JP2001173182A - 換気棟構造、換気棟構成部品、及び屋根下の換気方法 - Google Patents

換気棟構造、換気棟構成部品、及び屋根下の換気方法

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JP2001173182A
JP2001173182A JP35882699A JP35882699A JP2001173182A JP 2001173182 A JP2001173182 A JP 2001173182A JP 35882699 A JP35882699 A JP 35882699A JP 35882699 A JP35882699 A JP 35882699A JP 2001173182 A JP2001173182 A JP 2001173182A
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ventilating
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Shigeru Nakagawa
茂 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家屋の換気を行えるとともに防水機能を有す
る換気棟構造、換気棟構成部品、及び屋根下の換気方法
を提供する。 【解決手段】 換気棟構造10を、頂上部付近に開口部
14を形成した屋根板16を、棟木18へ垂木20を介
して浮かせながら支持し、屋根板16の頂上部付近を含
んで覆う換気部材22の最下部24付近に通気孔26を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根を通して家屋
内の換気を行うための換気棟構造及び換気棟構成部品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、屋根を通して家屋内の換気を
行うために換気棟構造が案出されている(特開平9−7
8782)。この換気棟構造は、屋根板の頂上部付近の
開口部を覆う中空体の上壁に貫通孔を設けることによっ
て、換気棟構造を使用した家屋の内部と外部との換気を
行えるように構成されている。
【0003】しかし、このような換気棟構造によれば、
上壁に貫通孔が設けられているため、雨が降った場合に
は雨が貫通孔から雨が侵入することは避けられない構造
となっている。一方で、排水口が設けられて換気棟構造
内に侵入した雨が外部へ流れる構造となっているが、換
気棟構造内に雨が侵入することは避けられない構造とな
っているため、換気棟構造内の部品や換気棟構造の内壁
が腐食しやすいと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
このような課題の原因を究明してこのような課題を解決
するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったので
ある。
【0005】すなわち、本発明は、家屋の換気をしなが
らも家屋内の防水を図れるとともに、換気棟構造内をも
雨等から保護することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の換気棟構造は、
頂上部付近に開口部を形成した屋根板を、棟木へ垂木を
介して浮かせながら支持し、該屋根板の頂上部付近を含
んで覆い最下部付近に通気孔が形成される換気部材を該
屋根板の上部に支持したことを特徴とする。
【0007】このような換気棟構造は、通気孔を上面に
設けないで最下部付近に設けることにより、雨や雪がこ
の通気孔から入らないように構成した。
【0008】また、前記本発明の換気棟構造において、
前記屋根板の開口部よりも下側に前記換気部材の通気孔
が位置することを特徴とする。
【0009】このような換気棟構造は、換気部材が屋根
板の頂上部付近を含んで覆うように、換気部材の最下部
を開口部よりも下まで延ばして構成しておき、換気部材
の最下部付近の通気孔が屋根板の開口部よりも所定の距
離をおいた下側に位置するように構成することにより、
通気孔から換気棟構造内へ至る通路が一旦上昇した後換
気棟構造内へ至るような構成とし、雨や雪は通気孔から
換気棟構造内へ入らないように構成した。
【0010】また、本発明の換気棟構造は、頂上部付近
に開口部を形成した屋根板を、棟木へ垂木を介して浮か
せながら支持し、該屋根板の頂上部付近を含んで覆う換
気部材の最下部付近を、該屋根板の上部に支持し、通気
孔が前記換気棟構造の内部から外部に向かって、斜め下
方向、略下方向又は略水平方向へ開口することを特徴と
する。
【0011】このような換気棟構造は、気孔が換気棟構
造の内部から外部に向かって、斜め下方向、略下方向又
