JP2001175211A - 表示機能付き情報処理装置 - Google Patents

表示機能付き情報処理装置

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JP2001175211A
JP2001175211A JP35516699A JP35516699A JP2001175211A JP 2001175211 A JP2001175211 A JP 2001175211A JP 35516699 A JP35516699 A JP 35516699A JP 35516699 A JP35516699 A JP 35516699A JP 2001175211 A JP2001175211 A JP 2001175211A
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非操作者が表示内容を確認中も非操作者が表
示内容を参照することが可能な情報処理装置を提供す
る。 【解決手段】 アイドル検出部6では、タイマ5により
のIO1信号の出力有無、切替検知SW1から配置状態
信号IO2が変化したか否かを感知、もしくは入力装置
2よりの操作発生時の入力イベント信号IO3の出力を
受けた場合にはアイドルカウンタ10を初期化する。I
O1信号の出力を受けた場合には、その時点のアイドル
カウンタ11とPM稼働設定値10を比較してパワーマ
ネージメント状態に移行しているか否かを判断し、移行
していない場合にはアイドルカウンタ11をインクリメ
ントし、移行している場合にはPM(B)処理部7へア
イドル状態に遷移したことを示すアイドル検知イベント
信号IO4を出力する。IO4信号を受けて、PM
(B)処理部7では、デバイス電源OFF通知信号をバ
ックライト3′へ出力することによりオフ制御が実施さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示機能付き情報
処理装置に関し、より詳細には、2以上の配置状態をと
る、コンピュータに内蔵される表示ユニット又はコンピ
ュータに接続される表示装置を有し、標準入力装置(キ
ーボード/マウス)のアイドル時に処理される表示部の
パワーマネージメント制御/スクリーンセーバ制御に対
しても、非操作者が表示内容を参照することが可能な表
示機能付き情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータに代表される表
示機能付き情報処理装置において、「入力装置に対する
操作が、一定時間、未操作状態が継続された場合、即ち
アイドル状態への移行を検知した場合、コンピュータに
内蔵/接続されている各種デバイスの電源供給を停止す
る」といったコンピュータシステム全体の省電力を目的
とする制御が実施されている。本省電力制御は、主にモ
バイル使用を目的としたバッテリ駆動のシステムを対象
としているが、近年、環境問題の関連からAC駆動時に
おける省電力制御モードでのシステム稼働が一般的にな
っている。
【0003】また、上記省電力制御とは全く異なる技術
として、「アイドル状態への移行を検知したら、定期的
に表示内容を変化させ、表示焼けを防ぐ」といったスク
リーンセーバ制御が実施されている。本スクリーンセー
バ制御は、一般にCRTに対しての大きな効果をもたら
す制御であるが、液晶表示装置(LCD)に対しても全
く無意味な制御ではなく、また、近年では不在管理的な
意味合いで利用されている。例えば、“只今、会議中”
といった入力された文字列でスクリーンセーバ用画面を
生成する等が挙げられる。
【0004】図2乃至図4は本発明の実施例を説明する
ための図であるが、これらの図を用いて、上述した現状
パワーマネージメント制御及びスクリーンセーバ制御の
内部制御について簡易説明する。図2乃至図4のいずれ
のブロック図においても、切替検知SW1とそのI/O
を除外した構成が、従来技術による現状のパワーマネー
ジメント制御、スクリーンセーバ制御に関する必須構成
要素(ブロック構成)である。
【0005】図2を参照して、液晶表示ユニットのバッ
クライトのパワーマネージメント制御を説明する。透過
型液晶表示ユニットを内蔵するコンピュータシステムに
おいては、構成されるシステム全体のうち比較的電源消
費が大きいデバイスであるバックライトの省電力制御を
実施することは、ノート型PCなどのように、AC供給
が受けられないモバイル環境での利用を配慮した商品に
おいて、省電力効果面で最も有効な制御であり、また、
制御内容は単にバックライトへの電源を遮断/供給する
だけのため、古くより実施されている省電力制御の1つ
である。
【0006】キーボード/マウス等の標準入力装置2の
入力状況をアイドル検出部6で監視し、一定時間(PM
稼働設定値10)入力がなければ、すなわち、ユーザ操
作がなければ、PM(B)処理部7を介してバックライ
ト3′、正確にはバックライトへの電源供給ラインのオ
ン・オフ制御回路をオフ制御するものである。
【0007】図3を参照して、液晶表示装置(ユニッ
ト)全体のパワーマネージメント制御を説明する。ここ
での表示装置3は、正確には、表示コントローラを意味
し、バックライトのパワーマネージメント制御と同様、
一定時間、ユーザ操作がなければ、PM稼働部7′を介
して、表示装置3(表示コントローラ)への電源供給ラ
インをオフ制御するものである。なお、バックライトの
パワーマネージメントとの大きな相違点は、表示装置3
