JP2001166961A - 機能検査方法と機能検査装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

機能検査方法と機能検査装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001166961A
JP2001166961A JP35210999A JP35210999A JP2001166961A JP 2001166961 A JP2001166961 A JP 2001166961A JP 35210999 A JP35210999 A JP 35210999A JP 35210999 A JP35210999 A JP 35210999A JP 2001166961 A JP2001166961 A JP 2001166961A
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Tetsuo Shibazaki
徹夫 柴崎
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機能検査プログラムを容易に生成可能とすると
共に所望の中断処理を行う。 【解決手段】コンピュータ装置30に表示された所定の
条件設定画面を用いて条件設定を行うことにより検査対
象物10の機能検査における1つの検査ステップを作成
すると共に、この検査ステップを機能検査の検査手順に
応じて複数作成して1つの機能検査プログラムとする。
複数の検査ステップには機能検査を中断する検査ステッ
プを含める。この機能検査プログラムを実行して、検査
対象物10に対して電源部25から電力の供給や信号発
生部26から信号の供給、検査対象物10から測定部2
7に対しての信号の供給等を制御部22で制御する。機
能検査を中断する検査ステップは、検査項目や状態検出
部40からの割り込み等に応じて設けるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機能検査方法と
機能検査装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。詳しくは、所定の条件設定画面を用いて条
件設定を行うことにより中断処理を含む1つの機能検査
における1つの検査ステップを作成し、検査ステップを
機能検査の検査手順に応じて複数作成して機能検査プロ
グラムとして実行することにより機能検査を行うもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子機器の製造工程では、電気回路基板
が所定の機能を果たすように製造されているか、また電
気回路基板を用いて構成された電子機器が正しく所望の
機能を有するか等を判別するため、種々の検査が行われ
ている。
【0003】ここで、種々の検査を行う場合には、例え
ば検査対象物への電源供給を制御する手順や検査で必要
とされる信号の供給を制御する手順等を実行させるプロ
グラムを作成したり、検査対象物で生じた信号の測定を
行う手順や測定結果に基づいて検査結果が正常か否かを
判別する手順を実行させるプログラムを個々に作成し
て、これらのプログラムを組み合わせて機能検査プログ
ラムとして用いることで効率良く検査を行うことができ
るようになされている。さらに、検査中や検査終了後に
異常と判別されたときには、検査装置固有の中断処理が
自動的に行われて、障害の発生の防止がはかられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各手順に対
するプログラムを個々に作成するものでは、検査装置の
構成および信号発生部や測定部の設定方法等を詳細に理
解していなければ、正しいプログラムを作成することが
できない。また、個々にプログラムを作成しなければな
らないことから、効率良く機能検査プログラムを作成す
ることができない。さらに、検査装置固有の中断処理が
自動的に行われるものでは、検査対象物や検査内容に応
じた自由な中断処理を行うことができない。
【0005】そこで、この発明では、機能検査プログラ
ムを容易に作成可能とすると共に、異常と判別されたと
きには所望の中断処理を行うことができる機能検査方法
と検査装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る機能検査
方法は、所定の条件設定画面を用いて条件設定を行うこ
とにより機能検査における1つの検査ステップを作成
し、検査ステップを機能検査の検査手順に応じて複数作
成して1つの機能検査プログラムとし、複数の検査ステ
ップには機能検査を中断する検査ステップを設け、機能
