JP2001168912A - 移動体パケット通信方式 - Google Patents
移動体パケット通信方式Info
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- JP2001168912A JP2001168912A JP35057299A JP35057299A JP2001168912A JP 2001168912 A JP2001168912 A JP 2001168912A JP 35057299 A JP35057299 A JP 35057299A JP 35057299 A JP35057299 A JP 35057299A JP 2001168912 A JP2001168912 A JP 2001168912A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体パケット通信システムにおいて、移
動端末が一時的に集中して一斉にパケット通信を行った
場合でも、輻輳を回避し、データスループットの低下の
ない、経済的なシステムの提供を図る。 【解決手段】 複数の基地局と一つの交換局間に、常用
通信回線の他に、各々の側に予備の通信回線を構成でき
る回線終端部を備え、交換局側には通信回線の受信デー
タ量を監視する機能と、予備の通信回線を増設、解放で
きる機能を備え、異常なデータトラヒックが発生した場
合、前記予備の通信回線を増設し、常用回線側のパケッ
ト通信呼の一部を増設した通信回線側へ割り振って、常
用回線の輻輳を回避し、通常状態に戻った場合、増設し
た通信回線を解放して、他基地局の異常データトラヒッ
クの発生に備える経済的なシステムを構成する。
動端末が一時的に集中して一斉にパケット通信を行った
場合でも、輻輳を回避し、データスループットの低下の
ない、経済的なシステムの提供を図る。 【解決手段】 複数の基地局と一つの交換局間に、常用
通信回線の他に、各々の側に予備の通信回線を構成でき
る回線終端部を備え、交換局側には通信回線の受信デー
タ量を監視する機能と、予備の通信回線を増設、解放で
きる機能を備え、異常なデータトラヒックが発生した場
合、前記予備の通信回線を増設し、常用回線側のパケッ
ト通信呼の一部を増設した通信回線側へ割り振って、常
用回線の輻輳を回避し、通常状態に戻った場合、増設し
た通信回線を解放して、他基地局の異常データトラヒッ
クの発生に備える経済的なシステムを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】近年、移動通信技術の急激な
進展に伴い、音声通信はもとより、データ通信を移動し
ながら行う要望が強くなり、各種の小型のデータ通信可
能な移動端末が開発され、商品化されてきている。この
ような端末の普及に伴い、一時的に集中してこれらの端
末がデータ通信を行う場合が増えつつある。
進展に伴い、音声通信はもとより、データ通信を移動し
ながら行う要望が強くなり、各種の小型のデータ通信可
能な移動端末が開発され、商品化されてきている。この
ような端末の普及に伴い、一時的に集中してこれらの端
末がデータ通信を行う場合が増えつつある。
【0002】その場合、従来のような、その通信を制限
する方式はユーザに対するサービス品質の低下をもたら
すものであるため、サービスの品質を保持できるような
データ通信方式が求められている。
する方式はユーザに対するサービス品質の低下をもたら
すものであるため、サービスの品質を保持できるような
データ通信方式が求められている。
【0003】データ通信にはデータをパケット化するパ
ケット通信が適しており、移動体のデータ通信について
も同様である。
ケット通信が適しており、移動体のデータ通信について
も同様である。
【0004】本発明は、移動体パケット通信システムに
おいて、移動端末が一時的に集中して一斉にパケット通
信を行った場合でも、データ通信サービスの品質を保持
できるようなパケット通信方式に関するものである。
おいて、移動端末が一時的に集中して一斉にパケット通
信を行った場合でも、データ通信サービスの品質を保持
できるようなパケット通信方式に関するものである。
【0005】
【従来の技術】一般にパケット通信システムにおいては
パケット通信可能端末からパケットデータを受信した場
合、交換処理を行うため、そのデータの先頭に網内で使
用するヘッダを付加し、網内送信路を経て送信先の端末
へ送出する際に取り外して送信している。
パケット通信可能端末からパケットデータを受信した場
合、交換処理を行うため、そのデータの先頭に網内で使
用するヘッダを付加し、網内送信路を経て送信先の端末
へ送出する際に取り外して送信している。
【0006】そのため、交換局側では送受信バッファを
設けてパケットデータを一旦取り込み、パケットデータ
へのヘッダの付加、削除および交換関連の処理を行って
いるが、一時的にその処理量を超える数のパケットデー
タが連続的に到着した場合、受信バッファがオーバフロ
ー状態となり、輻輳状態が発生する。従来、このような
輻輳状態が発生すると、送信元の端末に対し、パケット
データの送信の抑制を行っていた。
設けてパケットデータを一旦取り込み、パケットデータ
へのヘッダの付加、削除および交換関連の処理を行って
いるが、一時的にその処理量を超える数のパケットデー
タが連続的に到着した場合、受信バッファがオーバフロ
ー状態となり、輻輳状態が発生する。従来、このような
輻輳状態が発生すると、送信元の端末に対し、パケット
データの送信の抑制を行っていた。
【0007】以下に、このような輻輳状態が発生した場
合の従来の処理について図7〜図10を参照し説明す
る。
合の従来の処理について図7〜図10を参照し説明す
る。
【0008】図7は従来の移動体パケット通信システム
の構成図である。
の構成図である。
【0009】図7に示すように、移動体パケット通信シ
ステムは、無線ゾーン10a〜10m、パケット通信機
能を有する1以上の携帯端末11、携帯端末11と無線
回線を介して接続される基地局20a〜20m、基地局
20a〜20mと有線回線を介して接続される回線イン
タフェース部30、回線インタフェース部30と有線回
線を介して接続される交換局40およびその回線対応部
40aから構成され、交換局40は通信網60を介して
1以上のパケット通信端末、本図ではデータサービスセ
ンタ70へ接続されている。
ステムは、無線ゾーン10a〜10m、パケット通信機
能を有する1以上の携帯端末11、携帯端末11と無線
回線を介して接続される基地局20a〜20m、基地局
20a〜20mと有線回線を介して接続される回線イン
タフェース部30、回線インタフェース部30と有線回
線を介して接続される交換局40およびその回線対応部
40aから構成され、交換局40は通信網60を介して
1以上のパケット通信端末、本図ではデータサービスセ
ンタ70へ接続されている。
【0010】携帯端末11は、本例では、携帯用パソコ
ンと接続されており、データ通信可能な移動端末とす
る。
ンと接続されており、データ通信可能な移動端末とす
る。
【0011】基地局20a〜20mは無線送受信部RS
R21、制御部CNT22、回線終端部LAPCNV2
3、より構成され、回線インタフェース部30は、1以
上の回線終端部LAPCNV31、回線制御部LCNT
32、から構成されている。
R21、制御部CNT22、回線終端部LAPCNV2
3、より構成され、回線インタフェース部30は、1以
上の回線終端部LAPCNV31、回線制御部LCNT
32、から構成されている。
【0012】図7において、パケット通信可能な携帯端
末11と交換局40間の通信はデジタル自動車電話シス
テム標準規格(ARIVB STANDARD)のリン
クアクセスプロトコルLAPDM(Link Access Proced
ure for Digital Mobile Channel) が使用されており、
その間の基地局20a〜20nと回線インタフェース部
30の有線区間においてはX.25均衡型リンクアクセ
スプロトコルLAPB(Link Access Procedure Balanc
ed) が使用されている。
末11と交換局40間の通信はデジタル自動車電話シス
テム標準規格(ARIVB STANDARD)のリン
クアクセスプロトコルLAPDM(Link Access Proced
ure for Digital Mobile Channel) が使用されており、
その間の基地局20a〜20nと回線インタフェース部
30の有線区間においてはX.25均衡型リンクアクセ
スプロトコルLAPB(Link Access Procedure Balanc
ed) が使用されている。
【0013】これは、その有線区間は遠距離回線となる
場合が多いため、誤り検出、パケット紛失の検出、再送
機能等により、信頼度の高いデータ転送の可能なパケッ
ト通信プロトコルLAPB使用し、無線区間−有線区間
を通して高信頼度のデータ転送を実現しようとすること
によるものである。
場合が多いため、誤り検出、パケット紛失の検出、再送
機能等により、信頼度の高いデータ転送の可能なパケッ
ト通信プロトコルLAPB使用し、無線区間−有線区間
を通して高信頼度のデータ転送を実現しようとすること
によるものである。
【0014】図8に上述の携帯端末と交換局間の通信プ
ロトコル使用形態と階層の関係を示す。図8に示すよう
に、各装置間は物理層で接続され、データリンク層は、
物理層の伝送機能を利用してデータ伝送を実現し、ネッ
