JP2001170412A - フィルター - Google Patents

フィルター

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JP2001170412A
JP2001170412A JP35529999A JP35529999A JP2001170412A JP 2001170412 A JP2001170412 A JP 2001170412A JP 35529999 A JP35529999 A JP 35529999A JP 35529999 A JP35529999 A JP 35529999A JP 2001170412 A JP2001170412 A JP 2001170412A
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JP
Japan
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filter
folds
pleated
strength
adhesive
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Pending
Application number
JP35529999A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Suzuki
信行 鈴木
Satoru Kinoshita
悟 木下
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Roki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Roki Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内筒ホルダーや外枠を不要なものとすること
により製造コストを低減し、廃棄する際に分離の手間を
不要なものとし、かつ重量の軽いフィルターを提供す
る。 【解決手段】 繊維状物質とバインダーとを含む平面状
の組成物を、ひだ状に成形して濾材としたフィルターに
おいて、ひだの一部を複数枚重ね合わせて熱溶着または
接着剤で接合し、形状を一定に保持するための強度保持
部を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、不織布等をひ
だ状に成形して濾材としたフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のオイルエレメント等に用いられ
る円筒形フィルターには、通常その強度を保持するため
濾材の内側に、金属製の内筒ホルダーが設けられてい
る。またパネル型フィルターにあっては、フィルターの
剛性やねじれ強度を確保するため、平面状の濾材外周部
に金属製あるいはプラスチック製の外枠が設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの内筒
ホルダーや外枠の製造には時間とコストがかかり、これ
らは無視できないものである。また、フィルターを廃棄
したりリサイクルする際に分別処理の要請から濾材と内
筒ホルダーや外枠を分離する必要があり、手間がかか
る。更にこれらが金属製の場合、フィルター自体の重量
を大きくしてしまうという問題もあった。
【0004】そこで、本発明は、これらの問題を解決し
て、濾材とは別に製造されていた内筒ホルダーや外枠を
不要なものとすることにより製造コストを低減し、廃棄
する際に分離の手間を不要なものとし、かつフィルター
自体の軽量化をはかることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】請求項1の発明は、繊維状物質とバインダ
ーとを含む平面状の組成物を、ひだ状に成形して濾材と
したフィルターであって、ひだの一部は複数枚重ね合わ
され、熱溶着または接着剤で接合されて、形状を一定に
保持するための強度保持部を形成していることを特徴と
するフィルターを提供して前記課題を解決する。
【0007】この発明によれば、ひだを複数枚重ね合わ
せて接着剤等で接合して構成された強度保持部は、濾材
として機能している通常のひだ部より機械強度が高いの
で、これらによりフィルターに機械強度を与え、金属や
プラスチックなど他の材料を用いた強度保持部材の使用
を省略することができる。したがって、強度保持部材の
製造コストや組み付けコストの削減が可能となる。ま
た、フィルターを廃棄したりリサイクルする際に、分離
作業を省略することができる。さらにフィルター重量の
低下を図ることができる。
【0008】請求項2の発明は、繊維状物質とバインダ
ーとを含む平面状の組成物を、ひだ状に成形した濾材を
円周状に配置して成形した円筒形フィルターであって、
円周方向の複数箇所においてひだが接合されていること
を特徴とする円筒形フィルターを提供して前記課題を解
決する。
【0009】この発明によれば、円周上の任意の位置に
強度保持部を設けることができる。
【0010】請求項3の発明は、繊維状物質とバインダ
ーとを含む平面状の組成物を、ひだ状に成形した濾材
(1)を少なくとも2枚周方向に配置して、各濾材の両
端(2)のひだを接合することにより成形して一体とし
た円筒形フィルター(C)を提供して前記課題を解決す
る。また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載
の円筒形フィルターにおいて、接合されたひだは、熱溶