検査プログラムを実行することにより機能検査を行うも
のである。
【0007】また、機能検査装置は、機能検査を行う検
査対象物に電力を供給する電力供給手段と、検査対象物
で機能検査を行うために必要とされる信号を出力する信
号発生手段と、検査対象物での動作状態を測定する測定
手段と、検査対象物と、電力供給手段や信号発生手段お
よび測定手段との接続状態を切り替える切替手段と、複
数の検査ステップからなる機能検査プログラムを記憶し
たメモリ手段と、機能検査プログラムの検査ステップに
応じて電力供給手段と信号発生手段と測定手段と切替手
段を制御して機能検査を行う制御手段を備え、メモリ手
段の機能検査プログラムは、機能検査の検査項目に応じ
て機能検査を中断する検査ステップを有するものであ
る。
【0008】さらに、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、所定の条件設定画面を用いて設定された条件に
基づいて機能検査における1つの検査ステップを作成す
ると共に検査ステップには機能検査を中断する検査ステ
ップを含める手順と、検査ステップを作成する手順を機
能検査の検査手順に応じて繰り返すことにより複数作成
された検査ステップを1つの機能検査プログラムとする
手順とを実行するプログラムを記録したものである。
【0009】この発明においては、所定の条件設定画面
を用いて条件設定を行うことにより機能検査における1
つの検査ステップが作成される。また、検査ステップの
作成では、検査項目や外部からの割り込みに応じた機能
検査の中断処理を行う検査ステップの作成も行われる。
このような検査ステップを機能検査の検査手順に応じて
複数作成して機能検査プログラムとすることで、この機
能検査プログラムを実行することにより機能検査が行わ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明について詳細に説明する。図1は機能検査システムの
構成を示している。電気部品等が搭載された電気回路基
板や電気回路基板を用いて構成された電子機器である検
査対象物10には、検査対象物10の機能検査を行うた
めの検査装置20が接続される。
【0011】検査装置20には、機能検査プログラムの
作成や編集を行うコンピュータ装置30や検査対象物1
0が所定の位置にセッティングされたか否か等を判別す
る状態検出部40および機能検査結果を出力する検査結
果出力装置50が接続されている。
【0012】コンピュータ装置30で作成された機能検
査プログラムは、検査装置20のインタフェース部21
と制御部22を介してメモリ23に記憶される。このた
め、コンピュータ装置30を接続していなくとも、メモ
リ23に記憶された機能検査プログラムに基づき機能検
査を行うことが可能となる。
【0013】制御部22では、メモリ23に記憶された
機能検査プログラムに基づきマルチプレクサ24を制御
する。このマルチプレクサ24は、検査対象物10の電
源入力端子や信号入力端子,信号出力端子等と接続され
ている。またマルチプレクサ24は、後述する電源部2
5や信号発生部26および測定部27と接続されてお
り、制御部22からの切替制御信号CSEに基づき、検
査対象物10と電源部25や信号発生部26および測定
部27との接続関係を切り替えて、電源部25から供給
された電力を検査対象物10のいずれの位置に供給する
かを制御する。また、信号発生部26からの信号を検査
対象物10のいずれの位置に供給するか、および検査対
象物10のいずれの位置から信号等を測定部27に供給
するかなどの制御も行う。さらに、マルチプレクサ24
では、制御部22から検査対象物10の動作等を制御す
る制御信号CTが供給されたときに、この制御信号CT
を検査対象物10のいずれの位置に供給するか、あるい
は検査対象物10からの情報信号DTを制御部22に供
給させるための切替制御も行う。
【0014】電源部25では、検査対象物10で必要と
される電力や検査装置20の各部で必要とされる電力を
供給する。信号発生部26では、制御部22からの制御
信号CSGに基づき検査対象物10の特性や機能を検査
するために必要な信号、例えばオーディオ信号の再生特
性を検査する場合には所定の周波数の信号等をマルチプ
レクサ24に供給する。測定部27では、検査対象物1
0からの信号を用いて、例えば信号レベルや周波数、歪
み率などを測定して、測定結果を示す測定値MDを制御
部22に供給する。なお、測定部27では、制御部22
からの制御信号CMGに基づいてレンジ切り替え等も行
う。
【0015】また、制御部22では、測定値MDと予め
設定されている規格を比較することで、所望の特性や機
能が得られるか否かを判別して、この判別結果を示す検
