JP2001166945A - 半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法 - Google Patents

半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法

Info

Publication number
JP2001166945A
JP2001166945A JP35073699A JP35073699A JP2001166945A JP 2001166945 A JP2001166945 A JP 2001166945A JP 35073699 A JP35073699 A JP 35073699A JP 35073699 A JP35073699 A JP 35073699A JP 2001166945 A JP2001166945 A JP 2001166945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
memory
address
rom
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP35073699A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Shiga
稔 志賀
Masaki Hashizume
雅樹 橋詰
Masao Hamamura
正夫 濱村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP35073699A priority Critical patent/JP2001166945A/ja
Publication of JP2001166945A publication Critical patent/JP2001166945A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ROMの占有面積を削減して小型な安価な半
導体装置を得る。 【解決手段】 ROM13にはプログラムを圧縮した圧
縮プログラムが格納されている。プロセッサ11が、メ
モリ管理手段16からRAM12に論理アドレスに対応
する物理アドレスが存在しないことを示す割り込み要求
19を受けたときに、アドレスレジスタ18に、ROM
13の転送元アドレスとRAM12の転送先アドレスを
設定し、伸張手段17がROM13に格納されている圧
縮プログラムを読み出して伸張し、復元したプログラム
をRAM12に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプロセッサとRO
M(Read Only Memory)を備えた半導
体装置及びROMに格納する圧縮プログラムの生成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の半導体装置としてのシステ
ムLSI(Large ScaleIntegrati
on)の構成を示すブロック図であり、図において、1
1はプロセッサ、12は読み書き可能メモリであるRA
M(Random Access Memory),1
3は読み出し専用メモリであるROM,14は入出力
部、15はこれらを結合する内部バスである。ROM1
3には、命令コード及びデータから構成されるプログラ
ムが格納されている。
【0003】次に動作について説明する。システムLS
Iが動作する時は、プロセッサ11がROM13に格納
されているプログラムをRAM12へ転送して処理を実
行する。プロセッサ11からのアクセス性能は、メモリ
の構造により、ROM13に比べRAM12の方が2〜
4倍高速なために、RAM12にプログラムを転送して
処理を行う。
【0004】近年の半導体製造技術の進歩により、LS
Iに搭載可能なトランジスタ数の増加や、インターネッ
ト等の通信技術、マルチメディア等の情報処理技術の進
歩に伴い、搭載機能が飛躍的に増えたため、システムL
SIに格納されるプログラム量が膨大になってきてい
る。このようなプログラムはROM13に格納されるの
で、必要なROMの容量が大きくなり、半導体チップの
ROM占有面積が数年内に80%を超えると考えられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されているので、ROM13の占有面積
が大きくなり、半導体チップの大きさを例えば4mm角
程度に小さくできずに、半導体装置搭載機器の小型化が
困難であるという課題があった。また、半導体装置自身
の歩留まりが低く、原価低減が困難であるという課題が
あった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ROM13の占有面積を削減して
半導体チップを小さくして、小型でかつ安価な半導体装
置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、プログラムを実行するプロセッサと、このプロセ
ッサが直接アクセス可能な形式で上記プログラムを格納
