JP2589988Y2 - 座席重心位置検出装置 - Google Patents

座席重心位置検出装置

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JP2589988Y2
JP2589988Y2 JP1993041086U JP4108693U JP2589988Y2 JP 2589988 Y2 JP2589988 Y2 JP 2589988Y2 JP 1993041086 U JP1993041086 U JP 1993041086U JP 4108693 U JP4108693 U JP 4108693U JP 2589988 Y2 JP2589988 Y2 JP 2589988Y2
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seat
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JP1993041086U
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敏弘 渡辺
進 加藤
慶一 小嶋
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は座席重心位置検出装置に
関し、更に詳細には例えば自動車運転能力評価判定装置
等に使用され、運転座席における被検者の身体の重心位
置を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の運転能力を評価判定する
装置は、特に高齢者或は身体に障害がある人の自動車運
転適格性を判定するために使用されている。そして、こ
の種の自動車運転能力評価判定装置は、判定装置全体を
傾斜可能に設置して、種々の運転状態を再現し、その下
でのハンドル操作能力やブレーキペダル操作能力などに
ついて判定評価することが考えられる。
【0003】ところで、従来の自動車運転能力評価判定
装置では、被検者の自動車運転能力と座席との関係につ
いてはほとんど考慮されず、従って座席としては単に一
般的に使用されている自動車用シートが設けられている
だけであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように従来の運転
能力評価判定装置では、被検者の座席に対する重心位置
と操作能力との関係について問題とされることはなく、
被検者がたとえ自分に合わない座席に座った結果、各種
の操作能力に問題を生じたとしても、座席に関する環境
については全く無視され、単に計測された操作能力判定
結果のみによって評価されてしまう。
【0005】したがって、被検者が特に高齢者であった
り、また身体に障害を持つ人である場合には、座席への
適応性や運転時の姿勢についても検討する必要がある。
そのため、被検者が各種の運転状態において座席に対し
て身体の重心がどの位置にあるのかを知ることは非常に
重要なことである。
【0006】本考案の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、運転時の座席に対する重
心の位置及びその変化などを検出して、被検者の運転姿
勢の評価を行うとともに、座席の適応性を判断可能な座
席重心位置検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の技術的
課題を次のような手段を採用することにより解決した。
すなわち、本考案は、例えば運転能力評価判定装置など
において運転座席に対する運転者の重心位置を検出する
装置である。そして、本考案の座席重心位置検出装置
は、運転者が座る座席2の座部2aを、その底部に配置
した複数の荷重センサ3で支持し、これら各荷重センサ
3からの電気量を座標変換演算増幅器4に入力して演算
し、重心位置表示パネル5に信号を出力して前記座部2
aに座った運転者の重心位置を表示することを特徴とす
る。
【0008】前記荷重センサ3は、前記座部2aの底部
の4隅に配置することが望ましい。また、本考案の座席
重心位置検出装置では、前記座席2の座部2aを支持す
る荷重センサ3をロードセルにより形成することができ
る。
【0009】更に、本考案の座席重心位置検出装置で
は、前記座標変換演算増幅器4からの信号出力が記録用
信号として記録計10に出力することができる。
【0010】
【作用】本考案の座席重心位置検出装置によると、被検
者について例えば運転能力評価判定装置によりその運転
能力の測定がなされる時、被検者は底部4隅に荷重セン
サ3を取り付けて支持された座席2の座部2aに座る。
【0011】そして、運転操作テストが開始されると、
最初に座席2に座った被検者の重心位置が各荷重センサ
3からの信号を入力した座標変換演算増幅器4によって
割り出され、表示パネル5にプロットとして表示され
る。その後、運転能力評価判定装置が作動されてハンド
ル操作能力、ブレーキペダル操作能力などのテストが行
われる。
【0012】これらの測定中にも被検者の座席座部に対
する重心位置は表示され続けている。自動車走行中にお
ける各種運転状態の再現の1つとしてこの運転能力評価
判定装置全体を傾斜させながらハンドル操作或はブレー
キペダル操作を行う時、座席2に座っている被検者の重
心が移動するとこれを各荷重センサ3からの信号により
座標変換演算増幅器4が解析演算して表示パネル5に表
示する。
【0013】そして、これらの座席重心位置表示は記録
計10による記録もなされる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の座席重心位置検出装置を図に
示された実施例について更に詳細に説明する。図1には
本考案の一実施例に係る座席重心位置検出装置1が示さ
れている。この座席重心位置検出装置1は、被検者が座
る自動車用の座席2を備え、この座席2はその座部2a
の底部4隅に荷重センサ3が取り付けられて支持されて
いる。
【0015】この荷重センサ3としては例えば図2に示
すようなロードセル3aを使用することができる。ロー
ドセル3aは、鋼製円柱状の起歪体14の周囲に、歪ゲ
ージ16を接着し、この起歪体14をロードボタン17
に結合して形成されている。また、起歪体14はスプリ
ング18に支承された状態でケース11内に収納されて
いる。そして、前記ロードボタン17に荷重が加わる
と、起歪体14に荷重が伝達し、重量に比例した歪が発
生する。前記歪ゲージ16は、歪量に応じて電気抵抗を
変化し、この電気抵抗の変化を電流の変化として出力す
る。
