JP2001172994A - ハンドホールの接続構造及び固定板用拡張バンド - Google Patents

ハンドホールの接続構造及び固定板用拡張バンド

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JP2001172994A JP36101499A JP36101499A JP2001172994A JP 2001172994 A JP2001172994 A JP 2001172994A JP 36101499 A JP36101499 A JP 36101499A JP 36101499 A JP36101499 A JP 36101499A JP 2001172994 A JP2001172994 A JP 2001172994A
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handhole
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 固定板と可とう継手とをともに、ハンドホー
ルの外側から脱着可能に取付けることができ、固定板の
固定強度や水密性に優れたハンドホールの接続構造を得
る。 【解決手段】 ハンドホール2と、情報通信ケーブル用
内管3と、固定板4と、連結部材5と、固定板用拡張バ
ンド6とを備えたハンドホールの接続構造1で、この接
続構造1では、固定板用拡張バンド6が、剛性を有する
材料から、リングの形状に形成され円周の1箇所で切断
され、1対の切断端を有し横断面で見たとき、両側部か
ら削孔面2a側に向かって突出している1対の脚状部を
有し、前記両切断端の間に、固定板用拡張バンド6を拡
張した状態で固定しているスペーサが設けられ、固定板
用拡張バンド6の拡張によって、前記両脚状部の間が拡
がるように、固定板用拡張バンド6が弾性変形し、前記
両脚状部が前記削孔面に押しつけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信ケーブル
用内管を接続する固定板をハンドホールの削孔面に固定
する際に採用されるハンドホールの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、情報ボックス管路とハンドホー
ルとの接続状態を示す部分断面図である。図9に示すよ
うな情報ボックスの管路51の内部には、情報伝達等に
利用される光ケーブル52を敷設するために用いられる
内管が内蔵されている。この情報ボックス管路51は、
ハンドホール53に接続される。
【0003】ハンドホール53の内部には、配線の分岐
等に用いるクロージャー54等が設置されている。情報
ボックス管路51とハンドホール53との接続部55に
は、内管を固定するために固定板が用いられる。
【0004】情報ボックス管路とハンドホールの接続部
には、地盤の不同沈下や地震による地盤のひずみが発生
しても変位に追従し、水密性も維持できる可とう継手の
利用が進んでいる。かかる接続部に可とう継手を使用し
た例としては、図8がある。
【0005】図8は、従来のハンドホール接続構造の断
面図である。かかる接続構造41では、可とう継手42
が、削孔されたハンドホール43の削孔面43aに、ハ
ンドホール43の外側から取り付けられ、筒状のクサビ
44を押し込むことにより固定されている。この可とう
継手42には、外管45が接続され、締付バンド46で
固定され、外管45の内部には、内管47が複数本配設
され、内管47はコネクター48により固定板49に連
結固定されている。
【0006】図8の接続構造では、固定板49は、削孔
部周囲にドリル等で穴あけして設けたアンカープラグ5
0,50′により、ハンドホール43の内壁に固定され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように、固定板49をアンカープラグ50,50′
でハンドホール43の内壁に固定する方法では、アンカ
ープラグを挿入するための穴あけを行う際、ハンドホー
ル43の内壁に配設された鉄筋にあたって、穴あけが困
難となる。また、穴あけ時にハンドホール43の内壁に
クラックが発生して、このクラックから地下水が浸入し
たり、さらに、穴あけにより、ハンドホール43自体の
強度が低下するという問題があった。
【0008】本発明は、上述した従来の問題点を解決
し、情報通信ケーブル用内管を接続するための固定板
を、固定板用拡張バンドによって、ハンドホールの削孔
面に固定し、ハンドホール内壁への穴あけ及びアンカー
