JP2001167049A - バス調停装置 - Google Patents

バス調停装置

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JP2001167049A
JP2001167049A JP35281699A JP35281699A JP2001167049A JP 2001167049 A JP2001167049 A JP 2001167049A JP 35281699 A JP35281699 A JP 35281699A JP 35281699 A JP35281699 A JP 35281699A JP 2001167049 A JP2001167049 A JP 2001167049A
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bus
priority
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Takayuki Morishige
孝行 森重
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バス調停装置を用いたシステムのデバッグ効
率を高めるとともに、バス調停装置単体で過去の調停履
歴を考慮した比較的複雑なバス調停を行う。 【解決手段】 共通のバスの使用権を与えるバス要求主
体を優先順位情報に基づいて選択し、選択結果を出力す
る優先順位判別手段11と、選択結果を調停履歴として
記憶する調停履歴記憶手段15とを備える。また、優先
順位判別手段11は、バス調停中ではない場合には、調
停履歴に応じて優先順位情報を変更して出力し、バス調
停中である場合には、すべてのバス要求信号を無視する
ように優先順位情報を変更して出力する優先順位変更回
路72を備え、バス調停の優先順位を動的に変化させる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等に
関し、特にCPU(central processing unit)やDM
A(direct memory access)回路等の複数の装置が接続
されたバスの調停を行うバス調停装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CPU、DMA回路、メモリリフレッシ
ュ回路等の複数のバス要求主体(以下、コアと称する)
が、ある共通の資源に対してアクセスする場合、一般に
共通のバスを経由してアクセスを行う。例えば、コア
は、共通の半導体メモリに対して共通のアドレスバス及
び共通のデータバスを経由してアクセスを行う。この場
合、共通のバスの使用権を得たコアのみが共通の資源に
アクセスすることができる。
【0003】バス調停装置は、このような共通のバスの
使用権をどのコアに与えるかを決定する。ここで、図3
を用いて従来のバス調停装置の説明を行う。
【0004】図3は従来のバス調停装置を備えたバスシ
ステムのブロック図である。図3のシステムでは、4つ
のコア21〜24が1つの共通のバス30を共有する。
コア21〜24はバス31〜34にそれぞれ接続し、バ
ス31〜34はバススイッチ35を経由して、共通のバ
ス30に接続している。
【0005】例えばコア21は、バス調停装置90に対
してバス使用要求を示すリクエスト信号rq1を出力
し、バス調停装置90は、バス使用許可を示すグラント
信号gr1をコア21に出力する。グラント信号gr1
によってバスの使用許可を与えられたコア21は、バス
31及びバススイッチ35を経由して共通のバス30を
使用することができる。このときバススイッチ35は、
バス調停装置90が出力するコア選択信号csによっ
て、バス31が共通のバス30に接続されるようにスイ
ッチする。コア21は、共通のバス30へのアクセス終
了後に、バス調停装置90に対してバス開放を指示する
エンド信号en1を出力し、1回のバス使用サイクルが
終了する。
【0006】優先順位判別手段91は、優先順位設定手
段41に設定されている優先順位情報を受け取り、複数
のコアからバス使用要求が来た場合には、この優先順位
情報に従って共通のバス30の使用権を与えるコアを選
択し、優先順位判別結果prとして出力する。優先順位
情報は、例えばシステム起動時に設定される。優先順位
判別結果prは、コア選択手段12を経由して、グラン
トスイッチ14及びバススイッチ35の切り替えのため
に用いられる。
【0007】また、優先順位判別手段91は、グラント
信号生成回路13にグラント信号発生のトリガ信号を与
え、それをもとにグラント信号生成回路13はグラント
信号grを生成する。グラントスイッチ14は、グラン
ト信号grを選択されたコアへ出力する。
【0008】特開平6−110829号公報に開示され
たバス使用要求調停装置や、同号公報中で従来例として
示されるバス使用要求調停装置についても、原理は以上
