JPH0611053Y2 - ロールハニカム形の▲ろ▼過エレメント - Google Patents
ロールハニカム形の▲ろ▼過エレメントInfo
- Publication number
- JPH0611053Y2 JPH0611053Y2 JP5654388U JP5654388U JPH0611053Y2 JP H0611053 Y2 JPH0611053 Y2 JP H0611053Y2 JP 5654388 U JP5654388 U JP 5654388U JP 5654388 U JP5654388 U JP 5654388U JP H0611053 Y2 JPH0611053 Y2 JP H0611053Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall piece
- bent paper
- end edge
- paper
- groove portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は気体、液体などの過に用いられるロールハ
ニカム形の過エレメントに関する。
ニカム形の過エレメントに関する。
（従来の技術） エンジンなどのエアクリーナやオイルフイルターとし
て、一定容積の容器内で大きな過面積が確保でき、取
扱い易く、セツトもやり易いなどの理由から第４図に示
すようなロールハニカム形の過エレメントが用いられ
ている。
て、一定容積の容器内で大きな過面積が確保でき、取
扱い易く、セツトもやり易いなどの理由から第４図に示
すようなロールハニカム形の過エレメントが用いられ
ている。
すなわち、一連の平板紙ａの上に波付け紙ｂを重ね
合せ、一方の側縁では互いに向き合う面の波付け紙ｂ
の山の部分にシール用の接着剤Ｃを一定幅だけ充填し、
他方の側縁では波付け紙ｂの裏面における谷の部分に
接着剤Ｃを一定幅だけ充填しながら、センターパイプｐ
の周りにスパイルに巻付けてある。
合せ、一方の側縁では互いに向き合う面の波付け紙ｂ
の山の部分にシール用の接着剤Ｃを一定幅だけ充填し、
他方の側縁では波付け紙ｂの裏面における谷の部分に
接着剤Ｃを一定幅だけ充填しながら、センターパイプｐ
の周りにスパイルに巻付けてある。
（考案が解決しようとする問題点） ところで、上記従来のロールハニカム形のエレメントで
は、一定容積のもとに多くの過面積が得られる利点は
あるが、被処理流体の入口側端面および出口側端面は共
に半分の面積がシール用の接着剤Ｃによつて目つぶしさ
れているために、多量の流体を処理するフイルタにとつ
ては流通抵抗が高いものとなり、過機能が低下するば
かりでなく、エレメントの寿命を短くする欠点がある。
は、一定容積のもとに多くの過面積が得られる利点は
あるが、被処理流体の入口側端面および出口側端面は共
に半分の面積がシール用の接着剤Ｃによつて目つぶしさ
れているために、多量の流体を処理するフイルタにとつ
ては流通抵抗が高いものとなり、過機能が低下するば
かりでなく、エレメントの寿命を短くする欠点がある。
この点に鑑み、本件考案は被処理流体の流通抵抗を低減
することができると共にシール用接着剤の仕様量を少な
くしたロールハニカム形の過エレメントを提供するも
のである。
することができると共にシール用接着剤の仕様量を少な
くしたロールハニカム形の過エレメントを提供するも
のである。
（問題点を解決するための手段ならびに作用） 上記目的のもとにこの考案は、ロールハニカム形の過
エレメントとして、一端において一体になされた両側片
と内壁片とからなる他端開放の外向きみぞ形部と、他端
において一体になされた両側片と外壁からなる一端開放
の内向きみぞ形部とを交互に連続させて屈曲紙を形成
し、この屈曲紙の下側にしわ付け材を添設し、その
しわ付け材の一端縁を屈曲紙の内向きみぞ形部の外
壁片の一端縁に接着シールすると共に屈曲紙の外向き
みぞ形部の内壁片の他端縁をしわ付け材の他端縁に接
着シールしてセンターパイプ周りに巻回したことを特徴
としている。
エレメントとして、一端において一体になされた両側片
と内壁片とからなる他端開放の外向きみぞ形部と、他端
において一体になされた両側片と外壁からなる一端開放
の内向きみぞ形部とを交互に連続させて屈曲紙を形成
し、この屈曲紙の下側にしわ付け材を添設し、その
しわ付け材の一端縁を屈曲紙の内向きみぞ形部の外
壁片の一端縁に接着シールすると共に屈曲紙の外向き