内部のレジスタや表示メモリ(VRAM)12を、退避
用記憶域8に退避する制御を含むか否かだけで、これ
は、表示装置3への電源供給ラインをオフ制御すること
により揮発するメモリを、電源供給が確保されている、
もしくは、ハードディスクに代表される不揮発性の、別
の記憶域に退避する点にある。
【0008】なお、実際の現状のパソコン構成において
は、一般に、表示メモリ(VRAM)は、表示装置(表
示コントローラ)への電源供給ラインをオフ制御しても
揮発されず、表示コントローラの内部レジスタのみをシ
ステムメモリ(RAM)に退避処理しているが、便宜
上、本構成をとるものとして説明している。
【0009】また、本制御は、液晶表示装置3のみに限
定しているが、サスペンド/サスペンドディスクと呼ば
れるパワーマネージメント制御内容は、液晶表示装置
(ユニット)がコンピュータシステムに内蔵/接続され
ている全デバイスに置き換わるだけで、基本的な処理内
容は同一である。
【0010】なお、システム全体のパワーマネージメン
トにおいて、退避用記憶域として揮発性メモリを利用す
る場合を「サスペンド」、もしくは、「サスペンドRA
M」と呼び、ハードディスク等のような不揮発性メモリ
を利用する場合を「サスペンドディスク」と呼び、一般
に区別している。
【0011】最後に、図4を参照してスクリーンセーバ
制御を説明する。スクリーンセーバ制御の内容は、液晶
表示装置(ユニット)全体のパワーマネージメント制御
とほぼ同様で、一定時間、ユーザ操作がなければ、スク
リーンセーバ(SS)稼働部7″を介して、その時点の
表示メモリ(VRAM)12′を退避用記憶域8に退避
し、SS用表示データ記憶域に記憶されているスクリー
ンセーバ用データ13を表示装置3に出力制御するもの
である。
【0012】なお、当然のことながら、各システムにお
いて、各制御モード(省電力状態/スクリーンセーバ稼
働状態)の復帰制御も存在し、再度入力装置2のユーザ
操作により、復帰(B)処理部4,レジューム処理部
4′,復帰(S)処理部4″を介して、各制御状態より
復帰制御される。
【0013】以上が各制御の概要であるが、本制御にお
いて、標準アーキテクチャ形態をとるパーソナルコンピ
ュータだからこそ配慮されている点は、PM稼働設定装
置10が利用者設定できる点である。実施例において詳
述するが、定期的にイベント発生するタイマ5よりの出
力を受けて、アイドル検出部6では、アイドルカウンタ
11をインクリメントし、アイドルカウンタ11がPM
稼働設定値10より大きくなった時、アイドル状態に遷
移したと判断する。以後の制御は、上述した通りである
が、この設定値であるPM稼働設定値10、また、本制
御(パワーマネージメント制御/スクリーンセーバ制
御)を実施するか否かのそのものは、利用者側で変更/
設定が可能である。これは、如何なる利用シーンにも対
応できるよう、本制御の詳細条件/設定を利用者に委ね
るといった設計思想に基づくものであるが、逆を言え
ば、利用者が、コンピュータを使用している環境や状況
に応じて、その度ごとに設定内容を変更しないと、利用
シーンに応じた最大の省電力効果を得られないというこ
とを意味する。
【0014】従来より、内蔵/接続されている表示装置
(ユニット)の角度を変更できる等の機構的構造によ
り、対面者や隣席者にも表示内容を参照させることので
きる情報機器やその時の表示制御に関して、提案、開示
されている。
【0015】特開平1−193897号公報には、ディ
スプレイ部を上下反転させると自動的に画像も反転させ
る機能を具備することを特徴とする液晶ディスプレイ付
き小型ターミナルが記載されている。また、特許第28
92148号公報には、ペン入力タブレット付きの表示
ユニット部の回動と本体部への結合が可能な機構構造を
具備することにより、ノートブック型とペンタブレット
型の2形状に形状変化を可能とした情報処理装置が記載
されている。さらに、実用新案登録第3057372号
公報には、対面する人に見せながら操作ができるよう
に、表示装置を180度回転するような構造と小型表示
装置を具備した携帯用電子計算機の回転式表示装置が記
載されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
提案及び開示されている技術を採用した情報機器は、利
用者でない人に、現在の表示内容を見せるといった行為
を想定したものである。ところが、そういった他人に表
示内容を見せている状況下において、利用者でない人
(表示内容を見ている人)は、その情報機器を操作しな
い、もしくは操作できないのが一般的である。
【0017】具体的なシーンとして、実用新案登録第3
057372号「携帯用電子計算機の回転式表示装置」
を実装する機器において、とある商品(例えば、車)の
商談を想定してみる。お客の要望に応じた車の見積もり
を算出し、その詳細を表示して、ディスプレイ部をお客
様に向けたとする。お客は、その見積もりを見ながら、
オプション品の購入有無について、しばらく考えていた
とする。この時に、前述した表示装置のパワーマネージ
メント制御やスクリーンセーバ制御が働いたら、どうな
るだろうか。また、商談中に、上述のごとき状態になら
ないように、機器利用者は、パワーマネージメント制御
が稼働しないように設定するであろうか。商談専用の端
末であれば、そのように設定すると考えられるが、一般
的には他業務用と兼用で使用したり、場合によっては、
複数人で使用することもあることから考えると、商談前
