JP2001170196A - 分割パネル式防火シャッタ - Google Patents
分割パネル式防火シャッタInfo
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- JP2001170196A JP2001170196A JP36468499A JP36468499A JP2001170196A JP 2001170196 A JP2001170196 A JP 2001170196A JP 36468499 A JP36468499 A JP 36468499A JP 36468499 A JP36468499 A JP 36468499A JP 2001170196 A JP2001170196 A JP 2001170196A
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- panel
- panels
- divided
- shutter
- gap
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミルヒューム等が飛散する劣悪の環境下近傍
に配置されてもスムーズに昇降し、出入口および防火壁
を構成する分割パネル式防火シャッタを提供する。 【解決手段】 複数に分割されたパネルを昇降して防火
壁とする防火シャッタである。複数に分割されたパネル
をギャップを介して対面させる。ギャップのシール部材
を対面パネルの一方に付帯させ、前記複数のパネルを昇
降手段により上昇終了点および下降終了点まで昇降させ
て出入口に遮蔽壁を形成可能とした。
に配置されてもスムーズに昇降し、出入口および防火壁
を構成する分割パネル式防火シャッタを提供する。 【解決手段】 複数に分割されたパネルを昇降して防火
壁とする防火シャッタである。複数に分割されたパネル
をギャップを介して対面させる。ギャップのシール部材
を対面パネルの一方に付帯させ、前記複数のパネルを昇
降手段により上昇終了点および下降終了点まで昇降させ
て出入口に遮蔽壁を形成可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分割パネル式防火シ
ャッタに係り、特に、圧延機等の近傍に配置され同時に
昇降して出入口および遮蔽壁を構成するのに好適な分割
パネル式防火シャッタに関する。
ャッタに係り、特に、圧延機等の近傍に配置され同時に
昇降して出入口および遮蔽壁を構成するのに好適な分割
パネル式防火シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製で昇降自在で、巻取りのシ
ャッタは、一般的に商店、工場、あるいは、倉庫等の出
入口あるいは防火壁として用いられている。このシャッ
タ90は、図6に示すように、扉を昇降自在に支持する
縦溝を有するコ字形状のガイドレール91が両側に配置
されているとともに、その内側には扉となる屈曲自在の
シャッタの羽根であるスラット93が両側のガイドレー
ル91によりガイドされている。このシャッタ90は、
上方に配置されたスプリングあるいは電動モータ95の
駆動力により、屈曲自在のスラット93が、図7に示す
ように、巻上げられて重ねられ上方向に上昇し、シャッ
タケース97の中に巻き込まれる。シャッタ90は、ス
ラット93からなる扉の遮蔽壁が巻き上げられて出入口
を開放する構成となっている。また、重ねられた屈曲自
在のスラット93が巻下げることにより下方向に下降し
て、遮蔽壁99が形成される構成となっている。
ャッタは、一般的に商店、工場、あるいは、倉庫等の出
入口あるいは防火壁として用いられている。このシャッ
タ90は、図6に示すように、扉を昇降自在に支持する
縦溝を有するコ字形状のガイドレール91が両側に配置
されているとともに、その内側には扉となる屈曲自在の
シャッタの羽根であるスラット93が両側のガイドレー
ル91によりガイドされている。このシャッタ90は、
上方に配置されたスプリングあるいは電動モータ95の
駆動力により、屈曲自在のスラット93が、図7に示す
ように、巻上げられて重ねられ上方向に上昇し、シャッ
タケース97の中に巻き込まれる。シャッタ90は、ス
ラット93からなる扉の遮蔽壁が巻き上げられて出入口
を開放する構成となっている。また、重ねられた屈曲自
在のスラット93が巻下げることにより下方向に下降し
て、遮蔽壁99が形成される構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
巻取りのシャッタが、圧延機あるいは大型プレス等の近
傍に配置され、防火壁あるいは安全壁として用いられる
ことがある。この圧延機あるいは大型プレス等の近傍で
は、ミルヒューム(オイルミスト)等が飛散する劣悪の
環境下にあるため、このミルヒュームが巻取りのシャッ
タのスラットに付着する。また、圧延機では、圧延時に
冷却オイルをかけるため、オイルミスト、白煙等が発生
し周囲の作業者に悪影響を及ぼす。このミルヒューム
は、例えば、圧延機あるいは大型プレス等が配置されて
いる面側(例えば、表面側Sa)に付着するが、シャッ
タが巻き取られるときに、図7に示すように、表面側S
aと他の面側(裏面B側Ba)が接触するために、汚れ
が表面側Saから裏面側Baにも付着する。これに伴
い、スラットを巻取る時に駆動力が大きくなり、巻取り
が不可能になる。また、圧延機あるいは大型プレス等の
設備で加工される被加工品からの異物が飛散し、この異
物がスラット間に入り、巻き込み時の故障が発生すると
いう問題が生ずる。
巻取りのシャッタが、圧延機あるいは大型プレス等の近
傍に配置され、防火壁あるいは安全壁として用いられる
ことがある。この圧延機あるいは大型プレス等の近傍で
は、ミルヒューム(オイルミスト)等が飛散する劣悪の
環境下にあるため、このミルヒュームが巻取りのシャッ
タのスラットに付着する。また、圧延機では、圧延時に
冷却オイルをかけるため、オイルミスト、白煙等が発生
し周囲の作業者に悪影響を及ぼす。このミルヒューム