査結果信号JSを検査結果出力装置50に供給する。検
査結果出力装置50は、例えばプリンタを用いて構成さ
れており、検査結果信号JSに基づいて検査結果を印刷
して出力する。
【0016】さらに、制御部22には表示部28や操作
部29が接続されており、表示部28では機能検査プロ
グラムに関する情報や検査動作に関する情報および検査
結果等が表示される。また操作部29を操作することで
実行する機能検査プログラムの選択や、検査動作を中断
する割り込み操作が行われる。
【0017】コンピュータ装置30では、上述したよう
に機能検査プログラムの作成や編集を行う。コンピュー
タ装置30には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
35に対して信号の記録再生を行うことができる記録媒
体駆動装置36が接続されている。ここで、記録媒体3
5には、機能検査プログラムを作成するプログラムが記
録されて、コンピュータ装置30が機能検査プログラム
を作成するプログラムを有していないときには、このプ
ログラムが記録媒体駆動装置36を介して記録媒体35
から読み出される。
【0018】コンピュータ装置30を用いて作成された
機能検査プログラムは、検査装置20に供給されるだけ
でなく必要に応じて記録媒体35にも記録される。ま
た、記録媒体35に機能検査プログラムが記録されてい
るときには、この機能検査プログラムをコンピュータ装
置30によって読み出して検査装置20に供給する処理
も行われる。なお、読み出した機能検査プログラムを検
査装置20に供給する際、検査対象物10や検査内容に
応じてプログラムの編集を行ってから供給するものとし
ても良い。
【0019】このように、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体35を用いて機能検査プログラムの作成や機能
検査プログラムの記録再生を行うことができることか
ら、コンピュータ装置30が機能検査プログラムを作成
するプログラムを有していないときや、複数の検査装置
20を用いて機能検査を行う場合、記録媒体35から必
要とされるプログラムをコンピュータ装置30や各検査
装置20のメモリ23にダウンロードすることにより、
検査対象物10の検査を効率よく行うことができる。ま
た、検査装置20の汎用性も高めることができる。
【0020】ここで、コンピュータ装置30での機能検
査プログラムの作成は、条件設定画面、例えば図2に示
す条件設定画面に示されている各項目に対してデータの
入力や条件の選択等を行うことにより行う。所定の条件
設定画面は、機能検査における1つの検査ステップと対
応しており、この条件設定画面を用いて機能検査の検査
手順に応じた設定を順次行うことにより、機能検査の検
査手順に応じた検査ステップが複数作成される。この作
成された一連の検査ステップを1つの機能検査プログラ
ムとして実行することにより機能検査が行われる。
【0021】図2は、例えば検査対象物10がオーディ
オ機器である場合の特性検査プログラム作成用の条件設
定画面を示している。「Test」領域A1の「Tes
t」エディットボックスには、ユーザー指定の識別番号
が入力される。「Item」エディットボックスには検
査ステップの内容が入力される。「Skip」チェック
ボックスは、この検査ステップをスキップさせるか否か
の設定が行われると共に、「Jump」チェックボック
スでは検査動作終了後にジャンプ動作を行うか、「NG
Jump」チェックボックスでは検査で異常と判別さ
れたときにジャンプ動作を行うかが選択される。ここ
で、ジャンプ動作を行うと設定されているときには、
「Jump」エディットボックスに入力されたプログラ
ムライン番号の検査ステップにジャンプする。
【0022】「SG Set Up」領域A2の「SG」
チョイスボックスでは、信号発生部26から供給される
音声周波数信号の出力位置の選択が行われる。「Fre
quency」エディットボックスでは、信号発生部2
6から出力される音声周波数信号の周波数が設定され
る。また、音声周波数信号のLチャネル側およびRチャ
ネル側の信号レベルは、「L」エディットボックスや
「R」エディットボックスに入力されたデータ値に基づ
いて設定される。さらに「Out」チョイスボックスで
は、音声周波数信号の出力動作が選択される。例えば出
力を停止するか、LチャネルあるいはRチャネルの一方
を出力するか、LチャネルとRチャネルの両方を出力す
るか等の設定が行われる。
【0023】「Mode」領域A3の「Mode」チョ
イスボックスでは、検査ステップの動作モードの設定が
行われる。例えば、検査対象物10への電力の供給を開
