JP2001172081A - 誘電体磁器組成物とこれを用いた積層セラミックコンデンサとその製造方法 - Google Patents

誘電体磁器組成物とこれを用いた積層セラミックコンデンサとその製造方法

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JP2001172081A
JP2001172081A JP36025699A JP36025699A JP2001172081A JP 2001172081 A JP2001172081 A JP 2001172081A JP 36025699 A JP36025699 A JP 36025699A JP 36025699 A JP36025699 A JP 36025699A JP 2001172081 A JP2001172081 A JP 2001172081A
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multilayer ceramic
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Atsuo Nagai
淳夫 長井
Hidenori Kuramitsu
秀紀 倉光
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Ceramic Capacitors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電損失が小さく、絶縁抵抗の高い誘電体磁
器組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は(化1)で表わされる誘電体磁
器組成物である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受像機
の電子チューナ、携帯電話、ビデオカメラ等の各種電子
機器に利用される積層セラミックコンデンサに用いる誘
電体磁器組成物とこれを用いた積層セラミックコンデン
サとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘電損失が小さく、静電容量の温
度変化率が小さい特性を有する積層セラミックコンデン
サに対する要望が高まっている。
【0003】従来、これらの積層セラミックコンデンサ
は、SrTiO3を主成分とする誘電体層とPdからな
る内部電極層とを交互に積層して積層体を形成して焼成
した後、その端面に外部電極を形成することにより、複
数の並列等価なセラミックコンデンサを有する構造を実
現していた。
【0004】具体的には、誘電率が200〜250の誘
電体材料を用い、誘電損失が0.1%、絶縁抵抗が10
12Ω、(数1)で表わされる静電容量の温度変化率が+
350ppm/℃〜−1000ppm/℃の積層セラミ
ックコンデンサが実用化されている。
【0005】
【数1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、内部電極層の材
料に安価な卑金属のNiを用い低コスト化を図る試みが
なされているが、Niを内部電極層として使用すると、
誘電体層とNiとをNiが酸化されない還元雰囲気で同
時に焼成しなければならない。ところが、還元雰囲気で
焼成することにより誘電体層中の酸素が離脱し、半導体
化するために絶縁抵抗が劣化するといった問題点を有し
ていた。
【0007】そこで本発明は、還元雰囲気中で焼成を行
っても低誘電損失、高絶縁抵抗でかつ静電容量の温度依
存性が小さい誘電体磁器組成物とこれを用いた積層セラ
ミックコンデンサを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の誘電体磁器組成物は、(化2)で表わされる
ものである。
【0009】
【化2】
【0010】この構成によるとSrOの一部をCaOお
よびMgOで置換することで誘電率を向上させ、静電容
量の温度変化率を小さく抑えることができ、またTiO
2の一部をZrO2で置換することで誘電損失を小さく抑
えることができ、また、副成分としてMn成分を添加す
ることで還元雰囲気で焼成したとしても、絶縁抵抗の劣
化を抑制することができ、さらにまた、V成分は静電容
量の温度変化率を小さく抑えることに対して絶大なる効
果があり、従って低誘電損失、高絶縁抵抗でかつ静電容
量の温度依存性の小さいものとすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、(化2)で表わされる誘電体磁器組成物であり、低