は略水平方向へ開口するように構成することにより、通
気孔から換気棟構造内へ至る通路が一旦上昇した後換気
棟構造内へ至るような構成とし、雨や雪は通気孔から換
気棟構造内へ入らないように構成した。
【0012】また、本発明の換気棟構造は、前記本発明
の換気棟構造において、前記換気棟構造の外部の空気が
換気棟構造の内部へ流入する方向が、斜め上方向、略上
方向又は略水平方向であることを特徴とする。
【0013】このような換気棟構造は、換気棟構造の外
部の空気が換気棟構造の内部へ流入する方向が、斜め上
方向、略上方向又は略水平方向であるように構成するこ
とにより、空気は斜め上方向、略上方向又は略水平方向
に自由に入り又は逆方向へ自由に出ることが可能である
一方で、雨や雪は通気孔から換気棟構造内へ入らないよ
うに構成した。
【0014】また、本発明の換気棟構造は、前記換気部
材の上部を水切板で覆い、該水切板の最下部付近と屋根
板上の屋根材との隙間によって通気孔を形成したことを
特徴とする。
【0015】このような換気棟構造は、瓦等の屋根材と
水切板との隙間を利用して通気孔を形成し、この通気孔
から換気を行うように構成している。
【0016】また、本発明の換気棟構成部品は、屋根板
の上部に支持されて換気棟構造を構成する換気棟構成部
品であり、頂上部付近に開口部を形成した屋根板の頂上
部付近を含んで覆う換気部材から構成され、該換気部材
の最下部付近に通気孔を有することを特徴とする。
【0017】このような換気棟構成部品は、本発明の換
気棟構造を構成するための構成部品である。
【0018】また、本発明の換気棟構成部品は、前記本
発明の換気棟構成部品において、前記通気孔が前記換気
棟構造の内部から外部に向かって、斜め下方向、略下方
向又は略水平方向へ開口することを特徴とする。
【0019】このような換気棟構成部品は、通気孔から
換気棟構造内へ至る通路が一旦上昇した後換気棟構造内
へ至るような構成の換気棟構造を形成するための換気棟
構成部品である。
【0020】また、本発明の屋根下の換気方法は、頂上
部付近に開口部を形成した屋根板を、棟木へ垂木を介し
て浮かせながら支持し、該屋根板の頂上部付近を含んで
覆い最下部付近に通気孔の形成された換気部材を該屋根
板の上部に支持しておき、該通気孔を通して空気の換気
を行うことを特徴とする。
【0021】このような屋根下の換気方法は、本発明の
換気棟構造及び換気棟構成部品を使用した家屋の屋根下
の換気方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る換気棟構造及
び換気棟構成部品について、図面に基づいて詳しく説明
する。
【0023】図1において、符号110は、本発明の換
気棟構造であり、符号112は、本発明の換気棟構成部
品である。この換気棟構造110は、頂上部付近に開口
部14を形成した屋根板16を、棟木18へ垂木20を
介して浮かせながら支持し、屋根板16の頂上部付近を
含んで覆う換気部材122の最下部124付近を屋根板
16の上部に支持して構成されている。一方、換気棟構
成部品112は、図2に示すような換気部材122のみ
によって一体に構成され、この換気部材122は、への
字形状の部材から構成され、最下部124付近を絞るよ
うにして構成されている。すなわち、最下部124は台
形が連続するジグザグ形状を成している。この換気部材
122の上に木のし15が固定され、木のし15の上に
水切板17が覆われて固定される。水切板17は、瓦1
9の頂上付近まで垂れ下がる形状となっているが、瓦1
9に凹凸があるために、瓦19の凹部によって家屋の外
部36と水切板17の内部との通気を行うための通気孔
が形成される。すなわち、水切り板17と瓦19との隙
間によって通気孔が形成される。水切板17は、上面に
は通気孔がなく、家屋の外部36の空気が換気棟構造1
10の内部へ流入する方向が、斜め上方向となる。
【0024】屋根板16は、野地板30の上にルーフィ
ング32が積層されて構成されおり、屋根の傾斜方向に
延びる複数本の垂木20の上に野地板30が固定される
ことによって、棟木18の上方に浮かせられながら支持
されている。ルーフィング32の上には、瓦19が適宣
配置されて固定される。
【0025】換気部材122は、屋根板16に対応した
への字形状に構成され、最下部124が開口部14より
も下側まで延びており、雨が換気部材122の下側へ入
り難いように構成されている。この最下部124付近は
折り曲げられた形状であるため、通気孔126が形成さ
れる。
【0026】また、換気部材122の最下部124付近
が折り曲げられて構成されている通気孔126は、換気
棟構造110の内部から外部に向かって、斜め下方向へ
開口して換気棟構造110の外部の空気が換気棟構造1
