JP2001173951A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2001173951A
JP2001173951A JP35902099A JP35902099A JP2001173951A JP 2001173951 A JP2001173951 A JP 2001173951A JP 35902099 A JP35902099 A JP 35902099A JP 35902099 A JP35902099 A JP 35902099A JP 2001173951 A JP2001173951 A JP 2001173951A
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JP
Japan
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time
combustion
date
abnormality
combustor
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JP35902099A
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English (en)
Inventor
Akihito Kito
昭仁 鬼頭
Fumio Kondo
文夫 近藤
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃焼器の時刻や日付を自動的に正しく合わせ
ることを目的とする。 【解決手段】 燃焼装置は、標準電波を受信する標準電
波受信部1と、受信したデータに基づき日時(年月日お
よび時,分)を自動的に設定する日時自動設定部2とを
備えるため、使用者がわざわざ日時を手動で設定する必
要がない。又異常データ記憶手段や燃焼回数累積手段を
設けたため、保証対応や故障診断を適切に行うことが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計機能やカレン
ダー機能を有する燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、給湯器等の燃焼装置は、予約
運転を行うための時計機能やカレンダー機能を持ってい
るものが知られており、これらは使用者によって予め現
在日時が設定されることにより、正しく機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た燃焼装置は、商用電源により動作するため、停電にな
ると時刻を設定し直さなくてはならなくて不便であっ
た。また、この手間を省くため乾電池等のバックアップ
電源を備えたものであっても、バックアップ電源が切れ
た場合には、ずれが生じ、停電復帰後に使用者が現在時
刻あるいは現在日時を設定し直す必要がある。また、現
在時刻あるいは日時の設定を使用者に頼っているので、
時計の時刻および日付データは信頼できなかった。
【0004】ところで、こうした燃焼装置では、カレン
ダー機能を有するとはいっても単に現在日時を表示した
り、予約運転に利用する程度にとどまり、器具の使用開
始日を記憶しているものではない。このため器具がいつ
から使用しているのか分からず、修理時においても、短
期間で故障したのか、それとも長期間使用して経年変化
により故障したのかが不明確であり、また、保証期間の
特定も難しかった。特に、マンション等の建物に付随す
る給湯器等の燃焼装置に関しては、建物に設置される時
点と入居者が実際に使用開始する時点とが異なる場合が
多く、実際の使用期間を知ることは困難であった。本発
明の燃焼装置は上記課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の燃焼装置は、燃料ガスを燃焼させる
燃焼器と、上記燃焼器の燃焼制御を行う燃焼制御手段
と、標準電波を受信する標準電波受信手段と、受信した
標準電波の日付データに基づき現在日を自動的に設定す
る日付自動設定手段とを備えたことを要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載の燃焼装置
は、上記請求項1記載の燃焼装置において、上記燃焼制
御手段へ電源が連続して投入される連続通電時間が所定
時間以上になった日、または該連続通電が開始された日
