JP2001174580A - 燃料集合体及び原子炉の炉心 - Google Patents
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Abstract
び原子炉の炉心で、長期連続運転を可能とするため可燃
性毒物の消耗を十分に遅延すると共に、燃料集合体内の
出力分布を平坦化する。 【解決手段】燃料棒2,7が正方格子状に配置された燃
料集合体において、対向する角を結ぶ2本の対角線8,
18のそれぞれについて、その対角線によって燃料集合
体の横断面を2つの領域に分けたとき、その2つの領域
の両方に少なくとも1本以上可燃性毒物入り燃料棒7が
含まれ、燃料集合体の横断面において、可燃性毒物入り
燃料棒が置かれた格子の総数をNg、可燃性毒物入り燃
料棒が置かれた格子の境界のうち、他の可燃性毒物入り
燃料棒に面しない境界の総数をNfとするとき、Nf/
Ng<2とする。
Description
装荷した原子炉の炉心に係り、特にウラン235を主な
核分裂性物質とする核燃料物質を含む燃料棒を用い、初
装荷炉心での長期連続運転を目指した燃料集合体と原子
炉の炉心に関する。
は四角筒型のチャンネルボックスと、チャンネルボック
スの内部に収納された燃料バンドルからなり、燃料バン
ドルは、核分裂性物質を含む燃料ペレットを封入した多
数の燃料棒が正方格子状に配列されて構成されている。
また、近年の沸騰水型原子炉用燃料集合体では出力分布
を平坦にするため、水ロッドなどを用いて燃料集合体中
央部に広い減速材領域を設けることが多い。
分裂性物質に吸収されて核分裂が起こり、その際にエネ
ルギーとともに放出される中性子が次の核分裂を引き起
こすという連鎖反応により、エネルギーを出し続けてい
る。この連鎖反応が平衡にある状態を臨界といい、一定
の出力で運転される原子炉はこの状態を保ち続けてい
る。核分裂性物質は核分裂反応によって消滅するが、原
子炉を一定の期間にわたって燃料の補給なしに運転する
ため、炉心内には初期の臨界維持に必要な量よりも多い
核分裂性物質が装荷されている。このために超過した反
応度を余剰反応度といい、運転期間を通じて余剰反応度
を適切に制御することは重要である。余剰反応度を制御
する技術としては、ガドリニアなどの可燃性毒物を燃料
ペレット中に混入するものがよく知られている。
るため、連続運転期間を長くすることが望まれている。
長期間にわたって連続運転するためには、新しく装荷す
る燃料集合体のウラン濃縮度を高める必要がある。この
ため、正方格子状の燃料棒配列は8行8列から9行9列
以上にし、1本の燃料棒の熱的負担を軽減する傾向にあ
る。これと同時に長期間にわたって余剰反応度を抑える
ために、ガドリニアの濃度を増すのが普通である。ガド
リニアの濃度が高いほど、長い期間にわたってガドリニ
アによる中性子吸収効果が持続し、燃料集合体の反応度
が抑えられる。例えば、ウランを主な核分裂性物質とす
る最近の初装荷炉心では7重量%以上の高濃度ガドリニ
アが用いられる。
ランの量が減るため、燃料集合体の経済性が悪化する傾
向がある。また、ガドリニア入り燃料ペレットはガドリ
ニア濃度の増加に伴って熱伝導率が低下し、燃料温度が
高まる傾向がある。そこで、濃度を増加せずに長期間に
わたってガドリニアの中性子吸収を持続させる工夫が考
案されてきた。
図13に、燃料集合体のコーナーを結ぶ対角線に対して
片側にガドリニア入り燃料棒を集中配置した構成が示さ
れ、このようにガドリニア入り燃料棒を集中配置するこ
とによって、ガドリニア入り燃料棒相互の干渉効果によ
りガドリニアの燃焼を遅延できることが記載されてい
る。
特開平7−244184号公報には、3本のガドリニア
入り燃料棒をL型に隣接配置したり、5本のガドリニア
入り燃料棒を十字型に配置すると、ガドリニア入り燃料
棒相互の干渉効果によってガドリニアの燃焼が遅くな
り、長期間にわたって反応度抑制できることが記載され
ている。
する燃料集合体として、MOX燃料と呼ばれるものがあ
り、このものでも連続運転期間を長くするためにはプル
トニウムの富化度を高める必要がある。このMOX燃料
に関しては、特開平10−26682号公報にガドリニ
ア入り燃料棒の配置例が記載されている。
検討の結果、ウランを主な核分裂性物質とする上記従来
技術には次のような問題があることが分かった。
料集合体におけるガドリニア入り燃料棒の配置では、燃
焼に伴う中性子増倍率の上昇が遅く、優れたガドリニア
