JP2001165535A - 空気調和機の製造方法 - Google Patents

空気調和機の製造方法

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JP2001165535A
JP2001165535A JP34713199A JP34713199A JP2001165535A JP 2001165535 A JP2001165535 A JP 2001165535A JP 34713199 A JP34713199 A JP 34713199A JP 34713199 A JP34713199 A JP 34713199A JP 2001165535 A JP2001165535 A JP 2001165535A
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JP
Japan
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air conditioner
gas
refrigerant
pressure
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JP34713199A
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English (en)
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Shiohiro Minemura
四方太 峰村
Hironao Numamoto
浩直 沼本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R410A用空気調和機について、サイクル
構成部品のコンタミ物が多いとキャピラリチューブ方式
のものではこれら残留したコンタミ物が吐出ガス流の勢
いで移動し、最終流速の低下するキャピラリチューブ部
分に堆積して絞りの負荷が上昇、詰まり等に至ってい
た。 【解決手段】 室内機の銅配管内部に常温常圧で気体状
態となる物質を気液混合状態で充填した後、前記物質を
一気に系外に排出することによって銅配管内部を洗浄す
る空気調和機の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の製造
工程における洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、R22用空気調和機では室内機の
気密検査を冷媒R22の加圧で充填しリークテスターで
漏れを検査していた。しかしHCFCの排出禁止でHe
ガスディテクター方式になり、従来R22ガスと共に外
部へ排出されていた銅粉、酸化銅紛が内部に残留する状
態となっていた。
【0003】また、R22用空気調和機では冷凍サイク
ル部品を溶媒R141b(沸点;32.1℃)で真空ポンプ
減圧方式で洗浄していた場合もある。しかし、R410
A用空気調和機では冷凍機油としてエステル油等が使用
され、R141bに対して十分な信頼性が保証されてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この結果、冷凍サイク
ルの絞り工程がキャピラリチューブ方式のものではこれ
ら残留したコンタミ物が吐出ガス流の勢いで移動し、最
終流速の低下するキャピラリチューブ部分に堆積して絞
りの負荷が上昇、詰まり等に至っていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、室内機の銅配管内部に常温常圧で気体状態
となる物質を気液状態で充填した後、前記物質を一気に
系外に排出することによって銅配管内部を洗浄する空気
調和機の製造方法である。
【0006】上記構成によって、銅配管内部に存在する
コンタミ物は常温常圧で気体状態となる物質が気液状態
で一気に系外に排出される時、液体部分は激しく蒸発し
て突沸状態となるので管壁等に付着しているコンタミ物
も前記運動エネルギー作用で系外へ排出される結果とな
る。その結果十分にコンタミ物を清浄化可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するための請求
項1記載の発明は、室内機の銅配管内部に常温常圧で気
体状態となる物質を気液状態で充填した後、前記物質を
一気に系外に排出することによって銅配管内部を洗浄す
る空気調和機の製造方法である。
【0008】請求項2記載の発明は、室内機の熱交換器