始するモードや電力の供給を停止するモード、検査対象
物10の動作を制御するための制御信号等を出力するモ
ード、測定部27からの測定値を用いて行う検査のモー
ド、検査対象物10が電気回路基板等であるときに、搭
載されているコンデンサに蓄積されている電荷を放電さ
せるための放電用負荷をオン状態あるいはオフ状態とす
るモード等の設定が行われる。
【0024】「Measure」チョイスボックスで
は、測定部27での測定項目の設定が行われる。例え
ば、電圧レベル、実効値、歪率、周波数、電圧レベルの
最大値や最小値等の計測が行われる。また、「Wai
t」エディットボックスでは、測定部27で測定を開始
するまでの待ち時間や、動作のタイムアウト時間が設定
される。さらに、「Reference」チョイスボッ
クスでは、基準データの選択が行われて、この選択され
た基準データとの変化分等を算出して検査結果の判定等
を行うことも可能とされる。
【0025】「Point」チョイスボックスでは、い
ずれの端子からの信号を用いて測定を行うかの選択が行
われる。また「Range」チョイスボックスでは、測
定部27での測定レンジの選択が行われる。ここで、
「Auto」チェックボックスをチェックしたときに
は、「Range」チョイスボックスで選択された測定
レンジに拘わらず、測定部27での測定レンジが入力信
号に応じて自動的に切り替えられる、また、チェックが
なされていないときには、入力信号に拘わらず、測定部
27での測定レンジが「Range」チョイスボックス
で選択された測定レンジに固定される。
【0026】なお、「AC/DC」チェックボックス
は、入力信号をAC結合あるいはDC結合のいずれで測
定するかが選択される。また「LPF」,「BEF」,
「BPF」の各チェックボックスは、入力信号を低域フ
ィルタや帯域除去フィルタ、帯域通過フィルタを通過さ
せるか否かを選択するためのものである。
【0027】「Counter」領域A4の「Thre
shold」エディットボックスでは、周波数測定を行
う場合の入力信号のスライスレベルの設定が行われる。
【0028】「Digital」領域A5の「Rela
y」エディットボックスでは、マルチプレクサ24で検
査対象物10と電源部25や信号発生部26、測定部2
7等との接続関係を切り替えを補助するリレーの制御値
が入力される。なお、接続関係の切り替えとしてアナロ
グスイッチ等を用いるものとしても良い。また、「Lo
gic」エディットボックスでは、検査対象物10に供
給されて検査対象物10の動作等を制御するための制御
データの入力が行われる。
【0029】「Limit」領域A6の「Upper」
エディットボックス,「Lower」エディットボック
スでは、検査の結果が正常か異常であるかを判別するた
めに、測定値と比較される上限値や下限値の入力が行わ
れる。また、「Unit」チョイスボックスでは、入力
された上限値や下限値の単位、例えばdB,Vrms,
%,kHz等が選択される。
【0030】ボタン領域A7の各ボタン(OK,Can
cel,Set・・・)は、上述のようにして設定され
た条件の登録、既に登録されている条件の選択や修正等
を行うためのものである。ここで、設定された条件の登
録が行われると、設定された条件の動作が1つの検査ス
テップとされる。また、1つの検査ステップが作成され
ると、この検査ステップに対して1つのプログラム番号
が割り当てられる。
【0031】このようにして、検査ステップが機能検査
の検査手順に応じて作成されると共に、作成された複数
の検査ステップが1つの機能検査プログラムとされる。
このため、共通した条件設定画面で各検査ステップの設
定を行うことができるので、プログラム言語を用いて各
検査ステップと対応するプログラムを個々に作成する必
要がなく、簡単に所望の機能検査を行うことができる。
【0032】また、各条件設定は、図2に示す条件設定
画面を用いて順次登録するものに限られるものではな
く、例えば機能検査プログラムの各検査ステップを図3
に示すように1画面上に表形式で表示するものとして、
プログラムライン番号である行番号毎に、列名で示され
ている項目の内容を表の中に順に入力することで、検査
ステップを作成するものとしても良い。さらに、作成さ
れた機能検査プログラムをどのように実行するかが、図
4に示すプログラム設定画面を用いて設定される。
【0033】実行設定領域A8の「Bank numbe
r」チョイスボックスでは、各機能検査プログラムから
バンク番号を選択することで、実行する機能検査プログ
ラムが設定される。また、「Title」エディットボ
ックスでは、機能検査プログラムのタイトル名の表示や
表示の変更が可能とされる。
【0034】「Operation Mode」チョイ
