JP2001165700A - 磁気式位置又は移動速度検出装置 - Google Patents

磁気式位置又は移動速度検出装置

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JP2001165700A
JP2001165700A JP2000178179A JP2000178179A JP2001165700A JP 2001165700 A JP2001165700 A JP 2001165700A JP 2000178179 A JP2000178179 A JP 2000178179A JP 2000178179 A JP2000178179 A JP 2000178179A JP 2001165700 A JP2001165700 A JP 2001165700A
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Tatsumi Yoneda
立美 米田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で、磁気記録媒体2aに対して帯
磁された物が近付けられたり接触したりした場合におい
ても、磁化現象を生じることなく安定した検出動作を維
持することを可能とする。 【解決手段】 検出マグネット(磁気記録媒体)2にお
ける第2トラック2bの基準磁極部2b1以外の部分
に、補助磁極部2b2を着磁することによって、上記第
2トラック2aの全長にわたって着磁を施すこととし、
磁化され易い無着磁領域を皆無として通常の磁気的環境
では容易に磁化されることをなくし、必要な基準信号が
安定して得られるように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に記
録された磁気信号を磁気検出器によって検出するように
した磁気式位置又は移動速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気式エンコーダ等のような磁
気式位置又は移動速度検出装置では、固定部材及び移動
部材のうちのいずれか一方向側の部材に、磁気抵抗素子
などを有する磁気検出器が取り付けられているととも
に、いずれか他方側の部材には、磁気トラックが形成さ
れた磁気記録媒体が設けられており、その磁気記録媒体
の磁気トラックに記録された磁気信号を、前記磁気検出
器により検出して移動部材の位置又は移動速度を検出す
るようにしている。
【0003】例えば、インクリメンタル型の磁気式エン
コーダは、上記磁気記録媒体の磁気トラックとして、ト
ラック方向にN極とS極とが交互に連続して着磁された
第1トラックと、トラック方向の少なくとも一箇所又は
複数箇所に基準磁極部が着磁された第2トラックとを備
えていて、上記第1トラックの検出により、移動部材の
移動に伴って連続的に変化する位置検出信号(AB相信
号)を得ているとともに、第2トラックの検出により、
位置検出の基準となる信号(Z相信号)を得るようにし
ている。
【0004】このとき、上記第2トラックの基準磁極部
は、通常、上述した第1トラックにおける一対のN極及
びS極からなる1つの位置検出用磁極部と同程度の着磁
幅にて記録されており、その第2トラックにおける基準
磁極部以外の領域は、無着磁状態になされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来装置では、第2トラックにおける基準磁極部以外の
無着磁領域に、プラスチックマグネットやフェライト磁
石などのような日常的に使用されるマグネット類が近付
づけられただけで、その第2トラックの無着磁領域は、
初期磁化曲線に沿って容易に磁化されてしまう。このよ
うに無着磁領域に対して予期しない着磁が行われると、
本来の基準磁極部以外の領域から、無用な信号が発せら
れることとなってしまい、検出エラー状態に陥るおそれ
がある。上述した第2トラックの無着磁領域に対する磁
化現象は、通常のマグネット類が近接する場合に限られ
ず、例えば、作業中に帯磁されてしまったドライバ等
を、誤って落とすなどにより第2トラックに接触させて
しまった場合などにおいても容易に発生する。
【0006】そこで本発明は、簡易な構造で、磁気記録
媒体に対して帯磁された物が近付けられたり接触したり
