JP2001170507A - ジョークラッシャにおける可動歯板の下部支持構造 - Google Patents

ジョークラッシャにおける可動歯板の下部支持構造

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JP2001170507A
JP2001170507A JP35735199A JP35735199A JP2001170507A JP 2001170507 A JP2001170507 A JP 2001170507A JP 35735199 A JP35735199 A JP 35735199A JP 35735199 A JP35735199 A JP 35735199A JP 2001170507 A JP2001170507 A JP 2001170507A
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tooth plate
movable tooth
jaw
movable
fixed
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JP35735199A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ogushi
晃一郎 大串
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Nakayama Iron Works Ltd
Original Assignee
Nakayama Iron Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動歯板の幅方向のズレ動きを規制すると共
に、可動歯板の下端中央部での磨耗において、可動歯板
を磨耗が板厚の全厚近くに及ぶまで十分に使い切りなが
ら、スイングジョーの磨耗を防止できるようにしたジョ
ークラッシャにおける可動歯板の下部支持技術の提供。 【解決手段】 機枠1に固定された固定歯板6と、揺動
運動するスイングジョー2の前面に取り付けられた可動
歯板4と、固定歯板と可動歯板との間に形成された破砕
空間5を備え、破砕空間内に投入された被破砕物を固定
歯板と可動歯板で挟圧して破砕するようにしたジョーク
ラッシャである。可動歯板の裏面下端両側部及び裏面上
端両側部に、板厚の中程まで凹設した切欠部41,42
が形成され、その下端側の両切欠部に係合して可動歯板
を支持すると共に可動歯板の幅方向のズレ動きを規制す
る顎状突部21がスイングジョーの前面下端両側部に突
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩石、コンクリー
トガラ、アスファルト舗装廃棄物等を破砕するジョーク
ラッシャにおいて、可動歯板の下部支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ジョークラッシャは、機枠に固定された
固定歯板と、揺動運動するスイングジョーの前面に取り
付けられた可動歯板と、この固定歯板と可動歯板との間
に形成された破砕空間を備え、この破砕空間内に投入さ
れた岩石等の被破砕物を固定歯板と可動歯板で挟圧して
破砕するようになっている。スイングジョーに対する可
動歯板の取り付けは、スイングジョー前面下端部に突設
した顎状突部で可動歯板の下端面を支持する下部支持構
造と、可動歯板の上端面をウエッジによってスイングジ
ョーに固定する上部固定構造とによって行うようになっ
ていた。この場合、従来における下部支持構造は、図4
に示すように、スイングジョー2の前面下端部に突設し
た顎状突部29がスイングジョー2の全幅に延長して形
成され、これに可動歯板4が載置されていた。従って、
顎状突部29は、可動歯板4の全幅に亘って板厚の中程
まで突出する状態で、可動歯板4の下端面49を支持し
た構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ジョークラッシャで
は、岩石等の被破砕物を固定歯板と可動歯板で挟圧して
破砕するもので、この固定歯板と可動歯板の破砕面は、
縦筋状の波状凹凸面に形成されているため、挟圧により
受ける荷重に幅方向(左右方向)の分力が発生する。特
に、従来の下部支持構造では、可動歯板の下端面がスイ
ングジョーの顎状突部に載置されているだけであるた
め、荷重を最も受ける可動歯板の下端部において、幅方
向の分力によって可動歯板が次第に幅方向にズレ動き、
これが時間の経過によって増幅して上部固定構造にもガ
タ付きが発生し、定常運転に支障をきたすことがあると
いう問題があった。
【0004】又、ジョークラッシャでは、岩石等を被破