で説明した例と同じである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバス調
停装置では、システム全体の動作の解析を行うことが困
難であった。すなわち、システムが何らかの原因で予期
しない動作をした場合に、その動作が予期しないバス調
停が行われた結果であるか否かを解析しようとしても、
過去の調停履歴を記憶する手段が無かったため、その解
析は困難であった。代替手段として、例えば外部のコン
トローラが調停状況を常にポーリングする解決法も考え
られるが、この場合、外部コントローラの負荷が大きく
なる。
【0010】また、優先順位判別手段91が参照する優
先順位情報は、バス調停装置90の外部から与えられた
もののみであり、過去の調停履歴を参照することはでき
なかった。このため、例えばコア21には最高の優先順
位を与えるが、連続して3回以上コア21が共通のバス
30を占有することは避ける、といった比較的複雑なバ
ス調停を行うことがバス調停装置単体ではできなかっ
た。
【0011】このような問題に鑑み、本発明は、バス調
停装置を用いたシステムのデバッグ効率を高めること、
及びバス調停装置単体で過去の調停履歴を利用した比較
的複雑なバス調停を行うことを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、請求項1の発明が講じた手段は、共通のバスに接続
されたバス要求主体の間の当該バスの使用に関する調停
を優先順位情報に基づいて行うバス調停装置であって、
前記優先順位情報、並びに各バス要求主体が出力する、
当該バスの使用権を要求するバス要求信号及び当該バス
の使用の終了を通知するバス開放信号を入力とし、調停
履歴に応じて前記優先順位情報を変更し、バス要求信号
を出力した後まだバス開放信号を出力していないバス要
求主体の中から当該バスの使用権を与えるものを変更後
の優先順位情報に基づいて選択し、その選択結果である
優先順位判別結果及び選択を終えたことを示すトリガ信
号を出力する優先順位判別手段と、前記優先順位判別結
果を入力とし、選択されたバス要求主体を当該バスに接
続するためのコア選択信号を出力するコア選択手段と、
前記トリガ信号を入力とし、当該バスの使用権が与えら
れたことを通知するバス使用許可信号を出力するグラン
ト信号生成回路と、前記コア選択信号に従って、選択さ
れたバス要求主体に前記バス使用許可信号を出力するス
イッチ回路と、前記優先順位判別結果を記憶し、過去の
優先順位判別結果を前記調停履歴として出力する調停履
歴記憶手段とを備えたものである。
【0013】請求項2の発明では、請求項1に記載のバ
ス調停装置において、前記優先順位判別手段は、前記優
先順位情報を保持し、出力する優先順位保持手段と、前
記優先順位情報、前記調停履歴及びバス調停中であるこ
とを示す信号を入力とし、前記バス調停中であることを
示す信号が入力されていない場合は、前記調停履歴に応
じて前記優先順位情報を変更して出力し、前記バス調停
中であることを示す信号が入力されている場合は、すべ
てのバス要求信号を無視するように前記優先順位情報を
変更して出力する優先順位変更回路と、各バス要求信号
が入力されてから各バス開放信号が入力されるまで、出
力信号をアクティブにするバス要求記憶手段と、前記優
先順位変更回路の出力に基づき、前記バス要求記憶手段
の出力信号のうちアクティブなものを1つ選択し、この
出力信号に対応したバス要求主体を選択した結果である
優先順位判別結果及びバス要求主体の選択を終えたこと
を示すトリガ信号を出力するプライオリティエンコーダ
と、前記バス開放信号のいずれかが入力された場合に出
力信号をアクティブにする論理和回路と、前記トリガ信
号が出力されてから前記論理和回路の出力信号がアクテ
ィブになるまで、前記バス調停中であることを示す信号
を前記優先順位変更回路に出力する調停中情報記憶手段
とを備えたものである。
【0014】請求項1又は2の発明によると、共通のバ
スに関する過去の調停履歴を参照することができる。こ
のため、このバスに対して比較的複雑なバス調停を行う
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】図1は本実施形態に係るバス調停装置を備
えたバスシステムのブロック図である。図1のバスシス
テムは、バス調停装置10と、CPU,DMA回路,メ
モリリフレッシュ回路等のバス要求主体であるコア21
〜24と、共通のバス30と、バス31〜34と、バス
スイッチ35と、優先順位設定手段41とを備えてい
る。また、バス調停装置10は、優先順位判別手段11
と、コア選択手段12と、グラント信号生成回路13
と、スイッチ回路としてのグラントスイッチ14と、調
停履歴記憶手段15とを備えている。ここで説明するバ
スは、アドレスバス、データバス等のいずれであっても
よい。
【0017】優先順位設定手段41には、例えばシステ
ム起動時に、コア21〜24の共通のバス30の使用に
