JP2001173020A - 旋回作業機における旋回台用外装体およびプロテクタ並びに旋回台装置 - Google Patents

旋回作業機における旋回台用外装体およびプロテクタ並びに旋回台装置

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JP2001173020A JP35769399A JP35769399A JP2001173020A JP 2001173020 A JP2001173020 A JP 2001173020A JP 35769399 A JP35769399 A JP 35769399A JP 35769399 A JP35769399 A JP 35769399A JP 2001173020 A JP2001173020 A JP 2001173020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回台は下方からの障害物の突き上げ、側面
の接触等によって変形したり摺り傷が発生し易いのでこ
れらを防止する。 【解決手段】 旋回台5のコーナー部位28に、鋳物製
のプロテクタ30を装着し、このプロテクタ30を外装
体14Rで覆っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホーで代表
される旋回作業機における旋回台用外装体および旋回台
用プロテクタおよびこれらを組み合わした旋回台装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】バックホーで代表される旋回作業機にお
いて、市街地等の狭小においての掘削作業およびトラッ
ク等への積み込み作業を実施するとき、運転者が後方部
位が他物と接触、衝突等することを気にしないで行うこ
とが可能なミニバックホー、後方小旋回形バックホー等
と呼ばれている旋回作業機(旋回形掘削作業機・旋回敷
佐業車両)が提案されている(特開平9−3972号公
報、特開平8−209744、209745号公報、特
開平7−166574号公報等を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の旋回作業機(旋
回式掘削機)においては、その旋回台(旋回機枠、旋回
フレーム等ともいう)の旋回中心(縦軸心)を半径とす
る旋回最大軌跡から外方にはみでる部位が、例えば、旋
回台の前左隅部(乗降口部分に相当する所謂コーナー部
位)に形成されることがあり、このコーナー部位には、
板金製又は樹脂製の外装体(旋回台の外郭形状を形造る
板材)を装着して商品外観性の確保、内部(内装)の制
御弁、バッテリ等の損傷防止等をしている。
【0004】しかし、旋回台が全旋回するとき、前記外
装体が他物(側壁、コンクリートブロック、岩石等の作
業現場における障害物の総称)に接触すると、摺傷が発
生して商品外観性を損なうという課題があった。又、外
装体が樹脂製(硬質プラスチック板よりなる成形品)で
あるときには、他物との接触で割れ破損するという課題
があり、このときは、修復不可能であって、新規(新し
い)な外装体との交替が余儀なくされていた。更に、外
装体が板金製であるときには、他物との接触によって凹
み変形し、これは修復可能であっても塗装斑等が発生し
て商品外観性を損なうだけでなく、発錆現象による交替
のおそれがあった。
【0005】また、制御弁等は、安全カバー(保護カバ
ー)によって下方から覆われているものの、作業現場の
他物(特に、路上の岩石、ブロック等)が安全カバーを
下方から突き上げる現象が発生し、この突き上げ現象に
対しては、前記外装体および安全カバーによって制御弁
をガード(プロテクト)することは不可能であった。本
発明は、前記コーナー部位にプロテクタを装着するとい
う新規(斬新)な発想の下で創作されたものであり、コ
ーナー部位に装着可能なプロテクトと、このプロテクタ
を装着したときの外装体およびプロテクタと外装体とを
組み合わせた新規な旋回台装置を提供することが目的で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右のクロー
ラ形走行体2L,2Rを有する走行機体3上に、作業部
