JP2002310366A - 波付可撓管に用いる分岐管継手 - Google Patents

波付可撓管に用いる分岐管継手

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JP2002310366A
JP2002310366A JP2001118461A JP2001118461A JP2002310366A JP 2002310366 A JP2002310366 A JP 2002310366A JP 2001118461 A JP2001118461 A JP 2001118461A JP 2001118461 A JP2001118461 A JP 2001118461A JP 2002310366 A JP2002310366 A JP 2002310366A
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Daiji Suzuki
大二 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信用波付可撓管にフリ−アクセス方式を適
用するための分岐管継手を提供する。 【解決手段】 通信用波付可撓管7に貫通孔11をあ
け、この貫通孔11の周辺外面に、サドル部2と傾いた
分岐外管3とからなる支管4を固定するに当り、下端に
設けた外向きフランジ5をもつ分岐内管6を用いて、こ
の外向きフランジ5を貫通孔11をくぐらせた後、分岐
内管6にサドル部2や分岐外管3を挿入し、サドル部2
と外向きフランジ5とで可撓管7を固く挟むと、支管4
が固定でき、フリ−アクセス方式が適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波付可撓管に用い
る分岐管継手に関し、詳しくは、合成樹脂製波付可撓管
(コルゲ−ト管)を電線保護管(通信管も含む)に適用
した場合の分岐管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従前一般の送電線路は架空線であった
が、近年市街地においては、地中送電線が施設されるよ
うになった。
【0003】地中送電線は、一般に管路式や洞道式など
で構成され、この管路式とは、予め管路およびマンホ−
ルを構築しておき、ケ−ブルをマンホ−ルから管路に引
き入れ、他のマンホ−ル内でケ−ブルを接続する方式で
あり、また、洞道式とは、地中に洞道(暗渠)または蓋
付き開渠を構築し、この洞道の床上、棚上またはトラフ
内にケ−ブルを布設する方式である。
【0004】この管路式には、遠心鉄筋コンクリ−ト管
や、耐衝撃性塩化ビニル管などが採用されているが、一
般に塩化ビニル管などの合成樹脂管は、送電線用管路と
しては、すぐれた電気絶縁性と耐蝕性に加え、軽量不燃
性で且つ施工の簡易という長所をもっており、その上、
電磁誘導現象が生じないので、電線管路内の往復線の影
響を考える必要がない、という長所ももっている。
【0005】この送電線管路用としての合成樹脂製可撓
電線管などは、JISで規格化されている。例えば、管
には絶縁電線またはケ−ブルを損傷させるような鋭いエ
ッジ、ばり、または表面突起があってはならない、と規
定されている。
【0006】一方、通信用管路材はJISで特に規定さ
れていないが、例えばフリ−アクセス方式(1つの通信
管に多数本(多条)の配線ケ−ブルを挿通し、ユ−ザに
対し任意の箇所で通信管から1本の引込み線を直接分岐
する方式をいう)などのように、自主規制(例えばNT
T仕様)されている。
【0007】したがって、送電線用と通信用との兼用の
管路材は、電線用のJIS規格に準じたり、一般の流体
輸送の硬質塩化ビニル管の規格を用いたりしている。
【0008】ところで、通信用管路材中、前記フリ−ア
クセス方式に用いる分岐管継手について次のような提案
がなされている。
【0009】先ず、フリ−アクセス方式の管路について
図8により説明する。
【0010】不図示のマンホ−ル間に構築したフリ−ア
クセス用塩ビ管101,101の任意の中間部に、その
両側にゴム輪受口102,102を一体構成したフリ−
アクセス用分岐管継手103を介在させて通信用管路1
00を構築している。
【0011】この通信用管路100に多数本の配線ケ−
ブル(例えば光ファイバ−ケ−ブル)104,104,
…を引き入れ、これらの配線ケ−ブル104の1本を引
込み線105としてユ−ザに導くため前記分岐管継手1
