JPH0525682Y2 - - Google Patents

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JPH0525682Y2
JPH0525682Y2 JP2520588U JP2520588U JPH0525682Y2 JP H0525682 Y2 JPH0525682 Y2 JP H0525682Y2 JP 2520588 U JP2520588 U JP 2520588U JP 2520588 U JP2520588 U JP 2520588U JP H0525682 Y2 JPH0525682 Y2 JP H0525682Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエンジンなどの吸気系エアクリーナ
に内蔵されるハニカム形の過エレメントに関す
る。
(従来の技術) 現在、エンジンなどのエアクリーナには、一定
容積の中で多量の過面積を確保でき、小型軽量
化に役立つところから、第5図イ,ロに示すよう
な過エレメントが広く用いられている。
すなわち、イ図のように波付け紙1と平板
紙2とを重ね合せ、互いに向き合う面(両方とも
表面という)の一方の側縁にシール用の接着剤4
を波紙1の山の部分に充填して施すと共に波
紙の谷の線上に接着剤を間隔をおいてスポツト的
に塗布して、両紙1,2の表面同士を接着し、
次いで波紙1の他方の側縁にシール用の接着剤
4を谷を埋めるようにして施すと共に山の線上に
間隔をおいて接着剤をスポツト的に塗布して両
紙1,2の裏面同士を接着しながらセンターパイ
プ3の周りにスパイラルに巻き付けるか、または
ロ図のように接着した両紙1,2を所要の大き
さに切断して何層かに積み重ねるかして、前端ま
たは後端が交互に閉じられた多数の通気用の袋孔
5を形成している。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の過エレメントのうち、前者は主に
円筒状のケースに収容して使用され、後者は角形
のケースに収容して用いられるが、いずれにして
も、空気の流入側の端面および流出側の端面は共
に半分の面積がシール用の充填剤によつて目つぶ
しされているため、多量の空気を過するエアク
リーナにとつては通気抵抗が高いものとなり、正
常に機能しなくなりエンジン不調を招くことにな
る。
そこで、この考案は通気抵抗を低減できると共
に充填剤(接着剤)の使用量を少なくし、しかも
過面積をふやすことができる多量の空気の処理
に適した過エレメントを提供するものである。
(問題点を解決するための手段ならびに作用) 上記目的のもとにこの考案は、連続屈曲紙と
平面紙を交互に積層してなるハニカム形の過
エレメントとして、屈曲紙は、一端において一
体な両側片と両側片間中央の下側接触線に向つて
傾斜または湾曲した左右の底壁片からなる他端開
放の上向きみぞ形部と、他端において一体な両側
片と両側片間中央の上側接触線に向つて傾斜また
は湾曲した左右の上壁片からなる一下向きみぞ形
部とで交互に連続して形成し、各上向きみぞ形部
の下側接触線を下側平面紙に接着すると共に開
放端縁における底壁片と平面紙間の空隙に接着
剤を充填してシールし、各下向きみぞ形部の上側
接触線を上側紙に接着すると共にその開放端縁
における上壁片と平面紙間の空隙に接着剤を充
填してシールしたことを特徴としている。
その使用に当たり、下向きみぞ形部または上向
きみぞ形部のいずれか一方に外気を流入させれ
ば、外気はそのみぞ形部の両側片と左右の上壁片
または底壁片ならびに隣接みぞ形部の各片側の底
壁片または上壁片を横切り、過されて両隣りの
みぞ形部に流入し、その開放端からそれぞれ流出
していく。
(実施例) 第1図は連続屈曲紙11の下側に平面紙1
2を重ね合せてセンターパイプ13の周りにスパ
イラル状に巻き付け積層した例を示すものであ
り、次のように形成されている。
上記屈曲紙11は第2図イにみられるよう
に、一端(図で後端)において当接する長方形の
両側壁片11aと両側壁片11aの下辺から両側