にその設定を確認したり、再設定したりすることはほと
んどないと考えられる。
【0018】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、非操作者が表示内容を確認している間
に、アイドル状態検知によるパワーマネージメント制御
やスクリーンセーバ制御に代表される表示内容が変化す
る制御が稼動しても、非操作者が表示内容を参照するこ
とが可能な表示機能付き情報処理装置を提供することを
その目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した非操作者の表示
内容の確認中に、アイドル状態検知によるパワーマネー
ジメント制御やスクリーンセーバ制御に代表される表示
内容が変化する制御に対する問題(非操作者が表示内容
の参照ができなくなる)を解決するために、本発明の情
報処理装置は、2以上の配置状態をとりうる表示装置
(ユニット)の、その個々の状態を検知する手段を持
ち、その一方の配置状態時には、キーボード,マウス等
の標準入力装置の入力状態を監視することにより、一定
時間、入力操作が行われなかったことを検出するアイド
ル状態検出手段により、表示装置に関するパワーマネー
ジメント制御を行い、他方の配置状態時には、このパワ
ーマネージメント制御を抑止することを特徴としたもの
である。
【0020】本発明の第1の技術手段は、入力装置に対
する一定時間の未操作によって表示ユニット部表示面の
表示内容を変化させる制御手段と、該制御手段が稼働中
に前記入力装置の操作により、前記制御手段が稼働する
前の表示面の表示内容を復元する復帰手段とを有し、表
示ユニット部が少なくとも2以上の配置状態をとりうる
表示機能付き情報処理装置において、前記配置状態のう
ち、少なくとも2以上の配置状態を検知する手段とを有
し、該配置状態のうち、ある配置状態を検知した際に前
記制御手段を稼働させ、さらに該配置状態と異なる別の
配置状態を検知した際に前記制御手段の稼働を抑止する
ことを特徴としたものである。
【0021】本発明の第2の技術手段は、入力装置に対
する一定時間の未操作によって表示ユニット部表示面の
表示内容を変化させる制御手段と、該制御手段が稼働中
に前記入力装置の操作により、前記制御手段が稼働する
前の表示面の表示内容を復元する復帰手段とを有し、表
示ユニット部が少なくとも2以上の配置状態をとりうる
表示機能付き情報処理装置において、前記配置状態のう
ち、少なくとも2以上の配置状態を検知する手段とを有
し、前記制御手段が稼働する条件を規定する少なくとも
2以上の設定値に対して、前記配置状態のうち、ある配
置状態を検知した際に、前記設定値のいずれか1の設定
値にて前記制御手段を稼働させ、さらに該配置状態と異
なる別の配置状態を検知した際に、前記いずれか1の設
定値と異なる別の設定値にて、前記制御手段を稼働させ
ることを特徴としたものである。
【0022】本発明の第3の技術手段は、第1又は第2
の技術手段において、さらに、前記制御手段が稼働中
に、前記表示ユニット部がとりうる配置状態の変化を検
知した際に、前記制御手段の稼働を停止させることを特
徴としたものである。
【0023】本発明の第4の技術手段は、第1乃至第3
のいずれか1の技術手段において、前記制御手段は、一
定時間の未操作を検知した瞬間の表示内容を退避し、規
則的に表示内容を変化させる表示処理を行い、該表示処
理制御中、前記入力装置に対する操作有無をモニタリン
グし、入力操作を検知した時、前記退避した表示内容を
表示する制御手段であることを特徴としたものである。
【0024】本発明の第5の技術手段は、第1乃至第3
のいずれか1の技術手段において、前記制御手段は、前
記入力装置に対する一定時間の未操作を検知した際に、
前記表示装置の補助光源デバイスをオフし、該オフ状態
で入力操作を検知した際に前記補助光源デバイスをオン
する制御手段であることを特徴としたものである。
【0025】本発明の第6の技術手段は、第1乃至第3
のいずれか1の技術手段において、前記制御手段は、少
なくとも、一定時間の未操作を検知した瞬間の表示内容
もしくは表示コントローラ内の揮発メモリ等の表示デバ
イスの電源供給遮断に伴い揮発するメモリを、不揮発/
電源供給が維持される揮発メモリへ退避し、前記表示デ
バイスへの電源供給を遮断し、該遮断後、前記入力装置
に対する操作有無をモニタリングし、入力操作を検知し
た時、表示デバイスへの電源供給を再開し、前記退避し
たデータを復帰処理する表示デバイスの省電力制御を含
む、システムに内蔵又は接続されている周辺デバイスへ
の省電力制御手段であることを特徴としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の情報処理装置の
1実施形態の外観を示す図で、本発明の特徴である制御
が適用される1つの商品形態(商品の外観イメージ)を
示す図である。商品形態としては、図1に限定されるも
のではないが、少なくとも、(1)表示ユニット部が2
つ以上の形態(配置状態)に変移する構成になってお
り、(2)(1)の表示ユニット部の配置状態が少なく
とも2つの状態が区別できる、といった構成要素が必須
となる。これは、本発明を実現する上での必須構成要素
で、当然、上記以外に入力部から表示ユニット部への制
御部等もシステム実現上で必要となる。従って、表示ユ
ニット部と本体ユニット部が別構成となっていても構わ
ないし、また、表示ユニット部の配置状態として、単な