プラグでの固定を回避し、ハンドホールのクラック発生
や強度低下を防止することを課題とする。
【0009】また、本発明は、固定板と可とう継手とを
ともに、ハンドホールの外側から脱着可能に取付けるこ
とができ、固定板の固定強度や水密性に優れたハンドホ
ールの接続構造を得ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドホール
と、情報通信ケーブル用内管と、固定板と、連結部材
と、固定板用拡張バンドとを備えており、前記固定板が
前記内管挿入用の接続孔を有しており、前記固定板が前
記連結部材によって前記固定板用拡張バンドと連結され
ており、前記固定板が前記固定板用拡張バンドによって
前記ハンドホールの削孔面に固定されている、ハンドホ
ールの接続構造であって、前記固定板用拡張バンドが剛
性を有する材料から形成されており、前記固定板用拡張
バンドがリングの形状に形成されており、前記固定板用
拡張バンドが前記固定板用拡張バンドの円周の1箇所で
切断されており、前記固定板用拡張バンドが1対の切断
端を有しており、前記固定板用拡張バンドが、前記固定
板用拡張バンドを横断面で見たとき、前記固定板用拡張
バンドの両側部から前記削孔面側に向かって突出してい
る1対の脚状部を有しており、前記両切断端の間に、前
記固定板用拡張バンドを拡張した状態で固定しているス
ペーサが設けられており、前記固定板用拡張バンドの拡
張によって、前記両脚状部の間が拡がるように、前記固
定板用拡張バンドが弾性変形しており、前記両脚状部が
前記削孔面に押しつけられていることを特徴とする、ハ
ンドホールの接続構造及びかかる接続構造に用いる固定
板用拡張バンドである。
【0011】また、本発明は、ハンドホールと、情報通
信ケーブル用内管と、固定板と、連結部材と、固定板用
拡張バンドと、外管と、可とう継手と、可とう継手用拡
張バンドとを備えている、ハンドホールの接続構造であ
って、前記固定板が前記内管挿入用の接続孔を有してお
り、前記固定板が前記連結部材によって前記固定板用拡
張バンドと連結されており、前記固定板が前記固定板用
拡張バンドによって前記ハンドホールの削孔面に固定さ
れており、前記情報通信ケーブル用内管が前記外管内に
収納されており、前記外管と前記ハンドホールの前記削
孔面とが、前記固定板用拡張バンドの外側で、前記可と
う継手によって接続されており、前記可とう継手が、筒
状部と、拡張部と、前記筒状部と前記拡張部とを接続す
る連結部とを有しており、前記筒状部が前記外管の周囲
を被覆しており、前記拡張部が可とう継手用拡張バンド
によって拡張されており、前記拡張部が前記削孔面に圧
着されており、前記外管と前記削孔面との間が止水され
ていることを特徴とする、ハンドホールの接続構造であ
る。
【0012】本発明者は、固定板の固定強度や水密性に
優れたハンドホールの接続構造を得るため、種々の接続
構造について検討した。
【0013】その結果、本発明者は、図7に示すよう
な、ハンドホールの接続構造が、ハンドホール内壁への
穴あけ及びアンカープラグでの固定を回避でき、ハンド
ホールのクラック発生や強度低下を防止できることを突
き止めた(特願平11−097645号明細書参照)。
図7は、かかる接続構造の縦断面図である。
【0014】かかる接続構造31では、可とう継手のゴ
ム本体32がハンドホール33の内側から拡張バンド3
4により取り付けられ、可とう継手の筒状部35に外管
36が取り付けられた状態を示し、可とう継手のゴム本
体32は、拡張バンド34により押圧され、削孔面33
aに固定され、拡張バンド34と固定板37は連結材3
8で固定され、固定板37には、さや管39がコネクタ
ー40により連結固定されている。
【0015】かかる知見の下、本発明者は、更に、ハン
ドホールの接続構造について検討した。その結果、図7
の方式は、図8のごとく、固定板をハンドホール壁面に
アンカープラグで固定することがない方式であるが、図
8のようなハンドホールの外側よりゴム本体を固定する
方式には適用できない問題点があることが分かった。
【0016】図7及び図8のように、ゴム本体をクサビ
やバンドで機械的に固定するタイプは、ハンドホールの
成型工場でゴム本体を取り付けるのが一般的である。
【0017】ゴム本体をハンドホール内側より取り付け
る場合には、取付作業者が個々のハンドホールに入り、
取付作業を行うため、ゴム本体を外側より取付ける場合
と比べ、著しく作業性が劣る。
【0018】かかる知見の下、本発明者は、ハンドホー
