JP3227103B2 - 移動通信用トラヒック制御システム - Google Patents

移動通信用トラヒック制御システム

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JP3227103B2
JP3227103B2 JP8132897A JP8132897A JP3227103B2 JP 3227103 B2 JP3227103 B2 JP 3227103B2 JP 8132897 A JP8132897 A JP 8132897A JP 8132897 A JP8132897 A JP 8132897A JP 3227103 B2 JP3227103 B2 JP 3227103B2
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建 小野塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻輳が生じた場合
に完了呼数の最大化を図り、通信網の状態を速やかに平
常状態に戻すのに好適な移動通信用トラヒック制御シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信網は、移動機と通信を行う無線
基地局、複数の無線基地局との間で通信を行う移動通信
交換局、および各移動機の位置情報を管理するホームメ
モリ等のノードから構成される。そして、各ノードが連
携して動作することによって移動通信が行われる。
【0003】一般に、事故や災害が発生したり、あるい
は大きなイベントやチケットの発売といったことがある
と、特定の地域において呼の発生が異常に増大する。移
動通信においては、相手方の位置を特定する必要がある
ため、移動通信呼が発生する度に、移動通信交換機が、
相手方の端末番号に基づいてホームメモリを参照する。
このため、呼が異常に発生すると、ホームメモリにトラ
ヒックが集中する。この場合、ホームメモリの処理能力
には一定の限界があるので、そこで輻輳が生じ易くな
る。このような場合には、移動通信網全体に混乱が及ば
ないように移動通信呼を規制する。また、呼の発生数が
通常の状態に戻った時点で規制を解除することが行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一旦、輻輳
状態に陥って呼の規制が開始されると、通信中の呼にも
規制が及び、通信途中で通信不能になってしまうことも
ある。この場合、使用者は、再度かけ直すのが通常であ
る。このため、通信網ではかけ直しに伴う発信呼や着信
呼を処理する必要が生じる。また、新たに呼が発生して
もつながらないから、かけ直している。このため、要求
される呼処理数が一向に減少せず、輻輳状態から復帰す
るのに長時間を要するといった問題があった。
【0005】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、ホームメモリについての輻輳に起因する呼損
を低減し、移動通信呼における完了呼数の最大化を図る
移動通信システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載に発明にあっては、無線基地局に向けて
呼を発生する複数の移動機と、複数の前記無線基地局毎
に支配される前記各移動機からの呼を各無線基地局を介
して受信し、ルーチン制御を行って通信経路を特定する
複数の通信交換機と、前記移動機の位置を示す位置情
報およびその通信状況を示す通信情報を記憶する複数の
ホームメモリと、前記各通信交換機および前記各ホーム
メモリに接続されるトラヒック制御装置とを具備し、
記通信交換機は、前記無線基地局を介して前記移動機か
ら受信した呼を処理する呼処理手段と、前記無線基地局
から前記ホームメモリへのアクセス数を計測してアクセ
ス数情報を生成するアクセス数計測手段と、を有し、
記トラヒック制御装置は、前記各通信交換機の前記アク
セス数情報に基づいて前記各ホームメモリへの総アクセ
ス数を算出する演算手段と、前記各ホームメモリの呼処
理能力に関するトラヒック情報を予め記憶する記憶手段
と、前記総アクセス数と前記トラヒック情報とを比較
し、この比較結果に基づいて前記各通信交換機に対し、
前記移動機の位置登録を規制させるための規制処理を行
う規制処理手段と、を有すことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明にあっては、
前記ホームメモリは、自ノードの処理状態を検知する検
知手段と、この検知結果を前記トラヒック制御装置に転
送する転送手段とを備え、前記記憶手段は、前記ホーム
メモリの処理状態に対応づけて前記トラヒック情報を記
憶し、前記規制処理手段は、前記転送手段からの前記検
知結果に基づいて、前記ホームメモリの処理状態に応じ
た前記トラヒック情報を前記記憶手段から読み出し、読
み出された前記トラヒック情報と前記総アクセス数とを
比較し、この比較結果に基づいて前記各通信交換機に対
して規制処理を行うことを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明にあっては、
前記トラヒック情報は、輻輳に至る可能性が高いことを
示す輻輳兆候検出情報を有しており、前記規制処理手段
は、前記記憶手段から前記輻輳兆候検出情報を読み出し
て、読み出した前記輻輳兆候検出情報と、前記総アクセ
