JP2001166240A - レーザスキャンユニット - Google Patents

レーザスキャンユニット

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JP2001166240A
JP2001166240A JP34984099A JP34984099A JP2001166240A JP 2001166240 A JP2001166240 A JP 2001166240A JP 34984099 A JP34984099 A JP 34984099A JP 34984099 A JP34984099 A JP 34984099A JP 2001166240 A JP2001166240 A JP 2001166240A
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JP
Japan
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image signal
lens
signal input
light beam
unit
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JP34984099A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Horikawa
和宣 堀川
Tomonobu Yoshikawa
智延 吉川
Hironori Nakajima
宏憲 中島
Shoji Oba
荘司 大庭
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体を小型化し且つ組立も容易に行い得るレ
ーザスキャンユニットを提供する。 【解決手段】 画信号出力部13と画信号入力検出部1
4とを近接させて共通の基板12上に配置し、その基板
12を光偏向手段21の下流に配置したfθ補正レンズ
23の一端近傍に配置し、更にfθ補正レンズ23の端
部を通る光路27sにBDレンズ29を配置して光束を
画信号入力検出部14に屈曲、結像させる構成として、
装置の小型化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
の電子写真記録装置において感光体を光束で走査して画
信号を記録するためのレーザスキャンユニット(LSU
と略称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のLSUは、図9に示すよ
うに、フレーム101の一端近傍に配置された基板10
2と、その基板102に取り付けられ、画信号に応じて
光変調された光束(レーザビーム)を出力する画信号出
力部103と、その画信号出力部103から出力された
光束をほぼ平行な光束に変換するコリメータレンズ10
4及びそのコリメータレンズ104を保持したレンズ保
持装置105と、コリメータレンズ104を通過した光
束を副走査方向に収束させるシリンドリカルレンズ10
6と、このシリンドリカルレンズ106を出た光束を、
被走査面(感光体表面)を走査するように反射偏向させ
るポリゴンミラー107及びモータユニット108と、
このポリゴンミラー107で反射した光束を被走査面に
結像させる第一fθ補正レンズ109及び第二fθ補正
レンズ110と、ポリゴンミラー107で反射した光束
の光路のうち、光路111aと光111bで挟まれた有
効走査範囲(感光体上に画像を記録する範囲)よりも外
側の光路111s上で且つ第二fθ補正レンズ110を
通り過ぎた位置に配置された反射ミラー112と、反射
ミラー112からの光束を入力する位置に配置された画
信号入力検出部即ちBD(Beam Detect)セ
ンサー113等を備えており、ポリゴンミラー107で
偏向された光束が感光体を走査する際、まず、BDセン
サー113が画信号の開始の基準となる信号を検出し、
それでタイミングを取って画信号出力部103が光束を
画信号応じて光変調し、感光体上に画信号を記録してい
た。
【0003】ここで、図面から良く分かるように、画信
号出力部103及びそれを取り付ける基板102はポリ
ゴンミラーの真横に(被走査面に直角な中心光軸111
cに直角となる方向に)に配置されており、一方、反射
ミラー112及びBDセンサー113は第二fθ補正レ
ンズ110の光束進行方向に関して下流側に配置され、
BDセンサー113はケーブル114によって基板10
