JPH0641612Y2 - ハニカム形の濾過エレメント - Google Patents

ハニカム形の濾過エレメント

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JPH0641612Y2
JPH0641612Y2 JP12821188U JP12821188U JPH0641612Y2 JP H0641612 Y2 JPH0641612 Y2 JP H0641612Y2 JP 12821188 U JP12821188 U JP 12821188U JP 12821188 U JP12821188 U JP 12821188U JP H0641612 Y2 JPH0641612 Y2 JP H0641612Y2
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filter paper
bent
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liner
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JP12821188U
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JPH0248112U (ja
Inventor
義夫 石井
圧吉 新島
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は気体、液体などの濾過に用いられるハニカム
形積層式の濾過エレメントの改良に関する。
(従来の技術) エンジンなどのエアクリーナやオイルフィルタとして、
これまで用いられている、波付け濾紙と平板濾紙を交互
に数段重ね合せ、一方の側縁では波付け濾紙と下側の平
板濾紙とが向き合う山の部分に一定幅だけシール用の接
着剤を充填すると共に他方の側縁では上側の平板濾紙と
向き合う谷の部分に一定幅だけ接着剤を充填し、その側
周を濾材カバーで包被するハニカム形の濾過エレメント
では、流体の入口側および出口側の端面の半分が接着剤
で目つぶしされ、流通抵抗が高くなるところから、本出
願人は第3図ロのように素材濾紙aに山形斜線l,l
を実線および点線のように向きを変えて一定間隔(側片
1aの幅)で施し、これらの斜線l,lに沿って型付け
ロールにより下方または上方に折り曲げて形成した屈曲
濾紙からなるハニカム形の濾過エレメントを先に提案し
た。(実願昭63-41864号)。
すなわち、屈曲濾紙1は、第3図イのように一端(図で
後端)において当接する長方形の両側片1aと三角形の上
壁片1bとで平面三角形で断面四角形をなし、他端(図で
前端)の開放された下向きみぞ形部Aと、他端(前端)
において当接する長方形の両側片1aと逆向き(角形の下
壁片1cとで平面三角形で断面四角形をなし、一端(後
端)の開放された上向きみぞ形部Bとが交互に連続して
並設され、かつ両側片1aの前後端の当接部はそれぞれ接
着されており、そして、この屈曲濾紙1の上下のものの
間に平板濾紙(ライナー)2が介在されて所要数積層さ
れ、その前後の面を除く側周が濾材からなるカバー3で
包被されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記濾過エレメントでは両端面における各屈曲濾紙のみ
ぞ形部はすべて開放されているので、これまでのものに
比べ流通抵抗を低減できる利点を備えているが、各屈曲
濾紙は三角形のみぞ形部を並列させた形体であるため、
屈曲濾紙の両側部とカバーとの間のシールがやり難く、
両者間の三角柱状の空隙間に接着剤4を充填してシール
するようにしているが、これは多量の接着剤を必要とす
るばかりでなく、中に空洞ができたりして品質の安定性
に問題がある。
そこで、この考案は多くの接着剤を用いることなく屈曲
濾紙の両端部をシールすることができ、品質の安定性が
得られ、そして、カバーを必要としないハニカム形の濾
過エレメントを提供することを目的とする。さらに、最
大の濾過性能(D・H・Cダスト保持容量)をもたらす
ことが可能な濾過エレメントを提供することを目的とし
ている。
