JP2001172931A - 土嚢袋 - Google Patents

土嚢袋

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JP2001172931A
JP2001172931A JP36102399A JP36102399A JP2001172931A JP 2001172931 A JP2001172931 A JP 2001172931A JP 36102399 A JP36102399 A JP 36102399A JP 36102399 A JP36102399 A JP 36102399A JP 2001172931 A JP2001172931 A JP 2001172931A
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Choji Shimoyama
肇治 下山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】土砂等を充填した際に、持ち運びが容易で、形
状が安定し、固定が容易な使い勝手のよい土嚢袋を提供
する。 【解決手段】土嚢袋1は、略直方体状の袋部10、第一
部材、第二部材からなる。第一部材は、上胴部10a
と、上胴部10aと対向する胴部とをそれぞれ貫通する
2組の穴13と、2組の穴13をすべて通る環状の紐で
ある環状紐部12からなる。また、第二部材は、第一側
胴部10cと、第一側胴部10cと対向する胴部とをそ
れぞれ貫通する1組の穴15と、1組の穴15をすべて
通る紐である線状紐部16からなる。そして、第一部材
及び第二部材は、それぞれ袋部10の長手方向を略4等
分する3カ所に設けられている。また、それぞれの穴1
3,15の周囲にはその穴を補強する補強部14を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】土嚢袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内部に土砂等を入れ、河岸等
に積み上げる等して利用される土嚢袋が知られている。
これらの土嚢袋は、例えば略長方形状の袋で、片側の短
辺は開口しており、この開口部から土砂等を入れること
ができる。また、土砂等を入れた後、この開口部を紐等
の閉止部材によって閉じることで、内部の土砂等をこぼ
すことなく運搬して設置することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、土嚢袋
の内部に土砂等を入れ土嚢を形成した場合には、一般的
に、入れた土砂の重量のため、作業者が軽々と土嚢を運
ぶことができない場合が多い。そのため、通常は抱えて
運んだり、内部に土砂等の詰まっていない部分を掴んで
運んでいる。しかし、土嚢袋への土砂等の充填作業は、
地面に袋をおいて行うことが多いため、土嚢袋の外部に
も土砂等が付き、抱えると衣服等が泥まみれになってし
まうという問題があった。また、内部に土砂等の詰まっ
ていない部分は、入れた土砂の量等によって一定しない
ため、毎回持つ場所を考えて掴む必要があった。また土
砂を土嚢袋一杯に入れてしまうとこの部分が無くなって
しまうことがあり、そもそもこの持ち方をすることがで
きない。そして、このような部分は指で掴んで持つこと
が多いため、袋が滑ってしまい、重量のある土嚢を運搬
中に落としてしまうことがあった。
【0004】また、これらの土嚢を設置する際には、設
置した土嚢が移動するのを防止するため、ロープ等で土
嚢を固定している。しかし、従来の土嚢袋による土嚢
は、運搬時及び設置時等に、固定することが困難な場合
があった。例えば土嚢をロープで縛るなどして固定する
ことが可能であるが、一般的に土嚢袋は、土砂を入れた
状態では端部付近よりも中央部付近が盛り上がるため、
単にロープを輪にして縛っただけでは、周囲の長さの違
いによって簡単にロープが外れてしまうという問題があ
る。一方、外れないように掛けようとすると、ロープを
掛けるのに非常に手間がかかってしまう。
【0005】そこで本発明は、土砂等を充填した際に、