【0016】各荷重センサ3は、座標変換演算増幅器4
に電気的に接続されている。この座標変換演算増幅器4
は各荷重センサ3における電気量を検出して相互に比較
し、座部2aにおける被検者の重心位置を座標上の位置
として割り出すものである。この座標変換演算増幅器4
は座席重心位置表示パネル5及びプリンタ(記録計)1
0などの記録装置と電気的に接続されており、それぞれ
に座標表示信号及び記録用信号を出力する。
【0017】座席重心位置表示パネル5は、図1からも
明らかなように矩形板表面に多数の発光ダイオード(L
ED)6を設置して構成されている。そして、多数のL
EDからなる表示画面の中央に、座席2の座部2aにお
ける面積に対応する範囲7が区画表示されている。
【0018】次に、この実施例に係る座席重心位置検出
装置1の動作について説明する。座席2に被検者が座る
と、その座部2aを4隅で支持している4つの荷重セン
サ3(ロードセル3a)がその各々に作用する荷重を検
知し、検知した荷重に対応する電気量を信号として座標
変換演算増幅器4へ送出する。
【0019】4つのロードセル3aからの信号を入力し
た座標変換演算増幅器4は、これらの信号を解析演算し
て座部2aのどの位置に被検者の重心が位置しているか
を座席重心表示パネル5に表示する。すなわち、被検者
の重心が座部2aの中心にある場合には、図1の座席重
心位置表示パネル5にプロット8として示されるよう
に、座席重心位置表示パネル5の座部面積対応区画範囲
7の中心のLEDが点灯して重心位置を表示する。
【0020】そして、この座標変換演算増幅器4による
座席重心位置表示パネル5での重心位置は刻々表示さ
れ、その変化の状態を直接知ることができる。従って、
運転操作のテスト中、自動車の走行中における各種運転
状態の再現の1つとして運転能力評価判定装置全体を傾
斜させながらハンドル操作或はブレーキペダル操作を行
う時、座席2に座っている被検者の重心移動はそのまま
表示パネル5に表示されることになる。
【0021】このような被検者の座席2に対する重心の
位置表示は、表示パネル5による表示だけではなく、前
述したように座標変換演算増幅器4から記録用信号の出
力によりプリンタ10で記録紙にも記録される。これに
より、運転能力評価判定装置による被検者の操作能力テ
ストにおいて、被検者が適正な重心位置で運転操作を行
っていたか否かを知ることができる。すなわち、操作能
力テスト中に座席重心の位置が適正位置から逸脱してい
る場合は、重心が正常な位置にない状態で運転操作を行
っているため、各種データが被検者の適正な姿勢での運
転操作能力を表示しているものではないことを認識する
ことができる。
【0022】そして、検出された被検者の重心位置を基
に、被検者に運転操作時の修正すべき姿勢(例えば前屈
み過ぎる等)を教示することができる。また、運転能力
評価判定装置での操作能力テスト中に、座席重心位置が
著しく変化しているような場合には、被検者の身体に座
席が合っていないことを意味するため、その被検者が使
用する実際の自動車の座席を他の形状のものに選定しな
おすことをアドバイスできる。
【0023】なお、本実施例では、荷重センサ3を座部
2a底部の4隅に位置するように設けたが、座部2aの
底部の3箇所、あるいは5箇所以上に位置するように設
けてもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案の座席重心位置検出装置によれ
ば、運転能力評価判定装置などで運転操作能力のテスト
を行なった時に、被検者の座席重心位置の変動も併せて
検出することが可能となる。このため、運転姿勢の評価
をも行えるとともに、使用する座席についての選定の資
料としても有効に利用することができる。また、運転操
作テストの結果の適格性の判断資料として活用すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る座席重心位置検出装置
の構成を概略的に示す構成説明図である。
【図2】実施例における荷重センサをロードセルにて形
成した場合の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 座席重心位置検出装置 2 座席 2a 座部 3 荷重センサ 3a ロードセル 4 座標変換演算増幅器 5 座席重心位置表示パネル 6 発光ダイオード 7 座部面積対応区画範囲 8 重心位置表示発光部 10 プリンタ(記録計) 11 ケース 14 起歪体 16 歪ゲージ 17 ロードボタン 18 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小嶋 慶一 神奈川県横須賀市内川1−6−23總合計 装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−206244(JP,A) 特開 平5−91934(JP,A) 特開 昭64−9042(JP,A) 実開 平1−170158(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者が座る座席(2)の座部(2a)
    を、その底部の複数箇所に配置した荷重センサ(3)で
    支持し、これら各荷重センサ(3)からの電気量を座標
    変換演算増幅器(4)に入力して演算し、重心位置表示
    パネル(5)に信号を出力して前記座部(2a)に座っ
    た運転者の重心位置を表示することを特徴とする座席重
    心位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記荷重センサ(3)を前記座部(2
    a)の底部4隅に配置したことを特徴とする請求項1記
    載の座席重心位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記座標変換演算増幅器(4)からの信
    号出力が記録用信号として記録計(10)に出力される
    ことを特徴とする請求項1記載の座席重心位置検出装
    置。
JP1993041086U 1993-07-28 1993-07-28 座席重心位置検出装置 Expired - Lifetime JP2589988Y2 (ja)

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JPH0711429U JPH0711429U (ja) 1995-02-21
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