した場合においても、磁化現象を生じることなく安定し
た検出動作を維持することができるようにした磁気式位
置又は移動速度検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、固定部材と、この固定部材
に対向しながら移動する移動部材と、これら固定部材及
び移動部材のいずれか一方側の部材に設けられた磁気記
録媒体と、上記固定部材及び移動部材のうちの他方側の
部材に設けられた磁気検出器とを備え、上記移動部材の
移動方向に沿って前記磁気記録媒体に記録された着磁ト
ラックの磁気信号を、前記磁気検出器により検出して前
記移動部材の位置又は移動速度を検出するものであっ
て、前記磁気記録媒体の磁気トラックは、トラック方向
の全長にわたって位置検出用磁極部が連続的に着磁され
た第1トラックと、その第1トラックの位置検出用磁極
部の基準磁極部がトラック方向の少なくとも一箇所に着
磁された第2トラックと、を有する磁気式位置又は移動
速度検出装置において、上記第2トラックの全長領域の
うちの前記基準磁極部以外の領域には、上記基準磁極部
とは異なる着磁状態で記録された補助磁極部が設けら
れ、当該第2トラックの全長に着磁が施されている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の補助磁極部は、当該補助磁極部の着磁電流方
向が、前記基準磁極部とは逆方向に設定されることによ
り形成されている。
【0009】さらに、請求項3記載の発明では、前記請
求項1記載の補助磁極部の着磁の大きさは、前記基準磁
極部との境界部分において基準磁極部に対して滑らかに
連続するように変化している。
【0010】さらにまた、請求項4記載の発明では、前
記請求項3記載の補助磁極部における着磁の絶対値は、
前記基準磁極部から、当該基準磁極部のトラック方向の
着磁幅以上に離間した部位まで連続的に増大している
【0011】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項3記載の補助磁極部における着磁の絶対値は、前記基
準磁極部における着磁の絶対値と同程度かそれ以上に設
定されている。
【0012】このような構成を有する請求項1記載の発
明によれば、第2トラックの基準磁極部以外の部分に補
助磁極部が着磁されていることにより、上記第2トラッ
クの全長にわたって着磁が施されていることから、磁化
され易い無着磁領域は存在しなくなっており、その結
果、通常の磁気的環境では容易に磁化されることがなく
なり、必要な基準信号が安定して得られる。
【0013】また、第2トラックの補助磁極部は、請求
項2記載の発明のように着磁電流を逆方向に設定するこ
とによって容易に成形可能となる。
【0014】さらに請求項3記載の発明のように、第2
トラックの補助磁極部の大きさを、基準磁極部に対して
滑らかに連続するように変化させ、補助磁極部に急激な
変化がないようにしておけば、基準磁極部と補助磁極部
との境界部分に無用なピーク部が形成されなくなり、一
層安定した信号検出が可能となる。
【0015】さらにまた、請求項4記載又は請求項5記
載の発明のように、第2トラックの補助磁極部を、基準
磁極部の着磁幅と同程度にまで連続変化させ、或いは第
2トラックの補助磁極部の大きさを、基準磁極部と同程
度以上に設定しておけば、無用なピーク部の発生は確実
に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。まず、図1に示されてい
る実施形態にかかるインクリメンタル型の磁気エンコー
ダ1は、リニアモータ等に取り付けられて用いられる直
線移動型の位置検出装置を構成しており、磁気記録媒体
としての長尺帯状の検出マグネット2と、この検出マグ
ネット2に近接対面するように配置された磁気検出器と
しての磁気センサー3とを備えている。これらの検出マ
グネット2及び磁気センサー3は、図示を省略した固定
部材、又はその固定部材に対向しながら移動する移動部
材のうちのいずれか一方向側及び他方側の部材にそれぞ
れ取り付けられて使用されるが、上記検出マグネット2
の表面には、移動部材の移動方向に沿って磁気トラック
が記録されており、その磁気トラックの磁気信号が、前
記磁気センサー3により検出されて、移動部材の位置又
