JP2001175588A - バス制御装置 - Google Patents

バス制御装置

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JP2001175588A
JP2001175588A JP35665799A JP35665799A JP2001175588A JP 2001175588 A JP2001175588 A JP 2001175588A JP 35665799 A JP35665799 A JP 35665799A JP 35665799 A JP35665799 A JP 35665799A JP 2001175588 A JP2001175588 A JP 2001175588A
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JP35665799A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kanzaki
英之 神崎
Masataka Ozaka
匡隆 尾坂
Tsutomu Kanbe
勉 関部
Masaaki Harada
昌明 原田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】マスターから異なるスレーブに対してアクセス
順序を保証する必要があるアクセス要求について、マス
ター装置に負荷をかけずにその順序を保証するバス制御
装置を提供する。 【解決手段】 アクセス要求制御部13は、マスター装
置から発行される特種のアクセス要求群に対しては、先
行するアクセス要求によるデータアクセスが完了した後
に、その次のアクセス要求をアクセス部151X〜15
1Yに実行させる。その際、アクセス要求制御部13
は、スレーブキューが空になったこと、又は、スレーブ
装置から先行するアクセス要求についてのアクノリッジ
信号が応答したことによって、先行するアクセス要求の
データアクセス完了を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスターバスを介
してマスター装置に接続され、かつ独立したスレーブバ
スを介して複数のスレーブ装置に接続され、マスター装
置から発行されるアクセス要求に従ってスレーブ装置に
アクセスするバス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧縮されたビデオ/音声データ、
伸長後のビデオ/音声データ等の膨大なデータをリアル
タイムに処理するいわゆるメディアプロセッサが開発さ
れている。バス制御装置は、メディアプロセッサの一部
分として、あるいはメディアプロセッサとともに使用さ
れ、複数種類の膨大なデータを入出力する。
【0003】図19に従来のバス制御装置の一例(特開
平8-44661)を示す。このバス制御装置は、各スレーブ
バス毎にアクセス要求を格納する複数のスレーブキュー
を有する。スレーブ装置へのアクセス要求を格納するス
レーブキューは、アクセス先のスレーブ装置での処理の
終了を待たずに、次のアクセス要求を受け付ける。これ
により、バスの遊休期間を低減している。また、処理の
遅いスレーブ装置が存在する場合でも、バスの使用効率
の低下を防いでいる。
【0004】図20に他のバス制御装置の一例(特開平
6-89258)を示す。このバス制御装置は、マスター側に
もアクセス要求を格納するマスターキューを有する。同
一マスター装置から連続してアクセス要求が発行される
場合、マスターキューは、スレーブ装置でのアクセス終
了を待たずにマスター装置からのアクセス要求を受け付
ける。これにより、マスター装置の待ち時間を低減して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバス
制御装置において、同一のマスター装置から同一スレー
ブ装置に対する一連のアクセス要求については、同じキ
ューを経由するので発行された順序と同じ順序でアクセ
スされるが、同一マスター装置から複数のスレーブ装置
に対して発行したアクセス要求については、アクセス要
求の実行順序を保証しなければならない場合には、マス
ター装置が次のように処理していた。例えば、連続する
ライトアクセス要求の順序を保証するには、先のライト
アクセス要求を発行した後、同じスレーブ装置に対する
ダミーとしてのリードアクセス要求を発行し、リードデ
ータの応答を確認することによって先のライトアクセス
が終了したと判断し、次のライトアクセス要求を発行す
る必要があった。マスター装置は、そのための付加的な
ソフト処理が必要となる。
【0006】このように、あるマスター装置からの異な
るスレーブ装置に対する一連のアクセス要求について
は、そのアクセスの順序を守らなければならない場合、
上記のソフト処理を施さなければその順序を保証するこ
とができないので、マスター装置に負荷がかかり、ひい
ては他の処理の進行を妨げていたという問題点がある。
上記課題に鑑み本発明は、マスターから異なるスレーブ
に対してアクセス順序を保証する必要があるアクセス要
求について、マスター装置に負荷をかけずに、その順序
を保証するバス制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバス制御装置は、複数のマスターバスを介
して複数のマスター装置に接続され、かつ独立したスレ
ーブバスを介して複数のスレーブ装置に接続され、マス
ター装置から発行されるアクセス要求に従ってスレーブ
装置にアクセスするバス制御装置であって、マスターバ
スに対応する複数のマスターキューを有し、マスター装
置からマスターバスを経由して発行されるアクセス要求
を一時的にマスターキュー内に保持するマスターキュー
手段と、スレーブバスに対応して設けられた複数のスレ
ーブキューを有するスレーブキュー手段と、各マスター
キューの先頭に保持されたアクセス要求が同一スレーブ
キューに競合する場合には調停し、複数のマスターキュ
ーから複数のスレーブキューにアクセス要求を並列に転
送する転送手段と、各スレーブキューの先頭に保持され
たアクセス要求に従って、スレーブバスを介したデータ
アクセスをスレーブバス毎に独立に実行するアクセス手
段と、1つのマスター装置から発行される特種のアクセ
ス要求群に対しては、先行するアクセス要求に従うデー
タアクセスが完了した後に、その次のアクセス要求に従
うデータアクセスをアクセス手段に実行させる制御手段
とを備える。
【0008】ここで、前記制御手段は、前記特種のアク
セス要求群の先頭のアクセス要求が発行されたことを検
出する検出手段と、全スレーブキューが空きであるか否
かを判定する判定手段と、先頭のアクセス要求が発行さ
れたことが検出されたとき、転送手段の転送を禁止し、
判定手段により空きであると判定されたとき、少なくと
も1つのマスターキューから1つだけアクセス要求を転
送することを転送手段に許可するアクセス制御手段とを
備える構成としてもよい。
【0009】また、前記制御手段は、1つのマスター装
置から前記特種のアクセス要求群のアクセス要求が発行
されたことを検出する検出手段と、検出されたアクセス
要求の発行順序を記憶する記憶手段と、各スレーブキュ
ーの先頭のアクセス要求が特種か否かを判定する判定手
段と、特種であると判定された場合、記憶手段を参照し
て発行順序が1つ前のアクセス要求を特定し、特定した
アクセス要求がスレーブキューに保持されていれば、特
種であると判定されたアクセス要求に従うアクセス手段
のアクセスを禁止し、保持されていなければ許可するア
クセス制御手段とを備える構成としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1は、本実施
形態におけるバス制御装置の構成と、バス接続装置、マ
スター装置及びスレーブ装置の接続関係とを示すブロッ
ク図である。同図において、バス制御装置10は、マス
ターバスA、B、Cを介してマスター装置A、B、Cに
接続され、また、スレーブバスX、Y、Zを介してスレ
ーブ装置X、Y、Zに接続される。スレーブバスX、
Y、Zは、並列に動作可能な独立したバスである。マス
ターバスA、B、Cも、本実施例では並列に動作可能な
独立したバスである。ただし、マスターバスA、B、C
一本のバスであってもよい。
【0011】このバス制御装置は、例えばSTB(セッ
トトップボックス)等に実装されるいわゆるメディアプ
ロセッサの一部分を構成し、あるいはメディアコアプロ
セッサと共に使用され、圧縮されたビデオ/音声デー
タ、伸長後のビデオ/音声データ等の大量のデータを入
出力する。マスター装置A〜Cは、例えば圧縮されたビ
デオ/音声データの入力装置、圧縮ビデオデータの伸長
装置、圧縮音声データの伸長装置等であり、スレーブ装
置は、圧縮されたビデオ/音声データを一時的に保持す
るバッファメモリ(SDRAMなど)、伸長後のビデオ
/音声データの出力装置などである。
【0012】マスター装置A、B、Cは、スレーブ装置
X、Y、Zにデータアクセスする場合にアクセス要求を
バス制御装置10に発行する。本実施形態では、アクセ
ス要求には、通常のアクセス要求と、順序を遵守すべき
アクセス要求の2種類がある。通常のアクセス要求は、
マスター装置から発行された順序と、実際にスレーブ装
置にアクセスされる順序とが同じになるように保証され
ないものをいう。順序を遵守すべきアクセス要求は、マ
スター装置から発行された順序と、実際にスレーブ装置
にアクセスされる順序とが同じになるように保証される
ものをいう。以下では便宜上、通常のアクセス要求を第