03でもって引込み管106に接続している。
【0012】次に、かかるフリ−アクセス用分岐管継手
103についての提案を説明する(特許第253094
1号公報参照)。
【0013】この提案の分岐管継手は、通信用管路たる
本管に、いわゆる支管(下水道設備では、つば(サドル
部)と受口をもつ短管とから構成している部材をいう)
を設けて構成しており、すなわち、引込み管(106)
と同径の短管たる分岐管と、サドル部とを一体に構成し
ており、この本管に貫通孔を穿設し、この貫通孔の周辺
外面にサドル部を接着接合したもので、特に、分岐管は
本管の軸に対し引出し側に鋭角でもって傾けてサドル部
に突設している。
【0014】そして、このサドル部の内面側の頂部に
は、貫通孔の開口縁に内嵌する、丸みを付けた突出部を
設けて貫通孔に嵌入するようにしているので、本管を完
全に露出させるように掘削する必要がなく、また、貫通
孔に分岐管を正確に位置決めでき、しかも引き入れた引
込み線(105)を損傷することがない、とされてい
る。
【0015】ところで、一般の通信用管路(100)
に、ポリプロピレン樹脂製の波付可撓管(管軸方向の断
面が波形の形状をしている可撓管で、独立環状、螺旋環
状またはリブ付状のものが含まれ、平滑管と区別される
可撓管をいう)が用いられ、可撓性が高く、折れにく
く、耐震性があって、殊に、引き入れたケ−ブルとの接
点が少なく摩擦も少ないため、ケ−ブルの引き入れが楽
になる長所を発揮している。
【0016】そこで、かかる波付可撓管に前記提案の分
岐管継手を適用しようとすると、次の問題が考えられ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前記提案の
フリ−アクセス用分岐管継手は平滑管たる本管に用いら
れるので、波付可撓管には適用できず、殊に、波付可撓
管とサドル部とは接着接合できない。
【0018】すなわち、可撓管は波付にするためPP製
にしてあり、一方、支管はPVC製であるため接着接合
できない、という問題があった。
【0019】そこで本発明は、前記提案の分岐管継手に
おける長所(分岐管継手を完全に掘削して露出させる必
要がないことや支管をワイヤ−等で緊締する必要がな
い)を踏襲しながら、前記問題を解決することを主たる
目的とし、支管の取付けを機械的に強固に取付けること
を副たる目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は1)電線または通信用波付可撓管に開口し
た貫通孔に、該可撓管より小径の分岐管を接続する分岐
管継手を、前記貫通孔の周辺外面に載置するサドル部
と、該サドル部に前記可撓管の引出し側に傾いて一体的
に設けた分岐外管と、からなる支管と、前記貫通孔を通
して可撓管の内面に当接する外向きフランジを一体的に
設け、かつ、前記分岐外管に内嵌した分岐内管と、から
構成し、前記サドル部と外向きフランジとで該可撓管の
内外面を機械的に挟持して分岐管継手を可撓管に取付け
ることを特徴とする波付可撓管に用いる分岐管継手にあ
り、また、2)前記サドル部の波形と可撓管の波形とを
同一ピッチとし、これらの間にパッキンを設けた請求項
1に記載の波付可撓管に用いる分岐管継手にあり、ま
た、3)前記分岐内管のケ−ブル引入れ側に、外向きフ
ランジにかけて幅広のスリットを設けた請求項1または
2に記載の波付可撓管に用いる分岐管継手を要旨とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を、添付図面に示す実施例
により詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施例の要部縦断面
図(図3A〜A断面図相当)、図2は外観図で、(A)
は平面図、(B)側面図、図3は図1の軸方向からみた
側面図、(A)は図1の右側面図、(B)は左側面図、
図4は図1の要部図(分岐内管)で、(A)は平面図、
(B)は側面図、(C)は底面図、図5は波付パッキン
を示し、図6は本発明の第2の実施例の要部断面図、図
7は図6の要部正面図(A)および説明図(B)であ
る。
【0023】なお、図8で示す従来例や前掲の公報記載
の例と共通する部分は、その説明等を省略してあり、ま
た、カッコして図面符号を付したりしている。
【0024】先ず、本第1の実施例の合成樹脂(PP)
製波付可撓性通信(保護)管、つまり本管7に用いる合
