JP2001171850A - 生地つかみ装置 - Google Patents

生地つかみ装置

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JP2001171850A
JP2001171850A JP35948299A JP35948299A JP2001171850A JP 2001171850 A JP2001171850 A JP 2001171850A JP 35948299 A JP35948299 A JP 35948299A JP 35948299 A JP35948299 A JP 35948299A JP 2001171850 A JP2001171850 A JP 2001171850A
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finger
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Tsuguhiro Shimoyama
次弘 下山
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Gunze Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B33/00Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work
    • D05B33/006Feeding workpieces separated from piles, e.g. unstacking

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生地パーツを1枚ずつ取り出す作業は、積層
状態の生地パーツにエアーを吹き付けて最上部の1枚を
めくり上げ、これを手作業で取り出したり、積層状態の
最上部の1枚をエアー吸引によって吸い上げて移載する
という方法を採用していたが、いずれも能率性の面及び
確実性の面で問題があった。 【解決手段】 常態下では先端部相互が閉じる方向に付
勢された一対のフィンガー13,14を有するピンチヘ
ッド7を具備しており、このピンチヘッド7は、両フィ
ンガー13,14の先端部相互の離反距離が簡単に調節
でき、また先端部相互の挟持力も両フィンガー13,1
4間へ設けるバネの交換により、簡単に調節できる構造
としてある。そのため、生地2を取り扱う作業の機械化
に関して、動作時間の短縮化、構造的な簡潔化及びコン
パクト化が可能となっている。また生地の1枚取りや複
数枚取りが任意に調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生地つかみ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類の製造現場等において、各種の生地
パーツを工程間等で1枚ずつ又は所定枚数ずつ送り渡す
という作業が必要とされていることがある。このような
場合、当初、生地パーツは多数枚が積層状態にされてい
てこの中から1枚又は所定枚数の生地パーツを取り出さ
なければならなかったので、従来は、この積層状態の生
地パーツにエアーを吹き付けて最上部の1枚をめくり上
げるということをしつつ、このめくられた生地パーツを
手作業で取り出すというのが一般的であった。
【0003】また、積層状態の生地パーツに対して、そ
の最上部の1枚をエアー吸引によって吸い上げて、この
まま移載先へ移動させるという装置が用いられることも
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生地パーツを積層状態
の中から取り出したり移載先へ移動させたりするのを、
手作業を含みながら行う場合は、言うまでもなく能率性
の面及び確実性の面で問題があった。一方、これらの作
業をエアー吸引方式の装置を用いて行う場合は、生地パ
ーツの1枚取りが基本になり、例えば2枚取りや3枚取
り等の特定の複数枚を確実に取り出すという作業はでき
ないものであった。また、生地パーツの1枚取りを基本
にしているといっても、吸引時に2枚取りや吸着ミスが
起こることも稀にあって、やはり作業の確実性という面
で多少なりとも問題を含んでいた。
【0005】そのうえ、この吸引方式では、動作の都
度、吸引圧を一定以上に高めなければならないこと等に
起因して大型の吸引装置を必要としているし、その他に
も、動作時間の短縮化に自ずと限界があるなど、各種の
問題があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであって、生地パーツを積層状態の中から取り出すと
いったような生地の取り扱いについてその作業の機械化
を図るものとして、動作時間の短縮化(作業能率の向
上)や構造的な簡潔化及びコンパクト化を可能とし、そ