を、上記燃焼器の使用開始日として記憶する使用開始日
記憶手段を備えたことを要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項3記載の燃焼装置
は、上記請求項1記載の燃焼装置において、燃焼時間ま
たは燃焼回数を累積し、その累積燃焼時間または累積燃
焼回数を記憶する燃焼時間回数累積手段と、上記累積燃
焼時間が所定時間以上となった日を、または上記累積燃
焼回数が所定回数以上となった日を、上記燃焼器の使用
開始日として記憶する使用開始日記憶手段とを備えたこ
とを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項4記載の燃焼装置
は、上記請求項2または3記載の燃焼装置において、上
記使用開始日を記憶後も、燃焼時間または燃焼回数を継
続して累積し、その累積燃焼時間または累積燃焼回数を
記憶する燃焼時間回数継続累積手段を備えたことを要旨
とする。
【0009】また、本発明の請求項5記載の燃焼装置
は、上記請求項1〜4の何れかに記載の燃焼装置におい
て、上記燃焼器の異常を検知すると共に、異常の種類と
異常が発生した日付とを合わせてその発生履歴を記憶す
る異常日付記憶手段を備えたことを要旨とする。
【0010】また、本発明の請求項6記載の燃焼装置
は、上記請求項1記載の燃焼装置において、上記日付自
動設定手段は、上記標準電波の日付データと時刻データ
とに基づいて現在日と共に現在時刻も自動的に設定する
ことを要旨とする。
【0011】また、本発明の請求項7記載の燃焼装置
は、上記請求項6記載の燃焼装置において、上記燃焼器
の異常を検知すると共に、異常の種類と異常が発生した
日付および時刻とを合わせてその発生履歴を記憶する異
常日時記憶手段を備えたことを要旨とする。
【0012】また、本発明の請求項8記載の燃焼装置
は、燃料ガスを燃焼させる燃焼器と、上記燃焼器の燃焼
制御を行う燃焼制御手段と、放送の時報または標準電波
を受信する時報電波受信手段と、受信した時報または標
準電波に基づいて現在時刻を補正または設定する時計手
段とを備えたことを要旨とする。
【0013】また、本発明の請求項9記載の燃焼装置
は、上記請求項8記載の燃焼装置において、上記燃焼器
の異常を検知すると共に、異常の種類と異常が発生した
時刻とを合わせてその発生履歴を記憶する異常時刻記憶
手段を備えたことを要旨とする。
【0014】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
燃焼装置は、現在の年月日、曜日、時刻等の情報が常時
送信される標準電波の日付データに基づいて、日付自動
設定手段により現在日を自動的に設定する。このため、
現在日が進んだり遅れたりすることはなく、また停電に
よりずれることもない。従って、燃焼器の燃焼制御にこ
の正しい日付を利用することができる。例えば、予約運
転等により所望日に燃焼を開始できて安全である。
【0015】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
燃焼装置は、燃焼制御手段へ電源が連続して投入される
連続通電時間が所定時間以上になった日、または、この
通電が開始された日を、燃焼器の使用開始日として記憶
する。このように連続通電時間に基づくことにより、例
えば工場での製品検査時や現場設置時等に行う試運転を
除外して、使用者が実際に製品の使用を開始した日を記
憶するため、使用期間を正確に把握でき、保証の対応や
故障診断を適切に行うことができる。しかも、使用開始
日が自動的に設定されるため、わざわざ使用者が使用開
始日を入力しなくてもよい。
【0016】上記構成を有する本発明の請求項3記載の
燃焼装置は、燃焼時間または燃焼回数累積手段により燃
焼時間または燃焼回数を累積し、その累積燃焼時間また
は累積燃焼回数を記憶して、累積燃焼時間が所定時間以
上となった日を、または累積燃焼回数が所定回数以上と
なった日を燃焼器の使用開始日として記憶する。累積燃
焼時間または累積燃焼回数に基づくことにより、試運転
等の実質使用とは関係ない日や、燃焼運転しないで単に
通電だけしている日を除外して、実際の使用開始日を記
憶するため、使用期間をより正確に把握でき、更に適切
に故障診断を行うことができる。しかも、使用開始日が
自動的に設定されるため、わざわざ使用者が使用開始日
を入力しなくてもよい。
【0017】上記構成を有する本発明の請求項4記載の
