JP2001174345A - 駆動力測定装置 - Google Patents

駆動力測定装置

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JP2001174345A
JP2001174345A JP35734699A JP35734699A JP2001174345A JP 2001174345 A JP2001174345 A JP 2001174345A JP 35734699 A JP35734699 A JP 35734699A JP 35734699 A JP35734699 A JP 35734699A JP 2001174345 A JP2001174345 A JP 2001174345A
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JP
Japan
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driving force
driving
wheel
slide plate
measuring device
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Pending
Application number
JP35734699A
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English (en)
Inventor
Koji Takamatsu
浩二 高松
Aya Maruyama
亜矢 丸山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の駆動力を容易かつ正確に測定する。 【構成】自動2輪車1の前輪2を輪留め6で固定し、後
輪3を駆動輪支持部7のスライド板14上に乗せ、後輪
3にエンジン5から駆動力をかける。後輪3の駆動力
は、スライド板14を接線方向へ移動させようとし、ス
ライド板14は駆動輪支持部7へ後輪3の駆動力と比例
した大きさで張力を及ぼすので、スライド板14と駆動
輪支持部7の間に設けられたロードセルでこの張力を検
出し、表示部8へ結果をデジタル表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動2輪車等の
車両における駆動力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭62−18635号には、自動2
輪車の発進駆動力測定装置が示されており、この装置は
前輪を測定装置へ押し当てた状態で自動2輪車を発進さ
せることにより、前輪から測定装置へ加わる力を発進駆
動力として検出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記構造の場
合、測定装置を前輪が接触する部分、すなわち前輪の車
軸部分と同じ高さに設置しなければならないから、車両
の大きさが異なることにより前輪のサイズが変化する
と、測定装置が設置されている地上高を前輪のサイズに
合わせて調整し直す必要がある。また、乗員が乗車した
状態で測定するので、足を踏ん張る等乗車姿勢が変化す
るとこの力がノイズとして加わりやすい。したがって、
サイズが異なる多機種の測定についても汎用性があり、
かつノイズが入りにくく、測定が正確かつ容易であるこ
とが望まれる。本願発明はかかる要請を満足するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本願発明に係るの駆動力測定装置は、駆動輪を乗せる
駆動輪支持部と、この駆動輪支持部へ加えられた力を検
出するための駆動力センサとを備え、駆動輪支持部の上
で駆動輪を駆動回転させることにより駆動輪から駆動輪
支持部へ伝達される駆動力を駆動力センサで検出するこ
とを特徴とする。
【0005】このとき、前記駆動輪支持部として、不動
に固定された支持台上へスライド自在に支持されたスラ
イド板とし、前記駆動力センサを、このスライド板と支
持台との間を連結する連結部材に設けた歪みゲージとす
ることができる。また、車両を自動2輪車とし、その前
輪を固定し、後輪を駆動輪支持部の上で駆動させるよう
にしてもよい。
【0006】
【発明の効果】車体を固定し、駆動輪を駆動輪支持部へ
乗せた状態で駆動輪を駆動させると、その駆動力は駆動
輪支持部へ伝達される。すると駆動輪支持部自体の変形
もしくは駆動輪支持部を介した他の部分が変形されるの
で、これを駆動力センサにより検出して駆動輪支持部の
受けた力すなわち車両の駆動力を測定する。
【0007】したがって、測定部としての駆動輪支持部
を簡単な構造で構成できるとともに、駆動輪をこの駆動
輪支持部へ乗せて駆動するだけで測定でき、駆動輪のサ
イズ等に影響されないため、前記従来例と比べて、機種
が異なっても調整が不要もしくは極めて簡単であり、汎
用性が増す。しかも、車体を固定して測定できるので、
乗員の乗車姿勢によるノイズが入り込みにくくなり、測
定が正確かつ容易になる。
【0008】また、駆動輪支持部を、不動に固定された
支持台とその上へスライド自在に支持されたスライド板
及びこれらを連結する連結部材とし、駆動力センサを連
結部材に設けた歪みゲージとすれば、駆動輪の駆動によ
って、スライド板は駆動輪の駆動力で接線方向へ押され
る力を受けるので、連結部材を介して駆動力に比例した
力で支持台を引張し、連結部材にも同様の力が加わって
この力と比例する歪みが生じ、これを歪みゲージで容易
に検出して駆動力に換算できる。したがって、極めて簡
単な構造で構成できる。
【0009】さらに、この測定装置を自動2輪車に適用
すれば、前輪を固定して後輪を駆動輪支持部上で駆動さ
せるだけで簡単に測定できる。しかも、乗員が乗車して
測定することがある自動2輪車では、乗員が足で踏ん張
ることにより前輪を固定でき、かつこの踏ん張りはノイ
ズにならないので、自動2輪車に好適な測定装置にな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて自動2輪車
の駆動力測定用に構成された一実施例を説明する。図1
は測定状態を示す図、図2は測定部の平面構成を示す
図、図3は図2の3−3線断面を示す。
【0011】図1に示すように、自動2輪車1は、前輪
2及び後輪3を備え、シート4の下方に配置されたエン
ジン5により後輪3を駆動するようになっている。この
自動2輪車1の駆動力測定装置は、前輪2を固定する輪