みぞ形部の内壁片の他端縁をしわ付け材の他端縁に接
着シールしてセンターパイプ周りに巻回したことを特徴
としている。
そして、使用時には被処理流体が屈曲紙の各外向きみ
ぞ形部内に流入し、両側壁および下壁をなすしわ付け
材を横切つて過されながら、両隣りおよび下側に位置
する内向きみぞ形部内に入り、そこから所要の場所に流
出していく。
ぞ形部内に流入し、両側壁および下壁をなすしわ付け
材を横切つて過されながら、両隣りおよび下側に位置
する内向きみぞ形部内に入り、そこから所要の場所に流
出していく。
（実施例） 第１図、第２図を参照してこの考案の実施例について説
明すれば、１は一連の屈曲紙であつて、一端（図で後
端）において当接する両側片１ａと三角形をなす内壁片
１ｂ（第１図では上壁になつているが第２図のように巻
回すると内壁になる）とからなり、他端（図で前端）が
開放されて平面三角形で断面四角形の外向きみぞ形部Ａ
と、他端において当接する両側片１ａと三角形をなす外
壁片１ｃ（第１図では下壁だが第２図では外壁になる）
とからなり一端が開放されて平面三角形で断面四角形の
内向きみぞ形部Ｂとが交互に連続して屈曲形成されてい
る。
明すれば、１は一連の屈曲紙であつて、一端（図で後
端）において当接する両側片１ａと三角形をなす内壁片
１ｂ（第１図では上壁になつているが第２図のように巻
回すると内壁になる）とからなり、他端（図で前端）が
開放されて平面三角形で断面四角形の外向きみぞ形部Ａ
と、他端において当接する両側片１ａと三角形をなす外
壁片１ｃ（第１図では下壁だが第２図では外壁になる）
とからなり一端が開放されて平面三角形で断面四角形の
内向きみぞ形部Ｂとが交互に連続して屈曲形成されてい
る。
上記屈曲紙１は第１図ロのように素材紙１′に内壁
片１ｂおよび外壁片１ｃの境界斜線1，2を一定間隔
（側片１ａの幅）で交互に施し、それらの斜線に沿つて
型付けロールによつて下方または上方に折り曲げ、前端
および後端における側片１ａ同志の当接部を一体に接着
することにより作られる。
片１ｂおよび外壁片１ｃの境界斜線1，2を一定間隔
（側片１ａの幅）で交互に施し、それらの斜線に沿つて
型付けロールによつて下方または上方に折り曲げ、前端
および後端における側片１ａ同志の当接部を一体に接着
することにより作られる。
そして、上記屈曲紙１の外側（図では下側）に紙、
不織布からなるちりめん状の伸縮自在なしわ付け材２
を添設し、第２図のように一端縁（図で後端縁）では、
しわ付け材２の表面に一定幅だけシール用の接着剤４
を塗布し、屈曲紙１の内向きみぞ形部Ｂの外壁片１ｃ
の一端縁に接着して該部をシールしながら、また他端縁
（前端縁）では、屈曲紙１の外向きみぞ形部Ａの内壁
片１ｂの表面に一定幅だけ接着剤４を塗布し、しわ付け
材２の他端縁の外面に接着して該部をシールしなが
ら、截頭円錐形をなし流入側（大径側）の閉じられたセ
ンターパイプ３の周りにスパイラル状に巻付けられ、し
わ付け材２の終端が巻回ずみのものの外面に接着され
て一つの過エレメントｅに構成される。
不織布からなるちりめん状の伸縮自在なしわ付け材２
を添設し、第２図のように一端縁（図で後端縁）では、
しわ付け材２の表面に一定幅だけシール用の接着剤４
を塗布し、屈曲紙１の内向きみぞ形部Ｂの外壁片１ｃ
の一端縁に接着して該部をシールしながら、また他端縁
（前端縁）では、屈曲紙１の外向きみぞ形部Ａの内壁
片１ｂの表面に一定幅だけ接着剤４を塗布し、しわ付け
材２の他端縁の外面に接着して該部をシールしなが
ら、截頭円錐形をなし流入側（大径側）の閉じられたセ
ンターパイプ３の周りにスパイラル状に巻付けられ、し
わ付け材２の終端が巻回ずみのものの外面に接着され
て一つの過エレメントｅに構成される。
その巻付けに当たり、屈曲紙１の下側に添設したしわ
付け材２が一端縁では縮み、他端縁では伸びることに
より、截頭円錐形をなしたセンターパイプ３の周りに巻
回しても、エレメントの端面がセンターパイプ３の軸線
に対して直角な平面となることを可能にしている。
付け材２が一端縁では縮み、他端縁では伸びることに
より、截頭円錐形をなしたセンターパイプ３の周りに巻
回しても、エレメントの端面がセンターパイプ３の軸線
に対して直角な平面となることを可能にしている。
また、巻付けに当たり、内壁片１ｂおよび外壁片１ｃの
複数箇所をしわ付け材２にスポツト接着すれば、エレ
メントの形くずれを一層防止できる。