燃焼装置は、燃焼器の使用開始日を記憶後も、燃焼時間
回数継続累積手段により燃焼時間または燃焼回数を継続
して累積し、その累積燃焼時間または累積燃焼回数を記
憶するため、燃焼器の使用時間または使用回数を把握で
きる。また、使用開始日だけでなく、それ以降の使用状
況も把握できる。例えば、燃焼器の使用時間から一日当
たりの平均使用時間を求めることができ、より一層燃焼
器の使用状況を把握することができる。また、燃焼器の
使用回数から一日当たりの平均使用回数を求めることが
でき、より一層燃焼器の使用状況を把握することができ
る。
【0018】上記構成を有する本発明の請求項5記載の
燃焼装置は、燃焼器の異常を検知すると共に、異常の種
類と異常が発生した日付とを合わせてその発生履歴を記
憶する。この発生履歴から故障時期や故障の頻度等の情
報を把握でき、故障原因を究明する手がかりを得ること
ができ、最適な修理をすることができる。例えば、修理
者が出向いた時には故障していなくても、やがて故障し
そうな部分を予想できるため、故障部分と一緒に部品交
換を行うことができ、修理者が何度も足を箱ばなくても
済む。また、長期間使用された燃焼器では、経年変化に
よる故障か否かを判断でき、燃焼器の使用開始日を知る
ことで使用状況にあった修理を行うことができる。ま
た、こうして得られた情報に基づいて、故障しにくい燃
焼器の開発に役立てることもできる。
【0019】上記構成を有する本発明の請求項6記載の
燃焼装置は、標準電波の日時データに基づいて現在の日
付および時刻を自動的に設定する。このため、現在日時
が進んだり遅れたりすることはなく、また停電によりず
れることもない。従って、燃焼器の燃焼制御にこの正し
い日時を利用することができる。例えば、予約運転等に
より所望日時に燃焼を開始できて安全である。
【0020】上記構成を有する本発明の請求項7記載の
燃焼装置は、燃焼器の異常を検知すると共に、異常の種
類と異常が発生した日付および時刻とを合わせてその発
生履歴を記憶する。この発生履歴から故障時期や故障の
頻度だけでなく、故障発生の時間帯等の情報も把握で
き、故障原因を究明する手がかりをより多く得ることが
できる。また、この情報に基づいて、故障しにくい燃焼
器の開発に役立てることもできる。例えば、異常発生時
刻のデータから早朝に故障する傾向があると分かった場
合には、燃焼器内の燃料ガスが夜間に抜け、空気に置換
されてしまって着火しにくいとか、または燃焼器が冷え
ていて火炎がリフトしてしまうといった故障原因を究明
することに役立つ。また他にも、燃焼中連続して不具合
を生じる等の故障状況を詳しく把握できる。
【0021】上記構成を有する本発明の請求項8記載の
燃焼装置は、現在時刻の情報が常時送信される標準電
波、または所定時刻に送信される放送の時報から得られ
たデータに基づき、時計手段の時刻を自動的に設定また
は補正する。こうして、時計手段の時刻がずれることを
抑制する。また、正しい時刻に基づいて燃焼器の燃焼制
御を行うことができる。
【0022】上記構成を有する本発明の請求項9記載の
燃焼装置は、燃焼器の異常を検知すると共に、異常の種
類と異常が発生した時刻とを合わせてその発生履歴を記
憶する。この発生履歴から故障発生の時間帯や故障の頻
度等の情報を把握でき、故障原因究明の手がかりをより
多く得ることができる。また、この情報に基づいて、故
障しにくい燃焼器の開発に役立てることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の燃焼装置の好
適な実施形態について説明する。
【0024】《第1実施形態》本実施形態の給湯器付き
風呂釜は、図示しない浴槽水を加熱するガス燃焼式風呂
釜と、図示しない台所等へ給湯を行うガス燃焼式給湯器
と、それらの燃焼制御を行うコントローラ20とを備え
る。このコントローラ20は、マイコンを主要部として
構成され、その機能に基づいて大別すると、図1に示さ
れるように、給湯と浴槽水の追焚保温とを制御する給湯
制御部4と、標準電波を受信する標準電波受信部1と、
その受信データに基づき現在日時(年月日および時,
分)を自動的に設定する日時自動設定部2と、その日時
および後述する累積燃焼時間,異常データ,使用開始日
時を表示する表示部3と、外部電源から燃焼器へ電源が
投入される電源部5と、日時自動設定部2の時刻に基づ
いて燃焼器の燃焼時間を累積し、その累積燃焼時間を記
憶する燃焼時間累積記憶部6と、燃焼器に異常が発生し