のうえで、取り出す生地枚数を所望枚数に設定できるも
のとした生地つかみ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の手段を講じた。本発明に係る生地つ
かみ装置は、以下のような構成のピンチヘッドを具備し
たものである。すなわち、このピンチヘッドは、先端部
同士及び基端部同士をそれぞれ同じ向きに揃えて並設さ
れる一対のフィンガーと、これら両フィンガーの長手方
向中途部を揺動自在に連結する支点軸と、両フィンガー
を先端部相互が閉じる方向へ付勢するピンチ作用手段
と、一方のフィンガーにおける基端部の背面に対して必
要に応じて他方のフィンガーの基端部へ向く押圧力を付
与可能な開放駆動手段とを有したものである。
【0007】このように、両フィンガーは常態ではピン
チ作用手段によって先端部相互が閉じる方向へ付勢され
ており、開放駆動手段の作動により、一方のフィンガー
を支点軸まわりで揺動させてその先端部を他方のフィン
ガーの先端部から離反させる(即ち、解放させる)もの
である。従って、このときの両フィンガーにおける先端
部相互の離反距離(解放ギャップ)は、開放駆動手段の
作動量として支配でき、簡単に調節ができる。また、両
フィンガーにおける先端部相互の挟持力に関しては、上
記のように基本的にはピンチ作用手段の付勢力で支配さ
れるものとなっており、強い挟持力を得ようとするとき
には付勢力を強くすればよく(例えば強いバネを用い
る)、また弱い挟持力を得ようとするときには付勢力を
弱くすればよい(例えば強いバネに交換する)というこ
とになる。
【0008】このようなことから、生地の取り扱いを機
械化しており、動作時間の短縮化(作業能率の向上)や
構造的な簡潔化及びコンパクト化が可能になっており、
そのうえで1動作における生地の取出枚数として、これ
を所望枚数にするといった設定ができるものである。開
放駆動手段は、フィンガー背面への押圧力付与部を進退
させる流体圧シリンダでよく、これによって構造の一層
の簡潔化が図れる。フィンガーのいずれか一方に対し、
その支点軸から基端部寄りとなる範囲の背面に勾配カム
を当接させつつ、この勾配カムをフィンガー背面に対す
る長手方向で移動可能に設けることによってその当接度
合を調節可能になった挟持力調整手段を設けることがで
きる。
【0009】このような挟持力調整手段を設けると、勾
配カムにより一方のフィンガーの背面を押圧する度合を
調節するだけで、両フィンガーによる挟持力をある程度
調節することもできるものとなる。従って、この調節の
容易化が図れると共に、構造の複雑化や大型化等を抑制
できる利点がある。このようなピンチヘッドは、生地積
層位置に対して昇降手段を介して近接・離反可能にする
ると共に、移動手段を介して上記生地積層位置と移載先
位置との間を往復可能なものとしておけばよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明に係る生地つかみ
装置1の一実施形態として、多数枚の生地2が積層され
た生地積層位置(移載前位置)3から1枚又は複数枚の
生地2を持ち上げ、これをこの生地積層位置3に隣接す
る移載先位置4へと取り出すようにしたものを示してい
る。この生地つかみ装置1は、ピンチヘッド7と、この
ピンチヘッド7を昇降可能にする昇降手段8と、ピンチ
ヘッド7を昇降手段8ごと生地積層位置3と移載先位置
4との間で往復可能にした移動手段9とを有している。
【0011】図2に示すように、ピンチヘッド7は、一
対のフィンガー13,14と、これら両フィンガー1
3,14を連結する支点軸15と、両フィンガー13,
14間に設けられたピンチ作用手段16と、一方のフィ
ンガー13に対応して設けられた開放駆動手段17と、
他方のフィンガー14に対応して設けられた挟持力調整
手段18とを有しており、これら一式が、先細りの円筒
形をしたケーシング20と、このケーシング20の一端
部を塞ぐ蓋部材21とによって収納されたかたちとなっ
ている。
【0012】フィンガー13,14は、いずれも、生地
2を挟持する先端部13a,14aと、支点軸15が設
けられるヒンジ部13b,14bと、これらヒンジ部1
3b,14bから先端部13a,14aとは逆方向へ延
びる基端部13c,14cとを有したものとなってお
り、互いの先端部13a,14a同士及び基端部13
c,14c同士をそれぞれ同じ向きに揃えて並設されて
いる。両先端部13a,14aは、ケーシング20の先
細り側の端部から一部を突出させた状態になっている。
【0013】支点軸15は、両フィンガー13,14
を、それらの長手方向中途部であるヒンジ部13b,1
4bで揺動自在に連結している。本実施形態において、
これらヒンジ部13b,14bは、フィンガー13,1
4の長手方向中、やや先端部13a,14a寄りとし