留め6と、駆動輪である後輪3を乗せる駆動輪支持部7
と、この駆動輪支持部7により検出された駆動力をデジ
タル表示する表示部8とを備えている。
【0012】駆動輪支持部7は、図2及び図3に明らか
なように、適宜なアンカー10により地面又は床面へ固
定される支持台11と、この上に固定されたベース12
と、このベース12に支持されたベアリングやローラー
などの回転部材13と、この回転部材13上へスライド
自在に支持されかつ後輪3が直接乗るスライド板14
と、このスライド板14の下方に配置されたロードセル
15とを有する。
【0013】ロードセル15の一端は、スライド板14
の底面中央に下方へ突出形成されたステー16とジョイ
ントを有する連結部材18で連結され、他端はベース1
2の縁部中央に設けられたステー17へジョイントを有
する連結部材19で連結されている。
【0014】ロードセル15は、スライド板14から加
えられた張力による歪みを電流として検出し、これをコ
ード20を介して表示部8へ送り、表示部8において、
数字に変換して直読可能に表示する。この表示部8は乗
員(図示省略)が見やすい車体前部近傍等へ配置され
る。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。前輪2
を輪留め6で固定し、後輪3を駆動輪支持部7の上へ乗
せ、乗員がシート4へ着座した状態でエンジン5を回転
させ、後輪3を駆動させる。なお、乗員の着座有無はい
ずれであってもよい。
【0016】すると、自動2輪車1は前輪2が輪留め6
に固定されているため発進せず、後輪3は直接接触して
いるスライド板14を接線方向で図の後方へスライドさ
せようとするが、スライド板14は連結部材18,19
及びロードセル15を介してベース12へ連結されてい
るから、スライド板14は後輪3の駆動力をベース12
に対する張力に変換し、これを駆動力に比例した力をロ
ードセル15へ加える。
【0017】その結果、ロードセル15は後輪3の駆動
力を、スライド板14の張力として正確に検出し、これ
を表示部8に数値表示するので、乗員は自動2輪車1の
駆動力を直に表示部8から目視確認できる。しかも、機
種が異なる結果、前輪2のサイズが大小に異なっても、
単に後輪3を駆動輪支持部7へ乗せるだけであるから調
整不要である。
【0018】但し、ホイールベースが変化すると、前輪
2に対する輪留め6の設置場所をずらして調節する必要
があるが、この調節は、極めて簡単であり、かつこの程
度の作業のみで足りることになる。したがって、サイズ
の異なる多数機種を共通装置で測定が可能であり、汎用
が増す。
【0019】また、駆動力の測定は後輪3のスライド板
14に対する力のみに依存するので、乗員の乗車姿勢が
変化しても、ノイズとして測定結果に入りにくいので、
測定が容易かつ正確になる。
【0020】なお、この装置を用いた駆動力の測定は、
発進駆動力のみならず種々の駆動力に適用でき、たとえ
ば、登坂力の測定にも利用できる。この場合、登坂に要
求されるクランク軸トルクの限界値を把握しておけば、
このクランク軸トルクは、後輪3の回転トルクに比例
し、この回転トルクはスライド板14のロードセルに対
する張力に比例するから、この比例関係によりロードセ
ル15の検出結果をクランク軸トルクに変換して表示す
ることにより、正確かつ容易・迅速にチェックできる。
【0021】なお、本願発明は、上記実施例構造に限ら
ず種々に変形や応用が可能であり、例えば、駆動輪支持
部7の構造はスライド式でなく後輪3と接触する部材自
体が駆動力に応じて変形する弾性体としてもよく、この
場合は駆動力センサはこの変形量、例えば、歪みや変位
量として検出し、これを表示部で駆動力に換算するよう
にする。したがって、駆動力センサもロードセルに限ら
ず、種々の歪みゲージやその他の種々な検出手段が可能
である。そのうえ、測定対象も自動2輪車に限らず各種
の車両が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る駆動力測定装置を用いた測定状
態を示す図
【図2】 その測定部における要部平面図
【図3】 図2の3−3線断面図
【符号の説明】
1:自動2輪車、2:前輪、3:後輪、6:輪留め、
7:駆動輪支持部、8:表示部、12:ベース、14:
スライド板、15:ロードセル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動力を測定するための装置にお
    いて、駆動輪を乗せる駆動輪支持部と、この駆動輪支持
    部へ加えられた力を検出するための駆動力センサとを備
    え、駆動輪支持部の上で駆動輪を駆動回転させることに
    より駆動輪から駆動輪支持部へ伝達される駆動力を駆動
    力センサで検出することを特徴とする駆動力測定装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動輪支持部は、不動に固定された
    支持台上へスライド自在に支持されたスライド板であ
    り、前記駆動センサは、このスライド板と支持台との間
    を連結する連結部材に設けた歪みゲージであることを特
    徴とする請求項1に記載した駆動力測定装置。
  3. 【請求項3】 前記車両が自動2輪車であり、前輪を固
    定し、後輪を駆動輪支持部上で駆動させることを特徴と
    する請求項1に記載した駆動力測定装置。
JP35734699A 1999-12-16 1999-12-16 駆動力測定装置 Pending JP2001174345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198874A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Ono Sokki Co Ltd シャーシダイナモメータの自動二輪車固定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198874A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Ono Sokki Co Ltd シャーシダイナモメータの自動二輪車固定装置
JP4681462B2 (ja) * 2006-01-26 2011-05-11 株式会社小野測器 シャーシダイナモメータの自動二輪車固定装置

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