する第1メモリと、上記プログラムをブロック単位に圧
縮した形式の圧縮プログラムを格納する第2メモリと、
上記第2メモリからブロック単位に上記圧縮プログラム
を読み取り、上記プロセッサがアクセス可能な形式に伸
張し、復元したプログラムを上記第1メモリに転送する
伸張手段とを備えたものである。
【0008】この発明に係る半導体装置は、第1メモリ
としてRAMを使用したものである。
【0009】この発明に係る半導体装置は、第1メモリ
としてROMキャッシュメモリを使用したものである。
【0010】この発明に係る半導体装置は、プロセッサ
が出力する論理アドレスから物理アドレスに変換するメ
モリ管理手段と、圧縮プログラムを格納する第2メモリ
の転送元アドレスと復元したプログラムを格納する第1
メモリの転送先アドレスを保持するアドレスレジスタと
を備え、プロセッサが、上記メモリ管理手段から、上記
第1メモリに上記論理アドレスに対応した物理アドレス
が存在しないことを示す割込み要求を受けたときに、上
記アドレスレジスタに上記転送元アドレスと上記転送先
アドレスを設定し、伸張手段が、上記プロセッサからの
指示に基づき、上記アドレスレジスタの上記転送元アド
レスを参照して、上記第2メモリに格納されている圧縮
プログラムを読み取って伸張し、上記アドレスレジスタ
の上記転送先アドレスを参照して、復元したプログラム
を上記第1メモリに転送するものである。
【0011】この発明に係る半導体装置は、第1メモリ
の領域を管理するROM管理手段と、圧縮プログラムを
格納する第2メモリの転送元アドレスと復元したプログ
ラムを格納する上記第1メモリの転送先アドレスを保持
するアドレスレジスタとを備え、上記ROM管理手段
が、上記第1メモリに、プロセッサより出力される上記
第2メモリのアドレスに対応したプログラムが存在しな
いことを検出した場合に、上記アドレスレジスタに、上
記転送元アドレスと上記転送先アドレスを設定し、伸張
手段が、上記ROM管理手段からの指示に基づき、上記
アドレスレジスタの上記転送元アドレスを参照して、上
記第2メモリに格納されている圧縮プログラムを読み取
って伸張し、上記アドレスレジスタの上記転送先アドレ
スを参照して、復元したプログラムを上記第1メモリに
転送するものである。
【0012】この発明に係る半導体装置は、第2メモリ
が、圧縮プログラムをブロック単位で管理する情報を格
納するディレクトリ領域と、ブロック単位に圧縮プログ
ラムを格納するデータ領域を備え、上記ディレクトリ領
域は、上記ブロック単位に、圧縮の形式と上記データ領
域の先頭アドレスを格納するものである。
【0013】この発明に係る圧縮プログラムの生成方法
は、プログラムをブロック単位で複数の圧縮符号に従っ
て圧縮処理を行い、複数の圧縮プログラムの中からプロ
グラムの量が最小となるものを選択するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体装置としてのシステムLSIの構成を示すブロック
図である。図において、11はプロセッサ、12は伸張
後の復元されたプログラムを格納するRAM,13は圧
縮されたプログラムを格納しているROM,14は入出
力部、15は内部バスである。なお、ROM13は、マ
スクタイプに限らず、書き換え可能なタイプのROMで
あっても良い。
【0015】また、図1において、16はプロセッサ1
1からの仮想アドレスを物理アドレスに変換するメモリ
管理手段(MMU;Memory Managemen
tUnit)、17は、ROM13に格納されている圧
縮されたプログラムを伸張して、復元されたプログラム
をRAM12に転送する伸張手段、18は、圧縮された
プログラムが格納されているROM13の転送元アドレ
スと、復元されたプログラムを格納しているRAM12
の転送先アドレスを保持するアドレスレジスタ、19は
メモリ管理手段16からの割込み要求線、20は伸張手
段17からの割込み要求線である。
【0016】このように、この実施の形態では、ROM
13に格納するプログラム量を削減するために、ROM
13には圧縮されたプログラムが格納されている。この
圧縮プログラムは、プログラムのブロック単位(例えば
4Kバイト)に含まれる命令コード及びデータをアドレ
ス順に圧縮したものである。また、この実施の形態にお
ける半導体装置は、メモリ管理手段16を備えたもので
ある。
【0017】図2はROM13に格納されている内容を
示す図である。図2(a)はROM13の構成を示す図
であり、図において、131は圧縮プログラムをブロッ
ク単位に管理するためのディレクトリ、132は圧縮プ
ログラム(A)、133は圧縮プログラム(B)、13
4は圧縮プログラム(C)である。
【0018】図2(b)はディレクトリの構成を示す図
である。図において、25はディレクトリ131に格納
された圧縮形式のフィールド、26は圧縮プログラムの
先頭アドレスのフィールド、135は圧縮プログラム
(A)132対応のエントリ、136は圧縮プログラム
(B)133対応のエントリ、137は圧縮プログラム
(C)134対応のエントリである。
【0019】図3はROM13に格納されている圧縮プ
