JP2001169210A - チルトスタンド - Google Patents
チルトスタンドInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16M—FRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
- F16M11/00—Stands or trestles as supports for apparatus or articles placed thereon Stands for scientific apparatus such as gravitational force meters
- F16M11/02—Heads
- F16M11/04—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand
- F16M11/06—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand allowing pivoting
- F16M11/12—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand allowing pivoting in more than one direction
- F16M11/126—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand allowing pivoting in more than one direction for tilting and panning
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16M—FRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
- F16M2200/00—Details of stands or supports
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S248/917—Video display screen support
- Y10S248/919—Adjustably orientable video screen support
- Y10S248/922—Angular
- Y10S248/923—Tilting
Abstract
(57)【要約】
【課題】部品点数が少なく、組み立て作業性が良好であ
り、しかも、ベース台に対する可動台の確実な離脱防止
策が講じられたチルトスタンドを提供する。 【解決手段】実質的に凹球面状をしたスライド支持面１
２を上面に有するベース台１０と、実質的に上記凹球面
と同一曲率の凸球面状をしたスライド面２２を下面に有
する可動台２０とを有する一方、上記ベース台１０と上
記可動台２０のいずれか一方には、所定幅をもち、かつ
所定長さ延びるガイド溝１６が形成されており、上記ベ
ース台１０と上記可動台２０のいずれか他方には、突起
３０が形成されており、上記突起３０は、上記ガイド溝
１６の幅と対応した径をもつ基部３１と、自然状態にお
いて上記ガイド溝１６の幅よりも大寸であり、弾性縮径
することによって上記ガイド溝１６を通過可能な先端部
３２とを備えている。
り、しかも、ベース台に対する可動台の確実な離脱防止
策が講じられたチルトスタンドを提供する。 【解決手段】実質的に凹球面状をしたスライド支持面１
２を上面に有するベース台１０と、実質的に上記凹球面
と同一曲率の凸球面状をしたスライド面２２を下面に有
する可動台２０とを有する一方、上記ベース台１０と上
記可動台２０のいずれか一方には、所定幅をもち、かつ
所定長さ延びるガイド溝１６が形成されており、上記ベ
ース台１０と上記可動台２０のいずれか他方には、突起
３０が形成されており、上記突起３０は、上記ガイド溝
１６の幅と対応した径をもつ基部３１と、自然状態にお
いて上記ガイド溝１６の幅よりも大寸であり、弾性縮径
することによって上記ガイド溝１６を通過可能な先端部
３２とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、チルトスタンド
に関し、より詳しくは、たとえばＣＲＴスタンドとして
用いられ、ＣＲＴの画面の向きを上下方向（チルト方
向）および左右方向に変更しうるように構成されたもの
に関する。
に関し、より詳しくは、たとえばＣＲＴスタンドとして
用いられ、ＣＲＴの画面の向きを上下方向（チルト方
向）および左右方向に変更しうるように構成されたもの
に関する。
【０００２】
【発明の背景】従来のこの種のチルトスタンドは、たと
えば、特開平６−１８９２２９号公報に開示されてい
る。このチルトスタンドは、図１０に示すように、机上
に設置されるベース台１０と、このベース台上に連結さ