壁片間の中央の下折りひだ線すなわち平面紙に
対する下側接触線14aに向つて下向きに傾いた
左右の三角形の底壁片11bとで、平面が三角形
で側面が五角形をなす他端(図で前端)開放の上
向きみぞ形部Aと、前端において当接する長方形
の両側壁片11aと両側壁片11aの上辺から両
側壁片間の中央の上折りひだ線すなわち平面紙
に対する上側接触線14bに向つて上向きに傾い
た左右の三角形の上壁片11cとで、平面が三角
形で側面五角形をなす後端開放の下向きみぞ形部
Bとが交互に連続して屈曲形成されている。ま
た、これは第2図ロのように素材紙11に一定
の間隔で下側接触線14aと上側接触線14bを
施すと共にそれらの接触線14a,14bの両側
にそれぞれ底壁片11b、上壁片11cの境界を
なす傾斜線12を施し、それらの線に沿つて
一対の型付けロールにより上方または下方に折り
曲げられ、前端または後端における側壁片11a
同士の当接部は一体に接着されている。
そして、このような屈曲紙11の下側に平面
紙12を添設し、両紙11,12を屈曲紙
の各上向きみぞ形部Aにおける下側接触線14a
に沿つて複数ケ所をスポツト接着する一方、各上
向きみぞ形部Aの前端開放部において左右の底壁
片11bの下側に平面紙12との間にできる三
角空間に接着剤15を充填してシールし、この状
態のものをセンターパイプ13の周りにスパイラ
ルに巻回しながら、先に巻き付けられた平面紙
12の裏面に今度は屈曲紙11の各下向きみぞ
形部Bの上側接触線14bに沿つて複数ケ所をス
ポツト接着すると共に各下向きみぞ形部Bの後端
開放部において左右の上壁片11cの上に平面
紙12との間にできる三角空間を接着剤15を充
填してシールし、両紙11,12を第1図のよ
うにスパイラルに積層する。
その際には、各上向きみぞ形部Aの上面と各下
向きみぞ形部Bの下面は平面紙12で閉じられ
るが、各上向きみぞ形部Aの前端面および各下向
きみぞ形部Bの後端面は開かれたままであり、そ
して、各上向きみぞ形部Aにおいては第2図ハに
みられるようにその断面形状に両側に隣接する下
向きみぞ形部Bの各一方の三角形の上壁片11c
をつぎ足した断面形体の袋穴がそれぞれ形成さ
れ、また、下向きみぞ形部Bにおいてはその断面
形状に両側に隣接する上向きみぞ形部Aの片側三
角形の底壁片11bをつぎ足した断面形状の袋穴
がそれぞれ形成されることになる。
そして、このスパイラル積層の過エレメント
eは第3図のように円筒状のケース20内に収容
されて使用されるが、いま、カバー21の入口パ
イプから取入れた外気が、例えば各下向きみぞ形
部Bからエレメントe中に流入するとすれば、各
下向きみぞ形部Bに入つた外気は第2図イ,ハか
ら明らかなように長方形の両側片11aと二つの
三角形の上壁片11cおよび隣り合う上向きみぞ
形部Aの各三角形の底壁片11bをそれぞれ横切
つて過されながら両側の隣接する上向きみぞ形
部Aに入り、各開口端から出口パイプ側に流出し
ていく。
この場合、各下向きみぞ形部Bの入口端および
各上向きみぞ形部Aの出口端のすべてが開放され
ているので、これまでのものに比べ著しく通気抵
抗が低減され、また、各みぞ形部では過面が長
方形の両側片11aに傾斜した二つの三角形から
なる底壁片11bと上壁片11cを足したものに
なつているので、過面積が増加している。
外気を上向きみぞ形部Aに流入させ下向きみぞ
形部Bから流出させるようにしても同じである。
第4図イは所要大きさの連続屈曲紙11と平
面紙12とを交互に所要段数ブロツク状に積層
したエレメントの例を示すが、前記のように屈曲
紙11の上向きみぞ形部Aでは、下側接触線に
沿つて複数ケ所が下側の平面紙12に対しスポ
ツト接着されると共にその前端開放部において左
右の底壁片と平面紙12との間にできる三角空
間は接着剤15を充填してシールされ、また下向
きみぞ形部Bでは、上側接触線に沿つて複数ケ所
が上側の平面紙12に対しスポツト接着される
と共に後端開放部において左右の上壁片と平面
紙12との間にできる三角空間は接着剤を充填し
てシールされており、ケース20に収容して使用
