定〉上記要領で製作した電池
について、以下に示す各実施例、各比較例の条件でそれ
ぞれ特性調整を行った後に電池特性を測定した。電池特
性の測定は、充放電評価試験とインピーダンス測定試験
とを行った。
【0062】充放電サイクル評価は、定電流−定電圧
(電流1C、電圧4.1V)で2.5時間の充電を行
い、定電流(1/3C)で3Vとなるまで放電を行うこ
とを1サイクルとして10サイクル行い各サイクル毎の
放電容量を測定した。インピーダンス測定試験は、上記
充放電評価試験前後に電池の電池電圧を3.6Vに調整
して測定した。
【0063】(実施例1)初期充電を定電流(0.5
C)で、30分間行った。充電容量は、電池容量の1/
4であった。初期充電後の電池電圧は3.54V、正極
電位は3.8V(金属Liに対して)を示した。
【0064】この電圧を中心として、定電流(2C)で
10秒間の充電、10秒間の休止、定電流(2C)で1
0秒間の定電流放電、10秒間の休止を1ユニットとし
て合計30回繰り返した。その後、定電流−定電圧(2
C、4.1V)で90分間の充電、定電流(2C)で3
V迄放電、定電流−定電圧(2C、3.6V)で45分
間の充電を行い電池の初期調整を行った。
【0065】この初期充放電時の電池電圧の変化を、図
3に示す。
【0066】(実施例2)初期充電を電流0.5Cの定
電流で、30分間行った。充電容量は、電池容量の1/
4であった。初期充電後の電池電圧は3.54V、正極
電位は3.8V(金属Liに対して)を示した。
【0067】この電圧を中心として、定電流(4C)で
10秒間の充電、10秒間の休止、定電流(4C)で1
0秒間の定電流放電、10秒間の休止を1ユニットとし
て合計3回繰り返した。その後、定電流−定電圧(2
C、4.1V)で90分間の充電、定電流(2C)で3
V迄放電、定電流−定電圧(2C、3.6V)で45分
間の充電を行い電池の初期調整を行った。
【0068】(実施例3)初期充電を電流0.5Cの定
電流で、30分間行った。充電容量は、電池容量の1/
4であった。初期充電後の電池電圧は3.54V、正極
電位は3.8V(金属Liに対して)を示した。
【0069】この電圧を中心として、定電流(4C)で
10秒間の充電、10秒間の休止、定電流(4C)で1
0秒間の定電流放電、10秒間の休止を1ユニットとし
て合計5回繰り返した。その後、定電流−定電圧(2
C、4.1V)で90分間の充電、定電流(2C)で3
V迄放電、定電流−定電圧(2C、3.6V)で45分
間の充電を行い電池の初期調整を行った。
【0070】(実施例4)初期充電を電流0.5Cの定
電流で、30分間行った。充電容量は、電池容量の1/
4であった。初期充電後の電池電圧は3.54V、正極
電位は3.8V(金属Liに対して)を示した。
【0071】この電圧を中心として、定電流(4C)で
10秒間の充電、10秒間の休止、定電流(4C)で1
0秒間の定電流放電、10秒間の休止を1ユニットとし
て合計10回繰り返した。その後、定電流−定電圧(2
C、4.1V)で90分間の充電、定電流(2C)で3
V迄放電、定電流−定電圧(2C、3.6V)で45分
間の充電を行い電池の初期調整を行った。
【0072】(実施例5)初期充電を電流0.5Cの定
電流で、30分間行った。充電容量は、電池容量の1/
4であった。初期充電後の電池電圧は3.54V、正極
電位は3.8V(金属Liに対して)を示した。
【0073】この電圧を中心として、定電流(4C)で
10秒間の充電、10秒間の休止、定電流(4C)で1
0秒間の定電流放電、10秒間の休止を1ユニットとし
て合計30回繰り返した。その後、定電流−定電圧(2
C、4.1V)で90分間の充電、定電流(2C)で3
V迄放電、定電流−定電圧(2C、3.6V)で45分
間の充電を行い電池の初期調整を行った。
【0074】(比較例)比較例の電池は、充電を1C、
41Vの定電流−定電圧で合計2.5時間行い、放電を
2C、3V、の定電流放電を行った。その後、定電流−
定電圧(2C、3.6V)で45分間の充電を行った。
【0075】〈結果〉充放電試験の結果を図4に、イン
ピーダンス測定試験の結果を図5にそれぞれ示す。
【0076】特性調整において充放電の繰り返しを行っ
ていない比較例の電池は、充放電評価試験でサイクルの
回数が進むにつれて徐々に容量が増加し、容量が安定し
ていない。一方、繰り返し充放電を行った実施例1の電
池は、比較例に対し容量が直後から安定することがで分
かった。インピーダンス測定試験の結果から電池の電荷
移動抵抗も同様に初期調整後に安定できることがで分か
った。
【0077】実施例2、3、4、5について充放電評価
試験の結果は、充放電の回数が増加するにつれてよくな
った。特に、充放電の回数を5回以上とすると、その後
の充放電評価試験において最初から安定した結果を得る
ことができた。
【0078】この傾向は、充放電評価試験のみならず、
インピーダンス測定試験で得られた内部抵抗値の安定化