1種アクセス要求、順序を遵守すべきアクセス要求を第
2種アクセス要求と呼び、特に区別しない場合には単に
アクセス要求と呼ぶ。
【0013】マスター装置A、B、Cが一連の第2種ア
クセス要求をバス制御装置10に発行する場合には、先
頭の第2種アクセス要求の発行に先立って、バス動作切
替信号A、B、Cをそれぞれ出力する。ここで、バス動
作切替信号A、B、Cは、スレーブバスX〜Zの並列バ
ス動作を、当該マスター装置から発行された第2種アク
セス要求を1つずつ処理する単一バス動作に切り替える
ことを指示する信号である。
【0014】バス制御装置10は、マスターキュー部1
2、アクセス要求制御部13、アクセス要求調停部1
4、スレーブキュー部15とを備える。マスターキュー
部12は、マスターキュー12A、12B、12Cと、
マスターキュー管理部121とを有し、マスター装置
A、B、CからバスA、B、Cを介して発行されるアク
セス要求を一時的に保持(キューイング)する。
【0015】マスターキュー12Aは、マスター装置A
からバスAを介して発行されるアクセス要求を先入れ先
出し式に保持し、アクセス要求を1つでも保持している
場合にはアクセス要求信号Aをアクセス要求制御部13
に出力する。マスターキュー12B、12Cについて
も、対応するマスター装置及びバスとが異なる点以外は
同様である。
【0016】ここで、マスター装置から発行されるアク
セス要求のデータフォーマットを図2に示す。同図のよ
うに、アクセス要求は、アドレス、順序遵守フラグ、リ
ード/ライト(R/W)、サイズ、データの各項目を含
む。「アドレス」はアクセス先のスレーブ装置のアドレ
スを示す。「フラグ」は”0”で第1種アクセス要求で
あること、”1”で第2種アクセス要求であることを示
す。「サイズ」はアクセスデータのサイズを示す。「デ
ータ」はライト(W)データを示し、リードの場合は存
在しない。
【0017】マスターキュー管理部121は、マスター
キュー12A、12B、12Cそれぞれに保持されてい
るアクセス要求の入出力を管理する。アクセス要求制御
部13は、マスターキューA、B、Cに保持されたアク
セス要求の許可/不許可を制御する。ここで、アクセス
要求の許可/不許可とは、アクセス要求信号A、B、C
をアクセス要求調停部14に通知する/しないことをい
う。この制御は、バス動作切替信号A、B、Cの何れも
がアサートされていない場合と、バス動作切替信号A、
B、Cの何れかがアサートされた場合とで異なる。
【0018】バス動作切替信号A、B、Cの何れもがア
サートされていない場合には、アクセス要求制御部13
はマスターキューに保持されたアクセス要求を直ちに許
可する。その結果、スレーブキュー15X〜15Zはそ
れぞれ同時に複数のアクセス要求を保持できるので、異
なるスレーブキューの複数のアクセス要求が並列バス動
作により処理される。
【0019】一方、バス動作切替信号A、B、Cの何れ
かがアサートされた場合には、アクセス要求制御部13
は、一旦各マスターキューのアクセス要求を不許可に
し、スレーブキュー部15に既に保持されているアクセ
ス要求が全て実行されてスレーブキュー部15が空にな
るまで待って、その後、最初の第2種アクセス要求から
最後の第2種アクセス要求までについては、先のアクセ
ス要求のデータアクセスが完了したときその次の第2種
アクセス要求を許可する。これにより、第2種アクセス
要求は、全てのスレーブキュー15X〜15Z内に1つ
ずつ保持される結果、スレーブバスも1つずつ処理する
単一バス動作となるので、マスター装置から発行された
順番通りにスレーブ装置に対してアクセスされることに
なる。
【0020】アクセス要求調停部14は、アクセス要求
制御部13によって許可されたアクセス要求を、アクセ
ス要求中のアドレスに応じたスレーブキューに転送す
る。その際、複数のアクセス要求が何れかのスレーブキ
ューに競合する場合には、調停して1つずつ当該スレー
ブキューに転送する。スレーブキュー部15は、スレー
ブキュー15X、15Y、15Z、アクセス部151
X、151Y、151Z、スレーブキュー管理部152
を有し、アクセス要求調停部14から転送されるアクセ
ス要求を一時的に保持し、保持されたアクセス要求に従
ってスレーブ装置に対してデータアクセスをする。
【0021】スレーブキュー15Xは、アクセス要求調
停部14を介してマスターキューから転送されるスレー
ブ装置Xに対するアクセス要求を先入れ先出し式に保持
する。スレーブキュー15Y、15Zも、対応するアク
セス部やスレーブ装置が異なる点以外は同様である。ア
クセス部151Xは、スレーブキュー15Xに保持され
たアクセス要求を先頭から順に取出し、その内容に従っ
てスレーブ装置Xに対してスレーブバスXを介してデー
タアクセス(データリード/ライト)を行なう。アクセ
ス部151Y、151Zも対応するアクセス部が異なる
点以外同様である。また、アクセス部151X、151
Y、151Zは、独立かつ並列にデータアクセスを行な
う。
【0022】スレーブキュー管理部152は、スレーブ
キュー15X、15Y、15Zそれぞれに保持されてい
るアクセス要求を管理する。具体的には、スレーブキュ
ー管理部152は、各スレーブキューに保持された各ア
クセス要求の記憶位置を指すポインタを保持し、各スレ
ーブキューに対するアクセス要求の入出力に応じてポイ
ンタを更新する。その際、全てのスレーブキューが空で
あるときにはエンプティ信号を、一連の第2種アクセス
要求の最後の第2種アクセス要求が処理されたときには
クリア信号を出力する。 <アクセス要求制御部13の構成>図3は、アクセス要
求制御部13及びアクセス要求調停部14のより詳細な
構成を示すブロック図である。
【0023】同図においてアクセス要求制御部13は、
ラッチ131A、131B、131C、ANDゲート1
32、応答検出部133、ゲート134A、134B、
134Cを有する。ラッチ131A、131B、131
Cは、マスター装置A、B、Cから出力されるバス動作
切替信号A、B、Cをそれぞれラッチする。バス動作切
替信号A、B、Cは、それぞれマスター装置A、B、C
から一連の第2種アクセス要求の先頭の第2種アクセス
要求が発行される直前又は同時に、少なくとも1クロッ
クの間アサート(ここでは0でアサート)される必要が
ある。ラッチ131A、131B、131Cにラッチさ
れたバス動作要求信号A、B、Cは、一連の第2種アク
セス要求の最後のアクセス要求が実行された時点で、ス
レーブキュー管理部152からのクリア信号(CLR#A,CL
R#B,CLR#C)によってクリアされる(ここでは1にクリ
ア)。
【0024】ANDゲート132は、ラッチ131A、
131B、131Cの出力のANDを(ここでは負論理
の論理和)をとる。つまり、ラッチ131A、131
B、131C出力の何れかがアサートされたとき、その
旨を応答検出部133に通知する(以下この通知を切替
通知信号と呼ぶ)。応答検出部133は、切替通知信号
がアサートされていない場合は、ゲート134A〜13
4Cを常にイネーブルにする(つまりアクセス要求信号
を出力する)。この場合、スレーブバスは並列バス動作
となる。また、応答検出部133は、切替通知信号がア
サートされている場合は、マスターキューのアクセス要
求が1つずつ発行されるように、ゲート134A〜13
4Cのイネーブル/ディスエーブルを制御する。この場
合、スレーブバスは単一バス動作となる。
【0025】具体的には、切替通知信号がアサートされ
たとき、応答検出部133は、まずゲート134A〜1
34Cを一旦ディスエーブルにし、スレーブキュー管理
部152からのエンプティ信号がアサートされるのをま
つ。これは、全てのスレーブキュー15X〜15Zを一
旦空にするためである。次に、エンプティ信号がアサー
トされた後、応答検出部133は、ゲート134A〜1
34Cをイネーブルにし、1つのアクセス要求がスレー
ブキューに格納されると(スレーブキュー管理部152
からアクノリッジ信号S#ACKを受けると)再度ディスエ
ーブルにする。この後も同様に、応答検出部133は、
エンプティ信号がアサートされるとゲート134A〜1
34Cをイネーブルにし、スレーブキューからの格納ア
クノリッジ信号を受けるとディスエーブルにする。応答
検出部133は、切替通知信号がアサートされている間
は、この動作を繰り返す。この動作により、マスターキ
ューに保持された第2種アクセス要求は、先のアクセス
要求がスレーブキューへ発行されてスレーブ装置へのア
クセスが完了してから、発行される。その結果、スレー
ブバスは単一バス動作となり、一連の第2種アクセス要
求はマスターキューに保持された順序でアクセスされる
ことになる。
【0026】ゲート134A〜134Cは、上述したよ
うにエンプティ信号により同時にイネーブル、アクノリ
ッジ信号S#ACKK信号により(つまりアクセス要求が1つ
でもスレーブキューに転送されたとき)同時にディスエ
ーブルとなるよう制御される。 <アクセス要求調停部14の構成>図3において、アク
セス要求調停部14は、デコーダ141、アービター1
42、クロスバススイッチ143を備える。
【0027】デコーダ141は、マスターキュー12A
〜Cそれぞれの先頭のアクセス要求のアクセス先アドレ
スを解読することにより転送先のスレーブキューを判別
してアービター142に通知する。図中のA#DST,B#DST,
C#DSTは、アクセス要求信号A、B、Cに対応するアク
セス要求の転送先(デスティネーション)を示す。アー
ビター142は、ゲート134A〜Cからのアサートさ