の燃焼遅延効果が得られる。しかし、局所出力ピーキン
グは燃焼初期で1.6程度になり、最大線出力密度の制
限値を満足することは困難である。特開平9−1057
92号公報の記述によると、このような非対称のガドリ
ニア配置は、初装荷炉心内で濃縮度の低い燃料集合体の
隣りに置くことを想定したものである。このため隣りに
低濃縮度の燃料集合体が置かれない場合は局所出力ピー
キングが過大になってしまう。
特開平7−244184号公報におけるガドリニア入り
燃料棒の配置では、局所出力ピーキングは燃焼初期でも
1.4程度であり、熱的余裕は優れている。しかし、特
開平9−105792号公報の配置に比べると、ガドリ
ニアの燃焼遅延効果はかなり小さく、改善の余地のある
ことが分かった。
ムの中性子吸収反応断面積が大きいため、ガドリニアに
よる中性子吸収が比較的少なく、ガドリニアの消耗はゆ
っくりしている。例えば、ウラン燃料の場合に比べて,
MOX燃料で同じ期間だけ中性子吸収を持続させるのに
必要なガドリニア濃度は半分以下である。したがって、
上記の課題はウラン燃料に特有のものである。特開平1
0−26682号公報に記載されたMOX燃料では、む
しろガドリニアの燃焼を早めるために、1重量%未満の
薄いガドリニアを全燃料棒の半数以上に混入しており、
上記課題とは目的が逆である。
質とする燃料集合体及び原子炉の炉心において、長期連
続運転を可能とするため可燃性毒物の消耗を十分に遅延
すると共に、燃料集合体内の出力分布を平坦化できるも
のを提供することである。
るために、本発明は、ウラン235を主な核分裂性物質
とする核燃料物質を含む燃料棒と、前記核燃料物質と可
燃性毒物を含む可燃性毒物入り燃料棒とを正方格子状に
配列した燃料集合体において、前記正方格子状の燃料棒
配列の対向する角を結ぶ2本の対角線のそれぞれについ
て、その対角線によって燃料集合体の横断面を2つの領
域に分けたとき、その2つの領域の両方に少なくとも1
本以上前記可燃性毒物入り燃料棒が含まれ、燃料集合体
の横断面において、可燃性毒物入り燃料棒が置かれた格
子の総数をNg、可燃性毒物入り燃料棒が置かれた格子
の境界のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒に面しない境
界の総数をNfとするとき、Nf/Ng<2であるもの
とする。
それぞれについて、2つに分けられる領域の両方に少な
くとも1本以上前記可燃性毒物入り燃料棒を配置するこ
とにより、局所出力ピーキング特性を大幅に低減でき
る。
えるため2本の対角線のそれぞれに対して、その両側に
可燃性毒物入り燃料棒を配置すると、可燃性毒物入り燃
料棒の集中度は小さくなる傾向がある。このため、可燃
性毒物の燃焼が早まる。しかし、発明者らは、種々のガ
ドリニア入り燃料棒配置について、その燃焼特性を評
価、分析した結果、Nf/Ngを指標とすると、ガドリ
ニアの燃焼遅延の程度が整理できること、そして、Nf
/Ngは定義により4以下の値をとるが、Nf/Ngが
4から2の範囲ではガドリニアの燃焼遅延に大差が無
く、Nf/Ng<2にすると効果的に燃焼遅延が可能で
あることを見出した。本発明はこの知見に基づいてNf
/Ng<2とする配置を併用しており、これにより可燃
性毒物の燃焼遅延効果を改善できる。
前記2本の対角線のうちの1本について、その対角線に
よって分けられる燃料集合体の横断面の2つの領域の両
方に2行2列に、隣接配置された4本の可燃性毒物入り
燃料棒が含まれる。
集中配置させた部分を2ヶ所設けることにより、出力分
布のバランスをとりつつ、可燃性毒物の消耗を遅らせる
ことができる。
て、好ましくは、前記燃料棒の配列が9行9列以上の正
方格子状であり、燃料集合体は沸騰水型原子炉用であ
る。
において、ウラン濃縮度を高めつつ上記(1)の作用が
得られる。
て、好ましくは、前記2本の対角線のうちの1本につい
て、その対角線によって分けられる燃料集合体の横断面
の2つの領域のうち、制御棒側に位置する領域に含まれ
る可燃性毒物入り燃料棒の数が反対側の領域に含まれる
可燃性毒物入り燃料棒の数より少なく、燃料集合体は沸
騰水型原子炉用である。
において、制御棒側の中性子束が比較的高くなり、制御
棒の中性子吸収価値が高くなり、原子炉の停止余裕が向
上する。また、制御棒と反対側の狭い領域に可燃性毒物
入り燃料棒を集中的に配置することにより、燃料集合体
内の大域的な出力分布の偏りが緩和される。
て、好ましくは、前記燃料棒の配列が10行10列の正