されるが、その機能は上述のものと変りない。
なお、上下の接触線14a,14bは平面紙
12に対しスポツト接着でなく、全線にわたつて
接着しても勿論差支えない。また、接触線14
a,14bに向う左右の底壁片11bおよび上壁
片11cは図示のように平たんでなく円弧の一部
をなすように湾曲していてもよい。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、連続屈曲紙と平
面紙とを交互に積層するハニカム形の過エレ
メントとして、屈曲紙は一端において一体にし
た両側片と両側片間中央の下側接触線に向つて傾
斜または湾曲した左右の底壁片からなる上向きみ
ぞ形部と、他端において一体な両側片と両側片間
中央の上側接触線に向つて傾斜または湾曲した左
右の上壁片からなる下向きみぞ形部とで交互に連
続して形成し、各上向きみぞ形部の他端面および
各下向きみぞ形部の一端面のすべてを開放し、か
つ各開放端縁における底壁片または上壁片と平面
紙との間の空隙にだけ接着剤を充填してシール
するようにしたので、この種従来のエレメントに
比べ著しく通気抵抗を低減させることができると
共にシール用接着剤の量を少なくすることがで
き、しかも、各みぞ形部における過面積を増加
させることができ、多量の空気を処理するエアク
リーナに最適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図。第2図
イは紙の積層状態を示す一部の斜視図、同図ロ
は屈曲紙の展開状態を示す部分平面図。同図ハ
はイ図のX−X線に沿つた断面図。第3図は使用
状態を示す断面図。第4図イは他の実施例の斜視
図。同図ロはその使用状態を示す断面図。第5図
イ,ロはそれぞれ従来品の斜視図。 図中、11……屈曲紙、11a……側片、1
1b……底壁片、11c……上壁片、12……平
面紙、13……センターパイプ、14a……下
側接触線、14b……上側接触線、15……接着
剤、A……上向きみぞ形部、B……下向きみぞ形
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続屈曲紙11と平面紙12を交互に積層
    してなるハニカム形の過エレメントにおいて、
    上記屈曲紙11は、一端において一体な両側片
    11aと両側片間中央の下側接触線14aに向つ
    て傾斜または湾曲した左右の底壁片11bからな
    る他端開放の上向きみぞ形部Aと、他端において
    一体な両側片11aと両側片間中央の上側接触線
    14bに向つて傾斜または湾曲した左右の上壁片
    11cからなる一端開放の下向きみぞ形部Bとで
    交互に連続して形成し、各上向きみぞ形部Aの下
    側接触線14aを下側平面紙12に接着すると
    共にその開放端縁における底壁片11bと平面
    紙12の間の空隙に接着剤を充填してシールし、
    各下向きみぞ形部Bの上側接触線14bを上側平
    面紙12に接着すると共にその開放端縁におけ
    る上壁片11cと平面紙12の間の空隙に接着
    剤を充填してシールしてなるハニカム形の過エ
    レメント。
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EP2514505B1 (en) * 2007-02-02 2018-06-27 Donaldson Company, Inc. Air filtration media pack and filter element
AU2009273893A1 (en) 2008-07-25 2010-01-28 Donaldson Company, Inc. Pleated filtration media pack comprising flutes
CN102119049B (zh) * 2008-08-06 2014-04-09 唐纳森公司 具有槽纹闭合结构的z-介质、方法和装置
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