スボックスでは、機能検査プログラムをどのように実行
するかが選択される。例えば、検査ステップをすべて実
行して判定を行うか、検査ステップ中に異常を検出した
ときには所定の中断処理を行うか等の選択が行われる。
【0035】「Debug Line」エディットボッ
クスでは、中断処理の開始位置を示すプログラムライン
番号の入力が行われる。さらに、「Print Mod
e」チョイスボックスでは、検査結果を常に印刷する
か、異常が生じたときに印刷するか、あるいは検査結果
の印刷を行わないものとするか等が選択される。なお、
ボタン領域A9の各ボタン(OK,Cancel,Se
t・・・)は、機能検査プログラムの実行に関する上述
の設定の登録や、既に登録されている設定状態の修正等
を行うために操作されるものである。
【0036】このように、機能検査プログラムでは、異
常が検出されたときに中断処理を行う場合、所望の中断
処理の検査ステップを機能検査プログラムの一部として
条件設定画面を利用して作成しておき、異常が検出され
たときには中断処理の検査ステップの開始位置を示すプ
ログラムライン番号にジャンプすることで、簡単に所望
の中断処理を行うことができる。例えば図3のプログラ
ムライン番号「100」から中断処理の処理手順を検査
ステップとして作成するものとして、異常と判別された
ときにプログラムライン番号「100」にジャンプさせ
ることで、所望の中断処理を簡単に行わせることができ
る。
【0037】また、中断処理の検査ステップを所定のプ
ログラムライン番号の位置からを開始させるものとすれ
ば、異常検出時のジャンプ先の設定が簡単となり、機能
検査プログラムを効率よく作成できる。
【0038】さらに、機能検査プログラムに複数の中断
処理の検査ステップを設けるものとして、異常が検出さ
れた検査項目や外部からの割り込みに応じて実行する中
断処理を切り替えるものとすれば、検査結果や割り込み
に応じた保護動作を行うことができる。
【0039】すなわち、検査対象物10の電圧レベルや
電流レベルの検査中に過電圧や過電流が検出されたとき
の中断処理として、例えば電源部25から検査対象物1
0への電力の供給を優先して停止させれば、速やかに電
力の供給が停止されて他の電気回路に悪影響が広がって
しまうことを防止できる。
【0040】また、検査対象物10によって記録媒体に
信号を記録する、あるいは記録された信号を再生する検
査を行うとき、信号の記録再生動作中に検査対象物10
への電力の供給が停止されると記録媒体に損傷を与える
ような場合、上述の中断処理のプログラムとは異なる中
断処理、例えば信号発生部26から検査対象物10への
信号の供給を停止して信号の記録動作を終了させたの
ち、電源部25から検査対象物10への電力の供給を停
止すれば、信号を記録動作を正しく完了できると共に、
直ちに電力の供給が停止されて記録媒体に損傷を与えて
しまうことを防止できる。
【0041】さらに、検査対象物10が電気回路基板で
あるときには、中断処理の最後でコンデンサに蓄積され
ている電荷を放電させるものとすれば、中断処理が完了
したときには基板に電荷が蓄積されていない状態とな
り、蓄積電荷による障害の発生を防止できる。
【0042】また、外部からの割り込みに対する中断処
理では、中断の生じた検査ステップを記憶させる処理を
行うものとすれば、再度機能検査を行ったときに、中断
の生じた検査ステップから再度検査を継続することがで
きる。
【0043】なお、上述の実施の形態では、検査結果が
異常であるときに中断処理を行うものとしたが、状態検
出部40からの信号、例えば検査の担当者からの割り込
み操作や、検査対象物10と検査装置20との接続が正
しく行われていないことを示す信号が供給されたときに
も、それぞれに応じた中断処理を行うものとしても良
い。
【0044】このように、上述の実施の形態によれば、
所定の条件設定画面を用いて1つの検査ステップを作成
することができると共に、この検査ステップの作成を機
能検査の手順に応じて行うことにより、簡単に機能検査
プログラムを作成することができる。また、中断処理を
行う検査ステップも同じ条件設定画面を用いて作成でき
ると共に、1つの機能検査プログラムに複数の中断処理
の検査ステップを設けることが可能となり、検査に応じ
た中断処理を容易に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、所定の条件設定画面
を用いて条件設定を行うことにより機能検査における1
つの検査ステップが作成されると共に、検査ステップの
作成では機能検査の中断処理を行う検査ステップも作成
される。また、このような検査ステップが機能検査の検
