JP2001171323A - ストラットマウントインシュレータ - Google Patents

ストラットマウントインシュレータ

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JP2001171323A
JP2001171323A JP36050699A JP36050699A JP2001171323A JP 2001171323 A JP2001171323 A JP 2001171323A JP 36050699 A JP36050699 A JP 36050699A JP 36050699 A JP36050699 A JP 36050699A JP 2001171323 A JP2001171323 A JP 2001171323A
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Japan
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strut mount
mount insulator
rubber elastic
elastic body
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Nobuyuki Tamura
信之 田村
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のブラケット間からストラットマウント
インシュレータが配設されたボックス部内に水が侵入し
ないようにする。 【解決手段】 ストラットマウントインシュレータ20
は、芯材40と、芯材40に加硫接着されたゴム弾性体
42と、からなっている。ゴム弾性体42は、アッパー
ブラケットとロアブラケットとによって挟持されるシー
ル部46と、アッパーブラケットとロアブラケットとに
よって画成されるボックス部に配設される本体部44
と、本体部44とシール部46とを連結する薄肉の脆弱
部48と、からなっている。脆弱部48は、大きな荷重
が加わると容易に破断し、以後本体部44とシール部4
6とは分割される。これによって、本体部44の伸縮に
よってシール部46が所期のシール位置からずれてしま
い、シール性が低下することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストラットサスペン
ションの車体側取付部分に配設されるストラットマウン
トインシュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】ストラットサスペンションは、上下振動
を減衰させるためのショックアブソーバを備えている。
上記ショックアブソーバのロッド先端は、一般的に車体
側に位置しており、このロッド先端がストラットマウン
トインシュレータを介して車体側に支持されたものが従
来から知られている(例えば特公平4−37302号公
報等を参照)。このストラットマウントインシュレータ
は、上記ロッドに固定される金属製の芯材と、上記芯材
と一体に成形されたゴム弾性体とからなり、車体に固定
された上下一対のブラケットにより画成された略円筒状
のボックス部内に配設されている。上記一対のブラケッ
トは、例えば、一方が略平板状を呈し、他方が略カップ
状に形成されており、両者を組み付けることによって、
内部にボックス部が画成される。
【0003】上記ゴム弾性体は、上記ボックス部を画成
する上記一対のブラケットに対して密着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、上記ボックス部内に上記一対のブラケットの合
わせ面を通して外部から水が侵入し、上記ゴム弾性体と
上記一対のブラケットとの間で異音が発生する虞があ
る。
【0005】また、このような不具合を防止するため
に、上記一対のブラケットの合わせ面にシール部材を挟
み込むこともできるが、部品点数が増加して、組み付け
作業が繁雑になってしまうという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、ショックアブソーバのロッド先端に固定され
た金属製の芯材と、該芯材に加硫接着されたゴム弾性体
と、からなり、車体に固定された上下一対ののブラケッ
トによって画成されたボックス部内に配設されるストラ
ットマウントインシュレータにおいて、上記ゴム弾性体
は、上記ボックス部の上下面及び内周面に密接する本体
部と、上記一対のブラケットに挟持される略環状シール
部と、からなり、上記シール部と上記本体部との連結部
分が、該シール部の肉厚に比べて極めて薄肉に形成され
た脆弱部によって連結されていることを特徴としてい
る。上記脆弱部は、該脆弱部に大きな荷重が最初に作用
した時点で破断する。これによって、以後、上記本体部
と上記シール部とは互いに分離した状態となり、上記ロ
ッドの上下動に伴う該本体部の伸縮によって、該シール
部が引っ張られ、該シール部が所期の位置からずれてし
まうことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、ストラットサスペンションを構成
するショックアブソーバ2の車体側への取付構造をを示
すものである。
【0009】上下一対のブラケットであるアッパーブラ
ケット4とロアブラケット6とは、ボルト8によって車
体に固定されている。
【0010】金属製の上記アッパーブラケット4は、略
円板状を呈し、中央に貫通孔10が形成されている。
【0011】金属製の上記ロアブラケット6は、略円筒
状に形成された胴体部12と、中央に貫通孔16が設け
られた底壁部14と、上記アッパーブラケット4に外周
縁に当接するフランジ部18と、からなり、全体として
略深皿状に形成されている。
【0012】そして、上記アッパーブラケット4と、上
記ロアブラケット6と、を重ねて車体に固定することに
よって、後述するストラットマウントインシュレータ2
0が配設される略円柱形状のボックス部22が画成され
ている。
【0013】上記ロアブラケット6のフランジ部18の