れ、かつＣＲＴなどが上面に連結される可動台２０とを
備える。
えば、特開平６−１８９２２９号公報に開示されてい
る。このチルトスタンドは、図１０に示すように、机上
に設置されるベース台１０と、このベース台上に連結さ
れ、かつＣＲＴなどが上面に連結される可動台２０とを
備える。
【０００３】ベース台１０は、実質的に凹球面とされた
スライド支持面１２を上面に備え、このスライド支持面
１２の中央部には、突起３０が立設されている。一方、
可動台２０の下面には、スライド支持面１２と同一曲率
の凸球面とされたスライド面２２を備え、このスライド
面２２には、上記突起３０が係合する長穴状のガイド溝
１６が前後方向に延びるように形成されている。このガ
イド溝１６の幅は上記突起３０の径と実質的に対応させ
られており、このガイド溝１６の長さは、所望のチルト
量に対応して設定される。
スライド支持面１２を上面に備え、このスライド支持面
１２の中央部には、突起３０が立設されている。一方、
可動台２０の下面には、スライド支持面１２と同一曲率
の凸球面とされたスライド面２２を備え、このスライド
面２２には、上記突起３０が係合する長穴状のガイド溝
１６が前後方向に延びるように形成されている。このガ
イド溝１６の幅は上記突起３０の径と実質的に対応させ
られており、このガイド溝１６の長さは、所望のチルト
量に対応して設定される。
【０００４】ベース台１０と可動台２０とは、ベース台
１０上の突起３０にガイド溝１６を嵌め込むように、そ
して、ベース台１０の凹球面状のスライド支持面１２に
可動台２０の凸球面状スライド面２２が載るようにして
両者を組み合わせ、可動台２０の上面側から突起３０の
端面にガイド溝１６の幅より大径の頭部をもつねじ５０
をねじ込み、可動台２０の離脱を防止することにより組
み立てられる。
１０上の突起３０にガイド溝１６を嵌め込むように、そ
して、ベース台１０の凹球面状のスライド支持面１２に
可動台２０の凸球面状スライド面２２が載るようにして
両者を組み合わせ、可動台２０の上面側から突起３０の
端面にガイド溝１６の幅より大径の頭部をもつねじ５０
をねじ込み、可動台２０の離脱を防止することにより組
み立てられる。
【０００５】可動台２０は、ベース台側のスライド支持
面１２と可動台側のスライド面２２どうしがスライドす
ることにより、ベース台１０に対し、ガイド溝１６がこ
れに係合する突起３０の動きを許容する方向、すなわ
ち、前後方向にチルト動することができる。このチルト
動の中心は、スライド支持面１２およびスライド面２２
がそれぞれ一部を形成する球の中心となる。また、可動
台２０は、上記のチルト動位置にかかわらず、ベース台
１０に対し、突起３０を中心として左右方向に回転する
ことができる。
面１２と可動台側のスライド面２２どうしがスライドす
ることにより、ベース台１０に対し、ガイド溝１６がこ
れに係合する突起３０の動きを許容する方向、すなわ
ち、前後方向にチルト動することができる。このチルト
動の中心は、スライド支持面１２およびスライド面２２
がそれぞれ一部を形成する球の中心となる。また、可動
台２０は、上記のチルト動位置にかかわらず、ベース台
１０に対し、突起３０を中心として左右方向に回転する
ことができる。
【０００６】しかしながら、上記公報に示されたチルト
スタンドは、ベース台１０に対する可動台２０の離脱防
止策としてねじが用いられているため、部品点数が増加
するとともに組み立て作業性が悪化するという問題があ
る。
スタンドは、ベース台１０に対する可動台２０の離脱防
止策としてねじが用いられているため、部品点数が増加
するとともに組み立て作業性が悪化するという問題があ
る。
【０００７】また、特開平８−１４００１７号公報に
は、図１０に示したものと基本的に同等の構造を備える
とともに、ベース台に設ける突起を基端側の小径部と先
端側の大径部とを有するように形成する一方、可動台に
設けるガイド溝を上記小径部がスライド係合するガイド
部と上記大径部が通過しうる大径通挿部とを有するよう
に形成し、大径通挿部に突起の大径部を通した後、この
突起をガイド部にスライドさせて組み立てるようにした
チルトスタンドが提案されている。このチルトスタンド
は、組み立てにねじ等が不要であり、突起がガイド溝の
ガイド部に位置している限りにおいてベース台に対する
可動台の離脱を防止することができる。
は、図１０に示したものと基本的に同等の構造を備える
とともに、ベース台に設ける突起を基端側の小径部と先
端側の大径部とを有するように形成する一方、可動台に
設けるガイド溝を上記小径部がスライド係合するガイド
部と上記大径部が通過しうる大径通挿部とを有するよう
に形成し、大径通挿部に突起の大径部を通した後、この
突起をガイド部にスライドさせて組み立てるようにした
チルトスタンドが提案されている。このチルトスタンド
は、組み立てにねじ等が不要であり、突起がガイド溝の