は移動速度が検出される構成になされている。
【0017】上記磁気センサー3は、2組のセンサー部
3z及び3abを一体的に備えており、それらの各セン
サー部3z及び3abの各々は、強磁性体の薄膜で構成
した磁気抵抗素子(MR素子)R1〜R4及びR5〜R
8を内部にそれぞれ備えている。そして、前記検出マグ
ネット2の磁気トラックに記録された磁気信号に応じた
磁界が加えられることによって、上記各センサー部3z
及び3abに設けられた磁気抵抗素子R1〜R4及びR
5〜R8の内部抵抗が減少し、それらの各抵抗変化が、
例えば図2の(a)及び(b)に示されているような各
回路によって、所定の位置検出信号(Zout1,Zout2及
びAout,Bout)としてそれぞれ得られるようになって
いる。
【0018】より詳しくは、前記検出マグネット2の磁
気トラックには、当該検出マグネット2の長手方向に沿
って略平行に延在する第1トラック2a及び第2トラッ
ク2bが設けられている。そのうちの上記第1トラック
2aには、トラック方向にN極とS極とが交互に連続し
て着磁された位置検出用磁極部2a1が設けられてお
り、その位置検出用磁極部2a1に基づいて、図示を省
略した移動部材の移動に伴って上記磁気センサー3のセ
ンサー部3abから位置検出信号(AB相信号)が連続
的に得られるようになっている。
【0019】また、上記第1トラック2aに隣接して設
けられた第2トラック2bには、位置検出の基準となる
信号(Z相信号)を得るための基準磁極部2b1が、ト
ラック方向の少なくとも一箇所又は複数箇所に形成され
ている。このときの基準磁極部2b1は、上述した第1
トラック2aにおける一対のN極又はS極からなる1つ
の位置検出用磁極部2a1のトラック方向の着磁幅λと
同程度の着磁幅にて記録されており、その基準磁極部2
b1に基づいて、上記磁気センサー3のセンサー部3z
から基準信号(Z相信号)が得られるようになってい
る。
【0020】一方、上記第2トラック2bの全長領域の
うち、前記基準磁極部2b1以外の領域には、上記基準
磁極部2b1とは異なる着磁状態で記録された補助磁極
部2b2が設けられている。そして、このように補助磁
極部2b2が、上記基準磁極部2b1に付加的に設けら
れていることによって、上記第2トラック2bの全長領
域が着磁状態になされている。
【0021】このとき、上記補助磁極部2b2は、図示
を省略した着磁機の着磁電流を、上記基準磁極部2b1
とは逆向きに設定することにより形成されている。すな
わち、まず図3(a)に示されているように、上記基準
磁極部2b1を形成する部位に対しては、λ/2のトラ
ック幅に相当する時間の間に、正弦波状の正の着磁電流
Aが与えられる。一方、その基準磁極部2b1を形成す
るための正の弦波状着磁電流Aの前後には、それとは逆
向きの負の着磁電流Bが与えられ、その負の着磁電流B
によって、上述した補助磁極部2b2の着磁が行われる
ようになっている。
【0022】このとき、上記補助磁極部2b2の着磁の
大きさ、すなわち上述した負の着磁電流Bの絶対値は、
前記基準磁極部2b1との境界部分において、当該基準
磁極部2b1に対して滑らかに連続するように変化して
おり、上記補助磁極部2b2の着磁の絶対値は、上記基
準磁極部2b1からトラック方向に離れるに従って連続
的に増大するような滑らかな曲線に設定されている。そ
して、この補助磁極部2b2における着磁の絶対値は、
上記基準磁極部2b1におけるトラック方向の長さ(λ
/2)以上離間した部位において、基準磁極部2b1の
着磁の絶対値とほぼ同じかやや大きくなるように設定さ
れている。
【0023】このような図3(a)に示された着磁電流
A,Bの設定によって着磁された第2トラック2bを用
いた場合には、上述した磁気センサー3のセンサー部3
zからは、例えば図3(b)に示されているようなセン
サー出力が得られ、そのセンサー出力の主ピーク部に相
当する部分に、図3(c)に示されているような基準信
号(Z相出力)が良好に得られる。
【0024】これに対して、上記補助磁極部2b2の着
磁電流Bが、例えば図4(a)に示されているように、
基準磁極部2b1との境界部分において急激に変化する
ように設定されていると、磁気センサー3のセンサー部