成樹脂(PVC)製分岐管継手1を概説する。
【0025】この分岐管継手1は、フリ−アクセス方式
に用いられるものであって、波付サドル部2に立設され
た短管(分岐外管)3からなる支管4と、この短管3に
内嵌し、かつ、下端(図1における下端、以下同じ)に
外フランジ(外向きフランジをいう。以下同じ)5をも
った分岐内管6と、から構成し、前記波付サドル部2と
外フランジ5とによって、支管4より大径の波付本管7
をその管内外面から挟持して、分岐管継手1を本管7に
固設するものである。
【0026】前記支管4は塩ビ等合成樹脂製で、本管7
の軸に対し引出し側に鋭角でもって傾けて固設したもの
で、1本の引込み線(105)をユ−ザに対し滑らかに
導くようにしている。
【0027】そのとき、外フランジ5のケ−ブル引入れ
側(ケ−ブル当接側)は本管7の谷(本管の内面)と略
面一にして引込み線(105)を損傷しないようにして
いる。
【0028】そして、サドル部2と外フランジ5とによ
って、本管7を挟持するには、短管3の軸長より分岐内
管6が長寸になっているので、分岐内管6の上方部外周
にナット用オネジ8を刻設し、このオネジ8に合成樹脂
製のナット9を螺合して、短管3の上端を押し下げなが
ら、外フランジ5を引上げることにより、両者で本管7
を内外面から強固に、かつ、着脱自在に機械的に挟持す
る。
【0029】この挟持に際し、支管4は本管7の引出し
側に傾いて該本管7に固設するので、ナット9の締付け
により、支管4は本管7の軸方向にスライドする力が発
生するが、このスライド力は、波付本管7と波付サドル
部2との少なくとも同一ピッチの各波形が嵌合し合って
阻止され都合がよい。
【0030】また、この嵌合は直接嵌合するのではな
く、平滑パッキン10を介して嵌合するので、平滑パッ
キン10が押圧され水密性が向上し都合がよい。
【0031】なお、この平滑パッキン10は、本管7の
外周面に嵌合するように、予め波形に形成されていても
よい。
【0032】なお又、前記分岐内管6に引込み管(10
6)を接続するには、分岐内管6の上端側(反外フラン
ジ側)を差口にして接続するが、前記ナット9の反支管
当接側に受口を一体形成し(メネジ付受口)、この受口
に引込み管(106)を接続すれば、この差口部はいら
ない。
【0033】次に、以上のような分岐管継手1の、主と
して構築現場における組付け手順(この概略を本明細書
では後付け手順ともいう)を説明する。
【0034】先ず、例えば既に構築した洞道内で布設さ
れている波付き通信管(101)たる本管7にジクソ−
等を用いて、外フランジ5より若干小さい貫通孔11を
穿設する。
【0035】この貫通孔11に外フランジ5を斜めにし
てくぐらし、本管7の内面側に接するようにする。その
とき、分岐内管6が管内落下するのを防ぐ係止片(不図
示)により止めておく。
【0036】次いで、この貫通孔11の周辺外周に、薄
肉の弯曲しやすい平滑パッキン10を載置してから、分
岐内管6にサドル部2を外嵌して下ろし短管3を外嵌す
る。
【0037】次いで、分岐内管6にナット9を挿入して
(差口部を素通りして)オネジ8に螺合締付けると、外
フランジ5が引上げられると共に、サドル部2が押下げ
られて、両者で本管7を波付の内外面から、可撓性のあ
る波付の山谷を若干変形させながら強く挟持し、その間
の、押圧された平滑パッキン10により水密性を確保す
る。
【0038】したがって、この分岐管継手1によると、
波付本管7に支管4を機械的に固設できるので、接着接
合する必要がなく、ひいては、接着剤の乾き等の作業待
時間を必要とせず、しかも、本管7やサドル部2の樹脂
等の材質(例えばフレキシブルコンジットやプリカチュ
−ブにも適用可となる)に制約されることがない。
【0039】なお、この本管7に支管4を直接固設する
だけでなく、図8で示す分岐管継手103の継手本体に
固設してもよい。
【0040】次に、以上のような分岐管継手1について
詳説する。
【0041】先ず、貫通孔11について説明するが、一
般には貫通孔11は本管7の側面に穿設する。その形状
は略矩形状(前記従来例のような接着タイプの支管を使
用するPVC直管の呼び径50mmφ〜150mmφの
本管7の場合、95mm×290mmであるのに対し、
同じサイズのPP波付本管7の場合、72mm×194
mmで、若干小さいものでよい)の窓を穿設する。
【0042】その穿設の前に波形の1山を切り、中の多