ガイド部に位置している限りにおいてベース台に対する
可動台の離脱を防止することができる。
【０００８】しかしながら、同公報に示されたチルトス
タンドは、可動台のチルト状態によっては、突起がガイ
ド溝の大径挿通部に位置する場合があり、この状態はＣ
ＲＴ等が可動台に装着された状態で外部から確認できな
い。この状態においては、可動台はベース台に対して離
脱可能な状態となっており、ＣＲＴを持ち上げた場合に
ベース台が不用意に脱落してしまうといったことが起こ
り得る。このように、同公報に示されたチルトスタンド
は、組み立て作業性については良好であっても、ベース
台に対する可動台の離脱防止策の確実性が乏しかった。
タンドは、可動台のチルト状態によっては、突起がガイ
ド溝の大径挿通部に位置する場合があり、この状態はＣ
ＲＴ等が可動台に装着された状態で外部から確認できな
い。この状態においては、可動台はベース台に対して離
脱可能な状態となっており、ＣＲＴを持ち上げた場合に
ベース台が不用意に脱落してしまうといったことが起こ
り得る。このように、同公報に示されたチルトスタンド
は、組み立て作業性については良好であっても、ベース
台に対する可動台の離脱防止策の確実性が乏しかった。
【０００９】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、部品点数が少なく、組み立て作業
性が良好であり、しかも、ベース台に対する可動台の確
実な離脱防止策が講じられたチルトスタンドを提供する
ことをその課題とする。
されたものであって、部品点数が少なく、組み立て作業
性が良好であり、しかも、ベース台に対する可動台の確
実な離脱防止策が講じられたチルトスタンドを提供する
ことをその課題とする。
【００１０】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
は、次の技術的手段を講じている。
【００１１】すなわち、本願発明によって提供されるチ
ルトスタンドは、実質的に凹球面状をしたスライド支持
面を上面に有するベース台と、実質的に上記凹球面と同
一曲率の凸球面状をしたスライド面を下面に有する可動
台とを備える一方、上記ベース台と上記可動台のいずれ
か一方には、所定幅をもち、かつ所定長さ延びるガイド
溝が形成されており、上記ベース台と上記可動台のいず
れか他方には、突起が形成されており、上記突起は、上
記ガイド溝の幅と対応した径をもつ基部と、自然状態に
おいて上記ガイド溝の幅よりも大寸であり、弾性縮径す
ることによって上記ガイド溝を通過可能な先端部とを備
えていることを特徴としている。ベース台のスライド支
持面および可動台のスライド面は、実質的に凹球面ある
いは凸球面であればよく、たとえば、ベース台にリブを
立て、このリブの頂面が球面に沿って配置されるように
してもよい。要は、スライド支持面にスライド面が接触
し、相互に滑らかに摺動可能であればよい。
ルトスタンドは、実質的に凹球面状をしたスライド支持
面を上面に有するベース台と、実質的に上記凹球面と同
一曲率の凸球面状をしたスライド面を下面に有する可動
台とを備える一方、上記ベース台と上記可動台のいずれ
か一方には、所定幅をもち、かつ所定長さ延びるガイド
溝が形成されており、上記ベース台と上記可動台のいず
れか他方には、突起が形成されており、上記突起は、上
記ガイド溝の幅と対応した径をもつ基部と、自然状態に
おいて上記ガイド溝の幅よりも大寸であり、弾性縮径す
ることによって上記ガイド溝を通過可能な先端部とを備
えていることを特徴としている。ベース台のスライド支
持面および可動台のスライド面は、実質的に凹球面ある
いは凸球面であればよく、たとえば、ベース台にリブを
立て、このリブの頂面が球面に沿って配置されるように
してもよい。要は、スライド支持面にスライド面が接触
し、相互に滑らかに摺動可能であればよい。
【００１２】好ましい実施の形態においては、上記突起
の先端部は、上記基部から一体に延出する軸部と、この
軸部の先端から基端方に向けて傾斜して延びる一対の係
止片とからなる断面略傘状をしている。
の先端部は、上記基部から一体に延出する軸部と、この
軸部の先端から基端方に向けて傾斜して延びる一対の係
止片とからなる断面略傘状をしている。
【００１３】好ましい実施の形態においてはまた、上記
突起が形成される部材には、ストッパ部が形成されてい
る一方、上記ガイド溝が形成される部材には、上記スト
ッパ部と協働して上記突起を中心とした可動部材の回転
範囲を規制するストッパ壁が形成されている。
突起が形成される部材には、ストッパ部が形成されてい
る一方、上記ガイド溝が形成される部材には、上記スト
ッパ部と協働して上記突起を中心とした可動部材の回転
範囲を規制するストッパ壁が形成されている。
【００１４】ベース部材に対する可動部材の組み付け
は、スライド支持面とスライド面とを対面させるように