た。従って、ヒンジ部13b,14bを揺動させると
き、基端部13c,14cの開閉距離及び開閉力(即
ち、揺動用の駆動入力)に比べて、先端部13a,14
aの開閉距離はコンパクトで開閉力(即ち、生地2の挟
持出力)は強いものとなっている。
【0014】ピンチ作用手段16は、両フィンガー1
3,14をそれらの先端部13a,14a相互が閉じる
方向へ付勢するもので、具体的には、支点軸15が設け
られる位置よりも基端部13c,14c寄りとなる位置
に圧縮バネを介設させたものとしてある。すなわち、両
フィンガー13,14による生地2の挟持は、このピン
チ作用手段16(圧縮バネ)のバネ力により支配された
ものであり、生地2の有無に関係なく、この挟持状態は
常時保持される。
【0015】開放駆動手段17は、一方のフィンガー1
3における基端部13cの背面に押圧力を付与して、こ
のフィンガー13の基端部13cを他方のフィンガー1
4の基端部14cへ近接させる(即ち、ピンチ作用手段
16に抗して両フィンガー13,14による挟持状態を
解除させる)ようにしたものである。具体的には、この
開放駆動手段17の駆動源として流体圧シリンダ23を
用い、この流体圧シリンダ23のロッド端側に弾丸状の
押圧力付与部24を取り付けたもので、流体圧シリンダ
23を進出動作させることによって押圧力付与部24が
フィンガー13の背面に当接し、直動カムとして作用す
る構造である。
【0016】なお、フィンガー13では、直動カムとし
ての作用の円滑化を図るために、基端部13cの中途部
を他方のフィンガー14の基端部14cへ近づけるよう
に腰折れさせ、これによって押圧力付与部24との当接
が、この押圧力付与部24の移動方向に対して傾斜的に
行われるようにしてある。これらのことから、図5に示
すように、流体圧シリンダ23の進出動作で押圧力付与
部24をフィンガー13における基端部13cの背面に
押し付けるようにすると、このフィンガー13は、ピン
チ作用手段16に抗しつつ支点軸15を中心として揺動
し、このフィンガー13の先端部13aがフィンガー1
4の先端部14aから離反してピンチヘッド7としての
解放状態になる。
【0017】このときの流体圧シリンダ23の進出動作
量を調節することで、フィンガー13,14における先
端部13a,14a間の離反距離、即ち、ピンチヘッド
7としての解放ギャップを適宜調節することができる。
例えば、生地2が薄いものであるときや1枚取りをさせ
る場合では、流体圧シリンダ23の進出動作量を短くす
れば解放ギャップを小さく(0.5mmとか)できる。
また生地2が分厚いものであるときや2枚以上の複数枚
取りをさせる場合では、流体圧シリンダ23の進出動作
量を長くすれば解放ギャップを大きく(1.0mmと
か)できる。
【0018】一方、図6に示すように、ピンチヘッド7
としての解放状態から流体圧シリンダ23の作動を停止
(又は逆動作)させると、押圧力付与部24の後退に伴
い、フィンガー13はピンチ作用手段16のバネ力によ
って支点軸15を中心に上記と逆向きに揺動し、このフ
ィンガー13の先端部13aがフィンガー14の先端部
14aと当接してピンチヘッド7としての挟持状態に戻
る。挟持力調整手段18は、いずれか一方のフィンガー
(図例では上記開放駆動手段17が設けられる方とは違
う方とした)14に対し、支点軸15が設けられる位置
よりも基端部14c寄りとなる範囲で、その背面に当接
するようになったもので、且つ、この当接度合を調節可
能になったものである。
【0019】具体的には、フィンガー14の背面に対し
てその長手方向で移動可能に設けられた勾配カム26を
採用している。図3及び図4に示すように、この勾配カ
ム26には、ケーシング20の内面に当接する側にスト
ッパ用ネジ27を螺合する雌ネジ部28(図2参照)が
設けられており、この雌ネジ部28に対して、ケーシン
グ20に設けられた軸方向の長孔30を介した外側から
ネジ27が螺合される構造となっている。また、この勾
配カム26におけるケーシング20の内面に当接する面
には、ケーシング20の内面が有する周方向の内曲がり
に対して干渉するのを避けるための面取り32を施して
ある。従って、この面取り32は、勾配カム26をケー
シング20の軸方向に対して直進させる場合の摺動ガイ
ドとして有効に作用するものとなっている。
【0020】すなわち、ケーシング20の外側からネジ
27を緩めてこれを長孔30に沿って移動させれば、勾
配カム26がフィンガー14の背面を押圧する度合は変
化することになるので、これによってフィンガー14の
傾き度合、即ち、このフィンガー14の先端部14aと
フィンガー13の先端部13aとによる挟持力を調節で
きることになる。例えば、勾配カム26をフィンガー1
4の先端部14a方向(図2下方)へ向けて移動させれ
ば、開放駆動手段17が作動したとき(押圧力付与部2
4が進出したとき)において、ピンチ作用手段16の付