ログラムとRAM12の領域との対応を示す図である。
図において、121は圧縮プログラム(A)132が伸
張されて転送されるRAM12の領域、122は圧縮プ
ログラム(C)134が伸張されて転送されるRAM1
2の領域である。この例では、RAM12の領域121
と122が連続している場合を示したが、この限りでは
ない。
【0020】次に動作について説明する。プロセッサ1
1が論理アドレスを出力すると、RAM12にプロセッ
サ11が直接アクセス可能な形式で命令コード及びデー
タが格納されている場合には、メモリ管理手段16が論
理アドレスを物理アドレスに変換して、プロセッサ11
がRAM12へのアクセスを行う。一方、RAM12に
アクセス対象が存在しない場合は、メモリ管理手段16
がアドレス変換を行うときにアクセス対象が存在しない
ことを検出し、割り込み要求線19を経由してプロセッ
サ11に知らせる。
【0021】例えば、プロセッサ11が圧縮プログラム
(A)132に対応したある命令コードをアクセスし、
メモリ管理手段16が、アクセス対象が存在しないこと
を検出してプロセッサ11に知らせた場合には、プロセ
ッサ11は、メモリ管理手段16,伸張手段17を経由
して、ROM13のディレクトリ131から対応するエ
ントリ135を読み取る。
【0022】そして、プロセッサ11は、メモリ管理手
段16を経由して、アドレスレジスタ18に、ROM1
3に格納されている圧縮プログラム(A)132の転送
元の先頭アドレスと、RAM12における領域121の
転送先の先頭アドレスを設定し、メモリ管理手段16を
経由して、伸張手段17に圧縮形式を知らせて伸張処理
を指令する。
【0023】伸張手段17は、アドレスレジスタ18の
転送元アドレスを参照して、圧縮プログラム(A)13
2を読み取って伸張を行い、アドレスレジスタ18の転
送先アドレスを参照して、復元したプログラム(A)を
RAM12に転送する。このとき、アドレスレジスタ1
8は、転送元及び転送先の先頭アドレスからワード単位
にカウントアップされて、伸張手段17は順次カウント
アップされた転送元及び転送先のアドレスを参照して、
読み取りと転送を行う。
【0024】そして、伸張手段17は圧縮プログラム
(A)132の伸張が終了すると、割込み要求線20を
介してプロセッサ11へ伸張の完了を知らせる。プロセ
ッサ11は、メモリ管理手段16に、命令コード又はデ
ータを書込んだRAM12の領域121のアドレスを設
定して、アドレス変換可能な状態に変更する。
【0025】以上の処理により、RAM12にプロセッ
サ11が直接アクセス可能な形式で格納された命令コー
ド又はデータが含まれたブロックが格納された状態にな
り、プロセッサ11が領域121から命令コード又はデ
ータを読み取り処理を実行する。プログラムの実行時
は、命令コード又はデータが連続したアドレスで順次ア
クセスされる頻度が高いために、プロセッサ11がRA
M12をアクセスする頻度は高く、ROM13の圧縮さ
れていない従来のプログラムを直接アクセスした場合に
比べ高速なアクセスが得られる。
【0026】その後、プロセッサ11がサブルーチンコ
ール等で圧縮プログラム(C)134に対応したアドレ
スへ実行が飛んだ場合には、メモリ管理手段16がアド
レス変換を行うときにアクセス対象が存在しないことを
検出すると、割り込み要求線19を経由してプロセッサ
11へ知らせる。そして、伸張手段17は、圧縮プログ
ラム(A)132をRAM12の領域121へ伸張して
格納した処理と同様にして、圧縮プログラム(C)13
4をRAM12の領域122へ伸張して格納する処理を
行う。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、プロセッサ11が処理実行中に、ROM13に格納
されている圧縮プログラムを必要としたときに、伸張手
段17により、ROM13に格納されている圧縮プログ
ラムを伸張し、復元したプログラムをRAM12に格納
することにより、ROM13に格納するプログラムの量
を削減でき、小型でかつ安価な半導体装置を実現できる
という効果が得られる。
【0028】また、この実施の形態1によれば、プロセ
ッサ11がRAM12をアクセスすることにより、RO
M13に格納されていた圧縮されていない従来のプログ
ラムを直接アクセスした場合に比べて、高速にアクセス
することができるという効果が得られる。
【0029】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による半導体装置としてのシステムLSIの構成を
示すブロック図である。図において、41はROM管理
手段、42はRAM12と同様に高速なROMキャッシ
ュメモリである。その他は、実施の形態1の図1に示す
構成と同等である。
【0030】この実施の形態は、メモリ管理手段(MM
U)16を備えていない半導体装置の場合であり、RO
M管理手段41とROMキャッシュメモリ42を備え
て、プロセッサ11にROM13へのアクセスを高速に
見せかけるものである。ROM管理手段41は、ROM