ス数とを比較し、この比較結果に基づいて規制準備を行
うことを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載の発明にあっては、
前記総アクセス数と前記トラヒック情報とを比較し、こ
の比較結果に基づいて、完了呼数を最大にできるように
呼処理に優先順位をつけた規制指示を前記各通信交換機
に対して行うことを特徴とする。
【0010】また、請求項5に記載の発明にあっては、
前記規制処理手段は、通信中の呼を新たに通信を開始す
る呼に優先するよう呼処理の優先順位を設定することを
特徴とする。また、請求項6に記載の発明にあっては、
前記規制処理手段は呼の種別に応じて呼処理の優先順位
を設定することを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載の発明にあっては、
前記トラヒック情報は、規制率と前記総アクセス数との
関係を呼種別に示すものであり、前記規制処理手段は、
前記総アクセス数に基づいて、前記記憶手段を参照して
呼種別の前記規制率を取得し、前記規制率に基づいて規
制量を呼種別に算出し、この規制量に基づいて前記各通
信交換機に対して規制指示を呼種別に行うことを特徴と
する。
【0012】また、請求項8に記載の発明にあっては、
前記アクセス数計測手段は呼種別にアクセス数を計測し
て、呼種別の前記アクセス数情報を生成し、前記規制処
理手段は、前記各通信交換機からの呼種別の前記アクセ
ス数情報に基づいて、前記規制量を前記各通信交換機に
呼種別に配分することを特徴とする。
【0013】また、請求項9に記載の発明にあっては、
前記トラヒック制御装置は、前記各ホームメモリにアク
セスして、制御エリアに在圏する前記移動機の数を前記
各通信交換機毎に検出する在圏数検出手段を備え、前記
規制処理手段は、前記各通信交換機への規制指示を、前
記在圏数検出手段で検出された前記各通信交換機毎の在
圏数に基づいて前記各通信交換機に配分する規制量を補
正した後に行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
A.実施形態の構成 以下、本発明の一実施形態に係わる移動通信システム
(移動通信用トラヒック制御システム)を図面を参照し
て説明する。
【0015】1.システム全体の構成 図1は本発明の一実施形態に係わる移動通信システムの
ブロック図である。図において、MSは移動機であっ
て、いわゆる携帯電話機や自動車電話機で構成される。
また、BSは無線基地局であって、所定のエリア内にあ
る複数の移動機MSと通信を行う。また、MSC1,…
MSCi,MSCj,…MSCnは移動通信交換機であ
って、無線基地局BSを介して移動機MSと通信する。
移動通信交換機MSCは、移動機MSからの呼を受信す
ると、ルーチン制御を行い通信経路を特定するようにな
っている。
【0016】またMSC−Tは中継用移動通信交換機で
あって、複数の移動通信交換機MSCと通信回線で接続
されている。また、中継用移動通信交換機MSC−T
は、各無線基地局BSから移動通信交換機MSCを介し
て集められてきた通信回線をまとめて他の中継用移動通
信交換機MSC−Tに接続する。さらに、中継用移動通
信交換機MSC−Tには、固定網や他社網からの通信回
線が接続されており(図示せず)、これらの間で通信が
行えるようになっている。
【0017】ところで、移動通信においては、移動機M
Sが各無線基地局BS間を移動するが、移動機MSへの
着信時に当該移動機MSの位置が不明であると着信する
ことができない。このため、移動機MSが各エリアを移
動するたびに、網へ位置を登録する必要がある。これを
位置登録と呼ぶ。この位置登録信号は無線基地局BS、
移動通信交換機MSCを介してホームメモリHMに格納
される。この場合、ホームメモリHMは各移動機MSの
電話番号と対応づけて位置登録を行う。なお、図1に
は、図示の都合上一つのホームメモリHMを示したが、
本実施形態に係わる通信網には複数のホームメモリHM
が設けられている。
【0018】次に、TCEはトラヒック制御装置であっ
て、情報転送装置TEを介して各中継用移動通信交換機
MSC−Tや各移動通信交換機MSCに接続されてお
り、また、ホームメモリHMとも接続されている。そし
て、制御線を介して、各ノードのトラヒックを検出でき
るようになっている。これにより、トラヒック制御装置
TCEは動的に変動する通信網のトラヒックを総合的に
把握することができる。そして、トラヒック制御装置T
CEは、検出した各ノードのトラヒックに基づいて、通
信網の混乱防止に寄与するノードを特定し、当該ノード
に対して規制指示を行う。
【0019】2.各ノードの詳細な構成 次に、各ノードの詳細な構成を図面を参照しつつ説明す
る。図2は、本実施形態の移動通信システム(移動通信
用トラヒック制御システム)に係わる主要部の構成を示
すブロック図である。 2−1:移動通信交換機および中継用移動通信交換機 まず、図2に示すように移動通信交換機MSCと中継用
移動通信交換機MSC−Tの内部には、カウンタ2が設
けられている。図3にカウンタの内容を示す。このカウ
ンタ2には、当該ノードに対応するホームメモリHMを
識別するためのホームメモリ番号HMNOの他、ホーム
メモリHMへの単位時間当たりのアクセス回数22が呼
の種別を指示する呼種別番号21と対応づけられて格納