銅管内部に常温常圧で気体状態となる物質を気液状態で
充填した後、前記物質を一気に系外に排出することによ
って銅管内部を洗浄する空気調和機の製造方法である。
【0009】請求項3記載の発明は、室外機の熱交換器
銅管内部に常温常圧で気体状態となる物質を気液状態で
充填した後、前記物質を一気に系外に排出することによ
って銅管内部を洗浄する空気調和機の製造方法である。
【0010】請求項4記載の発明は、常温常圧で気体状
態となる物質がR410A、R407C、プロパン、イ
ソブタンである空気調和機の製造方法である。
【0011】請求項5記載の発明は、常温常圧で気体状
態となる物質を気液混合状態で銅管内部に充填し、銅管
部に振動を加えた後、前記物質を系外に排出する空気調
和機の製造方法である。
【0012】請求項6記載の発明は、常温常圧で気体状
態となる物質を系外に排出する時、蒸発器、圧縮機、凝
縮器を通過させることで前記物質を液体状態として回収
する空気調和機の製造方法である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は室内機を製造工程において洗浄する
システム構成図である。
【0015】室内機1は800×300×200の大きさで銅配管
内容積は1100mlである。室内機1の接続配管用継ぎ手
部A,BはR410Aの供給用冷媒ボンベ2と冷媒回収
装置3と耐圧ホースで接続され、冷媒回収装置3と回収
用冷媒ボンベ4も耐圧ホースで接続される。冷媒ボンベ
2と継ぎ手部Aとの間にはバルブ5が配設されている。
次ぎに冷媒回収装置3内部の概略構成について説明す
る。冷媒回収装置3おいて、6は被冷媒回収物である室
内機に接続される接続部である。7は冷媒回収の完了時
点のタイミングを知らせるための圧力スイッチである。
8は室内機内の冷媒圧力を表示する圧力計である。9は
フィルターで、室内機からのコンタミ物の流入を防止す
るものである。10はドライヤーで、回収冷媒の水分を
除去するためのものである。11は室内機より排出され
た冷媒を気化するための蒸発器であり、それを補助する
ためプロペラファン12およびファンモータ13が配設
されている。14はオイルセパレータで排出された冷媒
に随伴したオイルを分離するためのものである。15は
アキュムレータで圧縮機の吸入ロに液冷媒が入り込まな
いようにするためのタンクである。16は圧縮機で、吸
入ロより流入してくるガス状の冷媒を圧縮して高温高圧
のガスとして排出口より吐出するためのものである。ま
た圧縮機16は冷媒の再利用を考慮してオイルフリータ
イプを使用した。17は熱交換器で、圧縮機16で圧縮
されたガス冷媒を液冷媒にする凝縮部であり、それを補
助するためプロペラファン18およびファンモータ19
が配設されている。20は逆止弁で、後述する冷媒回収
ボンベに回収された液状の冷媒が気化して凝縮部側に逆
流するのを防ぐためのものである。
【0016】上記システム構成図を使用して室内機を洗
浄した方法について以下に説明する。
【0017】まず供給用冷媒ボンベ2の液冷媒状態部か
らバルブ5を開放することによって100〜200g程度のR
410Aを室内機1に充填した後、バルブ5を閉塞する。
次ぎに室内機1全体を加振するか、もしくは銅配管部に
圧電素子を直接くっつけることによって内部に充填され
た気液冷媒を銅配管内に十分行きわたらせる。(図示せ
ず)その後圧縮機16を稼動させて冷媒をフィルター
9、ドライヤー10を通過させ、蒸発器11で十分にガ
ス化させる。その後冷媒に随伴してきたオイルをオイル
セパレータ14で除去し、アキュムレータ15を経て圧
縮機16の吸入口から吸入すると、吸入された冷媒は圧
縮され、高温高圧のガス冷媒に変わる。圧縮された冷媒
は再度凝縮器17を経て液冷媒に変わり、最終冷媒回収
装置3本体と回収用冷媒ボンベ4を接続する経路を経て
冷媒ボンベ4内に貯留される。圧力計8が負圧になる直
前、たとえば0.2kgf/cm2で圧力スイッチ7が作動して圧
縮機16を停止する。
【0018】上記実施例によって得られた室内機と洗浄
前の室内機とでは清浄度についてオイル分で5mg、ゴ
ミ異物分で10mgの有意差を得ることができた。
【0019】本実施例では、室内機全体を冷媒R410
Aで洗浄した場合について説明したが、室内機の主たる
銅管部を占める熱交換器だけを同様な方法で洗浄した場
合にも十分なコンタミ除去効果が得られた。また、室外
機熱交換器単品を同様な方法で洗浄した場合にも十分な
コンタミ除去効果が得られた。
【0020】本実施例では、冷媒R410Aで洗浄した