して、突起をガイド溝に押し込むようにすればよい。こ
のとき、突起の先端部は弾性縮径しながらガイド溝を通
過した後、自動的に自然状態に復帰する。自然状態での
突起の先端部の寸法はガイド溝の幅よりも大寸であるか
ら、突起のガイド溝からの抜けが阻止され、ベース台に
対する可動台の離脱防止策は万全となる。
は、スライド支持面とスライド面とを対面させるように
して、突起をガイド溝に押し込むようにすればよい。こ
のとき、突起の先端部は弾性縮径しながらガイド溝を通
過した後、自動的に自然状態に復帰する。自然状態での
突起の先端部の寸法はガイド溝の幅よりも大寸であるか
ら、突起のガイド溝からの抜けが阻止され、ベース台に
対する可動台の離脱防止策は万全となる。
【００１５】組み付け状態においては、凹球面状のスラ
イド支持面と凸球面状のスライド面とが相互にスライド
することにより、可動台はベース台に対してチルト動可
能である。このチルト動の中心は、凹球面または凸球面
を形成する球の中心となる。ただし、チルト動の方向
は、突起の基部が係合するガイド溝の形成方向によって
規制され、チルト動の可能量は、ガイド溝の長さによっ
て規制される。また、可動台は、いずれのチルト動位置
をとっていようとも、ベース台に対し、突起の基部を中
心として回転可能である。
イド支持面と凸球面状のスライド面とが相互にスライド
することにより、可動台はベース台に対してチルト動可
能である。このチルト動の中心は、凹球面または凸球面
を形成する球の中心となる。ただし、チルト動の方向
は、突起の基部が係合するガイド溝の形成方向によって
規制され、チルト動の可能量は、ガイド溝の長さによっ
て規制される。また、可動台は、いずれのチルト動位置
をとっていようとも、ベース台に対し、突起の基部を中
心として回転可能である。
【００１６】このように、本願発明に係るチルトスタン
ドは、ねじ等の連結部品を必要とすることなく、きわめ
て容易に組み付けを行なうことができ、しかも、可動台
のベース台に対する離脱防止策を万全なものとなる。
ドは、ねじ等の連結部品を必要とすることなく、きわめ
て容易に組み付けを行なうことができ、しかも、可動台
のベース台に対する離脱防止策を万全なものとなる。
【００１７】本願発明のその他の特徴および利点は、図
面を参照して以下に行なう詳細な説明から、より明らか
となろう。
面を参照して以下に行なう詳細な説明から、より明らか
となろう。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図１ないし図９を参照しつつ具体的に説明す
る。これらの図において、図１０に示した従来例と同等
の部材または部分には、同一の符号を付してある。
形態を、図１ないし図９を参照しつつ具体的に説明す
る。これらの図において、図１０に示した従来例と同等
の部材または部分には、同一の符号を付してある。
【００１９】図１ないし図７は、本願発明のチルトスタ
ンド１の第１の実施形態を示している。このチルトスタ
ンド１は、机上等に載置されるベース台１０と、このベ
ース台１０上に取付けられる可動台２０とを備え、これ
らは、それぞれ樹脂一体成形によって形成することがで
きる。
ンド１の第１の実施形態を示している。このチルトスタ
ンド１は、机上等に載置されるベース台１０と、このベ
ース台１０上に取付けられる可動台２０とを備え、これ
らは、それぞれ樹脂一体成形によって形成することがで
きる。
【００２０】図１ないし図３に示すように、ベース台１
０は、円形をするとともに外周に向かうほど薄状とな
り、かつ所定の高さ寸法をもつ脚部１１を備えるととも
に、上面には、実質的に凹球面状をしたスライド支持面
１２を備えている。このスライド支持面１２の平面視形
状は、脚部１１と同心状の円形をしている。なお、この
スライド支持面１２は、連続した凹球面によって形成さ
れているのではなく、脚部１１から上方に突出する円環
状凸壁１３の頂面１３ａが一定の凹球面Ｓの一部を形成
するようにしている。上記円環状凸壁１３の内側には、
上記スライド支持面１２から若干下方に退避するように
して、上記凹球面を形成する球Ｓと同心状の球に沿うよ
うな格好で隔壁１４が形成されている。脚部１１の周辺
部は、裏面側にリブ１７を形成することによって強度が
確保されている。
０は、円形をするとともに外周に向かうほど薄状とな
り、かつ所定の高さ寸法をもつ脚部１１を備えるととも
に、上面には、実質的に凹球面状をしたスライド支持面
１２を備えている。このスライド支持面１２の平面視形
状は、脚部１１と同心状の円形をしている。なお、この
スライド支持面１２は、連続した凹球面によって形成さ
れているのではなく、脚部１１から上方に突出する円環
状凸壁１３の頂面１３ａが一定の凹球面Ｓの一部を形成
するようにしている。上記円環状凸壁１３の内側には、
上記スライド支持面１２から若干下方に退避するように
して、上記凹球面を形成する球Ｓと同心状の球に沿うよ