2に接続されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成では、図からも明らかなようにLSU全体が大きく
ならざるを得ないという問題があった。また、BDセン
サー113が基板102から離れた位置に配置されるた
め、余計なケーブル114を必要とし且つ取り付け作業
が面倒となるという問題もあった。
【0005】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、従来に比べて全体を小型化し且つ組立も容
易に行い得るLSUを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の問題点を解決するため、画信号出力部と画信号入力検
出部とを近接させて共通の基板上に配置し、光偏向手段
の下流に配置しているfθ補正レンズの一端近傍に配置
するという構成としたものである。このように、一つの
基板上に画信号出力部と画信号入力検出部とを取り付け
且つfθ補正レンズの一端近傍に配置することでLSU
の小型化を図ることができると共に画信号入力検出部の
LSUに対する取り付け作業を容易とすることができ、
LSUの組立を容易に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態によるLS
Uは、画信号出力部と、光偏向手段と、fθ補正レンズ
と、そのfθ補正レンズを、画像記録のための走査範囲
の外で通過した光束を検出する画信号入力検出部とを備
え、その画信号出力部と画信号入力検出部とを近接して
且つ共通の基板上に配置し、前記fθ補正レンズの一端
近傍に配置するという構成としたものであり、この構成
によりLSUの小型化を図ると共にLSUの組立を容易
とすることができる。
【0008】本発明の他の実施の形態によるLSUは、
前記した構成のLSUにおいて、光偏向手段で反射した
光束を被走査面に結像させるために、単一のfθ補正レ
ンズを用いるという構成としたものであり、この構成に
よりLSUの一層の小型化を図ることができる。
【0009】本発明の更に他の実施の形態によるLSU
は、前記した構成のLSUにおいて、画信号出力部と画
信号入力検出部とを、基板に対してそれぞれの光軸がほ
ぼ直角になるように取り付け、画信号入力検出部の前方
に、fθ補正レンズを通過した光束を画信号入力検出部
に向かうように屈曲させる画信号入力検出用レンズを設
けるという構成としたものである。この構成により、画
信号出力部と画信号入力検出部とを、基板に対して取り
付ける構造や作業が容易となり、また、fθ補正レンズ
を通過した光束を支障なく画信号入力検出部に入力さ
せ、記録開始のための信号を検出できる。
【0010】本発明の更に他の実施の形態によるLSU
は、前記した画信号入力検出用レンズを用いる場合にお
いて、その画信号入力検出用レンズの入力面を光偏向手
段で偏向反射した光束が移動する面に対して傾斜させて
おくという構成としたものである。この構成により、画
信号入力検出用レンズを通過した光束は、光偏向手段で
偏向した光束の移動する面から離れる方向に進行し、こ
のため、感光体を走査して画信号を記録する位置に入射
することがなく、従って、画信号入力検出用レンズを通
過した迷光が感光体を照射してノイズを生じるというこ
とがなく、画質の向上を図ることができる。
【0011】本発明の更に他の実施の形態によるLSU
は、前記した画信号入力検出用レンズを用いる場合にお
いて、その画信号入力検出用レンズに、LSUのフレー
ムに対して挿入、固定される係止爪を一体に設けるとい
う構成としたものである。この構成により、画信号入力
検出用レンズの取り付けに当たっては、画信号入力検出
用レンズの係止爪を単にフレームに挿入するのみで固定
でき、簡単に取り付けることができる。
【0012】本発明の更に他の実施の形態によるLSU
は、前記した画信号入力検出用レンズを用いる場合にお
いて、その画信号入力検出用レンズの入力面を、fθ補
正レンズを通過した光束を画信号入力検出部に向かうよ
うに屈曲させる湾曲面とし、出力面を、通過する光束を
収束させる凸形状とするという構成としたものである。
この構成により、光束を画信号入力検出用レンズの入力
面の湾曲で画信号入力検出部に向かわせ、且つ出力面の
凸形状で小さなスポットに絞って画信号入力検出部に照
射させることができ、安定した信号検出を行うことがで
きる。本発明の更に他の実施の形態によるLSUは、記
録装置に備えたものである。この構成により、記録装置
の小型化、組み立ての容易化を実現することができる。
