JP2001171557A - 車体結合構造 - Google Patents

車体結合構造

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JP2001171557A
JP2001171557A JP35352099A JP35352099A JP2001171557A JP 2001171557 A JP2001171557 A JP 2001171557A JP 35352099 A JP35352099 A JP 35352099A JP 35352099 A JP35352099 A JP 35352099A JP 2001171557 A JP2001171557 A JP 2001171557A
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Toshihiko Naruse
俊彦 成瀬
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合した部材の一方から他方へ荷重を確実に
伝達する。 【解決手段】 エクステンション40の重合部40A
が、リヤフロアサイドメンバ14における閉断面部22
内に挿入され重合されており、リヤフロアサイドメンバ
14の閉断面部22と、エクステンション40の閉断面
部41とが連通した閉断面部となっている。また、エク
ステンション40における連結部40Gが、ロアバック
リインフォースメント16の閉断面部32内に挿入され
ており、エクステンション40が、ロアバックリインフ
ォースメント16に対して串刺し状態になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体結合構造に係
り、特に、自動車等の車体の骨格部材を結合するための
車体結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体の骨格部材を結合
するための車体結合構造の一例としては、特開平8−2
07825号公報に示されているものがある。
【0003】図5に示される如く、この車体結合構造で
は、サイドメンバ70のインナ部材71の上方取付フラ
ンジ71Aに、サイドメンバ70の第2アウタ部材72
の取付フランジ72Aが接合されており、インナ部材7
1の下方取付フランジ71Bに第2アウタ部材72の下
端が接合されている。また、第1アウタ部材74が重合
プレート76に重合されてインナ部材71の開放側端部
を覆っており、第1アウタ部材74の取付フランジ74
Aがインナ部材71の上方取付フランジ71Aに接合さ
れている。また、インナ部材71の下方取付フランジ7
1Bには、平板外壁部74Bが接合されており、クロス
メンバ78に固定されたガセット80がインナ部材71
及び平板外壁部74Bに接合されている。クロスメンバ
78の固定面78Aには、第1アウタ部材74の折曲部
74Cが重合されており、タイダウンフックプレート8
2が平板外壁部74Bの車体外側面に重合され、折曲部
82Aが折曲部74Cの外側面に重合され、ボルト84
で締結されている。即ち、重合プレート76と、平板外
壁部74Bと、タイダウンフックプレート82とが重合
され、ボルト84で締結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体結合構造では、クロスメンバ78におけるガセット8
0の配設部において、クロスメンバ78が形成する閉断
面部86とガセット80が形成する閉断面部88とが、
クロスメンバ78の上壁78Bによって分断された構成
となっている。このため、クロスメンバ78に上下方向
等の荷重が作用した場合には、クロスメンバ78におけ
るガセット80を配設した部位と配設しない部位との境
88で、クロスメンバ78が変形し易く、クロスメンバ
78からサイドメンバ70に効果的に荷重を伝達できな
い。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、結合した部材
の一方から他方へ荷重を確実に伝達することができる車
体結合構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、実質的に閉断面構造とされた第1の構造部材と、該
第1の構造部材と離間した部位に配設され、実質的に閉
断面構造とされた第2の構造部材と、前記第1の構造部
材と前記第2の構造部材とを連結する連結部材と、を備
えた車体結合構造であって、前記連結部材は、前記第1
の構造部材と重合し、前記第1の構造部材の閉断面部と
連通する閉断面部を形成する重合部と、前記第2の構造
部材と結合する閉断面部を形成する連結部と、前記重合
部と前記連結部を連通する閉断面部を形成する中間部
と、から成ることを特徴とする。
【0007】従って、連結部材の重合部は、第1の構造
部材と重合し、第1の構造部材の閉断面部と連通する閉
断面部を形成しており、第1の構造部材と連結部材とが
互いに連通した閉断面構造となっている。この結果、第
1の構造部材と連結部材との連結部が変形し難い。この
