JP2001169449A - 埋設管路の接続構造及びその施工方法 - Google Patents

埋設管路の接続構造及びその施工方法

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JP2001169449A
JP2001169449A JP34802099A JP34802099A JP2001169449A JP 2001169449 A JP2001169449 A JP 2001169449A JP 34802099 A JP34802099 A JP 34802099A JP 34802099 A JP34802099 A JP 34802099A JP 2001169449 A JP2001169449 A JP 2001169449A
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flexible joint
handhole
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conduit
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Satoshi Saito
聡 斎藤
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信用ケーブルの埋設管路をモルタルなどを用
いずにハンドホールに簡単且つ確実に接続し、ハンドホ
ールから傾斜させても配管ができるようにする。 【解決手段】ハンドホールの側壁1に形成された開孔1
aに、合成ゴムなどの弾性材からなる筒状の可撓継手3
を装着し、この可撓継手3の内部にケーブルコネクタを
具備する外管2を圧入し、開孔1aの内周面との間で圧
縮する可撓継手3の弾性を利用して固定する。埋設管路
の内、ケーブルを収容する導管41は外管2のケーブル
コネクタに接合し、リブ付きの保護管42は外管2の端
部に接合する。開孔1aと外管3との密着度を増すた
め、可撓継手3の内外周面には波形の溝部を設けてお
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設される
光ファイバなどの通信用ケーブル類の収容管路をハンド
ホールに接続する構造及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバなどの通信用ケーブルを敷設
する場合、地中に設置される箱状のハンドホールにケー
ブルが収容される管路を接続し、ハンドホールから管内
にケーブルを引き入れるようにしている。図6はハンド
ホールとケーブル収容管路の接続構造の一例を示し、こ
れは、ハンドホールの側壁61に形成された開孔62に
ホール内外を通ずるように外管63を取り付け、この外
管63を介してケーブル収容管が接続されるようになっ
ている。詳しくは、外管63は、ケーブルが収容される
配管と接続する複数個の接続管64を固定した固定板6
5が一側の端部に取り付けられており、その端部側の開
口面をハンドホールの側壁61の内面と同一面となるよ
うに配されて、当該端部外周と開孔62の内縁との間に
充填されたモルタル66と、ホール外側に露出した外周
部分を適宜な厚みで被覆する防護コンクリート67によ
ってハンドホールの側壁61と一体に固定されている。
そして、ケーブルを収容する複数本の導管68が接続管
64にそれぞれ接合され、これら導管68を収容したリ
ブ付きの保護管69が外管63の端部に接合されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続構造では、
外管63がモルタル仕上げと防護コンクリートによりハ
ンドホールに固定されるようになっている。そのため、
施工現場では、モルタルやコンクリートが固まり、十分
に乾燥するまでハンドホールの周辺を埋め戻すことがで
きず、施工時間が長くならざるを得なかった。また、外
管63をハンドホールの側壁61に対し傾斜させて取り
付けることが困難なため、ハンドホールの設置場所など
によっては、ハンドホールの近傍に屈曲管などを埋設し
て管路を曲げなければならないことがあった。
【0004】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑み、通信用ケーブルの埋設管路を、モルタルなど
を用いることなくハンドホールに簡単且つ確実に接続す
ることができ、また、ハンドホールから傾斜させて配管
ができるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の埋設管路の接続構造は、保護管内に複数本の導
管が配された通信用ケーブルの埋設管路をハンドホール
に接続する構造であって、前記ハンドホールの側壁に形
成された開孔に弾性材からなる筒状の可撓継手が装着さ
れ、この可撓継手の内部に外管が圧入されてハンドホー
ル側壁に固定され、外管内に設けられたケーブルコネク
タに前記導管が接合され、ハンドホール外側に突出した
外管の端部に前記保護管が接合されていることを特徴す
る。前記可撓継手としては、円筒体の一側の端部にフラ
ンジ部を設け、且つ筒体周面に波形に凹凸した溝部を設