10の内部へ流入する方向が斜め上方向であるように構
成されている。すなわち、上から下へ降り注ぐ雨が換気
棟構造110内へ侵入しないように構成されている。
【0027】このような換気棟構造110及び換気棟構
成部品112によれば、家屋の内部34と外部36との
間で、空気が通気孔126を通して出入りするため、家
屋の内部34の換気ができる。このため、家屋の内部3
4の温度及び湿度を快適な状態に保つことができる。ま
た、通気孔126が斜め下方向へ開口しているため、雨
が家屋内の内部34へ入るおそれがない。また、通気孔
126が斜め下方向へ開口しているため、雨が換気棟構
造110自体の内へも入ることがなくなる。このため、
換気棟構造110の内部の部品や換気棟構造110の内
壁が水に濡れて腐食するおそれがなくなる。
【0028】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明の換気棟構造及び換気棟構成部品は、その
他の形態でも実施し得るものである。
【0029】例えば、本発明の換気棟構造110を構成
する換気棟構成部品112を図3に示すような換気部材
130によって構成しても良い。この換気部材130
は、最下部132付近が3角形のジグザグ形状に構成さ
れ、通気孔133が形成されている。また、図4に示す
ような換気部材134であっても良い。この換気部材1
34は、最下部136付近が3角形及び台形が交互に位
置するジグザグ形状に構成され、通気孔137が形成さ
れている。
【0030】また、本発明の換気棟構造110におい
て、図5に示すような換気棟構成部品44を使用しても
良い。この換気棟構成部品44は、一の部材が折り曲げ
られて換気部材22と側部材46とが一体に構成され、
側部材46には略半円形の通気孔48が設けられてい
る。このような換気棟構成部品44によれば、換気部材
22と側部材46とが一体に構成されているため、換気
棟構成部品44が強固な構造となる。
【0031】また、本発明の換気棟構造110におい
て、図6に示すような換気棟構成部品50であっても良
い。この換気棟構成部品50は、換気部材22と側部材
52とが一体に構成され、側部材52には略半円形の通
気孔54が設けられている。
【0032】次に、本発明の換気棟構造及び換気棟構成
部品は、図7に示すような換気棟構造10及び換気棟構
成部品12であっても良い。この換気棟構造10は、頂
上部付近に開口部14を形成した屋根板16を、棟木1
8へ垂木20を介して浮かせながら支持し、屋根板16
の頂上部付近を含んで覆う換気部材22の最下部24付
近を、通気孔26を有する側部材28によって屋根板1
6の上部に支持して構成されている。一方、換気棟構成
部品12は、換気部材22と側部材28とが組み合わさ
れて構成されている。
【0033】屋根板16は、野地板30の上にルーフィ
ング32が積層されて構成されおり、屋根の傾斜方向に
延びる複数本の垂木20の上に野地板30が固定される
ことによって、棟木18の上方に浮かせられながら支持
されている。ルーフィング32の上には、瓦19が適宣
配置されて固定される。
【0034】換気部材22は、屋根板16に対応したへ
の字形状に構成され、最下部24が開口部14よりも下
側まで延びおり、雨が換気部材22の下側へ入り難いよ
うに構成されている。この最下部24付近は側部材28
によって屋根板16の上に浮かされて支持されている。
【0035】また、側部材28は、屋根板16の開口部
14よりも下側において屋根板16を支持するととも
に、通気孔26が換気棟構造10の内部から外部に向か
って、斜め下方向へ開口して換気棟構造10の外部の空
気が換気棟構造10の内部へ流入する方向が斜め上方向
であるように構成されている。すなわち、上から下へ降
り注ぐ雨が換気棟構造10内へ侵入しないように構成さ
れている。
【0036】この側部材28は、図8に示すように、板
状部材が複数の台形を形成するように折り曲げられて構
成されており、板状部材の一方の面が換気部材22に固
定されて換気棟構成部品12が形成されている。また、
板状部材の他方の面が屋根板16に固定されて、換気部
材22を屋根板16上に浮かせて支持している。なお、
このように板状部材の他方の面が屋根板16に固定する
ことによって、換気棟構成部品12の屋根板16上の固
定状態が強固になるとともに、通気孔26が斜め下方向
へ開口することとなる。
【0037】例えば、本発明の換気棟構造10におい
て、図9に示すような側部材38を備えた換気棟構成部
品40であっても良い。この側部材38は、板状部材が
ジグザクに折り曲げられて構成されている。このような
側部材38であっても、通気孔42から換気を行うこと
ができる。
【0038】また、本発明の換気棟構造10において、