持ち運びが容易で、形状が安定し、固定が容易な使い勝
手のよい土嚢袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
目的を達成するためになされた請求項1に記載の土嚢袋
によれば、一端が開口し内部に土砂等を入れることがで
きる袋部と、袋部に取り付けられた第一部材とからな
る。そして、第一部材は、穴と紐とからなる。穴は、袋
部の対向する胴部をそれぞれ外部から内部へと貫通する
ように設けられている。そしてこの穴は2組設けられて
いる。つまり、袋部は2組4つの穴を備える。そして、
この4つの穴すべてを通る紐を有する。この紐は環状に
形成される。
【0007】このような土嚢袋によれば、袋部の一方の
側の胴部に開けられた2つの穴から袋部の外部に環状の
紐の一部が露出する。また、その胴部に対向する側の胴
部からも同様に環状の紐の一部が外部に露出する。よっ
て、袋部の内部に、例えば土砂等の内容物を充填し、開
口した部分を閉じて土嚢とした場合に、この露出した紐
には、様々なものを掛けることができる。
【0008】例えば、紐には手を掛けることができる。
つまり、片手で片側の紐を持ったり、両手で両側の紐を
それぞれ持って、持ち上げたり、運んだりすることがで
きる。そのため、土嚢の持ち運びがきわめて容易にな
る。また、抱えなくても持ち運びが容易にできるため泥
もまみれになることもなく、紐を手で握ることができる
ので、滑って落としてしまう可能性も低くなる。
【0009】この効果をより発揮させるためには、紐の
長さを袋部に適正に内容物を充填した際に紐と袋部の間
にちょうど手の入る程度の隙間ができるようにするとよ
い。また、この紐には様々なものを係止することができ
る。すなわち、他の物を土嚢によって固定したり、逆に
他の支持材に土嚢を固定したり、土嚢同士を固定するこ
とも容易となる。つまり、いちいち土嚢自体にロープを
掛けたりする必要もなく、紐にロープを掛ければ簡単に
固定することができる。また、この紐と土嚢袋との間に
は棒を通すこともできる。よって、棒に複数の土嚢を通
して運んだり、土嚢で棒を固定したり、土嚢を棒で固定
したりすることも簡単にできる。
【0010】さらに、例えば袋部に土砂等を適正量以上
に入れた場合や土嚢を地面等に落下させた場合には、内
部の土砂等の圧力によって土嚢袋が破れることがあっ
た。しかし、このようにすれば、内部の土砂等の圧力に
よって袋部が広がった場合に、環状の紐によって袋部を
締め付け易くなり、圧力は紐に大きくかかる。そのため
袋部の膨張を抑えることができる。つまり、内容物の圧
力によって破れる可能性を低く抑えることができる。ま
た、膨張を抑えることで形状が安定する。特に、紐の長
さは袋部に適正量以上に内容物を充填した際に袋に密着
する程度の長さにしてもよい。
【0011】以上のような第一部材は袋部のどの場所に
あってもよい。また、第一部材は複数備えるようにする
とよい。複数備えることで、複数の紐によってさらに土
嚢の運搬や固定が容易になり、形状もさらに安定し、破
れにくくなる。よって、請求項2に示すように、第一部
材は、袋部の内容物を入っている場合の袋部長手方向両
端寄りの部分にそれぞれ取り付けるとよい。このように
すれば、両端寄りの紐をそれぞれ右手と左手で持って運
ぶことができる。また、2人で運ぶ際にも、各自がそれ
ぞれ一方の端の紐を持って運ぶことができる。そのた
め、さらに安定して容易に運ぶことができる。
【0012】また、例えば両端寄りの2つの紐をそれぞ
れの手で握り、土嚢を持ち上げて水平にして水平方向に
揺することで、袋部の内容物を袋内で一様にすることが
できる。このようにすれば、例えば、土嚢を積む際に、
一方の端に土砂等が偏ってしまい水平に積むことができ
ないという問題を解消することができる。すなわち、土
嚢の形状を一定に保って積むことができるため、積んだ
際に崩れにくく、きれいで見栄えもよい。
【0013】また、請求項3に示すように、第一部材
を、n箇所に設け(nは1以上の整数)、袋部に内容物
を入れた際の長手方向の長さをn+1等分する位置付近
にそれぞれ取り付けるとよい。このようにすれば、等間