ルの接続構造を更に詳細に検討したところ、情報通信ケ
ーブル用内管を接続するための固定板を、ハンドホール
の外側から固定板用拡張バンドでハンドホールの削孔面
に固定することによって、ハンドホール内壁への穴あけ
及びアンカー固定を回避し、ハンドホールのクラック発
生や強度低下を防止できるとともに、情報通信ケーブル
用内管を収納する外管とハンドホールの削孔面とを、ハ
ンドホールの外側から可とう継手用拡張バンドを用いて
可とう継手で接続することによって、作業性及び水密性
に優れたハンドホールの接続構造が得られることを突き
止め、本発明に至った。
【0019】また、本発明者は、かかる接続構造を更に
詳細に検討した。その結果、本発明者は、情報通信ケー
ブル用内管を挿入するための固定板を、ハンドホールの
外側から固定板用拡張バンドでハンドホールの削孔面に
固定する際、固定板の固定強度に著しい変動が生じるこ
とを見いだした。
【0020】拡張バンドは、剛性の材質から形成されて
おり、この拡張バンドをハンドホールの削孔面に拡張す
る場合、拡張力がある時点で急激に上がり、目標の拡張
力が得られた時点でストッパー等を用い、拡張バンドを
固定する必要がある。
【0021】しかし、本発明者の検討によれば、ストッ
パーの寸法が少しでも短いと、係止力が急激に低下する
ため、常に最適なストッパーを作成する必要があり、こ
れらの事態に対処するのは現実的には困難であることが
分かった。
【0022】また、本発明者の検討によれば、かかる拡
張バンドは、固定後に、バンドが押し引きの応力を受け
ると固定位置がずれ易い欠点もあることが分かった。
【0023】かかる知見の下、本発明者は、固定板用拡
張バンドについて詳細に検討した。その結果、本発明者
は、固定板用拡張バンドに、その両側部からハンドホー
ルの削孔面側に向かって突出している1対の脚状部を設
け、拡張によって、これらの脚状部の間が拡がるように
弾性変形させ、両脚状部がハンドホールの削孔面に押し
つけられるようにすることで、固定板の固定強度が著し
く高まることを突き止め、本発明を完成させた。
【0024】本発明の固体板用拡張バンドによれば、脚
状部がハンドホールの削孔面に食い込むように押圧さ
れ、十分な係止力を得るとともに、拡張に伴い、脚状部
が拡がるように変形することにより、拡張幅の範囲を確
保することができるため、ストッパーは拡張幅の範囲内
の寸法を準備すれば良く、脚状部の変形時のバネ応力で
バンドの係止力を高いレベルで保持できるため、内管の
熱膨張や収縮による固定板への押し込みや引き込みにも
耐え、固定板の安定した据付位置を確保できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。図1は、本発明の一例のハンドホール
の接続構造の縦断面図である。図2は、本発明にかかる
一例の固定板と固定板用拡張バンドとの連結構造の斜視
図である。図3は、図2の連結構造の部分側面図であ
る。図4(a)〜(c)は、本発明の一例の固定板用拡
張バンドが拡張及び固定される様子を示す図である。図
5は、本発明の他の例の固定板用拡張バンドの斜視図で
ある。図6は、本発明の更に他の例の固定板用拡張バン
ドの斜視図である。
【0026】図1に示すように、本発明の一例のハンド
ホールの接続構造1は、ハンドホール2と、情報通信ケ
ーブル用内管3と、固定板4と、連結部材5と、固定板
用拡張バンド6と、外管7と、可とう継手8と、可とう
継手用拡張バンド11とを備えている。
【0027】このハンドホールの接続構造1は、図2及
び図3に示すように、固定板4が内管挿入用の接続孔1
0を有しており、固定板4が連結部材5によって固定板
用拡張バンド6と連結されている。
【0028】固定板4は、図1に示すように、固定板用
拡張バンド6によって、ハンドホール2の削孔面2aに
固定されている。情報通信ケーブル用内管3は、外管7
内に収納されており、外管7とハンドホール2の削孔面
2aとが、固定板用拡張バンド6の外側で、可とう継手
8によって接続されている。
【0029】可とう継手8は、筒状部8aと、拡張部8
bと、筒状部8aと拡張部8bとを接続する連結部8c
とを有しており、筒状部8aが外管7の周囲を被覆し、
拡張部8bが可とう継手用拡張バンド11によって拡張
されており、拡張部8bが削孔面2aに圧着されてお
り、外管7と削孔面2aとの間が止水されている。
【0030】本発明では、図1〜図6に示すような固定
板用拡張バンド6,12,13を用いることができる。
かかる固定板用拡張バンド6,12,13は、情報通信