る首振り機構でも対応できる。この時、当然、その首振
り状態を検知する手段は必要となる。
【0027】本実施形態においては、対面者対応PCに
おける表示処理方法を説明する。図1において、表示ユ
ニット部3の表示面は、オペレータ側又は対面者側に変
化させることができ、図1(A)に示すように表示面が
オペレータ側になっている時(通常)は切替検知SW1
が離された状態に、図1(B)に示すように表示面が対
面者側になっている時(対面)は切替検知SW1が押下
された状態になっている。また、キーボード等の入力装
置2は、オペレータ側でのみ操作可能となっている。
【0028】本実施形態においては、現在のパソコン等
の実装技術として実施されているアイドル検出を実施
し、アイドル検出に伴って現状の表示内容に影響を与え
る制御を実施する制御として、(a)表示装置焼けの防
止を目的とするスクリーンセーバ制御、(b)表示デバ
イスの補助光源デバイス(透過型液晶表示装置における
バックライトはもちろんのこと、反射型液晶表示装置に
おけるフロントライトも含み、表示を補助する目的とし
た光源デバイス)の電源供給量を抑止するパワーマネー
ジメント制御、及び(c)表示デバイスそのものの電源
供給量を抑止するパワーマネージメント制御、の3種の
制御を表示装置(表示ユニット)3の向きにより、制御
/抑止することを特徴としている。
【0029】図2は、本発明の情報処理装置の第1の実
施例における液晶表示ユニットのバックライトのパワー
マネージメント制御を説明するためのブロック図であ
る。透過型液晶表示ユニットを内蔵するコンピュータシ
ステムにおいては、構成されるシステム全体のうち比較
的電源消費が大きいデバイスであるバックライトの省電
力制御を実施することは、ノート型PCなどのように、
AC供給が受けられないモバイル環境での利用を配慮し
た商品において、省電力効果面で最も有効な制御であ
り、また、制御内容は、単にバックライトへの電源を遮
断/供給するだけのため、古くより実施されている省電
力制御の1つである。この制御は、キーボード/マウス
等の標準入力装置2の入力状況をアイドル検出部6で監
視し、一定時間(PM稼働設定値10)入力がなけれ
ば、すなわち、ユーザ操作がなければ、PM(B)処理
部7を介してバックライト3′、正確にはバックライト
への電源供給ラインのオン・オフ制御回路をオフ制御す
るものである。
【0030】図3は、本発明の情報処理装置の第2の実
施例における液晶表示装置(ユニット)全体のパワーマ
ネージメント制御を説明するためのブロック図である。
ここでの表示装置3は、正確には、表示コントローラを
意味し、バックライトとのパワーマネージメント制御と
同様、一定時間、ユーザ操作がなければ、パワーマネー
ジメント(PM)稼働部7′を介して、表示装置3への
電源供給ラインをオフ制御するものである。なお、バッ
クライトのパワーマネージメントとの大きな相違点は、
表示装置3内部のレジスタや表示メモリ(VRAM)1
2を、退避用記憶域8に退避する制御を含むか否かだけ
で、これは、表示装置3への電源供給ラインをオフ制御
することにより揮発するメモリを、電源供給が確保され
ている、もしくは、ハードディスクに代表される不揮発
性の、別の記憶域に退避する点にある。
【0031】なお、実施の現状パソコンの構成では、一
般に、表示メモリ(VRAM)は、表示装置3(表示コ
ントローラ)への電源供給ラインをオフ制御しても発揮
されず、表示コントローラの内部レジスタのみを、シス
テムメモリ(RAM)に退避処理しているが、便宜上、
本構成をとるものとして説明している。
【0032】また、本制御は、液晶表示装置3(ユニッ
ト)のみに限定しているが、サスペンド/サスペンドデ
ィスクと呼ばれるパワーマネージメント制御内容は、液
晶表示装置(ユニット)がコンピュータシステムに内蔵
/接続されている全デバイスに置き換わるだけで、基本
的な処理内容は同一である。
【0033】なお、システム全体のパワーマネージメン
トにおいて、退避用記憶域として揮発性メモリを利用す
る場合を「サスペンド」、もしくは、「サスペンドRA
M」と呼び、ハードディスク等のような不揮発性メモリ
を利用する場合を「サスペンドディスク」と呼び、一般
に区別している。
【0034】図4は、本発明の情報処理装置の第3の実
施例におけるスクリーンセーバ制御を説明するためのブ
ロック図である。本制御内容は、液晶表示装置(ユニッ
ト)全体のパワーマネージメント制御とほぼ同様で、一
定時間、ユーザ操作がなければ、スクリーンセーバ(S
S)稼働部7″を介して、その時点の表示メモリ(VR
AM)を退避用記憶域8に退避し、SS用表示データ記
憶域に記憶されているスクリーンセーバ用データ13を
表示装置3に出力制御するものである。
【0035】なお、当然のことながら、上述の各実施例
における各システムにおいて、各制御モード(省電力状
態/スクリーンセーバ稼働状態)の復帰制御も存在し、
再度、入力装置2のユーザ操作により、復帰(B)処理
部4,レジューム処理部4′,復帰(S)処理部4″を
介して、各制御状態より復帰制御される。
【0036】以上が各制御の概要であるが、本制御にお
いて、標準アーキテクチャ形態をとるパーソナルコンピ
ュータだからこそ、配慮されている点は、パワーマネー
ジメント(PM)、稼働設定装置10が利用者設定でき
る点である。後述のフロー図による説明で詳述するが、
定期的にイベント発生するタイマ5よりの出力を受け
て、アイドル検出部6では、アイドルカウンタ11をイ