方格子状であり、燃料集合体中央部の8格子分の領域に
水ロッドが置かれ、燃料集合体は沸騰水型原子炉用であ
る。
方格子状にありかつ中央部の水ロッドの広い減速材領域
により出力分布を平坦にした沸騰水型原子炉用の燃料集
合体で、上記(1)の作用が得られる。
て、前記正方格子状の燃料棒配列は5行5列の正方格子
状に燃料棒を配列した4つのサブバンドルを有していて
もよく、この場合、前記サブバンドルが2行2列に組み
合わされると共に、各サブバンドルの燃料棒のうち燃料
集合体中央側の燃料棒が除去され、燃料集合体中央部に
減速材流路が形成されている。
を配列した4つのサブバンドルを有しかつ中央部の広い
減速材領域により出力分布を平坦にした沸騰水型原子炉
用の燃料集合体で、上記(1)の作用が得られる。
本発明は、上記(1)〜(6)のいずれか1項記載の燃
料集合体を装荷した原子炉の炉心が提供される。
性毒物の燃焼を十分に遅延すると共に、燃料集合体内の
出力分布を平坦化できるので、長期連続運転に対応でき
る炉心が得られる。
を用いて説明する。
実施形態による燃料集合体のを図1により説明する。本
実施形態は沸騰水型原子炉の初装荷炉心に装荷される燃
料集合体の例であり、図1はその横断面を示すものであ
る。
料集合体を示しており、この燃料集合体15は、9行9
列の正方格子状に配列された多数の燃料棒2,7と、中
央部の7格子分の領域に配置され大きな高減速領域を形
成する2本の水ロッド6とを有している。燃料棒2,7
は核分裂性物質を含む燃料ペレットを封入して構成され
ており、燃料棒7はガドリニア入り燃料棒(可燃性毒物
入り燃料棒)である。燃料棒7の燃料ペレットには余剰
反応度を制御するための可燃性毒物としてガドリニアが
混入されている。ガドリニア入り燃料棒7は全部で16
本配置されており、ガドリニアを6重量%含んでいる。
入り燃料棒7は次のように配置されている。
において、可燃性毒物入り燃料棒7が置かれた格子の総
数をNg、可燃性毒物入り燃料棒7が置かれた格子の境
界面のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒7に面しない境
界面の総数をNfとすると、Ngは16、Nfは28で
ある。したがって、Nf/Ng=1.75<2である。
向する角を結ぶ対角線8によって上記横断面を2つの領
域に分けたとき、対角線上に4本の可燃性毒物入り燃料
棒7があり、分けられた両方の領域に6本ずつの可燃性
毒物入り燃料棒7が含まれている。正方格子状の燃料棒
配列の他方の対向する角を結ぶ対角線18によって上記
横断面を2つの領域に分けた場合も、両方の領域に8本
ずつの可燃性毒物入り燃料棒7が含まれている。
の領域の両方に、2行2列に隣接配置された4本の可燃
性毒物入り燃料棒7が含まれている。
面図を示す。燃料集合体15は四角筒型のチャンネルボ
ックス1と、チャンネルボックスの内部に収納された燃
料バンドル20からなる。燃料バンドル20は、上記燃
料棒2,7を正方格子状に配列しかつ中央部に2本の水
ロッド6を配置したものを、上部タイプレート3、下部
タイプレート4で支持し、スペーサ5で束ねて構成され
ている。
リニア入り燃料棒7の上記の配置による作用を説明す
る。
載された燃料集合体の横断面を比較例1として示し、図
4に特開平7−244184号公報に記載された燃料集
合体の横断面を比較例2として示し、図5に特開平9−
105792号公報に記載された他の燃料集合体の横断
面を比較例3として示す。図中、燃料棒、水ロッド、チ
ャンネルボックス、対角線には図1と同じ符号を付して
いる。
3のガドリニア入り燃料棒の配置について燃料集合体特
性を評価した。
側にガドリニア入り燃料棒が19本存在する。また、図
4の配置では、横断面内に13本のガドリニア入り燃料
棒7が存在する。そのうちの10本は5本ずつ十字型に
配置されている。図5の配置では、横断面内に16本の
ガドリニア入り燃料棒7が存在する。これらの評価ケー
スにおいて、ガドリニアの濃度は全て6重量%とし、横
断面平均のウラン濃縮度はいずれのケースも約5重量%
とした。
て示す。図6は燃焼度に伴う中性子増倍率の動きであ
る。曲線Aは図3の配置、曲線Bは図4の配置、曲線C
は図5の配置の特性を示す。また、図7は燃料集合体横
断面における最大出力燃料棒の相対出力で定義される局
所出力ピーキングの燃焼に伴う変化を示す。この図で
も、曲線Aは図3の配置、曲線Bは図4の配置、曲線C
は図5の配置の特性を示す。