は、例えば、圧延機あるいは大型プレス等が配置されて
いる面側(例えば、表面側Sa)に付着するが、シャッ
タが巻き取られるときに、図7に示すように、表面側S
aと他の面側(裏面B側Ba)が接触するために、汚れ
が表面側Saから裏面側Baにも付着する。これに伴
い、スラットを巻取る時に駆動力が大きくなり、巻取り
が不可能になる。また、圧延機あるいは大型プレス等の
設備で加工される被加工品からの異物が飛散し、この異
物がスラット間に入り、巻き込み時の故障が発生すると
いう問題が生ずる。
【0004】本発明の目的は、分割パネル式防火シャッ
タに係り、特に、ミルヒューム等が飛散する劣悪の環境
下近傍に配置されてもスムーズに昇降し、出入口の開放
および防火壁を構成する分割パネル式防火シャッタを提
供することを目的としている。
タに係り、特に、ミルヒューム等が飛散する劣悪の環境
下近傍に配置されてもスムーズに昇降し、出入口の開放
および防火壁を構成する分割パネル式防火シャッタを提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る分割パネル式防火シャッタでは、複
数に分割されたパネルをギャップを介して対面させると
ともに、ギャップのシール部材を対面パネルの一方に付
帯させ、前記複数のパネルを昇降手段により上昇終了点
および下降終了点まで昇降させて出入口に遮蔽壁を形成
可能に構成にしている。
めに、本発明に係る分割パネル式防火シャッタでは、複
数に分割されたパネルをギャップを介して対面させると
ともに、ギャップのシール部材を対面パネルの一方に付
帯させ、前記複数のパネルを昇降手段により上昇終了点
および下降終了点まで昇降させて出入口に遮蔽壁を形成
可能に構成にしている。
【0006】また、前記昇降手段は同軸上に異径の巻上
げ・巻き下げドラムを有し、巻上げおよび巻き下げ時に
ほぼ同時に終了点に到達するようにドラム径を設定する
と良い。
げ・巻き下げドラムを有し、巻上げおよび巻き下げ時に
ほぼ同時に終了点に到達するようにドラム径を設定する
と良い。
【0007】また、分割されたシャッタの昇降を案内す
る柱材のレールをH形鋼の溝とし、複数のパネル間に介
在するプレートを設けて前記ギャップを形成することが
望ましい。このとき、前記溝をパネルが円滑に移動する
ようにフリーベアリングを介在させることが望ましい。
る柱材のレールをH形鋼の溝とし、複数のパネル間に介
在するプレートを設けて前記ギャップを形成することが
望ましい。このとき、前記溝をパネルが円滑に移動する
ようにフリーベアリングを介在させることが望ましい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、複数に分割されたパネルを
前後に所定のギャップを有して配設し、下降時には上下
に並べて配置して一連の遮蔽壁とし、上昇時には前後に
重ねて配置してその下方に出入口を開放する。また、分
割されたパネル間には、シール部材を配設して気密性を
高め、圧延機等の配置された劣悪の環境下の部屋と清浄
な部屋とを仕切っている。このシールは、耐熱性を有す
る材料により形成されているため、防火壁としての機能
も有している。また、分割されたパネルのそれぞれの両
端部にボールベアリングを配設することにより、ガイド
レールに沿ってパネルは円滑に昇降させることができ
る。また、分割されたパネルは、下降時の遮蔽壁の場合
に、上側のパネルは異物が飛散する側に配置させれば、
パネル間に異物が噛み込むことがなくなり、スムーズに
移動するとともに、シール部材を破損することがなくな
る。また、シャッタの昇降を案内するガイドレールは、
H形鋼を用い、パネル間分離プレートを設けることによ
りパネルギャップを一定に保持するとともに、剛性が増
し、H形鋼の溝を用いることにより構成が簡単になる。
前後に所定のギャップを有して配設し、下降時には上下
に並べて配置して一連の遮蔽壁とし、上昇時には前後に
重ねて配置してその下方に出入口を開放する。また、分
割されたパネル間には、シール部材を配設して気密性を
高め、圧延機等の配置された劣悪の環境下の部屋と清浄
な部屋とを仕切っている。このシールは、耐熱性を有す
る材料により形成されているため、防火壁としての機能
も有している。また、分割されたパネルのそれぞれの両
端部にボールベアリングを配設することにより、ガイド
レールに沿ってパネルは円滑に昇降させることができ
る。また、分割されたパネルは、下降時の遮蔽壁の場合
に、上側のパネルは異物が飛散する側に配置させれば、
パネル間に異物が噛み込むことがなくなり、スムーズに
移動するとともに、シール部材を破損することがなくな
る。また、シャッタの昇降を案内するガイドレールは、
H形鋼を用い、パネル間分離プレートを設けることによ
りパネルギャップを一定に保持するとともに、剛性が増
し、H形鋼の溝を用いることにより構成が簡単になる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る分割パネル式防火シ
ャッタの実施形態を添付した図面に従って詳細に説明す
る。図1は、第1実施形態の分割パネル式防火シャッタ
1の正面図、図2は平面図、図3は一部側面断面図で図
1のA−A矢視図、図4は一部平面断面図で図3のB−
B矢視図を示す。なお、以下において、図示の左右方向
および上下方向は図1で示し、パネル11の表面側Pa
は、例えば、図3で圧延機が配置されている側を、その
反対側の裏面側Baは清浄な部屋を示している。
ャッタの実施形態を添付した図面に従って詳細に説明す
る。図1は、第1実施形態の分割パネル式防火シャッタ
1の正面図、図2は平面図、図3は一部側面断面図で図
1のA−A矢視図、図4は一部平面断面図で図3のB−
B矢視図を示す。なお、以下において、図示の左右方向
および上下方向は図1で示し、パネル11の表面側Pa
は、例えば、図3で圧延機が配置されている側を、その
反対側の裏面側Baは清浄な部屋を示している。
【0010】図1あるいは図2において、分割パネル式
防火シャッタ1の2枚に分割されたパネル11は、上側