査手順に応じて複数作成されて、これらの検査ステップ
が機能検査プログラムとして実行されることにより機能
検査が行われる。このため、機能検査プログラムを容易
に作成できる。
【0046】また、機能検査を中断する検査ステップ
は、機能検査の検査項目や割り込みに応じて設けられる
ことから、異常と判別されたときに所望の中断処理を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機能検査システムの構成を示す図である。
【図2】条件設定画面を示す図である。
【図3】他の条件設定画面を示す図である。
【図4】プログラム設定画面を示す図である。
【符号の説明】
10 検査対象物 20 検査装置 21 インタフェース部 22 制御部 23 メモリ 24 マルチプレクサ 25 電源部 26 信号発生部 27 測定部 28 表示部 29 操作部 30 コンピュータ装置 35 記録媒体 36 記録媒体駆動装置 40 状態検出部 50 検査結果出力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の条件設定画面を用いて条件設定を
    行うことにより機能検査における1つの検査ステップを
    作成し、 前記検査ステップを前記機能検査の検査手順に応じて複
    数作成して1つの機能検査プログラムとし、 前記複数の検査ステップには前記機能検査を中断する検
    査ステップを設け、 前記機能検査プログラムを実行することにより前記機能
    検査を行うことを特徴とする機能検査方法。
  2. 【請求項2】 前記機能検査を中断する検査ステップ
    は、前記機能検査の検査項目に応じて設けることを特徴
    とする請求項1記載の機能検査方法。
  3. 【請求項3】 前記機能検査を中断する検査ステップ
    は、前記機能検査に対する割り込みに応じて設けること
    を特徴とする請求項1記載の機能検査方法。
  4. 【請求項4】 機能検査を行う検査対象物に電力を供給
    する電力供給手段と、 前記検査対象物で前記機能検査を行うために必要とされ
    る信号を出力する信号発生手段と、 前記検査対象物での動作状態を測定する測定手段と、 前記検査対象物と、前記電力供給手段や前記信号発生手
    段および前記測定手段との接続状態を切り替える切替手
    段と、 複数の検査ステップからなる機能検査プログラムを記憶
    したメモリ手段と、 前記機能検査プログラムの検査ステップに応じて前記電
    力供給手段と前記信号発生手段と前記測定手段と前記切
    替手段を制御して前記機能検査を行う制御手段を備え、 前記メモリ手段の機能検査プログラムは、前記機能検査
    の検査項目に応じて前記機能検査を中断する検査ステッ
    プを有することを特徴とする機能検査装置。
  5. 【請求項5】 前記機能検査に対して割り込みを行う割
    り込み手段を備え、 前記メモリ手段の機能検査プログラムは、前記割り込み
    手段による割り込みに応じて前記機能検査を中断する検
    査ステップを有することを特徴とする請求項4記載の機
    能検査装置。
  6. 【請求項6】 所定の条件設定画面を用いて設定された
    条件に基づいて機能検査における1つの検査ステップを
    作成すると共に前記検査ステップには前記機能検査を中
    断する検査ステップを含める手順と、 前記検査ステップを作成する手順を前記機能検査の検査
    手順に応じて繰り返すことにより複数作成された検査ス
    テップを1つの機能検査プログラムとする手順とを実行
    するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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JP2011134628A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology リチウム−空気電池
JP2013206263A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Ono Sokki Co Ltd 試験手順作成装置及びプログラム
JP2013205306A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Ono Sokki Co Ltd 試験手順作成装置及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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