A)では燃焼に伴う中性子増倍率の上昇が遅く、優れた
ガドリニアの燃焼遅延効果が得られる。しかし、図7の
曲線Aに示されるように、局所出力ピーキングは燃焼初
期で1.6程度になり、最大線出力密度の制限値を満足
することは困難である。特開平9−105792号公報
の記述によると、図3や図5のような非対称のガドリニ
ア配置は、初装荷炉心内で濃縮度の低い燃料集合体の隣
りに置くことを想定したものである。このため隣りに低
濃縮度の燃料集合体が置かれない場合は局所出力ピーキ
ングが図7のとおり過大になってしまう。
示すように局所出力ピーキングは燃焼初期でも1.4程
度であり、熱的余裕は優れている。一方、図6の通り、
図4の配置(曲線B)と図5の燃料集合体(曲線C)は
同程度の中性子増倍率の最大値となる。ガドリニア入り
燃料棒の本数が異なるので初期の中性子増倍率は異なる
が、中性子増倍率が最高になる燃焼度は同程度であり、
ガドリニアの持続期間もほぼ同等である。図3の配置
(曲線A)に比べるとガドリニアの燃焼遅延効果はかな
り小さく、改善の余地のあることが分かった。
続運転を可能とするため、ウランを主な核分裂性物質と
する場合の可燃性毒物の消耗を十分に遅延すると共に、
燃料集合体内の出力分布を平坦化できるようにしたもの
である。
いて発明者らが詳細に分析した結果、以下の知見が得ら
れた。
て、ガドリニアの燃焼遅延効果が比較的小さいのは、十
字型配置の突起部にあたる4本のガドリニア入り燃料棒
7ではガドリニアの燃焼遅延がほとんどないためであ
る。これら4本のガドリニア入り燃料棒7では、ガドリ
ニアを含まない燃料棒2に3方向で接しているため、熱
中性子が十分に供給されて、普通の離散配置の場合とほ
ぼ同程度の速度でガドリニアが燃えてしまう。これら4
本のガドリニア入り燃料棒7は十字型配置の中央のガド
リニア入り燃料棒7を熱中性子から遮蔽する働きを持っ
ている。これらが通常の速度で燃えるのに伴って、中央
のガドリニア入り燃料棒7に対する遮蔽効果も消えてい
くため、大きな燃焼遅延効果が得られない。すなわち、
少数のガドリニア入り燃料棒だけに対してガドリニアの
燃焼遅延の対策を施しても大きな効果が得られないこと
が分かった。
配置について、その燃焼特性を評価、分析した結果、 Ng:ガドリニア入り燃料棒が置かれた格子の総数、 Nf:ガドリニア入り燃料棒が置かれた格子の境界のう
ち、他のガドリニア入り燃料棒に面しない境界の総数、 として、Nf/Ngを指標とすると、ガドリニアの燃焼
遅延の程度が整理できることを見出した。
tで中性子増倍率がほぼ最高になっており、ガドリニア
の燃焼遅延の目安としてこの点の中性子増倍率が参考に
なる。すなわち、18GWd/tにおける中性子増倍率
が小さいほどガドリニアの燃焼が遅い。種々のガドリニ
ア入り燃料棒配置に対する上記指標値と、18GWd/
tにおける中性子増倍率との関係を図8に示す。黒丸は
各評価ケースの点を示し、実線はそれらの傾向を示して
いる。Nf/Ngが小さいほど18GWd/tにおける
中性子増倍率が小さく、ガドリニアが長期間持続する。
境界からは中性子が豊富に流入するので、このような境
界を少なくすると、ガドリニアの燃焼を遅くできると考
えられる。本発明による指標Nf/Ngは、燃料集合体
横断面の平均で見たときの、ガドリニア入り燃料棒1本
あたりの、他のガドリニア入り燃料棒以外に面する境界
の数という意味を持つ。一般にガドリニアの断面積は燃
料集合体内の位置によって異なり、例えば水ロッドの近
傍では大きな値を持つ。また、全体のガドリニア分布に
よって燃料集合体内の中性子束分布は大きく影響され
る。したがって、ガドリニア入り燃料棒相互の干渉効果
も、燃料集合体内の位置や燃料集合体全体にわたる他の
ガドリニア入り燃料棒の配置によって影響を受ける。し
かしながら、発明者らによる図8の検討結果から、その
ような影響はあまり大きくなく、局所的な隣接関係の単
純平均であるNf/Ngによってガドリニアの燃焼特性
がうまく整理できることが明らかになった。
をとるが、図8の結果により、4から2の範囲では大き
な差の無いことが分かった。すなわち、Nf/Ngを2
より小さくすると効果的に燃焼遅延が可能であることを
見出した。
では、ガドリニア入り燃料棒が16本ある。ガドリニア
入り燃料棒が置かれた格子の境界総数16×4=64う
ち、他のガドリニア入り燃料棒によって遮蔽されていな
い境界の数は28となり、半数未満である。
線Dに示す。曲線Bで示される図4の配置や曲線Cで示