ンクリメントし、アイドルカウンタ11がPM稼働設定
値10より大きくなった時、アイドル状態に遷移したと
判断する。
【0037】次に、図2乃至図4で説明した各実施例の
制御内容について説明する。なお、本発明のポイント
は、アイドル検出部6と、復帰(B)処理部4/レジュ
ーム処理部4′/復帰(S)処理部4″となるため、個
々のパワーマネージメント制御,スクリーンセーバ制御
についての説明は省略し、図2で説明した実施例1、す
なわち、バックライトのパワーマネージメント制御での
発明の中心部分に対してのみ説明する。
【0038】図5は、本発明のアイドル検出部6の制御
内容を説明するためのフロー図である。なお、図5にお
けるフローは、バックライトのパワーマネージメント制
御を主としているが、ステップS8のIO4信号(アイ
ドル検知イベント信号)出力の出力先が変わるだけで、
他のパワーマネージメント制御としても、スクリーンセ
ーバ制御としても適応できる。
【0039】アイドル検出部6は、主として2つの変数
/定数記憶域を持つ。その1つはPM稼働設定値10で
あり、本設定値はシステム固定値でも構わないが一般的
にはユーザ指定/変更が可能である。もう1つはアイド
ルカウンタ11であり、一定周期で出力されるタイマイ
ベント信号(IO1信号)の入力を受けてカウントアッ
プ(インクリメント)される変数である。
【0040】まず、アイドル検出部6では、切替検知S
W1の状態信号IO2(通常の場合にLOW=SW O
FF、対面の場合にHIGH=SW ONに変わる切替
検知スイッチ状態信号)が、HIGHになっているかを
チェックし(ステップS0)、対面状態(IO2=HI
GH)であると判断したときは、次ステップ(ステップ
S1)のタイマ5によりIO1信号の出力有無チェック
をスキップして、ステップS2へ移行する。本処理は、
移行に説明する表示装置が対面状態となっている時のア
イドルカウンタ11のインクリメント処理や本アイドル
カウンタ値とPM稼動設定値10との比較処理などのバ
ックライトオフ制御をスキップするものである。本処理
後、タイマ5によりのIO1信号の出力有無、切替検知
スイッチ(SW)1より出力される切替検知SW1の状
態信号IO2(通常の場合にLOW=SW OFF、対
面の場合にHIGH=SW ONに変わる切替検知スイ
ッチ状態信号)が、HIGHからLOWへ若しくはLO
WからHIGHへ変化(遷移)したか否か、ならびに、
入力装置2よりの利用者の入力装置に対する操作が発生
した時に出力される入力イベント信号(IO3信号)の
出力有無をチェックする(ステップS1〜S3)。
【0041】ここで、IO2信号の状態変化感知、もし
くは、IO3信号の出力を受けた場合には、アイドルカ
ウンタ11を初期化(0クリア)する(ステップS
4)。また、IO1信号の出力を受けた場合には、ま
ず、その時点のアイドルカウンタ11とPM稼働設定値
10を比較し、すでに、パワーマネージメント状態(ス
クリーンセーバ状態)に移行しているか否かを判断し
(ステップS5)、まだ、パワーマネージメント状態
(スクリーンセーバ状態)に移行していない場合には、
アイドルカウンタ11をインクリメントし(ステップS
6)、さらに、その更新した(インクリメントした)ア
イドルカウンタ11とPM稼働設定値10を比較し(ス
テップS7)、アイドルカウンタ11がPM稼働設定値
10に到達している場合には、PM(B)処理部7へ、
アイドル状態に遷移したことを示すアイドル検知イベン
ト信号(IO4信号)を出力する(ステップS8)。な
お、当然のことながら、IO4信号を受けて、PM
(B)処理部7では、デバイス電源OFF通知信号(I
O5信号)をバックライト3′(バックライト電源供給
ラインSW回路)へ出力することによりオフ制御が実施
される。なお、実施例2のパワーマネージメント制御の
場合、PM稼動部7′ではIO5信号を表示装置3へ出
力することによりオフ制御がなされる。また、実施例3
のスクリーンセーバ制御の場合、SS稼動部7″ではス
クリーンセーバ表示データ出力信号(IO8信号)を表
示装置3へ出力することによりスクリーンセーバ制御が
なされる。
【0042】図6は、復帰(B)処理部4の制御内容を
説明するためのフロー図である。なお、図6におけるフ
ローも、バックライトのパワーマネージメント制御を主
としているが、ステップS14における状態を判断する
対象デバイスと、ステップS15のオン制御するための
処理内容(バックライト3′へIO6信号(デバイス電
源ON通知信号)を出力)が変わるだけで、他のパワー
マネージメント制御としても、スクリーンセーバ制御と
しても適応できる。なお、ステップS14において、ス
クリーンセーバ制御の場合にはスクリーンセーバ状態か
否かを示すフラグにて処理することになる。また、ステ
ップS15において、バックライトの場合は、単にバッ
クライトデバイスに電源供給する制御のみで可だが、他
の場合には、パワーマネージメント状態/スクリーンセ
ーバ状態に移行した際、すなわち、図5のステップS8
にて、退避されたデータを元に戻すといったステップが
必要となる。すなわち、実施例2においては、レジュー
ム処理部4′よりIO6信号を出力し、表示装置3から
PM稼働部7′へコントローラメモリ表示データ等のデ
バイスメモリの出力信号(IO7信号)を出力してデー
タを元に戻す。また、実施例3においては、復帰(S)
処理部4″よりスクリーンセーバ稼動前の表示データで
ある退避データ信号(IO9信号)を出力し、表示装置