れているアクセス要求信号を受け、デコーダ141から
の転送先を示す信号(A#DST,B#DST,C#DST)が競合して
いる場合には調停し、調停結果に従ってアクセス要求を
マスターキューからスレーブキューに転送するようクロ
スバススイッチ143を制御する。この調停の方法は切
替通知信号がアサートされているか否かで異なる。
【0028】切替通知信号がアサートされている場合に
は、アービター142は、アクセス要求信号A〜Cのう
ち複数がアサートされていても、そのうちの1つのみを
選択して受付け、受付けたアクセス要求信号に対応する
アクセス要求をマスターキューから転送先のスレーブキ
ューに転送するようクロスバススイッチ143を制御す
る。その際、アクセス要求信号A〜Cから1つを選択す
る方法は、巡回的に選択するラウンドロビン方式や、履
歴に応じて選択する方法や、固定的な方法等でよい。こ
のように、切替通知信号がアサートされている場合に
は、アービター142は、マスターキューからスレーブ
キューへ1つずつアクセス要求を転送するので、上記の
応答検出部133の動作と相俟って、3本のスレーブキ
ューX〜Z中にはただ1つの第2種アクセス要求だけが
保持され、アクセス完了した時点で次のアクセス要求が
保持されることになる。したがって、切替要求信号がア
サートされている間、単一バス動作に切替わり、第2種
アクセス要求はマスター装置から発行された順序で実行
されることになる。
【0029】また、切替通知信号がアサートされていな
い場合には、アービター142は、アクセス要求信号A
〜Cのうちアサートされているものを調停して、マスタ
ーキュー12A〜12Cからスレーブキュー15X〜1
5Zへ可能な限り並列に(最大3つ)アクセス要求を転
送する。これにより、マスターキューに保持された第1
種アクセス要求は、スレーブキューに空きがある限り転
送され、スレーブバスでは並列バス動作することにな
る。
【0030】上記の調停に応じて、アービター142
は、クロスバススイッチ143に選択制御信号SEL#X,SE
L#Y,SEL#Zを、スレーブキュー管理部152に対してSRC
#X,SRC#Y,SRC#Zを出力する。SEL#Xは、スレーブキュー
Xの入力に対して(1)マスタキューAを接続する、(2)マ
スタキューBを接続する、(3)マスタキューCを接続す
る、(4)どれも接続しないの4通りの何れかを指示す
る。SEL#Y,SEL#Zも、スレーブキューY、Zに対応する
点以外同様である。また、SRC#Xは、スレーブキューX
に対してどのマスターキューから転送したかを示す信号
で、(1)マスタキューAから、(2)マスタキューBから、
(3)マスタキューCから、(4)どれもないの4通りの何れ
かを示す。SRC#Y,SRC#Zも、スレーブキューY、Zに対
応する以外同様である。
【0031】クロスバススイッチ143は、各マスター
キューの出力と各スレーブキューの入力とをアービター
142からの選択制御信号(SEL#X,SEL#Y,SEL#Z)に従
って接続する。 <スレーブキュー管理部152>図4は、スレーブキュ
ー管理部152のより詳細な構成を示すブロック図であ
る。同図のようにスレーブキュー管理部152は、ポイ
ンタテーブル152X、152Y、152Z、ポインタ
更新部153を備える。
【0032】ポインタテーブル152Xは、スレーブキ
ュー15Xとして使用されるメモリ領域に保持されてい
るアクセス要求毎に、キュー先頭からの順位、アドレ
ス、サイズ、順序遵守フラグを保持する。ポインタテー
ブル152Y、152Zも同様である。なお、ポインタ
テーブル152X〜Zについては、通常のメモリをソフ
トウェア的にFIFOとして使用する場合には必要にな
るが、スレーブキュー15X〜Zがハードウェア構成の
FIFOである場合には、「フラグ」欄以外は不要であ
る。
【0033】ポインタ更新部153は、スレーブキュー
15X〜15Zに保持されているアクセス要求の個数を
それぞれカウントするカウンタ153X、153Y、1
53Z、空き判定部154、終了判定部155を内部に
有し、各スレーブキューに対するアクセス要求の入出力
に応じて、各ポインタテーブルを更新する。具体的に
は、ポインタ更新部153は、アービター142から調
停結果を示す信号(SRC#X,SRC#Y,SRC#Z)を受けて、新た
にアクセス要求が転送されたスレーブキューを判別し、
判別されたスレーブキューに対応するカウンタをインク
リメントし、ポインタテーブルにエントリを追加および
更新する。このとき、スレーブキューにアクセス要求が
格納されたことを示すアクノリッジ信号S#ACKを応答検
出部133に出力する。このアクノリッジ信号S#ACK
は、応答検出部133によりアクセス要求信号A〜Cを
ディスエーブルするために用いられる。
【0034】また、ポインタ更新部153は、アクセス
部151X〜151Zからの、各スレーブ装置に対する
データアクセスの完了を意味するアクノリッジ信号(AC
K#X,ACK#Y,ACK#Z)を受けて、どのスレーブキューのア
クセス要求が取り出されてかを判別し、判別されたスレ
ーブキューに対応するカウンタをデクリメントし、ポイ
ンタテーブルのエントリを削除および更新する。
【0035】空き判定部154は、カウンタ153X、
153Y、153Zの全てが0であるとき、全てのスレ
ーブキューが空きであることを示す信号(EMPTY)を応
答検出部133に出力する終了判定部155は、各ポイ
ンタテーブルのフラグ欄及びアービター142からの信
号(SRC#X,SRC#Y,SRC#Z)に基づいて、マスター装置から
発行された連続する第2種アクセス要求のうち最後の第
2種アクセス要求のデータアクセスが終了したことを判
定し、当該マスター装置に対応するクリア信号(CLR#A,
CLR#B,CLR#Cのいずれか)をラッチ131A〜Cの1つ
に出力する。
【0036】すなわち、終了判定部155は、内部にマ
スター装置毎の連続フラグ保持部(連続フラグは”1”
で連続する第2種アクセス要求の処理中を意味する)を
有し、ポインタテーブルにエントリが追加されたとき、
アービター142からの信号(SRC#X,SRC#Y,SRC#Z)から
発行元のマスター装置を判別し、(1)追加されたエント
リ中の順序遵守フラグが”1”であって、かつ判別され
たマスター装置に対応する連続フラグが”0”である場
合、連続フラグを”1”に設定し、(2)順序遵守フラグ
が”0”であって、かつ判別されたマスター装置に対応
する連続フラグが”1”である場合、最後の第2種アク
セス要求のデータアクセスが終了したと判定し、当該マ
スター装置に対応するクリア信号を出力し、(2)順序遵
守フラグが”0”であって、かつ判別されたマスター装
置に対応する連続フラグが”0”である場合、及び両者
が”1”と”1”である場合には、連続フラグを変更し
ない。上記の(2)の場合においてクリア信号が出力され
ることにより、当該マスター装置のバス動作切替信号に
より開始した単一バス動作モードが終了する。 <動作説明>以上のように構成された第1の実施形態に
おけるバス制御装置について、図5、図6を用いてその
動作を説明する。
【0037】図5(a)〜(e)は、マスターキュー1
2A〜12Cに保持されたアクセス要求がスレーブキュ
ー15X〜15Yに転送される様子を時間順に示した図
である。同図において、例えばA-X-1は、「(発行元マ
スター装置)−(発行先スレーブ装置)−(番号)」を
意味する識別子であり、マスター装置Aからのスレーブ
装置Xに対するアクセス要求であることを示す。図中の
アクセス要求B-X-1,B-Z-1は第2種アクセス要求であ
り、これ以外は第1種アクセス要求であるものとする。
【0038】図6は、バス制御装置の動作タイミングを
示すタイムチャートである。同図において(A)クロッ
ク信号はバス制御装置の動作クロックを示す。(B)バ
ス動作切替信号および(C)AND132(切替通知信
号)は、図3に示した信号である。(D)アクセス要求
信号A〜Cは、実際には3本の信号であるが、同図では
3本ともアサートされているので、代表として1つを図
示してある。(E)応答検出部133のイネーブル信号
は、図3に示したゲート134A〜Cに入力されている
イネーブル信号であり、エンプティ信号によりアサート
され、スレーブキュー格納アクノリッジ信号にネゲート
される。(F)ゲート134A〜C出力は、実際には3
本の信号であるが、同図では3本ともアサートされてい
るので、代表として1つを図示してある。(G)エンプ
ティ信号(EMPTY信号)および(H)スレーブキュー格
納アクノリッジ(S#ACK信号)は、それぞれ図3に示し
た信号である。(I)カウンタ153X〜Zは、図4に
示したものであるが、図6では便宜上3つのカウンタの
合計の値を示している。(J)スレーブ装置アクノリッ
ジは、図4に示したACK#X,ACK#Y,ACK#Zを便宜上1つだ
け示してある。(K)連続フラグは終了判定部155に
保持されている連続フラグの値を示す。図6の信号は、
(I)(K)を除いて負論理で示してある。
【0039】今、マスター装置Bがバス動作切替信号B
をアサートし(図6のサイクルT1)、第2種アクセス
要求B-X-1,B-Z-1をマスターキュー12Bに発行したも
のとする。応答検出部133は、バス動作切替信号Bが
アサートされたことにより全てのアクセス要求信号をネ
ゲートする(サイクルT2、T3)。その結果、新たな
アクセス要求がスレーブキューに転送されないので、既
にスレーブキューに保持されているアクセス要求が処理
された時点で、図5(a)に示すようにスレーブキュー
15X〜15Zが空になる。