パネル13と、下側パネル15とから構成されている。
このパネル11は、鋼板よりなる中空の長方形形状によ
り構成されている。図1の左右方向において、上側パネ
ル13の両端部13a、および、下側パネル15の両端
部15aのそれぞれは、図3に示す昇降を案内するH形
鋼のレールよりなる柱材17の溝17aに所定のギャッ
プQaを有して挿入されている。この溝17aには溝用
プレート18が固設されており、この溝用プレート18
により溝17aは上側パネル用溝17aaと、下側パネ
ル用溝17abとに分割されている。一方の上側パネル
用溝17aaには上側パネル13が、また、他方の下側
パネル用溝17abには下側パネル15が所定のギャッ
プQaを有して挿入されている。上側パネル13の表面
Psは圧延機側の環境が劣悪下の空間側(表面側Pa)
に、また、上側パネル13の裏面Bsは反対側の清浄な
空間側(裏面側Ba)に配置されているとともに、上側
パネル13は下側パネル15より圧延機側の空間に近く
配置されている。これにより、上側パネル13の表面P
sに飛散して付着したミルヒュームあるいは異物等は、
後述する第1シール部材39により掻き落とされても、
上側パネル13と下側パネル15の間に挟まれることな
く下方に落下するため、故障が少なくなる。
防火シャッタ1の2枚に分割されたパネル11は、上側
パネル13と、下側パネル15とから構成されている。
このパネル11は、鋼板よりなる中空の長方形形状によ
り構成されている。図1の左右方向において、上側パネ
ル13の両端部13a、および、下側パネル15の両端
部15aのそれぞれは、図3に示す昇降を案内するH形
鋼のレールよりなる柱材17の溝17aに所定のギャッ
プQaを有して挿入されている。この溝17aには溝用
プレート18が固設されており、この溝用プレート18
により溝17aは上側パネル用溝17aaと、下側パネ
ル用溝17abとに分割されている。一方の上側パネル
用溝17aaには上側パネル13が、また、他方の下側
パネル用溝17abには下側パネル15が所定のギャッ
プQaを有して挿入されている。上側パネル13の表面
Psは圧延機側の環境が劣悪下の空間側(表面側Pa)
に、また、上側パネル13の裏面Bsは反対側の清浄な
空間側(裏面側Ba)に配置されているとともに、上側
パネル13は下側パネル15より圧延機側の空間に近く
配置されている。これにより、上側パネル13の表面P
sに飛散して付着したミルヒュームあるいは異物等は、
後述する第1シール部材39により掻き落とされても、
上側パネル13と下側パネル15の間に挟まれることな
く下方に落下するため、故障が少なくなる。
【0011】また、上側パネル13の両端部13a、お
よび、下側パネル15の両端部15aのそれぞれには、
ボールベアリング19が上下方向に所定間隔離間して取
着されている。このボールベアリング19は、凹形状で
球形の軸受部材19aと、球形の軸受部材19aに挿入
され回転自在に保持される大径球形の玉19bと、軸受
部材19aと大径球形の玉19bとの間に挿入され、大
径球形の玉19bを回転自在に保持する小径球形の玉1
9cと、大径球形の玉19bと小径球形の玉19cとの
抜け出しを防止するカバー19dと、から構成されてい
る。この滑らかに転動するボールベアリング19が用い
られることにより、パネル11が図示の左右方向に触れ
ても重いパネル11を容易に滑動することができる。
よび、下側パネル15の両端部15aのそれぞれには、
ボールベアリング19が上下方向に所定間隔離間して取
着されている。このボールベアリング19は、凹形状で
球形の軸受部材19aと、球形の軸受部材19aに挿入
され回転自在に保持される大径球形の玉19bと、軸受
部材19aと大径球形の玉19bとの間に挿入され、大
径球形の玉19bを回転自在に保持する小径球形の玉1
9cと、大径球形の玉19bと小径球形の玉19cとの
抜け出しを防止するカバー19dと、から構成されてい
る。この滑らかに転動するボールベアリング19が用い
られることにより、パネル11が図示の左右方向に触れ
ても重いパネル11を容易に滑動することができる。
【0012】また、図1の左右方向において、上側パネ
ル13の上面端部13bの両側には上側パネル用アイボ
ルト21a、21bが取着されている。同様に、下側パ
ネル15の上面端部15bの両側には下側パネル用アイ
ボルト23a、23bが取着されている。この上側パネ
ル用アイボルト21a、21bおよび下側パネル用アイ
ボルト23a、23bは同一部品により構成されてい
る。
ル13の上面端部13bの両側には上側パネル用アイボ
ルト21a、21bが取着されている。同様に、下側パ
ネル15の上面端部15bの両側には下側パネル用アイ
ボルト23a、23bが取着されている。この上側パネ
ル用アイボルト21a、21bおよび下側パネル用アイ
ボルト23a、23bは同一部品により構成されてい
る。
【0013】パネル11の昇降を案内する柱材17は、
パネル11を挟んで左右方向の両側に立設している。こ
の柱材17の上側端部17bには、パネル11の昇降装
置25を載置する第1横梁27が固設されている。ま
た、同様にこの柱材17の下側端部17cには、下側パ
ネル15の下面端部15cが当接する第2横梁29が固
設されるとともに、第2横梁29は床面31に埋め込ま
れている。
パネル11を挟んで左右方向の両側に立設している。こ
の柱材17の上側端部17bには、パネル11の昇降装
置25を載置する第1横梁27が固設されている。ま
た、同様にこの柱材17の下側端部17cには、下側パ
ネル15の下面端部15cが当接する第2横梁29が固
設されるとともに、第2横梁29は床面31に埋め込ま
れている。
【0014】柱材17の上側で、柱材17の表面には鋼
板よりなる表面収納用カバー33が、また、裏面には鋼
板よりなる裏面用カバー35が取着されている。表面用
収納カバー33、裏面用収納カバー35、第1横梁2
7、および、柱材17とからなる空間Waには、上側パ
ネル13および下側パネル15が上昇したときに収納さ
