JP2000093725A - 成形エアフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

成形エアフィルタ及びその製造方法

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JP2000093725A
JP2000093725A JP10271105A JP27110598A JP2000093725A JP 2000093725 A JP2000093725 A JP 2000093725A JP 10271105 A JP10271105 A JP 10271105A JP 27110598 A JP27110598 A JP 27110598A JP 2000093725 A JP2000093725 A JP 2000093725A
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corrugated
corrugated plate
flat plate
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Yoshiaki Omata
良章 尾股
Teruo Aoki
照雄 青木
Hideo Toge
英雄 峠
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SHINWA TEC KK
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NIPPON AIR FILTER KK
SHINWA TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程及びエアフィルタの構造の簡略化、
製作コスト低減を図る。 【解決手段】 エアフィルタ1は、帯状繊維層2をロー
ルで成形した平板部3と波板部4とから構成した。平板
部3は平坦面状に形成した。波板部4は、縦溝4Aを帯
状濾材2Aの長手方向に沿って設け、両端に平板部3と
波板部4を袋状に固着するのりしろ7,8を設けた。積
層した平板部3及び波板部4の開口部は固定部材12で
固着して一体構造にした。エアフィルタの製造方法は、
円筒ロール5で前記平板部3と波板部4を成形するロー
ル成形工程と、平板部3と波板部4を折り返して袋状に
固着して組み立てる折り返し工程と、積層された平板部
3と波板部4との両側端部を固着して袋状にする固着工
程と、袋状に積層された平板部3及び波板部4をそれぞ
れ固着して一体構造にする一体化工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の塵埃等を
除去する成形エアフィルタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空気中の塵埃等を除去する目的に使用さ
れるエアフィルタには、その空気濾過面積を大きくする
ために、濾材を波形にすることがある。この場合、波形
の濾材を、平坦な濾材を介して複数重ね、方形の枠体に
収納した方式のものが多く使用されている(特公昭44
−28239号公報参照)。しかしながらこの場合、製
造コスト面を考えると、工程が多すぎる。即ち、(1)
波形濾材と平坦濾材とを製作し、(2)これらを積層す
ると共にそれらの開口部を1つおきに閉塞加工し、
(3)閉塞加工した波形濾材と平坦濾材を枠体に挿入し
て固着するという工程になる。このため、この工程をい
かに簡略化するかが次の課題となっていた。
【0003】これに対して、特開昭57−140616
号公報記載の発明には、長尺の帯状濾材に一定の長さ毎
に波形部と平板部を交互に形成し、これらを折り返して
積層し、開口部を一つ置きに封じて流路を袋状に形成す
ることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の場
合、平坦濾材を別に製作しないで済む点では工程の簡略
化が図られているが、積層した波形部及び平板部の開口
部を一つ置きに封じて流路を袋状に形成する工程は依然
として残っており、大きな手間がかかるという問題点が
ある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、製造工程の大幅な簡略化を図った成形エアフ
ィルタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る成形エ
アフィルタは、帯状濾材にその長手方向に交互に形成さ
れた一連の平板部及び波板部をそれぞれ折り返し、袋状
に積層してなり、前記平板部は、前記波板部を覆うよう
に平坦面状に形成され、前記波板部は、その波状態を構