【0040】スレーブキュー15X〜15Zが空になっ
たことにより、空き判定部154から応答検出部133
にエンプティ信号が出力される。エンプティ信号を受け
た応答検出部133はゲート134A〜134Cをイネ
ーブルにする。これによりアクセス要求信号A、B、C
がともにアービター142にアサートされる(サイクル
T4)。アービター142は、切替通知信号がアサート
されているので、アクセス要求信号A、B、Cのうち何
れか1つだけを受付ける。ここでは、アクセス要求信号
Bが受付けられたものとする。そうすると、アービター
142の制御により、マスターキュー12Bに保持され
た第2種アクセス要求B-X-1がスレーブキュー15Xに
転送される(サイクルT6)。転送された時点で、応答
検出部133はゲート134A〜134Cをディスエー
ブルにする(サイクルT6、7)。この時点で、図5
(b)に示すようにスレーブキュー15X〜15Zに
は、第2種アクセス要求B-X-1のみが保持される。この
とき、先頭の第2種アクセス要求B-X-1が転送されたこ
とから、連続フラグがセットされる。
【0041】第2種アクセス要求B-X-1に従ってアクセ
ス部151Xがスレーブ装置にアクセスすると、再度エ
ンプティ信号がアサートされる。これにより、上記(サ
イクルT4〜T7)と同様に何れかのアクセス要求がス
レーブキューに転送される。図5(c)は、アービター
142による調停の結果、アクセス要求C-Y-1がスレー
ブキュー15Yに転送された場合を示している。
【0042】アクセス要求C-X-1によるデータアクセス
の後、同様にアクセス要求A-X-1がスレーブキュー15
Xに転送されたた場合を図5(d)に示す。アクセス要
求A-X-1によるデータアクセスの後、同様に第2種アク
セス要求B-Z-1がスレーブキュー15Zに転送された場
合を図5(e)に示す。このように、切替通知信号がア
サートされている間は、単一バス動作となり、第2種ア
クセス要求、第1種アクセス要求もともに1つずつスレ
ーブキュー15X〜Zに転送される。その結果、第2種
アクセス要求のアクセス順序が保証される。また、結果
的に第1種アクセス要求も単一バス動作で処理される。
【0043】単一バス動作は、一連の第2種アクセス要
求の最後のアクセス要求B-Z-1によるアクセスがなさ
れ、さらに、同じマスター装置Bからの第1種アクセス
要求BーZー2がスレーブキューに転送された時点で終了す
る。すなわち、一連の第2種アクセス要求に後続する第
1種アクセス要求が同じマスター装置から発行され、ス
レーブキューに格納された時点で(図6のサイクルT2
0)、終了判定部により連続フラグがリセットされると
同時に切替通知信号がクリアされる(サイクルT2
1)。これにより、応答検出部133はゲート134A
〜Cをイネーブルにする(サイクルT22)ので、単一
バス動作から並列バス動作に切り替わる。
【0044】以上説明してきたように本実施形態におけ
るバス制御装置によれば、一連の第2種アクセス要求に
対しては、並列バス動作から単一バス動作に切り替えて
スレーブ装置に対して1つずつアクセスするので、マス
ター装置が発行した順番と同じ順番でスレーブ装置にア
クセスすることを保証している。なお、各マスター装置
は、一連の第2種アクセス要求の発行に先立ってバス動
作切替信号をアサートしているが、同信号をアサートし
ない構成としてもよい。すなわち、バス制御装置におい
てデコーダ141がさらに先頭のアクセス要求が第1種
であるか第2種であるかを判別し、一連の第2種アクセ
ス要求の先頭を検出したときに、そのマスターキューに
対応するラッチ131A〜131Cをセット(ゼロに設
定)する構成としてもよい。 <第2実施形態>本実施形態におけるバス制御装置は、
第1実施形態で説明したバス制御装置と比べて、アクセ
ス要求調停部14の代わりにアクセス要求調停部24を
備える構成となっている。これ以外は同じ構成なので同
じ構成要素は説明を省略して、以下異なる構成要素のみ
を説明する。
【0045】図7は、アクセス要求制御部13およびア
クセス要求調停部24の詳細な構成を示すブロック図で
ある。アクセス要求制御部13については第1実施形態
と同じである。アクセス要求調停部24は、デコーダ2
41、アービター242、クロスバススイッチ143と
を備える。
【0046】デコーダ241は、第1実施形態のデコー
ダ141の機能に加えて、マスターキュー12A〜Cそ
れぞれの先頭のアクセス要求が第1種アクセス要求であ
るか第2種アクセス要求であるか判別し、判別したアク
セス要求の種別をアービター242に通知する。この判
別は、図2に示した順序遵守フラグを参照して、その値
が1であるか0であるかによる。
【0047】アービター242は、切替通知信号がアサ
ートされていない場合の調停動作は、第1実施形態のア
ービター142と同じであるが、切替通知信号がアサー
トされている場合の調停動作が異なる。すなわち、切替
通知信号がアサートされている場合、アービター242
は、デコーダ241から通知されるアクセス要求の種別
を参照して、アクセス要求信号A〜Cのうちアサートさ
れている信号のうち第2種アクセス要求に対応するアク
セス要求信号を選択し、同時に、並列に転送可能な第1
種アクセス要求も選択して、それらに対応するアクセス
要求をマスターキューから転送先のスレーブキューに転
送するようクロスバススイッチ143を制御する。これ
により、一連の第2種アクセス要求に対しては、1つず
つ単一にバス動作させながらも、アクセス順序を保証し
なくてもよい第1種アクセス要求を並列にアクセスさせ
ることになる。
【0048】以上のように構成された本実施形態におけ
るバス制御装置について、以下その動作を説明する。図
8(a)〜(d)は、マスターキュー12A〜12Cに
保持されたアクセス要求がスレーブキュー15X〜15
Yに転送される様子を時間順に示した図である。図中の
アクセス要求B-X-1,B-Z-1は第2種アクセス要求であ
り、これ以外は第1種アクセス要求であるものとする。
【0049】図8(a)は、マスターキュー12Bに第
2種アクセス要求B-X-1,B-Z-1と第1種アクセス要求B-Z
-2が発行され、同時にマスター装置Bからバス動作切替
信号Bがアサートされ、アクセス要求制御部13がゲー
ト134A〜134Cをディスエーブルにした後、スレ
ーブキュー15X〜15Yが空になった状態を示す。
【0050】この状態で、エンプティ信号を受けたアク
セス要求制御部13は、ゲート134A〜134Cをイ
ネーブルにする。デコーダ241は、各マスタキューの
先頭のアクセス要求のアドレスの解読と、種別の判別と
を行う。その結果、各アクセス要求の転送先を示す信号
と、アクセス要求B-X-1が第2種であり、アクセス要求A
-X-1,C-Y-1が第1種であることとをアービター242に
通知する。
【0051】この通知を受けてアービター242は、第
2種アクセス要求を優先して調停し、第2種アクセス要
求B-X-1と第1種アクセス要求C-Y-1とをスレーブキュー
に転送するようクロスバススイッチ143を制御する。
これにより図8(b)の状態となる。さらに、各スレー
ブキューが空になった後、アービター242は、第2種
アクセス要求を優先して調停し、第2種アクセス要求B-
Z-1と第1種アクセス要求A-X-1,C-Y-2とをスレーブキュ
ーに転送するようクロスバススイッチ143を制御す
る。これにより図8(c)の状態になる。
【0052】さらに、各スレーブキューが空になった
後、マスター装置Bからの第1種アクセス要求B-Z-2が
転送された時点で、ポインタ更新部153からのクリア
信号(CLR#B)により動作切替信号がリセットされる。こ
れにより通常の並列バス動作に戻る。このように本実施
形態のバス制御装置によれば、一連の第2種アクセス要
求に対しては1ずつ処理する単一バス動作を行い、同時
にマスターキューから第2種アクセス要求をスレーブキ
ューに転送する際に、第2種アクセス要求とは無関係な
第1種アクセス要求も転送するので、単一バス動作によ
るバス転送効率低下を改善することができる。 <第3実施形態>本実施形態におけるバス制御装置は、
第1実施形態で説明したバス制御装置と比べて、アクセ
ス要求制御部13、アクセス要求調停部14、スレーブ
キュー管理部152の代わりに、アクセス要求制御部3
3、アクセス要求調停部34、スレーブキュー管理部3
52をそれぞれ備える構成となっている。これ以外は同
じ構成なので同じ構成要素は説明を省略して、以下異な
る構成要素のみを説明する。
【0053】図9は、アクセス要求制御部33およびア
クセス要求調停部34の詳細な構成を示すブロック図で
ある。同図においてアクセス要求制御部33は、第1実
施形態におけるアクセス要求制御部13と比べて、AN
Dゲート132が削除されている点と、応答検出部13
3の代わりに応答検出部333を備える点とが異なって
いる。
【0054】応答検出部333は、応答検出部133と
比べて、ラッチ131A〜131Cからラッチされたバ
ス動作切替信号A〜Cが入力される点と、ゲート134
A〜Cにイネーブル信号を個別に供給する点と、どのマ
スター装置の第2種アクセス要求がスレーブ装置にて処
理されたかを通知するアクノリッジ信号(ACK2#A,ACK2#
B,ACK2#C)がスレーブキュー管理部352から入力され
る点とが異なっている。すなわち、何れかのバス動作切
替信号がアサートされた場合には、応答検出部333
は、一旦、ゲート134A〜Cを全てディスエーブル信
号にすることにより全てのスレーブキュー装置が空にな
