JP2008052353A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノイズが過強調されることなく画像データにエッジ強調処理を施すことができる画像処理装置を提供すること。色ずれなく画像データにエッジ強調処理を施すことができる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】輝度算出部7は、ガンマ補正処理が施された後のRGBの画像データに基づいてカラー画像の輝度値を算出する。LUT8では、輝度に基づいて、エッジ強調係数kが求められる。乗算器5R,5G,5Bでは、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bから付与されたRGB各色のエッジ画素データに、エッジ強調係数kが乗算される。
【選択図】図1
【解決手段】輝度算出部7は、ガンマ補正処理が施された後のRGBの画像データに基づいてカラー画像の輝度値を算出する。LUT8では、輝度に基づいて、エッジ強調係数kが求められる。乗算器5R,5G,5Bでは、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bから付与されたRGB各色のエッジ画素データに、エッジ強調係数kが乗算される。
【選択図】図1
Description
この発明は、カラー画像のエッジを構成する画素を周辺の画素に対して際立たせるためのエッジ強調処理を行う画像処理装置に関する。
ディジタル式の複写機やプリンタでは、原稿画像を良好に再現可能な画像データを得るために、イメージセンサによって読み取られた原稿の画像データに対して、その画像データの種類に応じた画像処理が施される。たとえば、カラー画像のエッジを構成する画素(エッジ画素)の画像データに対しては、その画素を周辺の画素に対して際立たせるためのエッジ強調処理が施される。このエッジ強調処理では、たとえば、RGB各色について、注目画素およびその周囲の一定領域内に含まれる参照画素の画像データ(各色の濃度値)の数列と予め定めるラプラシアンフィルタの数列との畳み込み演算が行われて、RGBの各色についてエッジ画素が抽出される。そして、たとえば、その抽出の際に求められた畳み込み演算の結果に所定のエッジ強調係数を乗算して得られた値を、抽出された画素の画像データに加算することによって、エッジ強調処理が達成される。
一方で、画像データに施される画像処理として、たとえば、画像形成装置の固有のガンマ値に応じて画像の輝度を補正するガンマ補正処理を施す画像処理装置がある(たとえば特許文献1)。ガンマ補正処理は、RGBの画像データについて、色ごとに、階調を変更するものである。このガンマ補正処理は、前述のエッジ強調処理の後に施される場合がある。言い換えれば、ガンマ補正処理を施した画像データに対してエッジ強調処理が施される。
特開2001−309177号公報
一般的に複写機やプリンタに適用するためのガンマ補正処理では、信号レベルが小さい高濃度部(暗部)では階調が大きく引き延ばされる傾向がある。つまり、暗部が強調される。そのため、ガンマ補正処理を施した後にエッジ強調処理を施すと、ノイズが過度に強調されてしまうことがある。そして、そのノイズの過強調のため、出力画像において、画像の高濃度部がざらついてしまうことがある。
また、ガンマ補正処理は、画像の明るさだけではなくRGBの割合まで変化させる。そのため、ガンマ補正処理後の画像データはRGBのバランスが崩れていることがあり、このRGBのバランスが崩れた画像データに対してエッジ強調処理を施すと、RGBのバランス崩れがより顕著になってしまう。これにより、出力画像のエッジ画素においてたとえば黒文字の周囲に色がつく、いわゆる色ずれが生じることがある。
そこで、この発明の目的は、ノイズが過強調されることなく画像データにエッジ強調処理を施すことができる画像処理装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、色ずれなく画像データにエッジ強調処理を施すことができる画像処理装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、色ずれなく画像データにエッジ強調処理を施すことができる画像処理装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、カラー画像の画像データに対してガンマ補正処理を施すガンマ補正処理手段(2R、2G、2B)と、前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された画像データから各色のエッジ画素を抽出するエッジ画素抽出手段(4R、4G、4B)と、前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された後の画像データに基づいて、抽出エッジ画素に対する強調量を決定する強調量決定手段(8、18R、18G、18B)と、エッジ画素抽出手段によって抽出された各色の抽出エッジ画素に対し、前記強調量決定手段によって決定された強調量でエッジ強調制御するエッジ強調量制御手段(5R、5G、5B、6R、6G、6B)とを含むことを特徴とする、画像処理装置である。
