JP2003319098A - 移動通信システム、移動通信端末、課金方法 - Google Patents

移動通信システム、移動通信端末、課金方法

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JP2003319098A
JP2003319098A JP2002121048A JP2002121048A JP2003319098A JP 2003319098 A JP2003319098 A JP 2003319098A JP 2002121048 A JP2002121048 A JP 2002121048A JP 2002121048 A JP2002121048 A JP 2002121048A JP 2003319098 A JP2003319098 A JP 2003319098A
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文明 石野
Kengo Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動通信端末による通信に対して移動通信シス
テムの資源の使用量に応じた課金処理を可能とする。 【解決手段】課金処理部130は、加入者情報管理部1
10から加入者情報アクセス処理の回数と移動通信端末
の位置登録処理の回数とを定期的に収集し、呼情報格納
部121からはハンドオーバ処理の回数と、ダイバーシ
ティ受信に信号を用いる基地局の追加回数と、不完了呼
情報等の課金処理に必要な情報を呼が終了する度に収集
する。そして、課金処理部130は、収集した情報から
移動通信システム1が提供した上述の処理の回数や不完
了呼情報などを取得し、それぞれに適切な課金レートを
適用して通信料を算出して、課金処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末によ
る通信に対して課金処理を行う移動通信システム、移動
通信端末、課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信システムは、回線交換方
式の移動通信網の利用に対しては通信時間と移動通信端
末の発着信位置に基づいて通信料を算出し、また、パケ
ット交換方式の移動通信網の利用に対しては通信データ
量に基づいて通信料を算出して、課金処理を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信システ
ムでは、上述のように限られたパラメータに基づいて算
出される通信料の課金処理が行われていた。しかし、従
来の移動通信システムにおける課金処理では、移動通信
端末による通信を実現するために移動通信システムが提
供する移動通信端末の位置登録処理、加入者情報へのア
クセス処理、ハンドオーバ処理等の移動通信システムに
備えた資源を利用するそれぞれの処理に見合う、詳細な
課金処理を実現できていなかった。これに対して、通話
時間と移動通信端末の発着信位置、または通信データ量
に上記の処理に対するコストを加味して一定の課金レー
トを適用する課金処理も行われている。しかし、この課
金処理においても、移動通信端末の移動等によって、移
動通信システムの資源の使用量は大きく異なるので、移
動通信端末の利用者に移動通信システムの資源の使用に
応じた課金処理を実現できていなかった。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解決し、移
動通信端末による通信において移動通信システムの資源
の使用量に応じた課金処理を実現する移動通信システ
ム、課金方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の移動通信システムは、移動通信端末による
通信を実現する移動通信システムであって、上記移動通
信システムに登録された上記移動通信端末の利用者の加
入者情報へのアクセス処理の回数をカウントする加入者
情報アクセス処理カウンタと、上記加入者情報アクセス
処理カウンタによるカウント値に基づいて通信料を算出
し、当該通信料を上記移動通信端末の利用者に課金する
処理を行う課金処理手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0006】本発明の移動通信システムによれば、加入
者情報アクセス処理カウンタにより、加入者情報へのア
クセス処理の回数がカウントされる。そして課金処理手
段はそのカウント値に基づいて通信料を算出して課金処
理を行う。加入者情報へのアクセス処理の回数は移動通
信端末による通信ごとに異なり、その回数によって移動
通信システムの資源の使用量が異なるので、移動通信シ
ステムの資源の使用量に応じた課金処理を実現すること
が可能となる。
【0007】また、本発明の移動通信システムは、移動
通信端末による通信を実現する移動通信システムであっ
て、上記移動通信システムへの上記移動通信端末の位置
登録処理の回数をカウントする位置登録処理カウンタ
と、上記位置登録処理カウンタによるカウント値に基づ
いて通信料を算出し、当該通信料を上記移動通信端末の
利用者に課金する処理を行う課金処理手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0008】本発明の移動通信システムによれば、位置
登録処理カウンタにより、移動通信端末の位置情報を移
動通信システムに登録する位置登録処理の回数がカウン
トされる。そして課金処理手段はそのカウント値に基づ
いて通信料を算出して課金処理を行う。位置登録処理の
回数は移動通信端末のエリア間の移動によって異なり、
その回数によって移動通信システムの資源の使用量が異
なるので、移動通信システムの資源の使用量に応じた課
金処理を実現することが可能となる。
【0009】また、本発明の移動通信システムは、移動
通信端末による通信を実現する移動通信システムであっ
て、上記移動通信システムと上記移動通信端末との間で
行われるハンドオーバ処理の回数をカウントするハンド
オーバ処理カウンタと、上記ハンドオーバ処理カウンタ
によるカウント値に基づいて通信料を算出し、当該通信
料を上記移動通信端末の利用者に課金する処理を行う課
金処理手段とを備えることを特徴としている。
【0010】本発明の移動通信システムによれば、ハン
ドオーバ処理カウンタにより、移動通信システムと移動
通信端末との間で行われるハンドオーバ処理の回数がカ
ウントされる。そして課金処理手段はそのカウント値に
基づいて通信料を算出して課金処理を行う。ハンドオー
バ処理の回数は移動通信端末のセル間の移動等によって
異なり、その回数によって移動通信システムの資源の使
用量が異なるので、移動通信システムの資源の使用量に
応じた課金処理を実現することが可能となる。
【0011】また、本発明の移動通信システムは、移動
通信端末による通信を実現する移動通信システムであっ
て、上記移動通信システムと上記移動通信端末との間で
行われるダイバーシティ受信に信号を用いる基地局の追
加回数をカウントするダイバーシティ受信処理カウンタ
と、上記ダイバーシティ受信処理カウンタによるカウン
ト値に基づいて通信料を算出し、当該通信料を上記移動
通信端末の利用者に課金する処理を行う課金処理手段と
を備えることを特徴としている。
【0012】本発明の移動通信システムによれば、ダイ
バーシティ受信処理カウンタにより、移動通信システム
と移動通信端末との間で行われるダイバーシティ受信に
信号を用いる基地局の追加回数がカウントされる。そし
て課金処理手段はそのカウント値に基づいて通信料を算
出して課金処理を行う。ダイバーシティ受信に信号を用
いる基地局の追加回数は移動通信端末の移動等によって
異なり、その回数によって移動通信システムの資源の使
用量が異なるので、移動通信システムの資源の使用量に
応じた課金処理を実現することが可能となる。
【0013】また、本発明の移動通信システムは、移動
通信端末による通信を実現する移動通信システムであっ
て、上記移動通信端末による通信において発生する不完
了呼を検出する不完了呼検出手段と、上記不完了呼検出
手段によって検出された上記移動通信端末による通信に
おいて発生した不完了呼についての通信料を算出し、当
該通信料を上記移動通信端末の利用者に課金する処理を
行う課金処理手段とを備えることを特徴としている。
【0014】本発明の移動通信システムによれば、不完
了呼検出手段が移動通信端末による通信で発生する不完
了呼を検出し、課金処理手段がその不完了呼についても
通信料を算出して、課金処理を行う。不完了呼であって
も、移動通信システムの資源を使用しているので、移動
通信システムの資源の使用量に応じた課金処理を実現す
ることが可能となる。
【0015】また、本発明の移動通信システムは、上記
不完了呼検出手段は、上記移動通信端末による通信にお
いて発生する不完了呼を検出するとともに、当該不完了
呼における通信先の移動通信端末への無線呼出しの有無
を示す無線呼出し情報を取得し、上記課金処理手段は、
上記不完了呼検出手段によって取得される無線呼出し情
報に基づいて通信料を算出し、当該通信料を上記移動通
信端末の利用者に課金する処理を行うことを特徴として
いる。
【0016】本発明の移動通信システムによれば、不完
了呼検出手段が不完了呼を検出するとともに、通信先の
移動通信端末に対する無線呼出しの有無を示す無線呼出
し情報を取得する。課金処理手段はその無線呼出し情報
に基づいて通信料を算出して課金処理を行う。不完了呼
においても、無線呼出しの有無によって移動通信システ
ムの資源の使用量が異なるので、移動通信システムの資
源の使用量に応じた課金処理を実現することが可能とな
る。
【0017】以上のように、上述の本発明の移動通信シ
ステムによれば、移動通信システムの資源の使用量に応
じた課金処理が行えるので、その対価として、移動通信
システムの利用に対する基本料金や、通話時間や通信デ
ータ量に適用する課金レートを引き下げることが可能と
なる。したがって、移動通信端末の利用者は安価に移動
通信サービスを利用することができる。
【0018】また、本発明の移動通信端末は、移動通信
システムによって通信を行う移動通信端末であって、上
記移動通信システムへの上記移動通信端末の位置登録処
理を、一定の条件下で停止する位置登録処理停止手段を
備えることを特徴としている。
【0019】本発明の移動通信端末によれば、エリア間
の移動を想定しない移動通信端末が移動通信システムへ
の位置登録処理を停止することによって、移動通信シス
テムの資源の利用率を軽減することが可能となる。ま