るのを待って、空になった後は、アサートされたバス動
作切替信号に対応するゲートのみに対してイネーブルを
制御する。
【0055】例えば、バス動作切替信号がアサートされ
た場合には、応答検出部333は、一旦、ゲート134
A〜Cを全てディスエーブルにし、エンプティ信号がア
サートされた後は、ゲート134B、134C対しては
常にイネーブルにし、ゲート134Aに対してはアクノ
リッジ信号(ACK2#A)がアサートされたときにイネーブ
ルにし、その後スレーブキュー格納アクノリッジ(S#AC
K信号)がアサートされたときにディスエーブルにす
る。これにより、バス動作切替信号をアサートしたマス
ター装置Aからの一連の第2種アクセス要求について
は、先の第2種アクセス要求の処理を終えた次の第2種
アクセス要求がスレーブキューに転送されることになる
ので、アクセス順序が保証される。一方、バス動作切替
信号をアサートしていないマスター装置B、Cからの第
1種アクセス要求については、通常通りスレーブキュー
に空きがあれば転送されることになる。
【0056】アクセス要求調停部34は、第1実施形態
におけるアクセス要求調停部14に比べて、アービター
142の代わりにアービター342を備える点とが異な
っている。アービター342は、切替通知信号が入力さ
れない点でアービター142と異なっており、切替通知
信号がアサートされていない場合のアービター142の
動作と同じ動作をする。
【0057】図10は、スレーブキュー管理部352の
詳細な構成を示すブロック図である。同図においてスレ
ーブキュー管理部352は、スレーブキュー管理部15
2と比べて、ポインタ更新部153の代わりにポインタ
更新部353を備える点が異なっている。 ポインタ更
新部353は、ポインタ更新部153と比べて、ポイン
タテーブルに「ソース欄」が追加された点と、ACK判
定部356が追加された点とが異なっている。
【0058】ポインタテーブル352X〜352Zの
「ソース欄」は、アクセス要求の発行元(ソース)のマ
スター装置を示す。ACK判定部356は、スレーブ装
置X〜Zにおけるデータアクセスの完了を意味するアク
ノリッジ信号(ACK#X,ACK#Y,ACK#Z)を受けたとき、ポ
インタテーブル152X〜Zからそれに対応するアクセ
ス要求のエントリが削除される前に、当該アクセス要求
が第2種であるかどうかを参照し、第2種であればその
ソースを参照し、ソースに対応するアクノリッジ信号
(ACK2#A,ACK2#B,ACK2#C)を出力する。つまり、スレー
ブ装置において第2種アクセス要求が処理された場合に
のみそのソースを示すアクノリッジ信号(ACK2#A,ACK2#
B,ACK2#C)を出力する。
【0059】以上のように構成された第3実施形態にお
けるバス制御装置について、以下その動作を説明する。
図11(a)〜(d)は、マスターキュー12A〜12
Cに保持されたアクセス要求がスレーブキュー15X〜
15Yに転送される様子を時間順に示した図である。図
中のアクセス要求B-X-1,B-Z-1,B-Z-2は第2種アクセス
要求であり、これ以外は第1種アクセス要求であるもの
とする。
【0060】図11(a)は、第2種アクセス要求B-X-
1,B-Z-1,B-Z-2が発行され、同時にマスター装置Bから
バス動作切替信号Bがアサートされた後、スレーブキュ
ー15X〜15Yが空になった状態を示す。この状態
で、エンプティ信号を受けた応答検出部333は、ゲー
ト134Aおよび134Cに対しては常にイネーブルに
し、ゲート134Bに対しては、エンプティ信号を受け
た後まずイネーブルにし、スレーブキュー格納アクノリ
ッジ信号(S#ACK)がアサートされた時点でディスエネ
ーブルし、これ以降は、第2種アクセス要求が処理され
たことを示すアクノリッジ信号(この場合ACK2#B)がア
サートされた時点でゲート134Bをイネーブルにし、
スレーブキュー格納アクノリッジ信号(S#ACK)がアサ
ートされた時点でディスエネーブルにする。
【0061】これにより、図11(a)の状態でエンプ
ティ信号を受けた後、第2種アクセス要求は1つだけマ
スターキューからスレーブキューに転送され、第1種ア
クセス要求は、スレーブキューに可能な限り転送され
る。その結果、同図(b)の状態になる。さらに、同図
(b)の第2種アクセス要求B-X-1がスレーブ装置Xで
処理された後、次の第2種アクセス要求B-Z-1がマスタ
ーキューからスレーブキューに転送される。その結果同
図(c)の状態になる。
【0062】同様に、第2種アクセス要求B-Z-1が処理
された後、同図(d)の状態になる。このように本実施
形態におけるバス制御装置によれば、バス動作切替信号
をアサートしたマスター装置のアクセス要求信号のみを
制御することにより、第2種アクセス要求のアクセス順
序を保証するようスレーブキューに転送するとともに、
他の第1種アクセス要求も同時に転送する。これによ
り、スレーブバスの転送効率を向上させている。 <第4実施形態>本実施形態におけるバス制御装置は、
第3実施形態で説明したバス制御装置と比べて、アクセ
ス要求調停部内のデコーダ241およびアービター34
2の代わりにデコーダ441およびアービター442
を、スレーブキュー管理部内のACK判定部356の代
わりにACK判定部456を備えている点が異なる。
【0063】図12は、アクセス要求制御部33および
アクセス要求調停部44の詳細な構成を示すブロック図
である。第3実施形態と異なるデコーダ441、アービ
ター442について説明し、同じ点は説明を省略する。
デコーダ441は、デコーダ241の機能に加えて、各
マスターキュー先頭のアクセス要求が第1種アクセス要
求であるか第2種アクセス要求であるかを判別し、第2
種アクセス要求が先頭に存在する場合には、その旨をア
ービター442に通知する。
【0064】アービター442は、アービター342の
機能に加えて、第2種アクセス要求を転送したときにそ
の発行元のマスターキューと発行先のスレーブとがどれ
であるかを記憶し、また、デコーダ441から第2種ア
クセス要求が存在する旨の通知がなされたとき、当該第
二種アクセス要求が存在するマスターキューと発行先ス
レーブキューとを判別し、その判別結果が記憶内容(つ
まり前回発行した第2種アクセス要求の発行元マスター
キューと発行先スレーブキュー)と一致する場合には、
対応するアクセス要求信号がアサートされていなくても
スレーブキューに転送するよう制御する。これにより、
1つのマスター装置から同一のスレーブ装置に対して連
続して第2種アクセス要求が発行されている場合には、
スレーブキューに早期に転送することになる。
【0065】図13は、スレーブキュー管理部452の
詳細な構成を示すブロック図である。第3実施形態にお
けるスレーブキュー管理部352内のACK判定部35
6の代わりにACK判定部456を備える点が異なる。
ACK判定部456は、スレーブ装置X〜Zにおけるデ
ータアクセスの完了を意味するアクノリッジ信号(ACK#
X,ACK#Y,ACK#Z)を受けたとき、ポインタテーブル15
2X〜Zからそれに対応するアクセス要求のエントリが
削除される前に、完了したアクセス要求が第2種であっ
て、かつ、同じスレーブキュー内に同じソースからの他
の第2種アクセス要求が保持されていない場合に、当該
ソースに対応するアクノリッジ信号(ACK2#A,ACK2#B,AC
K2#C)を出力する。すなわち、ACK判定部456は、
スレーブ装置において第2種アクセス要求が処理された
場合で、かつ、同じマスター装置からの第2種アクセス
要求がスレーブキューに保持されていない場合にのみそ
のソースを示すアクノリッジ信号(ACK2#A,ACK2#B,ACK2
#C)を出力する。
【0066】以上のように構成された第4実施形態にお
けるバス制御装置について、以下その動作を説明する。
図14(a)〜(d)は、マスターキュー12A〜12
Cに保持されたアクセス要求がスレーブキュー15X〜
15Yに転送される様子を時間順に示した図である。図
中のアクセス要求B-X-1,B-Z-1,B-Z-2,B-Y-1は第2種ア
クセス要求であり、これ以外は第1種アクセス要求であ
るものとする。
【0067】図14(a)(b)(d)については、第
3実施形態と同様に第2種アクセス要求が1つずつ発行
される。図14(c)に示すように、同じマスター装置
から同じスレーブキューに対して第2種アクセス要求が
連続している場合には、スレーブキューに早い段階で転
送される。このように本実施形態のバス制御装置によれ
ば、前回の第2種アクセス要求とその次の第2種アクセ
ス要求が同一スレーブへのアクセス要求である場合は、
スレーブキューに順次転送されるので、早期に処理され
ることになる。 <第5実施形態>図15は、本実施形態におけるバス制
御装置50の構成と、その周辺のマスター装置A〜C、
スレーブ装置X〜Zとを示すブロック図である。このバ
ス制御装置50は、マスターキュー部12の後段ではな
く、スレーブキュー部54の後段で第2種アクセス要求
の許可/不許可を制御するよう構成されている。
【0068】同図においてマスター装置A〜Cは、それ
ぞれ第1種アクセス要求、第2種アクセス要求を発行す
る点で上記各実施形態と同じであるがバス動作切り替え
信号を出力する必要がない点で異なっている。すなわ
ち、各マスター装置は、順序を遵守したい一連のアクセ
ス要求を、第2種アクセス要求として発行するだけでよ
く、バス動作切替信号を出力する必要がない。また、ア
クセス部151X〜Zはそれぞれ1クロックの期間以上
アクセス要求信号がアサートされた場合にスレーブキュ
