JP2001169305A - カラー画像処理方法及びカラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理方法及びカラー画像処理装置

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JP2001169305A JP34976999A JP34976999A JP2001169305A JP 2001169305 A JP2001169305 A JP 2001169305A JP 34976999 A JP34976999 A JP 34976999A JP 34976999 A JP34976999 A JP 34976999A JP 2001169305 A JP2001169305 A JP 2001169305A
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Tei Hayashi
禎 林
Takafumi Ariyoshi
孝文 有吉
Akihiro Yanai
明弘 柳井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色ずれを生じることなくRGB空間でエッジ
強調処理を行うこと。 【解決手段】 被処理画像のRGB成分に基づき、所定
の係数r,g,bを用い、以下の(1)式によって当該
画像の輝度成分Yを求める。 Y=rR+gG+bB ・・・(1) 次に、上記輝度成分Yに基づいて、RGB各色に共通の
補正値ΔPを求める。そして、前記補正値ΔPをRGB
各色成分に加算することによって前記被処理画像のエッ
ジ強調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像処理方
法及びカラー画像処理装置に関し、更に詳しくは、画像
の輪郭を際立たせるエッジ強調処理をRGB空間で行う
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー画像における色の表現方
式としては、YUV方式とRGB方式がある。YUV方
式においては、輝度(Y)と色成分(UV)によって画
像の色を特定する。一方、RGB方式においては、R
(赤),G(緑),B(青)の各成分の比率によって色
を特定する。
【0003】カラー画像のエッジ強調処理は、例えば、
図1に示すように、注目画素及びこれと隣り合う2つの
画素の合計3つの画素間において差分の差分、すなわち
傾きの変化量である2次の微分を求め、この値を原信号
から差し引くことによって行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】YUV空間でカラー画
像のエッジ強調処理を行う場合には、輝度Yの値(強
度)を調整する。このため、エッジ強調によって色ずれ
が起こることはなかった。すなわち、エッジ強調処理前
の色とエッジ強調処理後の色とでUV(RGB)の比率
は変わらないのである。
【0005】しかしながら、RGBの色空間でカラー画
像のエッジ強調処理を行う場合、R,G,Bの各色に対
してエッジ強調処理を施すため、RGBの比率(バラン
ス)が崩れて、色ずれの原因となる。すなわち、エッジ
強調処理後の色がエッジ強調処理前の色と異なってしま
う。
【0006】また、RGBの色空間でカラー画像のエッ
ジ強調処理を行う場合、何れかの色が飽和する(表現限
度を超える)ことがあり、その結果、R,G,B成分の
比率が変わり、これが色ずれの原因となることがある。
一方、YUV空間で画像のエッジ強調処理を行う場合に
は、輝度(Y)のみを調整するため、色が飽和するとい
う問題は発生しない。
【0007】本発明は上記のような状況に鑑みてなされ
たものであり、色ずれを生じることなくRGB空間でエ
ッジ強調処理を行い得るカラー画像処理方法を提供する
ことを第1の目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、色ずれを生じ
ることなくRGB空間でエッジ強調処理を行い得るカラ
ー画像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様に係るカラー画像処理方法にお
いては、最初に被処理画像のRGB成分に基づき、所定
の係数r,g,bを用い、以下の(1)式によって当該
画像の輝度成分Yを求める。 Y=rR+gG+bB ・・・(1) 次に、上記輝度成分Yに基づいて、その値を差分の差分
あるいは、微分したものにある係数を掛け算して、RG
B各色に共通の補正値ΔPを求める。そして、前記補正