た時に、異常の種類を示す異常コードと発生日時とから
なる異常データを合わせて発生履歴を逐次記憶する異常
データ記憶部7と、電源部5へ連続して電源が投入され
る通電時間を計測する通電時間計測部8と、連続通電時
間から燃焼器の使用開始日時を設定する使用開始日時設
定記憶部9とからなる。尚、燃焼時間累積記憶部6,異
常データ記憶部7,使用開始日時設定記憶部9は、EE
PROMが用いられ、電源が供給されなくても常時記憶
保持する。
【0025】ここで、標準電波受信部1で受信する標準
電波について説明する。標準電波JJYとは、時間と周
波数の標準、並びに協定世界時(UTC)に基づく日本
標準時(JST)を広く国内外に知らせるために、郵政
省通信総合研究所で運用している電波である。標準電波
のタイムコード情報は、分、時、1月1日からの通算
日、時と分とに対応するパリティ、予備ビット、年(西
暦下2桁)、曜日、うるう秒情報が含まれ、1周期60
秒で繰り返し送出される。上述の標準電波を用いれば、
日本標準時を常時把握することができる。
【0026】日時自動設定部2は、標準電波受信部1で
受信した標準電波の日時データに基づいて現在の日時
(日本標準時)を設定すると共に、表示部3の日時(日
付と時と分)の表示を変える。
【0027】この結果、現在日時が進むことや遅れるこ
とはなく、また停電によりずれても通電からすぐに正し
い時刻に自動的に設定し直され、通電中は常時正確な日
時を把握できる。従って、時刻が正しいため、燃焼器の
予約運転を正しいタイミングで行うことができ、安全で
ある。また、電源を入れていれば、使用者がわざわざ日
時を設定しなくても済む。しかも、停電時用にバックア
ップ電源を備えなくてもよく、製造コストを抑えること
ができる。
【0028】燃焼時間累積記憶部6は、給湯制御部4か
らの燃焼指令信号の開始から終了までの燃焼時間を、日
時自動設定部2の日時を参照して算出し、燃焼の度に燃
焼時間を累積して記憶する。このため、使用者が燃焼器
を今まで何時間使用したのか把握することができる。
【0029】また、異常データ記憶部7は、給湯制御部
4にて異常発生が検出される度に、日時自動設定部2の
日時を参照して異常発生日時と異常コードとを順次記憶
していく。この記憶した異常データは、後から表示部3
の表示切替により、異常発生履歴として表示できる。こ
の異常データ記憶制御は、給湯制御の開始と共に起動
し、図3に示されるように、まず、燃焼器に異常がある
か否かを判断し(S1)、異常ありと判断した場合に
は、燃焼を停止すると共に(S2)、日時自動設定部2
からその時点の日時を読み込み(S3)、異常データを
記憶する(S4)。
【0030】通電時間計測部8は、コンセントの差込み
により電源部5へ電源が投入されると、図4に示す処理
を行い、日時自動設定部2の日時を参照して計時を開始
する(S11)。そして電源投入からの経過時間(通電
時間)Taが設定時間T1(1時間)を越えた時に(S
12:YES)、日時自動設定部2の日時を読み込み
(S13)、この日時から設定時間T1(1時間)遡っ
た日時(通電開始日時)を燃焼器の使用開始日時として
使用開始日時設定記憶部9において記憶する(S1
4)。尚、設定時間T1が経過する前に、コンセントが
抜かれた場合には、通電時間Taの計測値がゼロクリア
されるため、結局、連続通電時間が1時間を越えた時に
初めて使用開始日が記憶される。つまり、工場検査時や
現場設置時に試運転されても、すぐ使用者が燃焼器を使
用し始めるとは限らないため、設定時間T1を予め試運
転時の通電時間より長く設定しておくことで、実質的な
使用開始日時を試運転日時と区別して自動設定するので
ある。
【0031】この使用開始日時から使用期間を把握で
き、燃焼器が長期間使用されたことが分かる場合には、
経年変化による故障であると判断でき、部品交換により
修理できる。その際に、修理者は、単に故障した部位の
把握だけでなく、次に故障が予想される部位や、耐久時
間を過ぎている部品等を把握できるため、故障部分と一
緒に部品交換を行うことができ、修理者が何度も足を運
ばなくても済む。
【0032】また、故障が発生する時間帯や故障時期、
故障の頻度を把握でき、故障原因を究明する手がかりを
得ることができるため、最適な修理をすることができ
る。また、こうして得られた情報に基づいて、故障しに
くい燃焼器の開発に役立てることもできる。更に、累積
燃焼時間を使用期間で割ることにより燃焼器の一日当た