隔で袋部が締め付けられ易くなるため、形状が安定し、
積みやすくなり、見栄えも良くなる。
【0014】例えばnを1とすれば、第一部材は袋部に
内容物を入れた際の長手方向の長さを略2等分する位置
に取り付けられることになる。この場合には、袋部に内
容物を入れた部分の長手方向のほぼ中間部分に環状の紐
が取り付けられるため、土嚢を持ち上げた際、左右の重
量がほぼ等しくなり土嚢を水平に保って運ぶことができ
る。そして、このようにすれば、土嚢の中央部付近が盛
り上がることを抑えることもできる。また、例えばnを
2とすれば、第一部材は2カ所にとりつけられることに
なり、袋部に内容物を入れた際の長手方向の長さを略3
等分する位置に取り付けられることになる。
【0015】以上述べたように環状に紐を形成すると、
優れた効果を奏するが、請求項4に示すように、対向す
る胴部をそれぞれ外部から内部へと貫通する1組の穴
と、その1組の穴を通る紐を有する第二部材を備えるよ
うにしてもよい。このようにすれば、例えば、この紐を
支持材等に固定することで土嚢を固定することができ
る。
【0016】この紐は、請求項5に示すようにその両端
に、穴より広い幅を持つストッパー部を備えるとよい。
こうすることで、紐が袋部から抜けなくなる。また、請
求項6に示すように、紐の両端には外部と掛止可能な掛
止部を備えてもよい。例えば、紐を輪のようにしてもよ
いし、フック等を付けてもよい。このようにすることで
土嚢を容易に固定等することができる。
【0017】また、第二部材は、請求項7に示すよう
に、n箇所に設けられ(nは1以上の整数)、袋部に内
容物を入れた際の長手方向の長さをn+1等分する位置
付近にそれぞれ取り付けるとよい。例えば、nを1とす
れば、袋部に内容物を入れた際のほぼ中央に第二部材が
取り付けられることとなり、土嚢の中央部が広がること
を押さえられる。また、nを2以上とすれば、複数の箇
所で押さえられるためさらに形状が安定する。そして、
等間隔で袋部が締め付けられ易くなるため、さらに形状
が安定して積みやすくなり、見栄えも良くなる。また、
複数の箇所で、他の部材等に固定することが可能となる
ため、土嚢を安定して設置することができる。
【0018】以上述べたように、第一部材を備えた土嚢
袋と第二部材を備えた土嚢袋はそれぞれに有効な効果を
発揮するが、請求項8に示すように、第一部材と第二部
材の両方を備えるようにしてもよい。このようにすれ
ば、請求項1〜3に記載した第一部材による上述の効果
と、請求項4〜7に記載した第二部材による効果とを両
方共に具備する土嚢袋を得ることができる。また、両者
を備えることで、作業者は自由にそれぞれの紐を利用す
ることができる。よって、さらに使い勝手のよい土嚢袋
となる。
【0019】さて、以上述べてきた紐については、袋部
に適正に内容物を充填して土嚢を形成したときに、紐を
持って土嚢を持ち上げても切れない紐であればどのよう
なものでもよい。また、請求項9に示すように、紐は伸
縮可能な素材であってもよい。例えば、紐の一部または
全部をゴムにしてもよい。このようにすれば、土嚢を形
成した際に、紐を伸ばして他の支持材等に掛けることが
でき、掛けた後は収縮する力によって、土嚢と支持材等
が固定される。
【0020】そして、請求項10に示すように、紐の通
るそれぞれの穴の周囲には、穴を補強する補強部を備え
るとよい。このようにすれば、袋部が穴の部分から破れ
るのを防ぐことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうること
は言うまでもない。以下、適宜図面を参照して説明す
る。
【0022】図1は、本実施例の土嚢袋1の斜視図であ
り、袋部10の内部に土砂等が充填されてない状態を示
す図である。また、図2(a)は図1のA−A端面図で
あり、図2(b)は図1のB−B端面図である。そし
て、図3は、図1の土嚢袋1の開口部19から土砂等を
充填し、綴部30で縫いつけて構成される土嚢2を示す
ものである。
【0023】土嚢袋1は、図1に示すように、開口部1
9が開口する略直方体状の袋部10を備える。袋部10