関する優先順位情報が予め設定されている。優先順位設
定手段41は、優先順位情報を優先順位判別手段11に
出力する。
【0018】コア21〜24は、優先順位判別手段11
に対して、バス要求信号としてのリクエスト信号rq1
〜rq4をそれぞれ出力し、また、バス開放信号として
のエンド信号en1〜en4をそれぞれ出力する。
【0019】優先順位判別手段11は、共通のバス30
の使用を要求するコア21〜24のいずれかに対して、
共通のバス30の使用権(以下ではバス使用権と称す
る)を与える決定をする。優先順位判別手段11は、複
数のコアから共通のバス30の使用要求が来た場合に
は、優先順位設定手段41が出力する優先順位情報及び
調停履歴記憶手段15が出力する調停履歴を考慮して、
バス使用権を与えるコアを選択し、この選択結果を2ビ
ットのデータである優先順位判別結果prとしてコア選
択手段12及び調停履歴記憶手段15に出力する。ま
た、優先順位判別手段11は、選択を終えたことを示す
トリガ信号trをグラント信号生成回路13に出力す
る。
【0020】調停履歴記憶手段15は、優先順位判別手
段11が出力した優先順位判別結果prを例えば1回の
バス使用サイクル毎に調停履歴として記憶し、これを必
要に応じて優先順位判別手段11及び外部へ出力する。
また、調停履歴記憶手段15は、例えばバス使用サイク
ル1000回分の優先順位判別結果prを記憶すること
ができる。
【0021】コア選択手段12は、4出力のデコーダで
あって、優先順位判別手段11が出力する優先順位判別
結果prに従って、4出力のうちの1出力のみをアクテ
ィブに(信号レベルを例えば高電位に)する。コア選択
手段12は、これらの4出力を、選択されたコアを共通
のバス30に接続するためのコア選択信号csとしてグ
ラントスイッチ14及びバススイッチ35に出力する。
グラント信号生成回路13は、優先順位判別手段11が
出力するトリガ信号trが入力されると、バス使用権が
与えられたことを通知するバス使用許可信号としてのグ
ラント信号grをアクティブにしてグラントスイッチ1
4に出力する。
【0022】グラントスイッチ14は、グラント信号g
rがアクティブにされている間、コア選択信号csに従
って、バス使用権を与えるコア21〜24のいずれかに
対して対応するグラント信号gr1〜gr4のいずれか
をアクティブにする。
【0023】バススイッチ35は、コア選択信号csに
従って、バス使用権を与えるコア21〜24にそれぞれ
接続されたバス31〜34のいずれかを共通のバス30
に接続するようにスイッチする。
【0024】例えば、コア21に対してバス使用権が与
えられたとする。このとき、グラントスイッチ14は、
コア選択信号csに従って、グラント信号gr1をアク
ティブにしてコア21に出力する。また、バススイッチ
35は、コア選択信号csに従って、バス31を共通の
バス30に接続する。すると、コア21は、バス31と
バススイッチ35とを介して共通のバス30を使用する
ことができるようになる。
【0025】また、コア21は、共通のバス30へのア
クセス終了後に、優先順位判別手段11に対してエンド
信号en1をアクティブにして出力する。すると、優先
順位判別手段11は、次にバス使用権を与えるコアを選
択することができるようになり、1回のバス使用サイク
ルが終了する。コア22〜24にバス使用権が与えられ
た場合も同様である。
【0026】このようなバス調停装置10によると、過
去の調停記録がバス調停装置内部に記録され、それを外
部から参照することが可能となるため、システムが予期
しない動作を行った場合に、それが予期しないバス調停
が行われた結果であるのか否かを知り、原因を切り分け
て分析することが容易となる。
【0027】図2は、図1の優先順位判別手段11のブ
ロック図である。優先順位判別手段11について図1,
2を参照して説明する。
【0028】優先順位判別手段11は、優先順位保持手
段71と、優先順位変更回路72と、プライオリティエ
ンコーダ73と、バス要求記憶手段としてのリセット付
きレジスタ74〜77と、調停中情報記憶手段としての
SRフリップフロップ78と、論理和回路79とを備え
ている。
【0029】優先順位保持手段71は、優先順位設定手
段41が出力した優先順位情報を保持し、優先順位変更
回路72に出力する。優先順位変更回路72は、優先順
位保持手段71が出力する優先順位情報と、調停履歴記
憶手段15が出力する調停履歴と、SRフリップフロッ
プ78が出力するバス調停中であるか否かを示す信号と
を入力とする。
【0030】優先順位変更回路72は、SRフリップフ
ロップ78が出力する信号がバス調停中であることを示
していない場合には、調停履歴に応じて、例えば同一の
コアが連続してバス使用権を得ないように、優先順位情
報を変更してプライオリティエンコーダ73に出力す
る。また、優先順位変更回路72は、SRフリップフロ