条のケ−ブル(104)の位置を確認した後、波付の山
を谷の上面に沿って削除すると、引込まれている既設の
多条ケ−ブルを損傷しないし、穿設容易にもなる。勿
論、貫通孔11は楕円形でもよい。
【0043】その開口による短所、すなわち、本管7の
径に対し比較的大きい貫通孔11の開口のため、その開
口部には山谷が無くなり、本管7の頂面側に土圧等の鉛
直荷重が作用すると、可撓性故本管7の円形が偏平状と
なり、貫通孔11を周方向に縮小しようとする短所が生
じるので、次のような補強を行っている。
【0044】すなわち、サドル部2による補強について
説明する。図3に示すようにサドル部2の下面に本管7
の軸方向に長い1対の突条足(補強リブ)12,12を
一体に設けて、これらの突条足12を貫通孔11の矩形
長辺の開口縁に密接内嵌させる。
【0045】したがって、これらの突条足12によっ
て、貫通孔11が周方向に縮小しようとするのを防ぐこ
とができる。
【0046】そして、これらの突条足12の先端は、外
フランジ5の上面に直接当接するようにしている。した
がって、突条足12の突出寸法は、波付本管7の内外径
(例えば呼び径50mmφの場合、内径52mmφ、外
径65mmφ)の差(約6mm)より若干小に構成し、
外フランジ5に2本の突条足12,12が突っ立った状
態で、貫通孔11の開口による強度不足を補っている。
【0047】次に、分岐内管6について説明する。図4
は塩ビ等合成樹脂製の分岐内管6を示すもので、下端に
窓のある外フランジ5をもった分岐内管6には、上方外
周にナット用オネジ8を刻設し、このオネジ8の直ぐ下
に若干拡径した密接円筒部19を形成し、この密接円筒
部19のゴムリング20を外嵌している。
【0048】そして、この外フランジ5のケ−ブル引入
れ側の管頂部にフラット部(膨出部)23を形成して当
接面を拡大し、分岐内管6や外フランジ5と、本管7と
の一体結合を強化すると共に、引込み線(105)の引
出しを損傷なく円滑にしている。
【0049】次に、波付パッキン10Aについて説明す
る。前記平滑パッキン10は、サドル部2を波付にして
いるので、平滑状になっているが、逆にサドル部(2
A)を平滑にすると、次の図5のような、平滑サドル部
2Aに予め接着した波付パッキン10Aを用いて、ナッ
ト9の締付時における平滑サドル部2Aの本管軸方向の
スライドを防ぐと共に、波付本管7との水密性を高めて
いる。
【0050】図5において、(A)は波付パッキン10
Aの平面図、(B)は(A)のA矢部断面図、(C)は
波付パッキン10Aの底面図、(C)は波付パッキン1
0Aの側面図である。
【0051】この波付パッキン10Aは合成ゴム製で、
平面視で矩形状、側面視で、aを中心部とする本管7の
外周に沿うよう弯曲状(図4(D))になった窓枠13
で構成している。
【0052】その中央部には、前記貫通孔11と略同寸
法の窓14を開口している(以上の構造は平滑パッキン
10も同じ)。その上面には、縁取り部15で囲われた
平滑面16が形成されている。その下面には、aを中心
部とする本管7の波状に嵌合する同一ピッチの山、谷1
7,18を形成している。
【0053】したがって、組付けられた状態は、図6に
示す第2の実施例のようになっていて、この波付パッキ
ン10Aは本管7の軸方向全体に嵌合係止して水密性を
高めている。
【0054】次に、本発明の第2の実施例の分岐管継手
1Aを説明する。なお、図1等で示した分岐管継手1と
同一部分は説明を省略するので、その部分はそのまま補
充する必要がある。
【0055】この分岐管継手1Aは、図6において、平
滑サドル2Aに一体に立設された分岐外管3からなる支
管4Aと、この分岐外管3に一部密接して内嵌し、か
つ、下端に本管7の内面(谷の部分)に少なくともケ−
ブルの軸方向前後(前記のようにケ−ブル引入れ側およ
び引出し側ともいう)で当接する外フランジ5Aをもっ
た分岐内管6と、から構成し、前記平滑サドル部2Aと
外フランジ5Aとによって波付本管7を管内外面から挟
持し、支管4Aを本管7に固設するものである。
【0056】この分岐内管6の上方外周にはナット用オ
ネジ8を刻設し、このオネジ8のすぐ下に若干拡径した
密接円筒部19を形成し、この密接円筒部19にゴムリ
ング20を外嵌して、分岐内外管3,6のシ−ルにして
いる。
【0057】特に、前記外フランジ5Aのケ−ブル引入
れ側の当接部分21は、本管7の内面たる谷に当接し、
かつ、山の内面にも当接する、つまり山部に向けて折り