れ、その下方には出入口37(太線部)が形成される。
また、上側パネル13および下側パネル15が下降した
ときには、表面用収納カバー33と裏面用収納カバー3
5、上側パネル13、および、下側パネル15が上下方
向で所定量重なり合うとともに、一連で連続した遮蔽壁
(図1のHa)を形成している。これにより、下降時に
は、表面側Saの空間と裏面側Baの空間が遮蔽壁Ha
で遮断され、防火壁として構成される。
板よりなる表面収納用カバー33が、また、裏面には鋼
板よりなる裏面用カバー35が取着されている。表面用
収納カバー33、裏面用収納カバー35、第1横梁2
7、および、柱材17とからなる空間Waには、上側パ
ネル13および下側パネル15が上昇したときに収納さ
れ、その下方には出入口37(太線部)が形成される。
また、上側パネル13および下側パネル15が下降した
ときには、表面用収納カバー33と裏面用収納カバー3
5、上側パネル13、および、下側パネル15が上下方
向で所定量重なり合うとともに、一連で連続した遮蔽壁
(図1のHa)を形成している。これにより、下降時に
は、表面側Saの空間と裏面側Baの空間が遮蔽壁Ha
で遮断され、防火壁として構成される。
【0015】表面用収納カバー33の下端部33aは、
L字形状に折り曲げられており、その面には上側パネル
13に左右方向に全面で接触して気密性を保持するため
第1シール部材39が第1抑えプレート41により取着
されている。また、同様に、下側パネル15の上面端部
15bには、上側パネル13に左右方向に全面で接触し
て気密性を保持するため第2シール部材43が第2抑え
プレート45により取着されている。第1シール部材3
9および第2シール部材は、ウレタンゴム、あるいは、
フッ素ゴム等の耐熱性を有する材料により形成されてい
る。または、この第2シール部材43は、上側パネル1
3の下面端部に取着して、下側パネル15に左右方向に
全面で接触してシールして気密性を保持しても良い。
L字形状に折り曲げられており、その面には上側パネル
13に左右方向に全面で接触して気密性を保持するため
第1シール部材39が第1抑えプレート41により取着
されている。また、同様に、下側パネル15の上面端部
15bには、上側パネル13に左右方向に全面で接触し
て気密性を保持するため第2シール部材43が第2抑え
プレート45により取着されている。第1シール部材3
9および第2シール部材は、ウレタンゴム、あるいは、
フッ素ゴム等の耐熱性を有する材料により形成されてい
る。または、この第2シール部材43は、上側パネル1
3の下面端部に取着して、下側パネル15に左右方向に
全面で接触してシールして気密性を保持しても良い。
【0016】第1横梁27の上に載置されているパネル
11を昇降する昇降装置25は、両側に立設した柱材1
7のほぼ中央部に両出力型ウォーム減速機51(以下、
ウォーム減速機51という)が載置されている。このウ
ォーム減速機51は、図示しないウォームによりパネル
11の自重でパネル11が落下することを防止してい
る。また、ウォーム減速機51は、第1横梁27の上に
並列に載置されている減速機付モータ53により駆動さ
れている。
11を昇降する昇降装置25は、両側に立設した柱材1
7のほぼ中央部に両出力型ウォーム減速機51(以下、
ウォーム減速機51という)が載置されている。このウ
ォーム減速機51は、図示しないウォームによりパネル
11の自重でパネル11が落下することを防止してい
る。また、ウォーム減速機51は、第1横梁27の上に
並列に載置されている減速機付モータ53により駆動さ
れている。
【0017】ウォーム減速機51は、両側に出力軸を有
しており、その出力軸は左側出力軸51aと右側出力軸
51bとからなっている。左側出力軸51aには、左側
チェーンカップリング55a、および左側駆動軸57a
を介して左側ケーブルドラム61aを駆動している。ま
た、同様に、右側出力軸51bには、右側チェーンカッ
プリング55bおよび右側駆動軸57bを介して右側ケ
ーブルドラム61bを駆動している。以下では、昇降装
置25は、左右共に同一構造で構成されているため、左
側に配置された昇降装置25について説明する。なお、
以下においては、図1の左側を示す部品には添付符号a
を付している。
しており、その出力軸は左側出力軸51aと右側出力軸
51bとからなっている。左側出力軸51aには、左側
チェーンカップリング55a、および左側駆動軸57a
を介して左側ケーブルドラム61aを駆動している。ま
た、同様に、右側出力軸51bには、右側チェーンカッ
プリング55bおよび右側駆動軸57bを介して右側ケ
ーブルドラム61bを駆動している。以下では、昇降装
置25は、左右共に同一構造で構成されているため、左
側に配置された昇降装置25について説明する。なお、
以下においては、図1の左側を示す部品には添付符号a
を付している。
【0018】左側駆動軸57aは、左側ケーブルドラム
61aの両側で第1軸受63aと第2軸受65aにより
回転自在に支持されるとともに、図示しないスプライン
等により左側ケーブルドラム61aを回転している。左
側ケーブルドラム61aは、小さい直径からなる小ケー
ブルドラム67aと、大きい直径からなる大ケーブルド
ラム69aとが直列に連結され一体化されて構成されて
いる。すなわち、小ケーブルドラム67aと大ケーブル
ドラム69aとは、同軸の駆動軸57の上に配置されて
回転されている。
61aの両側で第1軸受63aと第2軸受65aにより
回転自在に支持されるとともに、図示しないスプライン
等により左側ケーブルドラム61aを回転している。左
側ケーブルドラム61aは、小さい直径からなる小ケー
ブルドラム67aと、大きい直径からなる大ケーブルド
ラム69aとが直列に連結され一体化されて構成されて
いる。すなわち、小ケーブルドラム67aと大ケーブル
ドラム69aとは、同軸の駆動軸57の上に配置されて
回転されている。
【0019】小ケーブルドラム67aに巻付けられた小
ケーブル用ワイヤ71aは、小ターンバックル73aを