成する山部及び谷部を交互に複数形成してなる縦溝が、
前記帯状濾材の長手方向に沿って設けられたことを特徴
とする。
【0007】前記構成により、交互に形成された一連の
平板部及び波板部はその境界で折り返されて順次積層さ
れる。このとき、隣同士の平板部及び波板部は、互いに
当接した両側端部が固着される。これにより、平板部と
波板部を袋状に固着することができ、開口部を塞ぐ工程
を省略することができる。即ち、従来のように、積層し
た波形部及び平板部の開口部を一つ置きに封じて流路を
袋状に形成する工程を省略することができる。この開口
部を一つ置きに封じて流路を袋状に形成する工程は大変
な手間がかかるため、この工程を省略することで、製造
工程の大幅な簡略化を図ることができる。
【0008】第2の発明に係る成形エアフィルタは、前
記第1の発明に係る成形エアフィルタにおいて、袋状に
積層された複数の平板部及び波板部を固着して一体構造
にする固定部材を備えたことを特徴とする。
【0009】前記構成により、積層された平板部及び波
板部を固定部材で固着して一体構造にすることで、独立
した単体のエアフィルタを構成する。この単体のエアフ
ィルタを、ダクト等の空気流路等に適宜取り付ける。
【0010】また、平板部及び波板部を前記固定部材に
よって開口部で固着する場合は、積層した平板部及び波
板部の全体の固定と共に、開口部の周囲にできる隙間も
塞ぐことができる。
【0011】第3の発明に係る成形エアフィルタは、平
坦面状に形成された平板部と、山部及び谷部が交互に複
数形成されると共に、一端に山部から両側の谷部へ向け
て遮蔽する端壁が、他端に谷部から両側の山部へ向けて
遮蔽する端壁がそれぞれ形成された波板部とを交互に積
層し、周囲を接合して袋状にしたことを特徴とする。
【0012】前記構成により、平板部と波板部とを交互
に積層すると、波板部の山部及び谷部と一端の端壁と下
側の平板部とで一方に開口した袋が構成される。また、
波板部の谷部及び山部と他端の端壁と上側の平板部とで
他方に開口した袋が構成される。
【0013】第4の発明に係る成形エアフィルタの製造
方法は、円筒ロールによるプレス加工によって帯状繊維
層から、一連の平板部及び波板部よりなる帯状濾材に成
形しこれらを積み重ねてエアフィルタを製造する成形エ
アフィルタの製造方法において、半円筒部分を平坦面状
に、他の半円筒部分に回転方向に沿った縦溝がそれぞれ
形成された前記円筒ロールによって前記帯状繊維層か
ら、平坦面状の前記平板部と、波状態を構成する山部及
び谷部を交互に複数形成してなる縦溝が前記帯状濾材の
長手方向に沿って設けられた波板部とを、交互にかつ連
続的に帯状濾材に成形するロール成形工程と、前記平板
部と波板部との境界で折り返して順次積層する折り返し
工程と、積層された平板部と波板部とが互いに当接して
いる両側端部を固着して袋状にする固着工程とからなる
ことを特徴とする。
【0014】前記構成により、ロール成形工程で平板部
及び波板部からなる帯状濾材が成形される。平板部は、
上下から挟む2つの円筒ロールの平坦面状の半円筒部分
で、平坦面状に形成される。波板部は、円筒ロールの他
の半円筒部分で、帯状濾材の長手方向に沿った縦溝が形
成される。これら平板部及び波板部は、エアフィルタの
大きさに合わせて、必要な枚数が連続的に形成される。
【0015】折り返し工程では、平板部と波板部とが互
いに折り返されて積層される。
【0016】固着工程では、互いに折り返された平板部
と波板部の両側端部が固着されることで、隣同士の平板
部と波板部とが袋状になる。各平板部及び波板部はそれ
ぞれ折り返されて積層されるため、袋状になった平板部
及び波板部を一組として、多数組の平板部及び波板部が
多段に積層されて、エアフィルタが組み立てられる。
【0017】第5の発明に係る成形エアフィルタの製造
方法は、第4の発明に係る成形エアフィルタの製造方法
において、前記固着工程により袋状に固着して積層され
た複数の平板部及び波板部をそれぞれ固着して一体構造
にする一体化工程を備えたことを特徴とする。
【0018】前記構成により、多段に積層された平板部
及び波板部をそれぞれ固着して一体構造にすることで、
一体化した単体のエアフィルタを構成する。この単体の
エアフィルタを、ダクト等の空気流路等に適宜取り付け
る。
【0019】また、平板部及び波板部を開口部で固着す
る場合は、積層した平板部及び波板部の全体を固定する
ことができると共に、開口部の周囲にできる隙間も塞ぐ
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態に係る成形エアフィルタ及びその製造方法
の実施形態を添付図面に基づいて説明する。 [成形エアフィルタ]成形エアフィルタ1は、図1から
図3に示すように構成されている。この成形エアフィル