される図5の配置よりもガドリニアの燃焼はゆっくりし
ている。図4の配置のNf/Ngは2.77、図5の配
置のNf/Ngは4.0であり、いずれもNf/Ngは
2よりも大きい。図1のガドリニア入り燃料棒配置で
は、他のガドリニア入り燃料棒によって4方向全部を遮
蔽されたガドリニア入り燃料棒が存在せず、また、燃料
集合体の片側に多く配置されてもいないが、Nf/Ng
が2より小さく、平均的にガドリニア入り燃料棒が良く
遮蔽されているため、ガドリニアは長期間持続する。
する燃料においては、プルトニウムの中性子吸収断面積
が大きいので、ガドリニア入り燃料棒の隣がガドリニア
入り燃料棒であってもガドリニアを含まない燃料棒であ
っても、半ば遮断された状況にある。このため、ガドリ
ニア入り燃料棒の相対関係の影響は小さい。上記の可燃
性毒物の燃焼遅延に関する知見は、ウランを主な核分裂
性物質とする燃料に特有なものである。
る。図3の配置の局所ピーキングが非常に高いのは、ガ
ドリニア入り燃料棒配置の非対称性が大きすぎるためで
ある。つまり、対角線8の右下だけにガドリニア入り燃
料棒が集中しているため、この領域の中性子束が非常に
低く、反対側のコーナー近くの中性子束が過大になって
いる。図3の配置は特開平9−105792号公報に記
載されているように、領域のガドリニア入り燃料棒数の
差を明示するため参考的に示された配置例であり、局所
出力ピーキングに関しては考慮されていない。
8の両側にガドリニア入り燃料棒7を配置する。また、
もう一方の対角線18についても、その両側にガドリニ
ア入り燃料棒を配置する。
10の曲線Dに示す。燃焼度初期で1.4程度であり、
曲線Aで示される図3の配置に比べて局所出力ピーキン
グは大幅に低減される。
め対角線8,18のそれぞれに対して、その両側にガド
リニア入り燃料棒を配置すると、ガドリニア入り燃料棒
7の集中度は小さくなる傾向がある。このため、一般的
には図4の配置のようにガドリニアの燃焼が早まる。し
かし、本発明の知見に基づいて、本実施形態ではNf/
Ngを2未満とする配置を併用しており、これによりガ
ドリニアの燃焼遅延効果は改善できる。
Ngを小さくするガドリニア入り燃料棒配置として、ガ
ドリニア入り燃料棒7を隣接集中配置した部分を複数設
けることが効果的である。4本のガドリニア入り燃料棒
7を2行2列に配置すると、その部分のNf/Ngはち
ょうど2である。したがって、全体のNf/Ngを2未
満とするためには、このような2行2列以上の大きな集
中配置部分を設ける必要がある。図1の配置では、8本
のガドリニア入り燃料棒7を集中配置させた部分を2ヶ
所設けることにより、出力分布のバランスをとりつつ、
ガドリニアの消耗を遅らせている。
ニア入り燃料棒配置を用いることにより、可燃性毒物の
燃焼を十分に遅延すると共に、燃料集合体内の出力分布
を平坦化できるので、熱的余裕を確保しつつ、長期連続
運転が可能となる。
態を図11により説明する。図中、図1に示す部材と同
等のものには同じ符号を付している。
15Aでは、燃料棒2,7が10行10列の正方格子状
に配列されており、2本の水ロッド5が中央部の8格子
分の領域に置かれ、大きな高減速領域を形成している。
燃料棒2,7は全部で92本あり、そのうちガドリニア
入り燃料棒(可燃性毒物入り燃料棒)7は全部で18本
配置されている。
総数Ngは18、可燃性毒物入り燃料棒7が置かれた格
子の境界面のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒7に面し
ない境界面の総数Nfは32である。したがって、Nf
/Ng=1.78<2である。
18のそれぞれについて、その対角線によって上記横断
面を2つの領域に分けたとき、その両方の領域に可燃性
毒物入り燃料棒7が含まれ、対角線8,18に対して対
称に配置されている。
料棒7が置かれた格子の境界面のうち、他のガドリニア
入り燃料棒7によって遮蔽されている面が半分以上ある
ので、ガドリニアの燃焼遅延効果が大きい。また、対角
線8,18に対して対称にガドリニア入り燃料棒を配置
して出力分布のバランスをとることにより、局所出力ピ
ーキングは低く抑えられる。
料集合体15Aにおいては、冷却材流路を十分に確保す
るため9行9列格子の燃料集合体に比べて、燃料棒を細
くする必要がある。この場合、燃料棒内における熱中性
子レベルの低下が少ないため、ガドリニアの燃焼は早ま
る傾向がある。したがって、本実施形態の配置によるガ