誘電損失、高絶縁抵抗でかつ静電容量の温度依存性が小
さいものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、誘電体層と内部
電極層とが交互に積層した積層体と、この積層体の前記
内部電極層の露出した端面に設けた外部電極とを備え、
前記誘電体層は(化2)で表わされる誘電体磁器組成物
を用いて形成された積層セラミックコンデンサであり、
低誘電損失、高絶縁抵抗でかつ静電容量の温度依存性の
小さいものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、内部電極層とし
てNiを主成分とする金属を用いた請求項2に記載の積
層セラミックコンデンサであり、安価な卑金属のNiを
用い、低コスト化を図ることができるものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、誘電体材料を用
いて形成したグリーンシートと、Niを主成分とする内
部電極とが交互に積層された積層体を形成する第1工程
と、次にこの積層体を前記グリーンシートが焼結し始め
る温度よりも低温で加熱処理する第2工程と、次いでこ
の積層体を前記内部電極の融点より低温の還元雰囲気中
で焼成する第3工程と、その後前記積層体の端面に外部
電極を形成する第4工程とを備え、前記誘電体材料は
(化2)で表わされる組成のものを用いる積層セラミッ
クコンデンサの製造方法であり、低誘電損失、高絶縁抵
抗でかつ静電容量の温度依存性が小さい積層セラミック
コンデンサが得られるものである。
【0015】以下本発明の一実施の形態について説明す
る。
【0016】(実施の形態1)図1は一般的な積層セラ
ミックコンデンサの一部切欠斜視図であり、1は誘電体
層、2は内部電極層、3は外部電極である。
【0017】まず、誘電体層1の出発原料には高純度の
SrCO3、CaCO3、MgO、TiO2、ZrO2、M
34、V25を用いて、(表1)に示すように炭酸塩
は酸化物に換算して本発明の範囲内外の組成比になるよ
うに秤量した。
【0018】
【表1】
【0019】なお、Mn34、V25の添加量はSr
O、CaO、MgO、TiO2、ZrO2の合計量を10
0重量%としたときの重量%として添加した。
【0020】次にジルコニアボールを備えたボールミル
に純水とともに入れ、湿式混合後脱水乾燥した。次いで
この乾燥粉末を高純度のアルミナルツボに入れ、空気中
で1100℃にて2時間仮焼した。仮焼後には炭酸化物
の大部分が酸化物に変化していた。その後この仮焼粉末
をジルコニアボールを備えたボールミルに純水とともに
入れ、湿式粉砕後、脱水乾燥した。この時粉砕粉末の平
均粒径が2μm以下になるようにした。
【0021】次にこの粉砕粉末に有機バインダとしてポ
リビニルブチラール樹脂、可塑剤としてBBP(ベンジ
ルブチルフタレート)、溶剤としてn−酢酸ブチルを加
えて、ジルコニアを備えたボールミルにて混合し、スラ
リーを調整した。次にこのスラリーを真空脱泡した後、
ドクターブレード法によりフィルム状に造膜し、グリー
ンシートを作製した。この時、乾燥後のグリーンシート
の厚みは、約90μmとなるようにした。
【0022】次に、このグリーンシート上に平均粒径約
1.0μmのNi粉末からなる内部電極ペーストを用
い、所望の内部電極パターンとなるようにスクリーン印
刷を行った。次いで内部電極パターン形成済みのグリー
ンシートを内部電極パターンがグリーンシートを介して
対向するように5枚重ね合わせ、加熱加圧して一体化し
た後、横3.8mm、縦1.8mmの寸法に切断して、
未焼結積層体を準備した。次にこの未焼結積層体をジル
コニア粉末を敷いたジルコニア質サヤに入れ、350℃
まで空気中で加熱し、有機バインダを燃焼させ、その後
2+H2中で1350℃で2時間焼成して焼結体を得
た。次に得られた焼結体の端面に外部電極として市販の
900℃窒素雰囲気焼成用銅ペーストを塗布し、メッシ
ュ型の連続ベルトによって焼付け、積層セラミックコン
デンサを得た。なお、誘電体層1の厚みは約60μm、
内部電極層2の厚みは約2〜2.5μmであった。
【0023】次に得られた積層セラミックコンデンサの
静電容量および誘電損失を20℃の恒温層中で周波数1
kHz、入力信号レベル1.0Vrmsにて測定し、静
電容量から、(数2)を用いて比誘電率を算出した。
【0024】
【数2】
【0025】その後、直流16Vを1分間印加し、その
時の絶縁抵抗を測定した。静電容量の温度に対する変化
率は、−25℃から昇温させながら85℃まで静電容量
を測定し、(数3)を用いて算出した。