7と運転操縦部10を装備して縦軸心廻りで旋回可能に
支持されている旋回台5を備えている旋回作業機1の当
該旋回台5の外側部を覆う樹脂製又は板金製の外装体1
4Rであって、前述の目的を達成するために次の技術的
手段を講じている。すなわち、請求項1に係る旋回台用
外装体14Rは、ステップ面部16Rとこのステップ面
部16Rから下方に延伸しているスカート立面部37と
を備え、このスカート立面部37には、前記旋回台5に
取着され、かつ、このスカート立面部37にて覆われて
いるプロテクタ30に形成したリブ35を挿通して該リ
ブ35をスカート立面部37の外面部から外方に突出す
るためのリブ挿通部37Aが開設されていることを特徴
とするものである。
【0007】また、本発明は、左右のクローラ形走行体
2L,2Rを有する走行機体3上に、作業部7と運転操
縦部10を装備して縦軸心廻りで旋回可能に支持されて
いる旋回台5を備えている旋回作業機1において、前述
の目的を達成するために次の技術的手段を講じている。
すなわち、請求項2に係る旋回台用プロテクタ30は、
側縁部31Aと前縁部31Bとを弯曲部31Cを介して
連接して平面視において略L字形に形成され、このL字
形体を維持して下方に延伸するスカート立面部32を備
え、このスカート立面部32の下方部位が旋回台5側に
向かって弯曲されていて当該旋回台5におけるコーナー
部位28を下方から覆う弯曲底面部33に形成され、旋
回最大軌跡R1より外方にはみでる旋回台5のコーナー
部位28の外側部に対する取着部34を備えていること
を特徴とするものである。
【0008】前記旋回台用プロテクタ30は、プレス加
工、曲げ加工等して機械加工による金属製とすることも
できるが、鋳造によって作成することが製造の容易性、
精度維持等の観点から望ましく、このとき、スカート立
面部32の外面部に、水平方向(横方向)に延伸して突
隆したリブ35又は垂直方向(縦方向)に延伸して突隆
したリブ35を備え、スカート立面部32には、取着部
34としての取付けボス34Aが内側に突隆して形成さ
れていると共にこの取付ボス34Aに締付具36の挿通
孔34Cが貫設されていることが推奨される(請求項
3)。
【0009】更に、本発明は、左右のクローラ形走行体
2L,2Rを有する走行機体3上に、作業部7と運転操
縦部10を装備して縦軸心廻りで旋回可能に支持されて
いる旋回台5を備えている旋回作業機1において前述の
目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。
すなわち、請求項4に係る旋回作業機の旋回台装置(旋
回台、旋回フレーム、旋回枠体等とプロテクタおよび外
装体との組合せ装置)は、旋回最大軌跡R1より外方に
はみでる旋回台5のコーナー部位28を外側方から覆う
スカート立面部32と下方から覆う弯曲底面部33を備
えているプロテクタ30を旋回台5に取着しているとと
もに、ステップ面部16Rとこのステップ面部16Rか
ら下方に延伸しているスカート立面部37とを備えてい
る外装体14Rを備え、この外装体14Rのスカート立
面部37が前記プロテクタ30のスカート立面部3の外
面部を覆って旋回台5に取着されていることを特徴とす
るものである。
【0010】また、前述の請求項4において、前記プロ
テクタ30は鋳造によって作成されており、外装体14
Rは樹脂製又は板金製とされており、前記プロテクタ3
0のスカート立面部32の外面部に、水平方向(横方
向)に延伸して突隆したリブ35又は垂直方向(縦方
向)に延伸して突隆したリブ35を備え、このリブ3
5,35を外方に突出するためのリブ挿通部37Aを外
装体14Rのスカート立面部37に開設していることが
推奨される(請求項5)。更に、前述した請求項4又は
5に記載において、プロテクタ30のスカート立面部3
2の外面部と、外装体14Rのスカート立面部37の内
面部との間にスキマTが形成されていることが推奨され
る(請求項6)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係る外装
体、プロテクタおよびこれらを組み合わせた(組込一体
化した)旋回台装置を備えている旋回作業機(図ではバ
ックホーを示しているがショベル式の旋回掘削機で有れ
