JP2510781B2 - 磁気イメ―ジセンサ - Google Patents
磁気イメ―ジセンサInfo
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- JP2510781B2 JP2510781B2 JP32296490A JP32296490A JP2510781B2 JP 2510781 B2 JP2510781 B2 JP 2510781B2 JP 32296490 A JP32296490 A JP 32296490A JP 32296490 A JP32296490 A JP 32296490A JP 2510781 B2 JP2510781 B2 JP 2510781B2
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Description
み取り、紙幣の磁気インク等の磁界を一次元イメージと
して読み取るためのイメージセンサに関し、特に媒体を
搬送することにより、2次元の磁気イメージを容易に取
りこむことを可能にしたものである。
に存在する磁性体の発生する磁界を検出する場合、多チ
ャンネルのギャップ式磁気ヘッド、磁気抵抗素子アレ
イ、ホール素子アレイ等が用いられていたが価格的にも
高いものであり、検出回路も多チャンネル分を必要と
し、回路量も大きなものになる等の欠点があった。
62−54871号がある。
ンサを多数並べることにより実現していた、一次元磁気
イメージセンサ機能を同じものを小さくして並べる手法
によらず、全く異なる動作原理で動く、零〜負磁歪係数
を持つ磁性ワイアに円周方向の磁化を与えたものの内部
磁化反転時のパルス信号を外部磁界で変調することによ
り、1つの検出回路で多チャンネル分に分割された磁界
を検出させることにある。
させ、それに励振コイルにより励振磁界をかけると励振
磁界の強さに応じて、円周方向磁化反転時のパルス電圧
が発生する。このとき励振磁界の他に、外部磁界がある
と、磁化反転時のパルス電圧は励振磁界と外部磁界両者
の影響を受ける。よって励振磁界を予め定められた値に
しておけば、磁化反転時のパルス電圧のうちの所定量を
差し引くことにより、外部磁界の強さが検出できる。ま
た励振コイルを分割して配置し、スイッチにより順次切
り換えることにより、各々該当する励振コイル近辺の外
部磁界が検出できることになり、磁気イメージセンサが
実現できる。
る方法としては磁性ワイアに適度なひねりを与えること
により実現できる。
等の方法により円周方向の磁化を与えたものは、外部磁
界がある一定値を越えたとき、磁化の反転を起こし、こ
のとき、磁束をφとしたときの−dφ/dtに比例した電
圧を発生する。よってこの磁性ワイアを励振したとき、
磁性ワイア両端には磁化反転時のパルス電圧が発生す
る。ここで磁性ワイアの近辺に励振コイルによる磁界以
外の磁界が存在した場合、磁性ワイアには両者の合成さ
れた磁界が加わることとなり、合成された磁界により、
内部磁化の反転が起こる。すなわち、外部磁界は励振磁
界をキャリアとしたときの変調信号として働き、磁化反
転による信号の処理により外部磁界の分離検出が行なわ
れる。外部磁界を高分解能で検出させるためには励振磁
界の範囲を狭くすれば良く、フェライト等により巻線を
行なったもので実現することが出来る。
す。磁気イメージセンサは検出体である磁性ワイア1、
該ワイア1に局部的な励振磁界を与える1つ以上の励振
コイル3、励振コイル各々の巻線4に流れる励振電流を
切り換えるための切換えスイッチ5、励振電流を供給す
る発振器6から成る。
すが、磁性ワイア1の内部には図示のように円周方向の
磁化が起こしてある。
向が反転し、このとき端子2,AB間にパルス状の電圧を発
生する。この様子を図4に示す。検出信号は励振電流≒
励振磁界の位相に対応した位相でパルスを発生する。し
かしここで励振磁界以外の外部磁界が存在すると磁性ワ
イア1内部の磁化の一部にあらかじめ方向変化を生じ励
振磁界の印加によって端子A,Bにパルス電圧を生じない
状態となる。すなわち、外部磁界により検出信号の大き
さが変調されることとなる。この原理により磁性ワイア
1にはパルス電圧が発生するが、外部磁界により変調を
受けるのは各励振された磁性ワイア1の部分であり他の
部分は変調されない。よって励振コイル3を分割するこ
とにより磁気イメージセンサとしての分解能を上げるこ
とが可能である。励振コイル3の実現方法としてはフェ
ライト棒に巻線をしたももの他、銅貼積層板(プリント
基板)を多層にすることにより基板上のパターン(うず
巻き状等)としても実現が可能である。励振コイル3を
分割することによりこれらを順次励振することにより感
度を持つ部位が移動するため、磁気イメージセンサが実
現される。励振電流は設計によっては数10mA以下である
ため、切換スイッチ5としては一般のアナログスイッチ
等が利用可能である。
号を示したものであり、C1〜C6のC1〜C4を示すが励振信
号は順次切り換えられてゆく。
は変調を受け、図3A−B間検出信号のような振幅の変調
された検出信号となってあらわれる。
用いた場合、円周方向の磁化が起こしやすく、特にワイ
アを1ターン/10cm程度の割合でひねりを加えることに
より磁化が安定する。
半導体技術を用いずに、広い範囲を必要な分解能で検出
可能な磁気イメージセンサが実現できる。また構造は他
のものに比し極めて単純なものとなりコストダウンが容
易である。また動作原理が静止読み取りであり、検出媒
体の移動速度に依存しない。
ある。 第2図は、本磁気イメージセンサの検出ユニットの概念
図である。 第3図は、磁気イメージセンサ検出信号のタイミング図
である。 第4図は、同検出信号のタイミング拡大図である。 1……磁性ワイア,2……端子,3……励振コイル,4……巻
線,5……切換スイッチ,6……発振器。
Claims (1)