についても同様の結果を得た。この充放電回数が5回の
時に(実施例3)おいて、浅い充放電時の定電流容量、
放電総容量は、ともに電池容量の約1/18となった。
【0079】浅い充放電の電流は、2Cと4Cで同様の
効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の
断面斜視模式図である。
【図2】本実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の
電極部分の模式説明図である。
【図3】実施例1の特性調整における電池電圧の変化を
示した図である。
【図4】実施例の充放電試験の結果を示した図である。
【図5】実施例のインピーダンス測定試験の結果を示し
た図である。
【図6】Li(1-x)NiO2についてxの値の変化による
結晶構造の変化を示した図である。
【符号の説明】
100:リチウムイオン二次電池(円筒型) 1:正極 11:正極集電体 12:正極合材層
13:正極リード 2:負極 21:負極集電体 22:負極合材層
23:負極リード 3:非水電解液 4:セパレータ 5:正極端子部
6:負極端子部 7:ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 紀和 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小島 久尚 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 井上 俊彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中野 昭 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA11 CB06 5H029 AJ01 AK03 AL07 AL12 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ14 DJ17 HJ00 HJ17 HJ18 HJ19 5H030 AA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極活物質としてリチウムイオンを吸蔵
    および放出可能なリチウム−金属複合酸化物をもつ正極
    と、リチウムイオンを吸蔵および放出可能な負極とを有
    するリチウムイオン二次電池に複数回の充放電を行うこ
    とによりその特性を調整する方法において、 前記充放電は、前記リチウムイオン二次電池の定格容量
    を100%としたときに、充電および放電を行う電気量
    がそれぞれ1回あたり20%以下であって、 該充放電時に前記リチウム−金属複合酸化物の結晶構造
    が変化することを特徴とするリチウムイオン二次電池の
    特性調整方法。
  2. 【請求項2】 前記リチウム−金属複合酸化物は、リチ
    ウムニッケル酸化物を含み、 前記充放電の時に前記正極電位の変化する範囲が、金属
    リチウムの電位に対して+3.7V〜3.9Vの範囲と
    重なる部分を有する請求項1に記載のリチウムイオン二
    次電池の特性調整方法。
  3. 【請求項3】 前記リチウム−金属複合酸化物は、リチ
    ウムニッケル酸化物を含み、かつ前記負極は、炭素材料
    から構成されており、 前記充放電の時に前記リチウムイオン二次電池の電池電
    圧の変化する範囲が、0.3V〜3.9Vの範囲と重な
    る部分を有する請求項1に記載のリチウムイオン二次電
    池の特性調整方法。
  4. 【請求項4】 前記リチウム−金属複合酸化物は、リチ
    ウムニッケル酸化物を含み、 前記リチウムイオン二次電池に対して、前記充放電の前
    に前記定格容量の1/10〜1/2の電気量を充電する
    請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の特性調整方
    法。
  5. 【請求項5】 前記充放電は、180秒以内の充電、1
    80秒以内の休止、180秒以内の放電、180秒以内
    の休止を行うことであり、 該充放電の回数は、少なくとも5回である請求項1〜4
    のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の特性調整
    方法。
  6. 【請求項6】 前記充放電により行う総充電容量または
    総放電容量が、前記リチウムイオン二次電池の定格容量
    の1/18以上である請求項1〜4のいずれかに記載の
    リチウムイオン二次電池の特性調整方法。
  7. 【請求項7】 前記充放電を行う時の電流値が、0.2
    C〜8Cである請求項1〜4のいずれかに記載のリチウ
    ムイオン二次電池の特性調整方法。
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