されている。すなわち、カウンタ2は呼の種別毎に各ホ
ームメモリHMにアクセスする回数を計数する。
【0020】ここで、呼の種別としては、例えば、発
信、着信、位置登録、およびチャンネル切替等がある。
位置登録は、移動機MSの電源をオフ状態からオン状態
に切り替えた時および移動通信交換機の制御エリアを跨
る際に、当該移動機MSの在圏するエリアを網が認識す
るために行われる。また、チャンネル切替は、通信中の
移動機MSがエリアを跨って移動した場合に、当該移動
機MSが使用するチャンネルを切り替える際に行われ
る。なお、上述したように中継用移動通信交換機MSC
−Tは、固定網等の他の通信網からの通信を中継するの
で、例えば、固定網からの発信があると、着信側の移動
機番号に基づいてホームメモリHMを参照する。この場
合、中継用移動通信交換機MSC−Tの内部に設けられ
たカウンタ2は、発信に対応する呼種別番号21のアク
セス回数22をインクリメントする。
【0021】このカウンタ2を参照すれば、刻々と変動
するトラヒックを各移動通信交換機MSCおよび各中継
用移動通信交換機MSC−T毎に常時検出することがで
きる。
【0022】2−2:ホームメモリ 次に、図2に示すようにホームメモリHMの内部には、
処理量カウンタ41が設けられている。図4に処理量カ
ウンタの内容を示す。この処理量カウンタ41には、当
該ホームメモリHMを識別するためのホームメモリ番号
HMNOの他、現在の処理状態を示すホームメモリ状態
番号HMST、単位時間当たりの処理量413(トラン
ザクション/時間長)が格納されるようになっている。
【0023】ところで、ホームメモリHMは、汎用コン
ピュータで構成されており、呼の処理といった本来の処
理の他に、保守管理上必要となるファイル転送やバック
アップ等の処理を行う。この場合には、処理の種別に応
じて呼の処理能力が低下する。例えば、通常時にm回/
秒のアクセスを処理することが可能であっても、バック
アップ時には呼の処理以外に処理能力を振り分けるた
め、m−100回/秒のアクセスまでしか処理できない
といった具合である。ホームメモリ状態番号HMST
は、上述したように現在の処理状態を示しており、例え
ば、「0」が呼の処理のみを行う平常処理に、「1」が
呼の処理とファイル転送処理を同時に行う業務1に、ま
た、「2」が呼の処理とバックアップを同時に行う業務
2を示す。したがって、ホームメモリ状態番号HMST
を参照すれば、現時点における当該ホームメモリHMの
限界処理量を検知することができる。
【0024】ホームメモリHMは、自ノードの処理量や
処理状態を処理量カウンタ41に書き込む。この処理量
は一定時間毎に、または処理状態は変化がある毎にトラ
ヒック制御装置TCEへ転送されるようになっている。
【0025】2−3:トラヒック制御装置 次に、図2に示すようにトラヒック制御装置TCEは、
インターフェースを備えており、これによりホームメモ
リHM、移動通信交換機MSCおよび中継用移動通信交
換機MSC−Tと制御情報の通信が行われる。また、ト
ラヒック制御装置TCEは、表示装置52を備えてお
り、そこには、各ノードのトラヒックや輻輳が生じた際
の規制状況を表示できるようになっている。また、トラ
ヒック制御装置TCEは、輻輳判定テーブル51、ホー
ムメモリアクセス回数テーブル53、ホームメモリ状態
テーブル55、ホームメモリ総アクセス回数テーブル5
6、規制シナリオテーブル57、交換機別アクセステー
ブル58、規制量配分テーブル59、在圏数テーブル6
0が設けられており、CPUの制御の下、データの読出
書込が行われる。以下、各テーブルについて詳細に説明
する。
【0026】<輻輳判定テーブル>図5に輻輳判定テー
ブルの一例を示す。輻輳判定テーブル51の記憶領域5
12にはホームメモリ状態番号HMSTが、記憶領域5
11のホームメモリ番号HMNOと対応づけられて記憶
される。また、記憶領域513〜515には、各ホーム
メモリ状態番号HMST1,2…と対応づけられて、輻
輳表示閾値D1,2…、輻輳兆候検出レベルCNGL
1,2…、処理総量P1max,P2max…が各々記憶され
る。
【0027】ここで、処理総量Pmaxは、その状態にお
いて処理可能な呼の処理量を示すものであって、各ホー
ムメモリHMの処理能力(トラヒック特性)に基づいて
予め設定される。また、処理総量Pmaxは、当該ホーム
メモリHMの処理状態によってその値が異なる。例え
ば、ホームメモリ状態番号HMST1の場合は、呼処理
のみを行うモードであるため、ホームメモリHMの処理
能力を全て呼処理に振り分けることができる。これに対
して、ホームメモリ状態番号HMST2の場合は、呼処
理と同時にファイル転送を行うモードであるため、処理
能力の一部がファイル転送に振り分けられてしまい処理
総量Pmaxが低下する。このため、処理総量Pmaxは、ホ
ームメモリ番号HMとホームメモリ状態番号HMSTに
対応づけれて設定されている。
【0028】また、輻輳兆候検出レベルCNGLは、当
該ホームメモリの輻輳を事前に予測するため、輻輳が生
じる兆候があるか否かをトラヒック制御装置TCEが判
断する際に基準とする値である。このため、輻輳兆候検
出レベルCNGLは、そのレベルを越えると輻輳に至る
蓋然性が高いと判断できるように当該ホームメモリHM
の処理総量Pmaxより若干低い所に設定される。なお、
輻輳兆候検出レベルCNGLを越えると、トラヒック制