トワーク層は、データリンク層のデータ転送機能を使っ
てエンドシステム間のデータ転送を行っている。上述の
LAPDMおよびLAPBに関する説明は図8のデータ
リンク層に係わるものである。
ロトコル使用形態と階層の関係を示す。図8に示すよう
に、各装置間は物理層で接続され、データリンク層は、
物理層の伝送機能を利用してデータ伝送を実現し、ネッ
トワーク層は、データリンク層のデータ転送機能を使っ
てエンドシステム間のデータ転送を行っている。上述の
LAPDMおよびLAPBに関する説明は図8のデータ
リンク層に係わるものである。
【0015】このような通信プロトコルを使用したこと
により、基地局20a〜20m では各々、その回線終端
部LAPCNV23において、携帯端末11から受信し
たLAPDMの信号をLAPBへ変換して回線インフェ
ース部30へ送信し、回線インタフェース部30ではそ
の回線終端部LAPCNV31において、受信したLA
PBの信号をLAPDMへ逆変換して交換局40へ送信
している。
により、基地局20a〜20m では各々、その回線終端
部LAPCNV23において、携帯端末11から受信し
たLAPDMの信号をLAPBへ変換して回線インフェ
ース部30へ送信し、回線インタフェース部30ではそ
の回線終端部LAPCNV31において、受信したLA
PBの信号をLAPDMへ逆変換して交換局40へ送信
している。
【0016】また、交換局40から基地局20a〜20
mへの信号は、交換局40からのLAPDMの信号を回
線インタフェース部30の各々の基地局に対応する回線
終端部LAPCNV31でLAPBの信号に変換して基
地局20a〜20mへ送信し、各々の基地局の回線終端
部LAPCNV23で、LAPBからLAPDMに逆変
換し、携帯端末11へ送信している。
mへの信号は、交換局40からのLAPDMの信号を回
線インタフェース部30の各々の基地局に対応する回線
終端部LAPCNV31でLAPBの信号に変換して基
地局20a〜20mへ送信し、各々の基地局の回線終端
部LAPCNV23で、LAPBからLAPDMに逆変
換し、携帯端末11へ送信している。
【0017】図7を用いてパケット通信発呼に関する通
常の動作を説明する。
常の動作を説明する。
【0018】通常、無線ゾーン10aの携帯端末11か
らデータサービスセンタ70へのパケット通信発呼が発
生した場合、パケット通信発呼要求信号及びその関連信
号は携帯端末11(LAPDM)→ 基地局20a(L
APDMーLAPB変換)→回線インタフェース部30
(LAPBーLAPDM変換)→交換局40(LAPD
M)→回線インタフェース部30(LAPDMーLAP
B変換)→ 基地局20(LAPBーLAPDM変換)
→ 携帯端末11(LAPDM)の経路及び通信プロト
コルで送受信され、携帯端末11と交換局40間でパケ
ットチャネルが選択、設定され通信網60を経由し、デ
ータサービスセンタ70とパケット通信が行われる。
らデータサービスセンタ70へのパケット通信発呼が発
生した場合、パケット通信発呼要求信号及びその関連信
号は携帯端末11(LAPDM)→ 基地局20a(L
APDMーLAPB変換)→回線インタフェース部30
(LAPBーLAPDM変換)→交換局40(LAPD
M)→回線インタフェース部30(LAPDMーLAP
B変換)→ 基地局20(LAPBーLAPDM変換)
→ 携帯端末11(LAPDM)の経路及び通信プロト
コルで送受信され、携帯端末11と交換局40間でパケ
ットチャネルが選択、設定され通信網60を経由し、デ
ータサービスセンタ70とパケット通信が行われる。
【0019】図9に異常トラヒック発生時の処理を行
う、従来の交換局の回線対応部機能ブロック図を示す。
う、従来の交換局の回線対応部機能ブロック図を示す。
【0020】同図において、42aは回線終端部LAP
CNV31に対応する回線個別部であり、45は受信バ
ッファ、47はパケットデータにヘッダの付加等の処理
を行うパケット受信処理手段、54は送信バッファ、5
3はパケットデータからヘッダの取り外し処理等を行う
パケット送信処理手段、55は受信バッファの蓄積量を
監視し、輻輳を検出する輻輳検出手段、56は輻輳状態
を通知する輻輳通知手段、より構成される。
CNV31に対応する回線個別部であり、45は受信バ
ッファ、47はパケットデータにヘッダの付加等の処理
を行うパケット受信処理手段、54は送信バッファ、5
3はパケットデータからヘッダの取り外し処理等を行う
パケット送信処理手段、55は受信バッファの蓄積量を
監視し、輻輳を検出する輻輳検出手段、56は輻輳状態
を通知する輻輳通知手段、より構成される。
【0021】また、41は回線インタフェース部と回線
個別部42a〜42m間で信号の割り振りを行う回線制
御部であり、44はパケットデータの交換処理を行う交
換処理部である。
個別部42a〜42m間で信号の割り振りを行う回線制
御部であり、44はパケットデータの交換処理を行う交
換処理部である。
【0022】以下に図9を用いて従来の異常トラヒック
発生時の処理について説明する。
発生時の処理について説明する。
【0023】パケット通信呼が、図7に示す基地局20
aの構成する無線ゾーン10a内で異常に集中して発生
した場合、即ち、携帯端末11が異常に集中して一斉に
データ通信を開始したり、一定時間の間に動画等の画像
情報を一斉に送受信した場合、パケットデータは図9に
示す回線個別部42aの受信バッファ45ヘ多量に到着
し、一旦蓄積される。パケット受信処理手段47はその
データを読み出し、先頭に交換局内で使用するヘッダを
付加し、交換処理部44へ送るが、到着するデータ量が
この処理量を超えるため、未処理のパケットデータが受
信バッファに溜まり、受信バッファの蓄積量が増大す
る。
aの構成する無線ゾーン10a内で異常に集中して発生
した場合、即ち、携帯端末11が異常に集中して一斉に
データ通信を開始したり、一定時間の間に動画等の画像
情報を一斉に送受信した場合、パケットデータは図9に
示す回線個別部42aの受信バッファ45ヘ多量に到着
し、一旦蓄積される。パケット受信処理手段47はその
データを読み出し、先頭に交換局内で使用するヘッダを
付加し、交換処理部44へ送るが、到着するデータ量が
この処理量を超えるため、未処理のパケットデータが受
信バッファに溜まり、受信バッファの蓄積量が増大す
る。
【0024】このような状態になると、輻輳検出手段5
5は、蓄積量があらかじめ定められたしきい値を超えた
ことを検出して、輻輳状態とみなし、輻輳通知送信手段
56を起動して、パケット受信不可を示すRNR(Re
ceive Not Ready)信号を、パケット送
信処理手段53→送信バッファ54経由で通信相手の携
帯端末11へ一斉に送信し、基地局20aの輻輳状態を
通知していた。
5は、蓄積量があらかじめ定められたしきい値を超えた
ことを検出して、輻輳状態とみなし、輻輳通知送信手段
56を起動して、パケット受信不可を示すRNR(Re
ceive Not Ready)信号を、パケット送
信処理手段53→送信バッファ54経由で通信相手の携
帯端末11へ一斉に送信し、基地局20aの輻輳状態を
通知していた。
【0025】この結果、RNR信号を受信した携帯端末
11は受信可を示すRR(Receive Read
y)信号を受信するまで、パケットの送信を中断し、ま
た、このような輻輳状態で新規にパケット通信を要求す
る携帯端末11に対しては、交換処理部44より送信バ
ッファ経由でRNR信号を返送し、受付を拒否してい
た。
11は受信可を示すRR(Receive Read
y)信号を受信するまで、パケットの送信を中断し、ま
た、このような輻輳状態で新規にパケット通信を要求す
る携帯端末11に対しては、交換処理部44より送信バ
ッファ経由でRNR信号を返送し、受付を拒否してい
た。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図10に、従来システ
ムにおける輻輳時の処理フローと信号シーケンス図を示
す。同図は通常のデータトラヒックの状態から、異常デ
ータトラヒックが発生し、その後、通常のデータトラヒ
ックの状態に復帰するまでの携帯端末11および交換局
40の処理フローと、信号シーケンスを示している。
ムにおける輻輳時の処理フローと信号シーケンス図を示
す。同図は通常のデータトラヒックの状態から、異常デ
ータトラヒックが発生し、その後、通常のデータトラヒ
ックの状態に復帰するまでの携帯端末11および交換局
40の処理フローと、信号シーケンスを示している。
【0027】なお、同図では基地局20aの場合につい
て示している。
て示している。
【0028】携帯端末11と交換局40間を流れる信号
は、発呼要求信号CR(CallReqest)、接続
完了信号CC(Call Completed)、パケ
ットデータDT(Data)、受信可信号RR(Rec
eive Ready)、受信不可信号RNR(Rec
eive Not Ready)である。
は、発呼要求信号CR(CallReqest)、接続
完了信号CC(Call Completed)、パケ
ットデータDT(Data)、受信可信号RR(Rec
eive Ready)、受信不可信号RNR(Rec
eive Not Ready)である。
【0029】図7に示す基地局20a〜20mと回線イ
ンタフェース部30間ではX.25均衡型リンクアクセ
スプロトコルLAPBが使用されているため、同図に示