ば良い)の全体斜視図を示しており、図2は同じく全体
平面図を示している。図1,2において、旋回作業機1
は、左右のクローラ形走行体2L,2Rを有する走行機
体(トラックフレーム)3の中央部上に、旋回軸受4を
介して縦軸心(旋回中心0をいう)廻りで旋回可能(3
60°回動)に支持された旋回台5を備え、該旋回台5
には起伏動作(屈折動作)可能でかつスイング動作可能
なバケットで例示する作業具6を有する作業部7と、レ
バー8A等を有する操縦ボックス8と運転席9とを前後
に配置して構成した運転操縦部10を装備している。
【0012】旋回台(実質的には旋回台装置)は、図4
で示す基板11に左右一対の板材12を前後方向に延伸
して枠組み(溶接又はボルト等のネジ止めによる一体
化)し、この後部に旋回中心0を半径Rとする平面視で
円形状に形成された後部ウェイト(後部プロテクタ)1
3と、左右の外装体14L、14Rとを備えて構成され
ている。旋回台(実質的に基板11)上には、エンジ
ン、ラジエータ等のエンジン補機類が装備されており、
これらは開閉自在なボンネット15で被覆(これ故、ボ
ンネット15内がエンジンルームとなる)しており、運
転席9はボンネット15上に備えられており、このボン
ネット15の前側と操縦ボックス8との間の旋回台面が
左右のステップ面16L,16Rを連結するウォークス
ルー(乗降通路)17とされており、左右のステップ面
16L,16Rは実質的に左右の外装体14L,14R
の上面に形成されており、この左右の外装体14L,1
4Rを操縦ボックス8の下面で接合している。
【0013】作業部7は、図2に示したスイングシリン
ダ18の伸縮動作でスイング可能として旋回台の前部に
装着(支持)されているスイングブラケット19に、ブ
ームシリンダ20ン伸縮動作で上下動するようにブーム
21の基部が枢着され、該ブーム21の先端にアームシ
リンダ22の伸縮動作で屈折運動するアーム23を備
え、該アーム23の先端に、バケットシリンダ24によ
ってかき込み等の運動する作業具6を備えて構成されて
いる。更に、左右の走行体2L,2Rの間でかつ走行機
体3の前方側には、ドーザーシリンダ25の伸縮動作で
昇降するブレード(排土板)26が支持腕(支持枠)2
7を介して装備されている。
【0014】本発明に係る外装体およびプロテクタは、
旋回最大軌跡(旋回半径R)R1(図3参照)より外方
にはみでる旋回台(装置)5のコーナー部位28に適用
(採用)されており、図2で示す前左側の張出部29に
適用されている。図8〜図12を参照して本発明に係る
プロテクタ30について説明する。プロテクタ30は、
図8(1)(2)および図9(1)(2)で示すよう
に、側縁部31Aと前縁部31Bとを弯曲部31Cを介
して連接して平面視において略L字形に形成され、この
L字形体を維持して下方に延伸するスカート立面部32
を備え、このスカート立面部32の下方部位が図4で示
すように旋回台5側に向かって弯曲されていて当該旋回
台5におけるコーナー部位28を下方から覆う弯曲底面
部33に形成され、旋回最大軌跡R1より外方にはみで
る旋回台5のコーナー部位28の外側部に対する取着部
34を備えている。
【0015】取着部34はスカート立面部32における
側壁の上下において内面に突隆するボス34Aを備え、
この上下のボス34Aのそれぞれに円形座(ボルト頭の
座)34Bを介して立面部を貫通するボルト挿通孔34
Cを備えているとともに、スカート立面部32における
前壁上部にボルト挿通孔34Dを備えて構成され、ここ
に、図示例では3個の取着部34を備えているが、勿
論、この取着部34の個数は自由である。このプロテク
タ30は、プレス加工、曲げ加工、切削加工等による機
械加工によって作成した金属製(板金製を含む)とする
こともできるが、この図示例では、FC250等による
鋳造によって作成されており、スカート立面部32の外
面部に、水平方向(横方向)に延伸して突隆したリブ3
5を備え、スカート立面部32には、前述したように取
着部34としての取付けボス34Aが内側に突隆して形
成されていると共にこの取付ボス34Aに図4において
ボルトで例示する締付具36の挿通孔34Dが貫設され
ているこのプロテクタ30は、図3および図4で示すよ