御装置TCEは呼の規制処理を行う準備を開始するよう
になっている。また、輻輳表示閾値Dは、輻輳兆候検出
レベルCNGLよりも低い値に設定される。そして、当
該ホームメモリHMの処理量が輻輳表示閾値Dを越える
と、表示装置52に当該ホームメモリの処理状況が表示
されるようになっている。これにより、システム管理者
は監視が必要となるホームメモリの状態を前もって把握
することができる。なお、処理総量Pmaxが変われば、
これに応じて輻輳兆候検出レベルCNGLと輻輳表示閾
値Dを設定する必要があるので、これらの値は、処理総
量Pmaxと同様に、ホームメモリ番号HMとホームメモ
リ状態番号HMSTに対応づけれて設定されている。
【0029】<ホームメモリアクセス回数テーブル>次
に、ホームメモリアクセス回数テーブル53の内容を図
6に示す。ホームメモリアクセス回数テーブル53の記
憶領域531には、ホームメモリ番号HMNO1,2
…,i,…が格納され、各ホームメモリ番号HMNOに
対応づけて記憶領域532と記憶領域533に呼種別番
号とアクセス回数が格納される。すなわち、呼の種別毎
にアクセス回数が格納される。例えば、ホームメモリ番
号HMNO1において、発信を指示する呼種別番号21
iには、アクセス回数Pが対応する。したがって、ホー
ムメモリ番号HMNO1に対応するホームメモリHMに
は、単位時間当たりP回の発信に関するアクセスが行わ
れることになる。また、各アクセス回数P,Q,R…を
示すデータには、各ノード毎のアクセス回数を示すデー
タも含まれている。例えば、各ノードの番号を1,2
…,n,…とすると、アクセス回数Pは、これのノード
番号に各々対応したアクセス回数P1,2…,n,…か
ら構成される。
【0030】ホームメモリアクセス回数テーブル53
は、各ノード(移動通信交換機MSCおよび中継用移動
通信交換機MSC−T)から転送されるカウンタ2のデ
ータ、すなわち、ホームメモリ番号HMNO、呼種別番
号21、およびアクセス回数に基づいて生成される。こ
の生成処理において、図6に示すアクセス回数P,Q,
R…は、各ホームメモリ番号HMNOに対応して、呼種
別番号毎のアクセス回数を合計することによって算出さ
れる。なお、この演算処理はトラヒック制御装置TCE
のCPUによって行われる。
【0031】このようにして生成されたホームメモリア
クセス回数テーブル53を参照すれば、各ホームメモリ
HMの処理量を呼の種別毎に検知することができる。
【0032】<ホームメモリ状態テーブル>次に、ホー
ムメモリ状態テーブル55の一例を図7に示す。各ホー
ムメモリHMの処理量カウンタ41の内容が、トラヒッ
ク制御装置TCEに転送されると、ホームメモリ番号H
MNOとホームメモリ状態番号HMSTに基づいて、ホ
ームメモリ状態テーブル55が生成される。この際、ホ
ームメモリ状態テーブル55の記憶領域551には、ホ
ームメモリ番号HMNO1,2…,i,…が格納され、
各ホームメモリ番号HMNOに対応づけて記憶領域55
2にホームメモリ状態番号HMSTが格納される。した
がって、ホームメモリ状態テーブル55を参照すれば、
各ホームメモリHMの状態を検知できる。
【0033】<ホームメモリ総アクセス回数テーブル>
次に、ホームメモリ総アクセス回数テーブル56の一例
を図8に示す。ホームメモリ総アクセス回数テーブル5
6は、上述したホームメモリアクセス回数テーブル53
に基づいて生成される。具体的には、図6に示すホーム
メモリアクセス回数テーブル53の各アクセス回数P,
Q,R…の合計を算出することによって、各ホームメモ
リHMに対応した総アクセス回数Xを求める。この例に
あっては、総アクセス回数X1,2…,i,…が、記憶
領域561に記憶されるホームメモリ番号HMNO1,
2…,i,…に対応づけられて記憶領域562に格納さ
れる。ホームメモリ総アクセス回数テーブル56を参照
すれば、各ホームメモリHMの総アクセス回数を検知で
きる。
【0034】<規制シナリオテーブル>次に、規制シナ
リオテーブル57の一例を図9に示す。規制シナリオテ
ーブル57は、輻輳レベルと規制率の関係を呼種別に規
定するものあり、各ホームメモリ番号HMとホームメモ
リ状態番号HMSTに対応する複数のテーブルからな
る。呼の種別としては、発信、着信、位置登録およびチ
ャネル切替などがある。輻輳レベルは、輻輳兆候検出レ
ベルCNGL(トラザクション/時間長)、処理総量P
max(トラザクション/時間長)、オーバーロードレベ
ルOVL1〜n(アクセス回数または信号数/時間長)
からなる。
【0035】ここで、ホームメモリ処理可能総量Pmax
と、輻輳兆候検出レベルCNGLおよびオーバーロード
レベルOVL1〜nの関係を図10に示す。処理総量P
maxは、当該ホームメモリHMでの処理可能な最大の呼
処理量である。このため、この値を越えて呼の処理を実
行しようとすると何らかの障害が発生して、呼処理量が
逆に低下してしまう。輻輳兆候検出レベルCNGLは、
呼処理量が増大してホームメモリHMが輻輳状態に陥る
前に、輻輳状態の兆候を検出できるように設定される。
このため、処理総量Pmaxよりも若干低い値に設定され
る。一方、オーバーロードレベルOVL1〜nは、輻輳
状態の程度を表しており、処理総量Pmaxより高い値に
設定される。
【0036】ところで、移動体通信においては、上述し
たように移動機MSが通信中にエリアを跨って移動する