すように信号を受信する度毎にRRが返送される。
ンタフェース部30間ではX.25均衡型リンクアクセ
スプロトコルLAPBが使用されているため、同図に示
すように信号を受信する度毎にRRが返送される。
【0030】以下に図10を参照しながら、通常のデー
タトラヒックの状態から、異常データトラヒック発生、
通常データトラヒック状態へ復帰するまでの携帯端末1
1と交換局40の処理と信号シーケンスについて説明す
る。
タトラヒックの状態から、異常データトラヒック発生、
通常データトラヒック状態へ復帰するまでの携帯端末1
1と交換局40の処理と信号シーケンスについて説明す
る。
【0031】通常状態で携帯端末11よりパケット通信
発呼要求(S50)が発生すると、CR信号が送信され
る。交換局40ではパケット通信発呼要求信号受信(S
51)すると交換処理の後、接続完了信号送信(S5
3)処理を行い、CC信号を送信する。
発呼要求(S50)が発生すると、CR信号が送信され
る。交換局40ではパケット通信発呼要求信号受信(S
51)すると交換処理の後、接続完了信号送信(S5
3)処理を行い、CC信号を送信する。
【0032】携帯端末11は接続完了信号を受信(S5
2)すると、パケットデータ送信(S54)処理を行
い、DT信号を送信する。交換局40はパケットデータ
受信(S55)すると、受信処理の後、受信可信号送信
(S57)処理を行いRR信号を送信する。携帯端末1
1はRR信号を受信すると、受信可信号受信(S56)
処理の後、続いてパケットデータDT信号の送信を行
う。
2)すると、パケットデータ送信(S54)処理を行
い、DT信号を送信する。交換局40はパケットデータ
受信(S55)すると、受信処理の後、受信可信号送信
(S57)処理を行いRR信号を送信する。携帯端末1
1はRR信号を受信すると、受信可信号受信(S56)
処理の後、続いてパケットデータDT信号の送信を行
う。
【0033】以上が通常状態でのパケットデータ送受信
処理および信号シーケンスである。
処理および信号シーケンスである。
【0034】このような状態から複数の通信中の携帯端
末11が画像データ送信等、一斉に多量のパケットデー
タ送信(S58)を行うと交換局40では多量のパケッ
トデータを受信(S59)するため、輻輳状態が検出
(S60)され、受信不可信号送信(S61)処理が行
われ、携帯端末11に対し、RNR信号が送信される。
末11が画像データ送信等、一斉に多量のパケットデー
タ送信(S58)を行うと交換局40では多量のパケッ
トデータを受信(S59)するため、輻輳状態が検出
(S60)され、受信不可信号送信(S61)処理が行
われ、携帯端末11に対し、RNR信号が送信される。
【0035】携帯端末11では、受信不可信号を受信
(S62)すると、一切のパケット信号送信を停止す
る。
(S62)すると、一切のパケット信号送信を停止す
る。
【0036】やがて、交換局40での処理が進行し、輻
輳状態が解除(S63)されると、交換局40では、受
信可信号の送信(S64)処理を行い、携帯端末11に
対し、RR信号を送信する。
輳状態が解除(S63)されると、交換局40では、受
信可信号の送信(S64)処理を行い、携帯端末11に
対し、RR信号を送信する。
【0037】携帯端末11では、受信可信号を受信(S
65)すると、再び、パケットデータ送信(S66)を
開始する。
65)すると、再び、パケットデータ送信(S66)を
開始する。
【0038】上述におけるS62からS65までのパケ
ットデータ送信不可の状態は所謂データスループットの
低下の状態であり、通信中の携帯端末11は一切パケッ
トデータの送信ができないため、そのユーザは操作結果
の表示等を大幅に待たされたり、新たに発呼するユーザ
はいつまでたっても応答がない等の問題が発生し、サー
ビスの品質低下を余儀なくされていた。
ットデータ送信不可の状態は所謂データスループットの
低下の状態であり、通信中の携帯端末11は一切パケッ
トデータの送信ができないため、そのユーザは操作結果
の表示等を大幅に待たされたり、新たに発呼するユーザ
はいつまでたっても応答がない等の問題が発生し、サー
ビスの品質低下を余儀なくされていた。
【0039】このような状態を防止するため、異常デー
タトラヒックを想定し、初期から基地局と交換局間に対
向で回線終端部LAPCNVを複数装備し、複数の予備
の通信回線を設けておくことが考えられるが、通常では
使用されない通信回線であるため、経済性を重視した場
合は得策ではなく、特に基地局数が多いシステムの場合
程、通常使用されない通信回線を多く装備しておくこと
になるため、経済的な負担が大きくなるという問題があ
った。
タトラヒックを想定し、初期から基地局と交換局間に対
向で回線終端部LAPCNVを複数装備し、複数の予備
の通信回線を設けておくことが考えられるが、通常では
使用されない通信回線であるため、経済性を重視した場
合は得策ではなく、特に基地局数が多いシステムの場合
程、通常使用されない通信回線を多く装備しておくこと
になるため、経済的な負担が大きくなるという問題があ
った。
【0040】本発明の解決しようとする課題は上述のよ
うな異常なデータトラヒック発生時のデータスループッ
ト低下の防止であり、それを経済的に実現することであ
る。即ち、複数の携帯端末11が基地局20a〜20m
の構成する無線ゾーン10a〜10mのいづれか複数に
一時的に集中し、一斉にデータ送信した場合でも、基地
局20a〜20mと交換局間40間のパケットデータ通
信のデータスループットの低下を防止できる品質のよい
データ通信を経済的な構成で提供することである。
うな異常なデータトラヒック発生時のデータスループッ
ト低下の防止であり、それを経済的に実現することであ
る。即ち、複数の携帯端末11が基地局20a〜20m
の構成する無線ゾーン10a〜10mのいづれか複数に
一時的に集中し、一斉にデータ送信した場合でも、基地
局20a〜20mと交換局間40間のパケットデータ通
信のデータスループットの低下を防止できる品質のよい
データ通信を経済的な構成で提供することである。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決させるた
めの第1の発明は、通信網に接続された交換局と、この
交換局と有線回線を介して接続された複数の基地局と、
この基地局との間で無線回線を介して接続される複数の
パケット通信可能な移動端末より構成され、交換局と複
数の基地局間は対向するそれぞれの側に設けた回線終端
部より構成される常用の通信回線を備える移動体パケッ
ト通信システムにおいて、全基地局に備える予備の前記
回線終端部数mと交換局に備える予備の前記回線終端部
数nはm>nとなるように構成し、全基地局と交換局間
にはそれぞれの前記予備の回線終端部間を任意に接続で
きるスイッチを備え、基地局側の前記予備の回線終端部
と交換局側の前記予備の回線終端部間を任意に接続し、
予備の通信回線を構成することである。
めの第1の発明は、通信網に接続された交換局と、この
交換局と有線回線を介して接続された複数の基地局と、
この基地局との間で無線回線を介して接続される複数の
パケット通信可能な移動端末より構成され、交換局と複
数の基地局間は対向するそれぞれの側に設けた回線終端
部より構成される常用の通信回線を備える移動体パケッ
ト通信システムにおいて、全基地局に備える予備の前記
回線終端部数mと交換局に備える予備の前記回線終端部
数nはm>nとなるように構成し、全基地局と交換局間
にはそれぞれの前記予備の回線終端部間を任意に接続で
きるスイッチを備え、基地局側の前記予備の回線終端部
と交換局側の前記予備の回線終端部間を任意に接続し、
予備の通信回線を構成することである。
【0042】第1の発明によれば、基地局の構成する無
線ゾーン内で携帯端末が異常に集中し、データ送受信を
行った場合等、基地局──交換局間の常用の通信回線が
異常なデータトラヒック状態となった場合の予備の通信
回線の増設を経済的な構成で提供できる。
線ゾーン内で携帯端末が異常に集中し、データ送受信を
行った場合等、基地局──交換局間の常用の通信回線が
異常なデータトラヒック状態となった場合の予備の通信
回線の増設を経済的な構成で提供できる。
【0043】第2の発明は前記交換局は前記基地局毎の
通信回線の受信データ量を計数する手段と、受信データ
量を管理する手段と、受信データ量がしきい値を超えた
場合、前記交換局の予備の回線終端部と前記基地局の予
備の回線終端部間を接続して通信回線を増設する手段
と、前記基地局へ通信回線の増設を通知する手段を備え
ている。
通信回線の受信データ量を計数する手段と、受信データ
量を管理する手段と、受信データ量がしきい値を超えた
場合、前記交換局の予備の回線終端部と前記基地局の予
備の回線終端部間を接続して通信回線を増設する手段
と、前記基地局へ通信回線の増設を通知する手段を備え
ている。
【0044】第2の発明によれば、交換局は常用通信回
線のデータ通信量が急激に増加した場合でも、直ちにそ
の状態を検出でき、予備の通信回線を増設して、事前に
輻輳状態を回避できる。
線のデータ通信量が急激に増加した場合でも、直ちにそ
の状態を検出でき、予備の通信回線を増設して、事前に
輻輳状態を回避できる。
【0045】第3の発明は、前記交換局は前記基地局毎
の通信回線の受信データ量を計数する手段と、受信デー
タ量を管理する手段と、受信データ量がしきい値以下に