着または接着剤で複数枚重ね合わされており、形状を一
定に保持するための強度保持部(2a)を形成している
ことを特徴とする。
【0011】これらの発明によれば、強度保持部は円筒
の軸心方向に機械強度を有するので、円筒形フィルター
に座屈強度を与えることができる。また、濾材の形状を
全て同一にすれば、その濾材を何枚使用した場合であっ
ても常に強度保持部を軸心の周りに対称に設けることが
できるので、構造強度が安定した円筒形フィルターを得
ることができる。従って、従来使用されていた内筒ホル
ダーの使用を省略することができ、円筒形フィルター自
体の軽量化および製造コストの低減に資することができ
る。また、廃棄の際に分離作業を必要としない。
【0012】請求項5の発明は、繊維状物質とバインダ
ーとを含む平面状の組成物を、ひだ状に成形して濾材と
したパネル型フィルターであって、側面方向の二つの外
枠(22a、22b)は、濾材両側面のひだ部(21)
を複数枚重ね合わせて熱溶着または接着剤で接合して形
成されていることを特徴とするパネル型フィルター(P
1)を提供して前記課題を解決する。
【0013】この発明によれば、濾材両側面のひだ部を
複数枚重ね合わせて形成した強度保持部が側面方向の2
つの外枠として機能するので、4辺の外枠の内、他の2
辺の外枠(23a、23b)を別途形成するだけで足り
る。
【0014】請求項6の発明は、請求項5に記載のパネ
ル型フィルターにおいて、側面方向の二つの外枠(33
a、33b)とは直交する他の二つの外枠(34a、3
4b)は、両側面のひだ部(31、31)を中間のひだ
部(32)より長く形成し、これらのひだ部を重ね合わ
せて形成される4つの耳部(31b、31c、31d、
31e)を、それぞれ内側へ折り返し重ね合わせて、熱
溶着または接着剤でさらに接合して形成されていること
を特徴とする。
【0015】この発明によれば、4辺の外枠は、すべて
ひだ部を重ね合わせて接合した強度保持部で形成される
ので、外枠を別途形成する必要がない。したがって、フ
ィルター全体が濾材(30)と同一材料でできているの
で、廃棄の際に分離作業を必要としない。さらに、フィ
ルター自体の軽量化および製造コストの低減に資するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施形態
に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明による円筒形フィルターの
一実施形態を示す。(a)は組立て前、(b)は組み立
てられた円筒形フィルターCを示している。図1(a)
から明らかなように、本実施形態の円筒形フィルターC
においては、ひだが形成された4枚の濾材1が、仮想的
な円筒形状3に沿って配置されている。各濾材1の相互
に接する部分では各濾材1の両端2の複数のひだが重な
り合わされている。複数のひだが重なり合わされている
部分(強度保持部)2aは、熱溶着で、または接着剤で
接合される。このように濾材1の一部を軸心方向に平行
に重ね合せることにより、円筒形フィルターCの座屈強
度を高めることができる。したがって、従来使用されて
いた内筒ホルダーを省略することができる。
【0018】円周方向に均等な座屈強度を得るためには
強度保持部2aは円周方向に等間隔に配置されているこ
とが望ましい。従って、濾材1は複数枚必要でありか
つ、それぞれの形状および強度保持部2aが同一である
ことが望ましい。濾材1の数や強度保持部2aのひだの
枚数は、要求される座屈強度に応じて定められる。ま
た、熱溶着剤や接着剤の組成は、フィルターに要求され
る耐熱性と強度を考慮して選定することが望ましい。さ
らに、強度保持部2aに施すべき熱溶着剤や接着剤の量
は、フィルターに要求される座屈強度に応じて定められ
ることが望ましい。
【0019】図2は、本発明のパネル型フィルターの一
実施形態を示す。このパネル型フィルターP1において
は、複数のひだが形成された平板状の濾材20の両側面
部の複数のひだ21を重ね合わせ、接合した強度保持部
21aを形成しており、これらが対向する2辺の外枠2
2a、22bとして機能している。また、このパネル型
フィルターP1においては、他の対向する2辺の外枠2
3a、23bは強度保持部21aによっては形成されな
いので、この部分については濾材20以外により形成す
ることが必要である。しかし、廃棄する際の分離の手間
を不要なものとし、かつフィルターの軽量化をはかるた
めには、濾材20と同一の材料で他の2辺の外枠23
a、23bを形成することが望ましい。
【0020】強度保持部21aのひだの枚数は、他の2
辺の外枠23a、23bの強度や、パネル型フィルター
P1に要求される曲げ強度やねじれ強度を勘案して定め
られる。また、熱溶着剤や接着剤の種類は、パネル型フ
ィルターP1に要求される耐熱性と強度を考慮して選定
することが望ましい。さらに、強度保持部21aに施す
べき熱溶着剤や接着剤の量は、パネル型フィルターP1
に要求される曲げ強度やねじれ強度に応じて定められる
ことが望ましい。
【0021】なお、本実施形態のパネル型フィルターP
1は、空調用のフィルターとして好適に使用される。ま
た、外周部のシール性に十分な性能を与えて、車両用エ
アクリーナのフィルターとしても使用可能である。
【0022】図3は、本発明のパネル型フィルターの他
の一実施形態を示す。このパネル型フィルターP2にお
いては、側面方向の二つの外枠33a、33bとは直角
をなす他の二つの外枠34a、34bは、以下のように