アクスル側の面、すなわち図1において下側の面には、
略環状のシートラバー24を介してコイルスプリング2
6が当接している。
【0014】また、上記ロアブラケット6の底壁部14
のアクスル側の面には、底の浅い略有定円筒形状を呈し
たカップ28が固定されている。このカップ28は、開
口がアクスル側に面し、かつ底部に設けらえた貫通孔3
0が、上記ロアブラケット6の底壁部14に設けられた
貫通孔16と重なるように配設されている。
【0015】上記カップ28には、略円柱形状を呈した
バウンドバンパー32の基端側が収容保持されていると
共に、ベローズ状のダストカバー36が取り付けられて
いる。上記バウンドバンパー32には、その軸方向に沿
って貫通孔34が形成されている。また、上記ダストカ
バー36は、上記カップ28の外周縁に固定されてお
り、上記バウンドバンパー32及び上記ショックアブソ
ーバ2の外周側を覆っている。
【0016】上記ショックアブソーバ2のロッド38
は、上記バウンドバンパー32、上記カップ28及び上
記ロアブラケット6の各貫通孔34,30,16に挿通
されており、該ロッド38の先端に固定されたストラッ
トマウントインシュレータ20を介して上記ボックス部
22内に支持されている。
【0017】上記ストラットマウントインシュレータ2
0は、図2に示すように、上記ロッド38の先端に固定
される金属製の芯材40と、この芯材40に加硫接着さ
れたゴム弾性体42と、からなっている。
【0018】上記ゴム弾性体42は、上記ボックス部2
2の上下面及び内周面、すなわち上記アッパーブラケッ
ト4と、上記ロアブラケット6の底壁部14及び胴体部
12内周面に常時密接する略円筒状の本体部44と、上
記アッパーブラケット4と上記ロアブラケット6のフラ
ンジ部18とによって挟持される略円環状のシール部4
6と、を有している。
【0019】そして、上記シール部46の内周縁は、図
3に示すように、該シール部46の肉厚に比べて極めて
薄肉に形成された環状の脆弱部48によって、上記本体
部44の車体側端面の外周縁に連結されている。
【0020】このように構成されたストラットマウント
インシュレータ20においては、上記ロッド38の上下
動により、上記脆弱部48に大きな荷重が初めて加わっ
た時点で、この脆弱部48が容易に破断し、上記本体部
44と上記シール部46が分割される。
【0021】そのため、上記ロッド38の上下動による
上記本体部44の伸縮に伴って上記シール部46が所期
の位置からずれてしまい、上記アッパーブラケット4と
上記ロアブラケット6のフランジ部18との間のシール
性が低下してしまうことを確実に防止することができ
る。
【0022】そして、上記アッパーブラケット4と上記
ロアブラケット6のフランジ部18との間が確実にシー
ルされるので、上記アッパーブラケット4と上記ロアブ
ラケット6のフランジ部18との間から上記ボックス部
22内に水が侵入して、異音が発生してしまうことを確
実に防止することができる。
【0023】また、ストラットマウントインシュレータ
20を上記アッパーブラケット4及び上記ロアブラケッ
ト6に対して組み付ける際には、上記ゴム弾性体42の
シール部46は、上記本体部44と一体となっているの
で、組み付け性が悪化することもない。
【0024】尚、上記脆弱部48は、最初に大きな荷重
が加わった時点で極めて容易に破断することが要求され
るので、その肉厚をできるだけ薄く形成することが望ま
しい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム弾性体の脆弱部
は、この脆弱部に大きな荷重が最初に作用した時点で破
断するので、以後、ロッドの上下動に伴う上記ゴム弾性
体の本体部の伸縮によって、上記ゴム弾性体のシール部
が所期の位置からずれてしまうことを防止することがで
きる。
【0026】そして、上記シール部が常に所期の位置か
らずれることがないので、上下一対のブラケットの合わ
せ面からボックス部内に水が侵入することがなく、上記
ボックス部内に水が侵入することで生じる異音の発生を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストラットマウントインシュレー
タが用いられたストラットサスペンションの車体側への
取付構造を示す断面図。
【図2】本発明に係るストラットマウントインシュレー
タの要部断面図。
【図3】図2中の実線で囲まれたA部の拡大図。
【符号の説明】
20…ストラットマウントインシュレータ 40…芯材 42…ゴム弾性体 44…本体部 46…シール部 48…脆弱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D001 AA17 AA18 BA02 DA03 DA09 DA14 3J040 AA01 AA11 AA17 BA01 EA01 EA15 EA17 EA42 FA01 FA05 HA03 HA15 HA30 3J048 AA02 AB01 AC01 BA02 BC02 DA03 EA16 3J069 AA04 CC01 CC13 CC31 DD44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバのロッド先端に固定
    された金属製の芯材と、該芯材に加硫接着されたゴム弾
    性体と、からなり、車体に固定された上下一対ののブラ
    ケットによって画成されたボックス部内に配設されるス
    トラットマウントインシュレータにおいて、 上記ゴム弾性体は、上記ボックス部の上下面及び内周面
    に密接する本体部と、上記一対のブラケットに挟持され
    る略環状シール部と、からなり、上記シール部と上記本
    体部との連結部分が、該シール部の肉厚に比べて極めて
    薄肉に形成された脆弱部によって連結されていることを
    特徴としているストラットマウントインシュレータ。
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