【0013】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例によるLSUを備え
たレーザプリンタの概略構成を示す概略断面図であり、
1は、収容した記録紙2を1枚ずつ繰り出す給紙部、3
は、ドラム形態の感光体4とその表面に形成される静電
潜像をトナーで現像する現像装置等を備え、その感光体
4の表面にトナー画像を形成するトナー画像形成部、5
は、感光体4の表面(被走査面)を画信号に応じて光変
調された光束で走査して画信号に応じた静電潜像を形成
するLSU、6は感光体4のトナー画像を記録紙2に転
写させる転写部、7は記録紙2にトナー画像を定着する
定着部、8は記録済の記録紙2を排出する排出ローラ、
9はLSU5の上方に位置し、記録紙を排出する排出経
路を構成する本体カバーである。このレーザプリンタで
は、LSU5が感光体4の表面を光束で走査して画信号
に応じた静電潜像を形成し、トナー画像形成部3の現像
装置が感光体4の表面にトナーを供給してトナー画像を
形成し、そのトナー画像が給紙部1から繰り出された記
録紙2に転写され、その後、定着部7で定着されること
により、画像記録が行われる。
【0014】次に、このレーザプリンタに用いているL
SU5を説明する。図2は図1に示すレーザプリンタに
おけるLSU5を、本体カバー9の上方から見て且つ本
体カバー9の一部を破断して示す概略平面図、図3はそ
のLSU5の概略平面図である。図1〜図3において、
11はLSU5のフレーム、11aはその底面、12は
そのフレーム11の一端に設けられた基板であり、画信
号に応じて光変調した光束(レーザビーム)を出力する
半導体レーザ等を備えた画信号出力部13と、記録走査
開始に関する信号を検出するBDセンサー即ち画信号入
力検出部14とを互いに近接させて取り付けている。こ
のように画信号入力検出部14を、画信号出力部13を
取り付けた基板12に直接取り付ける構成としたこと
で、図9に示す従来例に比べて画信号入力検出部14の
取り付けがきわめて簡単となり且つ省スペースを図るこ
とができる。また、この画信号出力部13と画信号入力
検出部14とは基板12に対してそれぞれの光軸をほぼ
直角にして取り付けられており、基板12に対して簡単
な構造で容易に取り付けることができる。
【0015】15は、画信号出力部13の前に配置され
たレンズ保持装置であり、画信号出力部13からの光束
をほぼ平行な光束に変換するコリメータレンズ16と光
束を絞るためのスリット板17を保持している。このレ
ンズ保持装置15の構造については後述する。20は、
ほぼ平行な光束を副走査方向に収束させ、後述する光偏
向手段21の偏向面に線像として結像させるシリンドリ
カルレンズ、21はシリンドリカルレンズ21を通して
照射される光束を、感光体の表面を走査させるように偏
向反射する光偏向手段であり、この実施例では、モータ
ユニット22に回転するように保持されたポリゴンミラ
ーが用いられている。23は、ポリゴンミラー21で偏
向反射した光束を被走査面(感光体4の表面)に結像さ
せるfθ補正レンズ、24、25はfθ補正レンズ23
からの光束を感光体4に入射させるように方向変換する
第一ミラー、第二ミラーである。この実施例では、fθ
補正レンズ23として、単一のレンズを用いており、こ
れにより、図9に示す従来例に比べてfθ補正レンズの
占める面積を小さくして、LSU5の小型化を図ってい
る。ここで使用される単一のfθ補正レンズ23として
は、特に限定されるものでなく、光束を被走査面に結像
させうるものを適宜、使用可能である。なお、図面の実
施例では、一方の面を自由曲面23aとし、反対面を非
球面23bとしたもの(特願平10−360544号に
提案のもの)を用いており、これにより高解像度の画像
記録を行うことができる。
【0016】ポリゴンミラー21は、光束を、光路27
a、27bではさまれた感光体4に対する有効走査範囲
に偏向させるのみならず、その有効走査範囲の一方の外
側の光路27sにも向けることができる構成となってい
る。この光路27sは、記録走査開始に関する信号を検
出するために使用されるものであり、この光路27s上
で且つfθ補正レンズ23の下流に画信号入力検出用レ
ンズ(以下BDレンズという)29が配置され、光束を
画信号入力検出部14に向けて屈曲させ且つその上に結
像させている。なお、図3において、27cはポリゴン
ミラー21の偏向点を通り、被走査面(感光体表面)に
直角な中心光軸である。
【0017】図3から良く分かるように、画信号出力部