た、位置登録処理の停止を行った移動通信端末に対し
て、通信料を割り引くサービスを提供すれば、当該移動
通信端末の利用者は安価に移動通信サービスを利用する
ことが可能となる。
【0020】また、本発明の移動通信端末は、移動通信
システムによって通信を行う移動通信端末であって、上
記移動通信端末と上記移動通信システムとの間で行われ
るハンドオーバ処理を停止するハンドオーバ処理停止手
段を備えることを特徴としている。
【0021】本発明の移動通信端末によれば、セル間の
移動を想定しない移動通信端末や、無線状態が悪化して
も接続先の基地局を切り替えて無線状態を良好にするこ
とを要求しない移動通信端末が、移動通信システムとの
間で行うハンドオーバ処理を停止することによって、移
動通信システムの資源の利用率を軽減することが可能と
なる。また、ハンドオーバ処理の停止を行った移動通信
端末に対して、通信料を割り引くサービスを提供すれ
ば、当該移動通信端末の利用者は安価に移動通信サービ
スを利用することが可能となる。
【0022】また、本発明の移動通信端末は、移動通信
システムによって通信を行う移動通信端末であって、上
記移動通信端末と上記移動通信システムとの間で行われ
るダイバーシティ受信処理を停止するダイバーシティ処
理停止手段を備えることを特徴としている。
【0023】本発明の移動通信端末によれば、移動が少
なく、高い通信品質を要求しない移動通信端末が移動通
信システムとの間で行うダイバーシティ受信処理を停止
することによって、移動通信システムの資源の利用率を
軽減することが可能となる。また、ダイバーシティ受信
処理の停止を行った移動通信端末に対して、通信料を割
り引くサービスを提供すれば、当該移動通信端末の利用
者は安価に移動通信サービスを利用することが可能とな
る。
【0024】また、本発明の移動通信システムは、上記
移動通信端末から当該移動通信システムへの上記位置登
録処理が停止された旨の停止情報を格納する契約情報管
理手段と、上記位置登録処理カウンタによるカウント値
を格納する付加課金情報格納手段と、上記付加課金情報
格納手段に格納された上記位置登録処理カウンタによる
カウント値と上記契約情報管理手段に格納された停止情
報とに基づいて、上記位置登録処理が停止されている上
記移動通信端末の位置登録処理が行われていると判断す
る場合に、当該移動通信端末を不正利用として検出する
不正利用検出手段とを備えることを特徴としている。
【0025】本発明の移動通信システムによれば、不正
利用検出手段が、契約情報管理手段に停止情報が格納さ
れている位置登録処理が、上記付加課金情報格納手段に
格納されたカウント値に基づいて上記移動通信端末に対
して行われていると判断する場合に、当該移動通信端末
を不正利用として検出する。その結果、その移動通信端
末は不正改造が行われ、移動通信システムの提供するサ
ービスを不正にうけていると判断でき、その不正利用を
移動通信システムのオペレータに通知することができ
る。
【0026】また、本発明の移動通信システムは、上記
契約情報管理手段に停止情報が格納された位置登録処理
について、上記移動通信端末に使用を許可する上限回数
を格納した閾値格納手段を備え、上記不正利用検出手段
は、上記付加課金情報格納手段に格納された上記位置登
録処理カウンタによるカウント値が、上記閾値格納手段
に格納された上限回数を上回る場合に、当該移動通信端
末を不正利用として検出することを特徴としている。
【0027】本発明の移動通信システムによれば、上記
契約情報管理手段に停止情報が格納された位置登録処理
について、上限回数格納手段に格納された上限回数まで
は、その使用を許可する。したがって、移動通信端末の
不具合や、移動通信システムが設定するエリア構成の変
更等によって、許可する必要が生じた位置登録処理をそ
の上限回数までは実行することができ、移動通信端末の
通信を復元することが可能となる。例えば、移動通信端
末の位置情報が消失した場合などには、再度、移動通信
端末の位置登録処理を行う必要があるが、位置登録処理
が停止されていても、例外的に再度、移動通信端末の位
置登録を行うことが可能となる。
【0028】また、本発明の移動通信システムは、上記
移動通信端末と当該移動通信システムとの間で行われる
上記ハンドオーバ処理が停止された旨の停止情報を格納
する契約情報管理手段と、上記ハンドオーバ処理カウン
タによるカウント値を格納する付加課金情報格納手段
と、上記付加課金情報格納手段に格納された上記ハンド
オーバ処理カウンタによるカウント値と上記契約情報管
理手段に格納された停止情報とに基づいて、上記ハンド
オーバ処理が停止されている上記移動通信端末と当該移
動通信システムとの間でハンドオーバ処理が行われてい
ると判断する場合に、当該移動通信端末を不正利用とし
て検出する不正利用検出手段とを備えることを特徴とし
ている。
【0029】本発明の移動通信システムによれば、不正
利用検出手段が、契約情報管理手段に停止情報が格納さ
れているハンドオーバ処理が、上記付加課金情報格納手
段に格納されたカウント値に基づいて上記移動通信端末
と上記移動通信システムとの間で行われていると判断す
る場合に、当該移動通信端末を不正利用として検出す
る。その結果、その移動通信端末は不正改造が行われ、
移動通信システムの提供するサービスを不正にうけてい
ると判断でき、その不正利用を移動通信システムのオペ
レータに通知することができる。
【0030】また、本発明の移動通信システムは、上記
移動通信端末と当該移動通信システムとの間で行われる
上記ダイバーシティ受信処理が停止された旨の停止情報
を格納する契約情報管理手段と、上記ダイバーシティ受
信処理カウンタによるカウント値を格納する付加課金情
報格納手段と、上記付加課金情報格納手段に格納された
上記ダイバーシティ受信処理カウンタによるカウント値
と上記契約情報管理手段に格納された停止情報とに基づ
いて、上記ダイバーシティ受信処理が停止されている上
記移動通信端末と当該移動通信システムとの間でダイバ
ーシティ受信処理が行われていると判断する場合に、当
該移動通信端末を不正利用として検出する不正利用検出
手段とを備えることを特徴としている。
【0031】本発明の移動通信システムによれば、不正
利用検出手段が、契約情報管理手段に停止情報が格納さ
れているダイバーシティ受信処理が、上記付加課金情報
格納手段に格納されたカウント値に基づいて上記移動通
信端末と上記移動通信システムの間で行われていると判
断する場合に、当該移動通信端末を不正利用として検出
する。その結果、その移動通信端末は不正改造が行わ
れ、移動通信システムの提供するサービスを不正にうけ
ていると判断でき、その不正利用を移動通信システムの
オペレータに通知することができる。
【0032】また、本発明の課金方法は、移動通信端末
による通信を実現する移動通信システムにおける課金方
法であって、加入者情報アクセス処理カウンタが、上記
移動通信システムに登録された上記移動通信端末の利用
者の加入者情報へのアクセス処理の回数をカウントする
加入者情報アクセス処理カウントステップと、課金処理
手段が、上記加入者情報アクセス処理カウンタによるカ
ウント値に基づいて通信料を算出し、当該通信料を上記
移動通信端末の利用者に課金する処理を行う課金処理ス
テップとを備えることを特徴としている。
【0033】本発明の課金方法によれば、加入者情報ア
クセス処理カウンタにより、加入者情報へのアクセス処
理の回数がカウントされる。そして課金処理手段はその
カウント値に基づいて通信料を算出して課金処理を行
う。加入者情報へのアクセス処理の回数は移動通信端末
による通信ごとに異なり、その回数によって移動通信シ
ステムの資源の使用量が異なるので、移動通信システム
の資源の使用量に応じた課金処理を実現することが可能
となる。
【0034】また、本発明の課金方法は、移動通信端末
による通信を実現する移動通信システムにおける課金方
法であって、位置登録処理カウンタが、上記移動通信シ
ステムへの上記移動通信端末の位置登録処理の回数をカ
ウントする位置登録処理カウントステップと、課金処理
手段が、上記位置登録処理カウンタによるカウント値に
基づいて通信料を算出し、当該通信料を上記移動通信端
末の利用者に課金する処理を行う課金処理ステップとを
備えることを特徴としている。
【0035】本発明の課金方法によれば、位置登録処理
カウンタにより、移動通信端末の位置情報を移動通信シ
ステムに登録する位置登録処理の回数がカウントされ
る。そして課金処理手段はそのカウント値に基づいて通
信料を算出して課金処理を行う。位置登録処理の回数は
移動通信端末のエリア間の移動によって異なり、その回
数によって移動通信システムの資源の使用量が異なるの
で、移動通信システムの資源の使用量に応じた課金処理
を実現することが可能となる。
【0036】また、本発明の課金方法は、移動通信端末
による通信を実現する移動通信システムにおける課金方
法であって、ハンドオーバ処理カウンタが、上記移動通
信システムと上記移動通信端末との間で行われるハンド
オーバ処理の回数をカウントするハンドオーバ処理カウ
ントステップと、課金処理手段が、上記ハンドオーバ処
理カウンタによるカウント値に基づいて通信料を算出
し、当該通信料を上記移動通信端末の利用者に課金する
処理を行う課金処理ステップとを備えることを特徴とし
ている。
【0037】本発明の課金方法によれば、ハンドオーバ
処理カウンタにより、移動通信システムと移動通信端末
との間で行われるハンドオーバ処理の回数がカウントさ
れる。そして課金処理手段はそのカウント値に基づいて
通信料を算出して課金処理を行う。ハンドオーバ処理の
回数は移動通信端末のセル間の移動等によって異なり、
その回数によって移動通信システムの資源の使用量が異
なるので、移動通信システムの資源の使用量に応じた課
金処理を実現することが可能となる。
【0038】また、本発明の課金方法は、移動通信端末
による通信を実現する移動通信システムにおける課金方
法であって、ダイバーシティ受信処理カウンタが、上記
移動通信システムと上記移動通信端末との間で行われる
ダイバーシティ受信に信号を用いる基地局の追加回数を
カウントするダイバーシティ受信処理カウントステップ
と、課金処理手段が、上記ダイバーシティ受信処理カウ
ンタによるカウント値に基づいて通信料を算出し、当該
通信料を上記移動通信端末の利用者に課金する処理を行
う課金処理ステップとを備えることを特徴としている。
【0039】本発明の課金方法によれば、ダイバーシテ
ィ受信処理カウンタにより、移動通信システムと移動通
信端末との間で行われるダイバーシティ受信に信号を用