タ1は、帯状繊維層2をプレスして成形された帯状濾材
2Aから構成されている。さらに、この帯状濾材2Aは
平板部3と波板部4とから構成されている。
【0021】帯状繊維層2は例えば合成繊維等を材料と
した繊維層によって構成されている。この帯状繊維層2
が円筒ロール5で押し延ばされることによって、平板部
3及び波板部4からなる帯状濾材2Aが連続的に成形さ
れるようになっている。
【0022】平板部3は、波板部4を覆うように平坦面
状に形成されている。
【0023】波板部4は、その全面に帯状濾材2Aの長
手方向に沿った縦溝4Aが形成されている。この縦溝4
Aは、交互に複数形成された山部と谷部で波状に構成さ
れている。波板部4の周囲は平板状に形成されている。
この波板部4の周囲の平板部のうち、帯状濾材2Aの長
手方向に直交する方向の両端の平板部がのりしろ7,8
となっている。また、帯状濾材2Aの長手方向両端の平
坦面部は折りしろ9,10となっている。各折りしろ
9,10のうち、一方(図1中の波板部4の右方)の折
りしろ9は縦溝4Aの山部の頂点と同じ高さに設けら
れ、他方の折りしろ10は縦溝4Aの谷部の底点と同じ
高さに設けられている。これに伴い、各縦溝4Aの一方
の端部は、折りしろ9の位置に合わせて上方へ傾斜した
端壁9Aが形成されている。他方の端部は、折りしろ1
0の位置に合わせて下方へ傾斜した端壁10Aが形成さ
れている。これにより、一方の端部の折りしろ9に連な
る平板部3は波板部4の上側に、他方の端部の折りしろ
10に連なる平板部3は前記一方の平板部3と逆方向で
ある波板部4の下側にそれぞれ折り返されるようになっ
ている。
【0024】波板部4の上側と下側にそれぞれ折り返さ
れる平板部3のうちの一方と、それに当接する波板部4
とで袋状に形成される。即ち、波板部4の各のりしろ
7,8と、それに当接する平板部3とが互いに接着され
ることにより、折りしろ9,10の部分と両側端部とが
封止され、平板部3と波板部4と端壁9A,10Aとで
袋状に形成され、一方のみが開口される。この開口は、
積層方向に対して折りしろ9と折りしろ10とに交互に
設けられる。このように、平板部3と波板部4とが接着
されることで、一方に開口した袋状の捕集部が形成され
る。なお、接着されて袋状になった平板部3と波板部4
の開口側の端部を以下「開口部」という。
【0025】各平板部3及び波板部4は、袋状に接着さ
れたものを一組として複数組、多段に積層されている。
袋状に積層された複数組の平板部3及び波板部4は、折
りしろ10の部分で互いに折り返され、全体として一体
的に積層されている。積層する枚数は、据え付ける場所
の大きさ等の諸条件に応じて設定される。
【0026】積層された平板部3及び波板部4は、その
開口部が固定部材12で固着されて一体構造になってい
る。この固定部材12は、フランジ部13と四角帯部1
4とから構成されている。フランジ部13は、ダクト等
の空気流路に固定される部分で、ボルト穴13Aを備え
た平板として構成されている。四角帯部14は、積層さ
れた平板部3及び波板部4の開口部をその周囲から覆っ
て折りしろ10の部分の両端の隙間を塞ぐと共に、全体
を一体的に固定している。[成形エアフィルタの製造方
法]次に、前記構成のエアフィルタの製造方法について
説明する。
【0027】本実施形態のエアフィルタ1の製造方法
は、円筒ロール5によるプレス加工によって帯状繊維層
2から平板部3及び波板部4を形成し、これらを重ねて
エアフィルタを製造するものである。具体的には、以下
の4つの工程からなっている。
【0028】第1の工程はロール成形工程である。この
ロール成形工程では円筒ロール5が用いられる。この円
筒ロール5の半円筒部分は平坦面状に形成されている。
他の半円筒部分には、回転方向に沿った縦溝16が形成
されている。円筒ロール5は上下に一対設けられてい
る。上下の円筒ロール5の各縦溝16は、その凹凸が逆
に形成されて互いに噛み合うようになっている。さら
に、縦溝16の両端部(軸芯方向両端部)は、波板部4
の各のりしろ7,8に対応して平坦面状に形成されてい
る。
【0029】この2つの円筒ロール5の間に帯状繊維層
2が通されて、前記平板部3と波板部4とが形成され
る。これら平板部3及び波板部4は、ともに円筒ロール
5の外周の半分の長さになり、交互にかつ連続的に形成
される。
【0030】第2の工程は折り返し工程である。この折
り返し工程では、平板部3及び波板部4を交互に折り返
して積層する。自動化する場合は、ロボットのアーム等
で、平板部3等を折り返す側に軽く押す。即ち、波板部
4の折りしろ9側に連なる平板部3が上側に屈曲するよ
うに、また折りしろ10側に連なる平板部3が下側に屈
曲するように、前記ロボットのアーム等で軽く押す。こ