うに締付具36を介して旋回台(板材12およびこれに
取着したブラケット等を含む)5のコーナー部位28に
取着したとき、縁石、コンクリートブロック、岩石等の
障害物に遭遇したとき、図4の矢符Dで示す方向からの
外力をプロテクト(保護する)することが主眼であるこ
とから、弯曲底面部33を備えており、リブ35につい
ては、これを省略してスカート立面部32の外面部だけ
としても良い。
【0016】ただ、このリブ35を突隆形成したときに
は、スカート立面部32において障害物を最先に接触す
るものであることから、スカート立面部32のプロテク
ト(外力担持による板材12等の変形防止等)を確実に
するため、当該リブ35を突隆形成することが望まし
い。このリブ35は旋回台5の旋回動作による壁際接触
を図る観点からは、図3および図12(2)で示すよう
に側縁部35Aと前縁部35Bとを弯曲部35Cを介し
て連接した平面視において略L字形に形成することが有
利である。
【0017】また、リブ35は図8(1)(2)および
図9(1)(2)に示すように上下に2本設ける事もで
きるし、図10で示すように水平方向(横方向)に延伸
して3本(これ以上でも、1本でも構わない)設けるこ
ともできる。更に、図11(1)(2)で示すように、
垂直方向(縦方向)に延伸して突隆したリブ35であっ
ても良く、この垂直リブ35のときは、図1(1)
(2)で示すとおり、側縁部35A、前縁部35B、弯
曲部35Cに対応して突隆することが、障害物に遭遇し
たときに有利となる。
【0018】また、プロテクタ30の上縁部には、その
前縁部31Bにおいて略U字形に開設した切込部36が
形成されている(図8(2)、図9(1)(2)、図1
0、図11等参照)。この切込部36は、プロテクタ3
0を旋回台5に装着(ボルト止め等による着脱自在な取
着)したとき、板材12におけるブラケット12Aとの
干渉を避けるためのものであり、この切込部36を形成
したときは、プロテクタ30の外方張出し量を最小限と
して装着でき、ここに、コンパクト化を図っている。
【0019】この切り込み部36を開設したことによる
プロテクト機能の低減は、この切り込み部36を跨ぐよ
うにリブ35を設けることによって防止している。この
切り込み部36の開設、リブ35の突隆、ボス34Aの
突隆等々の観点から、図8〜図12にて図示しているプ
ロテクタ30は、前述したように鋳造による一体成形で
作成することが有利である。図5〜図7を参照して本発
明に係る外装体14Rについて説明する。本発明に係る
外装体14Rは、図5〜7で示すように、ステップ面部
16Rとこのステップ面部16Rから下方に延伸してい
るスカート立面部37とを備え、このスカート立面部3
7には、前記旋回台5に取着され、かつ、このスカート
立面部37にて覆われているプロテクタ30に形成した
リブ35を挿通して該リブ35をスカート立面部37の
外面部から外方に突出するためのリブ挿通部37Aが開
設されている。
【0020】この外装体14Rは、板金製又は樹脂製で
あって、スカート立面部37の下方は弯曲底面部38に
形成されていてプロテクタ30の弯曲底面部33を覆う
とともに、前部と中間部および後部には、旋回台5に対
する取着部39を備え、前上面には、繰縦台8の取着部
40を備えている。図5〜図7で示した外装体14R
は、水平方向に延伸したリブ35を2本形成したプロテ
クタ(図8,図9参照)30を覆うものとして例示され
ていることから、リブ35に対応してリブ挿通孔(挿通
部)37Aが2本水平方向に延伸して形成されている。
【0021】図10で示しているプロテクタ30を覆う
外装体14Rのときは、リブ挿通孔37Aが3本開設さ
れており、図11(1)(2)で示すプロテクタを覆う
ときは、縦方向にリブ挿通部37Aを形成するものとし
ている。外装体14L、すなわち、右側の外装体14L
については、リブ挿通部37Aを形成していない点を除
き、左側の外装体14Rと同じ構成とされている。図
3、図4および図10を参照すると、本発明に係る旋回
作業機における旋回台装置が例示されている。
【0022】すなわち、図3で示すように、旋回最大軌
跡R1より外方にはみでる旋回台5のコーナー部位28
を外側方から覆うスカート立面部32と下方から覆う弯