また、請求項2記載の発明は、カラー画像の画像データに対してガンマ補正処理を施すガンマ補正処理手段(2R、2G、2B)と、前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された後の画像データに基づいて、カラー画像の輝度を算出する輝度算出手段(7)と、前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された画像データから各色のエッジ画素を抽出するエッジ画素抽出手段(4R、4G、4B)と、前記輝度算出手段によって算出されたカラー画像の輝度に基づいて、各色の抽出エッジ画素に対する強調量を決定する強調量決定手段(8)と、エッジ画素抽出手段によって抽出された各色の抽出エッジ画素に対し、前記強調量決定手段によって決定された強調量でエッジ強調制御するエッジ強調量制御手段(5R、5G、5B、6R、6G、6B)とを含むことを特徴とする、画像処理装置である。
なお、括弧内の数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
請求項1または2記載の発明によれば、エッジ画素の強調量がガンマ補正処理後の画像データ(輝度)に基づいて決定される。そのため、エッジ画素の強調量を、高濃度部の画素に対しては抑え、低濃度部の画素に対しては引き上げるように調整することも可能である。これにより、ノイズが過強調されることを防止することができる。
請求項1または2記載の発明によれば、エッジ画素の強調量がガンマ補正処理後の画像データ(輝度)に基づいて決定される。そのため、エッジ画素の強調量を、高濃度部の画素に対しては抑え、低濃度部の画素に対しては引き上げるように調整することも可能である。これにより、ノイズが過強調されることを防止することができる。
また、ガンマ補正処理後のRGBの画像データ(輝度)に基づいて強調量を決定するので、エッジ強調処理をRGBのバランスを崩してしまわない範囲で行うことが可能である。これにより、出力画像のエッジ画素に色ずれが生じることを防止することができる。
また、請求項3のように、前記カラー画像は、RGBの画像データであり、前記強調量決定手段(18)は、RGBの各色の前記抽出エッジ画素に対して共通の強調量を決定するものであってもよい。この場合、エッジ強調処理後のRGBの画像データがRGBのバランスを崩すことを防止することができる。これにより、出力画像のエッジ画素に色ずれが生じることを防止することができる。
また、請求項3のように、前記カラー画像は、RGBの画像データであり、前記強調量決定手段(18)は、RGBの各色の前記抽出エッジ画素に対して共通の強調量を決定するものであってもよい。この場合、エッジ強調処理後のRGBの画像データがRGBのバランスを崩すことを防止することができる。これにより、出力画像のエッジ画素に色ずれが生じることを防止することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
画像処理装置は、カラーディジタル複写機またはカラーディジタルプリンタなどのカラー画像形成装置に適用されて、原稿読取装置により原稿を光学的に読み取って得られたRGBの画像データ(たとえば、RGB各色の濃度を多値で表す8ビットデータ)に対して各種の処理を施すものである。画像処理後の画像データは、その画像処理後の画像データに基づいて記憶シート上に出力画像を形成する画像形成部へと送られる。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
画像処理装置は、カラーディジタル複写機またはカラーディジタルプリンタなどのカラー画像形成装置に適用されて、原稿読取装置により原稿を光学的に読み取って得られたRGBの画像データ(たとえば、RGB各色の濃度を多値で表す8ビットデータ)に対して各種の処理を施すものである。画像処理後の画像データは、その画像処理後の画像データに基づいて記憶シート上に出力画像を形成する画像形成部へと送られる。
画像処理装置は、マイクロコンピュータを含む構成であり、このマイクロコンピュータがプログラム処理を実行することによって、RGBの画像データに対して色ごとにガンマ補正処理を施すガンマ補正部2R,2G,2Bと、ガンマ補正部2R,2G,2Bによってガンマ補正処理が施された後のRGBの画像データに対して色ごとにエッジ強調処理を行うエッジ強調処理部3とを備えている。