れにより、円筒ロール5で連続的に押し出される平板部
3及び波板部4は、交互に折り重なって積層されてい
く。
【0031】第3の工程は固着工程である。この固着工
程では、積層された平板部3と波板部4とを、互いに当
接している両側端部で固着して袋状にする。具体的に
は、平板部3と波板部4を積層した後に、その両端の当
接部(のりしろ7,8)を接着剤等で固着したり、平板
部3と波板部4を溶かして固着したりする。また、接着
剤等で固着する場合は、接着剤を貯めた接着剤槽や、溶
けた合成樹脂を貯めた合成樹脂槽に、平板部3と波板部
4との接合部分(のりしろ7,8)を浸す。また、平板
部3と波板部4を溶かして固着する場合は、やきごて等
を平板部3と波板部4との接合部分に当てて溶かし、互
いに固定する。また、接着剤等以外にも、クリップ等の
固定金具を用いて、平板部3と波板部4との当接部を固
定してもよい。なお、平板部3と波板部4との当接部が
互いに接合するに十分な当接面を有している場合には、
のりしろ7,8は設けなくてもよい。
【0032】第4の工程は一体化工程である。この一体
化工程では、前記固着工程により袋状に固着して積層さ
れた複数の平板部3及び波板部4を折りしろ10側の開
口部でそれぞれ固着して一体構造にする。具体的には、
積層された平板部3及び波板部4の折りしろ10側の開
口部に、固定部材12の四角帯部14が固着される。こ
れにより、開口部の周囲に生じる隙間が塞がれると共
に、積層された平板部3及び波板部4が一体的に固定さ
れる。さらに、ダクト等の空気流路の上流下流を分ける
シーリングも、この固定部材12で確実に行うことがで
きる。
【0033】自動化する場合は、固定部材12の四角帯
部14の内側又は前記開口部の周囲に接着剤を塗布し、
ロボットのアーム等で固定部材12を支持して、積層さ
れた平板部3及び波板部4の前記開口部に挿入して取り
付ける。
【0034】前記第1から第4の工程は、相互に連続し
て自動的に行われる。[効果]以上のように、平板部3
及び波板部4を袋状に固着することで、1つの工程を省
略することができる。即ち、積層した平板部3及び波板
部4の開口部を一つ置きに封じて流路を袋状に形成する
工程を省略することができる。この開口部を一つ置きに
封じて流路を袋状に形成する工程は大変な手間がかかる
ため、この工程を省略することで、製造工程の大幅な簡
略化を図ることができる。
【0035】また、前記製造方法では、平板部3と波板
部4とを折り返してエアフィルタ1を組み立てるので、
濾材を覆う箱体が不要になり、その箱体の製造工程等も
省略することができる。
【0036】以上のように、製造工程の簡略化とエアフ
ィルタ1の箱体の省略による構造の簡略化によって、製
作コストを大幅に低減することができる。
【0037】[第2実施形態]本実施形態は、平板部3
と波板部4とを1枚ずつ個別に成形して、それらを積層
するものである。これ以外の構成は前記第1実施形態と
同様である。
【0038】各平板部3及び波板部4は、通常のプレス
成形で個別に成形される。成形された平板部3及び波板
部4では、のりしろ7,8と共に折りしろ9,10の部
分がのりしろとなる。
【0039】プレス成形された各平板部3と波板部4を
交互に積層する。この場合、のりしろ7,8と折りしろ
9,10の部分に接着剤を付けるか、積層した後に、平
板部3と波板部4の当接部分を接合する。
【0040】このように、平板部3と波板部4とを1枚
ずつ個別に成形した場合も、前記第1実施形態同様の効
果を奏することができる。
【0041】[変形例] (1) 前記実施形態では固定部材12を設けたが、固
定部材12は必要に応じて省略してもよい。この場合、
ダクト等の空気通路の内径と整合させたり、空気通路内
に取り付けスペースを設けて、平板部3と波板部4のみ
からなる組み立て体を装着する。これにより、製造工程
の簡略化とエアフィルタ1の構造の簡略化をさらに図る
ことができる。 (2) 前記実施形態では、固着工程を設け、積層され
た平板部3と波板部4とが隣同士で接している両側端部
を固着して袋状にするようにしたが、この固着工程の代
わりにのり付け工程を設けてもよい。この場合は、折り
返し工程の前にのり付け工程が置かれる。この工程によ
り、波板部4ののりしろ7,8及び平板部3の前記のり
しろ7,8に対応する部分のいずれか一方又は両方にの
りを付ける。平板部3と波板部4との接着の強度等に応
じて、一方にのみのりを付けたり、両方にのりを付けた
りする。自動化する場合は、のりを充填した容器をロボ
ットのアーム等に取り付けて行う。容器のノズルから適
宜必要量ののりが突出するように設定し、必要箇所に必
要量ののりを付ける。
【0042】この後の折り返し工程では、波板部4を挟