介して上側パネル13の上側パネル用アイボルト21a
に連結されている。大ケーブルドラム69aに巻付けら
れた大ケーブル用ワイヤ75aは、大ターンバックル7
7aを介して下側パネル15の下側パネル用アイボルト
23aに連結されている。ウォーム減速機51の回転に
伴い左側ケーブルドラム61aおよび右側ケーブルドラ
ム61bは回転するが、両ドラム61a、61b共に、
小さい直径のドラム67a、67bと、大きい直径のド
ラム69a、69bとからなっているため、両ドラム6
1a、61bが一回転することにより、小さい直径と大
きい直径の直径差の分だけ巻取り量が異なっている。こ
のため、小さい直径のドラム67a、67bと、大きい
直径のドラム69a、69bとが同じ回転数nだけ回転
することにより、分割された上側パネル13と下側パネ
ル15とに昇降量に差が生ずる。これに伴い、上昇時に
は上側パネル13と下側パネル15とが重なり合い、そ
の下方に出入口を形成し、下降時には上側パネル13と
下側パネル15とが連なり合うことにより一連の遮蔽壁
Haを形成する。前記したようにウォーム減速機51の
右側の右側出力軸51bから出力される昇降装置25も
同様に構成されている。
ケーブル用ワイヤ71aは、小ターンバックル73aを
介して上側パネル13の上側パネル用アイボルト21a
に連結されている。大ケーブルドラム69aに巻付けら
れた大ケーブル用ワイヤ75aは、大ターンバックル7
7aを介して下側パネル15の下側パネル用アイボルト
23aに連結されている。ウォーム減速機51の回転に
伴い左側ケーブルドラム61aおよび右側ケーブルドラ
ム61bは回転するが、両ドラム61a、61b共に、
小さい直径のドラム67a、67bと、大きい直径のド
ラム69a、69bとからなっているため、両ドラム6
1a、61bが一回転することにより、小さい直径と大
きい直径の直径差の分だけ巻取り量が異なっている。こ
のため、小さい直径のドラム67a、67bと、大きい
直径のドラム69a、69bとが同じ回転数nだけ回転
することにより、分割された上側パネル13と下側パネ
ル15とに昇降量に差が生ずる。これに伴い、上昇時に
は上側パネル13と下側パネル15とが重なり合い、そ
の下方に出入口を形成し、下降時には上側パネル13と
下側パネル15とが連なり合うことにより一連の遮蔽壁
Haを形成する。前記したようにウォーム減速機51の
右側の右側出力軸51bから出力される昇降装置25も
同様に構成されている。
【0020】次に、分割パネル式防火シャッタ1の作動
について説明する。昇降装置25のウォーム減速機51
は、減速機付モータ53からの駆動力を受けて回転して
いる。このウォーム減速機51の回転力は両側に配置さ
れている左側出力軸51aと右側出力軸51bとから出
力され、それぞれの回転力は、左側チェーンカップリン
グ55aと右側チェーンカップリング55b、および、
左側駆動軸57aと右側駆動軸57bを介して、左側ケ
ーブルドラム61aと右側ケーブルドラム61bとを共
に駆動している。
について説明する。昇降装置25のウォーム減速機51
は、減速機付モータ53からの駆動力を受けて回転して
いる。このウォーム減速機51の回転力は両側に配置さ
れている左側出力軸51aと右側出力軸51bとから出
力され、それぞれの回転力は、左側チェーンカップリン
グ55aと右側チェーンカップリング55b、および、
左側駆動軸57aと右側駆動軸57bを介して、左側ケ
ーブルドラム61aと右側ケーブルドラム61bとを共
に駆動している。
【0021】左側ケーブルドラム61aと右側ケーブル
ドラム61bとが共に上昇方向に回転される場合には、
小さい直径の左側ケーブルドラム61aおよび右側ケー
ブルドラム61bは共に同じ直径により構成され、か
つ、小ケーブルドラム67a、67bに巻付けられた小
ケーブル用ワイヤ71a、71bは、小ターンバックル
73a、73bを介して上側パネル13の左右方向に所
定間隔離間して配置された上側パネル用アイボルト21
a、21bに共に連結されている。これに伴い、左側ケ
ーブルドラム61aと右側ケーブルドラム61bとが共
に同一回転されて巻上げ、あるいは、巻下げられるた
め、上側パネル13は平行に昇降する。
ドラム61bとが共に上昇方向に回転される場合には、
小さい直径の左側ケーブルドラム61aおよび右側ケー
ブルドラム61bは共に同じ直径により構成され、か
つ、小ケーブルドラム67a、67bに巻付けられた小
ケーブル用ワイヤ71a、71bは、小ターンバックル
73a、73bを介して上側パネル13の左右方向に所
定間隔離間して配置された上側パネル用アイボルト21
a、21bに共に連結されている。これに伴い、左側ケ
ーブルドラム61aと右側ケーブルドラム61bとが共
に同一回転されて巻上げ、あるいは、巻下げられるた
め、上側パネル13は平行に昇降する。
【0022】同様に、大ケーブルドラム69a、69b
に巻付けられた大ケーブル用ワイヤ75a、75bは、
大ターンバックル77a、77bを介して下側パネル1
5の左右方向に所定間隔離間して配置された下側パネル
用アイボルト23a、23bに連結されている。これに
伴い、左側ケーブルドラム61aと右側ケーブルドラム
61bとが共に同一回転され巻上げられ、あるいは、巻
下げられるので、下側パネル15は平行に昇降する。
に巻付けられた大ケーブル用ワイヤ75a、75bは、
大ターンバックル77a、77bを介して下側パネル1
5の左右方向に所定間隔離間して配置された下側パネル
用アイボルト23a、23bに連結されている。これに
伴い、左側ケーブルドラム61aと右側ケーブルドラム
61bとが共に同一回転され巻上げられ、あるいは、巻
下げられるので、下側パネル15は平行に昇降する。
【0023】上側パネル13および下側パネル15は、
共に平行に上昇されるとともに、巻上げ終了時には、小
さい直径のドラム67a、67bと、大きい直径のドラ
ム69a、69bとが同じ回転数nだけ回転した場合で
も、巻取り量(昇降量)に差が生ずるため、上側パネル