りの平均使用時間を算出できるため、使用者の説明に惑
わされることなく、本当の使用状況を把握し適切な故障
診断をして、使用状況にあった修理をすることができ
る。
【0033】また、日時自動設定手段2により正しい日
時を用いるため、使用開始日を正確に把握でき、使用者
による保証日の改ざんを発見可能となる。
【0034】《第2実施形態》次に、第2実施形態とし
ての燃焼装置を図2に示して説明する。尚、第1実施形
態と異なる部分について説明し、重複する部分に関して
は同一符号を付してその説明を省略する。第1実施形態
の燃焼装置は、連続通電時間が設定時間を越えた時に、
この通電開始時点を燃焼器の使用開始日時として設定し
て記憶するものであったが、この第2実施形態の燃焼装
置は、燃焼時間累積記憶部6により燃焼時間を累積し、
燃焼器の累積燃焼時間ΣTbが設定時間T2(1時間)
以上となった時点を使用開始日時として使用開始日時設
定記憶部10に記憶するものである。本実施形態のコン
トローラ21のその他の機能は、第1実施形態と同一で
ある。
【0035】この使用開始日時の設定記憶制御は、コン
セントを差込んで電源部5に電源が投入されると起動す
る。図5に示されるように、運転スイッチがオンになっ
た時に(S21)、給湯制御部4から燃焼信号を読み込
み(S22)、燃焼中であれば燃焼時間累積記憶部6に
より第1実施形態と同様な方法で燃焼時間Tbを累積し
て記憶し(S23)、累積燃焼時間ΣTbが設定時間T
2(1時間)より長いか否かを判断する(S24)。累
積燃焼時間ΣTbが設定時間T2以下の間は、これらの
処理を繰り返し、累積燃焼時間ΣTbが設定時間T2を
越えると日時自動設定部2の日時を読み込み(S2
5)、使用開始日時設定記憶部10により燃焼器の使用
開始日時を記憶する(S26)。
【0036】従って、第2実施形態の燃焼装置によれ
ば、通電時間ではなく燃焼時間に基づいて使用開始日時
を設定するため、コンセントが差込まれていて通電され
ているものの、まだ使用者により燃焼運転されていない
未使用期間中に、使用開始日時が設定されることはな
い。つまり、実際に燃焼が行われてから使用開始日時を
設定するため、より正確に使用開始日時を把握できる。
また、工場検査時や現場設置時の試運転では燃焼時間が
短いため、試運転日時を誤って燃焼器の使用開始日時と
して設定しないのは言うまでもなく、実質的な使用開始
日時を正確に設定できる。このようにして、第1実施形
態と同様の効果が得られるだけでなく、使用開始日時の
設定が正確なので、第1実施形態よりも一層適切に故障
診断を行うことができる。
【0037】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、設置
日と使用開始日とが大幅に異ならないストーブに本発明
を適用してもよく、燃焼装置であれば種類を限定しな
い。また、第1実施形態の使用開始日時設定記憶部9
は、通電時間Taが設定時間T1に達した時点を使用開
始日時として記憶してもよい。更に、使用開始日時設定
記憶部9,10は、使用開始日時ではなく使用開始日の
みを記憶してもよい。
【0038】加えて、異常データ記憶部7は、発生日時
ではなく発生時刻だけ或いは発生日付だけを記憶しても
よい。発生時刻の履歴から故障が発生する時間帯や故障
の頻度等の情報を把握でき、また、発生日付の履歴から
故障時期や故障の頻度等の情報を把握できるため、故障
原因を究明する手がかりを得ることができる。
【0039】また、第1実施形態の燃焼装置は、燃焼時
間累積記憶部6を備えなくてもよい。その場合でも使用
期間を把握でき、故障診断に役立つ。また、燃焼時間で
はなく燃焼回数を累積し、その累積燃焼回数を記憶し
て、累積燃焼回数が所定回数(例えば50回)以上とな
った日を燃焼器の使用開始日として設定してもよい。こ
の場合には、累積燃焼回数を使用期間で割ることにより
燃焼器の一日当たりの平均使用回数を算出できるため、
使用者の説明に惑わされることなく、本当の使用状況を
把握し適切な故障診断をして、使用状況にあった修理を
することができる。しかも、燃焼時間累積記憶部6は、
日時自動設定部2の正確な時刻を用いず、別に設けられ
たタイマーを用いて燃焼時間を計時して累積し、累積燃
焼時間を記憶してもよい。そして、この累積燃焼時間に
基づいて使用開始日を設定してもよい。このタイマー
は、電源周波に同期したクロック信号を用いてもよい。