と、チャンネル切替が行われる。この場合、移動機MS
のチャンネル切替に関する情報はホームメモリHMに格
納する必要がある。これが行われないと、チャンネルを
特定することができなくなり、呼が途中で中止し、呼損
が生じる。携帯電話機の使用者にしてみれば、通話中で
あったのが、突然、ビジートーンに切り替わってしまう
ことになる。この場合、通話を再開すべく、使用者は再
度かけ直すのが通常である。すると、発信と着信の際
に、ホームメモリHMを参照するため、ホームメモリH
Mに処理負担が生じる。また、通信途中で切断するのは
お客様サービスの面からも好ましくないので、極力救済
する必要がある。
【0037】また、移動機MSの電源をオフ状態からオ
ン状態にした場合、あるいは移動機MSがあるエリアか
ら他のエリアに移動した場合には、ホームメモリHMに
対して位置登録を行う必要がある。この場合、位置登録
を行わないと、当該移動機MSが元のエリアに在圏して
いるものとみなして呼処理が行われるが、当該移動機M
Sは別のエリアに移動してしまっているので、無駄な処
理を行うことになる。
【0038】そこで、上述した規制シナリオテーブル5
7は、以上の点を考慮して、完了呼数増の観点から規制
率を規定している。具体的にはオーバーロードレベルO
VL2において、発信と着信は、各々e%とf%の規制
を受けるが、位置登録は規制されない。すなわち、位置
登録は発信または着信に優先して呼処理が行われる。ま
た、オーバーロードレベルOVL3において、位置登録
はj%の規制を受けるが、チャネル切替は規制されな
い。すなわち、チャネル切替は更に優先して呼処理が行
われる。
【0039】ここで、完了呼数増の観点から呼処理の優
先順位をまとめると、以下のようになる。 優先順位1 既に通信をしている呼は、呼の完了に最も近い状態であ
るため、呼の継続優先順位1とし、規制順位3とする。
例えば、チャネル切替の呼処理が該当する。 優先順位2 例えば、固定網や他社網からの発信の場合には、ネット
ワークの一部を既に使用しているため、途中で呼の中止
を行うとネットワーク全体として見た場合に無駄が生じ
る。また、位置登録は、この処理を行ったからといっ
て、直ちに発信が行われ他の呼処理が生じるわけではな
く、一方、位置登録を行わないと上述したように無駄な
処理が生じる。このため、ネットワークを既に使用して
いる呼や位置登録は、呼の継続優先順位2とし規制順位
2とする。 優先順位3 新たにネットワークを使用する呼は、規制順位1とす
る。例えば、当該通信網内の発信,着信が該当する。
【0040】これにより、既に通信を行っている呼につ
いては、通信の完了を図ることができ、完了呼数の増大
を図ることができる。また、発信、着信においては、規
制率に従った規制を受けることになるが、ある確率で発
着信の呼処理が行われる。この場合、位置登録は発着信
に優先して行われるので、発着信の呼処理が無駄になる
ことが少ない。そして、通信が開始されると、当該呼に
ついては最も優先して呼処理が行われる。したがって、
この規制シナリオテーブル57によれば、移動通信網の
資源を効率よく使用して、完了呼数の最大化を図ること
ができる。この結果、無効呼を確実に減少させて、輻輳
状態から平常状態に速やかに戻すことができる。
【0041】<交換機別アクセス数テーブル>次に、交
換機別アクセス数テーブル58は、各交換機からのアク
セス回数を呼種別に示すものである。交換機別アクセス
数テーブル58の一例を図11に示す。交換機別アクセ
ス数テーブル58の記憶領域581にはホームメモリ番
号HMNOが、その記憶領域582にはホームメモリ番
号HMNOと対応づけた交換機番号MSCNOが記憶さ
れる。交換機番号MSCNOは、各移動通信交換機MS
Cおよび中継用移動通信交換機MSC−Tを識別するた
めの番号である。また、記憶領域583には、交換機番
号MSCNO毎に呼種別番号21が記憶され、さらに呼
種別番号21と関連づけてアクセス回数P,Q,R…が
記憶領域584に記憶される。なお、上記アクセス回数
は、各交換機のカウンタ2の内容をトラヒック制御装置
TCEがアクセスすることによって取得される。したが
って、交換機別アクセス数テーブル58を参照すれば、
各交換機毎に呼種別のアクセス回数を知ることができ
る。
【0042】<在圏数テーブル>次に、在圏数テーブル
60は、各移動通信交換機MSCおよび各中継用移動通
信交換機MSC−Tの制御エリアに在圏する移動機MS
の数を示すものである。在圏数テーブルの一例を図12
に示す。各交換機毎の在圏数は各ホームメモリHMの加
入者情報をトラヒック制御装置TCEが定期的に参照す
ることによって検出している。在圏数テーブル60の記
憶領域601には、ホームメモリ番号HMNOが、その
記憶領域602には交換機番号が、また、その記憶領域
603には在圏数Zが各々記憶される。
【0043】したがって、在圏数テーブル60を参照す
れば、各交換機の制御エリアに在圏する移動機MSの数
を知ることができる。ところで、各移動機MSは一定の
確率で通信を行うのが通常である。このため、在圏数の
多い交換機において、現在、通信が行われている移動機
MSの数が比較的少なくても、当該交換機は将来多くの
呼を処理する可能性が高い。そこで、本実施形態におい
ては、在圏数テーブル60を参照することによって、将
来生ずる呼の発生状況を予測し、これを規制量の配分に
加味するようにしている。