ケーブル用内管3を接続する固定板4をハンドホール2
の削孔面2aに固定するためのものである。
【0031】本発明の固体板用拡張バンド6,12,1
3は、剛性を有する材料から形成されており、リングの
形状に形成されている。固定板用拡張バンド6,12,
13は、固定板用拡張バンド6,12,13の円周の1
箇所で切断されており、1対の切断端6a,6b,12
a,12b,13a,13bを有している。
【0032】固定板用拡張バンド6,12,13は、横
断面で見たとき、両側部から削孔面側に向かって突出し
ている1対の脚状部6c,6d,12c,12d,13
c,13dを有している。固定板用拡張バンド6,1
2,13は、拡張によって、両脚状部6c,6d,12
c,12d,13c,13dの間が拡がるように弾性変
形し、両脚状部6c,6d,12c,12d,13c,
13dが削孔面2aに押しつけられる。
【0033】本発明の固定板用拡張バンドは、脚状部が
応力を受け弾性変形するため、拡張力及び拡張量の調整
ができ、常に安定した固定板の固定状態が得られるもの
である。
【0034】本発明の一例の固定板用拡張バンド6は、
図4(a)〜(c)に示すように、弾性変形させること
ができる。図2及び図4(a)に示すように、固定板用
拡張バンド6には、切断端6a,6bのそれぞれの近傍
に、拡張冶具挿入口14,14′を有することができ
る。
【0035】図4(b)に示すように、拡張冶具15の
ツメ16を固定板用拡張バンド6の切断端6a,6bの
近傍にある拡張冶具挿入口14,14′に差し込み、油
圧ポンプ17及びジャッキ18でツメ16を押し広げた
後、挿入口14,14′の間の隙間19に、図4(c)
のごとくストッパー20を挿入し、油圧ポンプ17の圧
力を落として、ツメ16を抜き、固定板用拡張バンド6
を拡張固定する。
【0036】この時、固定板用拡張バンド6の両脚状部
6c,6dは、図4(b)及び図4(c)に示すよう
に、両脚状部6c,6dが拡張に伴い拡がり、弾性変形
した状態6e,6fとなり固定される。
【0037】図5に示す他の形態の固定板用拡張バンド
12では、脚状部12c,12dが鋸歯状に突出してお
り、ハンドホールの削孔面への喰いこみが改善され、係
止力が高まるとともに、脚状部の変形時のバネ応力でバ
ンドの係止力を高いレベルで保持できる。
【0038】図6に示す更に他の形態の固定板用拡張バ
ンド13では、横断面で見たとき、脚状部13c,13
dの間に屈曲部13e,13fを有しており、脚状部1
3c,13dの拡がりに伴って屈曲部も左右に拡がる。
かかる固定板用拡張バンド13では、拡張バンドの剛性
が上がり、ハンドホールの削孔面への固定強度が上がる
と共に、固定板用拡張バンドに大きな拡張力が必要な場
合にも、係止力を十分に高いレベルで保持できる。
【0039】本発明では、図1に示すように、可とう継
手の筒状部には、外管7が挿入され、締付バンド21で
締付け固定することができる。本発明では、これによっ
てハンドホール2の接続構造1の水密性を維持すること
ができる。
【0040】また、本発明では、図1に示すように、外
管7には、リブパイプを使用することができる。外管7
の内部には、複数の内管3を配設することができる。内
管3の端部は、コネクター22で固定板4に接続固定す
ることができる。
【0041】かかる外管7は、埋設後に土圧等を受け沈
下する恐れがある。そのため、ハンドホール2の削孔面
2aには、外管7の端部7aを受ける受台23を設ける
ことができる。かかる受台23は、高硬度ゴム等の衝撃
吸収性能を有するものが望ましい。
【0042】本発明では、固定板用拡張バンド6と固定
板4との連結のために、連結部材5を用いる。この際、
図3に示すように、連結部材5の一方の端部5aを、固
定板用拡張バンド6の平坦部6gに溶接等によって強固
に固定することができる。
【0043】本発明では、図2及び図3に示すように、
固定板4には、さや管等の内管をコネクター等で固定板
に接続固定するための接続孔10を、内管の数に応じて
開けることができる。
【0044】また、本発明では、図2及び図3に示すよ
うに、固定板4には、ボルト等の連結部材5を貫通し、
固定するための連結部材用孔24を、連結部材5の数に
応じて開けることができる。また、連結部材5を連結部
材用孔24内で固定する際には、ナット25,25′等
で位置調整することができる。
【0045】このようにして接続固定される固定板は、
固定板用拡張バンドと脱着可能である。かかる脱着可能
な接続固定では、外管や、さや管等の内管の配管作業時