図2は、ガンマ補正処理前後の画像データの濃度分布を示す図である。画像形成装置は固有のガンマ値を有している。そのため、ガンマ補正処理が必要となる。
ガンマ補正部2R,2G,2Bは、画像形成装置の固有のガンマ値に応じてカラー画像の階調を補正するガンマ補正処理を施すものである。ガンマ補正処理は、RGBの画像データを、たとえばガンマフィルタを用いて階調変更するものである。
ガンマ補正部2R,2G,2Bは、画像形成装置の固有のガンマ値に応じてカラー画像の階調を補正するガンマ補正処理を施すものである。ガンマ補正処理は、RGBの画像データを、たとえばガンマフィルタを用いて階調変更するものである。
図2に示す各グラフでは、横軸は画像データの濃度を示しており、左端が最も濃度が高く(高濃度部)、右側に向かうにつれて画像データ濃度が低く(低濃度部)なっている。ガンマ補正部2R,2G,2Bは、画像データをたとえばガンマ値2.2の画像データに変換する。この場合、ガンマ補正処理後においては、図2に示すように、高濃度部(暗部)において出力値が大きくなる傾向がある。そのため、ガンマ補正処理によってノイズが強調されてしまうことがある。また、ガンマ補正部2R,2G,2BがRGBの画像データに対して色ごとにガンマ補正処理を施すため、ガンマ補正処理後の画像データはRGBのバランスが崩れていることがある。
次に、図1を再び参照して、エッジ強調処理部3におけるエッジ強調処理について説明する。
エッジ強調処理部3は、RGBの画像データに対して、色ごとに、文字または線画部分のエッジを構成するエッジ画素を抽出するラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bを備えている。R用ラプラシアンフィルタ4RにはRの画像データが与えられるようになっている。また、G用ラプラシアンフィルタ4GにはGの画像データが与えられるようになっており、B用ラプラシアンフィルタ4BにはBの画像データが与えられるようになっている。各ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bはたとえばマトリクスからなる構成のものである。ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bによるエッジ画素の抽出においては、原稿画像を構成している各画素が順次に注目画素とされる。そして、注目画素およびその周囲の一定領域内に含まれる参照画素の画像データ(各色の濃度値)の数列と予め定めるラプラシアンフィルタ係数の数列との畳み込み演算が行われ、この畳み込み演算の結果が所定の閾値以上であれば、その注目画素はエッジ画素として抽出される。各ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bのフィルタ係数には、画像形成装置の特性を考慮した最適な値が選択される。
エッジ強調処理部3は、RGBの画像データに対して、色ごとに、文字または線画部分のエッジを構成するエッジ画素を抽出するラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bを備えている。R用ラプラシアンフィルタ4RにはRの画像データが与えられるようになっている。また、G用ラプラシアンフィルタ4GにはGの画像データが与えられるようになっており、B用ラプラシアンフィルタ4BにはBの画像データが与えられるようになっている。各ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bはたとえばマトリクスからなる構成のものである。ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bによるエッジ画素の抽出においては、原稿画像を構成している各画素が順次に注目画素とされる。そして、注目画素およびその周囲の一定領域内に含まれる参照画素の画像データ(各色の濃度値)の数列と予め定めるラプラシアンフィルタ係数の数列との畳み込み演算が行われ、この畳み込み演算の結果が所定の閾値以上であれば、その注目画素はエッジ画素として抽出される。各ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bのフィルタ係数には、画像形成装置の特性を考慮した最適な値が選択される。
この実施形態では、RGBの画像データについて、ガンマ補正処理後の画像データに対してエッジ強調処理が施される。そのため、ガンマ補正処理によって階調が大きく引き延ばされた画像データにエッジ強調処理が施されるので、ノイズが過度に強調されてしまう。この場合、出力画像の高濃度部がざらつくおそれがある。
また、ガンマ補正部2R,2G,2Bによってガンマ補正処理が施された画像データは、RGBのバランスが崩れている場合があるが、このRGBのバランスが崩れた画像データに対してエッジ強調処理を施すと、RGBのバランス崩れがより顕著になってしまう。そして、出力画像のエッジ画素においてたとえば黒文字の周囲に色がつく、いわゆる色ずれが生じることがある。