うな格好で隔壁１４が形成されている。脚部１１の周辺
部は、裏面側にリブ１７を形成することによって強度が
確保されている。
【００２１】上記隔壁１４には、図４および図６によく
表れているように、所定幅寸法Ｗをもつとともに、平面
視において一定方向に直線状に所定長さ延びるガイド溝
１６が形成されている。また、隔壁１４の下面には、ガ
イド溝１６を挟んでこれと平行に延びるリブ１５が形成
されることにより、隔壁１４の剛性が確保されている。
また、隔壁１４の上面には、ガイド溝１６を挟んでこれ
と平行に延びるリブ１８が形成されている。このリブ１
８の高さは、スライド支持面１２を形成する球面Ｓより
も低く抑制されている。なお、このリブ１８は、可動台
側に形成される後述のストッパ部４０と協働して可動台
２０の回転範囲を規制する手段を構成する。
表れているように、所定幅寸法Ｗをもつとともに、平面
視において一定方向に直線状に所定長さ延びるガイド溝
１６が形成されている。また、隔壁１４の下面には、ガ
イド溝１６を挟んでこれと平行に延びるリブ１５が形成
されることにより、隔壁１４の剛性が確保されている。
また、隔壁１４の上面には、ガイド溝１６を挟んでこれ
と平行に延びるリブ１８が形成されている。このリブ１
８の高さは、スライド支持面１２を形成する球面Ｓより
も低く抑制されている。なお、このリブ１８は、可動台
側に形成される後述のストッパ部４０と協働して可動台
２０の回転範囲を規制する手段を構成する。
【００２２】可動台２０は、その上面にたとえばＣＲＴ
などを連結支持するための支持面２１が形成されている
とともに、その下面には、実質的に凸球面状のスライド
面２２が形成されている。このスライド面２２を形成す
る凸球面の曲率は、上記したスライド支持面１２を形成
する凹球面の曲率と実質的に同一である。また、このス
ライド面２２は、上記スライド支持面１２に対して平面
的に十分大きく形成されている。
などを連結支持するための支持面２１が形成されている
とともに、その下面には、実質的に凸球面状のスライド
面２２が形成されている。このスライド面２２を形成す
る凸球面の曲率は、上記したスライド支持面１２を形成
する凹球面の曲率と実質的に同一である。また、このス
ライド面２２は、上記スライド支持面１２に対して平面
的に十分大きく形成されている。
【００２３】可動台２０の下面、すなわち、上記スライ
ド面２２の中央には、突起３０が一体形成されている。
この突起３０は、図４および図５に良く表れているよう
に、上記ガイド溝１６の幅と対応した径を有する丸軸状
の基部３１と、ガイド溝１６の裏面側に係合して可動部
材２０の離脱を阻止する先端部３２とを備える。基部３
１は、ガイド溝１６内をこのガイド溝に沿う方向にスラ
イド可能であるとともに、軸転可能である。先端部３２
は、基部３１から一体的に延出する軸部３２ａと、この
軸部の先端から基端側に向けて延出する一対の係止部３
２ｂ，３２ｂとからなる断面傘状を呈している。この先
端部３２の自然状態での幅寸法Ｌ１および長手寸法Ｌ２
は、ガイド溝１６の幅寸法Ｗよりも大寸に設定されてい
る。しかし、この先端部３２は、係止部３２ｂ，３２ｂ
が弾性変形することにより、その幅寸法Ｌ１が縮小可能
である。上記スライド面２２にはまた、上記突起３０の
周囲領域を膨出させるようにしてストッパ部４０が形成
されている。すなわち、このストッパ部４０は、図６に
その平面形態が表れているように、突起３０の基部３１
ないしは軸部３２ａと同心状の円筒外面部４０ａと、こ
の円筒外面部４０ａよりも突起３０の中心からの半径距
離が大となるように半径方向に突出する矩形突部４０
ｂ，４０ｂとを備えている。このストッパ部４０は、ベ
ース台１０の隔壁１４の上面に形成された上述のリブ１
８と協働して、突起３０を中心とした可動台２０の回転
範囲を規制する役割を果たす。
ド面２２の中央には、突起３０が一体形成されている。
この突起３０は、図４および図５に良く表れているよう
に、上記ガイド溝１６の幅と対応した径を有する丸軸状
の基部３１と、ガイド溝１６の裏面側に係合して可動部
材２０の離脱を阻止する先端部３２とを備える。基部３
１は、ガイド溝１６内をこのガイド溝に沿う方向にスラ
イド可能であるとともに、軸転可能である。先端部３２
は、基部３１から一体的に延出する軸部３２ａと、この
軸部の先端から基端側に向けて延出する一対の係止部３
２ｂ，３２ｂとからなる断面傘状を呈している。この先
端部３２の自然状態での幅寸法Ｌ１および長手寸法Ｌ２
は、ガイド溝１６の幅寸法Ｗよりも大寸に設定されてい
る。しかし、この先端部３２は、係止部３２ｂ，３２ｂ
が弾性変形することにより、その幅寸法Ｌ１が縮小可能
である。上記スライド面２２にはまた、上記突起３０の
周囲領域を膨出させるようにしてストッパ部４０が形成
されている。すなわち、このストッパ部４０は、図６に
その平面形態が表れているように、突起３０の基部３１