には、固定板を取り除いておき、ハンドホール内部に管
を出し入れする管の長さ調整作業の後に、固定板を取り
付け、内管を固定できるため、配管作業が迅速で確実に
できる。
【0046】本発明では、固定板、固定板用拡張バンド
及び連結部材には、ステンレス材を用いることが望まし
いが、腐食し難い高強度のプラスチック材料や防錆処理
鋼材等も使用できる。
【0047】このように、本発明においては、ハンドホ
ール壁に穴あけしないため、ハンドホール壁のクラック
や強度低下が発生することがなく、ハンドホールの外側
から固定板及び可とう継手を着脱可能に取り付けること
ができるため、作業も簡単・確実で安定したハンドホー
ルの接続構造が構築される。
【0048】
【発明の効果】本発明のハンドホールの接続構造によれ
ば、可とう継手ゴム本体とハンドホールとを、ハンドホ
ールの外側から接続することができ、作業性が格段に優
れる。
【0049】また、本発明の固体板用拡張バンドによれ
ば、脚状部がハンドホールの削孔面に食い込むように押
圧され、十分な係止力を得るとともに、拡張に伴い、脚
状部が拡がるように変形することにより、拡張幅の範囲
を確保することができ、脚状部の変形時のバネ応力でバ
ンドの係止力を高いレベルで保持できるため、内管の熱
膨張や収縮による固定板への押し込みや引き込みにも耐
え、固定板の安定した据付位置を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例のハンドホールの接続構造の縦
断面図である。
【図2】 本発明にかかる一例の固定板と固定板用拡張
バンドとの連結構造の斜視図である。
【図3】 図2の連結構造の部分側面図である。
【図4】 (a)は、本発明の一例の固定板用拡張バン
ドが拡張する前の状態の図である。(b)は、本発明に
かかる一例の拡張治具を挿入した様子を示す図である。
(c)は、本発明の一例の固定板用拡張バンドが拡張及
び固定される様子を示す図である。
【図5】 本発明の他の例の固定板用拡張バンドの斜視
図である。
【図6】 本発明の更に他の例の固定板用拡張バンドの
斜視図である。
【図7】 一例の接続構造の縦断面図である。
【図8】 従来のハンドホール接続構造の断面図であ
る。
【図9】 情報ボックス管路とハンドホールとの接続状
態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドホールの接続構造 2,33,43,53 ハンドホール 2a,33a,43a 削孔面 3 情報通信ケーブル用内管 4,37,49 固定板 5 連結部材 6,12,13 固定板用拡張バンド 6a,6b,12a,12b,13a,13b 切断端 6c,6d,12c,12d,13c,13d 脚状部 6g 平坦部 7,36,45 外管 8,42 可とう継手 8a,35 筒状部 8b 拡張部 8c 連結部 9 可とう継手用拡張バンド 10 接続孔 11 可とう継手用拡張バンド 13e,13f 屈曲部 14,14′ 拡張冶具挿入口 15 拡張冶具 16 ツメ 17 油圧ポンプ 18 ジャッキ 19 隙間 20 ストッパー 21 締付バンド 22,40,48 コネクター 23 受台 24 連結部材用孔 25,25′ ナット 31 接続構造 32 ゴム本体 34 拡張バンド 38 連結材 39 さや管 41 接続構造 44 クサビ 46 締付バンド 50,50′ アンカープラグ 51 情報ボックスの管路 52 光ケーブル 54 クロージャー 55 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 忠 広島県福山市箕島町南丘5351番地 早川ゴ ム株式会社内 Fターム(参考) 2D047 BA27 3H023 AA05 AB07 AC75 AD08 AD26 5G369 AA05 BA06 DC14 DD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドホールと、情報通信ケーブル用内
    管と、固定板と、連結部材と、固定板用拡張バンドとを
    備えており、前記固定板が前記内管挿入用の接続孔を有
    しており、前記固定板が前記連結部材によって前記固定
    板用拡張バンドと連結されており、前記固定板が前記固
    定板用拡張バンドによって前記ハンドホールの削孔面に
    固定されている、ハンドホールの接続構造であって、 前記固定板用拡張バンドが剛性を有する材料から形成さ
    れており、前記固定板用拡張バンドがリングの形状に形