キャッシュメモリ42の領域の管理と、伸張手段17に
対する伸張指示と、アドレスレジスタ18へのアドレス
設定を行う。
【0031】次に動作について説明する。図5はROM
キャッシュメモリ42への格納処理を説明する図であ
る。図において、プロセッサ11はROM13に格納さ
れている図2に示す圧縮プログラム(B)133に対応
したアドレス51を出力する。ここで、アドレス51は
ROM管理手段41における仮想のブロック411の一
アドレスである。
【0032】ROM管理手段41は、そのアドレス51
を受取り、ROMキャッシュメモリ42内に対応したプ
ログラムが存在しないことを検出した場合には、デイレ
クトリ131の圧縮プログラム(B)133対応のエン
トリ136を示すアドレス52に変換して、圧縮プログ
ラム(B)133の先頭アドレス53を得て、アドレス
レジスタ18の転送元アドレスに設定する。
【0033】また、ROM管理手段41は、ROMキャ
ッシュメモリ42の領域から古いもの(最近使用されて
いない領域であり、一般的なキャッシュメモリの領域管
理アルゴリズムが適用される)として領域421を選択
し、その先頭アドレスをアドレスレジスタ18の転送先
アドレスに設定し、伸張手段17に圧縮形式を知らせて
伸張処理を起動させる。
【0034】伸張手段17は、アドレスレジスタ18の
転送元アドレスを参照して、圧縮プログラム(B)13
3を読みとって伸張を行い、アドレスレジスタ18の転
送先アドレスを参照して、ROMキャッシュメモリ42
の領域421に、復元したプログラム(B)の格納処理
54を順次行う。ROM管理手段41は、仮想のブロッ
ク411を実際のブロック領域421に変換可能なよう
にアドレスを設定することにより、ROM管理手段41
は、ROMキャッシュメモリ42にアドレス55を出力
して、ROM13のアドレス53に対応したプログラム
(B)を、出力56としてプロセッサ11に転送する。
【0035】プロセッサ11が、ROM管理手段41に
おける次のアドレス57を出力したときは、既にROM
管理手段41に設定されたアドレスにより、直接ROM
キャッシュメモリ42にアドレス58を出力することが
でき、ROMキャッシュメモリ42に格納されているプ
ログラムを、出力59としてプロセッサ11に転送す
る。
【0036】このように、新しいブロックのプログラム
へのアクセス要求があったときに、ROM管理手段41
と伸張手段17により、ROM13に格納されている圧
縮されたプログラムを伸張して、復元したプログラムを
ROMキャッシュメモリ42に格納することにより、プ
ロセッサ11はあたかもROM13上にプログラムが存
在するかのごとくに処理することができる。
【0037】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、メモリ管理手段(MMU)16を備えていない半導
体装置の場合でも、プロセッサ11が処理実行中に、R
OM13に格納されている圧縮プログラムを必要とした
ときに、ROM管理手段41と伸張手段17により、R
OM13に格納されている圧縮プログラムを伸張して、
復元したプログラムをROMキャッシュメモリ42に転
送して格納することにより、ROM13に格納するプロ
グラムの量を削減でき、小型でかつ安価な半導体装置を
実現できるという効果が得られる。
【0038】また、この実施の形態2によれば、プロセ
ッサ11がROMキャッシュメモリ42をアクセスする
ことにより、ROM13に格納されていた従来の圧縮さ
れていないプログラムを直接アクセスした場合に比べ
て、高速にアクセスすることができるという効果が得ら
れる。
【0039】実施の形態3.上記の実施の形態1及び実
施の形態2に示した伸張手段17は、複数の圧縮形式に
対応した伸張機能を持っても良い。図6はこの発明の実
施の形態3による圧縮プログラムの生成方法を示すフロ
ー図であり、この圧縮プログラムは、上記実施の形態1
及び実施の形態2の半導体装置とは別のシステムにより
生成される。
【0040】次に圧縮プログラムの生成方法について説
明する。ステップST1において、プログラムをブロッ
ク単位に切り出す。ステップST2において、切り出し
たブロック単位のプログラムに対して、圧縮符号Aによ
る圧縮処理を行い、その結果Aを得る。ステップST3
において、切り出したプログラムに対して、圧縮符号B
による圧縮処理を行い、その結果Bを得る。ステップS
T4において、切り出したプログラムに対して、圧縮符
号Cによる圧縮処理を行い、その結果Cを得る。
【0041】そして、ステップST5において、3つの
結果A〜結果Cより、プログラムの量の大きさが最小の
ものを選択し、その圧縮形式と圧縮プログラムの先頭ア
ドレスを、図2に示すディレクトリ131に設定する。
【0042】上記圧縮符号A,圧縮符号B,圧縮符号C
に使用される符号として、命令コードの場合には、例え
ばモディファイドハフマン符号やZip符号が使用さ
れ、データの場合には、例えばさらにMPEG方式によ
る符号が使用される。また、これらの符号による圧縮率
は、命令コードの場合には25〜50%程度であり、デ