砕物としているため、特に、可動歯板の下端中央部にお
いて最も激しく磨耗が生じる。しかしながら、従来にお
ける下部支持構造では、図4に示すように、顎状突部
が、可動歯板の全幅に亘って板厚の中程まで突出する状
態で、可動歯板の下端面を支持している。このため、可
動歯板の下端中央部での磨耗において、その磨耗が可動
歯板の板厚の中程にまでしか達していないにもかかわら
ず、顎状突部(スイングジョー)にまで磨耗が及ぶこと
になる。従って、従来では、顎状突部の磨耗を防止する
ためには、可動歯板への磨耗が板厚の全厚に及ぶ以前に
可動歯板を交換あるいは天地反転して付けかえる必要が
生じ、可動歯板の磨耗が板厚の全厚に及ぶまで十分に使
い切るという点で無駄が生じ、設備コスト面で不利にな
るという問題があった。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、幅方向の分力による可動
歯板のズレ動きを規制すると共に、可動歯板の下端中央
部での磨耗において、可動歯板を磨耗が板厚の全厚近く
に及ぶまで十分に使い切りながら、スイングジョーの磨
耗を防止することができるようにしたジョークラッシャ
における可動歯板の下部支持構造を提供することを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のジョークラッシャにおける可動歯板の下部
支持構造は、機枠に固定された固定歯板と、揺動運動す
るスイングジョーの前面に取り付けられた可動歯板と、
この固定歯板と可動歯板との間に形成された破砕空間を
備え、この破砕空間内に投入された被破砕物を固定歯板
と可動歯板で挟圧して破砕するようにしたジョークラッ
シャにおいて、前記可動歯板の裏面下端両側部及び裏面
上端両側部に、板厚の中程まで凹設した切欠部が形成さ
れ、その下端側の両切欠部に係合して可動歯板を支持す
ると共に可動歯板の幅方向(左右方向)のズレ動きを規
制する顎状突部がスイングジョーの前面下端両側部に突
設されている構成とした。
【0007】この可動歯板の下部支持構造では、スイン
グジョー前面下端両側部に突設した左右の顎状突部を、
可動歯板の裏面下端両側部に凹設した左右の切欠部に係
合するようになっている。このように、可動歯板の切欠
部と、スイングジョーの顎状突部とが左右の2ヶ所で係
合しているため、可動歯板の幅方向のズレ動きを規制す
ることができる。又、可動歯板の下端中央部には顎状突
部が形成されていないため、可動歯板の下端中央部が板
厚の全厚に及ぶまで激しく磨耗したとしても、磨耗がス
イングジョーにまで及ぶことがない。従って、可動歯板
を磨耗が板厚の全厚近くに及ぶまで十分に使い切りなが
ら、スイングジョーの磨耗を防止することができる。
【0008】尚、可動歯板は、その下端部が磨耗して使
用不能になると、これを天地反転して再使用するもの
で、この場合、上端側の切欠部が下端側に転移するた
め、この切欠部に顎状突部を係合すれば、同様の作用を
得ながら再使用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の1形態にかかる
ジョークラッシャの一部切欠側面図、図2はこのジョー
クラッシャにおける可動歯板の下部支持構造を前面側下
方から見た斜視図、図3は可動歯板の下部支持構造を裏
面側下方から見た斜視図である。
【0010】このジョークラッシャAは、シングルトッ
グル形であって、機枠1に回転駆動軸10が軸支され、
この回転駆動軸10の一端にフライホイール11が取り
付けられている。又、回転駆動軸10には、偏心軸部
(図示せず)が形成され、その偏心軸部にスイングジョ
ー2の上端部が回転自在に取り付けられている。このス
イングジョー2の裏面に形成したトッグル受け部20
と、機枠1に摺動可能に支持したトッグルブロック12
のトッグル受け部12aとの間にトッグルプレート3が
介設され、又、スイングジョー2の下端に軸着したテン
ションロッド13が圧縮コイルスプリング14を介して
機枠1又はトッグルブロック12から張り出した受け部
材に連結されている。前記スイングジョー2の前面には
可動歯板4が取り付けられ、この可動歯板4にV字状の
破砕空間5を保持して対向するように固定歯板6が機枠
1に固定されている。そして、前記偏心軸部の回転によ
るスイングジョー2の揺動により、破砕空間5内に投入
された被破砕物を固定歯板6と可動歯板4で挟圧して破
砕するようになっている。尚、可動歯板4及び固定歯板
6の破砕面40,60は、縦筋状の波状凹凸面に形成さ
れている。
【0011】前記可動歯板4は、スイングジョー2に対
し、下部支持構造と、可動歯板4の上端面をウエッジ7
によってスイングジョー2に固定した上部固定構造とに
よって取り付けられている。下部支持構造は、可動歯板