3からSS稼働部7″へ表示データ等のデバイスメモリ
の出力信号(IO7信号)を出力してデータを元に戻
す。
【0043】まず、復帰(B)処理部4では、切替検知
SW1より出力される切替検知SW1の状態信号IO2
がHIGH(押下状態)になっているか(ステップS1
1)、入力装置2よりの利用者の入力装置に対する操作
が発生した時に出力されるIO3信号の出力が発生した
か(ステップS12)をチェックする。次に、切替検知
SW1より出力される切替検知SW1より出力される切
替検知SW1の状態信号IO2が変化(LOWからHI
GHへの遷移は、ステップS11の前チェックより、本
ステップへは来ない)したか(ステップS13)をチェ
ックし、いずれのチェックにおいても、YESなら、バ
ックライトのON/OFF状態をチェックし(ステップ
S14)、バックライトOFF状態の場合には、バック
ライト3′へ退避データ出力も含むデバイス電源ON通
知信号(I06信号)を出力してバックライトON制御
を実施する(ステップS15)。
【0044】これら、アイドル検出部6ならびに復帰
(B)処理部4の制御により、(1)切替検知SW1が
押下状態の時には、バックライトのパワーマネージメン
ト制御を抑止する、(2)切替検知SW1が押下状態へ
遷移した時には、パワーマネージメント状態であったと
しても、通常状態(バックライトオン状態)に移行す
る、ことが実現される。
【0045】図7は、本発明の情報処理装置の第4の実
施例におけるバックライトのパワーマネージメント制御
を説明するための図で、図2で説明した実施例1と同様
の制御であるが、図2に示した制御では、「切替検知S
W1が押下時、一切、バックライトのパワーマネージメ
ント制御を実施しない」のに対し、図7に示した制御で
は、「切替検知SW1が押下されている時と押下されて
いない時とでアイドル検知判断までの時間(PM稼働設
定値)を異ならせている」という点でのみ相違する。す
なわち、同一のロジック(制御方法)を、図3,図4で
説明した実施例2,3の表示装置(ユニット)のパワー
マネージメント制御やスクリーンセーバ制御に適応でき
る。
【0046】図8は、図7で示されるブロック構成のア
イドル検出部6の制御を説明するためのフロー図で、前
述した通り、切替検知SW1が押下されている時と押下
されていない時とでアイドル検知判断までの時間(PM
稼働設定値)を異ならせているといった点で、異なる構
成、制御となっている。なお、本フローは、バックライ
トのパワーマネージメント制御を主としているが、前述
した図5でのアイドル検出部6の制御内容と同様に、ス
テップS31のIO4信号(アイドル検知イベント信
号)出力の主力先が変わるだけで、他のパワーマネージ
メント制御としても、スクリーンセーバ制御としても適
応できる。また、図7のブロック構成図における復帰
(B)処理部4の制御内容は、前述した図6に示される
制御内容がそのまま適応できる。
【0047】アイドル検出部6は、主として3つの変数
/定数記憶域を持ち、アイドルカウンタ11は、前述し
た通り実施例1でのアイドルカウンタ11と全く同様の
もの(変数域)である。さらに、本実施例においては、
PM稼働設定値1(10)、PM稼働設定値2(14)
の2つのアイドル検出用の設定値を持ち、前者は、切替
検知SW1がOFF状態の時、すなわち、表示ユニット
部(表示装置)の表示部がオペレータ側を向いている時
の設定値で、後者は、切替検知SW1がOFF状態の
時、すなわち、表示ユニット部(表示装置)の表示部が
対面者側を向いている時の設定値である。
【0048】ここで、PM稼働設定値1(10)はもち
ろんのこと、PM稼働設定値2(14)もユーザ指定/
変更を可能としても良いが、利用シーンがある程度限定
されるので、システム固定値としても良い。また、この
PM稼働設定値2(14)を無限大に固定とすること
で、表面上(システムスペック上)、前述した実施例1
(図2)の構成、制御での表面スペックと全く同一とな
る。
【0049】さらに、従来技術において例示した一般的
な事象(商品の商談の例)においては、PM稼働設定値
2(14)は、PM稼働設定値1(10)より大きな値
とすべきであるが、現在の表示内容を対面者に見せるの
ではなく、「対面者側を向いている時、スクリーンセー
バの役割をもたせつつ、広告表示する」といったシーン
を考えた場合には、PM稼働設定値2(14)を0、も
しくは、非常に小さな値にすることで実現できるので、
PM稼働設定値2(14)をPM稼働設定値1(10)
より大きな値にするといった条件に限定するものではな
い。
【0050】本題に戻り、図8をもとに図7で示される
アイドル検出部6の制御内容について詳述する。まず、
アイドル検出部6では、タイマ5よりIO1信号の出力
有無、切替検知SW1より出力される切替検知SW1の
状態信号IO2が変化(HIGHからLOWへ、もしく
は、LOWからHIGHへ)したか否か、ならびに、入
力装置2よりの利用者の入力装置に対する操作が発生し
た時に出力されるIO3信号の出力有無をチェックする
(ステップS21〜S23)。ここで、IO2信号の状
態変化感知、もしくは、IO3信号の出力を受けた場合
には、アイドルカウンタ11を初期化(0クリア)する
(ステップS24)。
【0051】また、IO1信号の出力を受けた場合に
は、現在のIO2信号状態にしたがい、その時点のアイ
ドルカウンタ11と比較すべきPM稼働設定値(HIG
