JP2021053533A - フィルタエレメント - Google Patents

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和昭 竹内
Kazuaki Takeuchi
和昭 竹内
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Abstract

【課題】シール部のシール性を確保しつつ、シール部の形成に必要な材料量を低減することができるフィルタエレメントを提供する。【解決手段】フィルタエレメント10は、濾過部20と、濾過部20の外周縁に沿って設けられた弾性を有するシール部30と、を備える。シール部30は、濾過部20の外周縁から濾過部20の外周側に向かって延びる基部31と、基部31の外周側にて折り返され、基部31の内周側に向かって延びる折返し部32と、を有している。基部31と折返し部32との間には、基部31と折返し部32との間の屈曲部分33を起点としたシール部30の弾性変形を許容する隙間34が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、フィルタエレメントに関する。
特許文献1には、エアクリーナのフィルタエレメント(以下、エレメント)が開示されている。エレメントは、波板状の濾過部と、濾過部の各山部の側面を閉塞する閉塞部と、濾過部を取り囲んで取り付け平面に沿って広がり、濾過部を支持するつば部とを有している。濾過部、閉塞部、及びつば部は、同一の濾材によって形成されている。濾材には、熱により溶融する繊維が含まれている。つば部は、濾過部から連続する濾材を折り重ねて多層に積層して板状に形成されている。
上記シール部分がエアクリーナの一対のハウジングのフランジによって挟持されることで、ハウジング同士の間がシールされる。
特許第3801231号公報
ところで、こうした従来のエレメントにおいては、シール部分によるシール性を確保するために、当該シール部分が所定値以上の厚み及び所定値以上の繊維密度にて形成されている。そのため、シール部分の形成に必要な繊維量を低減することが難しい。
なお、こうした問題は、濾過部及びつば部が繊維材料により成形されるフィルタエレメントに限らず、濾過部とつば部とが互いに異なる材料により成形されるフィルタエレメントにおいても同様にして生じる。
本発明の目的は、シール部によるシール性を確保しつつ、シール部の形成に必要な材料量を低減することのできるフィルタエレメントを提供することにある。
上記目的を達成するためのフィルタエレメントは、濾過部と、前記濾過部の外周縁に沿って設けられた弾性を有するシール部と、を備える。前記シール部は、前記濾過部の外周縁から前記濾過部の外周側に向かって延びる基部と、前記基部の外周側にて折り返され、前記基部の内周側に向かって延びる折返し部と、を有している。前記基部と前記折返し部との間には、前記基部と前記折返し部との間の屈曲部分を起点とした前記シール部の弾性変形を許容する隙間が設けられている。
同構成によれば、エアクリーナを構成する一対のハウジングのフランジによってフィルタエレメントのシール部が挟持されると、各フランジには、基部自体及び折返し部自体の弾性反発力に加えて、基部と折返し部との間の屈曲部分を起点としたシール部の弾性反発力が作用する。このため、一方のフランジと基部とが好適に圧接されるとともに、他方のフランジと折返し部とが好適に圧接される。このように、基部と折返し部との間に隙間を設けることで、シール部全体の体積を低減しつつシール部によるシール性が確保される。
本発明によれば、シール部によるシール性を確保しつつ、シール部の形成に必要な材料量を低減することができる。
フィルタエレメントの一実施形態を示す斜視図。 同実施形態のフィルタエレメントを谷部側から見た平面図。 図2の3−3線に沿った断面図。 同実施形態のフィルタエレメントを備えたエアクリーナを示す断面図。 図4のA部を拡大して示す断面図。 折返し部が折り返されていない状態のフィルタエレメントを谷部側から見た平面図。
以下、図1〜図6を参照して、一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、内燃機関用エアクリーナに用いられるフィルタエレメントとして本発明を具体化している。
図1及び図2に示すように、フィルタエレメント10は、濾過部20と、濾過部20の外周縁に全周にわたって設けられた弾性を有するシール部30とを備えている。フィルタエレメント10は、熱融着性の繊維材料からなるシート状の不織布を熱プレスして形成されている。すなわち、濾過部20及びシール部30は、同一の熱融着性の繊維材料からなる不織布により形成されている。本実施形態のフィルタエレメント10は、平面視長方形状である。
<濾過部20>
図1〜図3に示すように、濾過部20は、上述した不織布を襞折りすることで形成された波板状である。より詳しくは、濾過部20は、山部21と、山部21の突出方向とは反対側に向かって突出する谷部22とが交互に並んだ構造を有している。本実施形態の濾過部20は、平面視長方形状である。