ドリニアの燃焼遅延は特に効果的である。また、本実施
形態の燃料集合体は9行9列格子の燃料集合体に比べて
燃料棒が多いため、熱的余裕が大きい。
を図12により説明する。図中、図1に示す部材と同等
のものには同じ符号を付している。
15Bでは、燃料棒2,7が10行10列の正方格子状
に配列されており、2本の水ロッド5が中央部の8格子
分の領域に置かれ、大きな高減速領域を形成している。
燃料棒2,7は全部で92本あり、そのうちガドリニア
入り燃料棒(可燃性毒物入り燃料棒)7は全部で18本
配置されている。燃料集合体15Bは、炉心に装荷する
とき図示左上側のコーナー部に制御棒30が位置するよ
う装荷される。
総数Ngは18、可燃性毒物入り燃料棒7が置かれた格
子の境界面のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒7に面し
ない境界面の総数Nfは32である。したがって、Nf
/Ng=1.78<2である。
18のそれぞれについて、その対角線によって上記横断
面を2つの領域に分けたとき、両方の領域に可燃性毒物
入り燃料棒7が含まれている。
料棒7が置かれた格子の境界面のうち、他のガドリニア
入り燃料棒7によって遮蔽されている面が半分以上ある
ので、ガドリニアの燃焼遅延効果が大きい。また、対角
線8に対して両側にガドリニア入り燃料棒7を配置し、
かつ対角線18に対して対称にガドリニア入り燃料棒を
配置して出力分布のバランスをとることにより、局所出
力ピーキングは低く抑えられる。
リニア入り燃料棒7の配置を非対称にしており、炉心に
装荷されたとき制御棒30側の領域にガドリニア入り燃
料棒7が少ない。この配置により、制御棒30側の中性
子束が比較的高くなり、局所出力ピーキングは第2の実
施形態よりも高まる傾向がある。しかし、同時に制御棒
30の中性子吸収価値が高くなり、原子炉の停止余裕が
向上する。図5に示されるような従来の非対称ガドリニ
ア入り燃料棒配置でも制御棒価値の向上効果が期待され
る。しかし、制御棒と反対側の領域に広く分散してガド
リニア入り燃料棒7が置かれているため、燃料集合体内
に大域的な出力分布の偏りが生じ、局所出力ピーキング
は比較的大きい。本実施形態ではNf/Ngを小さくす
るために、制御棒30と反対側の狭い領域にガドリニア
入り燃料棒7を集中的に配置することになる。これによ
って、燃料集合体内の大域的な出力分布の偏りが緩和さ
れる。
態を図13により説明する。図中、図1に示す部材と同
等のものには同じ符号を付している。
15Cでは、燃料棒2,7が5行5列の正方格子状に配
列されたサブバンドル9が4つ組み合わさって、全体と
して10行10列の燃料棒配列構造となっている。各サ
ブバンドル9の燃料棒配列において燃料集合体15Cの
中央側コーナーの燃料棒が除去され、4格子分以上の面
積を有する大きな減速材領域10が形成されている。燃
料棒2,7は全部で96本あり、ガドリニア入り燃料棒
(可燃性毒物入り燃料棒)7は全部で17本配置されて
いる。
総数Ngは17、可燃性毒物入り燃料棒7が置かれた格
子の境界面のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒7に面し
ない境界面の総数Nfは32である。したがって、Nf
/Ng=1.88<2である。
18のそれぞれについて、その対角線によって上記横断
面を2つの領域に分けたとき、その両方の領域に1本以
上の可燃性毒物入り燃料棒7が含まれている。
2,7の数が、図11の燃料集合体15Aよりも多いの
で、線出力密度の余裕を更に大きくできる傾向がある。
料集合体最外周にはガドリニア入り燃料棒を置いていな
い。前述のとおり、沸騰水型原子炉では燃料集合体の間
に非沸騰水領域が存在し、そこで中性子の減速が促進さ
れる。したがって、燃料集合体の最外周位置は熱中性子
量が多く、ガドリニアが早く燃え尽きてしまう傾向があ
る。そこで、これらの実施形態では最外周位置を避けて
ガドリニア入り燃料棒が置かれている。
実施形態を図14及び図15により説明する。図中、図
1に示す部材と同等のものには同じ符号を付している。
本実施形態は加圧水型原子炉用の燃料集合体に本発明を
適用したものである。
子炉用の燃料集合体15Dは、多数の燃料棒2,7が正
方格子状に配列され、上部ノズル11、下部ノズル1
2、スペーサ13などで支持されている。図15は本実
施形態の燃料集合体15Dの横断面を示す。燃料棒2,