返されてベルマウス部状に形成し、本管7との係り合い
を更に強化すると共に、引込み線(105)の引出しを
損傷なく円滑にしている。
【0058】その結果、この外フランジ5Aは、前記第
1の実施例の外フランジ5より拡大されているので、貫
通孔11をくぐりにくくなる。
【0059】そのため、分岐内管6に、図7に示すよう
な比較的幅広のスリット22を設けている。
【0060】図7(A)は分岐内管6の正面図、(B)
はその取扱い図であるが、密接円筒部19の下方から外
フランジ5Aにかけて、その管頂側と管底側とに比較的
幅広のスリット22を設けている。したがって、貫通孔
11をくぐらすときは、図6(B)のようにスリット2
2の両側の外フランジ5A側を互に縮めて挿入すると、
挿入後は樹脂弾性で復元し、外フランジ5Aは本管7の
内面に接することができる。
【0061】特に、この幅広スリット22をケ−ブル引
入れ側にのみに設けると縮めて挿入することが容易であ
ると共に、ケ−ブルの損傷防止にもなる。
【0062】しかも、外フランジ5Aが窓をもった軸方
向平行なフランジを形成しているので、貫通孔11の長
辺を保護することができる。この平行フランジのケ−ブ
ル引入れ側は前記のように山部に向け折り返されて強固
に固定する。
【0063】なお、本発明の後付け手順を行う分岐管継
手は構築現場のみならず、波付可撓管製造工場で組付け
てもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明によると、若干変形(樹脂変形)
することができるサドル部と外向きフランジとで、山谷
を若干変形させながら可撓管を強く挟持するので、外表
面に凹凸のある波付可撓管に、可撓管の引出し側に傾い
た分岐外管を機械的に取付けることができ、ひいては、
任意の箇所にずれることなく、特に水密性を高めて電線
または通信用の分岐管が後付け手順により接続できる。
【0065】また、波付可撓管と波付サドル部とは、そ
の波のピッチさえ合えばよいので、形成容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部縦断面図である。
【図2】図1の要部外観図で、(A)は平面図、(B)
は側面図である。
【図3】図1の軸方向側面図で、(A)は図1の右側面
図、(B)は左側面図である。
【図4】図1の要部図である。
【図5】波付パッキン図である。
【図6】本発明の第2の実施例の要部断面図である。
【図7】図6の要部正面図および説明図である。
【図8】従来例である。
【符号の説明】
1…分岐管継手、2…サドル部、3…分岐外管、4…支
管、5…外フランジ、6…分岐内管、9…ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線または通信用波付可撓管に開口した
    貫通孔に、該可撓管より小径の分岐管を接続する分岐管
    継手を、 前記貫通孔の周辺外面に載置するサドル部と、該サドル
    部に前記可撓管の引出し側に傾いて一体的に設けた分岐
    外管と、からなる支管と、 前記貫通孔を通して可撓管の内面に当接する外向きフラ
    ンジを一体的に設け、かつ、前記分岐外管に内嵌した分
    岐内管と、 から構成し、前記サドル部と外向きフランジとで該可撓
    管の内外面を機械的に挟持して分岐管継手を可撓管に取
    付けることを特徴とする波付可撓管に用いる分岐管継
    手。
  2. 【請求項2】 前記サドル部の波形と可撓管の波形とを
    同一ピッチとし、これらの間にパッキンを設けた請求項
    1に記載の波付可撓管に用いる分岐管継手。
  3. 【請求項3】 前記分岐内管のケ−ブル引入れ側に、外
    向きフランジにかけて幅広のスリットを設けた請求項1
    または2に記載の波付可撓管に用いる分岐管継手。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057224A1 (en) * 2002-12-23 2004-07-08 In-Seon Jeong Hose combined with coupling-pipe
CN107447780A (zh) * 2017-08-03 2017-12-08 中冶京诚工程技术有限公司 开孔的加强结构

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