ー先頭のアクセス要求の処理を開始するものとする。
【0069】バス制御装置50は、マスターキュー部1
2、アクセス要求調停部34、スレーブキュー部54、
アクセス要求制御部55、アクセス部151X〜151
Zを備える。マスターキュー部12は、上記各実施形態
と同じであるので説明を省略する。アクセス要求調停部
34は、第3実施形態と同じである。ただし、マスター
キュー12A〜12Cから直接アクセス要求信号A〜C
が入力される点が異なっているので、各マスターキュー
のアクセス要求は直ちに調停される。
【0070】スレーブキュー部54は、スレーブキュー
15X〜15Zと、各スレーブキューに保持されるアク
セス要求を管理するスレーブキュー管理部552とから
なる。スレーブキュー15X〜15Zは上記各実施形態
と同じである。スレーブキュー管理部552は、各スレ
ーブキューに保持されるアクセス要求を管理し、特に、
第2種アクセス要求についてはマスター装置から発行さ
れた順序を記憶するよう構成されている。
【0071】アクセス要求制御部55は、スレーブキュ
ー15X〜15Zからのアクセス要求信号X〜Zを受け
て、スレーブキュー管理部552を参照して、アクセス
要求信号X〜Zに対応するアクセス要求が第1種アクセ
ス要求であれば、直ちにそのアクセス要求信号をアクセ
ス部151X〜151Zに通知し、また、第2種アクセ
ス要求であれば、スレーブキュー管理部552に記憶さ
れている順序でアクセス要求信号をアクセス部151X
〜151Zに通知する。これにより、第2種アクセス要
求は、マスター装置から発行された順序でアクセス部1
51X〜151Zにおいて処理されることになる。
【0072】図16は、スレーブキュー管理部552の
より詳細な構成を示すブロック図である。同図のように
スレーブキュー管理部552は、ポインタテーブル55
2X〜552Z、順序テーブル552A〜552C、ポ
インタ更新部553を備える。ポインタテーブル552
X〜552Zは、それぞれ第3実施形態におけるポイン
タテーブル352X〜352Zに対してID欄が追加さ
れた構成となっている。ID欄は、個々のアクセス要求
を識別する識別子(または名称)を示し、スレーブキュ
ーにアクセス要求が転送されたときに他の欄と共に追加
され、アクセス部151X〜Zによりアクセス要求が取
り出されたときに削除される。
【0073】順序テーブル552A〜552Cは、マス
ター装置A〜Cに対応し、それぞれ対応するマスター装
置から発行された一連の第2種アクセスの識別子を、マ
スター装置から発行された順序で記憶する。ポインタ更
新部553は、ポインタテーブル552X〜Zの管理
(エントリの追加、削除および更新)を行なうことに加
えて、終了判定部155、順序テーブル作成部554、
並び替え部555を備える。このうち終了判定部155
は、第1実施形態と同様である。
【0074】順序テーブル作成部554は、ポインタテ
ーブル552X〜552Zにエントリが追加されるごと
に、追加されたフラグ欄のフラグが第2種アクセス要求
を示すとき、その発行元のマスター装置に対応する順序
テーブルに第2種アクセス要求の識別子を追加し、終了
判定部155により一連の第2種アクセス要求が終了し
たと判定されたとき(CLR#A,CLR#B,CLR#Cの何れかがア
サートされたとき)に、そのマスター装置に対応する順
序テーブルの内容を消去する。
【0075】並び替え部555は、各スレーブキューに
おいて、第2種アクセス要求の\u後段に\u第1種アクセ
ス要求が保持されてい\uて、当該第2種アクセス要求に
先行して実行すべき第2種アクセス要求が未完了であ\u
る場合には、\u当該第2種アクセス要求と第1種アクセ
ス要求\uの順位を入れ替える。すなわち、並び替え部5
55は、ポインタテーブル552X〜Zを参照し、第2
種アクセス要求の\u後段に\u第1種アクセス要求が保持
されてい\uて、かつ当該第2種アクセス要求に先行して
実行すべき第2種アクセス要求が保持されてい\uるか否
かを判定し、保持されている場合には、ポインタテーブ
ル552X〜Zにおける\u当該第2種アクセス要求と第
1種アクセス要求の\u順位を入れ替える。
【0076】図17は、アクセス要求制御部55の詳細
な構成を示すブロック図である。同図のようにアクセス
要求制御部55は、ゲート534X〜534Zとゲート
制御部551とから構成される。ゲート534X〜53
4Zは、スレーブキュー15X〜15Zから出力される
アクセス要求信号X〜Yの許可/不許可を(つまりアク
セス部151X〜Zに出力するか否かを)ゲート制御部
551の制御によって切り替える。
【0077】ゲート制御部551は、アクセス要求信号
毎に、スレーブキュー先頭のアクセス要求が第2種アク
セス要求である場合には、先行する第2種アクセス要求
のデータアクセスがなされた後に、対応するゲートをイ
ネーブルにし、先頭が第1種アクセス信号である場合に
は、直ちにイネーブルにする。より具体的には、ゲート
制御部551は、通常ゲート534X〜Zへのイネーブ
ル信号をディスエーブルにしており、ポインタテーブル
552X〜552Zを参照して先頭のアクセス要求が第
2種のアクセス要求である場合には、さらに順序テーブ
ル552A〜552Cから当該第2種アクセス要求より
も先行する(順序が1つ前の)第2種アクセス要求の識
別子を取出し、その識別子がポインタテーブル552X
〜552Zにエントリされていないときは、対応するゲ
ートを1クロック以上(例えば2クロックの期間だけ)
イネーブルにし、エントリされているときは、ディスエ
ーブルのままにする(つまり、先行する第2種アクセス
要求の処理完了を待つ)。また、ポインタテーブル55
2X〜552Zを参照して先頭のアクセス要求が第1種
のアクセス要求であれば、対応するゲートを直ちに1ク
ロック以上イネーブルにする。
【0078】以上のように構成された第5の実施形態に
おけるバス制御装置について、以下その動作を説明す
る。図18(a)〜(c)は、マスターキュー12A〜
12C、スレーブキュー15X〜15Yに保持されたア
クセス要求がアクセス部151X〜Zにより処理される
様子を時間順に示した図である。図中のアクセス要求B-
X-1,B-Z-1は第2種アクセス要求であり、これ以外は第
1種アクセス要求であるものとする。
【0079】同図(a)は、マスター装置Bから第2種
アクセス要求B-X-1,B-Z-1がこの順序で保持されたこと
を示している。同図では各スレーブキューは空になって
いるが、本実施例では実際には空とは限らない。各マス
ターキューに保持されたアクセス要求は、アクセス要求
調停部34による調停の後直ちにスレーブキューに転送
される。その結果、同図(b)の状態になったものとす
る。
【0080】この状態で、アクセス要求制御部55は、
スレーブキュー15Xについては先頭が第2種アクセス
要求B-X-1でなので、順序テーブル552Bを参照し、
一連の第2種アクセス要求の1番であることから、アク
セス要求信号Xを出力するようゲート534Xを1クロ
ック以上イネーブルにする。同時に、スレーブキュー1
5Y、15Zについては先頭が第1種アクセス要求C-Y-
1,A-Z-1なので、直ちにアクセス要求信号Y、Zを出力
するよゲート534Y、Zを1クロック以上イネーブル
にする。
【0081】これにより各スレーブキュー先頭のアクセ
ス要求がスレーブ装置にて処理されることになる。その
間、並び替え部555は、スレーブキューZにおける第
2種アクセス要求B-Z-1と\uその後段の第1種アクセス
要求B-Z-2と\uを入れ替える。\u入れ替えにより、第2
種アクセス要求B-Z-1に先行する第2種アクセス要求B-X
-1のアクセスが長時間を要する場合でも、入れ替えた第
1種アクセス要求がスレーブ装置Zで処理されることに
なり、先行する第2種アクセス要求の処理完了待ちによ
りスレーブバスがアイドル状態になることを回避するこ
とができる。\uその後、同図(c)の状態になる。
【0082】さらに、この状態で、アクセス要求制御部
55は、スレーブキュー15X、15Y先頭の第1種ア
クセス要求A-X-1,A-Y-1については直ちにアクセス要求
信号X、Yを出力するようイネーブルにする。同時に、
スレーブキュー15Zについては先頭が第2種アクセス
要求B-Z-1でなので、順序テーブル552Bを参照し、
先行する第2種アクセス要求B-X-1がポインタテーブル
552X〜Zにもはや存在しないことから、アクセス要
求信号Zを出力するようゲート534Zをイネーブルに
する。
【0083】以上説明してきたように、本実施形態にお
けるバス制御装置50によれば、アクセス要求制御部5
5が、先行する第2種アクセス要求によるデータアクセ
スの完了を待ってから第2種アクセス要求をアクセス部
151X〜Zに発行するので、一連の第2種アクセス要
求をマスター装置からの発行順序通りにスレーブアクセ
スすることを保証することができる。
【0084】また、アクセス要求制御部55をスレーブ
キュー15X〜Zの後段に設けたので、マスターキュー
12A〜Cおよびスレーブキュー15X〜Zのバッファ
としての機能を最大限生かすことができる。さらに、一
連の第2種アクセス要求に対しては、1つずつ処理(デ
ータアクセス)される(単一バス動作的に処理される)
が、同時に第1種アクセス要求も処理されるので、スレ
ーブバスの効率良く使用することができる。
【0085】なお\u、\u第5実施形態ではゲート制御部
551がイネーブル信号を1クロック以上イネーブルし
た後ディスエーブルにしているが、イネーブルにした後