ため、第1の構造部材から、連結部材の重合部、中間
部、連結部を経て第2の構造部材へ荷重を確実に伝達す
ることができる。また、車体の剛性が向上するため、操
縦安定性、振動性能、衝突安全性能が向上する。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体結合構造において、前記連結部材の連結部は、前
記第2の構造部材の閉断面部内に挿入されていることを
特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
連結部材の連結部が第2の構造部材の閉断面部内に挿入
されており、連結部材が第2の構造部材に対して串刺し
状態となるため、第2の構造部材と連結部材との連結部
が変形し難い。この結果、結合した部材の一方から他方
へ荷重を更に確実に伝達することができる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1と請求
項2の何れかに記載の車体結合構造において、前記連結
部材に第3の構造部材が連結されていることを特徴とす
る。
【0011】従って、請求項1と請求項2の何れかに記
載の内容に加えて、第3の構造部材にも荷重を伝達する
ことができるため、車体の剛性を更に向上することがで
きる。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項前記第1
〜3の何れかに記載の構造部材において、前記第1の構
造部材は、フロアパネルとサイドメンバから成ることを
特徴とする。
【0013】従って、請求項1〜3の何れかに記載の内
容に加えて、サイドメンバからの荷重を第2の構造部材
としての他の構造部材に確実に伝達することができる。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の車体結合構造において、前記第2の構造
部材は、ロアバックパネルとロアバックリインフォース
メントから成ることを特徴とする。
【0015】従って、請求項1〜3の何れかに記載の内
容に加えて、車体のロアバック廻りの剛性が向上し、バ
ックドア閉時の入力に対する車体の変形を低減できる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項3に記載
の車体結合構造において、前記第3の構造部材は、バン
パリインフォースメントであることを特徴とする。
【0017】従って、請求項3に記載の内容に加えて、
バンパリインフォースメントにも荷重を伝達することが
できると共に、バンパリインフォースメントの取付け部
の剛性も向上する。また、バンパリインフォースメント
を取付けるための専用部材が不要となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の車体結合構造の一実施形
態を図1〜図4に従って説明する。
【0019】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0020】図3に示される如く、本実施形態における
車体結合構造は、ワゴン車の車体10のフロア部に車体
前後方向に沿って配設された第1の構造部材としての左
右一対のリヤフロアサイドメンバ14(車体左側のリヤ
フロアサイドメンバは図示省略)と、バックドア開口部
12の下部を構成する第2の構造部材としてのロアバッ
クリインフォースメント16との結合部に適用されてい
る。
【0021】図4に示される如く、リヤフロアサイドメ
ンバ14は、リヤフロアサイドメンバリヤ18とリヤフ
ロアパン20とで構成されている。リヤフロアサイドメ
ンバリヤ18は、車体前後方向に沿って配設されてお
り、開口部を車体上方に向けたハット形断面とされてい
る。車幅方向内側縦壁部18Aの上端部には、車幅方向
内側へ向けてフランジ18Bが形成されており、このフ
ランジ18Bはリヤフロアパン20の下面に溶着されて
いる。また、車幅方向外側縦壁部18Cの上端部には、
車幅方向外側へ向けてフランジ18Dが形成されてお
り、このフランジ18Dはリヤフロアパン20の下面に
溶着されている。なお、リヤフロアサイドメンバリヤ1
8における車幅方向内側縦壁部18Aの後端部には、車
幅方向内側へ向けてフランジ18Eが形成されており、
車幅方向内側縦壁部18Cの後端部には、車幅方向外側
へ向けてフランジ18Fが形成されている。
【0022】従って、図1に示される如く、リヤフロア
サイドメンバ14は、車体前後方向に延びる閉断面部2
2を有する閉断面構造となっている。
【0023】図4に示される如く、ロアバックリインフ
ォースメント16は、ロアバックパネル24、ロアバッ
クリインフォースメント26、ルーフサイドインナロア
パネル28及びリヤロアクォータパネルエクステンショ
ン30で構成されている。ロアバックパネル24は、車
幅方向に沿って配設されており、上端部近傍は開口部を
車体後方に向けたコ字形断面とされている。ロアバック
パネル24の上端部には、車体後側斜め上方へ向けてフ
ランジ24Aが形成されており、コ字形断面とされた部
位の下方は、車体下方へ延設された平板部24Bとなっ