値ΔPをRGB各色成分に加算することによって前記被
処理画像のエッジ強調を行う。
【0010】また、本発明の第2の態様に係るカラー画
像処理装置は、被処理画像のRGB成分に基づき、所定
の係数r,g,bを用い、以下の(1)式によって当該
画像の輝度成分Yを求める第1の回路を備える。 Y=rR+gG+bB ・・・(1) また、上記輝度成分Yに基づいて、RGB各色に共通の
補正値ΔPを求める第2の回路と;前記補正値ΔPをR
GB各色成分に加算することによって前記被処理画像の
エッジ強調を行う第3の回路とを備えている。
【0011】本発明のカラー画像処理方法及びカラー画
像処理装置によれば、RGB空間におけるエッジ強調処
理でありながら、色ずれを最小限に抑えることができる
という効果がある。すなわち、YUV空間におけるエッ
ジ強調処理と同様に輝度成分のみを調整しているため、
RGBの比率を一定に保つことが出来る。
【0012】上記のような本発明のカラー画像処理方法
及びカラー画像処理装置において、例えば、係数r,
g,bの比率が、一つの基準係数に対して正数(1,
2,3・・・)とする。好ましくは、係数r,g,bの
比率が、一つの基準係数(=1)に対して他の係数が2
の乗数(2,4,8,16...)となるように設定す
る。最も好ましくは、r:g:b=2:4:1とするこ
とにより、ビットシフトのみで計算できるため、加算器
を不要にできるなど、ハードウエアの構成を簡略化で
き、計算のより高速化をすることが出来る。
【0013】また、補正値ΔPをRGB各色成分に加算
する際に、当該補正値ΔPを分割し、分割した補正値を
段階的に前記被処理画像のRGB成分に付加することに
より、色の飽和を防止することが容易になる。例えば、
補正値ΔPを、ΔP/4に4等分し、RGB何れかの色
が飽和するまでΔP/4を各色に対して加算する。ある
いは、RGBの各色に対して、最初にΔP/2を加算
し、この加算によって、RGB何れかの色が飽和した場
合には、RGB各色からΔP/4を減算する。一方、Δ
P/2の加算によって、RGB何れの色も飽和しない場
合には、RGB各色に対して更にΔP/4を加算する。
【0014】上記のように、補正値ΔPを各色成分に加
算する際に、RGB各色の飽和を検出しているため、色
の飽和による色ずれを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、添付図面に示された実施例に基づいて詳細に説明す
る。
【0016】図2は、本発明の実施例に係るエッジ強調
回路(カラー画像処理装置)の構成を示す。このエッジ
強調回路は、パソコン等の入力装置から供給されるRB
G信号(Rin,Gin,Bin)によって表現される
画像に対してエッジ強調処理を施し、ディスプレイ装置
等の出力装置に対してエッジ強調された画像をRGB信
号(Rout,Gout,Bout)として出力する。
エッジ強調回路は、1ビットシフトレジスタ12と、2
ビットシフトレジスタ14と、加算器16と、微分演算
回路18と、3つの乗算器20,22,24と、飽和処
理加算回路26とを備えている。
【0017】入力R信号「Rin」は、1ビットシフト
レジスタ12の入力端子と、乗算器24の入力端子と、
飽和処理加算回路26の入力端子に供給される。入力G
信号「Gin」は、加算器16の入力端子と、乗算器2
2の入力端子と、飽和処理加算回路26の入力端子に供
給される。また、入力B信号「Bin」は、2ビットシ
フトレジスタ14の入力端子と、乗算器20の入力端子
と、飽和処理加算回路26の入力端子に供給される。
【0018】1ビットシフトレジスタ12の出力端子
と、2ビットシフトレジスタ14の出力端子は、各々加
算器16の入力端子に接続されている。加算器16の出
力端子は、微分演算回路18の入力端子に接続されてい
る。微分演算回路18の他の入力端子には後述するエッ
ジ強調係数kが供給されるようになっている。微分演算
回路18の出力端子は、乗算器20,22,24の入力
端子に接続されている。乗算器20,22,24の出力
端子は、各々飽和処理加算回路26の入力端子に接続さ
れている。飽和処理加算回路26からRGB出力信号
(Rout,Gou ,Bout)は、図示しない出力
装置(ディスプレイなど)に供給される。
【0019】図2に示す装置において、1ビットシフト
レジスタ12は、入力R信号「R 」を1ビットシフ
トさせて、加算器16に供給する。また、2ビットシフ
トレジスタ14は、入力B信号「Bin」を2ビットシ
フトさせて、加算器16に供給する。加算器16では、
シフトせずに直接入力される入力G信号「Gin」と、