- 【請求項1】零あるいは負の磁歪係数を持つ磁性ワイア
と該ワイアに分割して磁界を与える励振コイルから成り
外部磁界の検出を行なう磁気イメージセンサにおいて、
励振コイルを順次切り換えることにより、磁性ワイアに
発生する磁性ワイア内部の磁化反転によるパルス電圧
が、各励振コイル近辺の磁界により変調されるようにし
たことを特徴とする磁気イメージセンサ。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32296490A JP2510781B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 磁気イメ―ジセンサ |
DE69132528T DE69132528T2 (de) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Koordinateneingabegerät basierend auf dem Mateucci-Effekt |
EP91120183A EP0488167B1 (en) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Magnetic detector based on Mateucci effect |
EP95118295A EP0706057B1 (en) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Magnetic image sensor using Matteucci effect |
KR1019910021190A KR960006091B1 (ko) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | 마테우치효과를 이용한 자기검출기 |
DE69132101T DE69132101T2 (de) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Magnetbildsensor basierend auf dem Mateucci Effekt |
US07/797,923 US5298689A (en) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Coordinate input device using Matteucci effect |
EP96113405A EP0751398B1 (en) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Coordinate input device using Mateucci effect |
DE69127530T DE69127530T2 (de) | 1990-11-28 | 1991-11-26 | Magnetdetektor auf der Grundlage des Mateucci-Effekts |
US08/118,764 US5446377A (en) | 1990-11-28 | 1993-09-10 | Magnetic detector using Matteucci effect |
KR1019950050864A KR960004557B1 (ko) | 1990-11-28 | 1995-12-16 | 마테우치효과를 이용한 자기이미지센서 |
KR1019950050863A KR960004556B1 (ko) | 1990-11-28 | 1995-12-16 | 마테우치효과를 이용한 좌표입력장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32296490A JP2510781B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 磁気イメ―ジセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04195811A JPH04195811A (ja) | 1992-07-15 |
JP2510781B2 true JP2510781B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=18149615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32296490A Expired - Lifetime JP2510781B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 磁気イメ―ジセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510781B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4527752B2 (ja) | 2007-06-22 | 2010-08-18 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 紙葉類識別装置及びそのセンサ部 |
CN111292232B (zh) * | 2018-12-06 | 2023-08-15 | 成都微晶景泰科技有限公司 | 透镜阵列图像拼接方法、装置及存储介质 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP32296490A patent/JP2510781B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04195811A (ja) | 1992-07-15 |
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