いる基地局の追加回数がカウントされる。そして課金処
理手段はそのカウント値に基づいて通信料を算出して課
金処理を行う。ダイバーシティ受信に信号を用いる基地
局の追加回数は移動通信端末の移動等によって異なり、
その回数によって移動通信システムの資源の使用量が異
なるので、移動通信システムの資源の使用量に応じた課
金処理を実現することが可能となる。
【0040】また、本発明の課金方法は、移動通信端末
による通信を実現する移動通信システムにおける課金方
法であって、不完了呼検出手段が、上記移動通信端末に
よる通信において発生する不完了呼を検出する不完了呼
検出ステップと、課金処理手段が、上記不完了呼検出手
段によって検出された上記移動通信端末による通信にお
いて発生した不完了呼についての通信料を算出し、当該
通信料を上記移動通信端末の利用者に課金する処理を行
う課金処理ステップとを備えることを特徴としている。
【0041】本発明の課金方法によれば、不完了呼検出
手段が移動通信端末による通信で発生する不完了呼を検
出し、課金処理手段がその不完了呼についても通信料を
算出して、課金処理を行う。不完了呼であっても、移動
通信システムの資源を使用しているので、移動通信シス
テムの資源の使用量に応じた課金処理を実現することが
可能となる。
【0042】また、本発明の課金方法は、上記不完了呼
検出ステップにおいて、上記不完了呼検出手段が、上記
移動通信端末による通信において発生する不完了呼を検
出するとともに、当該不完了呼における通信先の移動通
信端末への無線呼出しの有無を示す無線呼出し情報を取
得し、上記課金処理ステップにおいて、上記課金処理手
段が、上記不完了呼検出手段によって取得される無線呼
出し情報に基づいて通信料を算出し、当該通信料を上記
移動通信端末の利用者に課金する処理を行うことを特徴
としている。
【0043】本発明の課金方法によれば、不完了呼検出
手段が不完了呼を検出するとともに、通信先の移動通信
端末に対する無線呼出しの有無を示す無線呼出し情報を
取得する。課金処理手段はその無線呼出し情報に基づい
て通信料を算出して課金処理を行う。不完了呼において
も、無線呼出しの有無によって移動通信システムの資源
の使用量が異なるので、移動通信システムの資源の使用
量に応じた課金処理を実現することが可能となる。
【0044】以上のように、上述の本発明の課金方法に
よれば、移動通信システムの資源の使用量に応じた課金
処理が行えるので、その対価として、移動通信システム
の利用に対する基本料金や、通話時間や通信データ量に
適用する課金レートを引き下げることが可能となる。し
たがって、移動通信端末の利用者は安価に移動通信サー
ビスを利用することができる。
【0045】また、本発明の移動通信システムの課金方
法は、契約情報管理手段が、上記移動通信端末から当該
移動通信システムへの上記位置登録処理が停止された旨
の停止情報を格納する契約情報格納ステップと、上記課
金処理手段が、上記位置登録処理カウンタによるカウン
ト値を付加課金情報格納手段に格納する付加課金情報格
納ステップと、不正利用検出手段が、上記付加課金情報
格納手段に格納された上記位置登録処理カウンタによる
カウント値と上記契約情報管理手段に格納された停止情
報とに基づいて、上記位置登録処理が停止されている上
記移動通信端末の位置登録処理が行われていると判断す
る場合に、当該移動通信端末を不正利用として検出する
不正利用検出ステップとを備えることを特徴としてい
る。
【0046】本発明の移動通信システムの課金方法によ
れば、不正利用検出手段が、契約情報管理手段に停止情
報が格納されている位置登録処理が、上記付加課金情報
格納手段に格納されたカウント値に基づいて上記移動通
信端末に対して行われていると判断する場合に、当該移
動通信端末を不正利用として検出する。その結果、その
移動通信端末は不正改造が行われ、移動通信システムの
提供するサービスを不正にうけていると判断でき、その
不正利用を移動通信システムのオペレータに通知するこ
とができる。
【0047】また、本発明の移動通信システムの課金方
法は、上記不正利用検出手段が、上記付加課金情報格納
手段に格納された上記位置登録処理カウンタによるカウ
ント値が、閾値格納手段に格納された上記移動通信端末
に位置登録処理を許可する上限回数を上回る場合に、当
該移動通信端末を不正利用として検出することを特徴と
している。
【0048】本発明の移動通信システムの課金方法によ
れば、上記契約情報管理手段に停止情報が格納された位
置登録処理について、上限回数格納手段に格納された上
限回数までは、その使用を許可する。したがって、移動
通信端末の不具合や、移動通信システムが設定するエリ
ア構成の変更等によって、許可する必要が生じた上述の
処理をその上限回数までは実行することができ、移動通
信端末の通信を復元することが可能となる。例えば、移
動通信端末の位置情報が消失した場合などには、再度、
移動通信端末の位置登録処理を行う必要があるが、位置
登録処理が停止されていても、例外的に再度、移動通信
端末の位置登録を行うことが可能となる。
【0049】また、本発明の移動通信システムの課金方
法は、契約情報管理手段が、上記移動通信端末と当該移
動通信システムとの間で行われる上記ハンドオーバ処理
が停止された旨の停止情報を格納する契約情報格納ステ
ップと、上記課金処理手段が、上記ハンドオーバ処理カ
ウンタによるカウント値を付加課金情報格納手段に格納
する付加課金情報格納ステップと、不正利用検出手段
が、上記付加課金情報格納手段に格納された上記ハンド
オーバ処理カウンタによるカウント値と上記契約情報格
納手段に格納された停止情報とに基づいて、上記ハンド
オーバ処理が停止されている上記移動通信端末と当該移
動通信システムとの間でハンドオーバ処理が行われてい
ると判断する場合に、当該移動通信端末を不正利用とし
て検出する不正利用検出ステップとを備えることを特徴
としている。
【0050】本発明の移動通信システムの課金方法によ
れば、不正利用検出手段が、契約情報管理手段に停止情
報が格納されているハンドオーバ処理が、上記付加課金
情報格納手段に格納されたカウント値に基づいて上記移
動通信端末と上記移動通信システムとの間で行われてい
ると判断する場合に、当該移動通信端末を不正利用とし
て検出する。その結果、その移動通信端末は不正改造が
行われ、移動通信システムの提供するサービスを不正に
うけていると判断でき、その不正利用を移動通信システ
ムのオペレータに通知することができる。
【0051】また、本発明の移動通信システムの課金方
法は、契約情報管理手段が、上記移動通信端末と当該移
動通信システムとの間で行われる上記ダイバーシティ受
信処理が停止された旨の停止情報を格納する契約情報格
納ステップと、上記課金処理手段が、上記ダイバーシテ
ィ受信処理カウンタによるカウント値を付加課金情報格
納手段に格納する付加課金情報格納ステップと、不正利
用検出手段が、上記付加課金情報格納手段に格納された
上記ダイバーシティ受信処理カウンタによるカウント値
と上記契約情報格納手段に格納された停止情報とに基づ
いて、上記ダイバーシティ受信処理が停止されている上
記移動通信端末と当該移動通信システムとの間でダイバ
ーシティ受信処理が行われていると判断する場合に、当
該移動通信端末を不正利用として検出する不正利用検出
ステップとを備えることを特徴としている。
【0052】本発明の移動通信システムの課金方法によ
れば、不正利用検出手段が、契約情報管理手段に停止情
報が格納されているダイバーシティ受信処理が、上記付
加課金情報格納手段に格納されたカウント値に基づいて
上記移動通信端末と上記移動通信システムとの間で行わ
れていると判断する場合に、当該移動通信端末を不正利
用として検出する。その結果、その移動通信端末は不正
改造が行われ、移動通信システムの提供するサービスを
不正にうけていると判断でき、その不正利用を移動通信
システムのオペレータに通知することができる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態にかかる移動通
信システム及び移動通信端末について添付の図面を参照
して説明する。図1は本実施形態にかかる移動通信シス
テムを説明するための図である。図2は本実施形態にか
かる移動通信端末を説明するための図である。また、図
3は本実施形態にかかる移動通信システムにおいて課金
処理に関連する機能的な構成要素を説明するための図で
ある。
【0054】本実施形態にかかる移動通信システム1
は、ゲートウェイ10と、HLR(Home Loca
tion Resister)20と、課金処理センタ
30とにそれぞれ接続された複数の交換局40,41
と、複数の交換局40、41がそれぞれ備えるVLR
(Visiter Location Resiste
r)42,43と、複数の交換局40,41にそれぞれ
接続される複数の無線制御局50〜53と、複数の無線
制御局50〜53にそれぞれ接続される複数の基地局6
0〜67とを備えて構成される。また、複数の基地局6
0〜67は、位置登録処理、ハンドオーバ処理、ダイバ
ーシティ受信処理等を移動通信システム1との間で行う
ことのできる通常の機能を有する複数の移動通信端末
(図示せず)と、本実施形態にかかる複数の移動通信端
末70(図1においては1つだけ図示)と無線通信を行
う。以下、各構成要素について詳細に説明する。
【0055】ゲートウェイ10は、移動通信システム1
を固定電話網に接続したり、他の事業者のネットワーク
に相互接続する。HRL20は、移動通信システム1に
おける加入者情報を管理する。具体的には、移動通信端
末の電話番号、認証情報(暗号キー)、移動通信端末の
位置情報、通話中や非通話などの移動通信端末の通信状
態、位置情報通知サービス等の付加サービス加入状態な
どを加入者情報として管理する。課金処理センタ30
は、移動通信システム1を構成する無線制御局や交換局
から課金処理を行うために必要なデータを受け取り、そ
のデータに基づいて算出される通信料の課金処理を行
う。交換局40,41はそれぞれ、配下にある基地局か
らの信号を他の交換局に接続された基地局に中継する。
VLR42,43は上述のHLR20と同様に移動通信
システム1における加入者情報を管理する。無線制御局
50〜53は、それぞれ配下に接続された複数の基地局
と移動通信端末との通信を制御する。すなわち、移動通
信端末と通信を行う基地局の切替等の制御を行う。基地
局60〜67はそれぞれが管理するセル内で移動通信端
末70との通信を行う。
【0056】次に、移動通信システム1を利用して通信