ータの場合には10〜50%程度であり、切り出したブ
ロックに含まれる命令コードとデータの比率により圧縮
率が異なる。
【0043】以上のように、この実施形態3によれば、
ROM13に格納する圧縮プログラムを、種々の符号を
用いて圧縮した圧縮プログラムの中から、最小の量の圧
縮プログラムを選択することにより、ROM13に格納
するプログラムの量を削減でき、小型でかつ安価な半導
体装置を実現できるという効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、プロ
グラムを実行するプロセッサと、プロセッサが直接アク
セス可能な形式でプログラムを格納する第1メモリと、
プログラムをブロック単位に圧縮した形式の圧縮プログ
ラムを格納する第2メモリと、第2メモリからブロック
単位に圧縮プログラムを読み取り、プロセッサがアクセ
ス可能な形式に伸張し、復元したプログラムを第1メモ
リに転送する伸張手段とを備えたことにより、第2メモ
リに格納するプログラムの量を削減でき、小型でかつ安
価な半導体装置を実現できるという効果がある。
【0045】この発明によれば、第1メモリとしてRA
Mを使用したことにより、高速にアクセスすることがで
きるという効果がある。
【0046】この発明によれば、第1メモリとしてRO
Mキャッシュメモリを使用したことにより、高速にアク
セスすることができるという効果がある。
【0047】この発明によれば、プロセッサが出力する
論理アドレスから物理アドレスに変換するメモリ管理手
段と、圧縮プログラムを格納する第2メモリの転送元ア
ドレスと復元したプログラムを格納する第1メモリの転
送先アドレスを保持するアドレスレジスタとを備え、プ
ロセッサが、メモリ管理手段から、第1メモリに論理ア
ドレスに対応した物理アドレスが存在しないことを示す
割込み要求を受けたときに、アドレスレジスタに転送元
アドレスと転送先アドレスを設定し、伸張手段が、プロ
セッサからの指示に基づき、アドレスレジスタの転送元
アドレスを参照して、第2メモリに格納されている圧縮
プログラムを読み取って伸張し、アドレスレジスタの転
送先アドレスを参照して、復元したプログラムを第1メ
モリに転送することにより、第2メモリに格納するプロ
グラムの量を削減でき、小型でかつ安価な半導体装置を
実現できるという効果がある。
【0048】この発明によれば、第1メモリの領域を管
理するROM管理手段と、圧縮プログラムを格納する第
2メモリの転送元アドレスと復元したプログラムを格納
する第1メモリの転送先アドレスを保持するアドレスレ
ジスタとを備え、ROM管理手段が、第1メモリに、プ
ロセッサより出力される第2メモリのアドレスに対応し
たプログラムが存在しないことを検出した場合に、アド
レスレジスタに、転送元アドレスと転送先アドレスを設
定し、伸張手段が、ROM管理手段からの指示に基づ
き、アドレスレジスタの転送元アドレスを参照して、第
2メモリに格納されている圧縮プログラムを読み取って
伸張し、アドレスレジスタの転送先アドレスを参照し
て、復元したプログラムを第1メモリに転送することに
より、第2メモリに格納するプログラムの量を削減で
き、小型でかつ安価な半導体装置を実現できるという効
果がある。
【0049】この発明によれば、第2メモリは、圧縮プ
ログラムをブロック単位で管理する情報を格納するディ
レクトリ領域と、ブロック単位に圧縮プログラムを格納
するデータ領域を備え、ディレクトリ領域は、ブロック
単位に、圧縮の形式とデータ領域の先頭アドレスを格納
することにより、第2メモリに格納するプログラムの量
を削減でき、小型でかつ安価な半導体装置を実現できる
という効果がある。
【0050】この発明によれば、プログラムをブロック
単位で複数の圧縮符号に従って圧縮処理を行い、複数の
圧縮プログラムの中からプログラムの量が最小となるも
のを選択することにより、メモリに格納するプログラム
の量を削減でき、小型でかつ安価な半導体装置を実現で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるROMに格納
されている内容を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるROMに格納
されている圧縮プログラムとRAMとの対応を示す図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2におけるROMキャ
ッシュメモリへの格納処理を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による圧縮プログラ
ムの生成方法を示すフロー図である。
【図7】 従来の半導体装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 プロセッサ、12 RAM、13 ROM、14
入出力部、15 内部バス、16 メモリ管理手段、
17 伸張手段、18 アドレスレジスタ、25 圧縮
形式のフィールド、26 先頭アドレスのフィールド、
41 ROM管理手段、42 ROMキャッシュメモ