更に、第2実施形態の燃焼時間累積記憶部6は、使用開
始日を設定後、燃焼時間の累積を中止してもよい。
【0040】また、使用者が初めに時刻のみ設定して、
日本放送協会の教育テレビの時報により時刻を自動的に
補正する時計を備えてもよい。この時計は、電源周波に
同期したクロック信号を用いてもよい。時計の時刻が進
んだり遅れたりする傾向がある場合、また停電によりず
れる場合でも、時報データに基づき時計の時刻を自動的
に補正するため、正確な時刻を設定できる。この自動補
正により使用者が時刻を設定し直す手間を省くことがで
きる。
【0041】更に、時計に日付を入力する日付入力部を
備えてもよい。この日付に基づいて燃焼器の使用開始日
を設定してもよい。しかも、日時自動設定部2は、標準
電波による値を設定するものではなく、電源等のクロッ
ク信号をカウントしていく時計を備え、この時計の値を
標準電波により補正してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の燃焼装置によれば、標準電波を受信して日付自動
設定手段の日付を自動的に設定するため、手動で設定す
る手間を省くことができ、しかも、正確な日付を設定で
きる。また、この正確な日付を燃焼制御に利用すること
ができる。
【0043】更に、本発明の請求項2記載の燃焼装置に
よれば、連続通電時間に基づくことにより試運転を除外
して、使用者が実際に製品の使用を開始した日を記憶す
るため、使用期間を正確に把握でき、保証の対応や故障
診断を適切に行うことができる。しかも、使用開始日が
自動的に設定されるため、わざわざ使用者が使用開始日
を入力しなくてもよい。
【0044】更に、本発明の請求項3記載の燃焼装置に
よれば、累積燃焼時間または累積燃焼回数に基づくこと
により、試運転等の実質使用とは関係ない日や、燃焼運
転しないで単に通電だけしている日を除外して、実際の
使用開始日を記憶するため、使用期間をより正確に把握
でき、更に適切に故障診断を行うことができる。しか
も、使用開始日が自動的に設定されるため、わざわざ使
用者が使用開始日を入力しなくてもよい。
【0045】更に、本発明の請求項4記載の燃焼装置に
よれば、累積燃焼時間または累積燃焼回数を記憶するた
め、燃焼器の使用時間または使用回数を把握でき、使用
開始日以降の使用状況も把握できる。しかも、燃焼時間
を累積して記憶する場合には、一日当たりの平均使用時
間も求めることができて、燃焼器の使用状況をよく把握
し、より一層適切に故障診断を行うことができる。ま
た、燃焼回数を累積して記憶する場合には、一日当たり
の平均使用回数も求めることができて、燃焼器の使用状
況をよく把握し、より一層適切に故障診断を行うことが
できる。
【0046】更に、本発明の請求項5記載の燃焼装置に
よれば、異常の種類と異常が発生した日付とを合わせて
その発生履歴を記憶するため、故障時期や故障の頻度等
の情報を把握でき、故障原因を究明する手がかりを得る
ことができる。また、こうして得られた情報に基づい
て、故障しにくい燃焼器の開発に役立てることができ
る。
【0047】更に、本発明の請求項6記載の燃焼装置に
よれば、標準電波を受信して日付自動設定手段の日時を
自動的に設定するため、手動で設定する手間を省くこと
ができ、正確な日時を設定できる。また、この正確な日
時を燃焼制御に利用することができる。
【0048】更に、本発明の請求項7載の燃焼装置によ
れば、異常の種類と異常が発生した日付および時刻とを
合わせてその発生履歴を記憶するため、故障時期や故障
の頻度だけでなく故障発生の時間帯等の情報も把握で
き、故障原因を究明する手がかりをより多く得ることが
できる。また、こうして得られた情報に基づいて、故障
しにくい燃焼器の開発に役立てることができる。
【0049】更に、本発明の請求項8記載の燃焼装置に
よれば、標準電波または放送の時報を受信して時計手段
の時刻を自動的に補正するため、手動で時刻を設定し直
す手間を省くことができ、しかも、正確な時刻を把握で
きる。また、この正確な時刻を燃焼制御に利用すること
ができる。
【0050】更に、本発明の請求項9記載の燃焼装置に
よれば、異常の種類と異常が発生した時刻とを合わせて
その発生履歴を記憶するため、故障発生の時間帯や故障
の頻度等の情報を把握でき、故障原因を究明する手がか
りを得ることができる。また、こうして得られた情報に