を行う本実施形態にかかる移動通信端末70について図
2を用いて説明する。移動通信端末70は携帯電話等の
通信可能な機器であって、図2に示すように機能的に
は、位置登録処理停止部(位置登録処理停止手段)7
1、ハンドオーバ処理停止部(ハンドオーバ処理停止手
段)72、ダイバーシティ受信処理停止部(ダイバーシ
ティ受信処理停止手段)73を備えて構成される。
【0057】位置登録処理停止部71は、移動通信端末
70の位置情報を移動通信システム1に登録する位置登
録処理を一定の条件下で停止する。ここで「一定の条件
下」とは、移動通信端末70の記憶している位置情報が
消失した場合や、移動通信システム1が設定しているエ
リアの構成が変更された場合等の非常時に、移動通信端
末70の記憶しているエリア情報と移動通信システム1
が管理しているエリア情報とを一致させる位置登録処理
(リカバリー処理)は認めることを意味する。このリカ
バリー処理とは、移動通信端末70の電源をONにした
直後の、初回の1回に限り、移動通信システム1から報
知されるエリア情報と、移動通信端末70の記憶してい
るエリア情報の不整合の解消を行う位置登録処理であ
る。このような機能を備える移動通信端末は、例えば、
移動通信システム1の設定したエリア間の移動を想定し
ない、自動販売機などの固定設置端末に搭載する通信装
置として用いることができる。
【0058】ハンドオーバ処理停止部72は、移動通信
システム1と移動通信端末70との間で行われるハンド
オーバ処理を停止する。ここで、ハンドオーバ処理と
は、移動通信端末70の移動や、無線状態の悪化によ
り、電波受信感度が低くなった場合に、移動通信端末7
0から基地局の切替要求を送信して、無線制御局あるい
は交換局の制御によって、その移動位置を収容する基地
局に、接続先を切り替える処理をいう。
【0059】ダイバーシティ受信処理停止部73は、移
動通信システム1と移動通信端末70との間で行われる
ダイバーシティ受信処理を停止する。ここで、ダイバー
シティ受信処理とは、移動通信端末又は移動通信システ
ムが、複数の基地局を使って電波の送受信を行い、その
送信または受信状態が良い基地局の信号を選択したり、
あるいは複数の基地局で送信または受信した信号を合成
して、信号を生成する処理をいう。
【0060】次に、本実施形態にかかる移動通信システ
ム1の課金処理に関する構成要素について図3を用いて
詳細に説明する。本実施形態にかかる移動通信システム
1は、図3に示すように機能的には、加入者情報管理部
110と、呼制御部(呼制御手段)120と、課金処理
部(課金処理手段)130と、契約情報管理部(契約情
報管理手段)140と、不正利用検出部(不正利用検出
手段)150とを備えて構成される。以下、これらの構
成要素について詳細に説明する。
【0061】加入者情報管理部110は、移動通信端末
の加入者情報を管理するデータベースである。加入者情
報管理部110は、図1に示すHLR20及びVLR4
2,43において実現されている。加入者情報管理部1
10における加入者情報の格納形式の例を図4に示す。
図4に示すように、加入者情報管理部110は、加入者
情報として、移動通信端末の電話番号に対応付けて、そ
の認証情報(暗号キー)、移動通信端末が存在するエリ
アのエリアIDといった位置情報、通話・非通話といっ
た通話状態、位置情報通知サービス等といった付加サー
ビスへの加入状態に関する付加サービス加入情報を格納
している。また加入者情報管理部110には、加入者情
報アクセス処理カウンタ(本発明の加入者情報アクセス
処理カウンタに相当)と位置登録処理カウンタ(本発明
の位置登録処理カウンタに相当)とが設けられている。
【0062】加入者情報アクセス処理カウンタは、加入
者情報へのアクセス処理があった場合にその回数をカウ
ントアップする。例えば、図4に示すように電話番号
「□□□−○○○○−△△△△」の移動通信端末に対す
る位置情報の問い合わせがあった場合には、その加入者
情報に対応付けられた加入者情報アクセス処理カウンタ
によってその回数がカウントアップされる。位置登録処
理カウンタは、移動通信端末が移動してエリアが変わ
り、上記の位置情報(エリアID)を更新する位置登録
処理が行われた場合に、その加入者情報に対応する位置
登録処理カウンタによってその回数がカウントアップさ
れる。例えば、電話番号「□□□−○○○○−△△△
△」のエリアIDが移動通信端末の移動により更新され
た場合には、その加入者情報に対応付けられた位置登録
処理カウンタによってその回数がカウントアップされ
る。
【0063】呼制御部120は、移動通信端末による呼
を制御する部分であって、移動通信端末による呼に関す
る情報(呼情報)を一時的に格納する呼情報格納部12
1を備え、呼が終了する度に、その呼情報を課金処理部
130に転送し、転送終了後にその呼情報を呼情報格納
部121から消去する。また、呼制御部120は物理的
には、図1に示す交換局40,41や、無線制御局50
〜54に配置されて実現される。
【0064】呼情報格納部121は、上述のように移動
通信端末による呼に関する情報(呼情報)を、呼毎に一
時的に格納するメモリである。呼情報格納部121にお
ける呼情報の格納形式を図5に例示する。図5に示すよ
うに、呼情報格納部121には、呼制御部120が制御
する呼について、発信側と着信側の移動通信端末の利用
者IDに対応付けた呼情報が格納される。呼情報として
は、回線交換方式による通信の場合には、その呼におけ
る通話時間、その呼における発信側の移動通信端末の位
置と着信側の移動通信端末の位置を含む発着信位置情報
が格納される。また、パケット交換方式による通信の場
合には、その呼において送信されたデータ量を示す送信
データ量が格納される。また、呼情報格納部121に
は、ハンドオーバ処理カウンタ(本発明のハンドオーバ
処理カウンタに相当)、ダイバーシティ受信処理カウン
タ(本発明のダイバーシティ受信処理カウンタに相当)
が設けられ、更に、呼制御部120によって検出される
不完了呼情報が格納される(本発明の不完了呼検出手段
に相当)。
【0065】ハンドオーバ処理カウンタは、ハンドオー
バ処理が行われた場合にその回数をカウントアップす
る。例えば、図5に示すように利用者ID「0001」
の移動通信端末が移動してハンドオーバ処理が行われた
場合には、その利用者IDに対応付けられたハンドオー
バ処理カウンタによってその回数がカウントアップされ
る。また、ダイバーシティ受信処理カウンタは、ダイバ
ーシティ受信に信号を用いる基地局の追加が行われた場
合にその回数をカウントアップする。例えば、図5に示
すように利用者ID「0001」の移動通信端末に対し
てダイバーシティ受信に信号を用いる基地局の追加が行
われた場合には、その利用者IDに対応付けられたダイ
バーシティ受信処理カウンタによってその回数がカウン
トアップされる。また、不完了呼情報には、不完了呼に
関して通信先の移動通信端末への無線呼出しの有無を示
す無線呼出し情報と、呼が確立されなかった理由を示す
不完了理由情報とが格納される。例えば、通信先の移動
通信端末が通話中であった場合には、無線呼出し情報と
して「無」が格納され、不完了理由情報には「通話中」
である旨が格納される。また、通信先の移動通信端末が
電波の届かない場所にいた場合や、通信先の移動通信端
末の電源が切断されていた場合等には、無線呼出し情報
として「有」が格納され、不完了理由情報として「不応
答」が格納される。その他に、不完了理由情報としては
「未契約者番号へのダイヤル」「着信拒否」「発信者途
中放棄」など、その呼が不完了となった理由が適宜格納
される。なお、本実施形態による移動通信システム1に
おいては、不完了呼についての無線呼出し以外の移動通
信システム1の資源の使用量に対する通信料は発信側の
移動通信端末に課金される。また、この課金処理に加え
て、上記の無線呼出しの有無によって、無線呼出しがあ
る場合には、無線呼出しに対する通信料を着信側の移動
通信端末に課す。
【0066】課金処理部130は、課金処理センタ30
に配置されて実現される。そして、課金処理部130
は、加入者情報管理部110からは加入者情報に含まれ
る課金処理に必要な情報を定期的に(例えば月ごとに)
収集する。また、呼制御部120からは呼情報格納部1
21に格納された呼情報に含まれる課金処理に必要な情
報をその通信が終了するごとに(呼が不完了の場合には
不完了処理が終了するごとに)収集する。そして、これ
らの収集した情報に基づいて適切な課金レートを適用し
て算出される通信料の課金処理を行う。具体的には、呼
情報からは、通話時間と発着信位置に応じて適切な課金
レートを適用して通信料を算出する。また、送信データ
量に対しても送信データ量に適切な課金レートを適用し
て通信料を算出する。また、ハンドオーバ処理カウンタ
の示すハンドオーバ処理の回数、ダイバーシティ受信処
理カウンタの示すダイバーシティ受信に信号を用いる基
地局の追加回数についても、それぞれの処理に応じた適
切な課金レートを適用して通信料を算出する。また、不
完了呼については、不完了呼情報に含まれる無線呼出し
情報と不完了理由情報とに基づいて、それぞれの不完了
呼に対して適切な課金レートを適用して通信料を算出
し、また適切な課金先を選択する。また、加入者情報に
含まれる位置登録処理カウンタの示す位置登録処理の回
数、加入者情報アクセス処理カウンタの示す加入者情報
アクセス処理の回数、それぞれに対して適切な課金レー
トを適用して通信料を算出する。課金処理部130は、
以上のように算出された通信料の課金処理を行う。例え
ば、上述のカウント値にその処理に対する一回当たりの
額を掛け合わせた通信料を算出する。または、上述の処
理1回あたりの額や、不完了呼に対する額をテーブルと
して用意し、そのテーブルを参照して通信料を算出す
る。
【0067】また、課金処理部130は、加入情報管理
部110と、呼制御部120から収集した情報のうち、
図6に例示する格納形式で、位置登録処理カウンタのカ
ウント値、ハンドオーバ処理カウンタのカウント値、ダ
イバーシティ受信処理カウンタのカウント値を利用者I
Dに対応付けた付加課金情報として付加課金情報格納部
131に格納する。
【0068】契約情報管理部140は、個々の移動通信
端末の利用者についての契約情報を管理するデータベー
スである。具体的には、移動通信システム1のオペレー
タによって、移動通信端末に対する位置登録処理、ハン
ドオーバ処理、ダイバーシティ受信処理それぞれの停止
情報が、個々の移動通信端末を識別する情報に対応付け
られて格納される。契約情報管理部140に格納された