3zからのセンサー出力には、例えば図4(b)に示さ
れているように、中央の本来の主ピーク部の前後両側に
第2のピーク部が現出することとなり、その結果、図4
(c)に示されているように、基準信号(Z相信号)の
前後両側に、無用なエラー信号が生成されてしまう。
【0025】このように本実施形態では、第2トラック
2bの基準磁極部2b1以外の領域に補助磁極部2b2
が着磁され、それによって当該第2トラック2bの全長
領域に着磁が施された状態としているので、従来のよう
な磁化され易い無着磁領域が存在しなくなっており、従
って、通常の磁気的環境では第2トラック2bが容易に
磁化されることがなくなり、必要な基準信号が安定して
得られる。
【0026】このとき本実施形態では、補助磁極部2b
2の着磁の絶対値を、基準磁極部2b1の着磁の絶対値
とほぼ同じかやや大きくなるように設定されていること
から、上述した作用は確実に得られる。
【0027】また、上記第2トラック2bの補助磁極部
2b2は、本実施形態のように着磁電流を逆方向に設定
することによって容易に成形可能となる。
【0028】さらに本実施形態では、第2トラック2b
の補助磁極部2b2の大きさを、基準磁極部2b1に対
して滑らかに連続するように変化させていることによっ
て、補助磁極部2b2に急激な変化がないようにしてい
るので、基準磁極部2b1と補助磁極部2b2との境界
部分において無用なピーク部の発生がなくなり、一層安
定した信号検出が可能となっている。
【0029】一方、前記第2トラック2bにおける基準
磁極部2b1及び補助磁極部2b2の着磁電流A,B
を、例えば図5(a),(b),(c)に示されている
ように設定することとしても、上述した実施形態と同様
な出力信号が得られる。すなわち、図5(a)では、補
助磁極部2b2の着磁電流の境界部分を直線的に変化さ
せており、図5(b)は、基準磁極部2b1を矩形波状
に設定したものであり、図5(c)では、基準磁極部2
b1を矩形波状に設定し、かつ補助磁極部2b2の着磁
電流の境界部分を直線的に変化させている。
【0030】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0031】例えば、上述した実施形態は、リニアモー
タ等に取り付けられて用いられる直線移動型の位置検出
装置に本発明を適用したものであるが、それ以外の回転
移動型の位置検出装置に対しても本発明は同様に適用す
ることができる。また、本発明は、上記実施形態のよう
なインクリメンタル型磁気エンコーダ以外の多種多様な
磁気式位置又は移動速度検出装置に対しても同様に適用
することが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
かかる磁気検出装置は、磁気記録媒体における第2トラ
ックの基準磁極部以外の部分に、補助磁極部を着磁する
ことによって、上記第2トラックの全長にわたって着磁
を施し、磁化され易い無着磁領域を皆無としたものであ
るから、通常の磁気的環境では容易に磁化されることが
なくなり、必要な基準信号が安定して得られることとな
り、簡易な構造で、磁気記録媒体に対して帯磁された物
が近付けられたり接触したりした場合においても、磁化
現象を生じることなく安定した検出動作を維持すること
ができ、磁気検出装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0033】また、請求項2記載の発明にかかる磁気検
出装置は、第2トラックの補助磁極部を着磁電流の逆方
向設定によって容易に成形可能としたものであるから、
上述した請求項1にかかる装置の生産性を高めることが
できる。
【0034】さらに請求項3記載の発明にかかる磁気検
出装置は、第2トラックの補助磁極部の大きさを、基準
磁極部に対して滑らかに連続するように変化させ、補助
磁極部に急激な変化がないようにして、基準磁極部と補
助磁極部との境界部分に無用なピーク部を形成させない
ようにしたものであるから、一層安定した信号検出が可
能となり、上述した請求項1の効果をさらに向上させる
ことができる。
【0035】さらにまた、請求項4記載又は請求項5記
載の発明にかかる磁気検出装置は、第2トラックの補助
磁極部を、基準磁極部の着磁幅と同程度にまで連続変化
させ、或いは第2トラックの補助磁極部の大きさを、基