ている。
【0024】一方、ロアバックリインフォースメント2
6は、車幅方向に沿って配設されており、開口部を車体
前方に向けたハット形断面とされている。ロアバックリ
インフォースメント26の上端部には、車体後側斜め上
方へ向けてフランジ26Aが形成されており、このフラ
ンジ26Aがロアバックパネル24のフランジ24Aに
溶着されている。また、ロアバックリインフォースメン
ト26の下端部には、車体下方へ向けてフランジ26B
が形成されており、このフランジ26Bがロアバックパ
ネル24の平板部24Bに溶着されている。
【0025】ルーフサイドインナロアパネル28は、ロ
アバックパネル24の車幅方向外側に連結されており、
車幅方向外側部28Aは、車体10のバックドア開口部
12に沿って上方へ延設されている。ルーフサイドイン
ナロアパネル28の下部28Bは車幅方向に沿って配設
されており、上端部近傍は開口部を車体後方に向けたコ
字形断面とされている。このコ字形断面の上側には、車
体後側斜め上方へ向けてフランジ28Cが形成されてお
り、コ字形断面とされた部位の下方は、車体下方へ延設
された平板部28Dとなっている。
【0026】一方、リヤロアクォータパネルエクステン
ション30は、ロアバックリインフォースメント26の
車幅方向外側に連結されており、車幅方向外側部30A
は、車体10のバックドア開口部12に沿って上方へ延
設されている。リヤロアクォータパネルエクステンショ
ン30の下部30Bは車幅方向に沿って配設されてお
り、上端部近傍は開口部を車体前方に向けたコ字形断面
とされている。このコ字形断面の上側には、車体後側斜
め上方へ向けてフランジ30Cが形成されており、この
フランジ30Cは、ルーフサイドインナロアパネル28
のフランジ28Cに溶着されている。また、リヤロアク
ォータパネルエクステンション30におけるコ字形断面
とされた部位の下方は、車体下方へ延設された平板部3
0Dとなっており、この平板部30Dはルーフサイドイ
ンナロアパネル28の平板部28Dに溶着されている。
【0027】従って、図1に示される如く、ロアバック
リインフォースメント16は、車幅方向に沿って延びる
閉断面部32を有する閉断面構造となっている。
【0028】なお、リヤフロアパン20の後端部には、
略車体上方へ向けてフランジ20Aが形成されており、
このフランジ20Aは、ロアバックパネル24の平板部
24Bとルーフサイドインナロアパネル28の平板部2
8Dに溶着されている。
【0029】図3に示される如く、リヤフロアサイドメ
ンバ14の後端部には、連結部材としてのエクステンシ
ョン40が配設されている。
【0030】図4に示される如く、エクステンション4
0の下部となる重合部40Aは、車体前方へ向けて延設
されており、開口部を車体上方へ向けたハット形断面と
されている。また、エクステンション40の重合部40
Aは、リヤフロアサイドメンバリヤ18の後部に挿入さ
れている。エクステンション40における車幅方向内側
壁部40Bの上端部には、車幅方向内側へ向けてフラン
ジ40Cが形成されており、このフランジ40Cは、リ
ヤフロアサイドメンバリヤ18のフランジ18Bとリヤ
フロアパン20との間に狭持されている。また、エクス
テンション40における車幅方向外側壁部40Dの上端
部には、車幅方向外側へ向けてフランジ40Eが形成さ
れており、このフランジ40Eは、リヤフロアサイドメ
ンバリヤ18のフランジ18Dとリヤフロアパン20と
の間に狭持されている。
【0031】エクステンション40における重合部40
Aの車体後方側の部位は中間部40Fとなっており、中
間部40Fは車体上方へ向けて屈曲されている。エクス
テンション40における中間部40Fの車体上方へ向け
て延設された部位は、開口部を車体前方へ向けたハット
形断面とされている。また、エクステンション40にお
ける中間部40Fの上方側の部位は連結部40Gとなっ
ており、この連結部40Gは、ロアバックリインフォー
スメント26に形成された切欠26Cとリヤロアクォー
タパネルエクステンション30に形成された切欠30E
を通って、図1に示される如く、ロアバックリインフォ
ースメント16の閉断面部32内に挿入されている。
【0032】図4に示される如く、エクステンション4
0の上端には、車体後側斜め上方へ向けてフランジ40
Hが形成されており、このフランジ40Hがロアバック
パネル24のフランジ24Aとロアバックリインフォー
スメント26のフランジ26Aとの間、または、ルーフ
サイドインナロアパネル28のフランジ28Cとリヤロ
アクォータパネルエクステンション30のフランジ30
Cとの間に溶着されている。
【0033】また、エクステンション40の中間部40
Fにおける車幅方向内側壁部40Jの前端部には、車幅
方向内側へ向けてフランジ40Kが形成されており、こ
のフランジ40Kは、ロアバックパネル24の平板部2
4Bに溶着されている。一方、エクステンション40の
中間部40Fにおける車幅方向外側壁部40Lの前端部
には、車幅方向外側へ向けてフランジ40Mが形成され