7は17行17列の正方格子状に配列され、25個の格
子位置は制御棒が挿入される制御棒案内管14で占めら
れている。ガドリニア入り燃料棒(可燃性毒物入り燃料
棒)7は48本含まれている。
総数Ngは48、可燃性毒物入り燃料棒7が置かれた格
子の境界面のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒7に面し
ない境界面の総数Nfは80である。したがって、Nf
/Ng=1.67<2である。
18のそれぞれについて、その対角線によって上記横断
面を2つの領域に分けたとき、その両方の領域に1本以
上の可燃性毒物入り燃料棒7が含まれている。
が燃料集合体15Dの最外周にも置かれている。加圧水
型原子炉の場合、燃料集合体の外周部と中央部で熱中性
子量にあまり大きな差がなく、最外周にガドリニア入り
燃料棒を置いたときも、ガドリニアの燃焼が大幅に早ま
ることはない。本実施形態の燃料集合体15Dは炉心内
でより低い濃縮度の燃料集合体と隣接することを想定し
たものである。最外周にガドリニア入り燃料棒7を置い
た場合、低濃縮度の燃料集合体と隣接したときに、流れ
込んでくる熱中性子によって最外周の燃料棒出力が高ま
ることを緩和できる。更に、本実施形態では、最外周に
置かれたガドリニア入り燃料棒7に対して、そのすぐ内
側にもガドリニア入り燃料棒7を隣接配置することによ
り、ガドリニアの燃焼遅延を図っている。
態を図16及び図17により説明する。本実施形態は、
高濃縮度の燃料集合体として、図11と図12の燃料集
合体を装荷した、沸騰水型原子炉の初装荷炉心である。
ンの1/4炉心部分を示す。燃料集合体平均ウラン濃縮
度が約4.5重量%の高濃縮度燃料集合体25,26と
燃料集合体平均ウラン濃縮度が約1.8重量%の低濃縮
度燃料集合体27の3種類で構成されている。
大して示す。高濃縮度燃料集合体25は、図11に示し
た燃料集合体15Aと同じガドリニア入り燃料棒の配置
であり、高濃縮度燃料集合体26は、図12に示した燃
料集合体15Bと同じガドリニア入り燃料棒の配置にな
っている。ガドリニアの濃度は10重量%である。低濃
縮度燃料集合体27に直接隣接する高濃縮度燃料集合体
26は低濃縮度燃料集合体27に近い側に多くのガドリ
ニア入り燃料棒7が位置するようになっている。これに
より、低濃縮燃料集合体27から熱中性子が流入して
も、高濃縮燃料集合体26の外周付近の出力が過大にな
るのを防ぐ効果が得られる。
ため、ガドリニアが燃え易い。したがって、本発明のよ
うなガドリニアの燃焼を遅らせる対策が特に有効であ
る。これにより、本実施形態の初装荷炉心では、第1サ
イクルで20ヶ月以上の連続運転が可能となる。
物質とするもので可燃性毒物の燃焼を十分に遅延すると
ともに、燃料集合体内の出力分布を平坦化できるので、
長期連続運転に対応できる燃料集合体および炉心が得ら
れる。
用燃料集合体の横断面図である。
料集合体の概略構造を示す縦断面図である。
燃料棒配置を比較例1として示す図1と同様な横断面図
である。
入り燃料棒配置を比較例2として示す図1と同様な横断
面図である。
ニア入り燃料棒配置を比較例3として示す図1と同様な
横断面図である。
して示す図である。
を比較して示す図である。
だ時点の中性子増倍率の関係を示す図である。
料集合体の中性子増倍率特性を示す図である。
による燃料集合体の局所出力ピーキング特性を示す図で
ある。
炉用燃料集合体の横断面図である。
炉用燃料集合体の横断面図である。
炉用燃料集合体の横断面図である。
炉用燃料集合体の概略構造を示す縦断面図である。
る燃料集合体の横断面図である。
炉の初装荷炉心の1/4炉心部分を示す横断面図であ
る。
る初装荷炉心の燃料集合体4体からなる部分を拡大して
示す横断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】ウラン235を主な核分裂性物質とする核
燃料物質を含む燃料棒と、前記核燃料物質と可燃性毒物
を含む可燃性毒物入り燃料棒とを正方格子状に配列した
燃料集合体において、 前記正方格子状の燃料棒配列の対向する角を結ぶ2本の
対角線のそれぞれについて、その対角線によって燃料集
合体の横断面を2つの領域に分けたとき、その2つの領
域の両方に少なくとも1本以上前記可燃性毒物入り燃料
棒が含まれ、 燃料集合体の横断面において、可燃性毒物入り燃料棒が
置かれた格子の総数をNg、可燃性毒物入り燃料棒が置