山部21及び谷部22は、互いに平行に延在する頂部21a及び底部22aをそれぞれ有している。頂部21aと底部22aとの間には、頂部21a及び底部22aよりも肉厚の厚い厚肉部23が設けられている。頂部21a及び底部22aは、厚肉部23よりも高い圧力にて不織布を熱プレスして成形されており、厚肉部23よりも高密度且つ高剛性である。
なお、以降において、頂部21aの延在方向を延在方向Xとし、頂部21aの並び方向を並び方向Yとし、延在方向X及び並び方向Yの双方に直交する方向を直交方向Zとして説明する。
濾過部20における頂部21aの延在方向Xの両側には、濾過部20を閉塞する側面部24が設けられている。
<シール部30>
図1〜図3、及び図6に示すように、シール部30は、濾過部20の外周縁から濾過部20の外周側に向かって延びる基部31と、基部31の外周側にて折り返され、基部31の内周側に向かって延びる折返し部32とを有している。なお、本実施形態では、折返し部32が折り返される前の状態のシール部30は、前述したシート状の不織布の外縁部を丸めて熱プレスすることで形成されている(図6参照)。
基部31は、内周側から順に、直交方向Z(図3の上下方向)に対して傾斜して延びる傾斜部31aと、延在方向X及び並び方向Yの双方に沿って外周側に向かって延びる平坦部31bとを有している。
図2に示すように、本実施形態のシール部30の外周縁は長方形状をなしている。すなわち、4つの折返し部32が、シール部30を構成する4つの辺に沿って延在している。ここで、4つの折返し部32のうち上記長方形の短辺に沿って延在する一対の折返し部32を折返し部32Aとし、長辺に沿って延在する一対の折返し部32を折返し部32Bとして区別する。折返し部32A(32B)の延在方向の端縁32a(32b)は、当該延在方向と直交する直交方向に対して傾斜している。より詳しくは、端縁32a(32b)は、シール部30の内周側ほど折返し部32の延在方向の内側に位置するように傾斜している。
図2に示すように、折返し部32A(32B)の延在方向の端縁32a(32b)全体が、シール部30の周方向において折返し部32A(32B)と隣り合う他の折返し部32B(32A)の延在方向の端縁32b(32a)全体に対して対向している。対向する端縁32a,32b同士の間には、隙間がほとんどない。
図3に示すように、基部31と折返し部32との間には、基部31と折返し部32との間の屈曲部分33を起点としたシール部30の弾性変形を許容する隙間34が設けられている。
フィルタエレメント10を構成する熱融着性の繊維材料としては、芯鞘構造を有する複合繊維が好ましい。この複合繊維は、芯部と、芯部を構成する材料よりも融点の低い鞘部とからなる。芯部よりも融点の低い鞘部を加熱により軟化させることで、鞘部を介して繊維同士が熱融着される。芯部及び鞘部を構成する樹脂材料の組み合わせとしては、例えばポリプロピレン及びポリエチレン、ポリエステル及びポリエチレン、ポリエステル及び低融点ポリエステルなどが挙げられる。
次に、フィルタエレメント10を備えるエアクリーナについて説明する。
図4及び図5に示すように、エアクリーナは、フィルタエレメント10を収容するハウジング100を備えている。
ハウジング100は、インレット111を有する第1ハウジング110と、アウトレット121を有する第2ハウジング120とからなる。
フィルタエレメント10がハウジング100内に収容された状態において、第1ハウジング110の開口部112の周縁に設けられたフランジ113と、第2ハウジング120の開口部122の周縁に設けられたフランジ123とによってシール部30が全周にわたって挟持される。
本実施形態では、第1ハウジング110のフランジ113に折返し部32が圧接されるとともに、第2ハウジング120のフランジ123に基部31が圧接されている。
内燃機関の吸気は、インレット111を通じてハウジング100内に導入され、フィルタエレメント10を通過する際に濾過される。そして、濾過された吸気は、アウトレット121を通じて燃焼室に向けて導出される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4に示すように、エアクリーナを構成する一対のハウジング110,120のフランジ113,123によってフィルタエレメント10のシール部30が挟持されると、各フランジ113,123には、基部31の平坦部31b自体及び折返し部32自体の弾性反発力に加えて、屈曲部分33を起点としたシール部30の弾性反発力が作用する。このため、フランジ123と基部31とが好適に圧接されるとともに、フランジ113と折返し部32とが好適に圧接される。このように、基部31と折返し部32との間に隙間34を設けることで、シール部30全体の体積を低減しても、シール部30によるシール性が確保される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)シール部30は、濾過部20の外周縁から濾過部20の外周側に向かって延びる基部31と、基部31の外周側にて折り返され、基部31の内周側に向かって延びる折返し部32と、を有している。基部31と折返し部32との間には、基部31と折返し部32との間の屈曲部分33を起点としたシール部30の弾性変形を許容する隙間34が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、シール部30によるシール性を確保しつつ、シール部30の形成に必要な材料量を低減することができる。