【0026】
【数3】
【0027】上記の測定結果を(表2)に示した。
【0028】
【表2】
【0029】(表2)から明らかなように、本発明の範
囲内の誘電体磁器組成物を用いて誘電体層1を作製した
積層セラミックコンデンサは、高比誘電率、低誘電損
失、高絶縁抵抗でかつ静電容量の温度に対する変化率が
小さく実用上十分な値を示した。一方、本発明の範囲外
の誘電体磁器組成物を用いて作製した積層セラミックコ
ンデンサは、誘電損失が大きく、絶縁抵抗が低く、静電
容量の温度に対する変化率が大きくなる傾向にあった。
【0030】すなわち、SrOをCaOとMgOで置換
することは比誘電率を高め、静電容量の温度変化率を小
さくすることができる。SrO 1molに対して、
0.3〜0.4molをCaOで、0.01〜0.1m
olをMgOで置換する範囲において誘電率が230〜
250、静電容量の温度変化率+350ppm/℃〜1
000ppm/℃を実現することができる。本特性はS
rO、CaO、MgOの三種類が上記の範囲にあるとき
にのみ得られる特性であり、上記を超える範囲において
は誘電率が低下したり、静電容量の温度変化率が−10
00ppm/℃を超えるために不適当である。また、M
gOは焼結性を向上させ、粒成長を均一化させる効果も
有しており重要である。粒成長を均一にさせることで、
積層セラミックコンデンサを実装するときに発生する熱
的および機械的ストレスによるクラックの発生を抑制す
ることができる。
【0031】また、TiO2の一部をZrO2に置換する
ことは、誘電損失を低下させるために有効である。とこ
ろが、TiO2に対するZrO2の置換量が増加するほど
誘電率が低下する傾向にあり、従来と同等以上の誘電率
を補償するためには、TiO 2 1molに対する置換
量を0.1mol以下にしなければならない。好ましく
は、0〜0.05molである。
【0032】さらに、Mn成分は焼成中での絶縁抵抗劣
化を防止するために重要であり、(化3)で表わされる
主成分を100重量%とした時、Mn34に換算して
0.01〜2.0重量%添加することにより絶縁抵抗が
増加する。
【0033】
【化3】
【0034】添加量が0.01%未満の場合(No.1
8)においては、十分な絶縁抵抗が得られない。また
2.0重量%を超えて添加した場合(No.22)に
は、誘電損失が大きく、また静電容量の温度変化率が−
1000ppm/℃を超えるため実用的ではない。好ま
しい添加量は、0.1〜1.5重量%である。Mn34
は、他のMn化合物と比較して微粒子で、かつ他の無機
添加物と混合するときに非常に分散性が優れているた
め、少量の添加で耐還元性を向上させることができ、絶
縁抵抗の劣化を防止できる。
【0035】V成分は静電容量の温度変化率を正側にシ
フトさせる効果があり、Mn成分によって温度変化率が
負側にシフトする作用を緩和することができる。添加量
を増加させるとその効果は増加するが、SrO、Ca
O、MgO、TiO2、ZrO2の合計量を100重量%
とした時、V25に換算して2.0重量%の範囲を超え
て添加した場合(No.27)には、絶縁抵抗が大幅に
減少し不適当である。また、添加量が0.01重量%未
満の場合(No.23)では十分な効果が得られない。
従って0.01〜2.0重量%添加することが好まし
い。好ましい添加量は0.1〜1.5重量%である。
【0036】このように本発明の誘電体層1は、(化
3)で表わされる誘電体層または(化4)で表わされる
誘電体層と比較すると、絶縁抵抗、誘電損失、静電容量
の温度変化率に優れたものとなる。
【0037】
【化4】
【0038】さらにバランスのとれた特性を得るために
は、V25よりもMn34を多く添加することが好まし
い。
【0039】(実施の形態2)本実施の形態2は、誘電
体層1となる誘電体磁器組成物において(SrO+Ca
O+MgO)と(Ti+Zr)の比率を変えた時の積層
セラミックコンデンサの特性を測定する。
【0040】すなわち(化5)に示す誘電体磁器組成物
を用いて、実施の形態1と同様にして積層セラミックコ
ンデンサを作製し、特性を測定した結果を(表3)に示
した。
【0041】
【化5】
【0042】
【表3】
【0043】(表3)に示すように(SrO+CaO+
MgO)/(Ti+Zr)すなわちmが1.0〜1.0
2の範囲においては実用上十分な値を示している。一
方、(SrO+CaO+MgO)/(Ti+Zr)が
1.0未満の場合(No.28)は、静電容量の温度変
化率が大きく、また誘電体層の粒子径が不揃いとなり、
絶縁抵抗が小さくなり、1.02を超える場合(No.