13および下側パネル15の下面端部はほぼ同時に、表
面用収納カバー33、裏面用収納カバー35、第1横梁
27、および、柱材17とからなる空間Paの中に収納
される。このとき、上側パネル13および下側パネル1
5の下面端部はほぼ同時に、表面用収納カバー33、裏
面用収納カバー35の下面端部、すなわち、終了点に到
達する。
共に平行に上昇されるとともに、巻上げ終了時には、小
さい直径のドラム67a、67bと、大きい直径のドラ
ム69a、69bとが同じ回転数nだけ回転した場合で
も、巻取り量(昇降量)に差が生ずるため、上側パネル
13および下側パネル15の下面端部はほぼ同時に、表
面用収納カバー33、裏面用収納カバー35、第1横梁
27、および、柱材17とからなる空間Paの中に収納
される。このとき、上側パネル13および下側パネル1
5の下面端部はほぼ同時に、表面用収納カバー33、裏
面用収納カバー35の下面端部、すなわち、終了点に到
達する。
【0024】また、反対に、左側ケーブルドラム61a
と右側ケーブルドラム61bとが共に下降方向、即ち、
巻下げ方向に回転される場合には、上昇時と同様に、両
ドラム61a、61bが一回転することにより、小さい
直径と大きい直径の直径差の分だけ巻取り量が異なって
いるため、下降時には下側パネル15が床面31、即
ち、第2横梁29に当接したときに、上側パネル13は
下側パネル15に所定量だけ重なり合って終了点に到達
するようにされている。下降時には所定量重なり合って
上側パネル13と下側パネル15とが連なり合うことに
より一連の遮蔽壁Haを形成する。
と右側ケーブルドラム61bとが共に下降方向、即ち、
巻下げ方向に回転される場合には、上昇時と同様に、両
ドラム61a、61bが一回転することにより、小さい
直径と大きい直径の直径差の分だけ巻取り量が異なって
いるため、下降時には下側パネル15が床面31、即
ち、第2横梁29に当接したときに、上側パネル13は
下側パネル15に所定量だけ重なり合って終了点に到達
するようにされている。下降時には所定量重なり合って
上側パネル13と下側パネル15とが連なり合うことに
より一連の遮蔽壁Haを形成する。
【0025】次に、図5は、第2実施形態の分割パネル
式防火シャッタ1Aの一部構成概念図を示す。なお、第
1実施形態と同一部品には同一符号を付して説明は省略
する。第1実施形態においては、分割パネル式防火シャ
ッタ1は、パネル11は、上側パネル13と下側パネル
15との2分割により構成されるとともに、左側ケーブ
ルドラム61aおよび右側ケーブルドラム61bは共
に、小さい直径のドラム67a、67bと、大きい直径
のドラム69a、69bとから構成されている。このと
き、小さい直径のドラム67a、67bは上側パネル1
3に、また、大きい直径のドラム69a、69bは下側
パネル15に連結されており、上昇時には直径差により
同時に格納されるとともに、下降時には一連の連続した
遮蔽壁Haを構成している。
式防火シャッタ1Aの一部構成概念図を示す。なお、第
1実施形態と同一部品には同一符号を付して説明は省略
する。第1実施形態においては、分割パネル式防火シャ
ッタ1は、パネル11は、上側パネル13と下側パネル
15との2分割により構成されるとともに、左側ケーブ
ルドラム61aおよび右側ケーブルドラム61bは共
に、小さい直径のドラム67a、67bと、大きい直径
のドラム69a、69bとから構成されている。このと
き、小さい直径のドラム67a、67bは上側パネル1
3に、また、大きい直径のドラム69a、69bは下側
パネル15に連結されており、上昇時には直径差により
同時に格納されるとともに、下降時には一連の連続した
遮蔽壁Haを構成している。
【0026】これに対して、第2実施形態の分割パネル
式防火シャッタ1Aは、パネル81は、上側パネル1
3、中側パネル83、および、下側パネル15との3分
割により構成されるとともに、左側ケーブルドラム85
aおよび右側ケーブルドラム85bは共に、小さい直径
のドラム67a、67bと、中くらいの直径のドラム8
7a、87bと、および、大きい直径のドラム69a、
69bとから構成されている。このとき、小さい直径の
ドラム67a、67bは上側パネル13に、中くらいの
直径のドラム87a、87bは中側パネル83に、およ
び、大きい直径のドラム69a、69bは下側パネル1
5に連結されおり、上昇時には直径差により同時に格納
されるとともに、下降時には、第1実施形態の表面用収
納カバー33と裏面用収納カバー35、および、3個の
パネル81で一連の連続した遮蔽壁を構成している。ま
た、4連以上のパネルを用いた場合も同様に構成するこ
とができる。
式防火シャッタ1Aは、パネル81は、上側パネル1
3、中側パネル83、および、下側パネル15との3分
割により構成されるとともに、左側ケーブルドラム85
aおよび右側ケーブルドラム85bは共に、小さい直径
のドラム67a、67bと、中くらいの直径のドラム8
7a、87bと、および、大きい直径のドラム69a、
69bとから構成されている。このとき、小さい直径の
ドラム67a、67bは上側パネル13に、中くらいの
直径のドラム87a、87bは中側パネル83に、およ
び、大きい直径のドラム69a、69bは下側パネル1
5に連結されおり、上昇時には直径差により同時に格納
されるとともに、下降時には、第1実施形態の表面用収
納カバー33と裏面用収納カバー35、および、3個の
パネル81で一連の連続した遮蔽壁を構成している。ま
た、4連以上のパネルを用いた場合も同様に構成するこ
とができる。
【0027】上述した実施形態に係る分割パネル式防火
シャッタによれば、複数に分割されたパネルを前後に所
定のギャップを有して配設し、下降時には上下方向に並
列して配置して遮蔽壁としているため、パネル間に異
物、ミルヒューム等が飛散する劣悪の環境下にあって
も、パネル間に異物、ミルヒューム等が入ることがなく
なり確実に昇降することができ、より安全な防火壁が得
られる。また、分割されたパネルのそれぞれの両端部に