    成されており、前記固定板用拡張バンドが前記固定板用
    拡張バンドの円周の1箇所で切断されており、前記固定
    板用拡張バンドが1対の切断端を有しており、前記固定
    板用拡張バンドが、前記固定板用拡張バンドを横断面で
    見たとき、前記固定板用拡張バンドの両側部から前記削
    孔面側に向かって突出している1対の脚状部を有してお
    り、前記両切断端の間に、前記固定板用拡張バンドを拡
    張した状態で固定しているスペーサが設けられており、
    前記固定板用拡張バンドの拡張によって、前記両脚状部
    の間が拡がるように、前記固定板用拡張バンドが弾性変
    形しており、前記両脚状部が前記削孔面に押しつけられ
    ていることを特徴とする、ハンドホールの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記固定板用拡張バンドを横断面で見た
    とき、前記固定板用拡張バンドが前記両脚状部の間に屈
    曲部を有していることを特徴とする、請求項1記載のハ
    ンドホールの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記固定板用拡張バンドを側面から見た
    とき、前記両脚状部が周方向に鋸歯状に突出しているこ
    とを特徴とする、請求項1又は2記載のハンドホールの
    接続構造。
  4. 【請求項4】 前記情報通信ケーブル用内管が外管内に
    収納されており、前記外管と前記ハンドホールの前記削
    孔面とが、前記固定板用拡張バンドの外側で、可とう継
    手によって接続されており、前記可とう継手が、筒状部
    と、拡張部と、前記筒状部と前記拡張部とを連結する連
    結部とを有しており、前記筒状部が前記外管の周囲を被
    覆しており、前記拡張部が可とう継手用拡張バンドによ
    って拡張されており、前記拡張部が前記削孔面に圧着さ
    れており、前記外管と前記削孔面との間が止水されてい
    ることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項記載
    のハンドホールの接続構造。
  5. 【請求項5】 ハンドホールと、情報通信ケーブル用内
    管と、固定板と、連結部材と、固定板用拡張バンドと、
    外管と、可とう継手と、可とう継手用拡張バンドとを備
    えている、ハンドホールの接続構造であって、 前記固定板が前記内管挿入用の接続孔を有しており、前
    記固定板が前記連結部材によって前記固定板用拡張バン
    ドと連結されており、前記固定板が前記固定板用拡張バ
    ンドによって前記ハンドホールの削孔面に固定されてお
    り、前記情報通信ケーブル用内管が前記外管内に収納さ
    れており、前記外管と前記ハンドホールの前記削孔面と
    が、前記固定板用拡張バンドの外側で、前記可とう継手
    によって接続されており、前記可とう継手が、筒状部
    と、拡張部と、前記筒状部と前記拡張部とを接続する連
    結部とを有しており、前記筒状部が前記外管の周囲を被
    覆しており、前記拡張部が可とう継手用拡張バンドによ
    って拡張されており、前記拡張部が前記削孔面に圧着さ
    れており、前記外管と前記削孔面との間が止水されてい
    ることを特徴とする、ハンドホールの接続構造。
  6. 【請求項6】 情報通信ケーブル用内管を挿入する固定
    板をハンドホールの削孔面に固定するための、固体板用
    拡張バンドであって、 前記固定板用拡張バンドが剛性を有する材料から形成さ
    れており、前記固定板用拡張バンドがリングの形状に形
    成されており、前記固定板用拡張バンドが前記固定板用
    拡張バンドの円周の1箇所で切断されており、前記固定
    板用拡張バンドが1対の切断端を有しており、前記固定
    板用拡張バンドが、前記固定板用拡張バンドを横断面で
    見たとき、前記固定板用拡張バンドの両側部から前記削
    孔面側に向かって突出している1対の脚状部を有してお
    り、前記固定板用拡張バンドの拡張によって、前記両脚
    状部の間が拡がるように、前記固定板用拡張バンドが弾
    性変形し、前記両脚状部が前記削孔面に押しつけられこ
    とを特徴とする、固定板用拡張ハンド。
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