リ、51,52,55,57,58 アドレス、53
先頭アドレス、54 格納処理、56,59 出力、1
21,122 領域、131 ディレクトリ、132
圧縮プログラム(A)、133 圧縮プログラム
(B)、134 圧縮プログラム(C)、135,13
6,137エントリ、411 仮想のブロック、421
ブロック領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱村 正夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B076 BB12 5J064 AA04 BA15 BC01 BC02 BC04 BC29 BD02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを実行するプロセッサと、 このプロセッサが直接アクセス可能な形式で上記プログ
    ラムを格納する第1メモリと、 上記プログラムをブロック単位に圧縮した形式の圧縮プ
    ログラムを格納する第2メモリと、 上記第2メモリからブロック単位に上記圧縮プログラム
    を読み取り、上記プロセッサがアクセス可能な形式に伸
    張し、復元したプログラムを上記第1メモリに転送する
    伸張手段とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1メモリとしてRAMを使用したこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1メモリとしてROMキャッシュメモ
    リを使用したことを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 プロセッサが出力する論理アドレスから
    物理アドレスに変換するメモリ管理手段と、 圧縮プログラムを格納する第2メモリの転送元アドレス
    と復元したプログラムを格納する第1メモリの転送先ア
    ドレスを保持するアドレスレジスタとを備え、 プロセッサが、上記メモリ管理手段から、上記第1メモ
    リに上記論理アドレスに対応した物理アドレスが存在し
    ないことを示す割込み要求を受けたときに、上記アドレ
    スレジスタに上記転送元アドレスと上記転送先アドレス
    を設定し、伸張手段が、上記プロセッサからの指示に基
    づき、上記アドレスレジスタの上記転送元アドレスを参
    照して、上記第2メモリに格納されている圧縮プログラ
    ムを読み取って伸張し、上記アドレスレジスタの上記転
    送先アドレスを参照して、復元したプログラムを上記第
    1メモリに転送することを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 第1メモリの領域を管理するROM管理
    手段と、 圧縮プログラムを格納する第2メモリの転送元アドレス
    と復元したプログラムを格納する上記第1メモリの転送
    先アドレスを保持するアドレスレジスタとを備え、 上記ROM管理手段が、上記第1メモリに、プロセッサ
    より出力される上記第2メモリのアドレスに対応したプ
    ログラムが存在しないことを検出した場合に、上記アド
    レスレジスタに、上記転送元アドレスと上記転送先アド
    レスを設定し、伸張手段が、上記ROM管理手段からの
    指示に基づき、上記アドレスレジスタの上記転送元アド
    レスを参照して、上記第2メモリに格納されている圧縮
    プログラムを読み取って伸張し、上記アドレスレジスタ
    の上記転送先アドレスを参照して、復元したプログラム
    を上記第1メモリに転送することを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第2メモリは、圧縮プログラムをブロッ
    ク単位で管理する情報を格納するディレクトリ領域と、
    ブロック単位に圧縮プログラムを格納するデータ領域を
    備え、 上記ディレクトリ領域は、上記ブロック単位に、圧縮の
    形式と上記データ領域の先頭アドレスを格納することを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 メモリに格納する圧縮したプログラムを
    生成する圧縮プログラムの生成方法において、 上記プログラムをブロック単位で複数の圧縮符号に従っ
    て圧縮処理を行い、複数の圧縮プログラムの中からプロ
    グラムの量が最小となるものを選択することを特徴とす
    る圧縮プログラムの生成方法。