場合について説明したが、本発明に使用できる常温常圧
で気体状態であり、被洗浄物に気液状態で充填できる物
質としては他にR407C、プロパン、イソブタンがあ
る。
【0021】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、製造組み立て後銅配管内部に存
在するコンタミ物は常温常圧で気体状態となる物質が気
液状態で一気に系外に排出される時、液体部分は激しく
蒸発して突沸状態となるので管壁等に付着しているコン
タミ物も前記運動エネルギー作用で系外へ排出される結
果となる。その結果十分にコンタミ物を清浄化可能とな
る。
【0022】請求項2記載の発明によれば、室内熱交換
器単品に対して常温常圧で気体状態となる物質が気液状
態で一気に系外に排出される時、液体部分は激しく蒸発
して突沸状態となるので管壁等に付着しているコンタミ
物も前記運動エネルギー作用で系外へ排出される結果と
なる。その結果十分にコンタミ物を清浄化可能となる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、室外熱交換
器単品に対して常温常圧で気体状態となる物質が気液状
態で一気に系外に排出される時、液体部分は激しく蒸発
して突沸状態となるので管壁等に付着しているコンタミ
物も前記運動エネルギー作用で系外へ排出される結果と
なる。その結果十分にコンタミ物を清浄化可能となる。
【0024】請求項4記載の発明によれば、冷媒あるい
は低沸点な炭化水素を気液状態で充填することで系外に
排出する時液体部分を激しく蒸発させて内部を突沸状態
とすることができる。
【0025】請求項5記載の発明によれば、銅管部に振
動を加えることでコンタミ物を銅管壁面より積極的に除
去することができる。
【0026】請求項6記載の発明によれば、製品または
部品の洗浄に使用する冷媒あるいは炭化水素を回収して
再利用することで環境負荷を低減できるとともに信頼性
の高い製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いる室内機を製造工程にお
いて洗浄するシステム構成図
【符号の説明】
1 室内機 2 供給用冷媒ボンベ 3 冷媒回収装置 4 回収用冷媒ボンベ 5 バルブ 6 接続部 7 圧力スイッチ 8 圧力計 9 フィルター 10 ドライヤー 11 蒸発器 12 プロペラファン 13 ファンモータ 14 オイルセパレータ 15 アキュムレータ 16 圧縮機 17 凝縮器 18 プロペラファン 19 ファンモータ 20 逆止弁搭載

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機の配管内部に常温常圧で気体状態
    となる物質を気液混合状態で充填した後、前記物質を系
    外に排出することによって配管内部を洗浄することを特
    徴とする空気調和機の製造方法。
  2. 【請求項2】 室内機の熱交換器配管内部に常温常圧で
    気体状態となる物質を気液状態で充填した後、前記物質
    を系外に排出することによって配管内部を洗浄すること
    を特徴とする空気調和機の製造方法。
  3. 【請求項3】 室外機の熱交換器配管内部に常温常圧で
    気体状態となる物質を気液状態で充填した後、前記物質
    を系外に排出することによって配管内部を洗浄すること
    を特徴とする空気調和機の製造方法。
  4. 【請求項4】 常温常圧で気体状態となる物質がR41
    0A、R407C、プロパン、イソブタンであることを
    特徴とする請求項1〜3記載の空気調和機の製造方法。
  5. 【請求項5】 常温常圧で気体状態となる物質を気液混
    合状態で配管内部に充填し、配管部に振動を加えた後、
    前記物質を系外に排出することを特徴とする請求項1〜
    4記載の空気調和機の製造方法。
  6. 【請求項6】 常温常圧で気体状態となる物質を系外に
    排出する時、蒸発器、圧縮機、凝縮器を通過させること
    で前記物質を液体状態として回収することを特徴とする
    請求項1〜5記載の空気調和機の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007505963A (ja) * 2003-09-19 2007-03-15 アルケマ フランス ヒドロフルオロカーボンを基にした組成物及びその使用
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