基づいて、故障しにくい燃焼器の開発に役立てることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態としての燃焼装置の機能説明図で
ある。
【図2】第2実施形態としての燃焼装置の機能説明図で
ある。
【図3】異常データ記憶制御のフローチャートである。
【図4】使用開始日時設定制御のフローチャートであ
る。
【図5】使用開始日時設定制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…標準電波受信部、2…日時自動設定部、3…表示
部、4…給湯制御部、5…電源部、6…燃焼時間累積記
憶部、7…異常データ記憶部、8…通電時間計測部、
9,10…使用開始日時設定記憶部、20,21…コン
トローラ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを燃焼させる燃焼器と、 上記燃焼器の燃焼制御を行う燃焼制御手段と、 標準電波を受信する標準電波受信手段と、 受信した標準電波の日付データに基づき現在日を自動的
    に設定する日付自動設定手段とを備えたことを特徴とす
    る燃焼装置。
  2. 【請求項2】 上記燃焼制御手段へ電源が連続して投入
    される連続通電時間が所定時間以上になった日、または
    該連続通電が開始された日を、上記燃焼器の使用開始日
    として記憶する使用開始日記憶手段を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 燃焼時間または燃焼回数を累積し、その
    累積燃焼時間または累積燃焼回数を記憶する燃焼時間回
    数累積手段と、 上記累積燃焼時間が所定時間以上となった日を、または
    上記累積燃焼回数が所定回数以上となった日を、上記燃
    焼器の使用開始日として記憶する使用開始日記憶手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 上記使用開始日を記憶後も、燃焼時間ま
    たは燃焼回数を継続して累積し、その累積燃焼時間また
    は累積燃焼回数を記憶する燃焼時間回数継続累積手段を
    備えたことを特徴とする請求項2または3記載の燃焼装
    置。
  5. 【請求項5】 上記燃焼器の異常を検知すると共に、異
    常の種類と異常が発生した日付とを合わせてその発生履
    歴を記憶する異常日付記憶手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 上記日付自動設定手段は、上記標準電波
    の日付データと時刻データとに基づいて現在日と共に現
    在時刻も自動的に設定することを特徴とする請求項1記
    載の燃焼装置。
  7. 【請求項7】 上記燃焼器の異常を検知すると共に、異
    常の種類と異常が発生した日付および時刻とを合わせて
    その発生履歴を記憶する異常日時記憶手段を備えたこと
    を特徴とする請求項6記載の燃焼装置。
  8. 【請求項8】 燃料ガスを燃焼させる燃焼器と、 上記燃焼器の燃焼制御を行う燃焼制御手段と、 放送の時報または標準電波を受信する時報電波受信手段
    と、 受信した時報または標準電波に基づいて現在時刻を補正
    または設定する時計手段とを備えたことを特徴とする燃
    焼装置。
  9. 【請求項9】 上記燃焼器の異常を検知すると共に、異
    常の種類と異常が発生した時刻とを合わせてその発生履
    歴を記憶する異常時刻記憶手段を備えたことを特徴とす
    る請求項8記載の燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021018179A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力計測装置
WO2023002519A1 (ja) * 2021-07-19 2023-01-26 株式会社バルカー 液圧機器監視システム

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JP7304525B2 (ja) 2019-07-22 2023-07-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力計測装置
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