【0044】<規制量配分テーブル>次に、規制量配分
テーブル59は、各交換機の規制量を呼種別に示すテー
ブルである。規制量配分テーブル59の一例を図13に
示す。本実施形態にあっては、各ホームメモリHM毎に
総アクセス回数を求め、この総アクセス回数に基づいて
規制シナリオテーブル57を参照して呼種別の規制率を
算出する。そして、CPUが規制率から規制量を算出
し、この規制量を交換機別アクセス数テーブル58を参
照して各交換機に配分する。この際、各交換機の在圏数
を在圏数テーブル60を参照することによって検知し、
規制量の配分に補正を施す。このようにして、CPUは
各交換機毎に呼種別の規制量を算出し、これを規制量配
分テーブル59に書き込んでいる。
【0045】規制量配分テーブル59の記憶領域591
にはホームメモリ番号HMNOが、また、その記憶領域
592には交換機番号MSCNOがホームメモリ番号H
MNOと対応づけられて記憶される。また、記憶領域5
93には呼種別番号21が記憶され、記憶領域594に
は呼種別の規制量Yが記憶される。CPUはこの規制量
配分テーブル59に基づいて、各移動通信交換機MSC
および中継用移動通信交換機MSC−Tに対して呼種別
の規制指示を行う。
【0046】B.実施形態の動作 次に、図面を参照しつつ、本実施形態に係わる移動通信
システムの動作について説明する。
【0047】1.各種テーブルの生成処理 まず、各種テーブルの生成処理について、図14に示す
フローチャートを参照しつつ説明する。図において、各
移動通信交換機MSCおよび各中継用移動通信交換機M
SC−Tのカウンタ2の内容(ホームメモリ番号HMN
O、呼種別番号、アクセス回数)が、情報転送装置TE
を介してトラヒック制御装置TCEに転送されると(ス
テップS1)、トラヒック制御装置TCEは、これに基
づいて、ホームメモリアクセス回数テーブル53と交換
機別アクセス数テーブル58を生成する(ステップS
2)。
【0048】次に、トラヒック制御装置TCEはホーム
メモリアクセス回数テーブル53に基づいて、ホームメ
モリ総アクセス回数テーブル56を生成する(ステップ
S3)。次に、各ホームメモリHMは処理状態に変化が
あると、これをトラヒック制御装置TCEに報告し(ス
テップS4)、トラヒック制御装置TCEは、報告され
た処置状態に基づいて、ホームメモリ状態テーブル55
の内容を更新する(ステップS5)。
【0049】また、トラヒック制御装置TCEは所定周
期毎に各ホームメモリHMの加入者情報を参照して、各
移動通信交換機MSCおよび中継用移動通信交換機MS
C−Tに在圏する移動機MSの数を算出し、算出結果に
基づいて在圏数テーブル60を生成する(ステップS
6)。なお、他のテーブルは、規制量配分テーブル59
を除いて予め用意されている。
【0050】2.規制処理 次に、上述した各種テーブルに基づいて行われる規制処
理について、図15に示すフローチャートを参照しつつ
説明する。まず、トラヒック制御装置TCEのCPU
は、ホームメモリ番号HMNO1のホームメモリHMに
着目する(ステップS10)。次に、CPUは、ホーム
メモリ総アクセス回数テーブル56を参照して、その時
点における当該ホームメモリHMへの総アクセス回数を
検知する(ステップS11)。そして、CPUがホーム
メモリ状態テーブル55を参照して、当該ホームメモリ
HMのホームメモリ状態番号HMSTを検知すると(ス
テップS12)、このホームメモリ状態番号HMSTに
基づいて、輻輳判定テーブル51を参照し、処理状態に
応じた処理総量、輻輳兆候検出レベルおよび輻輳表示閾
値を取得する(ステップS13)。
【0051】次に、トラヒック制御装置TCEは、ステ
ップS11で検知した総アクセス回数とステップS13
で取得した輻輳表示閾値、輻輳兆候検出レベルおよび処
理総量と比較する(ステップS14)。総アクセス回数
Xが輻輳表示閾値Dを下回る場合は、後述するステップ
S20に進む。また、総アクセス回数Xが輻輳表示閾値
D以上であって輻輳兆候検出レベルCNGL未満である
場合には、ステップS15に進んで、当該ホームメモリ
HMの呼処理状態をホームメモリアクセス回数テーブル
53に基づいて検知し、これを表示装置52に表示す
る。また、総アクセス回数Xが輻輳兆候検出レベルCN
GL以上かつ処理総量Pmax以下の場合には、規制準備
を行う(ステップS16)。また、総アクセス回数Xが
処理総量Pmax以上の場合には、ステップS17に進ん
で当該ホームメモリHMのホームメモリ番号HMNOお
よびそのホームメモリ状態番号HMSTに基づいて規制
シナリオテーブル57の中から該当するテーブルを特定
する。
【0052】この後、CPUは、総アクセス回数とステ
ップS17で特定したテーブルの各輻輳レベルを比較
し、呼種別の規制率を取得する(ステップS18)。例
えば、規制シナリオテーブルが図9に示すものであっ
て、総アクセス回数Xが、OVL2<X≦OVL3の関
係にあるならば、呼種別の規制率は発信がh%、着信が
i%、位置登録がj%となる。なお、チャネル切替につ
いては完了呼数の増大を図るため、この例では規制の対
象から除かれている。
【0053】次に、CPUは、上記規制率に基づいて、
各移動通信交換機MSCおよび各中継用移動通信交換機
MSC−Tに対する規制量の配分を呼種別に行う(ステ
ップS19)。この場合、CPUは、まず、規制率に基