けて形成したものを用いることができる。
【0006】これによれば、外管の圧入によって可撓継
手は開孔と外管の間で圧縮し、外管は外周面に圧接する
可撓継手で挟持されるようにしてハンドホール側壁に固
定される。可撓継手は合成ゴムや軟質の合成樹脂などの
弾性材からなり、ある程度撓ませることが可能なので、
外管の向きを自在に替えて外管に接続させたケーブル収
容管路を傾斜させて配管することができる。外管が挿入
された可撓継手は自身の弾性によって外管外周面と開孔
内周面とに密着して、外管をハンドホール側壁に確実に
固定させ、同時にハンドホール内の水密性を保持する。
可撓継手を円筒状に形成するとともに、その一側の端部
にフランジ部を設け、当該フランジ部をマンホール側壁
に接合させて開孔に装着すれば、ハンドホール内の水密
性が高まり、また、筒体周面、より好ましくは内外両周
面に波形に凹凸した溝部が設けてあれば、可撓継手全体
が撓みやすくなって、外管が挿入されたときに周面の溝
部が弾性変形し、外管と開孔に対する密着度が高まる。
【0007】また、前記接続構造の施工は、弾性体から
なる筒状の可撓継手をハンドホールの側壁に形成された
開孔に取り付ける工程と、前記可撓継手の内周面又は外
管の外周面に滑剤を塗布した後に外管を可撓継手の内部
に挿入する工程と、外管内に設けられたケーブルコネク
タに導管を接合する工程と、外管の端部に保護管を接合
する工程とを有する方法により行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面を参
照して説明する。図1は本発明によりケーブル収容管路
をハンドホールに接続した構造を示しており、図中、符
号1は地中に設置されたハンドホールの側壁、1aはハ
ンドホール側壁に形成された開孔、2は外管、3は可撓
継手、4はケーブル収容管路、5はパッキングリングで
ある。図示されているように、この接続構造は、ハンド
ホール側壁1に形成された開孔1aに可撓継手3を介在
させて外管2を取り付け、この外管2にケーブル収容管
路4を接合して、ハンドホールとその外側の配管とを接
続するものである。
【0009】外管2は、図2に示されているように、塩
化ビニル樹脂などの合成樹脂により円筒状に形成された
管本体21と、管本体21の開口面を閉鎖する形状に形
成された鋼製又は合成樹脂製の基板22aに通信用ケー
ブルが接続するコネクタ22bを複数個取り付けてなる
固定板22により構成されている。コネクタ22bは、
ハンドホール内に引き入れた通信用ケーブルを後述する
導管に挿通し得るよう中空筒状に形成されているととも
に、一側の端部が導管の端部が内接する接続口となって
いる。固定板22はコネクタ22bの導管と接続する端
部側が管本体21内に収まるように管本体21の端面に
接合し、且つ当該端面側に設けられた鍔部21aにネジ
止めして管本体21に取り付けてある。
【0010】可撓継手3は、合成ゴムなどの弾性材を用
い、ハンドホール側壁1の厚みよりも若干短い長さの円
筒形に形成されている。詳しくは、可撓継手3は、その
外径が開孔1aの内径と略同じか若干大きい寸法、その
内径が外管2の外径よりも若干小さい寸法を有する円管
状を呈し、開孔1a内に外管2とともに挿入したとき
に、開孔1aの内周面と外管2の外周面の間で若干圧縮
し、且つ両周面に密着して圧接するように形成されてい
る。また、可撓継手3は、その一側の端部周縁にフラン
ジ部31が突設されており、内外両周面には波形に凹凸
した溝部32,33が設けられている。両溝部は、環状
の凹凸を周面に軸芯方向に連続させてなるものであり、
図示の形態では内周面の溝部32がフランジ部31が形
成されていない端部側に突き出た襞状の突片を波形に連
ねたものとしてある。
【0011】ケーブル収容管路4は、通信用ケーブルが
収容される導管41と、導管を複数本収容するリブ42
a付きの保護管42よりなり、それぞれ塩化ビニル樹脂
などの合成樹脂を用い、継ぎ足し接合ができるように一
端部を拡径受口、他端部を差し込み口として適宜な長さ
に形成されている。両管は、それぞれ導管41は端部を
コネクタ22bに内接させて接合し、保護管42は端部
を外管3に内接させて接合するように設けてある。
【0012】本実施例ではこれらの部材が用いられ、以
下の施工手順によってケーブルを収容する配管とハンド
ホールとの接続が行われる。図4を参照して説明する。
【0013】先ず、ハンドホールの側壁1に開孔1aを
形成し、この開孔に可撓継手3を装着する(同図
(A))。可撓継手3の装着は、フランジ部31が形成
されていない側の端部をハンドホール内側から開孔1a
内に押し入れることにより行い、開孔1aに取り付けら
れた可撓継手3は外周面が開孔1aの内周面に接合する
とともに、フランジ部31が側壁1の内面に接合する。
この際、ハンドホール表面に接する可撓継手3の外周面
とフランジ部31の表面とにそれぞれ両面粘着テープを
貼っておけば、可撓性を阻害することなく可撓継手3を
開孔1a内に固定することができる。
【0014】次に、外管2を可撓継手3の中空内部に挿
入する(同図(B))。外管2の挿入は、予め外管2の
外周面と可撓継手3の内周面とに滑剤を塗布しておき、
ハンドホール内側から外管2を可撓継手3内に押し込ん