図10に示すように、雨の侵入防止を確実に行うための
水止め板56と、虫が侵入するのを防止するためのメッ
シュ58とを備えても良い。なお、水止め板56及びメ
ッシュ58の数量は特に限定されない。
【0039】また、本発明の換気棟構造10において、
図11に示すように、通気孔26から換気棟構造10内
部までの経路の途中に水平板60を設け、この水平板6
0に通気孔62を設けても良い。このような通気孔62
を有する水平板60を設けることによって、通気孔62
が換気棟構造10の内部34から外部36に向かって、
略下方向へ開口する構成となる。
【0040】以上、本発明の実施形態について図面に基
づいて説明したが、本発明の換気棟構造及び換気棟構成
部品は、図示したものに限定されず、その他の態様でも
実施し得るものである。
【0041】例えば、本発明の換気棟構造及び換気棟構
成部品を使用する家屋は、民家に限定されず、神社、
寺、又は小屋等に使用しても良い。また、換気棟構造の
内部構造は一切限定されず、水切り板、メッシュ、断熱
材、又は換気扇等を設けることは全くの自由である。
【0042】その他、本発明の技術的範囲には、その趣
旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改
良,修正,変形を加えた態様も含まれる。また、同一の
作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事
項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。また、
一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構
成しても、複数の部材から構成されている発明特定事項
を一体に構成した形態で実施しても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明の換気棟構造、換気棟構成部品、
及び屋根下の換気方法によれば、本発明の換気棟構造を
使用した家屋の内部と外部との間で、空気が通気孔を通
して出入りするため、家屋の内部の換気ができ、家屋の
内部の温度及び湿度を快適な状態に保つことができる。
また、通気孔を上面に設けていないため、雨や風が家屋
のみでなく換気棟構造自体の内部にも侵入しないため、
換気棟構造内の部品や換気棟構造の内壁が腐食するのを
を防止できる。これにより、換気棟構造及び換気棟構成
部品の耐久性を高めて、家屋の耐久性を高めることがで
きる。
【0044】屋根板の開口部よりも下側に前記換気部材
の通気孔が位置することを特徴とする本発明の換気棟構
造は、通気孔から換気棟構造内へ至る通路が一旦上昇し
た後換気棟構造内へ至るような構成となるため、空気は
容易に通気孔から出入りして換気ができる一方で、雨や
雪は決してこの通気孔からは入らないため、雨や風が家
屋のみでなく換気棟構造自体の内部にも侵入するのを防
止できる。また、通気孔が家屋の頂上に位置しないた
め、外観上も好ましい。
【0045】また、通気孔が前記換気棟構造の内部から
外部に向かって、斜め下方向、略下方向又は略水平方向
へ開口することを特徴とする本発明の換気棟構造によれ
ば、雨や雪が家屋の外部から内部へ侵入するためには、
換気棟構造内へ、斜め上方向、略上方向又は略水平方向
へ侵入しなければならず、雨や雪が換気棟構造内へ侵入
することが不可能となる。このため、雨や風が家屋のみ
でなく換気棟構造自体の内部にも侵入するのを防止でき
る。
【0046】また、換気棟構造の外部の空気が換気棟構
造の内部へ流入する方向が、斜め上方向、略上方向又は
略水平方向であることを特徴とする本発明の換気棟構造
によれば、雨や雪も、家屋の外部から内部へ侵入するた
めには、換気棟構造内へ、斜め上方向、略上方向又は略
水平方向へ侵入しなければならず、雨や雪が換気棟構造
内へ侵入することが不可能となる。
【0047】また、換気部材の上部を水切板で覆い、水
切板の最下部付近と屋根板上の屋根材との隙間によって
通気孔を形成したことを特徴とする本発明の換気棟構造
によれば、屋根材と屋根材の上の水切板との隙間を利用
して通気孔を形成できる。すなわち、水切板を屋根板の
上に設置して生じる隙間を利用して通気孔とするため、
水切板の形状を屋根材の形状に対応させる必要がない。
また、任意の水切板を使用して屋根材との間に隙間が生
じても通気孔として利用すれば良く、任意の水切板及び
屋根材を使用して屋根の施工が行え、施工作業の汎用性
を高めることができる。また、如何なる形状の屋根材で
あっても、水切板と屋根材との隙間を利用して換気を行
うことができる。さらに、水切板と屋根材との隙間によ
って生じる通気孔、及び換気部材によって生じる通気孔