契約情報を図7に例示する。図7に示すように、契約情
報管理部140には、移動通信端末の利用者IDに対応
付けて、停止情報が格納されている。図7において停止
情報の欄に「1」が示されていれば上述の全ての処理が
停止されていないことを意味する。また、「2」が示さ
れていれば位置登録処理が停止されていることを意味
し、「3」が示されていればハンドオーバ処理が停止さ
れていることを意味し、「4」が示されていればダイバ
ーシティ受信処理が停止されていることを意味する。
【0069】不正利用検出部150は、契約情報管理部
140に位置登録処理についての停止情報が格納されて
いる移動通信端末に対して、上記の位置登録処理の使用
を一定の期間に許可する上限回数を格納する閾値格納部
151を備える。閾値格納部151に格納された上記の
上限回数の格納形式を図8に例示する。図8に示すよう
に、閾値格納部151には、位置登録処理についての停
止情報が格納されている移動通信端末に対して、一定の
期間に位置登録処理を許可する回数(図8においては1
月あたりの回数)が格納されている。
【0070】不正利用検出部150は、位置登録処理、
ハンドオーバ処理、ダイバーシティ受信処理の少なくと
も1つの処理を停止している移動通信端末を契約情報管
理部140に問い合わせて、更に、その問合せに該当す
る移動通信端末に対する上記の一定期間における付加課
金情報を付加課金情報格納部131から取得する。そし
て、その移動通信端末に停止されている上述のそれぞれ
の処理について、位置登録処理については付加課金情報
に含まれる位置登録処理のカウント値が閾値格納部15
1に格納された上限回数を上回る場合は、その移動通信
端末を不正利用として検出する。また、ハンドオーバ処
理とダイバーシティ受信処理については、それぞれ、付
加課金情報に含まれるハンドオーバ処理のカウント値
と、ダイバーシティ受信処理に信号を用いる基地局追加
のカウント値が、1以上ある場合に、その移動通信端末
を不正利用として検出する。例えば、利用者ID「00
03」の移動通信端末に対して、位置登録処理、ハンド
オーバ処理、ダイバーシティ受信処理のそれぞれが停止
されている場合に、位置登録処理については、図6に示
す付加課金情報における利用者ID「0003」の位置
登録処理の回数と、図8に示す上限回数と比較して、上
限回数を超えた回数の処理が行われているので、利用者
ID「0003」の移動通信端末は、不正に改造されて
利用されており、移動通信システムの提供するサービス
を不正利用したと判断する。また、ハンドオーバ処理と
ダイバーシティ受信処理については、図6に示す付加課
金情報における利用者ID「0003」のそれぞれ処理
回数から、1回以上行われていると判断されるので、利
用者ID「0003」の移動通信端末は、不正に改造さ
れて利用されており、移動通信システムの提供するサー
ビスを不正利用したと判断する。そして、その不正利用
が移動通信システム1のオペレータに通知される。
【0071】以下、本実施形態に移動通信システム1の
課金処理に関する動作について説明する。併せて、移動
通信システム1の課金方法について説明する。図9は移
動通信システム1の課金方法のフローチャートである。
本実施形態における課金処理では、まず、加入者情報管
理部110に設けられた加入者情報アクセス処理カウン
タと位置登録処理カウンタとにより、移動通信端末によ
る通信によって発生した加入者情報へのアクセス処理と
位置登録処理との回数がそれぞれカウントされる。ま
た、呼制御部120によって呼が発生する毎に、呼情報
格納部121に通話時間、発着信位置情報、送信データ
量が格納され、更に、ハンドオーバ処理カウンタと、ダ
イバーシティ受信処理カウンタとにより、呼毎のハンド
オーバ処理、ダイバーシティ受信に信号を用いる基地局
の追加回数がカウントされ、更にその呼が不完了であっ
た場合には不完了呼情報が格納される(ステップS10
1)。次に、加入者情報管理部110が、電話番号、認
証情報、位置登録処理のカウント値、加入者情報アクセ
ス処理のカウント値からなる課金処理に必要な情報を一
定の期間毎に課金処理部130に送信する。また、呼制
御部120が、呼情報格納部121に格納された利用者
ID、通話時間、発着信位置、送信データ料、ハンドオ
ーバ処理のカウント値、ダイバーシティ受信に信号を用
いる基地局追加のカウント値、不完了呼情報からなる課
金処理に必要な情報を、呼が終了する度に(呼が不完了
の場合には不完了処理が終了する度に)課金処理部13
0に送信する。そして、課金処理部130がこれらの課
金処理に必要な情報を受信する(ステップ102)。す
ると、課金処理部130は移動通信端末の利用者ごと
に、上述の情報を集計する(ステップS103)。そし
て、集計した上述の情報に適切な課金レートを適用して
通信料を算出する(ステップS104)。課金処理部1
30は、このように算出された通信料の課金処理を行う
(ステップS105)。
【0072】次に、本実施形態にかかる移動通信端末7
0の位置登録処理について説明する。図10は本実施形
態にかかる移動通信端末70の位置登録処理のフローチ
ャートである。図10に示すように、移動通信端末70
の位置登録処理は、まず移動通信システム1の有する基
地局からエリア情報が報知される。その報知情報を受信
した移動通信端末70は、基地局から報知されたエリア
情報と、移動通信端末70が記憶しているエリア情報と
を比較して、上記二つのエリア情報が異なるか否かによ
って、エリアを移動しているか否かを検出する(ステッ
プS201)。そして、エリア移動していない場合に
は、位置登録処理を終了する。一方、エリア移動してい
る場合には、位置登録処理停止部71によって位置登録
処理が停止されているか否かを判断し(ステップS20
2)、位置登録処理が停止されている場合には、位置登
録処理を終了する。一方、位置登録処理が停止されてい
ない場合には、移動通信システム1に位置登録処理を要
求する(ステップS203)。
【0073】次に、本実施形態にかかる移動通信端末7
0が位置登録処理停止部71によって位置登録処理が停
止されている場合に、移動通信端末70の記憶している
位置情報が消失した場合や、移動通信システム1が設定
しているエリアの構成が変更された場合等の非常時に、
移動通信端末70の位置情報を登録し直すリカバリー処
理について説明する。図11は、そのリカバリー処理に
ついてのフローチャートである。まず、移動通信端末7
0が電源OFFの状態から電源ONされる(ステップS
211)。すると、移動通信システム1の基地局から報
知されるエリア情報と、移動通信端末70が記憶してい
る自己のエリア情報とを比較し、両者が一致しているか
否か判断する(ステップS212)。そして、両者が一
致している場合にはリカバリー処理を終了する。一方、
両者が一致していない場合には、移動通信端末70の位
置登録処理を行って(ステップS213)、移動通信シ
ステム1に管理されている自己の位置情報と、移動通信
端末70の記憶している位置情報を一致させ、リカバリ
ー処理を終了する。
【0074】次に、本実施形態にかかる移動通信端末7
0のハンドオーバ処理について説明する。図12は本実
施形態にかかる移動通信端末70のハンドオーバ処理の
フローチャートである。まず、移動通信端末70は、通
信中の状態に、基地局から送信される信号の受信レベル
によって、その基地局の管理するセルから移動したか否
かを検出する。そして、セルを移動していなければ、ハ
ンドオーバ処理を行わず終了する。一方、セルを移動し
ている場合には、ハンドオーバ処理停止部72によって
ハンドオーバ処理が停止されているか否かを判断し(ス
テップS222)、ハンドオーバ処理が停止されている
場合には、ハンドオーバ処理を行わずに終了する。一
方、ハンドオーバ処理が停止されていない場合には、移
動先のセルを管理する基地局に接続先を切り替える要求
を移動通信システム1に送信し、その要求を受信した移
動通信システム1によって、基地局の切り替えが行われ
る(ステップS223)。
【0075】次に、本実施形態にかかる移動通信端末7
0のダイバーシティ受信処理について説明する。図13
は本実施形態にかかる移動通信端末70のダイバーシテ
ィ受信処理のフローチャートである。まず、移動通信端
末70は、移動通信システム1の複数の基地局による報
知情報を受信し、現在電波を受信している基地局の他の
基地局からの電波を検出する(ステップS231)。す
ると、他の基地局からの電波の受信状態が良い場合に
は、ダイバーシティ受信処理停止手段73によって、ダ
イバーシティ受信処理が停止されているか否かを判断す
る(ステップS232)。ダイバーシティ受信処理が停
止されている状態の場合には、ダイバーシティ受信処理
を移動通信システム1に依頼せず終了する。一方、停止
されていない場合には、上述の電波の受信状態が良い基
地局からの信号を利用したダイバーシティ受信処理を移
動通信システム1に依頼する(ステップS233)。こ
の依頼によって、上述の他の基地局も含めた複数の基地
局と、移動通信端末70は信号の送受信を行うことがで
きる。そして、これら複数の基地局とで送受信される信
号を合成した信号が生成される。
【0076】次に、本実施形態にかかる移動通信システ
ム1に備えた不正利用検出部150の動作について説明
し、あわせて本実施形態にかかる課金方法における不正
利用の検出方法について説明する。図14は本実施形態
にかかる課金方法における不正利用の検出方法のフロー
チャートである。まず、その不正利用検出処理の前提と
して、移動通信システム1のオペレータによって、移動
通信端末に対する位置登録処理、ハンドオーバ処理、ダ
イバーシティ受信処理それぞれの停止情報が、個々の移
動通信端末の利用者IDに対応付けられて契約情報管理
部140に格納される。以上の前提のもとで、不正利用
検出部150は、契約情報管理部140に登録された移
動通信端末の利用者IDに対応付けられた停止情報を取
得する(ステップS111)。次に、不正利用検出部1
50は、課金処理部130に備えられた付加課金情報格
納部131から、付加課金情報を取得する(ステップS
112)。そして、個々の利用者IDごとの停止情報に
基づいて停止されていると特定される処理に関して、位
置登録処理については付加課金情報に含まれる位置登録
処理のカウント値が、閾値格納部151に格納されてい
る上限回数より大きいか否かを判断する。また、ハンド
オーバ処理とダイバーシティ受信処理についてはそれぞ
れ、付加課金情報に含まれるハンドオーバ処理のカウン
ト値とダイバーシティ受信に信号を用いる基地局の追加