かれた格子の境界のうち、他の可燃性毒物入り燃料棒に
面しない境界の総数をNfとするとき、Nf/Ng<2
であることを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項2】請求項1記載の燃料集合体において、前記
2本の対角線のうちの1本について、その対角線によっ
て分けられる燃料集合体の横断面の2つの領域の両方に
2行2列に、隣接配置された4本の可燃性毒物入り燃料
棒が含まれることを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の燃料集合体におい
て、前記燃料棒の配列が9行9列以上の正方格子状であ
ることを特徴とする沸騰水型原子炉用の燃料集合体。 - 【請求項4】請求項1又は2記載の燃料集合体におい
て、前記2本の対角線のうちの1本について、その対角
線によって分けられる燃料集合体の横断面の2つの領域
のうち、制御棒側に位置する領域に含まれる可燃性毒物
入り燃料棒の数が反対側の領域に含まれる可燃性毒物入
り燃料棒の数より少ないことを特徴とする沸騰水型原子
炉用の燃料集合体。 - 【請求項5】請求項1又は2記載の燃料集合体におい
て、前記燃料棒の配列が10行10列の正方格子状であ
り、燃料集合体中央部の8格子分の領域に水ロッドが置
かれていることを特徴とする沸騰水型原子炉用の燃料集
合体。 - 【請求項6】請求項1又は2記載の燃料集合体におい
て、前記正方格子状の燃料棒配列は5行5列の正方格子
状に燃料棒を配列した4つのサブバンドルを有し、前記
サブバンドルが2行2列に組み合わされると共に、各サ
ブバンドルの燃料棒のうち燃料集合体中央側の燃料棒が
除去され、燃料集合体中央部に減速材流路が形成されて
いることを特徴とする沸騰水型原子炉用の燃料集合体。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項記載の燃料集
合体を装荷した原子炉の炉心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35610899A JP4138190B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 燃料集合体及び原子炉の炉心 |
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JP35610899A JP4138190B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 燃料集合体及び原子炉の炉心 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001174580A true JP2001174580A (ja) | 2001-06-29 |
JP4138190B2 JP4138190B2 (ja) | 2008-08-20 |
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ID=18447376
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35610899A Expired - Fee Related JP4138190B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 燃料集合体及び原子炉の炉心 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009156630A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd | 沸騰水型原子炉の炉心 |
FR3030099A1 (fr) * | 2014-12-11 | 2016-06-17 | Dcns | Reacteur nucleaire a eau pressurisee |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35610899A patent/JP4138190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4138190B2 (ja) | 2008-08-20 |
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