ており、このフランジ40Mは、ルーフサイドインナロ
アパネル28の平板部28Dに溶着されている。
【0034】従って、図1に示される如く、エクステン
ション40と、リヤフロアパン20、ロアバックパネル
24、及びルーフサイドインナロアパネル28とによっ
てエクステンション40の閉断面部41が形成されてお
り、この閉断面部41は側面視で略L字状となってい
る。
【0035】図2に示される如く、車体10の後端下部
には、車幅方向に沿って第3の構造部材としてのバンパ
リインフォースメント42が配設されている。
【0036】図1に示される如く、バンパリインフォー
スメント42は、車幅方向に延びる閉断面構造とされて
おり、エクステンション40の後壁部40Nにボルト4
4とウエルドナット46によって固定されている。な
お、エクステンション40の後壁部40Nには、上下一
対の取付穴48が穿設されている。また、エクステンシ
ョン40の後壁部40Nに接合されるバンパリインフォ
ースメント42の前壁部42Aには、上下一対の取付穴
50が穿設されており、これらの取付穴50に対向する
バンパリインフォースメント42の後壁部42Bには、
上下一対の作業孔52が穿設されている。
【0037】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0038】本実施形態では、図1に示される如く、エ
クステンション40の重合部40Aが、リヤフロアサイ
ドメンバ14における閉断面部22内に挿入され重合さ
れているため、リヤフロアサイドメンバ14の閉断面部
22と、エクステンション40の閉断面部41とが、互
いに連通した閉断面部、即ち、壁部により分断されてい
ない閉断面部となっている。この結果、リヤフロアサイ
ドメンバ14からの荷重に対してリヤフロアサイドメン
バ14とエクステンション40との連結部が変形し難
い。このため、リヤフロアサイドメンバ14からエクス
テンション40を介してロアバックリインフォースメン
ト16へ荷重を確実に伝達することができる。また、車
体10のロアバック廻りの剛性が向上し、バックドア閉
時の入力に対する車体の変形を低減できると共に、車体
10の剛性が向上するため、操縦安定性、振動性能、衝
突安全性能が向上する。
【0039】また、本実施形態では、エクステンション
40における連結部40Gが、ロアバックリインフォー
スメント16の閉断面部32内に挿入されており、エク
ステンション40が、ロアバックリインフォースメント
16に対して串刺し状態になっている。このため、ロア
バックリインフォースメント16とエクステンション4
0との連結部が変形し難い。この結果、リヤフロアサイ
ドメンバ14からエクステンション40を介してロアバ
ックリインフォースメント16へ荷重を更に確実に伝達
することができる。
【0040】また、本実施形態では、エクステンション
40の後壁部40Nにバンパリインフォースメント42
が固定されているため、リヤフロアサイドメンバ14か
らの荷重をバンパリインフォースメント42にも伝達す
ることができるため、車体10の剛性を更に向上するこ
とができる。また、バンパリインフォースメント42の
取付け部の剛性も向上すると共に、バンパリインフォー
スメント42を取付けるための専用部材が不要となる。
【0041】また、本実施形態では、エクステンション
40と、リヤフロアパン20、ロアバックパネル24、
及びルーフサイドインナロアパネル28とによってエク
ステンション40の閉断面部41が形成されており、こ
の閉断面部41が側面視で略L字状となっている。この
ため、リヤフロアパン20の後端上部のスペース(図1
に符号60で示す)が、ガセット等の結合部補強部材に
よって利用できなくなることを防止できる。
【0042】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、本発明の車体結合構造
をリヤフロアサイドメンバ14とロアバックリインフォ
ースメント16との連結部に適用したが、本発明の車体
結合構造は、フロアフロアサイドメンバとフロントクロ
スメンバの連結部、ピラーとサイドメンバの連結部等の
車体の他の部位にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、実質的に閉
断面構造とされた第1の構造部材と、第1の構造部材と
離間した部位に配設され、実質的に閉断面構造とされた
第2の構造部材と、第1の構造部材と第2の構造部材と
を連結する連結部材と、を備えた車体結合構造であっ
て、連結部材は、第1の構造部材と重合し、第1の構造
部材の閉断面部と連通する閉断面部を形成する重合部
と、第2の構造部材と結合する閉断面部を形成する連結
部と、重合部と連結部を連通する閉断面部を形成する中
間部と、から成るため、結合した部材の一方から他方へ
荷重を確実に伝達することができるという優れた効果を
有する。
【0044】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体結合構造において、連結部材の連結部は、第2の