また、ガンマ補正部2R,2G,2Bによってガンマ補正処理が施された画像データは、RGBのバランスが崩れている場合があるが、このRGBのバランスが崩れた画像データに対してエッジ強調処理を施すと、RGBのバランス崩れがより顕著になってしまう。そして、出力画像のエッジ画素においてたとえば黒文字の周囲に色がつく、いわゆる色ずれが生じることがある。
各ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bには、乗算器5R,5G,5Bおよび加算器6R,6G,6Bが直列に接続されている。各ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bによって抽出されたRGBのエッジ画素は乗算器5R,5G,5Bに与えられる。各乗算器5R,5G,5Bでは、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bから付与されたエッジ画素のRGB各色のデータに、後述するLUT8によって求められたエッジ強調係数k(強調量)が乗算される。
各乗算器5R,5G,5Bによって乗算された画像データは、加算器6R,6G,6Bに与えられる。各加算器6R,6G,6Bでは、ガンマ補正部2R,2G,2Bから付与されるガンマ補正処理後のRGBの画像データに対して、乗算器5R,5G,5Bで乗算された画像データが加算される。こうして、エッジ強調処理部3におけるエッジ強調処理が達成される。
一方、各ガンマ補正部2R,2G,2Bには、輝度算出部7が接続されている。輝度算出部7にはガンマ補正処理が施された後の画像データが入力されるようになっており、輝度算出部7は、入力されたRGBの画像データに基づいてカラー画像の輝度を算出するものである。輝度算出部7は、たとえば入力されるRGBの画像データをYUV変換している。このとき、輝度(Y)は、
Y=aR+bG+cB ・・・(1)
で表され(但し、a、b、cの和は明度を表す)、これによって輝度算出部7において輝度が算出される。
Y=aR+bG+cB ・・・(1)
で表され(但し、a、b、cの和は明度を表す)、これによって輝度算出部7において輝度が算出される。
輝度算出部7には1つのLUT8が接続されている。輝度算出部7において算出された輝度は、LUT8に付与される。LUT8では、R用乗算器5R、G用乗算器5GおよびB用乗算器5Bにおいて共通に用いられるエッジ強調係数kが求められる。
LUT(look-up table)8は、それぞれ入力される輝度に基づいて予め定められた出力値を出力する割当てテーブルである。この実施形態では、LUT8の出力値をエッジ強調係数kとして用いており、LUT8のテーブルでは、入力される輝度(たとえば256段階)に応じて、所定のエッジ強調係数kが決定されるようになっている。LUT8の割り当てテーブルは、たとえば、入力輝度が高いものについて出力値が低くなるように出力値が設定されている。
LUT(look-up table)8は、それぞれ入力される輝度に基づいて予め定められた出力値を出力する割当てテーブルである。この実施形態では、LUT8の出力値をエッジ強調係数kとして用いており、LUT8のテーブルでは、入力される輝度(たとえば256段階)に応じて、所定のエッジ強調係数kが決定されるようになっている。LUT8の割り当てテーブルは、たとえば、入力輝度が高いものについて出力値が低くなるように出力値が設定されている。
LUT8において求められたエッジ強調係数kは、各乗算器5R,5G,5Bにおいて、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bから付与されたエッジ画素のRGB各色のエッジ画素データに乗算される。これにより、エッジ画素の強調量が決定される。
以上により、この実施形態によれば、ガンマ補正処理後のRGBの画像データの輝度に基づいて、エッジ強調係数kが求められている。LUT8では、たとえば、入力輝度が高いものについて出力値(エッジ強調係数k)が低くなるように割り当てテーブルが設定されているので、ガンマ補正処理によって階調が大きく引き延ばされた画像データにエッジ強調処理を施しても、ノイズが過強調されない。これにより、出力画像において、画像の高濃度部がざらついてしまうことを確実に防止することができる。
以上により、この実施形態によれば、ガンマ補正処理後のRGBの画像データの輝度に基づいて、エッジ強調係数kが求められている。LUT8では、たとえば、入力輝度が高いものについて出力値(エッジ強調係数k)が低くなるように割り当てテーブルが設定されているので、ガンマ補正処理によって階調が大きく引き延ばされた画像データにエッジ強調処理を施しても、ノイズが過強調されない。これにより、出力画像において、画像の高濃度部がざらついてしまうことを確実に防止することができる。