んだ隣同士の平板部3がそれぞれ上下方向に折り返され
て順次積層されていく。これにより、のりしろ7,8等
に付けられたのりによって隣同士の平板部3と波板部4
とが互いに接着されて、袋状に固着される。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の成形エ
アフィルタ及びその製造方法によれば、製造工程及びエ
アフィルタの構造の大幅な簡略化を図ることができるよ
うになる。この結果、製作コストを大幅に低減すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る成形エアフィルタの製
造方法のロール成形工程を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る成形エアフィルタの製
造方法の折り返し工程を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る成形エアフィルタを示
す斜視図である。
【符号の説明】
1:成形エアフィルタ、2:帯状繊維層、2A:帯状濾
材、3:平板部、4:波板部、4A:縦溝、5:円筒ロ
ール、7,8:のりしろ、9,10:折りしろ、9A,
10A:端壁、12:固定部材、13:フランジ部、1
4:四角帯部、16:縦溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 照雄 神奈川県平塚市久領堤1−37 日本エア ー・フィルター株式会社内 (72)発明者 峠 英雄 神奈川県平塚市久領堤1−37 日本エア ー・フィルター株式会社内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA13 BB02 BB10 CA02 CB06 4D058 JA12 JA14 JB14 JB24 JB39 KA06 KA11 KA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状濾材にその長手方向に交互に成形さ
    れた一連の平板部及び波板部をそれぞれ折り返し、袋状
    に積層してなり、 前記平板部は、前記波板部を覆うように平坦面状に形成
    され、 前記波板部は、その波状態を構成する山部及び谷部を交
    互に複数形成してなる縦溝が、前記帯状濾材の長手方向
    に沿って設けられたことを特徴とする成形エアフィル
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の成形エアフィルタにお
    いて、 袋状に積層された複数の平板部及び波板部を固着して一
    体構造にする固定部材を備えたことを特徴とする成形エ
    アフィルタ。
  3. 【請求項3】 平坦面状に形成された平板部と、 山部及び谷部を交互に複数形成すると共に、一端に山部
    から両側の谷部へ向けて遮蔽する端壁を、他端に谷部か
    ら両側の山部へ向けて遮蔽する端壁をそれぞれ形成して
    なる波板部とを交互に積層し、周囲又は当接部を接合し
    て袋状にしたことを特徴とする成形エアフィルタ。
  4. 【請求項4】 円筒ロールによるプレス加工によって帯
    状繊維層から、一連の平板部及び波板部よりなる帯状濾
    材に形成しこれらを積み重ねてエアフィルタを製造する
    成形エアフィルタの製造方法において、 半円筒部分を平坦面状に、他の半円筒部分に回転方向に
    沿った縦溝がそれぞれ形成された前記円筒ロールによっ
    て前記帯状繊維層から、平坦面状の前記平板部と、波状
    態を構成する山部及び谷部を交互に複数形成してなる縦
    溝が前記帯状濾材の長手方向に沿って設けられた波板部
    とを、交互にかつ連続的に帯状濾材に成形するロール成
    形工程と、 前記平板部と波板部との境界で折り返して順次積層する
    折り返し工程と、 積層された平板部と波板部とが互いに当接している両側
    端部を固着して袋状にする固着工程とからなることを特
    徴とする成形エアフィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の成形エアフィルタの製
    造方法において、 前記固着工程により袋状に固着して積層された複数の平
    板部及び波板部をそれぞれ固着して一体構造にする一体
    化工程を備えたことを特徴とする成形エアフィルタの製
    造方法。
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Cited By (3)

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