複数箇所をしわ付け材２にスポツト接着すれば、エレ
メントの形くずれを一層防止できる。
かくて、上記過エレメントｅは第３図のようにコニカ
ルな容器１０に収容されて用いられるが、その蓋体１１
の入口管11ａから被処理流体を矢印のように導入すれ
ば、被処理流体は屈曲紙１の各外向きみぞ形部Ａ内に
流入し、両側壁１ａおよび下壁をなすしわ付け材２を
横切つて過されながら、左右隣りまたは下側（外側）
に位置する内向きみぞ形部Ｂ内に入り、そこから出口管
10ａを経て所要の場所に流出していく。
ルな容器１０に収容されて用いられるが、その蓋体１１
の入口管11ａから被処理流体を矢印のように導入すれ
ば、被処理流体は屈曲紙１の各外向きみぞ形部Ａ内に
流入し、両側壁１ａおよび下壁をなすしわ付け材２を
横切つて過されながら、左右隣りまたは下側（外側）
に位置する内向きみぞ形部Ｂ内に入り、そこから出口管
10ａを経て所要の場所に流出していく。
その場合、各外向きみぞ形部Ａの入口端および内向きみ
ぞ形部Ｂの出口端のすべてが開放されているので、第４
図の従来品に比べ遥かに流通抵抗が低減される。
ぞ形部Ｂの出口端のすべてが開放されているので、第４
図の従来品に比べ遥かに流通抵抗が低減される。
（考案の効果） 以上のようにこの考案では、ロールハニカム形の過エ
レメントとして、一端において一体になされた両側片と
内壁片からなり他端開放の外向きみぞ形部と、他端にお
いて一体になされた両側片と外壁片からなる一端開放の
内向きみぞ形部とを交互に連続形成した屈曲紙の下側
にしわ付け材を添設し、このしわ付け材の一端縁を
屈曲紙の内向きみぞ形部の外壁片の一端縁に接着シー
ルすると共に屈曲紙の外向きみぞ形部の内壁片の他端
縁をしわ付け材の他端縁に接着シールしてセンターパ
イプの周りに巻回させたので、エレメントの両端面にお
ける外向きみぞ形部および内向きみぞ形部はすべて開放
されているため、半分の面積がシール用の接着材で目つ
ぶしされる従来のものに比べ著しく流通抵抗を低減する
ことができ、シール用接着剤も節約することができ、し
かも入口、出口での被処理流体の流速が低下するので、
過機能も向上し、寿命を長くすことができる。
レメントとして、一端において一体になされた両側片と
内壁片からなり他端開放の外向きみぞ形部と、他端にお
いて一体になされた両側片と外壁片からなる一端開放の
内向きみぞ形部とを交互に連続形成した屈曲紙の下側
にしわ付け材を添設し、このしわ付け材の一端縁を
屈曲紙の内向きみぞ形部の外壁片の一端縁に接着シー
ルすると共に屈曲紙の外向きみぞ形部の内壁片の他端
縁をしわ付け材の他端縁に接着シールしてセンターパ
イプの周りに巻回させたので、エレメントの両端面にお
ける外向きみぞ形部および内向きみぞ形部はすべて開放
されているため、半分の面積がシール用の接着材で目つ
ぶしされる従来のものに比べ著しく流通抵抗を低減する
ことができ、シール用接着剤も節約することができ、し
かも入口、出口での被処理流体の流速が低下するので、
過機能も向上し、寿命を長くすことができる。
第１図イはこの考案の屈曲紙としわ付け材の関係を
示す一部の斜視図。 同図ロは屈曲紙の展開状態を示す一部の平面図。 第２図はこの考案の実施例の斜視図。 第３図は容器に収容した状態の半断面図。 第４図は従来品の斜視図。 図中 １……屈曲紙、１ａ……側、片 １ｂ……内壁片、１ｃ……外壁片 ２……しわ付け材、３……センターパイプ ４……接着剤、Ａ…外向きみぞ形部 Ｂ……内向きみぞ形部
示す一部の斜視図。 同図ロは屈曲紙の展開状態を示す一部の平面図。 第２図はこの考案の実施例の斜視図。 第３図は容器に収容した状態の半断面図。 第４図は従来品の斜視図。 図中 １……屈曲紙、１ａ……側、片 １ｂ……内壁片、１ｃ……外壁片 ２……しわ付け材、３……センターパイプ ４……接着剤、Ａ…外向きみぞ形部 Ｂ……内向きみぞ形部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０１Ｍ 11/03 Ｂ 7443−3Ｇ Ｆ０２Ｍ 35/024 Ｈ 9247−3Ｇ
Claims (1)
- 【請求項１】一連の屈曲紙１としわ付け材２とから
なり、屈曲紙１は、一端において一体になされた両側
片１ａと内壁片１ｂからなる他端開放の外向きみぞ形部
Ａと、他端において一体になされた両側片１ａと外壁片
１ｃからなる一端開放の内向きみぞ形部Ｂとで交互に連