低下下した場合、前記基地局へ前記通信回線の使用停止
を通知する手段と、前記交換局の予備の回線終端部と前
記基地局の予備の回線終端部より構成される前記通信回
線を解放する手段とを備えている。
の通信回線の受信データ量を計数する手段と、受信デー
タ量を管理する手段と、受信データ量がしきい値以下に
低下下した場合、前記基地局へ前記通信回線の使用停止
を通知する手段と、前記交換局の予備の回線終端部と前
記基地局の予備の回線終端部より構成される前記通信回
線を解放する手段とを備えている。
【0046】第3の発明によれば、交換局は異常なデー
タトラヒックの状態が解消し、増設した予備の通信回線
が不要になった場合に、直ちにその予備通信回線を解放
し、他基地局のデータ集中時の使用に備えることができ
る。
タトラヒックの状態が解消し、増設した予備の通信回線
が不要になった場合に、直ちにその予備通信回線を解放
し、他基地局のデータ集中時の使用に備えることができ
る。
【0047】第4の発明は、前記基地局は、前記交換局
から前記通信回線の増設を通知する信号を受信した場
合、前記常用の通信回線経由のパケット通信呼を、増設
された予備の通信回線へ割り振って通信する手段を備え
る基地局である。
から前記通信回線の増設を通知する信号を受信した場
合、前記常用の通信回線経由のパケット通信呼を、増設
された予備の通信回線へ割り振って通信する手段を備え
る基地局である。
【0048】第4の発明によれば、基地局は予備の通信
回線が増設された場合、交換局からの指示により、速や
かに常用通信回線のデータ通信量を低減できる。
回線が増設された場合、交換局からの指示により、速や
かに常用通信回線のデータ通信量を低減できる。
【0049】第5の発明は、前記基地局は、前記交換局
から前記増設した通信回線の使用停止の信号を受信した
場合に、前記増設された予備の通信回線を構成する前記
予備の回線終端部の使用を停止する手段を備える基地局
である。
から前記増設した通信回線の使用停止の信号を受信した
場合に、前記増設された予備の通信回線を構成する前記
予備の回線終端部の使用を停止する手段を備える基地局
である。
【0050】第5の発明によれば、基地局は予備の通信
回線が不要になった場合、交換局からの指示により、速
やかに使用を停止し、他基地局のために予備通信回線を
提供できる。
回線が不要になった場合、交換局からの指示により、速
やかに使用を停止し、他基地局のために予備通信回線を
提供できる。
【0051】以上の手段により、データトラヒックが輻
輳状態となる前に、通信中の一部の携帯端末は増設通信
回線へ移行してパケット通信を行い、また、新たに発呼
する移動端末は増設通信回線を使用してパケット通信を
行うことが可能となるため、常用の通信回線のデータス
ループットの低下を正常の状態に復帰させることがで
き、ユーザに対し、品質のよいデータ通信を提供するこ
とが可能となる。また、通常のデータトラヒック状態と
なった場合、不要となった通信回線を空きとして解放
し、他基地局のデータトラヒックの異常に使用できるた
め、常に異常なデータトラヒックに柔軟に対応でき、か
つ経済的なシステムを構築できる。
輳状態となる前に、通信中の一部の携帯端末は増設通信
回線へ移行してパケット通信を行い、また、新たに発呼
する移動端末は増設通信回線を使用してパケット通信を
行うことが可能となるため、常用の通信回線のデータス
ループットの低下を正常の状態に復帰させることがで
き、ユーザに対し、品質のよいデータ通信を提供するこ
とが可能となる。また、通常のデータトラヒック状態と
なった場合、不要となった通信回線を空きとして解放
し、他基地局のデータトラヒックの異常に使用できるた
め、常に異常なデータトラヒックに柔軟に対応でき、か
つ経済的なシステムを構築できる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0053】図1は本発明の移動体パケット通信システ
ム構成図である。
ム構成図である。
【0054】図1に示すように、本発明の移動体パケッ
ト通信システムは、基地局20a〜20mの各々のサー
ビス領域である無線ゾーン10a〜10m、パケット通
信機能を有する1以上の携帯端末11、携帯端末11と
無線回線を介して接続される基地局20a〜20m、基
地局20a〜20mと通信回線を介して接続される時分
割スイッチTDSW50、時分割スイッチTDSW50
と接続される常用回線インタフェース部30および予備
回線インタフェース部80、常用回線インタフェース部
30および予備回線インタフェース部80と接続される
交換局40およびその回線対応部40aから構成され、
交換局40は通信網60を介して1以上のパケット通信
端末、本図ではデータサービスセンタ70へ接続されて
いる。
ト通信システムは、基地局20a〜20mの各々のサー
ビス領域である無線ゾーン10a〜10m、パケット通
信機能を有する1以上の携帯端末11、携帯端末11と
無線回線を介して接続される基地局20a〜20m、基
地局20a〜20mと通信回線を介して接続される時分
割スイッチTDSW50、時分割スイッチTDSW50
と接続される常用回線インタフェース部30および予備
回線インタフェース部80、常用回線インタフェース部
30および予備回線インタフェース部80と接続される
交換局40およびその回線対応部40aから構成され、
交換局40は通信網60を介して1以上のパケット通信
端末、本図ではデータサービスセンタ70へ接続されて
いる。
【0055】基地局20a〜20mは無線送受信部RS
R21、制御部CNT22、常用回線終端部LAPCN
V/B23、および予備回線終端部LAPCNV/S2
4より構成されている。
R21、制御部CNT22、常用回線終端部LAPCN
V/B23、および予備回線終端部LAPCNV/S2
4より構成されている。
【0056】TDSW50は時分割スイッチであり、基
地局20a〜20mの常用回線終端部LAPCNV/B
23、および予備回線終端部LAPCNV/S24と常
用回線インタフェース部30および予備回線インタフェ
ース部80の回線終端部LAPCNV31間の接続を行
うスイッチである。
地局20a〜20mの常用回線終端部LAPCNV/B
23、および予備回線終端部LAPCNV/S24と常
用回線インタフェース部30および予備回線インタフェ
ース部80の回線終端部LAPCNV31間の接続を行
うスイッチである。
【0057】常用回線インタフェース部30は基地局2
0a〜20mの常用の回線終端部LAPCNV/B23
と対向して接続される回線終端部LAPCNV31より
構成される。
0a〜20mの常用の回線終端部LAPCNV/B23
と対向して接続される回線終端部LAPCNV31より
構成される。
【0058】また、予備回線インタフェース部80は、
全ての基地局の予備の回線終端部LAPCNV/S24
との接続に共通に使用可能な、全基地局の予備の回線終
端部LAPCNV/S24の数より少ない数の回線終端
部LAPCNV31より構成されている。
全ての基地局の予備の回線終端部LAPCNV/S24
との接続に共通に使用可能な、全基地局の予備の回線終
端部LAPCNV/S24の数より少ない数の回線終端
部LAPCNV31より構成されている。
【0059】各基地局の常用の回線終端部LAPCNV
/B23ははあらかじめ判固定でTDSW50により、
常用回線インタフェース部30のLAPCNV31と対
向で接続されているが、予備の回線終端部LAPCNV
/S24は、通常状態では予備回線インタフェース部8
0の回線終端部LAPCNV31と接続されてはいな
い。
/B23ははあらかじめ判固定でTDSW50により、
常用回線インタフェース部30のLAPCNV31と対
向で接続されているが、予備の回線終端部LAPCNV
/S24は、通常状態では予備回線インタフェース部8
0の回線終端部LAPCNV31と接続されてはいな
い。
【0060】図2に、図1の構成における基地局機能ブ
ロック図を示す。
ロック図を示す。
【0061】21は無線送受信部RSRであり、アンテ
ナ共用器1、受信手段2、送信手段3より構成される。
ナ共用器1、受信手段2、送信手段3より構成される。
【0062】22は制御部CNTであり、送受信制御手
段4より構成され、無線送受信部RSR21の受信手段
2経由で受信するパケットデータを携帯端末番号対応に
常用回線終端部LAPCNV/B23または予備回線終
端部LAPCNV/S24へ割り振る機能と常用回線終
端部LAPCNV/B23および予備回線終端部LAP
CNV/S24からの信号を送信手段3へ送信する機能
を有する。
段4より構成され、無線送受信部RSR21の受信手段
2経由で受信するパケットデータを携帯端末番号対応に
常用回線終端部LAPCNV/B23または予備回線終
端部LAPCNV/S24へ割り振る機能と常用回線終
端部LAPCNV/B23および予備回線終端部LAP
CNV/S24からの信号を送信手段3へ送信する機能
を有する。
【0063】23は常用回線終端部LAPCNV/Bで
あり、24は予備回線終端部LAPCNV/Sである。
それぞれ同一機能を有しており、LAPDM→LAPB
変換部5、回線増設・解放指示検出手段6、LAPB→
LAPDM変換部7、より構成されている。
あり、24は予備回線終端部LAPCNV/Sである。
それぞれ同一機能を有しており、LAPDM→LAPB
変換部5、回線増設・解放指示検出手段6、LAPB→
LAPDM変換部7、より構成されている。