処理のカウント値から、それぞれの処理が1回以上行わ
れているかを否かを判断する(ステップS113)。そ
して、不正利用検出部150は、位置登録処理、ハンド
オーバ処理、ダイバーシティ受信処理の全てが上述の条
件をみたさない場合は、不正利用はないと判断する。一
方、位置登録処理、ハンドオーバ処理、ダイバーシティ
受信処理のいずれか一つでも、上述の条件を満たす場合
には、不正利用であると判断し、その移動通信端末によ
る不正利用をオペレータへ通知する(ステップS11
4)。
【0077】以下、本実施形態にかかる移動通信システ
ム1及び移動通信端末70の作用及び効果を説明する。
本実施形態にかかる移動通信システム1においては、加
入者情報管理部110に設けた加入者情報アクセス処理
カウンタが加入者情報へのアクセス処理の回数をカウン
トする。そして、課金処理部130が定期的にそのカウ
ント値を収集して、そのカウント値に適切な課金レート
を適用して通信料を算出して、課金処理を行う。加入者
情報へのアクセス処理の回数は移動通信端末による通信
ごとに異なり、その回数によって移動通信システム1の
資源の使用量が異なるので、移動通信システム1の資源
の使用量に応じた課金処理を実現することが可能とな
る。
【0078】また、加入者情報管理部110に設けた位
置登録処理カウンタが、移動通信システム1に対する移
動通信端末の位置登録処理の回数をカウントする。そし
て、課金処理部130が定期的にそのカウント値を収集
して、そのカウント値に適切な課金レートを適用して通
信料を算出し、課金処理を行う。位置登録処理の回数は
移動通信端末のエリア間の移動によって異なり、その回
数によって移動通信システム1の資源の使用量が異なる
ので、移動通信システム1の資源の使用量に応じた課金
処理を実現することが可能となる。
【0079】また、ハンドオーバ処理カウンタが移動通
信システム1と移動通信端末との間で行われるハンドオ
ーバ処理の回数をカウントする。そして、課金処理部1
30がそのカウント値を収集して、そのカウント値に適
切な課金レートを適用して通信料を算出し、課金処理を
行う。ハンドオーバ処理の回数は移動通信端末のセル間
の移動等によって異なり、その回数によって移動通信シ
ステム1の資源の使用量が異なるので、移動通信システ
ム1の資源の使用量に応じた課金処理を実現することが
可能となる。
【0080】また、ダイバーシティ受信処理カウンタが
移動通信システム1と移動通信端末との間で行われるダ
イバーシティ受信に信号を用いる基地局の追加回数をカ
ウントする。そして、課金処理部130がそのカウント
値を収集して、そのカウント値に適切な課金レートを適
用して通信料を算出し、課金処理を行う。ダイバーシテ
ィ受信に信号を用いる基地局の追加回数は移動通信端末
の移動等によって異なり、その回数によって移動通信シ
ステム1の資源の使用量が異なるので、移動通信システ
ム1の資源の使用量に応じた課金処理を実現することが
可能となる。
【0081】また、呼制御部120が、不完了呼につい
て無線呼出し情報を不完了呼情報に含めて呼情報格納部
121に格納する。そして、課金処理部130がその不
完了呼情報を収集して、その不完了呼情報に適切な課金
レートを適用して通信料を算出し、課金処理を行う。不
完了呼であっても、移動通信システム1の資源を使用し
ているので、移動通信システム1の資源の使用量に応じ
た課金処理を実現することが可能となる。また、不完了
呼においても、無線呼出しの有無によって移動通信シス
テム1の資源の使用量が異なるので、移動通信システム
1の資源の使用量に応じた課金処理を実現することが可
能となる。
【0082】以上のように、移動通信システム1の資源
の使用量に応じて課金処理が行えるので、その対価とし
て、移動通信システム1の利用に対する基本料金や、通
話時間や通信データ量に適用する課金レートを引き下げ
ることが可能となる。したがって、移動通信端末の利用
者は安価に移動通信サービスを利用することができる。
【0083】また、本実施形態にかかる移動通信端末7
0においては、位置登録処理部71が移動通信システム
1への移動通信端末70の位置登録処理を、一定の条件
下で停止する。したがって、エリア間の移動を想定しな
い移動通信端末70が移動通信システム1への位置登録
処理を停止することによって、移動通信システム1の資
源の利用率を軽減することが可能となる。
【0084】また、ハンドオーバ処理停止部72が、移
動通信端末70と移動通信システム1との間で行われる
ハンドオーバ処理を停止する。したがって、移動通信端
末70が、セル間の移動を想定しない場合や、無線状態
が悪化しても接続先の基地局を切り替えて無線状態を良
好にすることを要求しない場合には、移動通信端末70
が移動通信システム1との間で行うハンドオーバ処理を
停止することによって、移動通信システム1の資源の利
用率を軽減することが可能となる。
【0085】また、ダイバーシティ受信処理停止部73
が、移動通信端末70と移動通信システム1との間で行
われるダイバーシティ受信処理を停止する。したがっ
て、移動が少なく、高い通信品質を要求しない移動通信
端末70が移動通信システム1との間で行うダイバーシ
ティ受信処理を停止することによって、移動通信システ
ム1の資源の利用率を軽減することが可能となる。
【0086】上述のような処理の停止を行った移動通信
端末に対して、通信料を割り引くサービスを提供すれ
ば、移動通信端末の利用者は安価に移動通信サービスを
利用することが可能となる。
【0087】また、本実施形態にかかる移動通信システ
ム1においては、不正利用検出部150が、契約情報管
理部140に停止情報が格納されている移動通信端末7
0に対する位置登録処理が、付加課金情報格納部130
に格納された位置登録処理のカウント値と、閾値格納部
151に格納された位置登録処理の上限回数とを比較し
て、上限回数より多く行われていると判断する場合に、
移動通信端末70を不正利用として検出する。その結
果、その移動通信端末70は不正改造が行われ、移動通
信システムの提供するサービスを不正にうけていると判
断でき、その不正利用を移動通信システム1のオペレー
タに通知することができる。
【0088】また、不正利用検出部150が、契約情報
管理部140に停止情報が格納されている移動通信端末
70に対するハンドオーバ処理が、付加課金情報格納部
130に格納されたハンドオーバ処理のカウント値に基
づいて、行われていると判断する場合に、移動通信端末
70を不正利用として検出する。その結果、その移動通
信端末70は不正改造が行われ、移動通信システムの提
供するサービスを不正にうけていると判断でき、その不
正利用を移動通信システム1のオペレータに通知するこ
とができる。
【0089】また、不正利用検出部150が、契約情報
管理部140に停止情報が格納されている移動通信端末
70に対するダイバーシティ受信処理が、付加課金情報
格納部130に格納されたダイバーシティ受信に信号を
用いる基地局追加のカウント値に基づいて、行われてい
ると判断する場合に、移動通信端末70を不正利用とし
て検出する。その結果、その移動通信端末70は不正改
造が行われ、移動通信システムの提供するサービスを不
正にうけていると判断でき、その不正利用を移動通信シ
ステム1のオペレータに通知することができる。
【0090】
【発明の効果】以上、本発明によれば、加入者情報アク
セス処理カウンタにより、加入者情報へのアクセス処理
の回数がカウントされる。そして課金処理手段はそのカ
ウント値に基づいて通信料を算出して課金処理を行う。
加入者情報へのアクセス処理の回数は移動通信端末によ
る通信ごとに異なり、その回数によって移動通信システ
ムの資源の使用量が異なるので、移動通信システムの資
源の使用量に応じた課金処理を実現することが可能とな
る。
【0091】また、本発明によれば、位置登録処理カウ
ンタにより、移動通信端末の位置情報を移動通信システ
ムに登録する位置登録処理の回数がカウントされる。そ
して課金処理手段はそのカウント値に基づいて通信料を
算出して課金処理を行う。位置登録処理の回数は移動通
信端末のエリア間の移動によって異なり、その回数によ
って移動通信システムの資源の使用量が異なるので、移
動通信システムの資源の使用量に応じた課金処理を実現
することが可能となる。
【0092】また、本発明によれば、ハンドオーバ処理
カウンタにより、移動通信システムと移動通信端末との
間で行われるハンドオーバ処理の回数がカウントされ
る。そして課金処理手段はそのカウント値に基づいて通
信料を算出して課金処理を行う。ハンドオーバ処理の回
数は移動通信端末のセル間の移動等によって異なり、そ
の回数によって移動通信システムの資源の使用量が異な
るので、移動通信システムの資源の使用量に応じた課金
処理を実現することが可能となる。
【0093】また、本発明によれば、ダイバーシティ受
信処理カウンタにより、移動通信システムと移動通信端
末との間で行われるダイバーシティ受信に信号を用いる
基地局の追加回数がカウントされる。そして課金処理手
段はそのカウント値に基づいて通信料を算出して課金処
理を行う。ダイバーシティ受信に信号を用いる基地局の
追加回数は移動通信端末の移動等によって異なり、その
回数によって移動通信システムの資源の使用量が異なる
ので、移動通信システムの資源の使用量に応じた課金処
理を実現することが可能となる。
【0094】また、本発明によれば、不完了呼検出手段
が移動通信端末による通信で発生する不完了呼を検出
し、課金処理手段がその不完了呼についても通信料を算
出して、課金処理を行う。不完了呼であっても、移動通
信システムの資源を使用しているので、移動通信システ
ムの資源の使用量に応じた課金処理を実現することが可
能となる。
【0095】また、本発明によれば、不完了呼検出手段
が不完了呼を検出するとともに、通信先の移動通信端末
に対する無線呼出しの有無を示す無線呼出し情報を取得
する。課金処理手段はその無線呼出し情報に基づいて通
信料を算出して課金処理を行う。不完了呼においても、
無線呼出しの有無によって移動通信システムの資源の使
用量が異なるので、移動通信システムの資源の使用量に
応じた課金処理を実現することが可能となる。
【0096】以上のように、上述の本発明の移動通信シ
ステムによれば、移動通信システムの資源の使用量に応
じた課金処理が行えるので、その対価として、移動通信
システムの利用に対する基本料金や、通話時間や通信デ
ータ量に適用する課金レートを引き下げることが可能と
なる。したがって、移動通信端末の利用者は安価に移動
通信サービスを利用することができる。