13と画信号入力検出部14を備えた基板12は、fθ
補正レンズ23の一端近傍に配置されており、画信号出
力部13は、光束をfθ補正レンズ23の端部をかすめ
るようにしてポリゴンミラー21に照射する位置に配置
されている。すなわち、画信号出力部13からポリゴン
ミラー21に到る光束の光路27はfθ補正レンズ23
の端部近傍を通り、中心光軸27cに鋭角で傾斜してお
り、基板12も中心光軸27cに対して傾斜した状態で
配置されている。このように、基板12及びそれに設け
た画信号出力部13をfθ補正レンズ23の一端近傍に
傾斜して配置したことにより、これを従来例のようにポ
リゴンミラーの真横に配置した場合に比べて、LSU5
をコンパクトとすることができ、しかも、その基板12
に画信号入力検出部14も配置したことでLSU5を一
層小型化している。
【0018】次に、画信号出力部13の前に配置してい
るレンズ保持装置15を説明する。図4はコリメータレ
ンズ16及びスリット板17を取り付けた状態のレンズ
保持装置15を示すもので、(a)は概略平面図、
(b)は概略端面図、(c)は概略断面図である。ま
た、図5はレンズ保持装置15のみを示すもので、
(a)は概略平面図、(b)は概略端面図、(c)は概
略断面図、(d)は(b)とは反対側の概略端面図であ
る。レンズ保持装置15は樹脂の成形によって一体構造
に作られている。使用する樹脂としては、特に限定する
ものではないが、耐熱性に優れたBMC(バルクモジュ
ラスコンパウンド)材を用いることが、熱変形が生じに
くいので好ましい。このレンズ保持装置15はそのほぼ
中央部に、コリメータレンズ16を光軸方向に移動可能
に収容する円柱状の且つレンズ厚みよりも長いレンズ収
容溝31を備えている。このレンズ収容溝31の上面は
全長に渡って開口しているが、その開口の幅は場所によ
って異なっている。すなわち、レンズ収容溝31の軸線
方向の一部にはコリメータレンズ16の直径に等しい幅
のレンズ挿入用開口32が形成され、他の部分にはコリ
メータレンズ16の直径より小さい幅のレンズ拘束用開
口33が形成されている。更に、レンズ拘束用開口33
の一方の側縁には、接着剤を流し込むための溝34が形
成されている。また、レンズ収容溝31の一端に隣接し
た位置にスリット板装着部35が形成されている。更
に、このレンズ保持装置15には、位置決め用の穴3
6、ねじ止め用の穴37等も形成されている。
【0019】上記構成のレンズ保持装置15にコリメー
タレンズ16を装着して光軸方向の位置調整を行うに
は、図5(d)に示すように、コリメータレンズ16を
レンズ挿入用開口32の上方から矢印で示す方向に挿入
してレンズ収容溝31に入れ、次いで、そのコリメータ
レンズ16を、図4(a)に示すように、レンズ収容溝
31内で軸線方向に即ちコリメータレンズ16の光軸方
向に移動させ、レンズ拘束用開口33の下側の所望位置
に移動させればよい。この操作の際、コリメータレンズ
16はレンズ拘束用開口33の下の円柱状のレンズ収容
溝31内を移動させられるため、倒れることがない。ま
た、レンズ収容溝31の上面はレンズ挿入用開口32及
びレンズ拘束用開口33によって開口しているため、コ
リメータレンズ16を移動させるための適当な治具をこ
の開口から差し込んでコリメータレンズ16を容易に移
動させることができる。コリメータレンズ16をレンズ
収容溝31内で所望位置に移動させた後は、溝34から
接着剤を流し込む。これにより、コリメータレンズ16
がレンズ保持部材15の所定位置に固定される。以上の
ようにして簡単な操作でコリメータレンズ16の装着及
び位置決めを行うことができる。
【0020】レンズ保持装置15にコリメータレンズ1
6を取り付けた後は、スリット板装着部35に光束を絞
るためのスリット板17を装着し、そのレンズ保持装置
15を、図3に示すようにLSU5のフレーム11の底
面11aに、位置決め穴36で位置決めし且つねじ止め
穴37を利用して固定する。これにより、レンズ16を
画信号出力部13の前の所定位置に容易に取り付けるこ
とができる。
【0021】図3において、前記したように光路27s
にはBDレンズ29が配置されている。図6はこのBD
レンズ29を示すもので、(a)はBDレンズ29を入
力面側から見た概略側面図、(b)は(a)のA−A矢
視概略断面図、(c)はBDレンズ29を出力面側から
見た概略側面図、(d)は(b)のB−B矢視概略断面
図である。また、図7はBDレンズ29をLSU5のフ
レーム11の底面11aに取り付けた状態を示す概略断