【0064】図3に、図1の構成における交換局40の
回線対応部40aの機能ブロック図を示す。
回線対応部40aの機能ブロック図を示す。
【0065】同図において、40は交換局を示し、40
aは回線対応部である。30aは常用回線インタフェー
ス部対向回線個別部であり、図1に示す常用回線インタ
フェース部30の回線終端部LAPCNV31に1:1
で対向する回線個別部の集合である。また、80aは予
備回線インタフェース部対向回線個別部であり、図1の
予備回線インタフェース部80の回線終端部LAPCN
V31に1:1で対向する回線個別部の集合である。
aは回線対応部である。30aは常用回線インタフェー
ス部対向回線個別部であり、図1に示す常用回線インタ
フェース部30の回線終端部LAPCNV31に1:1
で対向する回線個別部の集合である。また、80aは予
備回線インタフェース部対向回線個別部であり、図1の
予備回線インタフェース部80の回線終端部LAPCN
V31に1:1で対向する回線個別部の集合である。
【0066】42a〜42uは回線個別部であり、各々
同一の機能で構成されている。また、45は受信バッフ
ァ、47はパケットデータにヘッダの付加等の処理を行
うパケット受信処理手段、54は送信バッファ、53は
パケットデータからヘッダの取り外しおよび送信処理を
行うパケット送信処理手段である。
同一の機能で構成されている。また、45は受信バッフ
ァ、47はパケットデータにヘッダの付加等の処理を行
うパケット受信処理手段、54は送信バッファ、53は
パケットデータからヘッダの取り外しおよび送信処理を
行うパケット送信処理手段である。
【0067】46は受信パケット量を計数するパケット
計数処理手段、51は基地局20aへ回線の増設・解放
指示信号を送信する増設・解放指示送信手段であり、パ
ケット送信処理手段53を経由し送信する。
計数処理手段、51は基地局20aへ回線の増設・解放
指示信号を送信する増設・解放指示送信手段であり、パ
ケット送信処理手段53を経由し送信する。
【0068】43は回線個別部42a〜42nに対する
共通部であり、48は個別部42a〜42u各々のパケ
ット計数処理手段46の計数結果を基に、通信回線毎の
受信データ量を管理する受信データ量管理手段、52は
基地局毎および通信回線毎に受信データ量を管理する受
信データ管理表、49は受信データ管理表に従い、基地
局20a〜20mと交換局40間の通信回線を増設した
り、解放したりする回線増設・解放処理手段である。
共通部であり、48は個別部42a〜42u各々のパケ
ット計数処理手段46の計数結果を基に、通信回線毎の
受信データ量を管理する受信データ量管理手段、52は
基地局毎および通信回線毎に受信データ量を管理する受
信データ管理表、49は受信データ管理表に従い、基地
局20a〜20mと交換局40間の通信回線を増設した
り、解放したりする回線増設・解放処理手段である。
【0069】通信回線を増設、解放した場合、受信デー
タ量管理手段48は増設、解放した基地局に対応する回
線個別部の回線増設・解放指示送信手段51を起動し、
その基地局へ回線増設指示信号または回線解放指示信号
を送信する。
タ量管理手段48は増設、解放した基地局に対応する回
線個別部の回線増設・解放指示送信手段51を起動し、
その基地局へ回線増設指示信号または回線解放指示信号
を送信する。
【0070】また、41は常用回線インタフェース部3
0および予備回線インタフェース部80と回線個別部4
2a〜42u間で信号の割り振りを行う回線制御部であ
り、44はパケットデータの交換処理を行う交換処理部
である。
0および予備回線インタフェース部80と回線個別部4
2a〜42u間で信号の割り振りを行う回線制御部であ
り、44はパケットデータの交換処理を行う交換処理部
である。
【0071】図4は、図1の構成における受信データ量
管理表のデータトラヒック変動に伴う遷移図である。
管理表のデータトラヒック変動に伴う遷移図である。
【0072】受信データ量管理表はそれぞれの基地局の
通信回線毎に受信パケットを計数し、その計数結果を基
に受信データ量と回線集中フラグを書込み、通信回線の
データトラヒック状態を管理するものである。
通信回線毎に受信パケットを計数し、その計数結果を基
に受信データ量と回線集中フラグを書込み、通信回線の
データトラヒック状態を管理するものである。
【0073】(イ)は通常のデータトラヒック状態にお
ける受信データ量管理表の例であり、(ロ)は異常デー
タトラヒックが発生した場合の例を示し、(ハ)は異常
データトラヒック発生時、通信回線を増設した場合の例
を示す。また、(ニ)は通常のデータトラヒック状態に
復帰した場合の例を示している。
ける受信データ量管理表の例であり、(ロ)は異常デー
タトラヒックが発生した場合の例を示し、(ハ)は異常
データトラヒック発生時、通信回線を増設した場合の例
を示す。また、(ニ)は通常のデータトラヒック状態に
復帰した場合の例を示している。
【0074】なお、基地局20aの例を太線枠で示して
いる。
いる。
【0075】本表の例では基地局に一時的に携帯端末が
集中し、一斉にデータ通信を行ったり、あるいは多量の
データを送受信する携帯端末が多くなった場合等で、受
信パケット計数結果、通信回線の単位時間あたりのデー
タ量が、基準値(本例では500byte/s )以上となっ
た場合、回線集中フラグを”1”とし、それ以下の場
合”0”としてLAPCNV/BおよびLAPCNV/
S対応に書き込み管理している。
集中し、一斉にデータ通信を行ったり、あるいは多量の
データを送受信する携帯端末が多くなった場合等で、受
信パケット計数結果、通信回線の単位時間あたりのデー
タ量が、基準値(本例では500byte/s )以上となっ
た場合、回線集中フラグを”1”とし、それ以下の場
合”0”としてLAPCNV/BおよびLAPCNV/
S対応に書き込み管理している。
【0076】(イ)の例では全ての基地局で回線集中フ
ラグが”0”となっている例を示している。なお、LA
PCNV/Sは未使用の場合である。また、本基準値は
トラヒックの理論値および運用上の実績値を加味して決
定される値である。
ラグが”0”となっている例を示している。なお、LA
PCNV/Sは未使用の場合である。また、本基準値は
トラヒックの理論値および運用上の実績値を加味して決
定される値である。
【0077】図5は、本発明の異常データトラヒック時
の処理フローと信号シーケンス図(その1)である。
の処理フローと信号シーケンス図(その1)である。
【0078】図6は、本発明の異常データトラヒック時
の処理フローと信号シーケンス図(その2)であり、図
5の続きである。
の処理フローと信号シーケンス図(その2)であり、図
5の続きである。
【0079】図5、図6は本発明の実施の形態におい
て、通常のデータトラヒックの状態から、異常データト
ラヒックの状態が発生し、それを検出して通信回線を増
設し、その状態を緩和させた後、通常のデータトラヒッ
ク状態に戻った場合の携帯端末、基地局、交換局の処理
フローと信号シーケンスを示している。
て、通常のデータトラヒックの状態から、異常データト
ラヒックの状態が発生し、それを検出して通信回線を増
設し、その状態を緩和させた後、通常のデータトラヒッ
ク状態に戻った場合の携帯端末、基地局、交換局の処理
フローと信号シーケンスを示している。
【0080】以下、図1〜図6を参照し、携帯端末11
が通信網を経由してデータサービスセンタ70とパケッ
ト通信を行う例をもとに、本発明の実施の形態における
動作について説明する。
が通信網を経由してデータサービスセンタ70とパケッ
ト通信を行う例をもとに、本発明の実施の形態における
動作について説明する。
【0081】図1において、無線ゾーン10aの携帯端
末11からデータサービスセンタ宛のパケット通信発呼
があった場合、その携帯端末11はパケット通信発呼要
求信号を基地局20aへ送信する。パケット通信発呼要
求信号は基地局20aのLAPCNV/B23−TDS
W50−常用回線インタフェース部30のLAPCNV
31経由で交換局40へ到達する。
末11からデータサービスセンタ宛のパケット通信発呼
があった場合、その携帯端末11はパケット通信発呼要
求信号を基地局20aへ送信する。パケット通信発呼要
求信号は基地局20aのLAPCNV/B23−TDS
W50−常用回線インタフェース部30のLAPCNV
31経由で交換局40へ到達する。
【0082】交換局40はLAPDMプロトコルによ
り、携帯端末11との間で信号の送受信を行った後、通
信網60経由で携帯端末11をデータサービスセンタ7
0へ接続する。以後、携帯端末11はデータサービスセ
ンタ70との間でパケット通信を行う。
り、携帯端末11との間で信号の送受信を行った後、通
信網60経由で携帯端末11をデータサービスセンタ7
0へ接続する。以後、携帯端末11はデータサービスセ
ンタ70との間でパケット通信を行う。
【0083】基地局20aの無線ゾーン10a内で複数
の携帯端末11が発呼し、通常のデータトラヒック量
(本例では500byte/s以下)で、パケット通信をおこ
なっている場合は、図4の(イ)受信データ量管理表の
基地局20aのLAPCNV/Bの回線集中フラグは”
0”となっている。
の携帯端末11が発呼し、通常のデータトラヒック量
(本例では500byte/s以下)で、パケット通信をおこ
なっている場合は、図4の(イ)受信データ量管理表の