【0097】また、本発明によれば、エリア間の移動を
想定しない移動通信端末が移動通信システムへの位置登
録処理を停止することによって、移動通信システムの資
源の利用率を軽減することが可能となる。
【0098】また、本発明によれば、セル間の移動を想
定しない移動通信端末や、無線状態が悪化しても接続先
の基地局を切り替えて無線状態を良好にすることを要求
しない移動通信端末が、移動通信システムとの間で行う
ハンドオーバ処理を停止することによって、移動通信シ
ステムの資源の利用率を軽減することが可能となる。
【0099】また、本発明によれば、移動が少なく、高
い通信品質を要求しない移動通信端末が移動通信システ
ムとの間で行うダイバーシティ受信処理を停止すること
によって、移動通信システムの資源の利用率を軽減する
ことが可能となる。
【0100】また、以上のようなそれぞれの処理の停止
を行った移動通信端末に対して、通信料を割り引くサー
ビスを提供すれば、当該移動通信端末の利用者は安価に
移動通信サービスを利用することが可能となる。
【0101】また、本発明によれば、不正利用検出手段
が、契約情報管理手段に停止情報が格納されている位置
登録処理が、上記付加課金情報格納手段に格納されたカ
ウント値に基づいて上記移動通信端末に対して行われて
いると判断する場合に、当該移動通信端末を不正利用と
して検出する。その結果、その移動通信端末は不正改造
が行われ、移動通信システムの提供するサービスを不正
にうけていると判断でき、その不正利用を移動通信シス
テムのオペレータに通知することができる。
【0102】また、本発明によれば、上記契約情報管理
手段に停止情報が格納された位置登録処理について、上
限回数格納手段に格納された上限回数までは、その使用
を許可する。したがって、移動通信端末の不具合や、移
動通信システムが設定するエリア構成の変更等によっ
て、許可する必要が生じた位置登録処理をその上限回数
までは実行することができ、移動通信端末の通信を復元
することが可能となる。例えば、移動通信端末の位置情
報が消失した場合などには、再度、移動通信端末の位置
登録処理を行う必要があるが、位置登録処理が停止され
ていても、例外的に再度、移動通信端末の位置登録を行
うことが可能となる。
【0103】また、本発明によれば、不正利用検出手段
が、契約情報管理手段に停止情報が格納されているハン
ドオーバ処理が、上記付加課金情報格納手段に格納され
たカウント値に基づいて上記移動通信端末と上記移動通
信システムとの間で行われていると判断する場合に、当
該移動通信端末を不正利用として検出する。その結果、
その移動通信端末は不正改造が行われ、移動通信システ
ムの提供するサービスを不正にうけていると判断でき、
その不正利用を移動通信システムのオペレータに通知す
ることができる。
【0104】また、本発明によれば、不正利用検出手段
が、契約情報管理手段に停止情報が格納されているダイ
バーシティ受信処理が、上記付加課金情報格納手段に格
納されたカウント値に基づいて上記移動通信端末と上記
移動通信システムの間で行われていると判断する場合
に、当該移動通信端末を不正利用として検出する。その
結果、その移動通信端末は不正改造が行われ、移動通信
システムの提供するサービスを不正にうけていると判断
でき、その不正利用を移動通信システムのオペレータに
通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる移動通信システム1
を説明するための図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる移動通信端末70を
説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる移動通信システム1
の課金処理に関連する機能的な構成要素を説明するため
の図である。
【図4】本発明の実施形態にかかる加入者情報管理部1
10における加入者情報の格納形式を例示する図であ
る。
【図5】本発明の実施形態にかかる呼情報格納部121
における呼情報の格納形式を例示する図である。
【図6】本発明の実施形態にかかる付加課金情報格納部
131における付加課金情報の格納形式を例示する図で
ある。
【図7】本発明の実施形態にかかる契約情報管理部14
0における契約情報の格納形式を例示する図である。
【図8】本発明の実施形態にかかる閾値格納部151に
おける上限回数の格納形式を例示する図である。
【図9】本発明の実施形態にかかる課金処理方法のフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の実施形態にかかる移動通信端末70
の位置登録処理のフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態にかかる移動通信端末70
の位置登録リカバリー処理のフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態にかかる移動通信端末70
のハンドオーバ処理のフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態にかかる移動通信端末70
のダイバーシティ受信処理のフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態にかかる不正利用検出部1
50が行う不正利用の検出方法のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…移動通信システム、10…ゲートウェイ、20…H
LR、30…課金処理センタ、40,41…交換局、4
2,43・・・VLR、50〜54…無線制御局、60〜
67…基地局、70…移動通信端末、71…位置登録停
止部、72…ハンドオーバ処理停止部、73…ダイバー
シティ受信処理停止部、110…加入者情報管理部、1
20…呼制御部、121…呼情報格納部、130…課金
処理部、131…付加課金情報格納部、140…契約情
報管理部、150…不正利用検出部、151…閾値格納
フロントページの続き (72)発明者 横山 健吾 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K025 BB10 DD06 GG12 GG16 GG18 GG29 5K067 AA29 AA32 BB04 CC24 DD29 DD51 DD57 EE02 EE10 EE16

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信端末による通信を実現する移動
    通信システムであって、 前記移動通信システムに登録された前記移動通信端末の
    利用者の加入者情報へのアクセス処理の回数をカウント
    する加入者情報アクセス処理カウンタと、 前記加入者情報アクセス処理カウンタによるカウント値
    に基づいて通信料を算出し、当該通信料を前記移動通信
    端末の利用者に課金する処理を行う課金処理手段と、を
    備えることを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 移動通信端末による通信を実現する移動
    通信システムであって、 前記移動通信システムへの前記移動通信端末の位置登録
    処理の回数をカウントする位置登録処理カウンタと、 前記位置登録処理カウンタによるカウント値に基づいて
    通信料を算出し、当該通信料を前記移動通信端末の利用
    者に課金する処理を行う課金処理手段と、を備えること
    を特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 移動通信端末による通信を実現する移動
    通信システムであって、 前記移動通信システムと前記移動通信端末との間で行わ
    れるハンドオーバ処理の回数をカウントするハンドオー
    バ処理カウンタと、 前記ハンドオーバ処理カウンタによるカウント値に基づ
    いて通信料を算出し、当該通信料を前記移動通信端末の
    利用者に課金する処理を行う課金処理手段と、を備える
    ことを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 移動通信端末による通信を実現する移動
    通信システムであって、 前記移動通信システムと前記移動通信端末との間で行わ
    れるダイバーシティ受信に信号を用いる基地局の追加回
    数をカウントするダイバーシティ受信処理カウンタと、 前記ダイバーシティ受信処理カウンタによるカウント値
    に基づいて通信料を算出し、当該通信料を前記移動通信
    端末の利用者に課金する処理を行う課金処理手段と、を
    備えることを特徴とする移動通信システム。
  5. 【請求項5】 移動通信端末による通信を実現する移動
    通信システムであって、 前記移動通信端末による通信において発生する不完了呼
    を検出する不完了呼検出手段と、 前記不完了呼検出手段によって検出された前記移動通信
    端末による通信において発生した不完了呼についての通
    信料を算出し、当該通信料を前記移動通信端末の利用者
    に課金する処理を行う課金処理手段と、を備えることを
    特徴とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記不完了呼検出手段は、前記移動通信
    端末による通信において発生する不完了呼を検出すると
    ともに、当該不完了呼における通信先の移動通信端末へ
    の無線呼出しの有無を示す無線呼出し情報を取得し、 前記課金処理手段は、前記不完了呼検出手段によって取
    得される無線呼出し情報に基づいて通信料を算出し、当
    該通信料を前記移動通信端末の利用者に課金する処理を
    行うことを特徴とする請求項5記載の移動通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 移動通信システムによって通信を行う移
    動通信端末であって、 前記移動通信システムへの前記移動通信端末の位置登録
    処理を、一定の条件下で停止する位置登録処理停止手段
    を備えることを特徴とする移動通信端末。
  8. 【請求項8】 移動通信システムによって通信を行う移
    動通信端末であって、 前記移動通信端末と前記移動通信システムとの間で行わ
    れるハンドオーバ処理を停止するハンドオーバ処理停止
    手段を備えることを特徴とする移動通信端末。