形成されている。
【0023】複数のひだが形成された平板状の濾材30
の両側面のひだ部31を、中間のひだ部32より長く形
成する(図3(a)参照)。これらの両側面のひだ部3
1を重ね合わせ、4つの耳部31b、31c、31d、
31eを形成する(図3(b)参照)。この4つの耳部
31b、31c、31d、31eをそれぞれ内側へ90
度折り返し、重ね合わせる(図3(c)参照)。さらに
重ね合わせた部分を熱溶着または接着剤で接合し、強度
保持部として前記2つの外枠部材34a、34bを形成
する。
【0024】耳部31b、31dより形成された外枠3
4a、および耳部31c、31eにより形成された外枠
34bと、中間のひだ部32とは接着剤等により全ての
長さに渡り固着されている。
【0025】本パネル型フィルターP2において、一辺
の外枠34aを形成する2つの耳部31bおよび31d
の長さt1、t3の合計は少なくとも中間のひだ部32
の幅Wより大きく設けられている。他の一辺の外枠34
bを形成する2つの耳部31cおよび31eの長さt
2、t4の合計についても同様である。しかし、折返さ
れた耳部同士をしっかりと固着するためには、t1、t
3の合計、およびt2、t4の合計長さは中間のひだ部
32の幅Wより十分に大きく設けることが望ましい。
【0026】なお、本実施形態のパネル型フィルターP
2も、空調用のフィルターとして好適に使用される。ま
た、外周部のシール性に十分な性能を与えて、車両用エ
アクリーナのフィルターとしても使用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、濾材に強度保持
部を設けることにより、これがフィルターに構造的強度
を与えて、別途製造し組み付けていた内筒ホルダーや外
枠を不要なものとすることができる。これにより製造コ
ストを低減し、廃棄する際に分離の手間を不要なものと
し、かつ重量の軽いフィルターを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による円筒形フィルターの(a)は組立
て前、(b)は組み立て後の状態をそれぞれ示す図。
【図2】パネル型フィルターの一実施形態であって、
(a)は組立て前、(b)は組立て後の状態をそれぞれ
示す図。
【図3】パネル型フィルターの他の一実施形態であっ
て、(a)は組立て前、(b)は組み立て途中、(c)
は組立て後の状態をそれぞれ示す図。
【符号の説明】
1 濾材 2 濾材の両端 2a 強度保持部 21 濾材両側面のひだ部 22a 外枠 22b 外枠 31 濾材両側面のひだ部 31b 耳部 31c 耳部 31d 耳部 31e 耳部 32 中間のひだ部 33a 外枠 33b 外枠 34a 外枠 34b 外枠 C 円筒形フィルター P1 パネル型フィルター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状物質とバインダーとを含む平面状
    の組成物を、ひだ状に成形して濾材としたフィルターで
    あって、 前記ひだの一部は複数枚重ね合わされ、熱溶着または接
    着剤で接合されて、形状を一定に保持するための強度保
    持部を形成していることを特徴とする前記フィルター。
  2. 【請求項2】 繊維状物質とバインダーとを含む平面状
    の組成物をひだ状に成形した濾材を円周状に配置して成
    形した円筒形フィルターであって、円周方向の複数箇所
    においてひだが接合されていることを特徴とする前記円
    筒形フィルター。
  3. 【請求項3】 繊維状物質とバインダーとを含む平面状
    の組成物を、ひだ状に成形した濾材を少なくとも2枚周
    方向に配置して、各濾材の両端のひだを接合することに
    より成形して一体とした円筒形フィルター。
  4. 【請求項4】 前記接合されたひだは、熱溶着または接
    着剤で複数枚重ね合わされており、形状を一定に保持す
    るための強度保持部を形成していることを特徴とする請
    求項2または3に記載の円筒形フィルター。
  5. 【請求項5】 繊維状物質とバインダーとを含む平面状
    の組成物を、ひだ状に成形して濾材としたパネル型フィ
    ルターであって、 側面方向の二つの外枠は、前記濾材両側面のひだ部を複
    数枚重ね合わせて熱溶着または接着剤で接合して形成さ
    れていることを特徴とする前記パネル型フィルター。
  6. 【請求項6】 前記側面方向の二つの外枠とは直交する
    他の二つの外枠は、 前記両側面のひだ部を中間のひだ部より長く形成し、前
    記両側面のひだ部を重ね合わせて形成される4つの耳部
    を、それぞれ内側へ折り返し重ね合わせて、熱溶着また
    は接着剤でさらに接合して形成されていることを特徴と
    する請求項5に記載のパネル型フィルター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091071A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Nippon Muki Co Ltd 耐熱フィルタおよび耐熱フィルタの製造方法
WO2022092082A1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-05 株式会社ヴァレオジャパン フィルタおよび遠心送風機

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