勢力(弾発抗力)が緩和されると共に勾配カム26がフ
ィンガー14の背面を押圧する度合が弱くなるので、結
果として両フィンガー13,14による挟持力も弱めら
れる傾向となる。
【0021】従って、生地2が軽いときや傷み易い材質
であるとき等に適している。一方、これとは反対に勾配
カム26をフィンガー14の基端部14c方向(図2上
方)へ向けて移動させれば、開放駆動手段17が作動し
たとき(押圧力付与部24が進出したとき)において、
ピンチ作用手段16の付勢力(弾発抗力)が増強される
と共に勾配カム26がフィンガー14の背面を押圧する
度合が強くなるので、結果として両フィンガー13,1
4による挟持力も強められる傾向となる。
【0022】従って、生地2が重いとき(複数枚取りす
るときを含む)や分厚い材質であるとき等に適してい
る。図1に示すように、昇降手段8は、上記のようなピ
ンチヘッド7を、生地積層位置3に対して上下方向に沿
って近接・離反可能にしたもので、本実施形態では流体
圧シリンダを採用している。また、移動手段9は、上記
のピンチヘッド7を生地積層位置3の上方位置と移載先
位置4の上方位置との間で往復可能にしたものである。
【0023】本実施形態では、旋回支持ポスト35とこ
れによって水平揺動自在に保持されたブーム36とを用
いた旋回方式を採用してある。すなわち、ブーム36の
先端部に対して上記ピンチヘッド7を昇降手段8ごと吊
下げ状態で保持させておくと共に、このブーム36の基
部には、旋回支持ポスト35を超えて反対側へ延びる駆
動アーム37を延長形成しておく。また、旋回支持ポス
ト35には、駆動アーム37と並行させるような状態で
ブラケット40を固定しておき、これら駆動アーム37
とブラケット40の間を引張バネ41で引っ張ってお
く。そして、このブラケット40に対して、駆動アーム
37の側面を押圧して突き押し可能にした流体圧シリン
ダ等の押出駆動具42を取り付けてある。
【0024】従って、押出駆動具42を進出方向に作動
させると、引張バネ41のバネ力に抗しつつ(伸ばしつ
つ)ブーム36が旋回支持ポスト35を中心として水平
揺動し、また押出駆動具42の作動を停止(又は逆動
作)させると、今度は引張バネ41のバネ力により、ブ
ーム36が上記とは逆向きに水平揺動するものとなり、
このようにしてピンチヘッド7は、旋回支持ポスト35
を中心として円弧移動することになる。そのため、この
ピンチヘッド7における円弧移動範囲中の2箇所を、生
地積層位置3の上方位置及び移載先位置4の上方位置と
して設定すれば、これら2箇所間で生地2の所定枚数取
り出しが行えるものとなる。
【0025】なお、図例のように、押出駆動具42の作
動によりピンチヘッド7が移動した先を生地積層位置3
の上方位置と設定し、引張バネ41のバネ力によりピン
チヘッド7が移動した先を移載先位置4の上方位置と設
定しておくと、非常停止時(停電時等を含む)ときに
は、ピンチヘッド7が移載先位置4の上方で停止するこ
とになり、生地積層位置3を開放できる。そのため、生
地2の取り出し等が支障なく行えると共に、仮に生地積
層位置3に対して他の生地搬入手段(図示略)を設けて
いるときに、これとピンチヘッド7との衝突等を防止で
きるということになる。
【0026】図7及び図8は、本発明に係る生地つかみ
装置1において採用可能なピンチヘッド7の第2実施形
態及び第3実施形態を示している。これら両実施形態の
ピンチヘッド7が、図2に示したピンチヘッド7と最も
異なるところは、開放駆動手段17の押圧力付与部24
として弾丸状のものに代えて、フリーローラ型のもの
(図7)や、楔型のもの(図8)を採用している点にあ
る。なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるもの
ではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0027】例えば、各部で用いた流体圧シリンダは、
モータ等を駆動源とする各種機構に置換可能である。昇
降手段8は、移動手段9の機構中へ組み込んでもよい
し、移動手段9を全体として昇降させるものであっても
よい。また、移動手段9は、ガイドレールに沿ってピン
チヘッド7を移動させる方式(駆動源には巻き掛け駆動
手段や流体圧シリンダ等とする)に置換することもでき
る。ピンチヘッド7としての解放ギャップの調節は、生
地2に既に継ぎ合わせ部が形成されているときに、この
継ぎ合わせ部を挟持するためのものとして採用すること
もできる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る生地つかみ装置は、常態下では先端部相互が閉じ
る方向(挟持状態)に付勢された一対のフィンガーを有
するピンチヘッドを具備することで、生地の取り扱いの
機械化が図られており、動作時間の短縮化(作業能率の