(2)シール部30は、熱融着性の繊維材料により形成されている。
こうした構成によれば、シール部30が熱融着性の繊維材料により形成されているため、繊維材料を熱プレスすることによって基部31及び折返し部32を有するシール部30を容易に形成することができる。また、シール部30によるシール性を確保しつつ、シール部30の形成に必要な繊維量を低減することができる。
(3)濾過部20及びシール部30は、繊維材料により一体にて形成されている。
こうした構成によれば、フィルタエレメント10全体が繊維材料により一体にて形成されているため、フィルタエレメント10の形成に必要な材料の種類が少なくて済む。
(4)シール部30の外周縁は、長方形状をなしており、4つの折返し部32A,32Bが、シール部30を構成する4つの辺に沿ってそれぞれ延在している。折返し部32の延在方向の端縁32a,32bは、当該延在方向と直交する直交方向に対して傾斜している。折返し部32A(32B)の延在方向の端縁32a(32b)全体が、シール部30の周方向において当該折返し部32A(32B)と隣り合う他の折返し部32B(32A)の延在方向の端縁32b(32a)全体に対向している。
こうした構成によれば、折返し部32同士が重ならないことに加え、シール部30の周方向において折返し部32が存在しない部分がほとんどなくなる。このため、シール部30の厚みが周方向において不均一となることを抑制でき、シール部30の弾性反発力が周方向において不均一となることを抑制できる。したがって、シール部30によるシール性を一層高めることができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・シール部30の外周縁は、平面視長方形状に限られるものではなく、他に例えば、平面視五角形状であってもよい。
・折返し部32A,32Bの端縁32a,32b同士の間に隙間が形成されているものであってもよい。
・折返し部32は、シール部30の外周縁の全周にわたって設けられていなくてもよい。例えば、一対の折返し部32Aまたは一対の折返し部32Bを省略することもできる。すなわち、シール部30の周方向の一部にのみ折返し部32が設けられていてもよい。この場合、折返し部32が設けられていない部分については、折返し部32が設けられている部分に比べて基部31の厚みを厚くすることでシール性を確保すればよい。
・濾過部20がシール部30とは別部材によって形成されていてもよい。この場合、例えば不織布や濾紙などによって形成された濾過部20の外周縁に、熱融着性の繊維材料により形成されたシール部30を接合すればよい。
・シール部30は熱融着性の繊維材料により形成されるものに限定されない。濾過部20がシール部30とは別部材によって形成される場合には、シール部30をポリウレタン樹脂などの独立気泡の発泡体によって形成することもできる。この場合であっても、シール部30は、基部31及び折返し部32を有しており、基部31と折返し部32との間に、基部31と折返し部32との間の屈曲部分33を起点としたシール部30の弾性変形を許容する隙間34が設けられているものであればよい。
10…フィルタエレメント、20…濾過部、21…山部、21a…頂部、22…谷部、22a…底部、23…厚肉部、24…側面部、30…シール部、31…基部、31a…傾斜部、31b…平坦部、32,32A,32B…折返し部、32a,32b…端縁、33…屈曲部分、34…隙間、100…ハウジング、110…第1ハウジング、111…インレット、112…開口部、113…フランジ、120…第2ハウジング、121…アウトレット、122…開口部、123…フランジ。

Claims (4)

  1. 濾過部と、前記濾過部の外周縁に沿って設けられた弾性を有するシール部と、を備えるフィルタエレメントにおいて、
    前記シール部は、前記濾過部の外周縁から前記濾過部の外周側に向かって延びる基部と、前記基部の外周側にて折り返され、前記基部の内周側に向かって延びる折返し部と、を有しており、前記基部と前記折返し部との間には、前記基部と前記折返し部との間の屈曲部分を起点とした前記シール部の弾性変形を許容する隙間が設けられている、
    フィルタエレメント。
  2. 前記シール部は、熱融着性の繊維材料により形成されている、
    請求項1に記載のフィルタエレメント。
  3. 前記濾過部及び前記シール部は、前記繊維材料により一体にて形成されている、
    請求項2に記載のフィルタエレメント。
  4. 前記シール部の外周縁は、多角形状をなしており、
    複数の前記折返し部が、前記シール部を構成する複数の辺に沿ってそれぞれ延在しており、
    前記折返し部の延在方向の端縁は、当該延在方向と直交する直交方向に対して傾斜しており、
    前記折返し部の延在方向の端縁全体が、前記シール部の周方向において当該折返し部と隣り合う他の前記折返し部の延在方向の端縁全体に対向している、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフィルタエレメント。
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