対応するスレーブ装置よって先頭のアクセス要求が読み
出された時点又はそのデータアクセスが開始された時点
でディスエーブルにするようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によると、同一マス
ターから異なるスレーブへのアクセス順序を保証する必
要がある場合に、順序を保証するための付加的なソフト
処理を必要とせずに、バス転送効率の低下を最小限に抑
えつつ、アクセス順序を保証したバス制御を実現するこ
とが可能となる。
【0087】本発明のバス制御装置は、マスターバスを
介してマスター装置に接続され、かつ独立したスレーブ
バスを介して複数のスレーブ装置に接続され、マスター
装置から発行されるアクセス要求に従ってスレーブ装置
をアクセスするバス制御装置であって、マスター装置か
らマスターバスを経由して発行されるアクセス要求を一
時的に保持するマスターキュー手段と、スレーブバスに
対応して設けられた複数のスレーブキューを有するスレ
ーブキュー手段と、マスターキュー手段に保持されたア
クセス要求を、発行先のスレーブ装置に対応するスレー
ブキューに転送する転送手段と、各スレーブキューに保
持されたアクセス要求に従って、スレーブバスを介した
データアクセスをスレーブバス毎に独立に実行するアク
セス手段と、マスター装置から発行される特種のアクセ
ス要求群に対しては、先行するアクセス要求によるデー
タアクセスが完了した後に、その次のアクセス要求をア
クセス手段に実行させる制御手段とを備える。
【0088】この構成によれば、制御手段は、マスター
装置から発行される特種のアクセス要求群に対しては、
先行するアクセス要求によるデータアクセスが完了した
後に、その次のアクセス要求をアクセス手段に実行させ
る。その結果、マスター装置から発行された順序でスレ
ーブ装置にアクセス順序を保証する場合に、各マスター
装置に順序を遵守させるためのソフト処理をさせない
(負荷をかけない)という効果がある。
【0089】前記制御手段は、マスター装置から前記特
種のアクセス要求群の先頭のアクセス要求が発行された
ことを検出する検出手段と、全スレーブキューが空きで
あるか否かを判定する判定手段と、先頭のアクセス要求
が発行されたことが検出されたとき、転送手段の転送を
禁止し、判定手段により空きであると判定されたとき、
マスターキューから1つだけアクセス要求を転送するこ
とを許可するアクセス制御手段とを備える。
【0090】この構成によれば上記効果に加えて、判定
手段は全スレーブキューが空きであるか否かを判定する
ことにより、先行する特種のアクセス要求によるデータ
アクセスが完了したかどうかを判定しているので、構成
を簡単にすることができる。また、前記制御手段は、マ
スター装置から前記特種のアクセス要求群のアクセス要
求が発行されたことを検出する検出手段と、検出された
アクセス要求の発行順序を記憶する記憶手段と、各スレ
ーブキューの先頭のアクセス要求が特種か否かを判定す
る判定手段と、特種であると判定された場合、記憶手段
を参照して発行順序が1つ前のアクセス要求を特定し、
特定したアクセス要求がスレーブキューに保持されてい
れば、当該スレーブキューに対応するアクセス手段に対
してアクセスを禁止し、保持されていなければ許可する
アクセス制御手段とを備える。
【0091】この構成によれば上記効果に加えて、判定
手段が各スレーブキューの先頭のアクセス要求が特種か
否かを判定し、制御手段が、スレーブキュー先頭の特種
アクセス要求よりも発行順序が1つ前の特種アクセス要
求を特定し、特定したアクセス要求がデータアクセスを
完了してから、スレーブキュー先頭の特種アクセス要求
に従ってデータアクセスするよう許可するので、マスタ
ーキュー及びスレーブキューの容量を十分に活用できる
ので、特種のアクセス要求群も他のアクセス要求も効率
良く処理することができる。
【0092】また、本発明のバス制御装置は、複数のマ
スターバスを介して複数のマスター装置に接続され、か
つ独立したスレーブバスを介して複数のスレーブ装置に
接続され、マスター装置から発行されるアクセス要求に
従ってスレーブ装置をアクセスするバス制御装置であっ
て、マスターバスに対応する複数のマスターキューを有
し、マスター装置からマスターバスを経由して発行され
るアクセス要求を一時的にマスターキュー内に保持する
マスターキュー手段と、スレーブバスに対応して設けら
れた複数のスレーブキューを有するスレーブキュー手段
と、各マスターキューの先頭に保持されたアクセス要求
が同一スレーブキューに競合する場合には調停し、複数
のマスターキューから複数のスレーブキューにアクセス
要求を並列に転送する転送手段と、各スレーブキューの
先頭に保持されたアクセス要求に従って、スレーブバス
を介したデータアクセスをスレーブバス毎に独立に実行
するアクセス手段と、1つのマスター装置から発行され
る特種のアクセス要求群に対しては、先行するアクセス
要求に従うデータアクセスが完了した後に、その次のア
クセス要求に従うデータアクセスをアクセス手段に実行
させる制御手段とを備える。
【0093】この構成によれば、制御手段は、マスター
装置から発行される特種のアクセス要求群に対しては、
先行するアクセス要求によるデータアクセスが完了した
後に、その次のアクセス要求をアクセス手段に実行させ
る。その結果、マスター装置から発行された順序でスレ
ーブ装置にアクセス順序を保証する場合に、各マスター
装置に順序を遵守させるためのソフト処理をさせない
(負荷をかけない)という効果がある。
【0094】前記制御手段は、前記特種のアクセス要求
群の先頭のアクセス要求が発行されたことを検出する検
出手段と、全スレーブキューが空きであるか否かを判定
する判定手段と、先頭のアクセス要求が発行されたこと
が検出されたとき、転送手段の転送を禁止し、判定手段
により空きであると判定されたとき、少なくとも1つの
マスターキューから1つだけアクセス要求を転送するこ
とを転送手段に許可するアクセス制御手段とを備える。
【0095】この構成によれば上記効果に加えて、判定
手段は全スレーブキューが空きであるか否かを判定する
ことにより、先行する特種のアクセス要求によるデータ
アクセスが完了したかどうかを判定しているので、構成
を簡単にすることができる。さらに、転送手段がそれぞ
れのマスターキューから1つだけアクセス要求を転送す
る場合には、特種のアクセス要求群が存在する場合で
も、スレーブバスの並列動作を損ねないで使用すること
ができる。
【0096】また前記制御手段は、前記特種のアクセス
要求群の先頭のアクセス要求が発行されたことを検出す
る第1検出手段と、前記特種のアクセス要求群に含まれ
るアクセス要求によるデータアクセスが完了したことを
検出する第2検出手段と、第1検出手段により先頭のア
クセス要求が発行されたことが検出されたとき、特種の
アクセス要求を保持するマスターキューからの転送を転
送手段に対して禁止し、第2検出手段によりデータアク
セスの完了が検出されたとき、特種のアクセス要求を保
持するマスターキューからアクセス要求を転送すること
を転送手段に許可するアクセス制御手段とを備える。
【0097】この構成によれば、アクセス制御手段は、
第2検出手段により先行する特種アクセス要求のデータ
アクセスの完了が検出されたとき、特種のアクセス要求
を保持するマスターキューからアクセス要求を転送する
ことを転送手段に許可するので、特種のアクセス要求を
順序通りデータアクセスさせるとともに、他のアクセス
要求も効率良くデータアクセスさせることができる。
【0098】前記制御手段は、1つのマスター装置から
前記特種のアクセス要求群のアクセス要求が発行された
ことを検出する検出手段と、検出されたアクセス要求の
発行順序を記憶する記憶手段と、各スレーブキューの先
頭のアクセス要求が特種か否かを判定する判定手段と、
特種であると判定された場合、記憶手段を参照して発行
順序が1つ前のアクセス要求を特定し、特定したアクセ
ス要求がスレーブキューに保持されていれば、特種であ
ると判定されたアクセス要求に従うアクセス手段のアク
セスを禁止し、保持されていなければ許可するアクセス
制御手段とを備える。
【0099】この構成によれば上記効果に加えて、判定
手段が各スレーブキューの先頭のアクセス要求が特種か
否かを判定し、制御手段が、スレーブキュー先頭の特種
アクセス要求よりも発行順序が1つ前の特種アクセス要
求を特定し、特定したアクセス要求がデータアクセスを
完了してから、スレーブキュー先頭の特種アクセス要求
に従ってデータアクセスするよう許可するので、マスタ
ーキュー及びスレーブキューの容量を十分に活用できる
ので、特種のアクセス要求群も他のアクセス要求も効率
良く処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるバス制御装置の構成
と、バス接続装置、マスター装置及びスレーブ装置の接
続関係とを示すブロック図である。
【図2】マスター装置から発行されるアクセス要求のデ
ータフォーマットを示す図である。。
【図3】アクセス要求制御部13及びアクセス要求調停
部14のより詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】スレーブキュー管理部152のより詳細な構成
を示すブロック図である。
【図5】マスターキュー12A〜12Cに保持されたア
クセス要求がスレーブキュー15X〜15Yに転送され
る様子を示す図である。。
【図6】バス制御装置の動作タイミングを示すタイムチ
ャートである。
【図7】第2の実施形態におけるアクセス要求制御部1