(問題点を解決するための手段ならびに作用) 上記目的のもとにこの考案は、複数の屈曲濾紙とライナ
ー濾紙を重ね合せる濾過エレメントとして、屈曲濾紙
を、一端において一体になされた両側片11aと上壁片11b
からなる他端が開放し開放端における(高さ)×(幅)
が10mm×10mm〜15mm×15mmである下向きみぞ形部Aと、
他端において一体になされた両側片11aと下壁片11cから
なる上向きみぞ形部Bとで交互に連続して形成すると共
に両側端には下壁片11cに揃う張出し片11dを設け、ライ
ナー濾紙12は上面片12aと下端に内向きの係止縁12cを有
する両側面片12bとで形成し、該ライナー濾紙12を上記
各屈曲濾紙11上に被嵌し、ライナー濾紙12の内向き係止
縁12cを屈曲濾紙11の張出し片12dの外縁に係合させ、該
外縁係合部および屈曲濾紙の上壁片11bの他端縁とライ
ナー濾紙12の他端縁とを接着シールしたことを特徴とす
るものであり、その使用時には、被処理流体がエレメン
トの片側端面から各屈曲濾紙の各下向きみぞ形部または
上向きみぞ形部に流入し、みぞ形部の両側片を横切って
濾過されながら隣接する上向きみぞ形部または下向きみ
ぞ形部ならびに両側端に形成される流通側路に入り、所
要の場所に流出していく。
(実施例) 第1図はこの考案に係る一定長さの屈曲濾紙11とライナ
ー濾紙12の一部の上下のものを分離して示すものであ
り、屈曲濾紙11は、前記のように一端(図で後端)にお
いて当接する長方形の両側片11aと三角形の上壁片11bと
で平面三角形で断面四角形をなし、他端(図で前端)の
開放された下向きみぞ部Aと、他端において当接する長
方形の両側片11aと逆向き三角形の下壁片11cとで平面三
角形で断面四角形をなし、一端(後端)の開放された上
向きみぞ形部Bとが交互に連続して並設され、その両端
部には下壁片11cと揃うその半分広さの張り出し片11dが
設けられて平面長方形をなしている。
ここで、開放端の下向きみぞ形部Aの高さ(a)と幅
(b)は、次の値に設定される。すなわち、第2図のも
のにおいて、全体の高さ150mm、幅130mmの場合、上記
(a)、(b)は、10×10mm〜15×15mmの範囲好ましく
は13mm、13mmである。このように設定されるのは、第4
図のように(a)×(b)の寸法を変化させたときのD
・H・Cの変化量を示すものであるが、10×10mm〜15×
15mmの範囲でD・H・Cが最大になるからである。
一方、ライナー濾紙12は、屈曲濾紙11の長さと幅に等し
い長方形の上面片12aと高さを屈曲濾紙11と等しくする
両側面片12bとで、正面横長な下向きみぞ形をなし、両
側面片12bの下端には屈曲濾紙11の張出し片11dの外縁下
面に係合する内向きの係止縁12cが設けられている。
そして、上記ライナー濾紙12が各屈曲濾紙11上に下向き
みぞ形部Bをおおうように被嵌され、その側面片12bの
内向き係止縁12cが屈曲濾紙11の張出し片11dの外縁下面
に係合され、屈曲濾紙の上向きみぞ形部Aの上壁片11b
の他端(前端)縁と両端の側壁片11aの他端(前端)縁
との間および張出し片11dの外縁との接着剤14が塗布さ
れ、それらの部分が接着されて両濾紙11、12が一体にな
されると共に両濾紙はそれらの部分においてシールされ
る。その際、各屈曲濾紙11の両端部においては、側壁片
11aとライナー濾紙12の側面片12bとの間に上向きみぞ形
部Bの半分広さの上向きみぞ形側路B′が形成される。
更に、上記のように屈曲濾紙11とライナー濾紙12とを一
体にしたものが、第2図のように屈曲濾紙11の上向きみ
ぞ形部Aおよび下向きみぞ形部Bをそれぞれ整列させて
所要数段積層され、1段目、3段目のように奇数段目の
ライナー濾紙12の上面片12aの一端(後端)縁が2段、
4段の偶数段目の屈曲濾紙11の上向きみぞ形部Bの下壁
片11cの一端(後端)縁にそれぞれ接着剤14により一連
に接着され、また、偶数段目のライナー濾紙12の他端
(前端)縁はその上に位置する奇数段目の屈曲濾紙11の
下向きみぞ形部Aの他端(前端)縁にそれぞれ一連に接
着されており、そして、一段目のものの下側には基板濾
紙15が取付けられている。
しかして、その使用時には全体が角形のケースに収容さ