で行う。外管2が押し込まれた状態で可撓継手3は、開
孔1aの内周面と外管2の外周面の間で圧縮し、且つ両
周面に密着状態で圧接して両周面間の隙間を密閉し、ハ
ンドホール内の水密性を維持する。一方、外管2は周面
を可撓継手3で押圧されてハンドホール側壁1に固定さ
れる。
【0015】そして、ハンドホールの外側に配された導
管41を外管2内に挿入してコネクタ22bに接合し
(同図(C))、さらにハンドホールの外側に露出した
外管2の端部に保護管42を接合することにより接続が
完了する(同図(D))。その後、ハンドホールから引
き入れた通信用ケーブルを導管41に挿通させ、ハンド
ホール周辺を埋め戻して施工作業を終わらせることがで
きる。なお、以上の施工手順は一例であり、これに限定
されるものではない。
【0016】このように施工されたケーブル収容管路4
とハンドホールの接続は、開孔1aに装着され、内部に
外管2が挿入された可撓継手3が開口1aの内周面と外
管2の外周面との間で圧縮して両周面に圧接し、外管2
は可撓継手3の押圧力を周面に受けてハンドホール側壁
1に確実に固定され、また、開口1a内周面と外管2の
外周面に密着する可撓継手3によってハンドホール内の
水密性が維持される。従って、従来の如きモルタルや防
護コンクリートが不要となり、外管2を簡易な手順でハ
ンドホールに固定することができるとともに、外管2を
固定した後、直ちにケーブル収容管路4の接合やハンド
ホール周辺の埋め戻しを行って管路の接続作業を短時間
で終わらせることができる。また、可撓継手3は弾性変
形可能なため、図5に示されているように、外管2をハ
ンドホール側壁1に固定した状態で、可撓継手3が変形
可能な範囲で管路の向きを変え、これと接合する導管4
1及び保護管42をハンドホール側壁1に対して傾斜さ
せて配管することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、通信用ケーブルの収容
管路を、モルタルなどを用いることなくハンドホールに
簡単且つ確実に接続し、管路の敷設を迅速に行うことが
できる。また、ハンドホールから傾斜させて配管可能な
ので、ハンドホールの外側で屈曲管などを用いて管路を
曲げる箇所及び工程が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハンドホールとケーブル収
容管路の接続構造を要部を断面で示した図である。
【図2】図1の外管の構成を説明するための図であり、
(A)は両端面を示した図、(B)は要部を断面を示し
た図である。
【図3】図1の可撓継手を要部を断面で示した図であ
る。
【図4】(A)〜(D)は図1の接続構造の施工手順を
説明するための図である。
【図5】図1の接続構造でケーブル収容管路を傾斜させ
た状態を要部を断面で示した図である。
【図6】従来の埋設管路とハンドホールの接続構造を示
した図である。
【符号の説明】
1 ハンドホール側壁 1a 開孔 2 外管 21 管本体 22 固定板 22a 基板 22b コネクタ 3 可撓継手 4 ケーブル収容管 41 導管 42 保護管 5 パッキングリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護管内に複数本の導管が配された通信
    用ケーブルの埋設管路をハンドホールに接続する構造で
    あって、前記ハンドホールの側壁に形成された開孔に弾
    性材からなる筒状の可撓継手が装着され、この可撓継手
    の内部に外管が圧入されてハンドホール側壁に固定さ
    れ、外管内に設けられたケーブルコネクタに前記導管が
    接合され、ハンドホール外側に突出した外管の端部に前
    記保護管が接合されていることを特徴とする埋設管路の
    接続構造。
  2. 【請求項2】 円筒体の一側の端部にフランジ部を設
    け、且つ筒体周面に波形に凹凸した溝部を設けて形成さ
    れた可撓継手を用いた請求項1に記載の埋設管路の接続
    構造。
  3. 【請求項3】 保護管内に複数本の導管が配された通信
    用ケーブルの埋設管路をハンドホールに接続する施工方
    法において、弾性材からなる筒状の可撓継手をハンドホ
    ールの側壁に形成された開孔に取り付ける工程と、前記
    可撓継手の内周面又は外管の外周面に滑剤を塗布した後
    に外管を可撓継手の内部に挿入する工程と、外管内に設
    けられたケーブルコネクタに導管を接合する工程と、外
    管の端部に保護管を接合する工程とを有する埋設管路の
    施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090256124A1 (en) * 2006-07-24 2009-10-15 Plumettaz Sa Device for laying cable in a conduit
KR100924020B1 (ko) 2008-12-23 2009-10-28 (주)경동기술공사 터널과 철도 및 건축물 단지내를 횡단하는 고압케이블 설치구조와 고압케이블을 설치하는 방법

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