づいて単位時間当たり許容するアクセス数を呼種別に算
出する。次に、CPUは交換機別アクセス数テーブル5
8を参照して、現時点での各交換機から当該ホームメモ
リHMへのアクセス数を呼種別に取得し、これに比例し
た許容アクセス数を各交換機に割り振る。
【0054】この後、CPUは、規制の対象となる各交
換機の制御エリアに在圏する移動機MSの数を在圏数テ
ーブル60を参照して取得し、ステップS20で割り振
った規制量に補正を施す。具体的には在圏数の多少に応
じて接続を許容するアクセス数を案配する。
【0055】次に、CPUは、全てのホームメモリHM
について規制処理を実行したか否かを判定し(ステップ
S20)、規制処理を行っていないホームメモリHMが
有る場合には、そのホームメモリHMに着目し(ステッ
プS21)、ステップS2からステップS21の処理を
繰り返す。そして、全てのホームメモリHMついて規制
処理が終了すると、ステップS1に戻る。
【0056】このように本実施形態によれば、輻輳が生
じ易いホームメモリHMに着目し、各ホームメモリHM
の処理能力に関するトラヒック情報(規制シナリオテー
ブル57の内容)と総アクセス回数Xを比較し、各移動
通信交換機MSCおよび中継用移動通信交換機MSC−
Tに対して規制指示を行うようにしたので、ホームメモ
リHMの輻輳を回避することができる。
【0057】また、完了呼数の最大化を図るように規制
シナリオテーブル57を予め作成し、これに基づいて規
制指示を行ったので、規制を行いつつ、無効呼を確実に
低減することができ、移動通信網を速やかに輻輳状態か
ら平常状態に復帰させることができる。
【0058】また、ホームメモリHMの処理状態をホー
ムメモリ状態番号HMSTとして表し、これに基づい
て、規制シナリオを切り替えるようにしたので、より柔
軟な規制処理を行うことができる。
【0059】また、在圏数テーブル60を参照して得た
各交換機に在圏する移動機MSの数に基づいて規制量の
配分を補正したので、将来の呼の発生を予測した規制制
御を行うことができる。
【0060】なお、上述した実施形態において、トラヒ
ック制御装置TCEは、規制指示を行った後、ホームメ
モリHMの輻輳状態および移動通信交換機MSC、中継
用移動通信交換機MSC−TからホームメモリHMへの
アクセス回数を監視し、その監視結果に基づいて、規制
量を再度算出し、該当する移動通信交換機MSCおよび
中継用移動通信交換機MSC−Tに規制指示を行うよう
にしてもよい。
【0061】
【発明の効果】上述しように、本発明に係わる発明特定
事項によれば、ホームメモリへのアクセス数に基づいて
規制指示を行うので、ホームメモリについての輻輳に起
因する呼損を低減することができる。さらに、完了呼数
の最大化を図るように呼の種別に優先順位をつけて規制
を行うので、通信重要を確実に低減して、速やかに通常
状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる移動通信システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係わる移動通信システムの主要
部の構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態に係わるカウンタの内容を示す図
である。
【図4】 同実施形態に係わる処理量カウンタの内容を
示す図である。
【図5】 同実施形態に係わる輻輳判定テーブルの内容
を示す図である。
【図6】 同実施形態に係わるホームメモリアクセス回
数テーブルの一例を示す図である。
【図7】 同実施形態に係わるホームメモリ状態テーブ
ルの一例を示す図である。
【図8】 同実施形態に係わるホームメモリ総アクセス
回数テーブルの一例を示す図である。
【図9】 同実施形態に係わる規制シナリオテーブルの
一例を示す図である。
【図10】 同実施形態の規制シナリオテーブルにおけ
るホームメモリ処理可能総量Pmaxと、輻輳兆候検出レ
ベルCNGLiおよびオーバーロードレベルOVL1〜
nの関係を示す図である。
【図11】 同実施形態に係わる交換機別アクセス数テ
ーブルの一例を示す図である。
【図12】 同実施形態に係わる在圏数テーブルの一例
を示す図である。
【図13】 同実施形態に係わる規制量配分テーブルの
一例を示す図である。
【図14】 同実施形態に係わる各種のテーブルの生成
動作を示すフローチャートである。
【図15】 同実施形態に係わる規制処理の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
MS 移動機 BS 無線基地局 HM ホームメモリ MSC 移動通信交換機(通信交換機) MSC−T 中継用移動通信交換機(通信交換機) TCE トラヒック制御装置 57 規制シナリオテーブル(記憶手段) X 総アクセス数 Z 在圏数 Pmax 処理総量(トラヒック情報) CNGL 輻輳兆候検出レベル(輻輳兆候検出情報)
フロントページの続き (72)発明者 大久保 茂樹 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−328431(JP,A) 特開 平4−373328(JP,A) 特開 平4−373325(JP,A) 特開 平2−44931(JP,A) 特開 昭58−101549(JP,A) 特開 平7−297913(JP,A) 特開 平5−130669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/22 H04M 3/00 H04M 3/38 H04Q 7/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局に向けて呼を発生する複数の