基地局20aのLAPCNV/Bの回線集中フラグは”
0”となっている。
【0084】基地局20aの無線ゾーン10a内で複数
の携帯端末11が異常に集中して一斉にデータ通信を開
始したり、動画等の画像情報を一斉に送信した場合、図
3に示す交換局40の回線対応部40aの受信パケット
計数処理手段46の計数結果により、受信データ量管理
手段48は図4の(イ)受信データ量管理表の基地局2
0aのLAPCNV/Bの回線集中フラグを”1”に更
新する。
の携帯端末11が異常に集中して一斉にデータ通信を開
始したり、動画等の画像情報を一斉に送信した場合、図
3に示す交換局40の回線対応部40aの受信パケット
計数処理手段46の計数結果により、受信データ量管理
手段48は図4の(イ)受信データ量管理表の基地局2
0aのLAPCNV/Bの回線集中フラグを”1”に更
新する。
【0085】図4の(ロ)異常データトラヒック時の受
信データ量管理表の更新結果を示している。
信データ量管理表の更新結果を示している。
【0086】図3に示す受信データ量管理手段48は回
線集中フラグを”1”更新するとともに回線増設・解放
処理手段49を起動し、図1に示す基地局20aの未使
用のLAPCNV/S24と予備回線インタフェース部
80のなかの未使用のLAPCNV31をTDSW50
を通して接続し、通信回線を増設する。
線集中フラグを”1”更新するとともに回線増設・解放
処理手段49を起動し、図1に示す基地局20aの未使
用のLAPCNV/S24と予備回線インタフェース部
80のなかの未使用のLAPCNV31をTDSW50
を通して接続し、通信回線を増設する。
【0087】更に、図3に示す回線増設・解放指示送信
手段51を起動し、基地局20aに対して、常用回線の
一部のパケット通信呼を増設した通信回線側へ割り振る
ようパケット送信処理手段53−送信バッファ54経由
で回線増設指示信号を送信する。
手段51を起動し、基地局20aに対して、常用回線の
一部のパケット通信呼を増設した通信回線側へ割り振る
ようパケット送信処理手段53−送信バッファ54経由
で回線増設指示信号を送信する。
【0088】基地局20aでは図2に示すLAPCNV
/B23の回線増設・解放指示検出手段6が伝送路から
の回線増設指示信号をLAPB→LAPDM変換部経由
で検出し、送受信制御手段4を起動する。
/B23の回線増設・解放指示検出手段6が伝送路から
の回線増設指示信号をLAPB→LAPDM変換部経由
で検出し、送受信制御手段4を起動する。
【0089】送受信制御手段4は回線増設・解放指示検
出手段6から起動されると、今まで、携帯端末番号対応
に常用回線終端部LAPCNV/B23経由で送信して
いたパケット信号の一部を携帯端末番号単位で予備回線
終端部LAPCNV/S24経由に割り振り送信する。
また、新規のパケット通信発呼のパケットデータは全て
予備回線終端部LAPCNV/S24経由で送信する。
出手段6から起動されると、今まで、携帯端末番号対応
に常用回線終端部LAPCNV/B23経由で送信して
いたパケット信号の一部を携帯端末番号単位で予備回線
終端部LAPCNV/S24経由に割り振り送信する。
また、新規のパケット通信発呼のパケットデータは全て
予備回線終端部LAPCNV/S24経由で送信する。
【0090】その結果、図2に示す常用回線終端部LA
PCNV/B23の単位時間あたりの受信パケット数は
低下し、図3の回線対応部40aの受信パケット計数処
理手段46の計数結果に基づき、受信データ量管理手段
48により、図4に示す(ロ)異常データトラヒック時
の受信データ量管理表の基地局20aのLAPCNV/
Bの回線集中フラグは(ハ)通信回線増設後の受信デー
タ量管理表に示すように”0”に更新される。
PCNV/B23の単位時間あたりの受信パケット数は
低下し、図3の回線対応部40aの受信パケット計数処
理手段46の計数結果に基づき、受信データ量管理手段
48により、図4に示す(ロ)異常データトラヒック時
の受信データ量管理表の基地局20aのLAPCNV/
Bの回線集中フラグは(ハ)通信回線増設後の受信デー
タ量管理表に示すように”0”に更新される。
【0091】本動作後でも、管理表の該当回線集中フラ
グが”1”の場合は図3に示す回線増設・解放指示送信
手段51が受信データ量管理手段48により再度起動さ
れ、基地局20aに対し、回線増設指示信号が再送信さ
れる。
グが”1”の場合は図3に示す回線増設・解放指示送信
手段51が受信データ量管理手段48により再度起動さ
れ、基地局20aに対し、回線増設指示信号が再送信さ
れる。
【0092】基地局20aでは図2に示すLAPCNV
/B23の回線増設・解放指示検出手段6はこの信号を
検出して、送受信制御手段4を再起動する。送受信制御
手段4はLAPCNV/B23の通信中のパケット通信
呼の残りの一部を、更に携帯端末番号単位でLAPCN
V/S24経由の増設回線側へ割り振り、送信する。本
動作はその回線集中フラグが”0”になるまで繰り返さ
れる。
/B23の回線増設・解放指示検出手段6はこの信号を
検出して、送受信制御手段4を再起動する。送受信制御
手段4はLAPCNV/B23の通信中のパケット通信
呼の残りの一部を、更に携帯端末番号単位でLAPCN
V/S24経由の増設回線側へ割り振り、送信する。本
動作はその回線集中フラグが”0”になるまで繰り返さ
れる。
【0093】以上の動作により、LAPCNV/B23
経由の常用通信回線の受信データ量は基準値以下とな
り、通常のパケット通信時のレベルとなる。
経由の常用通信回線の受信データ量は基準値以下とな
り、通常のパケット通信時のレベルとなる。
【0094】また、待機中の携帯端末11からの新たな
パケット通信発呼要求のパケットデータは、図2の送受
信制御手段4により、LAPCNV/S24経由の増設
通信回線に割り振られて送信されるため、図4の(ハ)
通信回線増設後の受信データ量管理表に示す基地局20
aのLAPCNV/Bの回線集中フラグは”1”に戻る
ことはない。
パケット通信発呼要求のパケットデータは、図2の送受
信制御手段4により、LAPCNV/S24経由の増設
通信回線に割り振られて送信されるため、図4の(ハ)
通信回線増設後の受信データ量管理表に示す基地局20
aのLAPCNV/Bの回線集中フラグは”1”に戻る
ことはない。
【0095】異常データトラヒックの状態が終わり、通
常の状態にもどり、図4の(ニ)通常データトラック復
帰後の受信データ量管理表に示すように、基地局20a
のLAPCNV/Sの受信データ量が”0byte/s”に更
新され、増設通信回線が空き状態になると、図3に示す
受信データ量管理手段48は回線増設・解放指示送信手
段51および、回線増設・解放処理手段49を起動す
る。
常の状態にもどり、図4の(ニ)通常データトラック復
帰後の受信データ量管理表に示すように、基地局20a
のLAPCNV/Sの受信データ量が”0byte/s”に更
新され、増設通信回線が空き状態になると、図3に示す
受信データ量管理手段48は回線増設・解放指示送信手
段51および、回線増設・解放処理手段49を起動す
る。
【0096】図3の回線増設・解放指示送信手段51が
起動されると、基地局20aに対して増設した予備通信
回線の使用停止指示信号が送信される。
起動されると、基地局20aに対して増設した予備通信
回線の使用停止指示信号が送信される。
【0097】続いて回線増設・解放処理手段49は基地
局20aからの受信確認信号である受信可信号RRを受
信した後、図1に示すTDSW50の基地局20aのL
APCNV/S24──予備回線インタフェース部80
のLAPCNV31間を切断し、予備回線インタフェー
ス部80のLAPCNV31を空きとし、他基地局のデ
ータ集中に備え、増設用通信回線の回線終端部として確
保する。
局20aからの受信確認信号である受信可信号RRを受
信した後、図1に示すTDSW50の基地局20aのL
APCNV/S24──予備回線インタフェース部80
のLAPCNV31間を切断し、予備回線インタフェー
ス部80のLAPCNV31を空きとし、他基地局のデ
ータ集中に備え、増設用通信回線の回線終端部として確
保する。
【0098】基地局20aでは図2に示すLAPCNV
/B23の回線増設・解放検出手段6が使用停止指示信
号を検出し、送受信制御手段4を起動する。送受信制御
手段4は起動されると、以後無線送受信部21の受信手
段2より受信するパケット信号を携帯端末番号対応に増
設通信回線LAPCNV/S24に割り振る動作を停止
する。
/B23の回線増設・解放検出手段6が使用停止指示信
号を検出し、送受信制御手段4を起動する。送受信制御
手段4は起動されると、以後無線送受信部21の受信手
段2より受信するパケット信号を携帯端末番号対応に増
設通信回線LAPCNV/S24に割り振る動作を停止
する。
【0099】このようにして、データトラヒックが通常
状態に戻った場合、常用回線を使用する元の状態に復帰
する。
状態に戻った場合、常用回線を使用する元の状態に復帰
する。
【0100】図5、および図6を用いて上述の一連の動
作に関する携帯端末11、基地局20a、交換局40の
処理フローと、携帯端末11−交換局40間の信号シー
ケンスを説明する。
作に関する携帯端末11、基地局20a、交換局40の
処理フローと、携帯端末11−交換局40間の信号シー
ケンスを説明する。
【0101】携帯端末11と交換局40間を流れる信号
は、パケットデータDT(Data)、受信可信号RR