構造部材の閉断面部内に挿入されているため、請求項1
に記載の効果に加えて、結合した部材の一方から他方へ
荷重を更に確実に伝達することができるという優れた効
果を有する。
【0045】請求項3記載の本発明は、請求項1と請求
項2の何れかに記載の車体結合構造において、連結部材
に第3の構造部材が連結されているため、請求項1と請
求項2の何れかに記載の効果に加えて、車体の剛性を更
に向上することができるという優れた効果を有する。
【0046】請求項4記載の本発明は、請求項前記第1
〜3の何れかに記載の構造部材において、第1の構造部
材は、フロアパネルとサイドメンバから成るため、請求
項1〜3の何れかに記載の効果に加えて、サイドメンバ
から荷重を他の構造部材に確実に伝達することができる
という優れた効果を有する。
【0047】請求項5記載の本発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の車体結合構造において、第2の構造部材
は、ロアバックパネルとロアバックリインフォースメン
トから成るため、、請求項1〜3の何れかに記載の効果
に加えて、車体のロアバック廻りの剛性が向上し、バッ
クドア閉時の入力に対する車体の変形を低減できるとい
う優れた効果を有する。
【0048】請求項6記載の本発明は、請求項3に記載
の車体結合構造において、第3の構造部材は、バンパリ
インフォースメントであるため、請求項3に記載の効果
に加えて、バンパリインフォースメントにも荷重を伝達
することができると共に、バンパリインフォースメント
の取付け部の剛性も向上するという優れた効果を有す
る。また、バンパリインフォースメントを取付けるため
の専用部材が不要となるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体結合構造を示す
車両斜め後方内側から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体結合構造を示す
車両斜め後方内側から見た拡大斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車体結合構造を示す
車両斜め後方内側から見た拡大分解斜視図である。
【図5】従来の車体結合構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 車体 14 リヤフロアサイドメンバ(第1の構造部材) 16 ロアバックリインフォースメント(第2の構造
部材) 18 リヤフロアサイドメンバリヤ 20 リヤフロアパン 22 リヤフロアサイドメンバの閉断面部 24 ロアバックパネル 26 ロアバックリインフォースメント 28 ルーフサイドインナロアパネル 30 リヤロアクォータパネルエクステンション 32 ロアバックリインフォースメントの閉断面部 40 エクステンション(連結部材) 40A エクステンションの重合部 40F エクステンションの中間部 40G エクステンションの連結部 41 エクステンションの閉断面部 42 バンパリインフォースメント(第3の構造部
材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に閉断面構造とされた第1の構造
    部材と、 該第1の構造部材と離間した部位に配設され、実質的に
    閉断面構造とされた第2の構造部材と、 前記第1の構造部材と前記第2の構造部材とを連結する
    連結部材と、 を備えた車体結合構造であって、 前記連結部材は、前記第1の構造部材と重合し、前記第
    1の構造部材の閉断面部と連通する閉断面部を形成する
    重合部と、 前記第2の構造部材と結合する閉断面部を形成する連結
    部と、 前記重合部と前記連結部を連通する閉断面部を形成する
    中間部と、 から成ることを特徴とする車体結合構造。
  2. 【請求項2】 前記連結部材の連結部は、前記第2の構
    造部材の閉断面部内に挿入されていることを特徴とする
    請求項1に記載の車体結合構造。
  3. 【請求項3】 前記連結部材に第3の構造部材が連結さ
    れていることを特徴とする請求項1と請求項2の何れか
    に記載の車体結合構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の構造部材は、フロアパネルと
    サイドメンバから成ることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の車体結合構造。
  5. 【請求項5】 前記第2の構造部材は、ロアバックパネ
    ルとロアバックリインフォースメントから成ることを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車体結合構造。
  6. 【請求項6】 前記第3の構造部材は、バンパリインフ
    ォースメントであることを特徴とする請求項3に記載の
    車体結合構造。
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