1ビットシフトして入力される入力R信号「Rin
と、2ビットシフトして入力される入力B信号
「Bin」とを加算して入力画素の輝度成分Yを算出す
る。
【0020】すなわち、加算器16では、以下に示す式
(1)に基づいて入力画素の輝度成分Yを算出する。 Y=rR+gG+bB (1) 式(1)において、r,g,bは係数であり、1ビット
シフトレジスタ12と2ビットシフトレジスタの作用に
より、r:g:b=2:4:1となる。
【0021】一般に、係数r,g,bは、厳密には各々
以下のようになるが、上記のように簡略化することによ
り、輝度成分Yを少ないハードウエアで実現することが
出来る。 r=0.299 g=0.587 b=0.114
【0022】微分演算回路18では、注目画素の輝度成
分Yと隣接する画素の輝度成分Y ,Yに基づい
て、微分処理を行い輝度信号の微分量(差分の差分)Δ
Yを以下の式(2)のように算出する。 ΔY=−Y+2Y−Y (2)
【0023】更に、微分演算回路18において、下記の
式(3)に示すように、上記微分量ΔYに所定の係数k
を掛け、更に1/Yを掛けてGNとして算出する。 GN=kΔY/Y (3) このとき、1/Yは入力Yに対するテーブルとして保
持しておき、演算の際にそのテーブルからデータを読み
出す。ここでもあまり精度が要求されないため、5ビッ
トのYの入力(8毎にステップ状に変化する)に対し
て、12ビットの出力(1/Y)の精度(2×12
=384ゲート程度の小規模なもの)でも十分に機能す
る。
【0024】次に、各乗算器20,22,24におい
て、下記の式(4)〜(6)に示すように、部分演算回
路18によって算出されたGNを各入力信号(Rin
in,Bin)に乗算する。 Rout=Rin+Rin×GN (4) Gout=Gin+Gin×GN (5) Bout=Bin+Bin×GN (6)
【0025】先にも説明したように、輝度成分Yを求め
る際に使用される係数r,g,bについて、r:g:b
=2:4:1のような大まかな数値を採用しても、輝度
成分Yの微分量ΔYはエッジ強調処理に用いるだけであ
るため、現在では大きな問題とはならない。なお、r:
g:bの各値は、ハードウエアの構成を簡略化するため
に、基準係数(b=1)に対して2の乗数(2,4,
8,16...)を用いることが好ましい。
【0026】次に、飽和処理加算回路26における飽和
処理について図3〜図6を参照して詳細に説明する。最
初に、図3及び図4を参照して飽和処理の第1の方法に
ついて説明する。以下の説明においては、上述した式
(4)、(5)中で「Rin×GN」、「Gin×G
N」、「Bin×GN」で示される値を、エッジ強調成
分ΔP(=ΔR、ΔG、ΔB)として扱うものとする。
【0027】第1の方法においては、最初にエッジ強調
成分ΔP(=ΔR、ΔG、ΔB)を4等分にし、その値
ΔP/4(=ΔR/4、ΔG/4、ΔB/4)を各々の
色に加算する。この段階で何れかの色が飽和した場合に
は、加算を停止して得られた値を出力RGB信号(R
out,Gout,Bout)としてディスプレイ装置
(図示せず)に出力する。何れの色も飽和しない場合に
は、更に、値ΔP/4(=ΔR/4、ΔG/4、ΔB/
4)を各々の色に加算する。このような動作を最大で4
回繰り返し、何れかの色が飽和した時点で加算を停止し
て得られた値を出力RGB信号(Rout,Gout
out)としてディスプレイ装置(図示せず)に出力
する。図4に示すケースでは、3回目の加算で赤(R)
が飽和しているため、4回目の加算を行うことなく、P
+3ΔP/4を出力信号とする。
【0028】飽和状態の検出は、所謂オーバーフロー検
出によって実現できる。すなわち、8ビット+8ビット
の加算を行うときには、加算数及び被加算数ともに最上
位に「0」を付加して9ビットにして演算を行う。加算
の結果が8ビットのレンジを越えた時には9ビット目に
「1」が入る。従って、この9ビット目をR,G,Bに
ついて検出することによって、その色が飽和しているか
否かが判別できる。
【0029】エッジ強調成分ΔPの分割は、4等分に限
定されないが、4等分にすることによってハードウエア
構成を簡略化することが出来る。
【0030】次に、飽和処理加算回路26における飽和
処理の第2の方法について、図5及び図6を参照して説
明する。第2の方法においては、最初にエッジ強調成分
ΔP(=ΔR、ΔG、ΔB)を2等分にし、その値ΔP
/2(=ΔR/2、ΔG/2、ΔB/2)を各々の色に
加算する。この段階で何れかの色が飽和した場合には、
図6に示すように、値ΔP/4(=ΔR/4、ΔG/