ップ78が出力する信号がバス調停中であることを示し
ている場合には、コアのバス使用要求に応えることがで
きないため、すべてのリクエスト信号を無視するように
優先順位情報を変更してプライオリティエンコーダ73
に出力する。
【0031】リセット付きレジスタ74〜77は、それ
ぞれリクエスト信号rq1〜rq4を入力とし、それぞ
れエンド信号en1〜en4をリセット入力とする。リ
セット付きレジスタ74は、コア21が出力するリクエ
スト信号rq1を記憶してプライオリティエンコーダ7
3に出力し、コア21が出力するエンド信号en1がア
クティブになると、記憶内容をリセットする。リセット
付きレジスタ75〜77についても同様である。
【0032】論理和回路79は、エンド信号en1〜e
n4のいずれかがアクティブのとき、出力信号をアクテ
ィブにしてSRフリップフロップ78にリセット信号と
して出力する。
【0033】プライオリティエンコーダ73は、優先順
位変更回路72が出力する優先順位情報がすべてのリク
エスト信号を無視するように指示する場合を除き、この
優先順位情報に基づき、リセット付きレジスタ74〜7
7が出力する信号のうちアクティブな信号を1つ選択
し、共通のバス30を使用できるようにこの信号に対応
したコア21〜24のうちの1つを選択する。プライオ
リティエンコーダ73は、その選択の結果である優先順
位判別結果prをコア選択手段12及び調停履歴記憶手
段15に出力し、コアの選択を終えたことを示すトリガ
信号trをSRフリップフロップ78及びグラント信号
生成回路13に出力する。
【0034】SRフリップフロップ78は、プライオリ
ティエンコーダ73がトリガ信号trを出力してから、
エンド信号en1〜en4のいずれかがアクティブにな
って論理和回路79の出力がアクティブになるまでの期
間のみ、バス調停中であることを示す信号を優先順位変
更回路72に出力する。
【0035】例えば、優先順位保持手段71は、コア2
1、22、23及び24の順でバス使用権が与えられる
こと示す優先順位情報を保持し、優先順位変更回路72
には、「2回連続してバス使用権を与えられたコアの優
先順位を最低に下げる」という論理の回路がインプリメ
ントしてあったとする。調停履歴記憶手段15は、調停
履歴を記憶していない初期状態であるとする。
【0036】いま、コア21及びコア24が同時にリク
エスト信号rq1及びrq4をそれぞれ出力したとす
る。このとき、優先順位変更回路72は、優先順位保持
手段71が保持し、出力する優先順位情報を入力とし、
その優先順位情報をそのまま出力する。プライオリティ
エンコーダ73は、優先順位情報に基づいてコア21を
選択し、コア21にバス使用権が与えられる。プライオ
リティエンコーダ73は、その選択結果を優先順位判別
結果prとして出力し、調停履歴記憶手段15は、優先
順位判別結果prを記憶する。
【0037】次のバス使用サイクルで、再びコア21及
びコア24がリクエスト信号rq1及びrq4をそれぞ
れ出力したとする。このとき、優先順位変更回路72
は、入力された優先順位情報をそのまま出力する。プラ
イオリティエンコーダ73は、優先順位情報に基づいて
コア21を選択し、再びコア21にバス使用権が与えら
れる。プライオリティエンコーダ73は、その選択結果
を優先順位判別結果prとして出力し、調停履歴記憶手
段15は、優先順位判別結果prを記憶する。
【0038】次のバス使用サイクルで、さらにコア21
及びコア24がリクエスト信号rq1及びrq4をそれ
ぞれ出力したとする。従来のバス調停装置の場合は、再
びコア21にバス使用権が与えられる。本実施形態のバ
ス調停装置10では、優先順位変更回路72は、調停履
歴記憶手段15が出力する過去2回の調停履歴を参照
し、既にコア21に対して2回連続でバス使用権が与え
られたことを検知する。そして、優先順位変更回路72
は、コア21の優先順位を最低の順位に変更した優先順
位情報を出力する。この結果、コア24の優先順位はコ
ア21よりも高くなり、このバス使用サイクルでは、コ
ア24にバス使用権が与えられる。このように、3回に
つき1回は異なったコアのバス使用要求を受け付けるバ
ス調停装置を構成することができる。
【0039】以上のように、優先順位判別手段11は、
調停履歴情報利用することにより、優先順位情報を動的
に変更可能となる。このため、例えばある優先順位の高
いコアにばかりグラントが返され、バス使用権が与えら
れるような状況を調停履歴から検知し、そのコアの優先
順位を下げるなど、より複雑なバス調停を行うことが可
能となる。
【0040】なお、優先順位変更回路72にインプリメ
ントする回路の論理は以上の例には限られず、どのよう
なものであってもよい。
【0041】また、本実施形態ではバス調停装置10に
接続されるコアの数は4個としたが、これは2個以上の
別の数であってもよい。
【0042】また、調停履歴記憶手段15は、調停履歴
だけではなく、それに付随する他の情報をも記憶するよ
うにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明のバス調停装置に
よると、調停履歴記憶手段を備えたため、過去の調停履
歴を外部から読み取ることが可能となり、システムデバ
ッグの際にバス調停がどのように行われたかを知ること
ができる。また、調停履歴の情報を利用して、優先順位
情報をバス使用サイクル毎に動的に変更することがで
き、より複雑なバス調停を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバス調停装置を備えた
バスシステムのブロック図である。
【図2】図1の優先順位判別手段のブロック図である。
【図3】従来のバス調停装置を備えたバスシステムのブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 バス調停装置 11 優先順位判別手段 12 コア選択手段 13 グラント信号生成回路 14 グラントスイッチ(スイッチ回路) 15 調停履歴記憶手段 21〜24 コア(バス要求主体) 30 共通のバス 31〜34 バス 35 バススイッチ 41 優先順位設定手段 71 優先順位保持手段 72 優先順位変更回路 73 プライオリティエンコーダ 74〜77 リセット付きレジスタ(バス要求記憶手
段) 78 SRフリップフロップ(調停中情報記憶手段) 79 論理和回路 90 バス調停装置 91 優先順位判別手段 pr 優先順位判別結果 cs コア選択信号 tr グラント信号生成トリガ gr グラント信号(バス使用許可信号) rq1〜rq4 リクエスト信号(バス要求信号) gr1〜gr4 グラント信号(バス使用許可信号) en1〜en4 エンド信号(バス開放信号)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のバスに接続されたバス要求主体の
    間の当該バスの使用に関する調停を優先順位情報に基づ
    いて行うバス調停装置であって、 前記優先順位情報、並びに各バス要求主体が出力する、
    当該バスの使用権を要求するバス要求信号及び当該バス
    の使用の終了を通知するバス開放信号を入力とし、調停
    履歴に応じて前記優先順位情報を変更し、バス要求信号
    を出力した後まだバス開放信号を出力していないバス要
    求主体の中から当該バスの使用権を与えるものを変更後
    の優先順位情報に基づいて選択し、その選択結果である
    優先順位判別結果及び選択を終えたことを示すトリガ信
    号を出力する優先順位判別手段と、 前記優先順位判別結果を入力とし、選択されたバス要求
    主体を当該バスに接続するためのコア選択信号を出力す
    るコア選択手段と、 前記トリガ信号を入力とし、当該バスの使用権が与えら
    れたことを通知するバス使用許可信号を出力するグラン
    ト信号生成回路と、 前記コア選択信号に従って、選択されたバス要求主体に
    前記バス使用許可信号を出力するスイッチ回路と、 前記優先順位判別結果を記憶し、過去の優先順位判別結
    果を前記調停履歴として出力する調停履歴記憶手段とを
    備えたバス調停装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバス調停装置におい
    て、 前記優先順位判別手段は、 前記優先順位情報を保持し、出力する優先順位保持手段
    と、 前記優先順位情報、前記調停履歴及びバス調停中である
    ことを示す信号を入力とし、前記バス調停中であること
    を示す信号が入力されていない場合は、前記調停履歴に
    応じて前記優先順位情報を変更して出力し、前記バス調
    停中であることを示す信号が入力されている場合は、す
    べてのバス要求信号を無視するように前記優先順位情報
    を変更して出力する優先順位変更回路と、 各バス要求信号が入力されてから各バス開放信号が入力
    されるまで、出力信号をアクティブにするバス要求記憶
    手段と、 前記優先順位変更回路の出力に基づき、前記バス要求記
    憶手段の出力信号のうちアクティブなものを1つ選択
    し、この出力信号に対応したバス要求主体を選択した結
    果である優先順位判別結果及びバス要求主体の選択を終
    えたことを示すトリガ信号を出力するプライオリティエ
    ンコーダと、 前記バス開放信号のいずれかが入力された場合に出力信
    号をアクティブにする論理和回路と、 前記トリガ信号が出力されてから前記論理和回路の出力
    信号がアクティブになるまで、前記バス調停中であるこ
    とを示す信号を前記優先順位変更回路に出力する調停中
    情報記憶手段とを備えたものであることを特徴とするバ
    ス調停装置。
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