    移動機と、複数の前記無線基地局毎に支配される前記各移動機から
    の呼を各無線基地局を介して受信し、ルーチン制御を行
    って通信経路を特定する複数の通信交換機と、 前記移動機の位置を示す位置情報およびその通信状況
    を示す通信情報を記憶する複数のホームメモリと、前記各通信交換機および前記各ホームメモリに接続され
    るトラヒック制御装置とを具備し、 前記通信交換機は、前記 無線基地局を介して前記移動機
    から受信した呼を処理する呼処理手段と、前記無線基地
    局から前記ホームメモリへのアクセス数を計測してアク
    セス数情報を生成するアクセス数計測手段と、を有し、 前記トラヒック制御装置は、 前記各通信交換機の前記ア
    クセス数情報に基づいて前記各ホームメモリへの総アク
    セス数を算出する演算手段と、前記各ホームメモリの呼
    処理能力に関するトラヒック情報を予め記憶する記憶手
    段と、前記総アクセス数と前記トラヒック情報とを比較
    し、この比較結果に基づいて前記各通信交換機に対し、
    前記移動機の位置登録を規制させるための規制処理を行
    う規制処理手段と、を有す とを特徴とする移動通信
    用トラヒック制御システム。
  2. 【請求項2】 前記ホームメモリは、自ノードの処理状
    態を検知する検知手段と、この検知結果を前記トラヒッ
    ク制御装置に転送する転送手段とを備え、 前記記憶手段は、前記ホームメモリの処理状態に対応づ
    けて前記トラヒック情報を記憶し、前記規制処理手段
    は、前記転送手段からの前記検知結果に基づいて、前記
    ホームメモリの処理状態に応じた前記トラヒック情報を
    前記記憶手段から読み出し、読み出された前記トラヒッ
    ク情報と前記総アクセス数とを比較し、この比較結果に
    基づいて前記各移動通信交換機に対して規制処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信用トラヒッ
    ク制御システム。
  3. 【請求項3】 前記トラヒック情報は、輻輳に至る可能
    性が高いことを示す輻輳兆候検出情報を有しており、 前記規制処理手段は、前記記憶手段から前記輻輳兆候検
    出情報を読み出して、読み出した前記輻輳兆候検出情報
    と、前記総アクセス数とを比較し、この比較結果に基づ
    いて規制準備を行うことを特徴とする請求項1または2
    に記載の移動通信用トラヒック制御システム。
  4. 【請求項4】 前記規制処理手段は、前記総アクセス数
    と前記トラヒック情報とを比較し、この比較結果に基づ
    いて、完了呼数を最大にできるように呼処理に優先順位
    をつけた規制指示を前記各通信交換機に対して行うこと
    を特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載
    した移動通信用トラヒック制御システム。
  5. 【請求項5】 前記規制処理手段は、通信中の呼を新た
    に通信を開始する呼に優先するよう呼処理の優先順位を
    設定することを特徴とする請求項4に記載の移動通信用
    トラヒック制御システム。
  6. 【請求項6】 前記規制処理手段は呼の種別に応じて呼
    処理の優先順位を設定することを特徴とする請求項4に
    記載の移動通信用トラヒック制御システム。
  7. 【請求項7】 前記トラヒック情報は、規制率と前記総
    アクセス数との関係を呼種別に示すものであり、 前記規制処理手段は、前記総アクセス数に基づいて、前
    記記憶手段を参照して呼種別の前記規制率を取得し、前
    記規制率に基づいて規制量を呼種別に算出し、この規制
    量に基づいて前記各通信交換機に対して規制指示を呼種
    別に行うことを特徴とする請求項6に記載の移動通信用
    トラヒック制御システム。
  8. 【請求項8】 前記アクセス数計測手段は呼種別にアク
    セス数を計測して、呼種別の前記アクセス数情報を生成
    し、 前記規制処理手段は、前記各通信交換機からの呼種別の
    前記アクセス数情報に基づいて、前記規制量を前記各通
    信交換機に呼種別に配分することを特徴とする請求項7
    に記載の移動通信用トラヒック制御システム。
  9. 【請求項9】 前記トラヒック制御装置は、前記各ホー
    ムメモリにアクセスして、制御エリアに在圏する前記移
    動機の数を前記各通信交換機毎に検出する在圏数検出手
    段を備え、 前記規制処理手段は、前記各通信交換機への規制指示
    を、前記在圏数検出手段で検出された前記各通信交換機
    毎の在圏数に基づいて前記各通信交換機に配分する規制
    量を補正した後に行うことを特徴とする請求項1乃至8
    のうちいずれか1項に記載の移動通信用トラヒック制御
    システム。
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