準磁極部と同程度以上に設定することによって、無用な
ピーク部の発生を確実に防止したものであるから、上述
した請求項1の効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる磁気式位置又は移
動速度検出装置における要部の構成を表した外観斜視説
明図である。
【図2】図1に示された装置の磁気検出器に設けられた
2組の磁気センサー部にそれぞれ対応した出力回路の一
例を表した回路説明図である。
【図3】図1に示された装置の第2トラックを着磁する
ための着磁電流(a)、その着磁電流により形成された
第2トラックの検出出力信号(b)、その第2トラック
の検出出力信号により得られたZ相信号(c)を表した
線図である。本発明の更に他の実施形態にかかる要部を
拡大して表した部分水平断面説明図である。
【図4】不良な第2トラックが着磁されてしまう場合の
着磁電流(a)、その着磁電流により形成された第2ト
ラックの検出出力信号(b)、その第2トラックの検出
出力信号により得られたZ相信号(c)を表した線図で
ある。
【図5】第2トラックを着磁する着磁電流の他の例を表
した線図である。
【符号の説明】
1 インクリメンタル型磁気エンコーダ 2 検出マグネット(磁気記録媒体) 2a 第1トラック 2a1 位置検出用磁極部 2b 第2トラック 2b1 基準磁極部 2b2 補助磁極部 3 磁気センサー(磁気検出器) 3z,3ab センサー部 R1〜R4,R5〜R8 磁気抵抗素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と、この固定部材に対向しなが
    ら移動する移動部材と、これら固定部材及び移動部材の
    いずれか一方側の部材に設けられた磁気記録媒体と、上
    記固定部材及び移動部材のうちの他方側の部材に設けら
    れた磁気検出器とを備え、上記移動部材の移動方向に沿
    って前記磁気記録媒体に記録された着磁トラックの磁気
    信号を、前記磁気検出器により検出して前記移動部材の
    位置又は移動速度を検出するものであって、 前記磁気記録媒体の磁気トラックは、トラック方向の全
    長にわたって位置検出用磁極部が連続的に着磁された第
    1トラックと、その第1トラックの位置検出用磁極部の
    基準磁極部がトラック方向の少なくとも一箇所に着磁さ
    れた第2トラックと、を有する磁気式位置又は移動速度
    検出装置において、 上記第2トラックの全長領域のうちの前記基準磁極部以
    外の領域には、上記基準磁極部とは異なる着磁状態で記
    録された補助磁極部が設けられ、当該第2トラックの全
    長に着磁が施されていることを特徴とする磁気式位置又
    は移動速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記補助磁極部は、当該補助磁極部の着
    磁電流方向が、前記基準磁極部とは逆方向に設定される
    ことにより形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気式位置又は移動速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記補助磁極部の着磁の大きさは、前記
    基準磁極部との境界部分において基準磁極部に対して滑
    らかに連続するように変化していることを特徴とする請
    求項1記載の磁気式位置又は移動速度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記補助磁極部における着磁の絶対値
    は、前記基準磁極部から、当該基準磁極部のトラック方
    向の着磁幅以上に離間した部位まで連続的に増大してい
    ることを特徴とする請求項3記載の磁気式位置又は移動
    速度検出装置。
  5. 【請求項5】 前記補助磁極部における着磁の絶対値
    は、前記基準磁極部における着磁の絶対値と同程度かそ
    れ以上に設定されていることを特徴とする請求項3記載
    の磁気式位置又は移動速度検出装置。
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