は、上胴部10aと、上胴部10aに対向する下胴部1
0bと、上胴部10aと下胴部10bに略垂直な第一側
胴部10c及び第二側胴部10dと、開口部に対向する
第三側胴部とからなる。
【0024】そして、図1及び図2(a)に示すよう
に、上胴部10aと下胴部10bには、それぞれの胴部
10a,10bの外面から袋部10内部の空洞部18へ
と貫通する二組の穴13(計4カ所)が設けられてい
る。そして、これら4カ所の穴13をすべて通るように
紐を通し、その紐の両端を接合して環状紐部12を形成
する。なお、環状紐部12の長さは、袋部10に適正に
土砂等を充填した際に、袋部10の外部に露出する部分
(12a及び12b)に若干余裕がある程度とする。
【0025】土嚢袋1には、このような4カ所の穴13
と、環状紐部12とからなる第一部材が、図1に示すよ
うに、袋部10の長手方向を4等分する位置付近の計3
カ所に設けられている。また、図1及び図2(b)に示
すように、第一側胴部10cと第二側胴部10dには、
それぞれの胴部の外面から空洞部18へと貫通する一組
の穴15(計2カ所)が設けられている。そして空洞部
18を介してこれら2カ所の穴15を線状に通した紐で
ある線状紐部16を有する。線状紐部16の両端は、袋
部10の外部にあり、その両端にはそれぞれストッパー
部17を設けている。このストッパー部17は線状紐部
16の両端付近を結んだものである。よって、穴15の
径よりも大きな幅を持っている。そのため、線状紐部1
6の一端を引っ張っても袋の穴15からは抜けない。
【0026】このように、2カ所の穴15と両端にスト
ッパー部17を備えた線状紐部16とからなる第二部材
が、図1に示すように袋部10には3カ所に設けられて
いる。それぞれの第二部材の取り付け位置は、環状紐部
12が中空部18を通る位置に、線状紐部16が隣接し
て通る位置である。
【0027】なお、穴13,15の直径は、それぞれ上
述の環状紐部12と線状紐部16の直径とほぼ等しい。
そのため、土砂等を充填した場合に穴13,15から土
砂等が漏れることはない。また、それぞれの穴13,1
5の周囲にはその穴13,15を補強するための環状の
部材である補強部14を有する。補強部14は袋部10
に開けれた穴13,15を補強するための環状の部材で
あり、環の中心を袋部10に開けられた穴13,15に
合わせてそれぞれ袋部10の外面から接着している。こ
うすることで穴13,15から袋部10が破れることを
防止することができる。
【0028】このような構成の土嚢袋1によれば、図3
に示すように、土嚢袋1に土砂等を充填し、開口部19
を綴部30で綴じて土嚢2とした場合に、次のような効
果が得られる。まず、図2(a)に示すように、作業者
は環状紐部12が袋部10の外部に露出した部分12a
または12bを持って土嚢2を運搬することができる。
このとき、片手で任意の1つの環状紐部12を持って運
ぶことが可能である。また、両手で任意の2つの環状紐
部12を持って運ぶこともできる。よって、土嚢2の持
ち運びがきわめて容易となる。
【0029】そして袋部10に土砂等を適正量以上に入
れすぎた場合や、土嚢2を投げて地面に落下した場合な
どには、環状紐部12が袋部10の膨張を抑止するよう
に働くため、袋部10が土圧によって破れることを防止
することができる。また、開口部19を上側にして、土
砂等を土嚢袋1に入れた場合に、下側から土砂等が堆積
していくが、このとき下側の環状紐部12が、袋部10
の膨張を抑えるように働く。そのため、土砂等を入れる
際に開口部19を上側にして入た場合に袋部10の下側
に土砂が多く堆積してしまい上側に土砂等があまり入ら
ないという事態を防ぐことができる。つまり、均一に土
砂等を充填することができる。そして、さらに、図3に
示す充填後に、例えば両端寄りの2つの環状紐部12を
それぞれの手で持って土嚢2を持ち上げて水平にし、水
平方向に揺することで、袋部10の内容物を袋内で一様
にすることができる。このようにすれば、土嚢2を積む
際に、一方の端に土砂等が偏ってしまい水平に積むこと
ができないという問題を解消することができる。すなわ