曲底面部33を備えているプロテクタ30を旋回台5に
ボス34Aと締付具36等を介して取着しているととも
に、ステップ面部16Rとこのステップ面部16Rから
下方に延伸しているスカート立面部37および弯曲底面
図38を備えている外装体14Rを備え、この外装体1
4Rのスカート立面部37が前記プロテクタ30のスカ
ート立面部37の外面部を覆って旋回台5に取着されて
いる。
【0023】図示例では、プロテクタ30は鋳造によっ
て作成されており、外装体14Rは樹脂製又は板金製と
されており、前記プロテクタ30のスカート立面部32
の外面部に、水平方向(横方向)に延伸して突隆したリ
ブ35又は図11(1)(2)で示すように垂直方向
(縦方向)に延伸して突隆したリブ35を備え、このリ
ブ35,35を外方に突出するためのリブ挿通部37A
を外装体14Rのスカート立面部37に開設している。
更に、図4および図10で示すように、プロテクタ30
のスカート立面部32および弯曲底面部33の外面部
と、外装体14Rのスカート立面部37および弯曲底面
部38の内面部との間にスキマTが形成されている。
【0024】プロテクタ30と外装体14Rとの内・外
面部間におけるスキマTは、プロテクタ30にリブ35
を形成しているか否かに関わりなく形成するものとす
る。このスキマTは、外装体14Rが樹脂製であるとき
は、このスキマTを閉塞する外力(障害物の接触等)が
作用したとき、スカート立面部37および弯曲底面部3
8が弾性変形してスカート立面部37等の割損を防止す
ることを目安として設定されるし、板金製であるとき
は、スカート立面部37などが弾性変形しても修復可能
な変形量を目安として当該スキマTの幅は設定される。
図15は本発明に係る旋回台装置の他の例であり、要部
のみを斜視図で示している。
【0025】図示省略の旋回台のコーナー部位(最大軌
跡より外方にはみでる部分)には鋳物よりなるプロテク
タ30が対応する旋回台にボルト等によって取着されて
おり、該プロテクタ30のスカート立面部32にはリブ
35が突隆形成されている。このプロテクタ30を覆い
かつこのスカート立面部32を露出すべく樹脂製又は板
金製の外装部材14Rにおけるスカート立面部37に
は、切欠窓37Bが開設されており、この切欠窓37B
からプロテクタ30のリブ35又はスカート立面部37
が露出されている。
【0026】この図15で示す装置においても、プロテ
クタ30にはスカート立面部32の下方に弯曲底面部が
形成されるとともに外装体14Rについても該弯曲底面
部を覆う弯曲底面部がスカート立面部37の下方に形成
されることによって、図4で示した外力Dに対してのプ
ロテクタ機能は確保されているのである。ただ、外装体
14Rについては切欠窓37Bが大きく開設されること
から、図3,図4等で示したリブ挿通部37Aを有する
外装体14Rに比較して強度的(耐久性)の点でやや劣
ることになる。
【0027】いずれの実施の形態においても、図3,図
4および図10で示すようにプロテクタ30および外装
体14Rによって基板11上に装備している制御弁(コ
ントロールバルブ)部位を初めバッテリー、タンク等を
プロテクトできるのである。前述した各実施の形態にお
ける本発明に係るプロテクタおよび外装体並びに旋回台
装置は、図13に示しているキャノピー(日除け)50
を有する旋回作業機1についても適用可能である。この
キャノピー50を有する作業機1においては図14
(1)(2)で示すように、ボンネット15の開放保持
装置60をキャノピー50の支柱(左右支柱)51に備
えている。
【0028】すなわち、ボンネット15はその内部のエ
ンジンルームに内装若しくは搭載したエンジンE(ラジ
エータ等の補器を含む)を点検・整備等するため、ヒン
ジ15Aを支点に開閉自在とされている。ヒンジ15A
を支点としてボンネット15Aを支点としてボンネット
15を開放した状態で点検・整備等のメンテナンス作業
を実施しているとき、ボンネット15が不測に閉じるこ
とは防止する必要があることから、開放保持装置60が
備えられている。
【0029】図14(1)においては、左右の支柱51
(図では一方のみを示している)に、保持具61を長孔
62Aと頭付きピン62Bによって回動および上下動自