によって、2重以上の通気孔構造とすることにより、防
水性を高めることができる。
【0048】また、通気孔が換気棟構造の内部から外部
に向かって、斜め下方向、略下方向又は略水平方向へ開
口することを特徴とする本発明の換気棟構成部品は、通
気孔から換気棟構造内へ至る通路が一旦上昇した後換気
棟構造内へ至るような構成の換気棟構造を形成すること
ができる。このため、このような換気棟構成部品を使用
することにより、雨や雪が家屋の外部から侵入しないよ
うな換気棟構造を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気棟構造及び換気棟構成部品を示す
正面断面図である。
【図2】図1の換気棟構造を構成する換気部材を示す斜
視図である。
【図3】図1の換気棟構造を構成する換気部材の他の実
施形態を示す斜視図である。
【図4】図1の換気棟構造を構成する換気部材の更に他
の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の換気棟構成部品の更に他の実施形態を
示す斜視図である。
【図6】本発明の換気棟構成部品の更に他の実施形態を
示す斜視図である。
【図7】本発明の換気棟構造及び換気棟構成部品の更に
他の実施形態を示す正面断面図である。
【図8】図7の換気棟構造及び換気棟構成部品を示すA
−A線切断部断面図である。
【図9】本発明の換気棟構造及び換気棟構成部品の他の
実施形態を示すA−A線切断部断面図である。
【図10】本発明の換気棟構造及び換気棟構成部品の更
に他の実施形態を示す正面断面図である。
【図11】本発明の換気棟構造及び換気棟構成部品の更
に他の実施形態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
110,10:換気棟構造 112,12,44,50:換気棟構成部品 14:開口部 16:屋根板 18:棟木 20:垂木 122,22:換気部材 126,26:通気孔 28:側部材 34:家屋の内部 36:家屋の外部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂上部付近に開口部を形成した屋根板
    を、棟木へ垂木を介して浮かせながら支持し、該屋根板
    の頂上部付近を含んで覆い最下部付近に通気孔が形成さ
    れる換気部材を該屋根板の上部に支持したことを特徴と
    する換気棟構造。
  2. 【請求項2】 前記屋根板の開口部よりも下側に前記換
    気部材の通気孔が位置することを特徴とする請求項1に
    記載する換気棟構造。
  3. 【請求項3】 頂上部付近に開口部を形成した屋根板
    を、棟木へ垂木を介して浮かせながら支持し、該屋根板
    の頂上部付近を含んで覆う換気部材の最下部付近を、該
    屋根板の上部に支持し、通気孔が前記換気棟構造の内部
    から外部に向かって、斜め下方向、略下方向又は略水平
    方向へ開口することを特徴とする換気棟構造。
  4. 【請求項4】 前記換気棟構造の外部の空気が換気棟構
    造の内部へ流入する方向が、斜め上方向、略上方向又は
    略水平方向であることを特徴とする請求項3に記載する
    換気棟構造。
  5. 【請求項5】 前記換気部材の上部を水切板で覆い、該
    水切板の最下部付近と屋根板上の屋根材との隙間によっ
    て通気孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載する換気棟構造。
  6. 【請求項6】 屋根板の上部に支持されて換気棟構造を
    構成する換気棟構成部品であり、頂上部付近に開口部を
    形成した屋根板の頂上部付近を含んで覆う換気部材から
    構成され、該換気部材の最下部付近に通気孔を有するこ
    とを特徴とする換気棟構成部品。
  7. 【請求項7】 前記通気孔が前記換気棟構造の内部から
    外部に向かって、斜め下方向、略下方向又は略水平方向
    へ開口することを特徴とする請求項6に記載する換気棟
    構成部品。
  8. 【請求項8】 頂上部付近に開口部を形成した屋根板
    を、棟木へ垂木を介して浮かせながら支持し、該屋根板
    の頂上部付近を含んで覆い最下部付近に通気孔の形成さ
    れた換気部材を該屋根板の上部に支持しておき、該通気
    孔を通して空気の換気を行うことを特徴とする屋根下の
    換気方法。
JP35882699A 1999-12-17 1999-12-17 換気棟構造、換気棟構成部品、及び屋根下の換気方法 Withdrawn JP2001173182A (ja)

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