32)は焼結性が低下し、実用的ではない。mが1.0
〜1.02の範囲で焼結性が安定しており好ましい。ま
た、この傾向は(化5)に示す組成以外の本発明の全範
囲に対しても同様となる。
【0044】以上の結果より、本発明の誘電体磁器組成
物で誘電体層1を構成することにより、内部電極層2に
卑金属を用いることができ、低誘電損失、高絶縁抵抗で
かつ静電容量の温度依存性が小さい積層セラミックコン
デンサの作製が可能となる。
【0045】以下本発明のポイントについて記載する。
【0046】(1)本実施の形態において、誘電体層1
の出発原料として用いたSrCO3、CaCO3、Mg
O、TiO2、ZrO2は(化3)の組成比になるよう
に、SrTiO3などの化合物あるいは炭酸塩、水酸化
物など空気中での加熱によりSrO、CaO、MgO、
TiO2、ZrO2となる化合物を使用しても本実施の形
態と同程度の特性を有する誘電体磁器組成物を得ること
ができる。また、SrO、CaO、MgO、TiO2
ZrO2以外の化合物を出発原料として用いる場合は、
SrO、CaO、MgO、TiO2、ZrO2に換算した
量を用いる。
【0047】(2)内部電極層2としてNiを用いた
が、Ni−Cuなど、Niを含みその融点が誘電体層1
の焼成温度よりも高い融点を持つ金属であれば卑金属あ
るいは貴金属でも内部電極層2として用いることができ
る。具体的には1400℃以上のものが好ましい。
【0048】(3)脱バインダ、焼成条件についても固
定して行ったが、脱バインダ工程は使用する有機バイン
ダの燃焼温度に応じて熱処理条件を最適に選択すれば良
く、焼成工程はN2+H2中での焼成に限らず、誘電体層
1が還元されず内部電極層2が過度に酸化されない雰囲
気、つまり内部電極層2としての機能を果たせるように
焼成できる雰囲気であればよい。しかしながら、一度に
大量の積層体を焼成する場合、脱バインダ工程において
積層体中のバインダを分解しきれないことがある。この
分解されなかったバインダが誘電体層1の焼結の際に残
留していると、誘電体層1を還元したり、構造欠陥を招
いたりする可能性がある。
【0049】従って、焼成工程においてバインダの分解
温度以上誘電体層1の焼結開始温度未満の温度で昇温を
一時停止して、この温度での保持過程を設け、積層体中
の残留有機物を分解することが望ましい。特に、Niを
内部電極層2とする場合、焼成時の最高温度付近では、
Niの平行酸素分圧から1/20〜1/10000の低
い酸素分圧の時に十分な比誘電率、絶縁抵抗が得られ
る。しかしながら平行酸素分圧の1/10000より低
い酸素分圧で焼成すると誘電体層1が還元され、絶縁抵
抗が低下する場合がある。この時には、焼成の降温工程
あるいは焼成後にNiの平行酸素分圧以上の雰囲気で熱
処理することで絶縁抵抗を回復することができる。焼成
時の最高温度については、1300℃〜1380℃の範
囲の温度で十分な比誘電率が得られる。
【0050】(4)本実施の形態において、積層セラミ
ックコンデンサを作製し、誘電体磁器組成物の特性を評
価したが、本発明の誘電体磁器組成物は、単板型のセラ
ミックコンデンサに使用できることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上のことより本発明の誘電体磁器組成
物は、誘電損失が小さく、還元雰囲気の焼成後において
も優れた絶縁抵抗を示すもので、卑金属を主成分とする
内部電極層を有する積層セラミックコンデンサの作製に
あたって非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における積層セラミック
コンデンサの一部切欠断面斜視図
【符号の説明】
1 誘電体層 2 内部電極層 3 外部電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 4/30 301 H01G 4/30 301F 311 311Z Fターム(参考) 4G031 AA03 AA04 AA05 AA11 AA12 AA13 AA19 BA09 CA08 GA10 GA11 5E001 AA01 AB03 AE01 AE03 AE04 AH09 AJ01 AJ02 5E082 AA01 AB03 BC30 EE04 EE11 EE23 EE35 FF05 FG06 FG26 FG54 GG10 KK01 PP03 5G303 AA01 AB06 AB07 AB11 AB20 BA12 CA01 CB06 CB17 CB18 CB32 CB35 CB36 CB39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (化1)で表わされる誘電体磁器組成
    物。 【化1】
  2. 【請求項2】 誘電体層と内部電極層とが交互に積層さ
    れた積層体と、この積層体の前記内部電極層の露出した
    端面に設けた外部電極とを備え、前記誘電体層は(化
    1)で表わされる誘電体磁器組成物を用いて形成された
    積層セラミックコンデンサ。
  3. 【請求項3】 内部電極層としてNiを主成分とする金
    属を用いた請求項2に記載の積層セラミックコンデン
    サ。
  4. 【請求項4】 誘電体材料を用いて形成したグリーンシ
    ートとNiを主成分とする内部電極とが交互に積層され
    た積層体を形成する第1工程と、次にこの積層体を前記
    グリーンシートが焼結し始める温度より低温で加熱処理
    する第2工程と、次いでこの積層体を前記内部電極の融
    点より低温の還元雰囲気中で焼成する第3工程と、その
    後前記積層体の端面に外部電極を形成する第4工程とを
    備え、前記誘電体材料は(化1)で表わされる組成のも
    のを用いる積層セラミックコンデンサの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003087012A1 (fr) * 2002-04-16 2003-10-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ceramique dielectrique non reductrice, son procede de production et condensateur ceramique multicouche

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