向上)や構造的な簡潔化及びコンパクト化が可能になっ
ている。しかも、このピンチヘッドにおいては、フィン
ガーの先端部相互の離反距離(解放ギャップ)が開放駆
動手段の作動量として簡単に調節でき、また先端部相互
の挟持力がピンチ作用手段の付勢力の強弱(バネの交換
等)によって調節できることで、1動作における生地の
取出枚数として、これを所望枚数にするといった設定が
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生地つかみ装置の一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】ピンチヘッドの第1実施形態を示す側断面図で
ある。
【図3】図2のA−A線拡大矢視図である。
【図4】図3のB−B線拡大断面図である。
【図5】ピンチヘッドにおける解放動作の状況を示した
側断面図である。
【図6】ピンチヘッドにおける挟持動作の状況を示した
側断面図である。
【図7】ピンチヘッドの第2実施形態を示す側断面図で
ある。
【図8】ピンチヘッドの第3実施形態を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 生地つかみ装置 2 生地 3 生地積層位置 4 移載先位置 7 ピンチヘッド 8 昇降手段 9 移動手段 13 フィンガー 13a 先端部 13c 基端部 14 フィンガー 14a 先端部 14c 基端部 15 支点軸 16 ピンチ作用手段 17 開放駆動手段 18 挟持力調整手段 23 流体圧シリンダ 24 押圧力付与部 26 勾配カム
フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 CE04 CE23 CE25 EH11 EH14 EH17 3C007 DS01 ES03 ET02 EU08 EU14 EW00 EW12 HS12 NS11 3F061 AA01 BA03 BB02 BC11 BD01 BD10 BF00 BF11 DB00 3F343 FA08 FB15 FC01 GA01 GB01 GC05 GD04 JC12 LC07 LC08 MC12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部(13a,14a)同士及び基端
    部(13c,14c)同士をそれぞれ同じ向きに揃えて
    並設される一対のフィンガー(13,14)と、これら
    両フィンガー(13,14)の長手方向中途部を揺動自
    在に連結する支点軸(15)と、両フィンガー(13,
    14)を先端部(13a,14a)相互が閉じる方向へ
    付勢するピンチ作用手段(16)と、一方のフィンガー
    (13)における基端部(13c)の背面に対して必要
    に応じて他方のフィンガー(14)の基端部(14c)
    へ向く押圧力を付与可能な開放駆動手段(17)とを有
    するピンチヘッド(7)を具備していることを特徴とす
    る生地つかみ装置。
  2. 【請求項2】 前記開放駆動手段(17)は、フィンガ
    ー(13)背面への押圧力付与部(24)を進退させる
    流体圧シリンダ(23)であることを特徴とする請求項
    1記載の生地つかみ装置。
  3. 【請求項3】 前記フィンガーのいずれか一方(14)
    には、その支点軸(15)から基端部(14c)寄りと
    なる範囲の背面に勾配カム(26)を当接させつつ、該
    勾配カム(26)をフィンガー(14)背面に対する長
    手方向で移動可能に設けることによってその当接度合を
    調節可能になった挟持力調整手段(18)が設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生地
    つかみ装置。
  4. 【請求項4】 前記ピンチヘッド(7)が生地積層位置
    (3)に対して昇降手段(8)を介して近接・離反可能
    になされていると共に、移動手段(9)を介して上記生
    地積層位置(3)と移載先位置(4)との間を往復可能
    になされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の生地つかみ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011111265A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Gunze Ltd ピックアップ装置
CN105525450A (zh) * 2016-01-25 2016-04-27 远东服装(苏州)有限公司 一种缝合压线装置用送料装置
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