4の裏面の下端両側部及び上端両側部に板厚の中程まで
凹設した切欠部41,41及び42,42が形成され、
一方、スイングジョー2の前面の下端両側部に顎状突部
21,21が形成され、この左右の顎状突部21,21
を前記した下端側の左右の切欠部41,41に係合した
ものとなっている。この場合、顎状突部21の上面21
aで切欠部41の上面41aを支持して、顎状突部21
の内側面21bと切欠部41の内側面41bとが面合す
ると共に、顎状突部21の突出面21cと切欠部41の
凹設面41cが面合するように、顎状突部21を切欠部
41に係合している。これにより、顎状突部21で可動
歯板4を支持すると共に可動歯板4の幅方向のズレ動き
を規制するようになっている。
【0012】このように構成した可動歯板4の下部支持
構造では、可動歯板4の切欠部41と、スイングジョー
2の顎状突部21とが左右の2ヶ所で係合している。従
って、可動歯板4の幅方向(左右方向)のズレ動きに対
し、顎状突部21の内側面21bで切欠部41の内側面
41bを左右の2ヵ所でそれぞれ受け止めて規制するこ
とができる。
【0013】又、可動歯板4の下端中央部には顎状突部
21が形成されていないため、可動歯板4の下端中央部
が板厚の全厚に及ぶまで激しく磨耗したとしても、磨耗
がスイングジョー2にまで及ぶことがない。従って、可
動歯板4を磨耗が板厚の全厚近くに及ぶまで十分に使い
切りながら、スイングジョー2の磨耗を防止することが
できる。
【0014】尚、可動歯板4は、その下端部が磨耗して
使用不能になると、これを天地反転して再使用するもの
で、この場合、上端側の切欠部42,42が下端側に転
移するため、この切欠部42,42に顎状突部21,2
1を係合すれば、同様の作用を得ながら再使用すること
ができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこの実施の形態に限定される
ことはない。例えば、顎状突部と切欠部の大きさについ
て、両者を同一に形成する必要はなく、顎状突部の内側
面と切欠部の内側面とが面合すると共に、顎状突部の突
出面と切欠部の凹設面が面合する状態で顎状突部が切欠
部に係合すれば、顎状突部と切欠部との横幅及び高さに
差があっても支障はない。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の可動
歯板の下部支持構造にあっては、上記のように構成した
ので、可動歯板の幅方向のズレ動きを規制すると共に、
可動歯板の下端中央部での磨耗において、可動歯板を磨
耗が板厚の全厚近くに及ぶまで十分に使い切りながら、
スイングジョーの磨耗を防止できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態にかかるジョークラッシ
ャの一部切欠側面図である。
【図2】このジョークラッシャにおける可動歯板の下部
支持構造を前面側下方から見た斜視図である。
【図3】可動歯板の下部支持構造を裏面側下方から見た
斜視図である。
【図4】従来の可動歯板の下部支持構造を前面側下方か
ら見た斜視図である。
【符号の説明】
1 機枠 2 スイングジョー 4 可動歯板 5 破砕空間 6 固定歯板 21 顎状突部 41 切欠部 42 切欠部 A ジョークラッシャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に固定された固定歯板と、揺動運動
    するスイングジョーの前面に取り付けられた可動歯板
    と、この固定歯板と可動歯板との間に形成された破砕空
    間を備え、この破砕空間内に投入された被破砕物を固定
    歯板と可動歯板で挟圧して破砕するようにしたジョーク
    ラッシャにおいて、 前記可動歯板の裏面下端両側部及び裏面上端両側部に、
    板厚の中程まで凹設した切欠部が形成され、その下端側
    の両切欠部に係合して可動歯板を支持すると共に可動歯
    板の幅方向のズレ動きを規制する顎状突部がスイングジ
    ョーの前面下端両側部に突設されているジョークラッシ
    ャにおける可動歯板の下部支持構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104203414A (zh) * 2012-03-19 2014-12-10 美卓矿物公司 颚式破碎机的耐磨部件、颚式破碎机、矿物材料加工及固定耐磨部件的方法
CN104249102A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 富奥辽宁汽车弹簧有限公司 卷耳机夹爪

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