れて用いられるが、いま、被処理流体を第2図の矢印の
ように手前側から各屈曲濾紙11の下向きみぞ形部Aに流
入させれば、各下向きみぞ形部Aの長方形の両側片11a
をそれぞれ横切って濾過されながら、左右に隣接する上
向きみぞ形部Bに入り、後方に流出していき、また、各
屈曲濾紙11の両端部では側壁片11aを横切って、その側
壁片11aとライナー濾紙12の側面片12bとの間に形成され
ている上向きみぞ形側路B′に入って後方に流出してい
く。
この場合、屈曲濾紙11の上壁片11b、下壁片11cまたはラ
イナー濾紙12の上面片12aに上向きまたは下向きの突条
を所要数形成して、上、下壁片11b、11cと上面片12aと
の重なり部に隙間を形成させれば、それらの部分を濾過
部として有効に利用することができる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、複数の屈曲濾紙とライナー
濾紙とを重ね合わせるハニカム形の濾過エレメントとし
て、上向きみぞ形部と下向きみぞ形部からなり両側端に
張出し片を有する各屈曲濾紙の上に、上面片と両側面片
からなるライナー濾紙を被嵌し、両側面片下端の内向き
係止縁を屈曲濾紙の張出し片の外縁に係合させ、この外
縁係合部および屈曲濾紙の下向きみぞ形部上壁片の他端
縁とライナー片の他端縁同志を接着シールするようにし
たので、屈曲濾紙の両側端において多量のシール用接着
剤を充填する必要がなく、充填不足による品質のばらつ
きも生せず、しかも、両側端部にも濾過流通路(上向き
みぞ、形側路)が形成されそれだけエレメントの濾過面
積を大きくすることができ、全体を包被するカバーを必
要としないなどの利点を有する。さらに、下向きみぞ形
部の高さと幅は最適に設定されるから最大の濾過性能
(D・H・C)が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に用いられる屈曲濾紙とライナー濾紙
の上下の関係を示す斜視図。第2図はこの考案の一実施
例を一部を切除した斜視図。第3図イは先行エレメント
の一部を切除した斜視図。同図ロはその屈曲濾紙の一部
の展開図。第4図は、本考案の濾過性能を示す試験線
図。 11……屈曲濾紙、11a……側片 11b……上壁片、11c……下壁片 11d……張出し片、12……ライナー濾紙 12a……上面片、12b……側面片 12c……係止縁、A……下向きみぞ形部 B……上向きみぞ形部 B′……上向きみぞ形部側路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の屈曲濾紙11とライナー濾紙12を重ね
    合せてなるハニカム形の濾過エレメントにおいて、屈曲
    濾紙11を、一端において一体になされた両側片11aと上
    壁片11bからなる他端開放のものであって開放端におけ
    る(高さ)×(幅)が10mm×10mm〜15mm×15mmの値であ
    る下向きみぞ形部Aと、他端において一体になされた両
    側片11aと下壁片11cからなる上向きみぞ形部Bとで交互
    に連続して形成すると共に両側端には下壁片11cに揃う
    張出し片11dを設け、ライナー濾紙12は上面片12aと下端
    に内向きの係止縁12cを有する両側面片12bとで形成し、
    該ライナー濾紙12を上記各屈曲濾紙11上に被嵌し、ライ
    ナー濾紙12の内向き係止縁12cを屈曲濾紙11の張出し片1
    2dの外縁に係合させ、該外縁係合部および屈曲濾紙の上
    壁片11bの他の他端縁とライナー濾紙12の他端縁とを接
    着シールしたことを特徴とするハニカム形の濾過エレメ
    ント。
JP12821188U 1988-09-30 1988-09-30 ハニカム形の濾過エレメント Expired - Lifetime JPH0641612Y2 (ja)

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JPH0248112U JPH0248112U (ja) 1990-04-03
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