(Receive Ready)、受信不可信号RNR
(Receive Not Ready)である。
は、パケットデータDT(Data)、受信可信号RR
(Receive Ready)、受信不可信号RNR
(Receive Not Ready)である。
【0102】基地局20a〜20mと常用回線インタフ
ェース部30および予備回線インタフェース部80間は
X.25均衡型リンクアクセスプロトコルLAPBが使
用されているため、同図に示すように信号を受信する度
毎にRRが返送される。
ェース部30および予備回線インタフェース部80間は
X.25均衡型リンクアクセスプロトコルLAPBが使
用されているため、同図に示すように信号を受信する度
毎にRRが返送される。
【0103】図5のS1〜S4に示すように、通常のデ
ータトラヒックの状態においては、携帯端末11はパケ
ットデータ送信(S1)処理により、DT信号を送信し
た後、交換局40からの受信可信号送信(S4)処理に
よるRR信号を受信し、継続してDT信号を送信してい
る。
ータトラヒックの状態においては、携帯端末11はパケ
ットデータ送信(S1)処理により、DT信号を送信し
た後、交換局40からの受信可信号送信(S4)処理に
よるRR信号を受信し、継続してDT信号を送信してい
る。
【0104】また、交換局40では、S5、S8に示す
ように周期的に受信パケットを計数処理を行っている。
ように周期的に受信パケットを計数処理を行っている。
【0105】異常なデータトラヒック状態が発生する
と、S6〜S10に示すように、通常時と同様な手順で
多量のパケットデータが交換局40に到着するため、受
信パケット計数(S5)処理の結果、常用通信回線の受
信データ量が500byte/sを超え( S8)、回線集中フ
ラグが”1”に更新される(S11)。
と、S6〜S10に示すように、通常時と同様な手順で
多量のパケットデータが交換局40に到着するため、受
信パケット計数(S5)処理の結果、常用通信回線の受
信データ量が500byte/sを超え( S8)、回線集中フ
ラグが”1”に更新される(S11)。
【0106】交換局40では予備の通信回線増設処理を
実行し、通信回線を増設する(S12)と同時に、回線
増設指示信号送信処理を行い(S14)、回線増設指示
信号を基地局20aへ送信する。
実行し、通信回線を増設する(S12)と同時に、回線
増設指示信号送信処理を行い(S14)、回線増設指示
信号を基地局20aへ送信する。
【0107】基地局20aでは、回線増設指示信号を受
信すると(S13)、常用通信回線の呼の一部を増設通
信回線側へ割り振り送信し、また新規の呼も同様、増設
通信回線側へ割り振り送信する(S16)。
信すると(S13)、常用通信回線の呼の一部を増設通
信回線側へ割り振り送信し、また新規の呼も同様、増設
通信回線側へ割り振り送信する(S16)。
【0108】交換局40では、常用通信回線および増設
通信回線ともパケットデータを受信し(S17)、周期
起動される受信パケット計数処理により(S18)、常
用通信回線の受信データ量が500byte/s以下となるか
否かがチェックされ(S19)、500byte/s以上の場
合は、再度回線増設指示信号が基地局20aに対して送
信される(S21)。
通信回線ともパケットデータを受信し(S17)、周期
起動される受信パケット計数処理により(S18)、常
用通信回線の受信データ量が500byte/s以下となるか
否かがチェックされ(S19)、500byte/s以上の場
合は、再度回線増設指示信号が基地局20aに対して送
信される(S21)。
【0109】基地局20aでは、回線増設指示信号を再
度受信すると(S20)、常用通信回線の呼の一部を更
に増設通信回線側に割り振り送信する(S22)。交換
局40では受信パケット計数処理により、常用通信回線
の受信データ量が500byte/s以下となるか否かが再度
チェックされ(S19)、本処理は500byte/s以下と
なるまで繰り返される。
度受信すると(S20)、常用通信回線の呼の一部を更
に増設通信回線側に割り振り送信する(S22)。交換
局40では受信パケット計数処理により、常用通信回線
の受信データ量が500byte/s以下となるか否かが再度
チェックされ(S19)、本処理は500byte/s以下と
なるまで繰り返される。
【0110】本処理の結果、受信データ量が500byte
/s以下になると、常用通信回線の回線集中フラグが”
0”に更新される(S24)。
/s以下になると、常用通信回線の回線集中フラグが”
0”に更新される(S24)。
【0111】この結果、異常データトラヒック状態で
も、従来のように発呼携帯端末からのパケットデータ送
信を抑制させることなく、通常状態と同様のパケットデ
ータ通信ができ、ユーザに品質の良いデータ通信の提供
が可能となる。
も、従来のように発呼携帯端末からのパケットデータ送
信を抑制させることなく、通常状態と同様のパケットデ
ータ通信ができ、ユーザに品質の良いデータ通信の提供
が可能となる。
【0112】このような異常データトラヒック状態の
後、通常のデータトラヒック状態に戻った場合、携帯端
末11は、同様な手順で交換局40より、受信可信号を
受信した後(S25)、パケットデータを送信するが
(S28)、交換局40は受信パケット計数処理により
(S27)、増設通信回線の受信データ量が0byte/sか
否をチェックし(S32)、0byte/sの場合、直ちに、
基地局20aへ増設通信回線の使用停止指示信号を送信
する(S34)。
後、通常のデータトラヒック状態に戻った場合、携帯端
末11は、同様な手順で交換局40より、受信可信号を
受信した後(S25)、パケットデータを送信するが
(S28)、交換局40は受信パケット計数処理により
(S27)、増設通信回線の受信データ量が0byte/sか
否をチェックし(S32)、0byte/sの場合、直ちに、
基地局20aへ増設通信回線の使用停止指示信号を送信
する(S34)。
【0113】基地局20aでは増設通信回線の使用停止
指示信号を受信すると(S33)、増設通信回線の使用
を停止し、受信可信号RRを交換局40へ返送する(S
35)。この結果、基地局20aは常用通信回線を使用
する通常の状態に復帰する。
指示信号を受信すると(S33)、増設通信回線の使用
を停止し、受信可信号RRを交換局40へ返送する(S
35)。この結果、基地局20aは常用通信回線を使用
する通常の状態に復帰する。
【0114】交換局40はRR信号を受信すると(S3
6)、増設回線解放処理を実行し(S37)、増設回線
を解放し、その通信回線を予備の通信回線として、他基
地局のデータ集中に備え確保する。
6)、増設回線解放処理を実行し(S37)、増設回線
を解放し、その通信回線を予備の通信回線として、他基
地局のデータ集中に備え確保する。
【0115】以上の説明により明らかなように、本発明
は、基地局毎の受信データ量に応じて基地局−交換局間
のパケット通信回線を増減し、基地局毎の異常データト
ラヒック発生時のデータスルプットの低下を防止すると
ともに、それを経済的な構成により、実現可能とするも
のである。
は、基地局毎の受信データ量に応じて基地局−交換局間
のパケット通信回線を増減し、基地局毎の異常データト
ラヒック発生時のデータスルプットの低下を防止すると
ともに、それを経済的な構成により、実現可能とするも
のである。
【0116】なお、本例はあくまでも発明の一実施例に
過ぎず、例えば基地局と交換局間の通信回線は有線回線
を使用している例であるが、無線回線で構成する等、ま
た、基地局内の予備の回線終端部LAPCNV/S24
は1回線装備している例であるが、無線ゾーン内の異常
データトラヒックの予想によっては、2回線以上を装備
しておくことも考慮される等々、限定されるものではな
い。
過ぎず、例えば基地局と交換局間の通信回線は有線回線
を使用している例であるが、無線回線で構成する等、ま
た、基地局内の予備の回線終端部LAPCNV/S24
は1回線装備している例であるが、無線ゾーン内の異常
データトラヒックの予想によっては、2回線以上を装備
しておくことも考慮される等々、限定されるものではな
い。
【0117】
【発明の効果】第1の発明によれば、基地局の構成する
無線ゾーン内で携帯端末が異常に集中し、データ送受信
を行った場合等、基地局−交換局間の常用の通信回線が
異常なデータトラヒック状態となった場合、予備の通信
回線の増設を経済的な構成で提供できる。
無線ゾーン内で携帯端末が異常に集中し、データ送受信
を行った場合等、基地局−交換局間の常用の通信回線が
異常なデータトラヒック状態となった場合、予備の通信
回線の増設を経済的な構成で提供できる。
【0118】第2の発明によれば、交換局は異常なデー
タトラヒック状態が発生し、常用通信回線のデータ通信
量が急激に増加した場合でも、直ちにその状態を検出で
き、予備の通信回線を増設して、事前に輻輳状態を回避
できる。
タトラヒック状態が発生し、常用通信回線のデータ通信
量が急激に増加した場合でも、直ちにその状態を検出で
き、予備の通信回線を増設して、事前に輻輳状態を回避
できる。
【0119】第3の発明によれば、交換局は異常なデー
タトラヒックの状態が解消し、増設した予備の通信回線
が不要になった場合に、直ちにその予備の通信回線を解
放し、他基地局のデータ集中時の使用に備えることがで
きる。
タトラヒックの状態が解消し、増設した予備の通信回線