続して形成し、上記屈曲紙１の下側にしわ付け材２
を添設し、該しわ付け材２の一端縁を屈曲紙の内向
きみぞ形部Ｂの外壁片１ｃの一端縁に接着シールすると
共に屈曲紙の外向きみぞ形部Ａの内壁片１ｂの他端縁
をしわ付け材２の他端縁に接着シールしてセンターパ
イプ３の周りに巻回したことを特徴とするロールハニカ
ム形の過エレメント。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5654388U JPH0611053Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | ロールハニカム形の▲ろ▼過エレメント |
| US07/330,464 US4925561A (en) | 1988-03-31 | 1989-03-30 | Composite planar and triangularly pleated filter element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5654388U JPH0611053Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | ロールハニカム形の▲ろ▼過エレメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163410U JPH01163410U (ja) | 1989-11-14 |
| JPH0611053Y2 true JPH0611053Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31282412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5654388U Expired - Lifetime JPH0611053Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-04-28 | ロールハニカム形の▲ろ▼過エレメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611053Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4078781B2 (ja) * | 2000-03-01 | 2008-04-23 | 株式会社デンソー | インレットフィルタ |
| EP2239039B1 (en) * | 2004-08-06 | 2021-10-06 | Donaldson Company, Inc. | Air filter cartridge |
| CN102743937B (zh) * | 2007-02-02 | 2015-09-16 | 唐纳森公司 | 空气过滤介质包、过滤元件、空气过滤介质及方法 |
| EP2829310A1 (en) | 2007-06-26 | 2015-01-28 | Donaldson Company, Inc. | Filtration media pack |
| JP2010264403A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Toyota Boshoku Corp | フィルタ装置 |
| WO2011017352A2 (en) * | 2009-08-03 | 2011-02-10 | Donaldson Company, Inc. | Method and apparatus for forming fluted filtration media having tapered flutes |
| TWI534006B (zh) | 2015-04-09 | 2016-05-21 | Filter element and its forming method |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP5654388U patent/JPH0611053Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01163410U (ja) | 1989-11-14 |
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