3およびアクセス要求調停部24の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図8】マスターキュー12A〜12Cに保持されたア
クセス要求がスレーブキュー15X〜15Yに転送され
る様子を示す図である。
【図9】第3の実施形態におけるアクセス要求制御部3
3およびアクセス要求調停部24の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図10】スレーブキュー管理部352のより詳細な構
成を示すブロック図である。
【図11】マスターキュー12A〜12Cに保持された
アクセス要求がスレーブキュー15X〜15Yに転送さ
れる様子を示す図である。
【図12】第4の実施形態にアクセス要求制御部33お
よびアクセス要求調停部44の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】スレーブキュー管理部452の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図14】マスターキュー12A〜12Cに保持された
アクセス要求がスレーブキュー15X〜15Yに転送さ
れる様子を示す図である。
【図15】第5の実施形態におけるバス制御装置50の
構成と、その周辺のマスター装置A〜C、スレーブ装置
X〜Zとを示すブロック図である。
【図16】スレーブキュー管理部552のより詳細な構
成を示すブロック図である。
【図17】アクセス要求制御部55の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図18】マスターキュー12A〜12C、スレーブキ
ュー15X〜15Yに保持されたアクセス要求がアクセ
ス部151X〜Zにより処理される様子を時間順に示し
た図である。
【図19】従来のバス制御装置の一例を示す。
【図20】従来のバス制御装置の他の例を示す。
【符号の説明】
10 バス制御装置 12 マスターキュー部 12A〜12C マスターキュー 13 アクセス要求制御部 14 アクセス要求調停部 15 スレーブキュー部 15X〜15Z スレーブキュー 121 マスターキュー管理部 151X〜151Z アクセス部 152 スレーブキュー管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関部 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 原田 昌明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B061 FF01 FF13 GG02 RR02 RR03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターバスを介してマスター装置に接
    続され、かつ独立したスレーブバスを介して複数のスレ
    ーブ装置に接続され、マスター装置から発行されるアク
    セス要求に従ってスレーブ装置にアクセスするバス制御
    装置であって、 マスター装置からマスターバスを経由して発行されるア
    クセス要求を一時的に保持するマスターキュー手段と、 スレーブバスに対応して設けられた複数のスレーブキュ
    ーを有するスレーブキュー手段と、 マスターキュー手段に保持されたアクセス要求を、発行
    先のスレーブ装置に対応するスレーブキューに転送する
    転送手段と、 各スレーブキューに保持されたアクセス要求に従って、
    スレーブバスを介したデータアクセスをスレーブバス毎
    に独立に実行するアクセス手段と、 マスター装置から発行される特種のアクセス要求群に対
    しては、先行する特種のアクセス要求によるデータアク
    セスが完了した後に、その次の特種のアクセス要求をア
    クセス手段に実行させる制御手段とを備えることを特徴
    とするバス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 マスター装置から前記特種のアクセス要求群の先頭のア
    クセス要求が発行されたことを検出する検出手段と、 全スレーブキューが空きであるか否かを判定する判定手
    段と、 先頭のアクセス要求が発行されたことが検出されたと
    き、転送手段の転送を禁止し、判定手段により空きであ
    ると判定されたとき、マスターキューから1つだけアク
    セス要求を転送することを許可するアクセス制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のバス制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 マスター装置から前記特種のアクセス要求群のアクセス
    要求が発行されたことを検出する検出手段と、 検出されたアクセス要求の発行順序を記憶する記憶手段
    と、 各スレーブキューの先頭のアクセス要求が特種か否かを
    判定する判定手段と、 特種であると判定された場合、記憶手段を参照して発行
    順序が1つ前のアクセス要求を特定し、特定したアクセ
    ス要求がスレーブキューに保持されていれば、当該スレ
    ーブキューに対応するアクセス手段に対してアクセスを
    禁止し、保持されていなければ許可するアクセス制御手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載のバス制御
    装置。
  4. 【請求項4】 複数のマスターバスを介して複数のマス
    ター装置に接続され、かつ独立したスレーブバスを介し
    て複数のスレーブ装置に接続され、マスター装置から発
    行されるアクセス要求に従ってスレーブ装置にアクセス
    するバス制御装置であって、 マスターバスに対応する複数のマスターキューを有し、
    マスター装置からマスターバスを経由して発行されるア
    クセス要求を一時的にマスターキュー内に保持するマス
    ターキュー手段と、 スレーブバスに対応して設けられた複数のスレーブキュ
    ーを有するスレーブキュー手段と、 各マスターキューの先頭に保持されたアクセス要求が同
    一スレーブキューに競合する場合には調停し、複数のマ
    スターキューから複数のスレーブキューにアクセス要求
    を並列に転送する転送手段と、 各スレーブキューの先頭に保持されたアクセス要求に従
    って、スレーブバスを介したデータアクセスをスレーブ
    バス毎に独立に実行するアクセス手段と、 1つのマスター装置から発行される特種のアクセス要求
    群に対しては、先行する特種のアクセス要求に従うデー
    タアクセスが完了した後に、その次の特種のアクセス要
    求に従うデータアクセスをアクセス手段に実行させる制
    御手段とを備えることを特徴とするバス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記特種のアクセス要求群の先頭のアクセス要求が発行
    されたことを検出する検出手段と、 全スレーブキューが空きであるか否かを判定する判定手
    段と、 先頭のアクセス要求が発行されたことが検出されたと
    き、転送手段の転送を禁止し、判定手段により空きであ
    ると判定されたとき、少なくとも1つのマスターキュー
    から1つだけアクセス要求を転送することを転送手段に
    許可するアクセス制御手段とを備えることを特徴とする
    請求項2記載のバス制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記特種のアクセス要求群の先頭のアクセス要求が発行
    されたことを検出する第1検出手段と、 前記特種のアクセス要求群に含まれるアクセス要求によ
    るデータアクセスが完了したことを検出する第2検出手
    段と、 第1検出手段により先頭のアクセス要求が発行されたこ
    とが検出されたとき、特種のアクセス要求を保持するマ
    スターキューからの転送を転送手段に対して禁止し、第
    2検出手段によりデータアクセスの完了が検出されたと
    き、特種のアクセス要求を保持するマスターキューから
    アクセス要求を転送することを転送手段に許可するアク
    セス制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項2記載のバス制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 1つのマスター装置から前記特種のアクセス要求群のア
    クセス要求が発行されたことを検出する検出手段と、 検出されたアクセス要求の発行順序を記憶する記憶手段
    と、 各スレーブキューの先頭のアクセス要求が特種か否かを
    判定する判定手段と、 特種であると判定された場合、記憶手段を参照して発行
    順序が1つ前のアクセス要求を特定し、特定したアクセ
    ス要求がスレーブキューに保持されていれば、特種であ
    ると判定されたアクセス要求に従うアクセス手段のアク
    セスを禁止し、保持されていなければ許可するアクセス
    制御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のバ
    ス制御装置。
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