Hの時はPM稼働設定値2(14)、LOWの時はPM
稼働設定値1(10)を変数CMP Valueに代入する
(ステップS25〜S27)。
【0052】ステップS28において、すでにパワーマ
ネージメント状態(スクリーンセーバ状態)に移行して
いるか否かを判断し、まだ、パワーマネージメント状態
(スクリーンセーバ状態)に移行していない場合には、
アイドルカウンタ11をインクリメントし(ステップS
29)、さらに、その更新した(インクリメントした)
アイドルカウンタ11と変数CMP Value値を比較し
(ステップS30)、アイドルカウンタ11がPM稼働
設定値に到達している場合には、PM(B)処理部7
へ、アイドル状態に遷移したことを示す信号IO4を出
力する(ステップS31)。なお、当然のことながら、
このIO4信号を受けて、PM(B)処理部7では、バ
ックライト3′(バックライト電源供給ラインSW回
路)のオフ制御が実施される。
【0053】なお、上記のアイドル検出部6の制御に応
じた復帰(B)処理部4の制御フローは、原則、上述し
た制御(図6)と同等であるが、対面状態でもバックラ
イトオフ制御が成されることから、ステップS11を除
外(IO2がHIGHでもバックライトのパワーマネー
ジメント制御が成されているため)する必要があり、ま
た、ステップS13のIO2遷移チェックは、HIGH
→LOWだけでなく、LOW→HIGHをもチェック
し、どちらか一方の遷移が確認されたら、バックライト
オン制御をする(ステップS14へスキップする)よう
に変更する必要がある。
【0054】上記のアイドル検出部6の制御、ならび
に、前述した復帰(B)処理部4の制御により、(1)
切替検知SW1が押下状態の時には、バックライトのパ
ワーマネージメントを稼働させるまでのアイドル検知用
設定値を、PM稼働設定値2を利用し、通常状態(切替
検知SW1が押下されていない時、すなわち、オペレー
タ側に表示装置の表示部が向いている時)とのパワーマ
ネージメント稼働までの時間を異ならせ、(2)切替検
知SW1が押下状態へ遷移した時、ならびに、押下状態
に遷移した時のパワーマネージメント状態を復帰させ、
さらに、アイドルカウンタを初期化する、ことが実現で
きる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明に対応する効果:表示ユ
ニット部が非オペレータ側(対面者側)を向いている時
の、アイドル検出による表示制御(パワーマネージメン
ト制御/スクリーンセーバ制御)を抑止し、対処できな
い(システムの入力操作ができない状況にある)人に対
して、“見る”といった利用を保証するシステムを提供
することが可能となる。
【0056】請求項2の発明に対応する効果:請求項1
の発明に対応する効果に加えて、オペレータ側を向いて
いる時(通常時)の設定値側を、非オペレータ側を向い
ている時の設定値側より、適度に大きな値にて、制御す
ることにより、表示装置の形状状態に応じた、パワーマ
ネージメント制御、スクリーンセーバ制御が可能とな
る。なお、上記の適度に大きな値とは、利用シーンにも
異なるが、通常時は1〜2分程度であることから、その
数倍程度とするのが適当値かと思われる。
【0057】請求項3の発明に対応する効果:請求項1
及び2の発明に対応する効果に加えて、例えば、オペレ
ータ側を向いている時にパワーマネージメント制御状態
となり、その状態で、表示装置を非オペレータ側に向け
た時に、パワーマネージメント状態より復帰することが
可能となる。さらに、オペレータ/利用者に余分な操作
を与えず、ユーザの操作負荷をできるだけ最小限にする
ことができる。
【0058】なお、現在のパワーマネージメント技術の
1つとして、ノートパソコン等の“サスペンド状態中の
蓋開けによるレジューム”が存在するが、請求項3の発
明の特徴は、どちらかと言えば“非オペレータ側を向け
た時の復帰”にあり、“蓋開け”(現状技術)は“オペ
レータ側を向けた時の復帰”に相当する。
【0059】請求項4の発明に対応する効果:請求項1
乃至3の発明に対応する効果に加えて、現在のパソコン
等の実装技術として、実施されているアイドル検出を実
施し、アイドル検出に伴って、現状の表示内容に影響を
与える制御を実施する制御として、表示装置焼けの防止
を目的とするスクリーンセーバ制御に対応可能となる。
【0060】請求項5の発明に対応する効果:請求項1
乃至3の発明に対応する効果に加えて、現在のパソコン
等の実装技術として、実施されているアイドル検出を実
施し、アイドル検出に伴って、現状の表示内容に影響を
与える制御を実施する制御として、表示デバイスの補助
光源デバイス(透過型液晶表示装置におけるバックライ
トはもちろんのこと、反射型液晶表示装置におけるフロ
ントライトも含み、表示を補助する目的とした光源デバ
イス)の電源供給量を抑止するパワーマネージメント制
御に対応可能となる。
【0061】請求項6の発明に対応する効果:請求項1
乃至3の発明に対応する効果に加えて、現在のパソコン
等の実装技術として、実施されているアイドル検出を実
施し、アイドル検出に伴って、現状の表示内容に影響を
与える制御を実施する制御として、表示デバイスそのも
のの電源供給量を抑止するパワーマネージメント制御に
対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の1実施形態の外観を示
す図である。
【図2】本発明の情報処理装置の第1の実施例における
バックライトのパワーマネージメント制御を説明するた