また、エッジ強調処理部3で用いられるエッジ強調係数kが、各色とも共通であるので、エッジ強調処理後の画像データをRGBのバランスのとれたデータとすることができる。これにより、出力画像のエッジ画素に色ずれが生じることを防止することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、輝度算出部7における輝度の算出は前述のようにYUV変換するものでなく、他の方法により輝度を算出するものであってもよい。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、輝度算出部7における輝度の算出は前述のようにYUV変換するものでなく、他の方法により輝度を算出するものであってもよい。
図3は、この発明の他の実施形態に係る画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。この図3において、図1の各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した各部についての詳細な説明を省略する。
この図3に示す画像処理装置の画像強調処理部13では、ガンマ補正部2R,2G,2Bには、それぞれ、R用LUT18R、G用LUT18GおよびB用LUT18Bが接続されている。そして、ガンマ補正部2R,2G,2Bのガンマ処理が施された後のRGBの画像データ(RGB各色についての濃度データ)が、それぞれ、R用LUT18R、G用LUT18GおよびB用LUT18Bに付与される。各LUT(look-up table)18R,18G,18Bは、それぞれ入力されるRGB各色についての濃度データに基づいて予め定められた出力値を出力する割り当てテーブルである。この実施形態では、各LUT18R,18G,18Bの出力値を、エッジ強調係数k1,k2,k3として用いる。
この図3に示す画像処理装置の画像強調処理部13では、ガンマ補正部2R,2G,2Bには、それぞれ、R用LUT18R、G用LUT18GおよびB用LUT18Bが接続されている。そして、ガンマ補正部2R,2G,2Bのガンマ処理が施された後のRGBの画像データ(RGB各色についての濃度データ)が、それぞれ、R用LUT18R、G用LUT18GおよびB用LUT18Bに付与される。各LUT(look-up table)18R,18G,18Bは、それぞれ入力されるRGB各色についての濃度データに基づいて予め定められた出力値を出力する割り当てテーブルである。この実施形態では、各LUT18R,18G,18Bの出力値を、エッジ強調係数k1,k2,k3として用いる。
R用LUT18R、G用LUT18GおよびB用LUT18Bには、互いに異なる割り当てテーブルが採用されている。この実施形態では、各LUT18R,18G,18Bの出力値を、それぞれ、エッジ強調係数k1,k2,k3として用いる。R用LUT18Rの割り当てテーブルでは、入力される濃度データ(たとえば256段階)に応じて、所定のエッジ強調係数k1が決定されるようになっている。G用LUT18Gの割り当てテーブルでは、入力される濃度データ(たとえば256段階)に応じて、所定のエッジ強調係数k2が決定されるようになっている。B用LUT18Bでは、入力される濃度データ(たとえば256段階)に応じて、所定のエッジ強調係数k3が決定されるようになっている。
各LUT18R,18G,18Bの割り当てテーブルでは、たとえば、濃度データの高いものについて出力値が低くなるように、出力値が設定されている。また、各LUT18R,18G,18Bでは、ガンマ補正処理によって崩れた画像データのRGBバランスをこのLUT18R,18G,18Bで修正するため、各出力値(エッジ強調係数k1,k2,k3)が所定の比率(たとえばRが1.0に対して、Gが2.0で、Bが0.5)となるように、割り当てテーブルの出力値が設定されている。
R用LUT18Rで求められたエッジ強調係数k1はR用乗算器5Rに付与される。G用LUT18Gで求められたエッジ強調係数k2はG用乗算器5Gに付与される。B用LUT18Bで求められたエッジ強調係数k3はB用乗算器5Bに付与される。そして、乗算器5R,5G,5Bでは、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bから付与されたエッジ画素のRGB各色のデータに、それぞれ、R用LUT18R、G用LUT18GまたはB用LUT18Bによって求められたエッジ強調係数k1,k2,k3が乗算される。
以上により、この実施形態によれば、各LUT18R,18G,18Bでは、RGB個別に求められたエッジ強調係数k1,k2,k3が、画像処理後の画像データのRGBのバランスがよくなるように設定される。これにより、出力画像のエッジ画素に色ずれが生じることを防止することができる。