面図である。BDレンズ29は、樹脂の成形によって一
体構造に形成されたもので、レンズ部40とその下端に
形成された取付用の係止爪41を備えており、その係止
爪41をLSU5のフレーム11の底面11aに形成し
た穴に挿入することで固定される構成となっている。こ
の構成により、BDレンズ29の取り付けを極めて容易
に行うことができる。レンズ部40の入力面40aは図
6(d)及び図3に示すように、水平断面において、f
θ補正レンズ23からの光束を屈曲させて基板12上の
画信号入力検出部14に向けることができるよう湾曲面
となっている。更に、その入力面40aは図6(b)及
び図7に示すように、垂直断面において、フレーム11
の底面11aに対して少し傾斜しており、フレーム11
の底面11aに平行に入射する光束を下方に傾斜させて
出力させている。図3においてポリゴンミラー21は光
束をフレーム11の底面11aに平行な面内で偏向、移
動させているので、図7に示すように、フレーム11の
底面11aに対して傾斜した入力面40aは、光偏向手
段(ポリゴンミラー)で偏向反射した光束が移動する面
に対して傾斜していることとなり、BDレンズ29を通
過した光束はこの面から離れる方向に進行する。この構
成により、BDレンズ29を透過した光束が、第一ミラ
ー24、第二ミラー25を介して感光体4に入力するこ
とがなく、迷光による画像のノイズを防止して画質を向
上できる。
【0022】一方、BDレンズ29のレンズ部40の出
力面40bは、入射した光束を収束させて画信号入力検
出部14に入射させることができるよう、垂直断面にお
いて凸曲面となっている。これにより、画信号入力検出
部14はBDレンズ29を介して入射する信号を確実に
安定して検出できる。なお、図8(a)に示すように、
レンズ部40の突部40cの存在により光束は入力面4
0aに入射することができない場合がある。このため、
図8(b)に示すように入力面40aに対して入射され
る光束はあらゆる角度からでも入射することができるよ
う突部40cを削除した形状にする。この形状により、
より安定した検出を行うことができる。
【0023】次に、上記構成のLSU5による走査動作
を簡単に説明する。図2、図3において、画信号出力部
13から照射された光束は、コリメータレンズ16、ス
リット板17、シリンドリカルレンズ21を経てポリゴ
ンミラー21に入射し、ポリゴンミラー21はその光束
を偏向反射させ、fθ補正レンズ23、第一ミラー2
4、第二ミラー25を介して感光体4に入射させ、感光
体4の表面を走査させる。各走査時において、画像記録
に先立って画信号の始まりを示す信号が出力され、その
信号はBDレンズ29を介して画信号入力検出部14に
入力され、画信号入力検出部14がその信号を検出し、
この検出信号に基づいて、画信号が出力され、所定の画
像記録が行われる。
【0024】なお、上記実施例のLSU5は、単一のf
θ補正レンズ23を用いているが、本発明はこの構成に
限らず、図9に示す従来例に用いている2段に配置され
たfθ補正レンズ(第一fθ補正レンズ109及び第二
fθ補正レンズ110)を用いることも可能であり、そ
の場合には、画信号出力部13と画信号入力検出部14
を備えた基板12を、ポリゴンミラーに近い側のfθ補
正レンズの端部近傍に配置すればよい。この構成によ
り、画信号出力部13と画信号入力検出部14をコンパ
クトに配置することが可能となり、LSUを、図3に示
す実施例のLSU5よりは大型になるが、従来装置に比
べると小型化することが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、画信
号出力部と画信号入力検出部とを近接させて共通の基板
上に配置し、fθ補正レンズの一端近傍に配置したこと
により、LSUの小型化を図ることができると共に画信
号入力検出部のLSUに対する取り付け作業を容易とす
ることができ、LSUの組立を容易に行うことができる
といった効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるLSUを備えたレーザ
プリンタの概略断面図
【図2】図1のレーザプリンタにおけるLSU5を、本
体カバー9の上方から見た部分断面概略平面図
【図3】LSU5の概略平面図
【図4】(a)はコリメータレンズ及びスリット板を取
り付けたレンズ保持装置の概略平面図 (b)はその概略端面図 (c)はその概略断面図