ないしは軸部３２ａと同心状の円筒外面部４０ａと、こ
の円筒外面部４０ａよりも突起３０の中心からの半径距
離が大となるように半径方向に突出する矩形突部４０
ｂ，４０ｂとを備えている。このストッパ部４０は、ベ
ース台１０の隔壁１４の上面に形成された上述のリブ１
８と協働して、突起３０を中心とした可動台２０の回転
範囲を規制する役割を果たす。
【００２４】ベース台１０に対する可動台２０の組み付
けは、スライド支持面１２とスライド面２２とを対面さ
せるようにして、スライド面２２から突出する突起３０
をベース台１０のガイド溝１６に押し込むようにするだ
けでよい。すなわち、このとき、図７に示すように、係
止部３２ｂ，３２ｂは、その傾斜状の外面がガイド溝１
６の内縁１６ａに押されるようにして弾性変形するた
め、突起３０の先端部３２が縮径し、ガイド溝１６を通
過することができる。その後、突起３０が十分にガイド
溝１６を通過した時点で係止部３２ｂ，３２ｂが自動的
に弾性復帰してその幅寸法Ｌ１を回復し、ガイド溝１６
の縁の裏面側に突っ張るように係合するため、突起３０
のガイド溝１６からの抜けが確実に阻止される。
けは、スライド支持面１２とスライド面２２とを対面さ
せるようにして、スライド面２２から突出する突起３０
をベース台１０のガイド溝１６に押し込むようにするだ
けでよい。すなわち、このとき、図７に示すように、係
止部３２ｂ，３２ｂは、その傾斜状の外面がガイド溝１
６の内縁１６ａに押されるようにして弾性変形するた
め、突起３０の先端部３２が縮径し、ガイド溝１６を通
過することができる。その後、突起３０が十分にガイド
溝１６を通過した時点で係止部３２ｂ，３２ｂが自動的
に弾性復帰してその幅寸法Ｌ１を回復し、ガイド溝１６
の縁の裏面側に突っ張るように係合するため、突起３０
のガイド溝１６からの抜けが確実に阻止される。
【００２５】以上の構成において、スライド支持面１２
とスライド面２２とが互いにスライドするため、可動台
２０はベース台１０に対してチルト動することができ
る。前述したように、このチルト動は、スライド支持面
１２あるいはスライド面２２を形成する球Ｓの中心周り
のものとなる。ただし、このチルト動の方向は、突起３
０の基部３１とガイド溝１６との係合関係において、突
起３０の動きが許容される方向であり、チルト動の範囲
は、ガイド溝１６が許容する範囲である。突起３０は、
ガイド溝１６に係合した状態で軸転することができるた
め、どのようなチルト動位置であるかにかかわらず、可
動台２０は突起３０を中心として回転することができ
る。ただし、この回転の軸心は、可動台２０のチルト動
に応じてチルトしたものとなる。そして、前述したよう
に、ベース台１０の隔壁１４上に設けたリブ１８と可動
台２０の下面に膨出形成したストッパ部４０との協働作
用により、可動台２０の回転範囲は、一定範囲に規制さ
れる。図に示す実施形態においては、ストッパ部４０の
円筒外面部４０ａがリブ１８に隣接している限りにおい
て可動台２０は回転することができ、矩形突部４０ｂ，
４０ｂがリブ１８に接触した時点でそれ以上の回転は阻
止される。図に示す実施形態においては、可動台２０
は、１８０℃の範囲で回転することができる。
とスライド面２２とが互いにスライドするため、可動台
２０はベース台１０に対してチルト動することができ
る。前述したように、このチルト動は、スライド支持面
１２あるいはスライド面２２を形成する球Ｓの中心周り
のものとなる。ただし、このチルト動の方向は、突起３
０の基部３１とガイド溝１６との係合関係において、突
起３０の動きが許容される方向であり、チルト動の範囲
は、ガイド溝１６が許容する範囲である。突起３０は、
ガイド溝１６に係合した状態で軸転することができるた
め、どのようなチルト動位置であるかにかかわらず、可
動台２０は突起３０を中心として回転することができ
る。ただし、この回転の軸心は、可動台２０のチルト動
に応じてチルトしたものとなる。そして、前述したよう
に、ベース台１０の隔壁１４上に設けたリブ１８と可動
台２０の下面に膨出形成したストッパ部４０との協働作
用により、可動台２０の回転範囲は、一定範囲に規制さ
れる。図に示す実施形態においては、ストッパ部４０の
円筒外面部４０ａがリブ１８に隣接している限りにおい
て可動台２０は回転することができ、矩形突部４０ｂ，
４０ｂがリブ１８に接触した時点でそれ以上の回転は阻
止される。図に示す実施形態においては、可動台２０
は、１８０℃の範囲で回転することができる。
【００２６】図８および図９は、本願発明のチルトスタ
ンド１の第２の実施形態を示している。この第２の実施
形態では、ベース台１０に凹球面状のスライド支持面１
２を設け、可動台２０に凸球面状のスライド面２２を設
ける点で第１の実施形態と共通するが、ガイド溝１６と
これに係合する突起３０につき、第１の実施形態とは逆
に、ガイド溝１６を可動台２０側に、突起３０をベース