以上、この発明の2つの実施の形態について説明したが、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bによって抽出されたエッジ画素に乗じるエッジ強調係数k,k1,k2,k3の値を、ガンマ補正処理後における、カラー画像の輝度やRGBの濃度データに基づいて調整する場合について説明したが、たとえば、カラー画像の輝度やRGBの濃度データに基づいて、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bのフィルタ係数を変更する構成であってもよい。
以上、この発明の2つの実施の形態について説明したが、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bによって抽出されたエッジ画素に乗じるエッジ強調係数k,k1,k2,k3の値を、ガンマ補正処理後における、カラー画像の輝度やRGBの濃度データに基づいて調整する場合について説明したが、たとえば、カラー画像の輝度やRGBの濃度データに基づいて、ラプラシアンフィルタ4R,4G,4Bのフィルタ係数を変更する構成であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 画像処理装置
2R、2G、2B ガンマ補正部
3、13 エッジ強調部
4R、4G、4B ラプラシアンフィルタ(エッジ画素抽出手段)
5R、5G、5B 乗算器(エッジ強調量制御手段)
6R、6G、6B 加算器(エッジ強調量制御手段)
7 輝度算出部
8 LUT(強調量決定手段)
18R R用LUT(強調量決定手段)
18G G用LUT(強調量決定手段)
18B B用LUT(強調量決定手段)
2R、2G、2B ガンマ補正部
3、13 エッジ強調部
4R、4G、4B ラプラシアンフィルタ(エッジ画素抽出手段)
5R、5G、5B 乗算器(エッジ強調量制御手段)
6R、6G、6B 加算器(エッジ強調量制御手段)
7 輝度算出部
8 LUT(強調量決定手段)
18R R用LUT(強調量決定手段)
18G G用LUT(強調量決定手段)
18B B用LUT(強調量決定手段)
Claims (3)
- カラー画像の画像データに対してガンマ補正処理を施すガンマ補正処理手段と、
前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された画像データから各色のエッジ画素を抽出するエッジ画素抽出手段と、
前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された後の画像データに基づいて、抽出エッジ画素に対する強調量を決定する強調量決定手段と、
エッジ画素抽出手段によって抽出された各色の抽出エッジ画素に対し、前記強調量決定手段によって決定された強調量でエッジ強調制御するエッジ強調量制御手段とを含むことを特徴とする、画像処理装置。 - カラー画像の画像データに対してガンマ補正処理を施すガンマ補正処理手段と、
前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された後の画像データに基づいて、カラー画像の輝度を算出する輝度算出手段と、
前記ガンマ補正処理手段によってガンマ補正処理が施された画像データから各色のエッジ画素を抽出するエッジ画素抽出手段と、
前記輝度算出手段によって算出されたカラー画像の輝度に基づいて、各色の抽出エッジ画素に対する強調量を決定する強調量決定手段と、
エッジ画素抽出手段によって抽出された各色の抽出エッジ画素に対し、前記強調量決定手段によって決定された強調量でエッジ強調制御するエッジ強調量制御手段とを含むことを特徴とする、画像処理装置。 - 前記カラー画像は、RGBの画像データであり、
前記強調量決定手段は、RGBの各色の前記抽出エッジ画素に対して共通の強調量を決定するものであることを特徴とする、請求項2記載の画像処理装置。
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US9324285B2 (en) | 2009-12-08 | 2016-04-26 | Renesas Electronics Corporation | Apparatus for simultaneously performing gamma correction and contrast enhancement in display device |
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2006
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