在として備えているとともに、保持具61を垂直姿勢
(退逃位置)に維持する第2ストッパ63をそれぞれ左
右の支柱51に備えている。この図14(1)に示した
開放保持装置60は、内方突出姿勢にある保持具61を
ピン62Bを支点に持ち上げて第2ストッパ63によっ
て退逃位置に維持しておいてボンネット15を開放し、
開放後に、保持具61をピン62Bを支点に回動して第
1ストッパ62によって内方突出姿勢にして開放したボ
ンネット15が不測に閉じるのを左右の保持具61によ
って受持することによって防止している。
【0030】メンテナンス作業が完了すると、保持具6
1を退逃位置にしてボンネット15の閉成後、保持具6
1を内方突出姿勢にするのである。図14(2)に示す
開放保持装置60は、左右支柱51の背後(後面部)に
縦向きピン(軸)65を介してL字形状とされた保持具
64を矢示のように回動自在に備えるとともに、保持具
64の一端を内方突出姿勢に付勢するコイルバネ、ツル
巻きバネ、板バネ等による弾性付勢体65Aを備えて保
持具64の一端64Aを内方突出姿勢として支柱51の
背後で受け止める一方、保持具64の他端を手持ちレバ
ー部64Bとしている。
【0031】この図14(2)で示す開放保持装置60
は、メンテ作業等のためボンネット15を開放すると
き、このボンネット15で保持具64の一端64Aを弾
性付勢体65Aの弾性力(戻り力)に抗して蹴り上げる
ように接当させ、該ボンネット15が一端64Aを通過
すると、弾性付勢体65の復元力にて該一端64Aが内
方突出姿勢に復帰して図14(2)の実線状態となり、
ここに、左右一対の保持具64の一端64Aでボンネッ
ト15が閉成するのを防止しているものである。メンテ
ナンス(作業等が完了した後は、手持ちレバー部64B
を握って一端64Aを退逃位置としてボンネット15を
閉成後に手持レバー部64Bから手を離せば保持具64
は内方突出位置に復帰するのである。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、障
害物等から旋回台およびこの内装品等を防護できるプロ
テクタおよび外装体並びに旋回台装置を簡易な構成によ
って提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーで励磁する旋回作業機の斜視図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】旋回台装置の要部を示す平面図である。
【図4】旋回台装置の要部を示す立面部(前面図)であ
る。
【図5】外装体の平面図である。
【図6】外装体の側面図である。
【図7】外装体の立面図(前面図)である。
【図8】プロテクタを示し、(1)は、平面図、(2)
は側面図である。
【図9】プロテクタを示し、(1)は正面図(前面
図)、(2)は、背面図である。
【図10】旋回台装置の他の例を示す正面図である。
【図11】プロテクタの他の例を示し、(1)は平面
図、(2)は正面図である。
【図12】プロテクタの断面であり、(1)は図8
(1)のA−A、(2)は図9(1)のB−B断面であ
る。
【図13】旋回作業機(車)の他の例を示す立面図(側
面図)である。
【図14】ボンネットの開放保持装置を示し、(1)は
第1例の正面図(前面部)、(2)は第2例の平面図で
ある。
【図15】旋回台装置の他の例を示す要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 旋回作業機 2L,2R 走行体 3 走行機体 5 旋回台 7 作業部 10 運転操縦部 14R 外装体 30 プロテクタ 32 スカート立面部 33 弯曲底面部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラ形走行体(2L)(2
    R)を有する走行機体(3)上に、作業部(7)と運転
    操縦部(10)を装備して縦軸心廻りで旋回可能に支持
    されている旋回台(5)を備えている旋回作業機(1)
    の当該旋回台(5)の外側部を覆う樹脂製又は板金製の
    外装体(14R)であって、 ステップ面部(16R)とこのステップ面部(16R)