【図5】(a)はレンズ保持装置の概略平面図 (b)はその概略端面図 (c)はその概略断面図 (d)は(b)とは反対側の概略端面図
【図6】(a)はBDレンズを入力面側から見た概略側
面図 (b)は(a)のA−A矢視概略断面図 (c)はBDレンズを出力面側から見た概略側面図 (d)は(b)のB−B矢視概略断面図
【図7】BDレンズをLSUのフレームに取り付けた状
態を示す概略断面図
【図8】(a)はBDレンズが光束を入射した際におけ
る不具合を示す概略断面図 (b)はBDレンズにおける別の形状を示すための概略
断面図
【図9】従来のLSUの概略平面図
【符号の説明】
1 給紙部 2 記録紙 3 トナー画像形成部 4 感光体 5 レーザスキャンユニット(LSU) 6 転写部 7 定着部 11 フレーム 12 基板 13 画信号出力部 14 画信号入力検出部(BDセンサー) 15 レンズ保持部材 16 コリメータレンズ 17 スリット板 20 シリンドリカルレンズ 21 ポリゴンミラー(光偏向手段) 23 fθ補正レンズ 29 BDレンズ(画信号入力検出用レンズ) 31 レンズ収容溝 32 レンズ挿入用開口 33 レンズ拘束用開口 34 溝 35 スリット板装着部 40 レンズ部 40a 入力面 40b 出力面 41 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 宏憲 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 (72)発明者 大庭 荘司 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA42 AA43 AA45 AA53 BA90 BB14 BB22 DA03 DA08 DA09 DA41 2H045 AA01 BA02 CA63 CA89 DA02 DA04 5C072 AA03 BA01 CA06 DA02 DA20 DA21 DA23 HA02 HA09 HA13 JA07 XA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被走査面を走査して画像情報を記録する
    ための光束を出力する画信号出力部と、この画信号出力
    部からの光束を、被走査面を走査するよう偏向反射させ
    る光偏向手段と、この光偏向手段で反射した光束を前記
    被走査面に結像させるfθ補正レンズと、そのfθ補正
    レンズを、画像記録を行う走査範囲の外で通過した光束
    を検出する画信号入力検出部とを備え、前記画信号出力
    部と画信号入力検出部とが近接して且つ共通の基板上に
    配置され、前記fθ補正レンズの一端近傍に配置されて
    いることを特徴とするレーザスキャンユニット。
  2. 【請求項2】 光偏向手段で反射した光束を被走査面に
    結像させるために、単一のfθ補正レンズを用いたこと
    を特徴とする請求項1記載のレーザスキャンユニット。
  3. 【請求項3】 画信号出力部と画信号入力検出部とが、
    基板に対してそれぞれの光軸がほぼ直角になるように取
    り付けられており、前記画信号入力検出部の前方に、f
    θ補正レンズを通過した光束を画信号入力検出部に向か
    うように屈曲させる画信号入力検出用レンズが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザス
    キャンユニット。
  4. 【請求項4】 画信号入力検出用レンズは、その入力面
    を光偏向手段で偏向反射した光束が移動する面に対して
    傾斜させていることを特徴とする請求項3記載のレーザ
    スキャンユニット。
  5. 【請求項5】 画信号入力検出用レンズは、レーザスキ
    ャンユニットのフレームに対して挿入、固定される係止
    爪を一体構造として有することを特徴とする請求項3又
    は4記載のレーザスキャンユニット。
  6. 【請求項6】 画信号入力検出用レンズは、その入力面
    を、fθ補正レンズを通過した光束を画信号入力検出部
    に向かうように屈曲させる湾曲面としており、出力面
    を、通過する光束を収束させる凸形状としていることを
    特徴とする請求項3、4又は5記載のレーザスキャンユ
    ニット。
  7. 【請求項7】 請求項1から6記載のいずれかのレーザ
    スキャンユニットを備える記録装置。
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