めのブロック図である。
【図3】本発明の情報処理装置の第2の実施例における
表示装置(ユニット)のパワーマネージメント制御を説
明するためのブロック図である。
【図4】本発明の情報処理装置の第3の実施例における
スクリーンセーバ制御を説明するためのブロック図であ
る。
【図5】本発明の情報処理装置におけるアイドル検出部
の制御内容を説明するためのフロー図である。
【図6】本発明の情報処理装置における復帰(B)処理
部の制御内容を説明するためのフロー図である。
【図7】本発明の情報処理装置の第4の実施例における
ブロック構成のアイドル検出部の制御を説明するための
ブロック図である。
【図8】本発明の情報処理装置におけるブロック構成の
アイドル検出部の制御内容を説明するためのフロー図で
ある。
【符号の説明】
1…切替SW、2…標準入力装置、3…表示装置、3′
…バックライト、4…復帰(B)処理部、4′…レジュ
ーム処理部、5…タイマ、6…アイドル検出部、7…P
M(B)処理部、7′…PM稼働部、7″…SS稼働
部、8…退避用記憶域、10…PM稼働設定値(1)、
11…アイドルカウンタ、12…VRAM、13…SS
用表示データ、14…PM稼働設定値2。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置に対する一定時間の未操作によ
    って表示ユニット部表示面の表示内容を変化させる制御
    手段と、該制御手段が稼働中に前記入力装置の操作によ
    り、前記制御手段が稼働する前の表示面の表示内容を復
    元する復帰手段とを有し、表示ユニット部が少なくとも
    2以上の配置状態をとりうる表示機能付き情報処理装置
    において、前記配置状態のうち、少なくとも2以上の配
    置状態を検知する手段とを有し、該配置状態のうち、あ
    る配置状態を検知した際に前記制御手段を稼働させ、さ
    らに該配置状態と異なる別の配置状態を検知した際に前
    記制御手段の稼働を抑止することを特徴とする表示機能
    付き情報処理装置。
  2. 【請求項2】 入力装置に対する一定時間の未操作によ
    って表示ユニット部表示面の表示内容を変化させる制御
    手段と、該制御手段が稼働中に前記入力装置の操作によ
    り、前記制御手段が稼働する前の表示面の表示内容を復
    元する復帰手段とを有し、表示ユニット部が少なくとも
    2以上の配置状態をとりうる表示機能付き情報処理装置
    において、前記配置状態のうち、少なくとも2以上の配
    置状態を検知する手段とを有し、前記制御手段が稼働す
    る条件を規定する少なくとも2以上の設定値に対して、
    前記配置状態のうち、ある配置状態を検知した際に、前
    記設定値のいずれか1の設定値にて前記制御手段を稼働
    させ、さらに該配置状態と異なる別の配置状態を検知し
    た際に、前記いずれか1の設定値と異なる別の設定値に
    て、前記制御手段を稼働させることを特徴とする表示機
    能付き情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の表示機能付き情
    報処理装置において、さらに、前記制御手段が稼働中
    に、前記表示ユニット部がとりうる配置状態の変化を検
    知した際に、前記制御手段の稼働を停止させることを特
    徴とする表示機能付き情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の表
    示機能付き情報処理装置において、前記制御手段は、一
    定時間の未操作を検知した瞬間の表示内容を退避し、規
    則的に表示内容を変化させる表示処理を行い、該表示処
    理制御中、前記入力装置に対する操作有無をモニタリン
    グし、入力操作を検知した時、前記退避した表示内容を
    表示する制御手段であることを特徴とする表示機能付き
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の表
    示機能付き情報処理装置において、前記制御手段は、前
    記入力装置に対する一定時間の未操作を検知した際に、
    前記表示装置の補助光源デバイスをオフし、該オフ状態
    で入力操作を検知した際に前記補助光源デバイスをオン
    する制御手段であることを特徴とする表示機能付き情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の表
    示機能付き情報処理装置において、前記制御手段は、少
    なくとも、一定時間の未操作を検知した瞬間の表示内容
    もしくは表示コントローラ内の揮発メモリ等の表示デバ
    イスの電源供給遮断に伴い揮発するメモリを、不揮発或
    いは電源供給が維持される揮発メモリへ退避し、前記表
    示デバイスへの電源供給を遮断し、該遮断後、前記入力
    装置に対する操作有無をモニタリングし、入力操作を検
    知した時、表示デバイスへの電源供給を再開し、前記退
    避したデータを復帰処理する表示デバイスの省電力制御
    を含む、システムに内蔵又は接続されている周辺デバイ
    スへの省電力制御手段であることを特徴とする表示機能
    付き情報処理装置。
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