  9. 【請求項9】 移動通信システムによって通信を行う移
    動通信端末であって、 前記移動通信端末と前記移動通信システムとの間で行わ
    れるダイバーシティ受信処理を停止するダイバーシティ
    受信処理停止手段を備えることを特徴とする移動通信端
    末。
  10. 【請求項10】 前記移動通信端末から当該移動通信シ
    ステムへの前記位置登録処理が停止された旨の停止情報
    を格納する契約情報管理手段と、 前記位置登録処理カウンタによるカウント値を格納する
    付加課金情報格納手段と、 前記付加課金情報格納手段に格納された前記位置登録処
    理カウンタによるカウント値と前記契約情報管理手段に
    格納された停止情報とに基づいて、前記位置登録処理が
    停止されている前記移動通信端末の位置登録処理が行わ
    れていると判断する場合に、当該移動通信端末を不正利
    用として検出する不正利用検出手段と、を備えることを
    特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  11. 【請求項11】 前記契約情報管理手段に停止情報が格
    納された位置登録処理について、前記移動通信端末に使
    用を許可する上限回数を格納した閾値格納手段を備え、 前記不正利用検出手段は、前記付加課金情報格納手段に
    格納された前記位置登録処理カウンタによるカウント値
    が、前記閾値格納手段に格納された上限回数を上回る場
    合に、当該移動通信端末を不正利用として検出すること
    を特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 【請求項12】 前記移動通信端末と当該移動通信シス
    テムとの間で行われる前記ハンドオーバ処理が停止され
    た旨の停止情報を格納する契約情報管理手段と、 前記ハンドオーバ処理カウンタによるカウント値を格納
    する付加課金情報格納手段と、 前記付加課金情報格納手段に格納された前記ハンドオー
    バ処理カウンタによるカウント値と前記契約情報管理手
    段に格納された停止情報とに基づいて、前記ハンドオー
    バ処理が停止されている前記移動通信端末と当該移動通
    信システムとの間でハンドオーバ処理が行われていると
    判断する場合に、当該移動通信端末を不正利用として検
    出する不正利用検出手段と、 を備えることを特徴とする請求項3に記載の移動通信シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記移動通信端末と当該移動通信シス
    テムとの間で行われる前記ダイバーシティ受信処理が停
    止された旨の停止情報を格納する契約情報管理手段と、 前記ダイバーシティ受信処理カウンタによるカウント値
    を格納する付加課金情報格納手段と、 前記付加課金情報格納手段に格納された前記ダイバーシ
    ティ受信処理カウンタによるカウント値と前記契約情報
    管理手段に格納された停止情報とに基づいて、前記ダイ
    バーシティ受信処理が停止されている前記移動通信端末
    と当該移動通信システムとの間でダイバーシティ受信処
    理が行われていると判断する場合に、当該移動通信端末
    を不正利用として検出する不正利用検出手段と、を備え
    ることを特徴とする請求項4に記載の移動通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 移動通信端末による通信を実現する移
    動通信システムにおける課金方法であって、 加入者情報アクセス処理カウンタが、前記移動通信シス
    テムに登録された前記移動通信端末の利用者の加入者情
    報へのアクセス処理の回数をカウントする加入者情報ア
    クセス処理カウントステップと、 課金処理手段が、前記加入者情報アクセス処理カウンタ
    によるカウント値に基づいて通信料を算出し、当該通信
    料を前記移動通信端末の利用者に課金する処理を行う課
    金処理ステップと、を備えることを特徴とする課金方
    法。
  15. 【請求項15】 移動通信端末による通信を実現する移
    動通信システムにおける課金方法であって、 位置登録処理カウンタが、前記移動通信システムへの前
    記移動通信端末の位置登録処理の回数をカウントする位
    置登録処理カウントステップと、 課金処理手段が、前記位置登録処理カウンタによるカウ
    ント値に基づいて通信料を算出し、当該通信料を前記移
    動通信端末の利用者に課金する処理を行う課金処理ステ
    ップと、を備えることを特徴とする課金方法。
  16. 【請求項16】 移動通信端末による通信を実現する移
    動通信システムにおける課金方法であって、 ハンドオーバ処理カウンタが、前記移動通信システムと
    前記移動通信端末との間で行われるハンドオーバ処理の
    回数をカウントするハンドオーバ処理カウントステップ
    と、 課金処理手段が、前記ハンドオーバ処理カウンタによる
    カウント値に基づいて通信料を算出し、当該通信料を前
    記移動通信端末の利用者に課金する処理を行う課金処理
    ステップと、を備えることを特徴とする課金方法。
  17. 【請求項17】 移動通信端末による通信を実現する移
    動通信システムにおける課金方法であって、 ダイバーシティ受信処理カウンタが、前記移動通信シス
    テムと前記移動通信端末との間で行われるダイバーシテ
    ィ受信に信号を用いる基地局の追加回数をカウントする
    ダイバーシティ受信処理カウントステップと、 課金処理手段が、前記ダイバーシティ受信処理カウンタ
    によるカウント値に基づいて通信料を算出し、当該通信
    料を前記移動通信端末の利用者に課金する処理を行う課
    金処理ステップと、を備えることを特徴とする課金方
    法。
  18. 【請求項18】 移動通信端末による通信を実現する移
    動通信システムにおける課金方法であって、 不完了呼検出手段が、前記移動通信端末による通信にお
    いて発生する不完了呼を検出する不完了呼検出ステップ
    と、 課金処理手段が、前記不完了呼検出手段によって検出さ
    れた前記移動通信端末による通信において発生した不完
    了呼についての通信料を算出し、当該通信料を前記移動
    通信端末の利用者に課金する処理を行う課金処理ステッ
    プと、を備えることを特徴とする課金方法。
  19. 【請求項19】 前記不完了呼検出ステップにおいて、
    前記不完了呼検出手段が、前記移動通信端末による通信
    において発生する不完了呼を検出するとともに、当該不
    完了呼における通信先の移動通信端末への無線呼出しの
    有無を示す無線呼出し情報を取得し、 前記課金処理ステップにおいて、前記課金処理手段が、
    前記不完了呼検出手段によって取得される無線呼出し情
    報に基づいて通信料を算出し、当該通信料を前記移動通
    信端末の利用者に課金する処理を行うことを特徴とする
    請求項18に記載の課金方法。
  20. 【請求項20】 契約情報管理手段が、前記移動通信端
    末から当該移動通信システムへの前記位置登録処理が停
    止された旨の停止情報を格納する契約情報格納ステップ
    と、 前記課金処理手段が、前記位置登録処理カウンタによる
    カウント値を付加課金情報格納手段に格納する付加課金
    情報格納ステップと、 不正利用検出手段が、前記付加課金情報格納手段に格納
    された前記位置登録処理カウンタによるカウント値と前
    記契約情報管理手段に格納された停止情報とに基づい
    て、前記位置登録処理が停止されている前記移動通信端
    末の位置登録処理が行われていると判断する場合に、当
    該移動通信端末を不正利用として検出する不正利用検出
    ステップと、を備えることを特徴とする請求項15に記
    載の課金方法。
  21. 【請求項21】 前記不正利用検出手段が、前記付加課
    金情報格納手段に格納された前記位置登録処理カウンタ
    によるカウント値が、閾値格納手段に格納された前記移
    動通信端末に位置登録処理を許可する上限回数を上回る
    場合に、当該移動通信端末を不正利用として検出するこ
    とを特徴とする請求項20に記載の課金方法。
  22. 【請求項22】 契約情報管理手段が、前記移動通信端
    末と当該移動通信システムとの間で行われる前記ハンド
    オーバ処理が停止された旨の停止情報を格納する契約情
    報格納ステップと、 前記課金処理手段が、前記ハンドオーバ処理カウンタに
    よるカウント値を付加課金情報格納手段に格納する付加
    課金情報格納ステップと、 不正利用検出手段が、前記付加課金情報格納手段に格納
    された前記ハンドオーバ処理カウンタによるカウント値
    と前記契約情報格納手段に格納された停止情報とに基づ
    いて、前記ハンドオーバ処理が停止されている前記移動
    通信端末と当該移動通信システムとの間でハンドオーバ
    処理が行われていると判断する場合に、当該移動通信端
    末を不正利用として検出する不正利用検出ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項16に記載の課金方
    法。
  23. 【請求項23】 契約情報管理手段が、前記移動通信端
    末と当該移動通信システムとの間で行われる前記ダイバ
    ーシティ受信処理が停止された旨の停止情報を格納する
    契約情報格納ステップと、 前記課金処理手段が、前記ダイバーシティ受信処理カウ
    ンタによるカウント値を付加課金情報格納手段に格納す
    る付加課金情報格納ステップと、 不正利用検出手段が、前記付加課金情報格納手段に格納
    された前記ダイバーシティ受信処理カウンタによるカウ
    ント値と前記契約情報格納手段に格納された停止情報と
    に基づいて、前記ダイバーシティ受信処理が停止されて
    いる前記移動通信端末と当該移動通信システムとの間で
    ダイバーシティ受信処理が行われていると判断する場合
    に、当該移動通信端末を不正利用として検出する不正利
    用検出ステップと、を備えることを特徴とする請求項1
    7に記載の課金方法。
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