JP35073699A 1999-12-09 1999-12-09 半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法 Abandoned JP2001166945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35073699A JP2001166945A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35073699A JP2001166945A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001166945A true JP2001166945A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18412515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35073699A Abandoned JP2001166945A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001166945A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076606A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Synthesis Corp プログラムの圧縮方法
WO2006107095A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Nec Corporation 計算機システム、メモリ管理方法、およびそのプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076606A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Synthesis Corp プログラムの圧縮方法
WO2006107095A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Nec Corporation 計算機システム、メモリ管理方法、およびそのプログラム
JP5071798B2 (ja) * 2005-03-31 2012-11-14 日本電気株式会社 計算機システム,メモリ管理方法,およびそのプログラム
US8930659B2 (en) 2005-03-31 2015-01-06 Nec Corporation Computer system, memory management method and program thereof
US9678862B2 (en) 2005-03-31 2017-06-13 Nec Corporation Computer system, memory management method and program thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1873647A1 (en) Computer system, memory management method, and program thereof
JP2006099774A (ja) データ処理方法および装置、処理システム、コンピュータ処理システム、コンピュータのネットワーク
EP1191446A2 (en) Compressing memory management in a device
JPH0146892B2 (ja)
US6687763B2 (en) ATAPI command receiving method
JPH10124268A (ja) 印字制御装置
JP2022516000A (ja) キャッシュメモリの階層内のキャッシュメモリに記憶するデータの圧縮
KR100524076B1 (ko) 데이터 압축 및 복원 장치
JP2003186668A (ja) 命令コード変換ユニットおよび命令コード変換方法
JPH1027127A (ja) データ圧縮記憶演算装置
JP2001166945A (ja) 半導体装置及び圧縮プログラムの生成方法
KR20040073167A (ko) 시퀀셜 버퍼를 내장하여 디에스피의 데이터 억세스 성능을향상시키는 컴퓨터 시스템 및 그 컴퓨터 시스템의 데이터억세스 방법
JP6080492B2 (ja) 情報処理装置、起動方法およびプログラム
JPH05274198A (ja) 情報処理装置
JPH08337014A (ja) イメージ描画装置及びデータ伸長方法
JP3146197B2 (ja) データ転送装置及び記憶装置
JP2020102102A (ja) 半導体装置、および、データのアクセスを制御するための方法
JP2001297006A (ja) 半導体集積回路装置および情報処理システム
JP2000163264A (ja) Cpu用のプログラム記憶装置
JPH06250922A (ja) 記憶装置
JPH0628150A (ja) プログラム容量圧縮方法
JP2000285019A (ja) キャッシュ制御回路
JP6080490B2 (ja) 情報処理装置、起動方法およびプログラム
JP2008083772A (ja) データ処理装置
JPH05298183A (ja) 仮想記憶処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060522