ち、複数の土嚢2の形状を一定に保って積むことができ
るため、積んだ際に崩れにくく、見栄えも良くなる。例
えば、ゴルフ場などで土嚢を積む場合には、崩れにく
く、見栄え良く積めるため、大変便利である。
【0030】さらに、例えば、環状紐部12の袋部10
の外部に露出する部分12aまたは12bと袋部10と
の間に棒や紐などを通して、固定したり、まとめて縛る
ことができる。また、環状紐部12にフック等を掛けて
固定したり吊り下げたりすることも容易である。勿論、
複数の土嚢2をこのようにしてまとめたり固定すること
もできる。例えば、複数の土嚢2を積む際にロープ等を
この環状紐部12に通して固定すれば、前述のように形
状が均一であるのと相まってさらに強固な堤防等を築く
ことができる。
【0031】以上の述べた、環状紐部12に関する効果
は、線状紐部16に関してもいえる。すなわち、線状紐
部16の袋部10の外部に露出した部分16a,16b
や、ストッパー部17を持つことができるため持ち運び
が容易となる。また、これらの部分を他の部材に引っか
けるなどして固定することができるため、固定も容易と
なる。また、ストッパー部17によって、袋部10の膨
張を抑え、側胴部が破れる可能性を小さくすることがで
きる。また、袋部10の膨張を抑えることで、均一一様
な形状となり、積んだ際に崩れにくくなる。
【0032】そして、環状紐部12と線状紐部16の双
方を備えることで、両者の効果を備えた使い勝手のよい
土嚢袋1となっている。なお本実施例においては、綴部
30は、縫いつけることとしたが、紐等で縛っても良
い。また、綴じ針等で留めてもよいし、圧着、接着等し
てもよい。また、土嚢袋1の開口部19の周囲に口紐を
設け、その口紐を引くと開口部が縮径して結ぶことが可
能な構成にしてもよい。
【0033】袋部10は略長方体状としたが、袋状であ
ればどのような形状でもよい。また、土嚢袋1のそれぞ
れの部材の材質は、上述の機能を発揮できる材質であれ
ばどのようなものでもよい。例えば、ポリエチレン・ポ
リプロピレン・塩化ビニル等の樹脂や、麻等の繊維にす
るとよい。また、例えば、天然繊維や生分解性プラスチ
ック等を用いれば、土嚢を撤去し忘れた場合などにも、
土嚢袋1は自然に分解されるため環境にもやさしい。
【0034】補強部14は、袋部10の外面上に取り付
けることとしたが、内面に取り付けてもよい。また、両
面に取り付けてもよい。さらに、補強部14は、後から
取り付けることとしたが、袋部10と一体に形成しても
よい。例えば、合成樹脂等によれば、補強部14を袋部
10と同時に形成できる。
【0035】ストッパー部17に関しては、紐を結んで
形成することとしたが、穴13,15を環状紐部12、
線状紐部16がそれぞれ抜けない構成であればどのよう
なものでもよい。なお、本実施例においては、原則的に
請求項に記載の用語に対応する部分に関して同一の用語
を使用している。よって同一でない用語について対応関
係を説明すると、本実施例において環状紐部12が環状
の紐に相当し、線状紐部16が請求項4の「1組の穴を
すべて通る紐」に相当する。 [別実施例] (1)上記実施例においては、線状紐部16の両端には
ストッパー部17を備えることとしたが、さらにフック
等を取り付けるとよい。このようにすれば、土嚢を他の
土嚢や、支持材等に掛けるのが容易となる。またフック
等がストッパー部の役割を兼務するようにしてもよい。 (2)環状紐部12と線状紐部16は、例えばゴム等の
伸縮可能なものとしてもよい。このようにすれば、土嚢
を形成した際に、紐を伸ばして他の支持材等に掛けるこ
とができ、掛けた後は収縮する力によって、土嚢と支持
材等が固定されるようになるため、このような用途の場
合にはさらに使い勝手が良くなる。 (3)上記実施例においては、第一部材は、3カ所に設
けているが、その数は任意である。例えば、図4(a)
に示すように2カ所としてもよい。また、図4(b)に
示すように1カ所としてもよい。第二部材についても同
様にその数は任意である。例えば、図4(a)に示すよ
うに、第一部材を2カ所に設け、第一部材を3カ所に設
けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の土嚢袋の斜視図である。
【図2】 実施例の土嚢袋の端面図である。
【図3】 実施例の土嚢の斜視図である。
【図4】 別実施例の土嚢袋の斜視図である。
【符号の説明】
1…土嚢袋 2…土嚢 10…袋部 10a…上胴部 10a…上胴部 10b…下胴部 10c…第一側胴部 10c…第二側胴
部 10d…第三側胴部 12,12a,12b…環状紐部 13,15…穴 14…補強部 16,16a,16b…線状紐部 17…ストッパー部 18…空洞部 18…中空部 19…開口部 30…綴部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が開口した袋部と、 前記袋部に取り付けられた第一部材とを備える土嚢袋で
    あって、 前記第一部材は、 前記袋部の対向する胴部をそれぞれ外部から内部へと貫
    通する2組の穴と、 前記2組の穴をすべて通る環状の紐とを有することを特
    徴とする土嚢袋。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の土嚢袋において、 前記第一部材は、前記袋部に内容物が入っている状態の
    場合の袋部長手方向の両端寄りの部分にそれぞれ取り付
    けられていることを特徴とする土嚢袋。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の土嚢袋におい
    て、 前記第一部材は、n箇所に設けられ(nは1以上の整
    数)、前記袋部に内容物を入れた際の長手方向の長さを
    n+1等分する位置付近にそれぞれ取り付けられている
    ことを特徴とする土嚢袋。
  4. 【請求項4】一端が開口した袋部と、 前記袋部に取り付けられた第二部材とを備える土嚢袋で
    あって、 前記第二部材は、 前記袋部の対向する胴部をそれぞれ外部から内部へと貫
    通する1組の穴と、 前記1組の穴をすべて通る紐とを有することを特徴とす
    る土嚢袋。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の土嚢袋において、 前記紐の両端にはそれぞれ前記穴の直径より広い幅を持
    つストッパー部を備えることを特徴とする土嚢袋。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の土嚢袋におい
    て、 前記紐の両端にはそれぞれ他の部材と掛止可能な掛止部
    を備えることを特徴とする土嚢袋。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれかに記載の土嚢袋に
    おいて、 前記第二部材は、n箇所に設けられ(nは1以上の整
    数)、前記袋部に内容物を入っている状態の場合の長手
    方向の長さをn+1等分する位置付近にそれぞれ取り付
    けられていることを特徴とする土嚢袋。
  8. 【請求項8】請求項1〜3のいずれかに記載の土嚢袋に
    おいて、 さらに、請求項4〜7に記載した第二部材を備えること
    を特徴とする土嚢袋。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の土嚢袋に
    おいて、 前記紐は伸縮可能な素材であることを特徴とする土嚢
    袋。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の土嚢袋
    において、 前記穴の周囲を補強する補強部を有することを特徴とす
    る土嚢袋。
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KR101311946B1 (ko) 2007-08-21 2013-09-26 마츠오카 하지메 형상 유지형 호이스트식 직육면체 백

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