部材１０側に、それぞれ設けている。
ンド１の第２の実施形態を示している。この第２の実施
形態では、ベース台１０に凹球面状のスライド支持面１
２を設け、可動台２０に凸球面状のスライド面２２を設
ける点で第１の実施形態と共通するが、ガイド溝１６と
これに係合する突起３０につき、第１の実施形態とは逆
に、ガイド溝１６を可動台２０側に、突起３０をベース
部材１０側に、それぞれ設けている。
【００２７】この実施形態においては、凸球面状のスラ
イド面２２側にガイド溝１６が、凹球面状のスライド支
持面１２側に突起３０が形成されることになるが、突起
３０の形態およびそのガイド溝１６との関係は、第１の
実施形態と同様である。すなわち、突起３０は、ガイド
溝１６の幅と対応した外径を有する丸軸状の基部３１
と、断面傘状の先端部３２とを有しており、この先端部
３２の幅寸法Ｌ１および長手寸法Ｌ２は、いずれもガイ
ド溝１６の溝幅Ｗよりも大寸である。そして、この断面
傘状の先端部３２を形成する係合部３２ｂ，３２ｂは、
弾性的に変形してその幅寸法を縮小可能である。また、
スライド支持面１２における突起３０を取り囲む領域に
は、ストッパ部４０が膨出状に形成されており、このス
トッパ部４０は、スライド面側に設けたリブ１８と協働
して、可動台２０の突起３０を中心とした回転範囲を規
制する役割を果たす。
イド面２２側にガイド溝１６が、凹球面状のスライド支
持面１２側に突起３０が形成されることになるが、突起
３０の形態およびそのガイド溝１６との関係は、第１の
実施形態と同様である。すなわち、突起３０は、ガイド
溝１６の幅と対応した外径を有する丸軸状の基部３１
と、断面傘状の先端部３２とを有しており、この先端部
３２の幅寸法Ｌ１および長手寸法Ｌ２は、いずれもガイ
ド溝１６の溝幅Ｗよりも大寸である。そして、この断面
傘状の先端部３２を形成する係合部３２ｂ，３２ｂは、
弾性的に変形してその幅寸法を縮小可能である。また、
スライド支持面１２における突起３０を取り囲む領域に
は、ストッパ部４０が膨出状に形成されており、このス
トッパ部４０は、スライド面側に設けたリブ１８と協働
して、可動台２０の突起３０を中心とした回転範囲を規
制する役割を果たす。
【００２８】この実施形態においても、可動台２０とベ
ース台１０との組み付けは、スライド支持面１２とスラ
イド面２２とを対面させるようにして、突起３０をガイ
ド溝１６に押し込むようにするだけでよいことは、容易
に理解されよう。そして、組み付け状態において、可動
台２０は、突起３０の基部３１とガイド溝１６との関係
において、ガイド溝１６が許容する方向および範囲にお
いてチルト動可能である。そして、いずれのチルト動位
置であるかにかかわらず、可動台２０は突起３０を中心
として回転可能である。この場合、突起３０はベース台
１０側に設けられているので、可動台２０の回転の軸心
は第１の実施形態のようにチルトしない。
ース台１０との組み付けは、スライド支持面１２とスラ
イド面２２とを対面させるようにして、突起３０をガイ
ド溝１６に押し込むようにするだけでよいことは、容易
に理解されよう。そして、組み付け状態において、可動
台２０は、突起３０の基部３１とガイド溝１６との関係
において、ガイド溝１６が許容する方向および範囲にお
いてチルト動可能である。そして、いずれのチルト動位
置であるかにかかわらず、可動台２０は突起３０を中心
として回転可能である。この場合、突起３０はベース台
１０側に設けられているので、可動台２０の回転の軸心
は第１の実施形態のようにチルトしない。
【００２９】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
形態に限定されるものではない。このチルトスタンド
は、ＣＲＴのためのスタンドとして用いられるほか、支
持する対象は問われない。また、突起の形態は、実施形
態のように傘状のものに限られず、要は、自然状態で幅
寸法、あるいは外径がガイド溝の溝幅より大きく、弾性
縮径可能なクリップ状のものであれば、どのような形態
であってもよい。
形態に限定されるものではない。このチルトスタンド
は、ＣＲＴのためのスタンドとして用いられるほか、支
持する対象は問われない。また、突起の形態は、実施形
態のように傘状のものに限られず、要は、自然状態で幅
寸法、あるいは外径がガイド溝の溝幅より大きく、弾性
縮径可能なクリップ状のものであれば、どのような形態
であってもよい。
【図１】本願発明の第１の実施形態の断面図である。
【図２】図１に示す実施形態の平面図である。
【図３】図１のIII−III線に沿う断面図である。
【図４】図１の要部拡大図である。
【図５】図３の要部拡大図である。
【図６】図４のVI−VI線に沿う断面図である。
【図７】突起とガイド溝との係合時の作用図である。
【図８】第２の実施形態の断面図である。
【図９】図８のIX−IX線に沿う断面図である。