4、ΔB/4)を各々の色から減算する。そして、最終
的には、P+ΔP/4(=R+ΔR/4、G+ΔG/
4、B+ΔB/4を出力RGB信号(Rout,G
out,Bout)としてディスプレイ装置(図示せ
ず)に出力する。
【0031】値ΔP/2(=ΔR/2、ΔG/2、ΔB
/2)を各々の色に加算した時点で何れの色も飽和しな
い場合には、更に、値ΔP/4(=ΔR/4、ΔG/
4、ΔB/4)を各々の色に加算して、加算処理を終了
する。すなわち、P+3ΔP/4(=R+3ΔR/4、
G+3ΔG/4、B+3ΔB/4を出力RGB信号(R
out,Gout,Bout)としてディスプレイ装置
(図示せず)に出力する。
【0032】第2の方法においても、飽和状態の検出
は、上述したオーバーフロー検出によって実現できる。
第2の方法によれば、2段階の加算(減算)処理によっ
て飽和処理を行うことができるため、第1の方法に比べ
て更にハードウエア構成を簡略化することが出来る。
【0033】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇にお
いて変更可能なものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー画
像処理方法及びカラー画像処理装置によれば、RGB空
間におけるエッジ強調処理でありながら、色ずれを最小
限に抑えることができるという効果がある。すなわち、
YUV空間におけるエッジ強調処理と同様に輝度成分の
みを調整しているため、RGBの比率を一定に保つこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、一般的なエッジ強調処理の方法を示す
説明図(グラフ)である。
【図2】図2は、本発明の実施例に係るカラー画像処理
装置(エッジ強調回路)の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図3は、色の飽和処理における第1の方法を示
すフローチャートである。
【図4】図4は、図3に示す作用を模式的に示す説明図
である。
【図5】図5は、色の飽和処理における第2の方法を示
すフローチャートである。
【図6】図6は、図5に示す作用を模式的に示す説明図
である。
【符号の説明】
12 1ビットシフトレジスタ(第1の回路) 14 2ビットシフトレジスタ(第1の回路) 16 加算器(第1の回路) 18 微分演算回路(第2の回路) 20,22,24 乗算器(第2の回路) 26 飽和処理加算回路(第3の回路)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月12日(2000.1.1
2)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】更に、微分演算回路18において、下記の
式(3)に示すように、上記微分量ΔYに所定の係数k
を掛け、更に1/Yを掛けてGNとして算出する。 GN=kΔY/Y (3) このとき、1/Yは入力Yに対するテーブルとして保
持しておき、演算の際にそのテーブルからデータを読み
出す。ここでもあまり精度が要求されないため、5ビッ
トのYの入力(8毎にステップ状に変化する)に対し
て、12ビットの出力(1/Y)の精度(2×5×
12=2000ゲート程度のもの)でも十分に機能す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳井 明弘 東京都台東区池之端1丁目2番18号 住友 金属工業株式会社電子部品事業部内 Fターム(参考) 5C021 PA53 PA58 PA66 PA67 PA75 PA80 RB09 SA25 XB03 5C066 AA11 BA20 CA06 CA09 CA17 EC02 EE04 GA01 GA05 HA02 KD02 KD06 KE02 KE03 KE04 KE05 KE08 KE09 KE24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像の輪郭を際立たせるエッジ強調
    処理を行うカラー画像処理方法において、 被処理画像のRGB成分に基づき、所定の係数r,g,
    bを用い、以下の(1)式によって当該画像の輝度成分
    Yを求め; Y=rR+gG+bB ・・・(1) 上記輝度成分Yに基づいて、RGB各色に共通の補正値
    ΔPを求め;前記補正値ΔPをRGB各色成分に加算す
    ることによって前記被処理画像のエッジ強調を行うこと