    から下方に延伸しているスカート立面部(37)とを備
    え、このスカート立面部(37)には、前記旋回台
    (5)に取着され、かつ、このスカート立面部(37)
    にて覆われているプロテクタ(30)に形成したリブ
    (35)を挿通して該リブ(35)をスカート立面部
    (37)の外面部から外方に突出するためのリブ挿通部
    (37A)が開設されていることを特徴とする旋回作業
    機における旋回台用外装体。
  2. 【請求項2】 左右のクローラ形走行体(2L)(2
    R)を有する走行機体(3)上に、作業部(7)と運転
    操縦部(10)を装備して縦軸心廻りで旋回可能に支持
    されている旋回台(5)を備えている旋回作業機(1)
    において、 側縁部(31A)と前縁部(31B)とを弯曲部(31
    C)を介して連接して平面視において略L字形に形成さ
    れ、このL字形体を維持して下方に延伸するスカート立
    面部(32)を備え、このスカート立面部(32)の下
    方部位が旋回台(5)側に向かって弯曲されていて当該
    旋回台(5)におけるコーナー部位(28)を下方から
    覆う弯曲底面部(33)に形成され、旋回最大軌跡(R
    1)より外方にはみでる旋回台(5)のコーナー部位
    (28)の外側部に対する取着部(34)を備えている
    ことを特徴とする旋回作業機における旋回台用プロテク
    タ。
  3. 【請求項3】 鋳造によって作成されており、スカート
    立面部(32)の外面部に、水平方向(横方向)に延伸
    して突隆したリブ(35)又は垂直方向(縦方向)に延
    伸して突隆したリブ(35)を備え、スカート立面部
    (32)には、取着部(34)としての取付けボス(3
    4A)が内側に突隆して形成されていると共にこの取付
    ボス(34A)に締付具(36)の挿通孔(34C)が
    貫設されていることを特徴とする請求項2に記載の旋回
    作業機における旋回台用プロテクタ。
  4. 【請求項4】 左右のクローラ形走行体(2L)(2
    R)を有する走行機体(3)上に、作業部(7)と運転
    操縦部(10)を装備して縦軸心廻りで旋回可能に支持
    されている旋回台(5)を備えている旋回作業機(1)
    において、 旋回最大軌跡(R1)より外方にはみでる旋回台(5)
    のコーナー部位(28)を外側方から覆うスカート立面
    部(32)と下方から覆う弯曲底面部(33)を備えて
    いるプロテクタ(30)を旋回台(5)に取着している
    とともに、ステップ面部(16R)とこのステップ面部
    (16R)から下方に延伸しているスカート立面部(3
    7)とを備えている外装体(14R)を備え、この外装
    体(14R)のスカート立面部(37)が前記プロテク
    タ(30)のスカート立面部(37)の外面部を覆って
    旋回台(5)に取着されていることを特徴とする旋回作
    業機における旋回台装置。
  5. 【請求項5】 プロテクタ(30)は鋳造によって作成
    されており、外装体(14R)は樹脂製又は板金製とさ
    れており、前記プロテクタ(30)のスカート立面部
    (32)の外面部に、水平方向(横方向)に延伸して突
    隆したリブ(35)又は垂直方向(縦方向)に延伸して
    突隆したリブ(35)を備え、このリブ(35)(3
    5)を外方に突出するためのリブ挿通部(37A)を外
    装体(14R)のスカート立面部(37)に開設してい
    ることを特徴とする請求項4に記載の旋回作業機におけ
    る旋回台装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載において、プロテ
    クタ(30)のスカート立面部(32)の外面部と、外
    装体(14R)のスカート立面部(37)の内面部との
    間にスキマ(T)が形成されていることを特徴とする旋
    回作業機における旋回台装置。
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