【図１０】従来例の説明図である。
１ チルトスタンド １０ ベース台 １１ 脚部 １２ スライド支持面 １４ 隔壁 １５ リブ １６ ガイド溝 １８ リブ ２０ 可動台 ２１ 支持面 ２２ スライド面 ３０ 突起 ３１ （突起の）基部 ３２ （突起の）先端部 ３２ａ 軸部 ３２ｂ 係止部 ４０ ストッパ部
Claims (3)
- 【請求項１】 実質的に凹球面状をしたスライド支持面
を上面に有するベース台と、実質的に上記凹球面と同一
曲率の凸球面状をしたスライド面を下面に有する可動台
とを備える一方、 上記ベース台と上記可動台のいずれか一方には、所定幅
をもち、かつ所定長さ延びるガイド溝が形成されてお
り、 上記ベース台と上記可動台のいずれか他方には、突起が
形成されており、 上記突起は、上記ガイド溝の幅と対応した径をもつ基部
と、自然状態において上記ガイド溝の幅よりも大寸であ
り、弾性縮径することによって上記ガイド溝を通過可能
な先端部とを備えていることを特徴とする、チルトスタ
ンド。 - 【請求項２】 上記突起の先端部は、上記基部から一体
に延出する軸部と、この軸部の先端から基端方に向けて
傾斜して延びる一対の係止片とからなる断面略傘状をし
ている、請求項１に記載のチルトスタンド。 - 【請求項３】 上記突起が形成される部材には、ストッ
パ部が形成されている一方、上記ガイド溝が形成される
部材には、上記ストッパ部と協働して上記突起を中心と
した可動部材の回転範囲を規制するストッパ壁が形成さ
れている、請求項２に記載のチルトスタンド。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35422199A JP2001169210A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | チルトスタンド |
| US09/645,527 US6644616B1 (en) | 1999-12-14 | 2000-08-25 | Tilt swivel stand |
| TW091215452U TW545830U (en) | 1999-12-14 | 2000-08-29 | Tilt-swivel stand |
| US10/661,555 US6869056B2 (en) | 1999-12-14 | 2003-09-15 | Tilt-swivel stand |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35422199A JP2001169210A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | チルトスタンド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001169210A true JP2001169210A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18436101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35422199A Pending JP2001169210A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | チルトスタンド |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6644616B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001169210A (ja) |
| TW (1) | TW545830U (ja) |
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-
2003
- 2003-09-15 US US10/661,555 patent/US6869056B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007004024A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Funai Electric Co Ltd | プロジェクタ用台座 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6644616B1 (en) | 2003-11-11 |
| US6869056B2 (en) | 2005-03-22 |
| US20040051012A1 (en) | 2004-03-18 |
| TW545830U (en) | 2003-08-01 |
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