    を特徴とするカラー画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記(1)式における係数r,g,bの比
    率が、一つの基準係数に対して正数(1,2,3・・
    ・)となることを特徴とする請求項1に記載のカラー画
    像処理方法。
  3. 【請求項3】前記(1)式における係数r,g,bの比
    率が、一つの基準係数(=1)に対して他の係数が2の
    乗数(2,4,8,16・・・)となるように設定され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー
    画像処理方法。
  4. 【請求項4】前記補正値ΔPをRGB各色成分に加算す
    る工程において、前記RGBの各色の飽和状態を検出
    し、その検出結果に基づいて加算処理を調整することを
    特徴とする請求項1,2又は3に記載のカラー画像処理
    方法。
  5. 【請求項5】前記補正値ΔPをRGB各色成分に加算す
    る工程において、当該補正値ΔPを分割し、分割した補
    正値を段階的に前記被処理画像のRGB成分に付加する
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のカラ
    ー画像処理方法。
  6. 【請求項6】前記補正値ΔPを、ΔP/4に4等分し、
    RGB何れかの色が飽和するまでΔP/4を各色に対し
    て加算することを特徴とする請求項5に記載のカラー画
    像処理方法。
  7. 【請求項7】前記RGBの各色に対して、最初にΔP/
    2を加算し、 前記ΔP/2の加算によって、前記RGB何れかの色が
    飽和した場合には、RGB各色からΔP/4を減算し、 前記ΔP/2の加算によって、前記RGB何れの色も飽
    和しない場合には、RGB各色に対して更にΔP/4を
    加算することを特徴とする請求項5に記載のカラー画像
    処理方法。
  8. 【請求項8】カラー画像の輪郭を際立たせるエッジ強調
    処理を行うカラー画像処理装置において、 被処理画像のRGB成分に基づき、所定の係数r,g,
    bを用い、以下の(1)式によって当該画像の輝度成分
    Yを求める第1の回路と; Y=rR+gG+bB ・・・(1) 上記輝度成分Yに基づいて、RGB各色に共通の補正値
    ΔPを求める第2の回路と;前記補正値ΔPをRGB各
    色成分に加算することによって前記被処理画像のエッジ
    強調を行う第3の回路とを備えたことを特徴とするカラ
    ー画像処理装置。
  9. 【請求項9】前記(1)式における係数r,g,bの比
    率が、一つの基準係数に対して正数(1,2,3・・
    ・)となることを特徴とする請求項8に記載のカラー画
    像処理装置。
  10. 【請求項10】前記第1の回路において採用される前記
    (1)式中の係数r,g,bの比率が、一つの基準係数
    (=1)に対して他の係数が2の乗数(2,4,8,1
    6...)となるように設定されていることを特徴とす
    る請求項8又は9に記載のカラー画像処理装置。
  11. 【請求項11】前記第3の回路は、前記補正値ΔPをR
    GB各色成分に加算する際に、前記RGBの各色の飽和
    状態を検出し、その検出結果に基づいて加算処理を調整
    することを特徴とする請求項8,9又は10に記載のカ
    ラー画像処理装置。
  12. 【請求項12】前記第3の回路は、前記補正値ΔPを分
    割し、分割した補正値を段階的に前記被処理画像のRG
    B成分に付加することを特徴とする請求項8,9,10
    又は11に記載のカラー画像処理装置。
  13. 【請求項13】前記第3の回路は、前記補正値ΔPを、
    ΔP/4に4等分し、RGB何れかの色が飽和するまで
    前記ΔP/4を各色に対して加算することを特徴とする
    請求項12に記載のカラー画像処理装置。
  14. 【請求項14】前記第3の回路は、前記RGBの各色に
    対して、最初にΔP/2を加算し;当該ΔP/2の加算
    によって、前記RGB何れかの色が飽和した場合には、
    RGB各色からΔP/4を減算し;前記ΔP/2の加算
    によって、前記RGB何れの色も飽和しない場合には、
    RGB各色に対して更にΔP/4を加算することを特徴
    とする請求項12に記載のカラー画像処理装置。
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