が不要になった場合に、直ちにその予備の通信回線を解
放し、他基地局のデータ集中時の使用に備えることがで
きる。
【0120】第4の発明によれば、基地局は予備の通信
回線が増設された場合、交換局からの指示により、速や
かに常用回線のデータ通信量を低減できる。
回線が増設された場合、交換局からの指示により、速や
かに常用回線のデータ通信量を低減できる。
【0121】第5の発明によれば、基地局は予備の通信
回線が不要になった場合、交換局からの指示により、速
やかに使用を停止し、他基地局のために予備の通信回線
を提供できる。
回線が不要になった場合、交換局からの指示により、速
やかに使用を停止し、他基地局のために予備の通信回線
を提供できる。
【0122】以上個々の発明毎に説明した効果の内容を
総合すると、本発明によれば、無線ゾーン内でデータ送
受信を行う携帯端末が異常に集中し、データ送受信量が
増大した場合でも通信回線を増設して対応できるため、
携帯端末は、常にデータスループットの低下がないデー
タ通信が可能となり、ユーザに品質のよいデータサービ
スを提供できる。
総合すると、本発明によれば、無線ゾーン内でデータ送
受信を行う携帯端末が異常に集中し、データ送受信量が
増大した場合でも通信回線を増設して対応できるため、
携帯端末は、常にデータスループットの低下がないデー
タ通信が可能となり、ユーザに品質のよいデータサービ
スを提供できる。
【0123】また、増設通信回線を構成する場合、基地
局側の回線終端部と交換局側の回線終端部の構成比を
m:n(m>n)とし、交換局側の回線終端部を全基地
局共通に使用できる構成としたことから、その機器数を
減らすことができ、経済的な構成が可能となり、これは
基地局数が大きい場合程、その効果は大きいものであ
る。
局側の回線終端部と交換局側の回線終端部の構成比を
m:n(m>n)とし、交換局側の回線終端部を全基地
局共通に使用できる構成としたことから、その機器数を
減らすことができ、経済的な構成が可能となり、これは
基地局数が大きい場合程、その効果は大きいものであ
る。
【図1】本発明の移動体パケット通信システムの構成
図。
図。
【図2】図1の構成における基地局機能ブロック図。
【図3】図1の構成における交換局回線対応部機能ブロ
ック図。
ック図。
【図4】本発明の受信データ量管理表のデータトラヒッ
ク変動に伴う遷移図。
ク変動に伴う遷移図。
【図5】本発明の異常データトラヒック発生時の処理フ
ローと信号シーケンス図(その1)。
ローと信号シーケンス図(その1)。
【図6】本発明の異常データトラヒック発生時の処理フ
ローと信号シーケンス図(その2)。
ローと信号シーケンス図(その2)。
【図7】従来の移動体パケット通信システムの構成図。
【図8】携帯端末と交換局間の通信プロトコル使用形態
と階層図。
と階層図。
【図9】図7における交換局の回線対応部機能ブロック
図。
図。
【図10】従来システムにおける輻輳時の処理フローと
信号シーケンス図。
信号シーケンス図。
1 アンテナ共用器 2 受信手段 3 送信手段 4 送受信制御手段 5 LAPDM→LAPB変換部 6 回線増設・解放指示検出手段 7 LAPB→LAPDM変換部 10a〜10m 無線ゾーン 11 携帯端末 20a〜20m 基地局 21 無線送受信部RSR 22 制御部CNT 23 常用回線終端部LAPCNV/B 24 予備回線終端部LAPCNV/S 30 常用回線インタフェース部 30a 常用回線インタフェース部対向回線個別部 31 予備回線回線終端部LAPCNV 32 回線制御部LCNT 40 交換局 40a 回線対応部 41 回線制御部 42a〜42u 回線個別部 43 回線共通部 44 交換処理部 45 受信バッファ 46 パケット計数処理手段 47 パケット受信処理手段 48 受信データ量管理手段 49 回線増設・解放処理手段 50 時分割スイッチTDSW 51 回線増設・解放指示送信手段 52 受信データ管理表 53 パケット送信処理手段 54 送信バッファ 60 通信網 70 データサービスセンタ 80 予備回線インタフェース部 80a 予備回線インタフェース部対向回線個別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 Fターム(参考) 5K030 HA08 JA02 JL01 JL07 JT09 LB05 LE03 MA04 MB02 MB09 MD02 5K067 AA12 BB21 CC08 DD42 EE02 EE10 EE16 FF18 GG11 JJ11 JJ37 JJ73
Claims (5)
- 【請求項1】 通信網に接続された交換局と、この交換
局と通信回線を介して接続された複数の基地局と、この
基地局との間で無線回線を介して接続される複数のパケ
ット通信可能な移動端末より構成され、交換局と複数の
基地局間にはそれぞれの側に設けた回線終端部により終
端される常用の通信回線を備える移動体パケット通信シ
ステムにおいて、 全基地局に備える予備の回線終端部数mと交換局に備え
る予備の回線終端部数nがm>nとなるように構成し、
全基地局と交換局間にはそれぞれの前記予備の回線終端
部間を任意に接続できるスイッチを備えることを特徴と
する移動体パケット通信方式。 - 【請求項2】 前記交換局は前記基地局毎の通信回線の
受信データ量を計数する手段と、受信データ量を管理す
る手段と、受信データ量がしきい値を超えた場合、前記
交換局の予備の回線終端部と前記基地局の予備の回線終
端部間を接続して通信回線を増設する手段と、前記基地
局へ通信回線の増設を通知する手段を備えることを特徴
とする請求項1記載の移動体パケット通信方式。 - 【請求項3】 前記交換局は前記基地局毎の通信回線の
受信データ量を計数する手段と、受信データ量を管理す
る手段と、受信データ量がしきい値以下に低下した場
合、前記基地局へ前記予備の回線終端部間を接続する通
信回線の使用停止を通知する手段と、前記交換局の予備
の回線終端部と前記基地局の予備の回線終端部を接続す
る前記通信回線を解放する手段とを備えることを特徴と
する請求項1記載の移動体パケット通信方式。 - 【請求項4】 前記基地局は、前記交換局から前記通信
回線の増設を通知する信号を受信した場合、前記常用の
通信回線経由のパケット通信呼を増設された予備の通信
回線へ割り振って通信する手段を備える基地局であるこ
とを特徴とする請求項1記載の移動体パケット通信方
式。 - 【請求項5】 前記基地局は前記交換局から前記増設し
た通信回線の使用停止の信号を受信した場合に、前記増
設された予備の通信回線を構成する前記予備の回線終端
部の使用を停止する手段を備える基地局であることを特
徴とする請求項1記載の移動体パケット通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35057299A JP2001168912A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 移動体パケット通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35057299A JP2001168912A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 移動体パケット通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001168912A true JP2001168912A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18411409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35057299A Withdrawn JP2001168912A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 移動体パケット通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001168912A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014529232A (ja) * | 2011-08-22 | 2014-10-30 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | 異種無線ネットワークを管理するための方法、装置、および製品、ならびにコンピュータ・プログラム |
-
1999
- 1999-12-09 JP JP35057299A patent/JP2001168912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014529232A (ja) * | 2011-08-22 | 2014-10-30 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | 異種無線ネットワークを管理するための方法、装置、および製品、ならびにコンピュータ・プログラム |
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---|---|---|---|
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