ボールベアリングが配設されているため、ガイドレール
に沿って重量物のパネルを円滑に昇降でき、昇降装置の
故障が少なくなる。また、パネル間にはシールが付設さ
れているため、白煙等が発生する所でも確実に気密性を
保持することができる。
シャッタによれば、複数に分割されたパネルを前後に所
定のギャップを有して配設し、下降時には上下方向に並
列して配置して遮蔽壁としているため、パネル間に異
物、ミルヒューム等が飛散する劣悪の環境下にあって
も、パネル間に異物、ミルヒューム等が入ることがなく
なり確実に昇降することができ、より安全な防火壁が得
られる。また、分割されたパネルのそれぞれの両端部に
ボールベアリングが配設されているため、ガイドレール
に沿って重量物のパネルを円滑に昇降でき、昇降装置の
故障が少なくなる。また、パネル間にはシールが付設さ
れているため、白煙等が発生する所でも確実に気密性を
保持することができる。
【0028】また、分割されたパネルは、上側のパネル
は異物が飛散する側に配置されているため、パネル間に
異物が噛み込むことがなくなり、スムーズに移動すると
ともに、シールを破損することがなくなる。また、シャ
ッタの昇降を案内するガイドレールは、H形鋼を用いる
ことにより剛性が増すと共に、H形鋼の溝を用いること
により構成が簡単となり、安価に出来る。
は異物が飛散する側に配置されているため、パネル間に
異物が噛み込むことがなくなり、スムーズに移動すると
ともに、シールを破損することがなくなる。また、シャ
ッタの昇降を案内するガイドレールは、H形鋼を用いる
ことにより剛性が増すと共に、H形鋼の溝を用いること
により構成が簡単となり、安価に出来る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は複数に分
割されたパネルをギャップを介して対面させるととも
に、ギャップのシール部材を対面パネルの一方に付帯さ
せ、前記複数のパネルを昇降手段により上昇終了点およ
び下降終了点まで昇降させて出入口に遮蔽壁を形成可能
とした構成であるため、ミルヒューム等が飛散する劣悪
の環境下近傍に配置されてもスムーズに昇降し、出入口
の開放および防火壁を構成することができる。
割されたパネルをギャップを介して対面させるととも
に、ギャップのシール部材を対面パネルの一方に付帯さ
せ、前記複数のパネルを昇降手段により上昇終了点およ
び下降終了点まで昇降させて出入口に遮蔽壁を形成可能
とした構成であるため、ミルヒューム等が飛散する劣悪
の環境下近傍に配置されてもスムーズに昇降し、出入口
の開放および防火壁を構成することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る分割パネル式防火
シャッタの正面図である。
シャッタの正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る分割パネル式防火
シャッタの平面図である。
シャッタの平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る分割パネル式防火
シャッタの一部側面断面図で図1のA−A矢視図であ
る。
シャッタの一部側面断面図で図1のA−A矢視図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態に係る分割パネル式防火
シャッタの一部平面断面図で図3のB−B矢視図であ
る。
シャッタの一部平面断面図で図3のB−B矢視図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態に係る分割パネル式防火
シャッタの正面図である。
シャッタの正面図である。
【図6】従来の巻取りのシャッタ示す正面図である。
【図7】従来の巻取りのシャッタ示す一部側面図であ
る。
る。
1、1A 分割パネル式防火シャッタ 11 パネル 13 上側パネル 15 下側パネル 17 柱材 17a H形鋼の溝 18 溝用プレート 19 ボールベアング 25 昇降装置 27 第1横梁 33 表面用収納カバー 35 裏面用収納カバー 37 出入口 39 第1シール部材 43 第2シール部材 51 両出力型ウォーム減速機 53 減速機付モータ 61a 左側ケーブルドラム 61b 右側ケーブルドラム 67a、67b 小ケーブルドラム 69a、69b 大ケーブルドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 穂積 東京都江戸川区大杉1丁目15番7号 株式 会社江陽機械製作所内 Fターム(参考) 2E039 BA01 2E042 AA01 CA01 CA05 CB00 CB15 DA01 DB16
Claims (3)
- 【請求項1】 複数に分割されたパネルをギャップを介
して対面させるとともに、ギャップのシール部材を対面
パネルの一方に付帯させ、前記複数のパネルを昇降手段
により上昇終了点および下降終了点まで昇降させて出入
口に遮蔽壁を形成可能としたことを特徴とする分割パネ
ル式防火シャッタ。 - 【請求項2】 前記昇降手段は同軸上に異径の巻上げ・
巻き下げドラムを有し、巻上げおよび巻き下げ時にほぼ
同時に終了点に到達するようにドラム径を設定したこと
を特徴とする請求項1記載の分割パネル式防火シャッ
タ。 - 【請求項3】 分割されたシャッタの昇降を案内する柱
材のレールをH形鋼の溝とし、複数のパネル間に介在す
るプレートを設けて前記ギャップを形成してなることを
特徴とする請求項1または2記載の分割パネル式防火シ
ャッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36468499A JP2001170196A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 分割パネル式防火シャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36468499A JP2001170196A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 分割パネル式防火シャッタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170196A true JP2001170196A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18482418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36468499A Pending JP2001170196A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 分割パネル式防火シャッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001170196A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057346A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体の開閉装置 |
KR100597058B1 (ko) * | 2005-12-30 | 2006-07-04 | 유재원 | 슬라이드식 화염확산 방지 방화판 |
JP2012097562A (ja) * | 2012-02-21 | 2012-05-24 | Sato Kogyo Co Ltd | シートシャッター |
JP2012193612A (ja) * | 2012-07-11 | 2012-10-11 | Sato Kogyo Co Ltd | シートシャッター |
CN102773262A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-14 | 中国重型机械研究院有限公司 | 一种用于冷轧机的轧机安全防护装置 |
JP2019183516A (ja) * | 2018-04-11 | 2019-10-24 | 東洋シヤッター株式会社 | トンネル用扉 |
CN112652130A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-04-13 | 国网浙江省电力有限公司磐安县供电公司 | 一种用于风电机组的防火预警装置 |
CN114109216A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 安徽盈科安防装备有限公司 | 一种钢制隔热防火门装置 |
KR102675886B1 (ko) * | 2023-11-20 | 2024-06-17 | 주식회사 한일티앤씨 | 일단 및 다단형이 가능한 윈치웨이트 방화막 구동장치 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36468499A patent/JP2001170196A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057346A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体の開閉装置 |
KR100597058B1 (ko) * | 2005-12-30 | 2006-07-04 | 유재원 | 슬라이드식 화염확산 방지 방화판 |
WO2007078022A1 (en) * | 2005-12-30 | 2007-07-12 | Jae-Won Ru | Slide type flame spread protecting fireproof plate |
JP2012097562A (ja) * | 2012-02-21 | 2012-05-24 | Sato Kogyo Co Ltd | シートシャッター |
JP2012193612A (ja) * | 2012-07-11 | 2012-10-11 | Sato Kogyo Co Ltd | シートシャッター |
CN102773262B (zh) * | 2012-07-31 | 2014-05-28 | 中国重型机械研究院有限公司 | 一种用于冷轧机的轧机安全防护装置 |
CN102773262A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-14 | 中国重型机械研究院有限公司 | 一种用于冷轧机的轧机安全防护装置 |
JP2019183516A (ja) * | 2018-04-11 | 2019-10-24 | 東洋シヤッター株式会社 | トンネル用扉 |
JP7028697B2 (ja) | 2018-04-11 | 2022-03-02 | 東洋シヤッター株式会社 | トンネル用扉 |
CN112652130A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-04-13 | 国网浙江省电力有限公司磐安县供电公司 | 一种用于风电机组的防火预警装置 |
CN112652130B (zh) * | 2020-11-23 | 2022-07-26 | 国网浙江省电力有限公司磐安县供电公司 | 一种用于风电机组的防火预警装置 |
CN114109216A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 安徽盈科安防装备有限公司 | 一种钢制隔热防火门装置 |
KR102675886B1 (ko) * | 2023-11-20 | 2024-06-17 | 주식회사 한일티앤씨 | 일단 및 다단형이 가능한 윈치웨이트 방화막 구동장치 |
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---|---|---|---|
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